JPH07105666A - 磁気テープクリーニング方法及びクリーニング機構つきテープカセット - Google Patents

磁気テープクリーニング方法及びクリーニング機構つきテープカセット

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JPH07105666A
JPH07105666A JP5251571A JP25157193A JPH07105666A JP H07105666 A JPH07105666 A JP H07105666A JP 5251571 A JP5251571 A JP 5251571A JP 25157193 A JP25157193 A JP 25157193A JP H07105666 A JPH07105666 A JP H07105666A
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JP
Japan
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magnetic tape
tape
cassette
cleaning
magnetic
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Pending
Application number
JP5251571A
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English (en)
Inventor
Tsumoru Ohata
積 大畠
Masaru Watanabe
勝 渡辺
Tosaku Nishiyama
東作 西山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、映像、音楽などのデジタル情報を
記録、再生可能なテ−プを収納するテ−プカセットに関
し、エラーの発生を抑制するテープカセットを提供する
ことを目的とする。 【構成】 磁気テープを収納するテープカセットにおい
て、カセット内を走行する磁気テープ3の表面、あるい
は背面に接触する位置にシャープエッジを有するクリー
ニング部材2を、磁気テープ走行方向に対し直交する角
度でシャープエッジが接触するように、また磁気ヘッド
5に先だって接触する位置に配置した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽、映像などの情報
を記録、再生可能な磁気テ−プを収納するテ−プカセッ
トの磁気テープクリーニング方法及びクリーニング機構
つきテ−プカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽などのデジタルによる記録再生の一
つの手段として固定磁気ヘッド(以下ヘッドと略す)に
よるデジタル信号の記録再生がある。このようなデジタ
ルによる記録再生システムでは、小さいエラーレートを
テープカセットで確保することは、原音を忠実に再現す
るという意味で非常に重要である。忠実な記録再生を阻
害する大きな原因に磁気テープ表面に存在し、磁気ヘッ
ドと磁気テープ接触を妨げる埃の問題がある。その埃対
策として従来テープカセットでは、例えば特開平5−0
28706号公報のように、テープカセットのヘッド及
びピンチローラ挿入窓をシャッタで閉じることでカセッ
トケース外部からのカセットケース内への塵挨等進入を
防止するとともに、テープカセットに設けられたテープ
ガイドと磁気テープ(以下テープと略す)との摺動時に
削り粉が発生しないようにすることで、塵挨や削り粉等
に起因するエラーレートを抑制するものが提案されてい
る。さらに特開昭64−57469号公報のように、磁
気テープ上に付着した塵埃を磁気テープ走行時、接触す
るように配置した植毛状単繊維の集合体よりなる清掃部
材によって除去するという提案がなされている。
【0003】また、カセット外に磁気テープを引き出し
プレーヤー側の走行面に沿って走行させ、回転する磁気
ヘッドに接触させて主として映像等のデジタル記録およ
びまたはデジタル再生を行うようにしたシステムに於て
使用される磁気テープカセットにおいては清掃作用に関
する具体的実施例はほとんど提案されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のシャッタ
ー付きテープカセットでデジタル記録再生を行ったと
き、信号のデジタル記録再生の忠実度を示す目安である
エラーレートは非常に不安定になりそのばらつきの中に
は5×10-3という大きな値となるものもあり、デジタ
ル記録再生においては製品品質上致命的な欠陥となるこ
とがわかった。
【0005】本発明者らはこの原因について鋭意検討し
た結果、テープの製造工程もしくはテープをカセットに
挿入する組立工程において、テープの磁性層表面に微細
な異物が付着し、これがエラーレート発生のひとつの原
因となっていることが判明した。また、同様に通常使わ
れるように繰り返した磁気テープ走行によってテープデ
ッキの走行形から塵埃を磁気テープ表面に取り込みエラ
ーレート悪化の原因になることも判明した。このような
不具合を解決するために磁気テープが走行中に磁気テー
プ表面に接触する清掃部材をカセット内に配置する方法
が提案されたが、エラーレートはほぼ達成できるもの
の、清掃部材と磁気テープが必ず一定以上の接触圧で接
触しながら摺動させる必要があるため、それらの間に発
生する摩擦抵抗によって磁気テープ走行時に無視できな
い程度に大きい走行抵抗が発生することがわかってき
た。この走行抵抗は電池で駆動するタイプのポータブル
タイプのカセットテープレコーダーでは、電力消費量の
増大をもたらし、使用可能時間を短くすることになり大
きな問題となっており本来の機能を発揮するのに対して
障害になっていた。
【0006】発明の目的は、デジタル記録の場合に特に
顕著になるエラーレートの発生の原因となる磁気テープ
表面に付着した塵埃を除去し、繰り返し使用時に発生す
るエラーレートの悪化を防ぎ、また従来避けることので
きなかった繊維より成る清掃部材の圧着による磁気テー
プ走行時の走行抵抗の増大等の問題点をことごとく解決
できるクリーニング方法、クリーニング機能つきテープ
カセットを提供するものである。
【0007】第1の発明の目的は磁気テープを記録媒体
として使用する磁気記録再生システムに於ける確実な記
録再生を実現する磁気テープ清掃方法を提供することで
ある。
【0008】第2の発明の目的は磁気テープを記録媒体
として使用する磁気記録再生システムに於ける磁気テー
プカセットに関し、確実な記録再生を実現する具体的ク
リーニング機構付テープカセットを提供することであ
る。
【0009】第3、第4、第6の発明の目的は、対象と
なる磁気テープに適応した清掃効果を与えるクリーニン
グ機構付テープカセットを提供することにある。
【0010】第5の発明の目的は、エラーレートの発生
を更に確実に抑制することができるクリーニング機構付
テープカセットを提供することにある。
【0011】第7の発明の目的はクリーニング機構付カ
セットの低価格量産方法の提案である。
【0012】第8、第9の発明の目的は、繰り返しの使
用に対応できる高信頼性クリーニング部材材料の提供に
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に鋭意検討した結果、テープカセットの作動時つまりカ
セット内を走行する磁気テープ表面に対してシャープエ
ッジを接触させるという従来の不織布等を接触させる方
法に比較して格段に効果的な磁気テープ表面クリーニン
グ方法に到達した。
【0014】この方法は磁気テープ走行方向に対して直
角に磁気テープ表面にシャープエッジを当てることによ
って磁気テープ上に付着した塵埃を除去しようとする方
法である。
【0015】従来の有効と言われている不織布押し当て
法では避けられなかった摩擦抵抗による走行負荷の増大
は、本発明のシャープエッジを持つ清掃用固体クリーニ
ング部材接触法ではほとんど線接触に近い接触形態でク
リーニング作用を達成できるためほとんどみられずきわ
めて有効な発明と言える。第一の発明はこのようにして
行うデジタル記録方式に対応したテープカセットの磁気
テープ表面のクリーニング方法を提案するものである。
【0016】第2の発明はシャープエッジを有するクリ
ーニング部材を具体的にしたもので、クリーニング部材
の形状がテープ走行方向に沿った方向の断面がV型であ
ることを特徴とし、カセット内の磁気テープ表面に接触
するように単数あるいは複数配置し、走行する磁気テー
プ表面をシャープエッジによってこすり、磁気テープ表
面に乗っていて、正常な磁気記録再生を妨げるほこりを
除去しようとするものである。
【0017】第3の発明はシャープエッジを有するクリ
ーニング部材を具体的にしたもので、クリーニング部材
の形状がテープ走行方向に沿った方向の断面が一方のエ
ッジがシャープエッジであり、片方のエッジがR形状で
あることを特徴とし、カセット内の磁気テープ表面に接
触するように単数あるいは複数配置し、走行する磁気テ
ープ表面をシャープエッジによってこすり、磁気テープ
表面に付着していて、正常な磁気記録再生を妨げるほこ
りを除去しようとするものである。
【0018】第4の発明はシャープエッジを有するクリ
ーニング部材を具体的にしたもので、ブロック状のクリ
ーニング部材の磁気テープ接触面に、切込みエッジがシ
ャープエッジである凹状溝を磁気テープ走行方向に対し
て直角の方向に単数あるいは複数形成したこと特徴と
し、このクリーニング部材をカセット内の磁気テープ表
面に接触する位置に単数あるいは複数配置し、走行する
磁気テープ表面を凹状溝の切り欠き部シャープエッジに
よってこすり、磁気テープ表面に付着していて、正常な
磁気記録再生を妨げるほこりを除去しようとするもので
ある。
【0019】第5の発明はシャープエッジを有するクリ
ーニング部材を具体的にしたもので、ブロック状のクリ
ーニング部材の磁気テープ接触面に、切込みエッジがシ
ャープエッジである凹状溝を磁気テープ走行方向に対し
て直角の方向に単数あるいは複数形成し、その凹状溝の
底部に粘着部を設けたこと特徴とし、このクリーニング
部材をカセット内の磁気テープ表面に接触する位置に単
数あるいは複数配置し、走行する磁気テープ表面を凹状
溝の切り欠き部シャープエッジによってこすり、磁気テ
ープ表面に付着していて、正常な磁気記録再生を妨げる
ほこりを除去し、同時に凹状溝の底部に設けた粘着層に
よって除去したほこりを確実に捕捉しようとするもので
ある。
【0020】第6の発明は、シャープエッジを有するク
リーニング部材を具体的にしたもので、ブロック状のク
リーニング部材の磁気テープ接触面に、切込みエッジが
シャープエッジである凹状溝を磁気テープ走行方向に対
して直角の方向に単数あるいは複数形成したブロック状
のクリーニング部材の磁気テープ走行方向に対向した両
エッジがR形状であること特徴とし、このクリーニング
部材をカセット内の磁気テープ表面に接触する位置に単
数あるいは複数配置し、走行する磁気テープ表面を凹状
溝の切り欠き部シャープエッジによってこすり、磁気テ
ープ表面に付着していて、正常な磁気記録再生を妨げる
ほこりを除去しようとするものである。
【0021】第7の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材の作成を、
カセット本体の形成時に同一の樹脂材料によって同時に
達成し、容易に低コスト生産を可能にするものである。
【0022】第8の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材をガラス材
によって形成し、クリーニング機構付テープカセットの
信頼性を大幅に向上させようとするものである。
【0023】第9の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材の全部ある
いは磁気テープとの接触部の一部をセラミックや超硬材
料によって形成し、クリーニング機構付テープカセット
のクリーニング効果の信頼性をより大幅に向上させよう
とするものである。
【0024】
【作用】上記第1の発明であるシャープエッジを有する
クリーニング部材ブロックを磁気テープカセット使用
時、つまりテープカセット内を走行する磁気テープ表面
に接触させることによって、クリーニングしようとする
方法は、つぎのような作用によって達成できると考えら
れる。
【0025】つまり、カセット内を走行する磁気テープ
上に存在するほこり粒子の略半径より小さい半径丸みを
もつシャープエッジ部材を走行する磁気テープ表面に接
触させることによってほこりを押し退けることが可能に
なり、そのクリーニング部材の後に配置した磁気ヘッド
は磁気テープと正常な密着ができるようになるという発
明である。
【0026】望ましくは、シャープエッジを形成する磁
気テープ走行対向面は磁気テープ表面に対して略垂直が
効果的である。
【0027】また、優れたクリーニング効果と同時に走
行する磁気テープと線接触させることも可能なため、小
さな摩擦抵抗となり、安定走行を可能にする作用も提供
することができる。
【0028】第2の発明は前項のクリーニング方法を合
理的に具体化したクリーニング機構付テープカセットを
提供するものである。
【0029】カセット内を走行する磁気テープ表面に走
行する方向の断面形状がV型形状であるクリーニング部
材を磁気テープ表面に接触する位置に配置させ、先端の
シャープエッジ部分が磁気テープ表面に付着した埃を排
除する作用によって、磁気テープと磁気ヘッドが隙間な
く接触することが可能になり、高品質磁気記録再生を実
現することが可能になるクリーニング機構付テープカセ
ットを提供することができる。
【0030】第3の発明はクリーニング方法を合理的に
具体化したクリーニング機構付テープカセットを提供す
るものである。
【0031】カセット内を走行する磁気テープ表面に、
走行する方向に沿った断面形状が一方がシャープエッジ
でもう一方がR形状であるクリーニング部材を磁気テー
プ表面に接触する位置に配置させ、シャープエッジ部分
で磁気テープ表面に付着した埃を排除する作用によっ
て、磁気テープと磁気ヘッドが隙間なく接触することが
可能になり、高品質磁気記録再生を実現することが可能
になるクリーニング機構付テープカセットを提供するこ
とができる。
【0032】この形状にすることによって、磁気テープ
に対する接触面積を大きく取ることが可能になり、磁気
テープ表面に対する摩耗損傷を小さくできる有利な作用
も持つ。
【0033】また、片側のR形状によって、磁気テープ
が通常使用時におこる早送り時のテープ高速走行時、走
行抵抗が少なくできる有利な作用も持つ。
【0034】第4の発明はクリーニング方法を合理的に
具体化したクリーニング機構付テープカセットを提供す
るものである。
【0035】走行する磁気テープ表面に接触するブロッ
ク状部材面に、走行する方向に直角方向に切り欠き部エ
ッジがシャープである凹状溝を設けたクリーニング部材
を、カセット内の磁気テープ表面に接触する位置に配置
させ、シャープエッジ部分で磁気テープ表面に付着した
埃を排除する作用によって、磁気テープと磁気ヘッドが
隙間なく接触することが可能になり、高品質磁気記録再
生を実現することが可能になるクリーニング機構付テー
プカセットを提供することができる。
【0036】この形状にすることによって、磁気テープ
に対する接触面積を大きく取ることが可能になり、磁気
テープ表面に対する摩耗損傷を小さくできる有利な作用
も持つ。
【0037】また、複数の凹状溝を形成することによっ
て、複数のシャープエッジによって複数回クリーニング
が可能になるため、より確実なクリーニング機構を持っ
たテープカセットを提供することができる。
【0038】第5の発明はクリーニング方法を合理的に
具体化したクリーニング機構付テープカセットを提供す
るものである。
【0039】走行する磁気テープ表面に接触するブロッ
ク状部材面に、走行する方向に直角方向に切り欠き部エ
ッジがシャープである凹状溝を設けたクリーニング部材
を、カセット内の磁気テープ表面に接触する位置に配置
させ、シャープエッジ部分で磁気テープ表面に付着した
埃を排除する作用によってクリーニングを実現するが、
本発明では、排除したほこりを凹状溝に設けた粘着剤
による確実に捕捉するという作用によって、再び磁気テ
ープ上にほこりが戻らなくすることが可能にでき、より
高い信頼性で磁気テープと磁気ヘッドが隙間なく接触す
ることが可能になり、高品質磁気記録再生を実現するこ
とが可能になるクリーニング機構付テープカセットを提
供することができる。
【0040】この形状にすることによって、磁気テープ
に対する接触面積を大きく取ることが可能になり、磁気
テープ表面に対する摩耗損傷を小さくできる有利な作用
も持つ。
【0041】また、複数の凹状溝を形成することによっ
て、複数のシャープエッジによって複数回クリーニング
が可能になるため、より確実なクリーニング機構を持っ
たテープカセットを提供することができる。
【0042】第6の発明はクリーニング方法を合理的に
具体化したクリーニング機構付テープカセットを提供す
るものである。
【0043】走行する磁気テープ表面に接触するブロッ
ク状部材面に、走行する方向に直角方向に切り欠き部エ
ッジがシャープである凹状溝を設けたクリーニング部材
を、カセット内の磁気テープ表面に接触する位置に配置
させ、シャープエッジ部分で磁気テープ表面に付着した
埃を排除するクリーニング機構付テープカセットに於
て、そのクリーニング部材の磁気テープと接触する面の
前後エッジをR形状にすることによって、走行する磁気
テープ表面との接触がなめらかになる作用によって、磁
気テープ表面を傷つけることなく磁気テープと磁気ヘッ
ドが隙間なく接触することが可能になり、高品質磁気記
録再生を実現することが可能になるクリーニング機構付
テープカセットを提供することができる。
【0044】第7の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材の作成を、
カセット本体の形成時に同一の樹脂材料によって同時に
達成できる生産効率化作用によって、容易に低コスト生
産を可能にするものである。
【0045】第8の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材をガラス材
によって形成し、ガラスからなる作用エッジ部の優れた
耐摩耗性によってクリーニング機構付テープカセットの
信頼性を大幅に向上させようとするものである。
【0046】第9の発明は、第2の発明から第6の発明
に記述された具体的形状のクリーニング部材の全部ある
いは一部にセラミックや超硬材料を用いることによっ
て、セラミックや超硬材料からなる作用エッジ部の優れ
た耐摩耗性によってクリーニング機構付テープカセット
のクリーニング効果の信頼性をより大幅に向上させよう
とするものである。
【0047】
【実施例】以下、本発明を適用したカセット磁気テープ
クリーニング方法及びクリーニング機構つきテープカセ
ットの具体的な実施例について説明する。
【0048】まず、本実施例のクリーニング機構つきテ
ープカセットについて図面を参照しながら説明する。
【0049】(実施例1)以下、本発明の実施例1につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0050】本実施例は(図1)に示したシャープエッ
ジ部1を有するシャープエッジクリーニング部材2を作
成し、(図2)に示したように、テープカセット内を走
行する磁気テープ3の表面に磁気テープ走行方向に対し
て直角にシャープエッジが接触するように配置した。こ
の図中、4は磁気記録面を示す。5は固定磁気ヘッドを
しめす。
【0051】配置はシャープエッジクリーニング部材2
が磁気テープに接触したあと磁気ヘッドに接触する配置
にする必要があり、結果としてシャープエッジクリーニ
ング部材11によってクリーニングされた磁気テープ表
面と磁気ヘッドの確実な接触による信号欠陥の非常に少
ない高品質の記録再生が達成できる。当然ながら固定磁
気ヘッドシステムに限定されるものではなく磁気テープ
がカセット外に引き出されて回転ヘッドによって記録再
生がされるようなシステムでも回転ヘッドによる記録再
生時の同様な効果が期待できることは容易に推定できる
ことである。
【0052】この時重要な点は、磁気テープ表面4とシ
ャープエッジクリーニング部材作用面6とのなす角度θ
を90度以上にすることである。これによって有効なク
リーニング作用を得ることができる。
【0053】具体的に(図3)に示したように固定ヘッ
ド方式によるデジタルオーディオコンパクトカセットに
本発明のシャープエッジクリーニング部材2を図のよう
に、固定磁気ヘッドが挿入される面であるフロント側に
磁気テープ3の磁気記録表面に接触するように配置す
る。図中7はカセットハーフを示す。
【0054】ここでいうデジタルオーディオコンパクト
カセットとは、磁気テープが収納され全面部に複数の窓
を有する上ケース及び下ケースと、ヘッド挿入方向と平
行な2つの面とヘッド挿入方向と直角な面よりなるコの
字状で前記上下ケースの窓を一対のリール台挿入口の中
心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動可能なシャッターを有
するテープカセットを指す。
【0055】本発明のシャープエッジクリーニング部材
2を磁気ヘッドに対して作用面6を外側に向けて二個配
置するのは磁気テープは往復で記録再生をするためであ
る。
【0056】本発明のシャープエッジクリーニング部材
2は同様のデジタルオーディオコンパクトカセットに、
(図4)に示したように、ガイドローラー8とテンショ
ンピン9の間に設置しても同様なすぐれたクリーニング
効果を発揮することができる。
【0057】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0058】本実施例は(図5)に示したような一方に
シャープエッジ部1を有し、反対エッジがR面10から
なるシャープエッジクリーニング部材11を作成し、
(図6)に示したように、テープカセット内を走行する
磁気テープ3の表面に磁気テープ走行方向に対して直角
にシャープエッジが接触するように配置した。この図
中、4は磁気記録面を示す。5は固定磁気ヘッドをしめ
す。
【0059】本実施例2の配置は実施例1に準じて行っ
た。詳細は重複するため省略する。本発明のクリーニン
グ部材は片側のエッジにR面を有するため、磁気テープ
の早送り走行時、このエッジによる磁気テープ表面に与
えるダメージや、摺動抵抗を小さくできる点も本発明の
効果である。
【0060】本発明のクリーニング部材11はR面を有
し、磁気テープに対する最初のエッジ摺動を穏やかに実
現することができるため、事情により磁気テープ表面を
あまり高耐摩耗性にできない磁気テープには特に有効で
ある。
【0061】具体的な配置方法は実施例1と同様であ
り、重複するので詳細説明は避けるが、同様な優れたク
リーニング効果を得ることができる。
【0062】(実施例3)次に、本発明の実施例3につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0063】本実施例は(図7)に示したように磁気テ
ープとの摺動面12上に単独あるいは複数の凹型溝16
を形成し、磁気テープ摺動面エッジがシャープエッジで
あることを特徴とするクリーニング部材13を用い、
(図8)に示したように、テープカセット内を走行する
磁気テープ3の表面に磁気テープ走行方向に対して直角
にシャープエッジが接触するように配置する方法であ
る。
【0064】なお、この溝の断面形状は有効な対向面を
有するものであれば同様な効果を発揮できることは容易
に推定することができるものであり、断面が特に四角形
に限定されるものではない。
【0065】本発明のクリーニング部材13は複数本の
シャープエッジ部1を有し、磁気テープ表面のクリーニ
ング効果を大きくできることが特徴である。この図中、
4は磁気記録面を示す。5は固定磁気ヘッドをしめす。
【0066】具体的な配置方法は実施例1と同様で実施
した。重複するので詳細説明は省略するが、後述するよ
うに同様な優れたクリーニング効果を得ることができ
る。
【0067】(実施例4)次に、本発明の実施例4につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0068】本実施例は(図9)に示したように磁気テ
ープとの摺動面12上に単独あるいは複数の凹型溝16
を形成し、かつ走行方向に最初に対抗するエッジ10が
R面からなり、凹型溝の磁気テープ摺動面側エッジ1が
シャープエッジであることを特徴とするクリーニング部
材15を用い、(図9)に示したように、テープカセッ
ト内を走行する磁気テープ3の表面に磁気テープ走行方
向に対して直角にシャープエッジが接触するように配置
する方法である。
【0069】本発明のクリーニング部材15は複数本の
シャープエッジ部1とR面10を有し、磁気テープ表面
のクリーニング効果を大きくでき、かつR面の効果で磁
気テープ表面に対する摺動ダメージを小さくすることが
できることが特徴である。この図中、4は磁気記録面を
示す。5は固定磁気ヘッドをしめす。
【0070】なお、この溝の断面形状は有効な対向面を
有するものであれば同様な効果を発揮できることは容易
に推定することができるものであり、断面が特に四角形
に限定されるものではない。
【0071】本発明のクリーニング部材15はR面を有
し、磁気テープに対する最初のエッジ摺動を穏やかに実
現することができるため、事情により磁気テープ表面を
あまり高耐摩耗性にできない磁気テープには特に有効で
ある。
【0072】具体的な配置方法は実施例1と同様で実施
した。重複するので詳細説明は省略するが、後述するよ
うに同様な優れたクリーニング効果を得ることができ
る。
【0073】(実施例5)次に、本発明の実施例5につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0074】本実施例は(図11)に示したように磁気
テープとの摺動面12上に単独あるいは複数の凹型溝1
6を形成し、磁気テープ摺動面エッジがシャープエッジ
であり、かつ凹型溝16の溝底に粘着層17を付加した
ことを特徴とするクリーニング部材18を用い、(図1
2)に示したように、テープカセット内を走行する磁気
テープ3の表面に磁気テープ走行方向に対して直角にシ
ャープエッジが接触するように配置する方法である。
【0075】なお、この溝の断面形状は有効な対向面を
有するものであれば同様な効果を発揮できることは容易
に推定することができるものであり、断面が特に四角形
に限定されるものではない。
【0076】本発明のクリーニング部材18は複数本の
シャープエッジ部1を有し、かつ溝底に粘着層を有する
ことから、一旦磁気テープ表面から取り除いたほこりは
この粘着層12によって確実に捕獲され、ふたたび磁気
テープ上に戻り記録再生の妨げることが無いことが特徴
である。この図中、4は磁気記録面を示す。5は固定磁
気ヘッドをしめす。
【0077】具体的な配置方法は実施例1と同様で実施
した。重複するので詳細説明は省略するが、後述するよ
うに同様な優れたクリーニング効果を得ることができ
る。
【0078】(実施例6)1から5の実施例にあるクリ
ーニング部材はテープカセットのコストを考慮してカセ
ットケースと同一の樹脂材料によって作成した。これに
対し、本実施例では上記実施例の樹脂材料に代わり、ガ
ラスによって上記実施例にある形状のクリーニング部材
を形成し、カセットハーフ内に(図3)のように取り付
けた。
【0079】ガラス材料は表面平滑性が得られ易く、ガ
ラスによって作成されたクリーニング部材の磁気テープ
摺動面は繰り返し走行によっても磁気テープ表面にほと
んど損傷を与えない特徴を持つ。
【0080】(実施例7)本実施例ではクリーニング効
果を長時間に渡って発揮させることを可能にするため、
耐摩耗性の優れたセラミック材料や超硬金属材料をクリ
ーニング部材に採用した。
【0081】クリーニング部材全体をセラミック材料や
超硬金属材料で形成することは不可能ではないが、ここ
ではコスト的に実現の可能性の大きい構成と考えられる
一部にセラミック材料や超硬金属材料を採用した形態と
した。
【0082】本発明のクリーニング部材の具体加工例を
(図13)から(図17)に示した。それぞれ、磁気テ
ープ表面のクリーニングに作用するシャープエッジ部分
1に耐摩耗性に優れたセラミック材料や超硬金属材料1
4を使用した。
【0083】この様な構成にすることによって長時間に
渡ってすぐれたクリーニング効果をもたせることが可能
になる。
【0084】また、本発明によって、特殊事情によって
表面の研磨性を増大させてある磁気テープに対しても有
効なクリーニング部材を提供することが可能になった。
【0085】次に、上記実施例について実際に信号を記
録して本発明の効果を確認した。磁気テープは次の方法
により作成した。
【0086】 Co含有磁性酸化鉄(SBET40m2/g) 100部 塩化ビニル系共重合体(−SO3Na基含有) 10部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1 60部 上記組成物をニーダーで2時間混練した後更に ポリウレタン樹脂(−SO3Na基含有) 5部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1 200部 の組成物を添加し、更にニーダーで4時間混練した。次
いで下記組成物 カーボンブラック(平均粒径20mμ) 5部 研磨剤(アルミナ平均粒径0.5μm) 5部 を添加しディゾルバーにて1時間撹拌した後、サンドグ
ラインダー(周速10m/s)にて分散し、磁性塗料を
得た。この磁性塗料は公称0.8ミクロンから0.1μ
mのフィルターにて順次循環濾過し精製した。
【0087】更に、上記磁性塗料に ポリイソシアネート(硬化剤) 6部 ステアリン酸 1部 ジメチルシリコーン変性物 1部 を添加し、撹拌後10μm厚みのポリエステルテレフタ
レートフィルムに乾燥後膜厚3μmで塗布し、磁場強度
3000ガウスのソレノイド配向装置によって配向処理
後乾燥し、続いて線圧350kg/cm、温度90℃の
7段カレンダー似て処理し、磁性層原反を形成した。
【0088】次ぎに、下記の仕様によってカーボン塗料
を作成し、上記原反の背面にカーボン層を形成した。
【0089】カーボン塗料作成法は次の通り。 カーボンブラック(平均粒径20mμ、DBP吸油量70ml/100g ) 100部 ニトロセルロース(H1/2) 50部 ポリエステルポリウレタン 30部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 900部 上記組成物をボールミル分散した後、 研磨剤(アルミナ平均粒径0.2μm) 0.2部 を添加し、サンドグラインダーにて分散し、カーボン塗
料を得た。充分フィルター循環精製処理後、この塗料に ポリイソシアネート(硬化剤) 8部 を添加し、上記磁性層原反の背面に乾燥膜厚0.6μm
で塗布乾燥し、磁気テープ原反を得た。スリッターにて
巾3.78mmに裁断し、試作磁気テープAを得た。こ
の試作磁気テープAを本発明のクリーニング機構付テー
プカセットに100m巻き込み、測定用試料とした。ク
リーニング効果は固定ヘッド方式によってデジタル記録
したときのエラーレートによって判断した。クリーニン
グ効果の優れたテープカセットはエラーの発生率が低く
なることによって判断することができる。
【0090】エラーレート測定法は次の通り。本発明の
それぞれの試作テープカセットを走行デッキに装着し、
4.75cm/sのテープ速度、96kbit/sのビ
ットレートでデジタル信号を記録し、再生したときのエ
ラーの発生率をエラーレートとして測定した。エラーレ
ートの値は磁気テープの端から5分後のポイントから1
0分間の平均エラーレートをエラーレート値とした。ま
た、クリーニング効果の持続性については、上記信号を
記録した後100回再生を繰り返し、100回後のエラ
ーレートによって判断した。更に、磁気テープ表面に対
するクリーニング部材の摺動による摩耗損傷は100回
繰り返し走行後の表面写真によって定性的に評価した。
及び、磁気テープの組成に起因する摩耗性に対するクリ
ーニング部材の対摩耗性の評価は、本検討に使用した前
述の磁気テープ組成のうち研磨剤量を5部から15部に
変更し、摩耗性を増大させた試作磁気テープBをクリー
ニング機能付テープカセットに巻き込んで比較検討を行
った。
【0091】クリーニング部材による磁気テープ走行時
の摩擦抵抗はクリーニング部材を一個のみ取り付けキャ
プスタンとピンチローラーによるテープ駆動部と磁気ヘ
ッドの間にテンションピックアップを挿入し測定を行っ
た。
【0092】磁気テープの高速走行時のクリーニング部
材との接触による抵抗は、標準走行メカを用いて通常の
早送り走行モードでの始端から終端までの時間によって
測定し比較した。
【0093】比較例1はクリーニング部材の付加されて
いない(図3)と同様のカセットに試作磁気テープAを
巻込んだカセットテープとした。
【0094】比較例2は不織布からなるクリーニング部
材を(図3)と同一の場所に付加した(図3)と同一の
テープカセットに試作磁気テープAを巻込んだカセット
テープとした。
【0095】なお、本実施例1から実施例5までのクリ
ーニング部材は耐熱ABS樹脂を使用し、カセットケー
スと一体成形にて作成した。
【0096】(表1)に本発明である実施例1から実施
例7のクリーニング機構付テープカセットについて、従
来のテープカセットである比較例1、比較例2と比較し
て初期のエラーレートである一回走行後、クリーニング
部材の耐久性の目安になる100回走行後のエラーレー
トについて評価結果をまとめて示した。
【0097】走行試験環境は23℃65%の環境下で実
施した。
【0098】
【表1】
【0099】この(表1)によると、実施例1から実施
例5に示したテープカセットは比較例1および比較例2
に比べて、初期に充分なエラーレートを示してあるのは
もちろんであるが、耐久後もある程度良好なエラーレー
トレベルに保っていることが解る。
【0100】さらに、表面性や耐摩耗性を向上させる材
料をクリーニング部材に使用した実施例6および実施例
7は耐久後でも充分なエラーレートを保っていることが
確認できる。
【0101】表面性や耐摩耗性を向上させる材料をクリ
ーニング部材に使用した場合、磁気テープ側の摩耗が懸
念されるが、(表2)に対象となる磁気テープの表面の
耐摩耗度を変化させた磁気テープを巻き込んだテープカ
セットを試作し耐久走行時の磁気テープ表面の摩耗を観
た結果をまとめた。判断は微分干渉顕微鏡にて写真を撮
影して定性的に判断した。
【0102】
【表2】
【0103】磁気テープ表面の耐摩耗性の小さい試作磁
気テープAは表面性や耐摩耗性を向上させる材料をクリ
ーニング部材によって表面損傷を受けることがわかる。
【0104】しかし、磁気テープ表面の耐摩耗性の小さ
い試作磁気テープBでは、充分に耐え得ることがわか
る。なお、このときのエラーレートは2.5×10-5
充分に小さい値を示した。
【0105】このように、対象となる磁気テープの性能
によって、最適なクリーニング部材を選択することによ
って、目的の機能を発揮させることができる。
【0106】とくに、電池駆動のポータブルタイプのデ
ッキで重要になるテープカセット内における磁気テープ
の走行抵抗を検討し(表3)に、本発明のクリーニング
部材を用いた実施例と従来カセットの比較例についてま
とめて示した。使用磁気テープは試作磁気テープAを使
用した。
【0107】
【表3】
【0108】この(表3)によると、本発明のクリーニ
ング機構付テープカセットは従来のクリーニング機構の
無いテープカセットである比較例1と同様に走行テンシ
ョンの増大、高速走行時の抵抗の上昇もなく良好なテー
プカセットを提供できることがわかる。
【0109】これに対して、従来型のクリーニング方式
である比較例2は走行抵抗が大きく良好なテープカセッ
トを提供できないことがわかる。
【0110】つぎに、本実施例のシャープエッジクリー
ニング部材による磁気テープ表面のクリーニング方法に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0111】(図18)に磁気テープ上にほこりが存在
する場合の磁気ヘッドとの接触するときの様子を模式的
に示した。磁気テープ3が矢印の方向に走行するとき、
磁気テープ上に乗ったほこり24が存在するため、磁気
ヘッドと磁気テープの接触が図のように妨げられ、前述
式に示したような隙間損失を受け、充分な記録再生が妨
げられる。このような不都合な現象を解決するため、
(図19)に示したように、本発明であるシャープエッ
ジを有するクリーニング部材25を導入することを発明
した。図中C部の拡大図を(図20)、(図21)に示
す。(図20)は説明のため、シャープエッジの無い部
材26を磁気テープ表面4に接触したときの様子を模式
的に示した。シャープエッジの無い場合はほこり24に
磁気テープ3の移動によって、部材が乗り上げることに
なることが解るであろう。このような部材ではクリーニ
ング効果は期待することはできない。
【0112】一方本発明の方法であるシャープエッジを
有するクリーニング部材による磁気テープ表面のクリー
ニング方法を示した(図21)。
【0113】磁気テープ移動によって接近して来るほこ
り24が(図20)のようにクリーニング部材は、ほこ
りに乗り上げることなくシャープエッジクリーニング部
材25によって除去されることが解る。そのため、クリ
ーニング部材の後に配置された磁気ヘッドと磁気テープ
の接触が完全に実現できることから、本発明の目的であ
る良好な磁気記録再生を達成することができる。
【0114】このような原理によって本発明のシャープ
エッジクリーニング部材による有効なクリーニング方法
が実現できるが、同時にこの方法は原則として最低シャ
ープエッジ部分が接触していればよく、磁気テープの走
行を阻害する摺動摩擦抵抗は最低限にすることができる
ことが可能であり、本発明の実施によって、特に近年の
デジタル記録方式に対応した優れた磁気テープカセット
を提供することができる。
【0115】更に本発明のクリーニング部材は、(図
3)、(図4)に示したようなデジタルオーディオテー
プカセットに限定されず、種々のテープカセットに応用
が可能である。
【0116】(図22)は従来のオーディオテープカセ
ット型テープカセットに本発明のシャープエッジクリー
ニング部材27を磁気テープの磁気記録面側に接触する
ように装着した実施例である。
【0117】(図23)は従来のビデオカセット型テー
プカセットに本発明のシャープエッジクリーニング部材
27を磁気テープの磁気記録面側に接触するように装着
した実施例である。
【0118】(図24)は従来の小型ビデオカセット型
テープカセットに本発明のシャープエッジクリーニング
部材27を磁気テープの磁気記録面側に接触するように
装着した実施例である。(図25)は従来の小型ビデオ
カセット型テープカセットに本発明のシャープエッジク
リーニング部材27を磁気テープのバックコート層側で
ある裏面に接触するように装着した実施例である。
【0119】また、(図26)に示したように、本発明
のシャープエッジクリーニング部材27を磁気テープの
バックコート層側である裏面と、磁性面の両方に接触す
るように装着した実施例も可能である。
【0120】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシャープエッジを有するクリーニング部材をテープカ
セット内の磁気テープ表面に接触させるように配置させ
るクリーニング方法によって、磁気テープ表面にあって
磁気テープと磁気ヘッドの密着を妨げるほこりを除去で
き、正常な磁気記録再生を達成できることができる。こ
の方法は、また、従来の不織布を用いたクリーニング方
式にみられた不織布繊維の脱落によって発生したほこり
に起因した記録再生の欠陥は原理的になく、優れた記録
再生が実現できるテープカセットを実現することができ
る。
【0121】具体的に、固定ヘッド方式において磁気記
録再生が行われるデジタルオーディオテープカセットに
おいて効果的であり、繰り返し走行による記録再生に於
いても充分なエラーレートを確保することができる。
【0122】また、従来の不織布接触方式による磁気テ
ープカセットクリーニング機構付テープカセットに比較
して、本発明のシャープエッジクリーニング方式テープ
カセットは円滑な磁気テープ走行を妨げる接触抵抗を小
さくできる為、特に電池駆動によるポータブルプレーヤ
ーにおいて消費電力を小さくできる為に長時間仕様が可
能になり有利である。
【0123】また、シャープエッジクリーニング部材を
磁気テープに対して平面で接触する部分を持つ形状にす
ることによって磁気テープ接触を穏やかにでき、磁気テ
ープ表面に損傷を与えない信頼性の高いクリーニング機
構付テープカセットを提供することができる。
【0124】さらに、シャープエッジクリーニング部材
のシャープエッジの背面側エッジをR形状にすることに
よって、高速巻戻し時磁気テープ表面に損傷を与えるこ
とがなく、信頼性の高いクリーニング機構付テープカセ
ットを提供することができる。
【0125】また、シャープエッジクリーニング部材の
磁気テープ接触面に凹状溝を設けることによって複数の
シャープエッジを形成できるため、より効率的なクリー
ニング効果を得ることができる。
【0126】また、シャープエッジクリーニング部材に
設けた凹状溝の溝内に粘着性をもつ層を設けることによ
って、一度排除した磁気テープ上からのほこりを確実に
捕捉することが出来、再び磁気テープ上に戻って来るこ
との無い信頼性の高いクリーニング機構付テープカセッ
トを提供することができる。
【0127】本発明のクリーニング部材をカセットケー
スと同一の樹脂材料によって一体成形することによって
低コストのクリーニング機構付テープカセットを提供す
ることができる。
【0128】本発明のクリーニング部材を表面平滑性の
すぐれた加工の可能なガラス材料によって形成すること
によって、高速巻戻し時磁気テープ表面に損傷を与える
ことがなく、信頼性の高いクリーニング機構付テープカ
セットを提供することができる。
【0129】また、本発明のクリーニング部材のシャー
プエッジ部分を耐摩耗性に優れたセラミック材料や、超
硬金属材料によって形成することによって、繰り返し使
用においてもクリーニング効果の低下の無い信頼性の高
いクリーニング機構付テープカセットを提供することが
できる。
【0130】また、本発明によるシャープエッジクリー
ニング方式は固定ヘッド方式に対応したテープカセット
に限らず、磁気テープを動作時カセット外に引き出し、
回転ヘッドによる記録再生を行う方式に対応したテープ
カセットにおいても、同様な磁気テープ表面クリーニン
グ効果を得ることができる。
【0131】さらに、本発明によるシャープエッジクリ
ーニング方式は記録再生を行う磁気記録面に限らず、円
滑な磁気テープ走行を得るために設けられるバックコー
ト側に接触させるように設けることによっても、背面側
の埃を除去でき、卷くことによる埃の転写を防ぎ、信頼
性の高い磁気記録再生を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャープエッジのみが接触する形状の
クリーニング部材の斜視図
【図2】シャープエッジのみが接触する形状のクリーニ
ング部材の機能時の配置概念図
【図3】本発明のシャープエッジクリーニング部材のデ
ジタルオーディオテープカセットへの応用実施例図
【図4】本発明のシャープエッジクリーニング部材のデ
ジタルオーディオテープカセットへの応用実施例図
【図5】本発明のシャープエッジと背面側エッジがR形
状を有するクリーニング部材の斜視図
【図6】シャープエッジと背面側エッジがR形状を有す
るクリーニング部材の機能時の配置概念図
【図7】本発明の凹状溝を磁気テープ接触面に有するシ
ャープエッジクリーニング部材の斜視図
【図8】凹状溝を磁気テープ接触面に有するシャープエ
ッジクリーニング部材機能時の配置概念図
【図9】本発明の凹状溝を磁気テープ接触面に有し、か
つ部材前後エッジがR形状であるシャープエッジクリー
ニング部材の斜視図
【図10】凹状溝を磁気テープ接触面に有し、かつ部材
前後エッジがR形状であるシャープエッジクリーニング
部材機能時の配置概念図
【図11】本発明の粘着層を凹状溝内に配置したシャー
プエッジクリーニング部材の斜視図
【図12】粘着層を凹状溝内に配置したシャープエッジ
クリーニング部材機能時の配置概念図
【図13】本発明の、部材のシャープエッジ部分に耐摩
耗材料を使用したシャープエッジクリーニング部材実施
例の斜視図
【図14】本発明の、部材のシャープエッジ部分に耐摩
耗材料を使用したシャープエッジクリーニング部材実施
例の斜視図
【図15】本発明の、部材のシャープエッジ部分に耐摩
耗材料を使用したシャープエッジクリーニング部材実施
例の斜視図
【図16】本発明の、部材のシャープエッジ部分に耐摩
耗材料を使用したシャープエッジクリーニング部材実施
例の斜視図
【図17】本発明の、部材のシャープエッジ部分に耐摩
耗材料を使用したシャープエッジクリーニング部材実施
例の斜視図
【図18】磁気テープ上にほこりが存在するときの磁気
ヘッドと磁気テープの位置関係概念図
【図19】本発明のクリーニング方法機能時のシャープ
エッジ部材の配置概念図
【図20】シャープエッジの無い部材の作用概念図
【図21】シャープエッジの作用概念図
【図22】固定ヘッド対応テープカセット実施例平面図
【図23】回転ヘッド対応テープカセット実施例平面図
【図24】回転ヘッド対応小型テープカセット実施例平
面図
【図25】磁気テープ背面作用型回転ヘッド対応小型テ
ープカセット実施例平面図
【図26】磁気テープ背面と磁気記録面の両面作用型回
転ヘッド対応小型テープカセット実施例平面図
【符号の説明】
1 シャープエッジ 2 シャープエッジクリーニング部材 3 磁気テープ 4 磁気記録面 5 磁気ヘッド 6 クリーニング部材作用面 7 カセットハーフ 8 ガイドロール 9 テンションピン 10 R面 11 R面を有するシャープエッジクリーニング部材 12 磁気テープ接触面 13 凹型溝付シャープエッジクリーニング部材 14 耐摩耗性材料 15 R面を有する凹型溝付シャープエッジクリーニン
グ部材 16 凹型溝 17 粘着層 18 底部粘着層付凹型溝付シャープエッジクリーニン
グ部材 19、20、21、22、23 クリーニング部材例 24 磁気テープ上のほこり 25 シャープエッジクリーナー部材 26 シャープエッジの無い部材 27 本発明のシャープエッジクリーニング部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセット内を走行する磁気テープ表
    面にテープカセット内に配置したシャープエッジ部材を
    接触させ、磁気テープ上に付着した塵埃を除去すること
    を特徴とする磁気テープクリーニング方法。
  2. 【請求項2】テープ状磁気記録媒体をフランジ付きリー
    ルまたはハブに卷き、ケース内に収納し、前記磁気記録
    テープがカセット内を走行、あるいはケース外に引き出
    し外部プレーヤーの走行面に沿って走行し、固定あるい
    は回転する磁気ヘッドと対接し記録およびまたは再生を
    行う磁気テープカセットにおいて、ケース内部を走行す
    る磁気テープ表面に接触する位置に先端がシャープエッ
    ジを有する部材を磁気テープ走行方向に対して直交する
    角度で配置した構成を特徴とするクリーニング機構つき
    テープカセット。
  3. 【請求項3】ケース内部を走行する磁気テープ表面に接
    触する位置に、クリーニング部材を配置するカセットに
    於て、そのクリーニング部材が、一方がシャープエッジ
    形状で背面側がR形状であることを特徴とするクリーニ
    ング機構つきテープカセット。
  4. 【請求項4】ケース内部を走行する磁気テープ表面に接
    触する位置に、クリーニング部材を配置するカセットに
    於て、そのクリーニング部材の磁気テープ接触面にテー
    プ走行方向対向エッジがシャープエッジである凹状溝を
    単独あるいは複数有すること特徴とするクリーニング機
    構つきテープカセット。
  5. 【請求項5】ケース内部を走行する磁気テープ表面に接
    触する位置に、クリーニング部材を配置するカセットに
    於て、そのクリーニング部材の磁気テープ接触面にテー
    プ走行方向対向エッジがシャープエッジである凹状溝を
    単独あるいは複数形成し、その溝底に粘着層を形成した
    部材を配置した構成を特徴とするクリーニング機構つき
    テープカセット。
  6. 【請求項6】ケース内部を走行する磁気テープ表面に接
    触する位置に、クリーニング部材を配置するカセットに
    於て、そのクリーニング部材の磁気テープ接触面にテー
    プ走行方向対向エッジがシャープエッジである凹状溝を
    単独あるいは複数形成し、磁気テープ走行方向に対向す
    る両前面エッジ部がR形状である部材を配置した構成を
    特徴とするクリーニング機構つきテープカセット。
  7. 【請求項7】クリーニング部材がカセットケースと同一
    の樹脂材料からなり、一体成形によって形成されること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のクリーニ
    ング機構付きのテープカセット。
  8. 【請求項8】クリーニング部材がガラスからなることを
    特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のクリーニン
    グ機構付きのテープカセット。
  9. 【請求項9】クリーニング部材が全部あるいは磁気テー
    プと接触する一部がセラミックス、超硬材料等の刃物材
    料金属からなることを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    かに記載のクリーニング機構付きのテープカセット。
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