JPH07105454A - 物品の盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置 - Google Patents
物品の盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置Info
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- JPH07105454A JPH07105454A JP25176093A JP25176093A JPH07105454A JP H07105454 A JPH07105454 A JP H07105454A JP 25176093 A JP25176093 A JP 25176093A JP 25176093 A JP25176093 A JP 25176093A JP H07105454 A JPH07105454 A JP H07105454A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の非晶質強磁性金属を用いた標識に比べて
検出を容易にすることを主要な目的とする。 【構成】盗難防止用標識12に、Fe−Si単結晶合金
線からなるFe−Si素子13が使われている。この標
識12を付した物品11は、交番磁界を与える調査領域
10に通され、この素子13の保磁力を超える振幅の交
番磁界が与えられるようになっている。このFe−Si
素子13は交番磁界によって急峻な磁化反転を生じるこ
とにより、パルス状の出力電圧を生じる。また、物品1
1の通過を検知する装置20は、調査領域10に交番磁
界を与える手段を有する送信機22と、上記交番磁界を
受信する受信機24と、上記素子13の磁化反転時に生
じるパルス状の出力を検出する電気回路部25と、上記
出力が検出された時にこの物品11を管理する者に標識
12の通過を知らせる報知手段35を具備している。
検出を容易にすることを主要な目的とする。 【構成】盗難防止用標識12に、Fe−Si単結晶合金
線からなるFe−Si素子13が使われている。この標
識12を付した物品11は、交番磁界を与える調査領域
10に通され、この素子13の保磁力を超える振幅の交
番磁界が与えられるようになっている。このFe−Si
素子13は交番磁界によって急峻な磁化反転を生じるこ
とにより、パルス状の出力電圧を生じる。また、物品1
1の通過を検知する装置20は、調査領域10に交番磁
界を与える手段を有する送信機22と、上記交番磁界を
受信する受信機24と、上記素子13の磁化反転時に生
じるパルス状の出力を検出する電気回路部25と、上記
出力が検出された時にこの物品11を管理する者に標識
12の通過を知らせる報知手段35を具備している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば商店などにお
いて万引を防止したり、各種催し物会場やオフィスなど
において物品の盗難を防止する等の用途に適した物品の
盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置に関す
る。
いて万引を防止したり、各種催し物会場やオフィスなど
において物品の盗難を防止する等の用途に適した物品の
盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の盗難防止用標識は、例えば特公昭
58−53800号公報や特開昭58−39396号公
報に記載されているように、FeやCo等を含む非晶質
の強磁性金属を用いている。強磁性金属を用いた標識
は、交番磁界を与えた時に比較的急峻に磁化の向きが反
転するため、この磁化反転をコイルで検出すると、その
出力は高周波成分を含んだ信号となる。そしてこの高周
波成分の有無を検出することによって、標識の有無を検
出するようにしている。
58−53800号公報や特開昭58−39396号公
報に記載されているように、FeやCo等を含む非晶質
の強磁性金属を用いている。強磁性金属を用いた標識
は、交番磁界を与えた時に比較的急峻に磁化の向きが反
転するため、この磁化反転をコイルで検出すると、その
出力は高周波成分を含んだ信号となる。そしてこの高周
波成分の有無を検出することによって、標識の有無を検
出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例に用いられている強磁性金属は一般に磁歪が大きいた
め、例えばこの強磁性金属を物品に完全に固定するなど
して磁歪を妨害すると、磁化反転が遅くなることによっ
て所望の出力が得られなくなり、結果的に標識を検出で
きなくなってしまう。このため強磁性金属を用いた標識
の場合は、標識を物品に固定する際に強磁性金属の周囲
に隙間を設けるなどの対策が必要となり、その分だけ標
識の製造コストが高くなる。
例に用いられている強磁性金属は一般に磁歪が大きいた
め、例えばこの強磁性金属を物品に完全に固定するなど
して磁歪を妨害すると、磁化反転が遅くなることによっ
て所望の出力が得られなくなり、結果的に標識を検出で
きなくなってしまう。このため強磁性金属を用いた標識
の場合は、標識を物品に固定する際に強磁性金属の周囲
に隙間を設けるなどの対策が必要となり、その分だけ標
識の製造コストが高くなる。
【0004】また、上記強磁性金属は飽和磁束密度がき
わめて低いため、検出用コイルに誘起される出力電圧も
小さい。このため所望の検出精度を得るには、交番磁界
の周波数を高くする、検出用コイルを高感度にする、強
磁性金属の断面積を大きくする、ノイズを低減させる、
などの対策が必要となり、その結果、標識や検出装置が
大形化するとともにコストが高くなるなどの問題を生じ
る。
わめて低いため、検出用コイルに誘起される出力電圧も
小さい。このため所望の検出精度を得るには、交番磁界
の周波数を高くする、検出用コイルを高感度にする、強
磁性金属の断面積を大きくする、ノイズを低減させる、
などの対策が必要となり、その結果、標識や検出装置が
大形化するとともにコストが高くなるなどの問題を生じ
る。
【0005】従って本発明の目的は、磁歪が小さくかつ
飽和磁束密度が大きいなど、検出が容易な出力が得られ
る盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置を提
供することにある。
飽和磁束密度が大きいなど、検出が容易な出力が得られ
る盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に本発明では、標識にFe−Si合金を用いている。す
なわち、交番磁界が与えられた調査領域を通る物品に設
けられる盗難防止用標識であって、Fe−Si単結晶合
金からなり、その保磁力を超える交番磁界を与えた時に
急峻な磁化反転を生じることによってパルス状の出力電
圧を生じるFe−Si素子を具備している。本発明に適
用されるFe−Si合金のSi濃度は6〜7wt%であ
る。
に本発明では、標識にFe−Si合金を用いている。す
なわち、交番磁界が与えられた調査領域を通る物品に設
けられる盗難防止用標識であって、Fe−Si単結晶合
金からなり、その保磁力を超える交番磁界を与えた時に
急峻な磁化反転を生じることによってパルス状の出力電
圧を生じるFe−Si素子を具備している。本発明に適
用されるFe−Si合金のSi濃度は6〜7wt%であ
る。
【0007】また、本発明による検知装置は、物品が通
過する調査領域に交番磁界を与える手段を有する送信機
と、上記送信機が発した交番磁界を受信する手段を有す
る受信機と、上記物品に設けられたFe−Si単結晶合
金からなる素子に上記交番磁界を与えた時にこの素子の
磁化反転によって生じるパルス状の出力を検出する電気
回路部と、上記パルス状の出力が検出された時に上記物
品を管理する者に標識の通過を知らせる報知手段とを具
備している。
過する調査領域に交番磁界を与える手段を有する送信機
と、上記送信機が発した交番磁界を受信する手段を有す
る受信機と、上記物品に設けられたFe−Si単結晶合
金からなる素子に上記交番磁界を与えた時にこの素子の
磁化反転によって生じるパルス状の出力を検出する電気
回路部と、上記パルス状の出力が検出された時に上記物
品を管理する者に標識の通過を知らせる報知手段とを具
備している。
【0008】
【作用】本発明に適用されるFe−Si素子は、その形
状と結晶構造による磁気的な効果により、素子の軸方向
に強い磁気異方性をもつ。このため、この素子の保磁力
よりも大きな振幅の交番磁界を与えると、大バルクハウ
ゼン効果によって、きわめて急峻な磁化反転が起こる。
例えばこの磁化反転をコイルによって検出することによ
り、パルス状の出力電圧が得られる。このパルスの幅は
きわめて小さいため、高周波成分が多く含まれている。
しかもこの磁化反転は、与える交番磁界の周波数にはほ
とんど依存しない。このFe−Si素子は磁化反転時の
磁歪がほとんどゼロであるから、標識を物品に完全に固
定しても磁化反転が遅れることはない。
状と結晶構造による磁気的な効果により、素子の軸方向
に強い磁気異方性をもつ。このため、この素子の保磁力
よりも大きな振幅の交番磁界を与えると、大バルクハウ
ゼン効果によって、きわめて急峻な磁化反転が起こる。
例えばこの磁化反転をコイルによって検出することによ
り、パルス状の出力電圧が得られる。このパルスの幅は
きわめて小さいため、高周波成分が多く含まれている。
しかもこの磁化反転は、与える交番磁界の周波数にはほ
とんど依存しない。このFe−Si素子は磁化反転時の
磁歪がほとんどゼロであるから、標識を物品に完全に固
定しても磁化反転が遅れることはない。
【0009】上述のFe−Si素子を用いた盗難防止用
標識の検出は、交番磁界を与えるコイル等を備えた送信
機と、上記素子の磁化反転を検出するコイル等を備えた
受信機とにより行われる。上記送信機から交番磁界を発
生させ、送信機と受信機との間の交番磁界の強さを上記
素子の保磁力よりも大きくしておく。受信機は送信機が
発する磁界を検出するので、この磁界成分を例えば低域
フィルタなどによって除去する。上記素子の磁化反転に
よるパルス出力は高周波であるから、低域フィルタで減
衰することなく検出される。
標識の検出は、交番磁界を与えるコイル等を備えた送信
機と、上記素子の磁化反転を検出するコイル等を備えた
受信機とにより行われる。上記送信機から交番磁界を発
生させ、送信機と受信機との間の交番磁界の強さを上記
素子の保磁力よりも大きくしておく。受信機は送信機が
発する磁界を検出するので、この磁界成分を例えば低域
フィルタなどによって除去する。上記素子の磁化反転に
よるパルス出力は高周波であるから、低域フィルタで減
衰することなく検出される。
【0010】上記Fe−Si素子の磁化反転は、与える
交番磁界の周波数にほとんど依存しないため、従来の非
晶質強磁性金属からなる標識を検出する時に比べて、送
信機の周波数を低くすることができる。その結果、送信
機のコイルの発熱を抑えることができ、より大きな振幅
の磁界を発生可能であるため、送信機と受信機との距
離、例えば検査用ゲートの間隔を大きくすることができ
る。あるいは送信機を小形化できる。
交番磁界の周波数にほとんど依存しないため、従来の非
晶質強磁性金属からなる標識を検出する時に比べて、送
信機の周波数を低くすることができる。その結果、送信
機のコイルの発熱を抑えることができ、より大きな振幅
の磁界を発生可能であるため、送信機と受信機との距
離、例えば検査用ゲートの間隔を大きくすることができ
る。あるいは送信機を小形化できる。
【0011】また、Fe−Si素子による出力は従来の
非晶質強磁性金属よりも大きいためS/N比が高く、ま
た、受信機も小形化が可能である。あるいは素子の線径
等を従来よりも細くすることが可能であり、例えば紙な
どの薄いラベルの下に固定しても、外観上、目立たなく
することができる。また、紙などに直接すき込むことも
可能である。
非晶質強磁性金属よりも大きいためS/N比が高く、ま
た、受信機も小形化が可能である。あるいは素子の線径
等を従来よりも細くすることが可能であり、例えば紙な
どの薄いラベルの下に固定しても、外観上、目立たなく
することができる。また、紙などに直接すき込むことも
可能である。
【0012】請求項2のように、Fe−Si素子の近傍
に強磁性体からなる制御素子を配置した場合、制御素子
を磁化させた時は送信機から発せられる磁界にこの制御
素子による磁界が重畳されるため、Fe−Si素子に磁
化反転が発生しなくなる。制御素子が消磁されている時
は、制御素子による磁界の影響を受けないためFe−S
i素子に磁化反転が起こる。従って、必要に応じて制御
素子を消磁したり磁化したりすることにより、標識を有
効にしたり無効にすることができる。
に強磁性体からなる制御素子を配置した場合、制御素子
を磁化させた時は送信機から発せられる磁界にこの制御
素子による磁界が重畳されるため、Fe−Si素子に磁
化反転が発生しなくなる。制御素子が消磁されている時
は、制御素子による磁界の影響を受けないためFe−S
i素子に磁化反転が起こる。従って、必要に応じて制御
素子を消磁したり磁化したりすることにより、標識を有
効にしたり無効にすることができる。
【0013】本発明の用途としては、商品や重要書類、
書籍などの盗難防止は勿論のこと、物品の通過を非接触
で検知するセンサシステムとして、物流管理等の分野で
の応用が可能である。
書籍などの盗難防止は勿論のこと、物品の通過を非接触
で検知するセンサシステムとして、物流管理等の分野で
の応用が可能である。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図3を参照して説明する。図1に示されるように、調
査領域10を通る物品11に、盗難防止用標識12が設
けられている。この標識12は、Fe−Si素子13を
含んでいる。Fe−Si素子13は物品11の表面に接
着剤等によって貼付けたラベルに設けてもよいし、ある
いは図2に示すように物品11の中に埋込んでもよい。
し図3を参照して説明する。図1に示されるように、調
査領域10を通る物品11に、盗難防止用標識12が設
けられている。この標識12は、Fe−Si素子13を
含んでいる。Fe−Si素子13は物品11の表面に接
着剤等によって貼付けたラベルに設けてもよいし、ある
いは図2に示すように物品11の中に埋込んでもよい。
【0015】Fe−Si素子13の一例は、Si濃度が
6〜7wt%、線径5〜100μm、長さが線径の500
〜1000倍程度のFe−Si単結晶合金線であり、熱
処理を施すことで単結晶構造にしたものである。Fe−
Si素子13の断面形状は円であることが望ましいが、
楕円や多角形等の異形断面であってもかまわない。
6〜7wt%、線径5〜100μm、長さが線径の500
〜1000倍程度のFe−Si単結晶合金線であり、熱
処理を施すことで単結晶構造にしたものである。Fe−
Si素子13の断面形状は円であることが望ましいが、
楕円や多角形等の異形断面であってもかまわない。
【0016】上記Fe−Si素子13は、その形状と結
晶構造による磁気的な効果により、軸線方向に強い磁気
異方性をもち、この素子13の保磁力(例えば2〜15
エルステッド)よりも大きな振幅の交番磁界を与える
と、大バルクハウゼン効果によって、きわめて急峻な磁
化反転が起こる。この磁化反転を例えばソレノイドコイ
ルによって検出すると、図3に示すようなパルス状の出
力電圧が得られる。このパルスの幅は、10〜100μ
secときわめて小さいため、高周波成分を多く含んで
いる。また、この磁化反転は、与える交番磁界の周波数
にほとんど依存せず、周波数が低くても同等のパルス出
力を得ることができる。
晶構造による磁気的な効果により、軸線方向に強い磁気
異方性をもち、この素子13の保磁力(例えば2〜15
エルステッド)よりも大きな振幅の交番磁界を与える
と、大バルクハウゼン効果によって、きわめて急峻な磁
化反転が起こる。この磁化反転を例えばソレノイドコイ
ルによって検出すると、図3に示すようなパルス状の出
力電圧が得られる。このパルスの幅は、10〜100μ
secときわめて小さいため、高周波成分を多く含んで
いる。また、この磁化反転は、与える交番磁界の周波数
にほとんど依存せず、周波数が低くても同等のパルス出
力を得ることができる。
【0017】しかもこの素子13の飽和磁束密度は、従
来の非晶質強磁性金属の数倍〜数十倍であるため、従来
の素子と断面積が同等であれば、より大きな出力を得る
ことができる。逆に、出力を同等にすれば、素子13の
断面積を小さくすることができる。さらにこの素子13
は磁歪がほとんどゼロであるから、素子13が完全に固
定されていても、磁化反転が遅くなるようなことがな
い。
来の非晶質強磁性金属の数倍〜数十倍であるため、従来
の素子と断面積が同等であれば、より大きな出力を得る
ことができる。逆に、出力を同等にすれば、素子13の
断面積を小さくすることができる。さらにこの素子13
は磁歪がほとんどゼロであるから、素子13が完全に固
定されていても、磁化反転が遅くなるようなことがな
い。
【0018】上記Fe−Si素子13を用いた標識12
の検出を行う装置20は、交番磁界を発生させるための
コイル21を有する送信機22と、送信機22が発した
交番磁界を受信するコイル23を有する受信機24と、
Fe−Si素子13の磁化反転によって生じるパルス状
の出力を検出する電気回路部25とを備えている。電気
回路部25は、低域フィルタ26と、増幅器27と、比
較器28などを含んでいる。送信機22のコイル21に
は、増幅器30を介して交流発生器31が接続されてい
る。
の検出を行う装置20は、交番磁界を発生させるための
コイル21を有する送信機22と、送信機22が発した
交番磁界を受信するコイル23を有する受信機24と、
Fe−Si素子13の磁化反転によって生じるパルス状
の出力を検出する電気回路部25とを備えている。電気
回路部25は、低域フィルタ26と、増幅器27と、比
較器28などを含んでいる。送信機22のコイル21に
は、増幅器30を介して交流発生器31が接続されてい
る。
【0019】また、電気回路部25によってパルス状の
出力が検出された時に標識12の通過を知らせる報知手
段35を備えている。報知手段35の一例は、警報音に
よって標識12の通過を知らせる警報装置であるが、例
えば警報ランプを点灯させるなど、目視によって標識1
2の通過を知らせるものであってもよい。
出力が検出された時に標識12の通過を知らせる報知手
段35を備えている。報知手段35の一例は、警報音に
よって標識12の通過を知らせる警報装置であるが、例
えば警報ランプを点灯させるなど、目視によって標識1
2の通過を知らせるものであってもよい。
【0020】例えば図1に示すような検査用ゲート40
を通る物品11を検査するには、送信機22によって調
査領域10に前述の交番磁界を発生させ、この交番磁界
の強さをFe−Si素子13の保磁力よりも大きくして
おく。この時、受信機24は送信機22から発せられる
磁界を検出するので、この磁界を例えば低域フィルタ2
6などによって除去する。Fe−Si素子13の磁化反
転によるパルス出力は前述のように高周波成分を含むか
ら、低域フィルタ26で減衰することなく検出される。
このパルス状の出力が検出された時、報知手段35を作
動させることによって、物品11を管理する者に標識1
2の通過を知らせることができる。
を通る物品11を検査するには、送信機22によって調
査領域10に前述の交番磁界を発生させ、この交番磁界
の強さをFe−Si素子13の保磁力よりも大きくして
おく。この時、受信機24は送信機22から発せられる
磁界を検出するので、この磁界を例えば低域フィルタ2
6などによって除去する。Fe−Si素子13の磁化反
転によるパルス出力は前述のように高周波成分を含むか
ら、低域フィルタ26で減衰することなく検出される。
このパルス状の出力が検出された時、報知手段35を作
動させることによって、物品11を管理する者に標識1
2の通過を知らせることができる。
【0021】上述のFe−Si素子13を含む標識12
を商店等において実際に利用するには、例えば商品に貼
るラベルや下げ札等にこの標識12を付けておき、物品
11の料金が支払われた時点で標識12をキャンセルす
るなどして、ゲート40を通る際に支払い済みの物品1
1の場合は警報を発しないようにするとか、あるいは客
だけがゲート40を通るようにして不正な持ち出しを防
ぐなどの態様が考えられる。
を商店等において実際に利用するには、例えば商品に貼
るラベルや下げ札等にこの標識12を付けておき、物品
11の料金が支払われた時点で標識12をキャンセルす
るなどして、ゲート40を通る際に支払い済みの物品1
1の場合は警報を発しないようにするとか、あるいは客
だけがゲート40を通るようにして不正な持ち出しを防
ぐなどの態様が考えられる。
【0022】上記Fe−Si素子13の磁化反転は、与
える交番磁界の周波数にほとんど依存しないため、従来
の強磁性金属を用いた標識を検出する時に比べて送信機
22の周波数を低くすることができる。その結果、送信
機22のコイル21の発熱を抑えることができ、より大
きな振幅の磁界を発生させることができるため、送信機
22と受信機24の距離(例えばゲート40の間隔)を
大きくすることができる。あるいは送信機22を小形化
することができる。
える交番磁界の周波数にほとんど依存しないため、従来
の強磁性金属を用いた標識を検出する時に比べて送信機
22の周波数を低くすることができる。その結果、送信
機22のコイル21の発熱を抑えることができ、より大
きな振幅の磁界を発生させることができるため、送信機
22と受信機24の距離(例えばゲート40の間隔)を
大きくすることができる。あるいは送信機22を小形化
することができる。
【0023】また、Fe−Si素子13による出力は従
来の非晶質強磁性金属よりも大きいため、S/N比が高
いとともに、受信機24の小形化が可能である。あるい
は、Fe−Si素子13の線径を従来の強磁性金属を用
いた素子よりも細くすることが可能であるから、例えば
紙などの薄いラベルの下に固定しても、外観上、目立た
なくすることができる。また、紙などにFe−Si素子
13を直接すき込むことも可能である。
来の非晶質強磁性金属よりも大きいため、S/N比が高
いとともに、受信機24の小形化が可能である。あるい
は、Fe−Si素子13の線径を従来の強磁性金属を用
いた素子よりも細くすることが可能であるから、例えば
紙などの薄いラベルの下に固定しても、外観上、目立た
なくすることができる。また、紙などにFe−Si素子
13を直接すき込むことも可能である。
【0024】しかも上述のFe−Si素子13は、従来
の非晶質強磁性金属に比べて磁歪が1/100以下であ
るため、物品11に取付ける際に接着剤等で完全に固定
しても磁化反転時の出力が下がることはない。このた
め、例えば図2に示すように物品11の中に内蔵してお
くことも可能であり、外観上は素子13の存在を全くわ
からなくすることができる。
の非晶質強磁性金属に比べて磁歪が1/100以下であ
るため、物品11に取付ける際に接着剤等で完全に固定
しても磁化反転時の出力が下がることはない。このた
め、例えば図2に示すように物品11の中に内蔵してお
くことも可能であり、外観上は素子13の存在を全くわ
からなくすることができる。
【0025】図4に、Fe−Si素子13を設けた物品
11の他の実施例が示されている。この場合、Fe−S
i素子13の近傍に、例えば保磁力が10〜100エル
ステッドで厚さが5〜100μmの線または箔状の強磁
性体からなる制御素子51を配置している。制御素子5
1の材質としては、バイカロイ,Fe−Ni−Al,F
e−Mn等のような磁気的に半硬質の磁性材料が適して
いる。
11の他の実施例が示されている。この場合、Fe−S
i素子13の近傍に、例えば保磁力が10〜100エル
ステッドで厚さが5〜100μmの線または箔状の強磁
性体からなる制御素子51を配置している。制御素子5
1の材質としては、バイカロイ,Fe−Ni−Al,F
e−Mn等のような磁気的に半硬質の磁性材料が適して
いる。
【0026】上記制御素子51を磁化させた時、送信機
22から発せられる磁界に制御素子51による磁界が重
畳されるため、Fe−Si素子13の磁化反転が発生し
なくなる。一方、制御素子51を消磁した時には、前記
実施例と同様にFe−Si素子13に磁化反転が起こ
る。従って、制御素子51を消磁したり磁化したりする
ことにより、必要に応じて標識50を有効にしたり無効
にすることができる。
22から発せられる磁界に制御素子51による磁界が重
畳されるため、Fe−Si素子13の磁化反転が発生し
なくなる。一方、制御素子51を消磁した時には、前記
実施例と同様にFe−Si素子13に磁化反転が起こ
る。従って、制御素子51を消磁したり磁化したりする
ことにより、必要に応じて標識50を有効にしたり無効
にすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、従来の非晶質強磁性金
属を用いた標識に比べて検出が容易な出力を得ることが
できるため、送・受信機間の距離を大きくすることが可
能となり、あるいは、送・受信機の小形化および低コス
ト化に寄与できる。また、素子を細くして外観上目立た
なくすることができ、紙などにすき込むことができる。
しかも磁歪がきわめて小さいため、物品に標識を接着剤
などによって完全に固定しても検出が可能であり、物品
中に埋設して外観からは素子の存在がわからないように
することができる。
属を用いた標識に比べて検出が容易な出力を得ることが
できるため、送・受信機間の距離を大きくすることが可
能となり、あるいは、送・受信機の小形化および低コス
ト化に寄与できる。また、素子を細くして外観上目立た
なくすることができ、紙などにすき込むことができる。
しかも磁歪がきわめて小さいため、物品に標識を接着剤
などによって完全に固定しても検出が可能であり、物品
中に埋設して外観からは素子の存在がわからないように
することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す盗難防止用標識を備え
た物品と検知装置の概略図。
た物品と検知装置の概略図。
【図2】盗難防止用標識を備えた物品の一例を示す斜視
図。
図。
【図3】交番磁界を与えた時の磁化反転による出力パタ
ーンを示す図。
ーンを示す図。
【図4】盗難防止用標識を備えた物品の他の例を示す斜
視図。
視図。
10…調査領域 11…物品 12…標識 13…Fe−Si
素子 20…物品の通過を検知する装置 22…送信機 24…受信機 25…電気回路部 35…報知手段 40…検査用ゲー
ト 50…標識 51…制御素子
素子 20…物品の通過を検知する装置 22…送信機 24…受信機 25…電気回路部 35…報知手段 40…検査用ゲー
ト 50…標識 51…制御素子
Claims (3)
- 【請求項1】交番磁界が与えられた調査領域を通る物品
に設けられる盗難防止用標識であって、 Fe−Si単結晶合金からなり、その保磁力を超える交
番磁界を与えた時に急峻な磁化反転を生じることによっ
てパルス状の出力電圧を生じるFe−Si素子を具備し
たことを特徴とする物品の盗難防止用標識。 - 【請求項2】上記Fe−Si素子の近傍に強磁性体から
なる制御素子を配置し、上記交番磁界によって上記Fe
−Si素子に磁化反転を生じさせない場合には上記制御
素子を磁化させておき、上記Fe−Si素子に磁化反転
を生じさせる場合に上記制御素子を消磁させておくこと
を特徴とする請求項1記載の盗難防止用標識。 - 【請求項3】物品が通過する調査領域に交番磁界を与え
る手段を有する送信機と、 上記送信機が発した交番磁界を受信する手段を有する受
信機と、 上記物品に設けられたFe−Si単結晶合金からなる素
子に上記交番磁界を与えた時にこの素子の磁化反転によ
って生じるパルス状の出力を検出する電気回路部と、 上記パルス状の出力が検出された時に上記物品を管理す
る者に標識の通過を知らせる報知手段と、 を具備したことを特徴とする物品の通過を検知する装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25176093A JPH07105454A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 物品の盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25176093A JPH07105454A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 物品の盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07105454A true JPH07105454A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17227519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25176093A Pending JPH07105454A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 物品の盗難防止用標識および物品の通過を検知する装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07105454A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007179088A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録媒体検知システム |
| JP2009075741A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 携行物管理ゲート |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP25176093A patent/JPH07105454A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007179088A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録媒体検知システム |
| JP2009075741A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 携行物管理ゲート |
| US8018321B2 (en) | 2007-09-19 | 2011-09-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Baggage management gate |
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