JPH07105751A - 安定化材複合型超電導導体およびその製造方法 - Google Patents

安定化材複合型超電導導体およびその製造方法

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JPH07105751A
JPH07105751A JP5249586A JP24958693A JPH07105751A JP H07105751 A JPH07105751 A JP H07105751A JP 5249586 A JP5249586 A JP 5249586A JP 24958693 A JP24958693 A JP 24958693A JP H07105751 A JPH07105751 A JP H07105751A
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oxide superconducting
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和憲 尾鍋
Yasuhiro Iijima
康裕 飯島
Nobuyuki Sadakata
伸行 定方
Takashi Saito
隆 斉藤
Tsukasa Kono
宰 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、曲げや圧縮などによる歪に強く、
超電導特性の劣化が生じにくいので機械的安定性に優
れ、取り扱いが容易にできるとともに、酸化物超電導層
を大気にさらさないような構造として超電導特性の劣化
現象を有効に防止でき、超電導特性の安定性に優れた構
造とその構造を有する酸化物超電導導体の製造方法の提
供を目的とする。 【構成】 本発明は、基材2と、この基材2上に形成さ
れた中間層3と、この中間層3上に形成された酸化物超
電導層4と、この酸化物超電導層4を覆う銀または銀合
金などの貴金属またはその合金からなる安定化被覆層5
を具備してなり、前記安定化被覆層の厚さを2μm以上
にしてなるものである。 【効果】 本発明によれば、機械的安定性、化学的安定
性、磁気的安定性、超電導特性の安定性の高い酸化物超
電導導体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導マグネット、超
電導電力輸送、超電導エネルギー貯蔵、超電導発電機、
超電導パワーリード等への応用開発が進められている酸
化物超電導導体の構造とその製造方法に関するもので、
特に、酸化物超電導導体の安定化を進めるための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板や金属テープなどの基材上に
結晶配向性の良好な酸化物超電導層を形成する方法が種
々試みられている。その1つの方法として、酸化物超電
導体と結晶構造の類似したMgOあるいはSrTiO3
などの単結晶基材を用い、この単結晶基材上にスパッタ
リングなどの成膜法により酸化物超電導層を形成する方
法がなされている。前記MgOやSrTiO3の単結晶
基材を用い、スパッタリングなどの成膜法を行なえば、
酸化物超電導層の結晶が単結晶基材の結晶を基に結晶成
長するために、その結晶のa軸あるいはb軸配向性を良
好にすることが可能であり、これらの単結晶基材上に形
成された酸化物超電導層は数100万A/cm2(77
K、0T)程度の十分に高い臨界電流密度を発揮するこ
とが知られている。
【0003】ところで、酸化物超電導体を導電体として
使用するためには、テープ状などの長尺の基材上に結晶
配向性の良好な酸化物超電導層を形成する必要がある。
ところが、金属テープなどの基材上に酸化物超電導層を
直接形成すると、金属テープ自体が多結晶体であってそ
の結晶構造も酸化物超電導体と大きく異なるために、結
晶配向性の良好な酸化物超電導層を形成することは困難
な問題がある。
【0004】そこで従来、金属テープなどの基材上に、
スパッタ装置を用いてMgOやSrTiO3などの中間
層を被覆し、この中間層上に酸化物超電導層を形成する
ことが行なわれている。ところがこの種の中間層上にス
パッタ装置により形成した酸化物超電導層は、単結晶基
材上に形成された酸化物超電導層よりもかなり低い臨界
電流密度(例えば数1000〜10000A/cm2
度)しか示さないという問題があった。これは、以下に
説明する理由によるものと考えられる。
【0005】まず、金属テープなどの多結晶体からなる
基材上に、スパッタリングなどの成膜法により中間層を
形成し、この中間層上に酸化物超電導層を形成して超電
導導体を製造した場合、中間層と酸化物超電導層はいず
れも多結晶状態となり、中間層と酸化物超電導層は、多
数の結晶粒が無秩序に結合した状態となっている。ここ
で酸化物超電導層の結晶粒の1つ1つを個々に見ると各
結晶粒の結晶のc軸は基材表面に対して垂直に配向して
いるものの、a軸とb軸は無秩序な方向を向いているも
のと考えられる。
【0006】ところが、酸化物超電導体は、その結晶自
体に電気的な異方性を有しており、例えば結晶軸のa軸
方向とb軸方向には電気を流し易いが、c軸方向には電
気を流しにくいことなどが知られている。従って、前記
のように酸化物超電導層の結晶粒毎にa軸とb軸の向き
が無秩序になると、結晶配向性の乱れた結晶粒界におい
て超電導状態の量子的結合性が失なわれる結果、超電導
特性、特に臨界電流密度の低下を引き起こすものと思わ
れる。また、前記酸化物超電導体がa軸およびb軸配向
していない多結晶状態となるのは、その下に形成された
中間層がa軸およびb軸配向していない多結晶状態であ
るために、酸化物超電導層の成膜時に、中間層の結晶に
整合するように酸化物超電導層が成長するためであると
思われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
金属テープの基材上に結晶配向性の良好なイットリウム
安定化ジルコニア(以下、YSZと略称する)の多結晶
薄膜を形成し、この多結晶薄膜上に酸化物超電導層を形
成することで、超電導特性の優れた酸化物超電導導体を
製造する試みを種々行っている。そして、このような試
みの中から本発明者らは先に、特願平3ー126836
号、特願平3ー126837号、特願平2ー20555
1号、特願平4ー13443号、特願平4ー29346
4号、などにおいて、結晶配向性に優れた多結晶薄膜、
およびそれを利用した酸化物超電導導体の特許出願を行
っている。
【0008】これらの特許出願に記載された技術によれ
ば、基材上にYSZの粒子を堆積させる際に、基材成膜
面の斜め方向からイオンビームを照射すると、結晶配向
性に優れた多結晶薄膜を形成することができるものであ
り、この多結晶薄膜上に酸化物超電導層を形成すること
で超電導特性の優れた酸化物超電導導体が得られるもの
である。また、金属テープの基材上にYBaCuO系の
酸化物超電導層を形成したテープ状の酸化物超電導導体
は、酸化物超電導層の厚さが数μm程度と薄いために、
一般的なバルク材の超電導導体に比べて曲げに強いとい
った機械的特性を有している。
【0009】しかしながら、前記のテープ状の酸化物超
電導導体にあっても、ある値以上の曲げ歪を加えると、
酸化物超電導層自体にクラックが発生し、酸化物超電導
導体自体の一部が破壊されてしまう問題があった。そこ
で本発明者らは、前記の曲げ歪に強く、超電導特性の劣
化しずらい構造について鋭意研究を行なった結果、本願
発明に到達した。
【0010】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、曲げや圧縮などによる歪に強く、超電導特性の劣
化が生じにくいので機械的安定性に優れ、取り扱いが容
易にできるとともに、酸化物超電導層を大気にさらさな
いような構造として超電導特性の劣化現象を有効に防止
でき、超電導特性の安定性に優れた構造とその構造を有
する酸化物超電導導体の製造方法の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
前記課題を解決するために、基材と、この基材上に形成
された中間層と、この中間層上に形成された酸化物超電
導層と、この酸化物超電導層を覆う銀または銀合金など
の貴金属またはそれらの合金からなる安定化被覆層とを
具備してなり、前記安定化被覆層の厚さを2μm以上に
してなるものである。
【0012】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、基材と、この基材上に形成された粒界傾角30
度以下のイットリウム安定化ジルコニアの中間層と、こ
の中間層上に形成された酸化物超電導層と、この酸化物
超電導層を覆う銀または銀合金などの貴金属またはそれ
らの合金からなる安定化被覆層とを具備してなるもので
ある。
【0013】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項2記載の安定化被覆層の厚さを2μm以
上にしてなるものである。
【0014】請求項4記載の発明は前記課題を解決する
ために、ターゲットから発生させた粒子を基材上に堆積
させて基材上にイットリウム安定化ジルコニアの中間層
を形成した後、この中間層上に酸化物超電導層を形成
し、次いでこの酸化物超電導層を囲むように銀または銀
合金などの貴金属またはそれらの合金からなる安定化被
覆層を形成し、この後に安定化被覆層と酸化物超電導層
の間の接触抵抗を低減させる熱処理を施すものである。
【0015】請求項5記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項4記載の熱処理を350〜670℃の範
囲で行なうものである。
【0016】
【作用】酸化物超電導層を貴金属の安定化被覆層で覆っ
ているので、曲げや圧縮などの外力に起因する歪を受け
ても超電導特性の劣化割合が少なく、機械的安定性に優
れる。更に、酸化物超電導層が空気に触れることがな
く、空気中の有害成分が酸化物超電導層の組成を崩すこ
とがない。よって化学的安定性に優れる。また、酸化物
超電導体を超電導状態として使用している際に、熱や磁
場の作用により部分的に常電導状態に遷移しようとして
も、貴金属の安定化被覆層がこれを抑制し、超電導状態
の安定性を高める。この安定化被覆層の厚さを2μm以
上にすることで、酸化物超電導層と安定化被覆層との間
の接触抵抗を低くすることができるようになり、超電導
特性の安定化に寄与する。
【0017】一方、基材上に、粒界傾角30度以下の配
向性の優れたYSZ中間層を介して形成された酸化物超
電導層が、銀などの安定化被覆層により覆われているの
で、酸化物超電導層を保護することができ、化学的安定
性、磁気的安定性、および超電導特性上での安定性が保
持される。また、銀あるいは銀合金のような良導電性の
安定化被覆層で酸化物超電導層が覆われているので、電
力を流す際の抵抗も少なく、通電時の超電導電流の磁気
的安定性も確保できる。更に、中間層として結晶配向性
に優れたものを用いるならば、その上に形成される酸化
物超電導層の結晶配向性も良好になり、臨界電流特性の
優れた酸化物超電導導体が得られる。
【0018】酸化物超電導層をYSZ中間層上に形成し
た後に、銀などからなる安定化被覆層で覆った後に熱処
理を施すならば、両層の界面での接触抵抗を低減するこ
とができるので、超電導状態で通電時に安定性に優れ
る。この際の熱処理温度は、350〜670℃が好まし
く、この範囲の熱処理により、接触抵抗値を低く抑える
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1と図2は本発明に係る酸化物超電導導
体の一実施例を示すもので、この例の酸化物超電導導体
1は、テープ状の基材2と、この基材2の上面に順次形
成された中間層3と酸化物超電導層4と安定化被覆層5
を具備して構成されている。
【0020】前記基材2は、この例ではテープ状のもの
を用いているが、例えば、板材、線材、条体などの種々
の形状のものを用いることができ、基材Aは、銀、白
金、ステンレス鋼、銅、ハステロイなどのニッケル合金
などの各種金属材料、あるいは、各種ガラスあるいは各
種セラミックスなどからなるものである。基材2として
例えば、厚さ0.08〜0.1mm程度のテープ状のもの
を用いることができる。
【0021】前記中間層3は、立方晶系の結晶構造を有
するYSZ(イットリウム安定化ジルコニア)、MgO
などからなり、基材2の上面全部を覆って設けられ、こ
の中間層3は、図3に示すように、微細な結晶粒7が多
数相互に結晶粒界Rを介して接合一体化されてなり、各
結晶粒7の結晶軸のc軸は基材2の上面(成膜面)に対
して直角に向けられ、各結晶粒7の結晶軸のa軸どうし
およびb軸どうしが互いに同一方向に向けられて面内配
向されている。また、各結晶粒7のc軸が基材Aの(上
面)成膜面に対して直角に配向されている。そして、各
結晶粒7のa軸(あるいはb軸)どうしは、それらのな
す角度(図4に示す粒界傾角K)を30度以内にして接
合一体化されている。この中間層として例えば、厚さ
0.4〜0.5μm程度のYSZ層を用いることができ
る。
【0022】前記酸化物超電導層4は、中間層3の上面
に中間層3よりも若干幅狭かつ短かく形成されたもので
あり、中間層3と同様に良好な配向性でもって結晶配向
されている。この酸化物超電導層4として例えば、0.
7〜0.8μm程度の厚さのものを用いることができ
る。この酸化物超電導層を構成する酸化物超電導体は、
1Ba2Cu37-x、Y2Ba4Cu8Ox、Y3Ba3Cu6
xなる組成、あるいは(Bi,Pb)2Ca2Sr2Cu3
x、(Bi,Pb)2Ca2Sr3Cu4Oxなる組成、ある
いは、Tl2Ba2Ca2Cu3Ox、Tl2Ba2Ca1Cu
3Ox、Tl1Ba2Ca3Cu4Oxなる組成などに代表さ
れる臨界温度の高い酸化物超電導体である。
【0023】前記安定化被覆層5は、銀、金、白金など
の貴金属、あるいはそれらの合金からなり、酸化物超電
導層4の全体を覆い隠すように設けられ、酸化物超電導
層4の周囲部分では中間層3の上面に被さって設けられ
ている。このように安定化被覆層5で酸化物超電導層4
を覆っているために、酸化物超電導層4の機械的、化学
的、電磁気的および熱的な安定性を向上させる。前記安
定化被覆層5の厚さは2μm以上、例えば5μm以上が
より好ましく、例えば6〜7μm程度とすることができ
る。安定化被覆層5の厚さが2μmより小さいと、後述
する熱処理を施しても安定化被覆層5と酸化物超電導層
4との間の接触抵抗を低くすることができないので好ま
しくない。
【0024】前記構造の酸化物超電導導体1は、テープ
状であるために、バルク状の酸化物超電導導体よりも曲
げに強く、超電導特性の劣化も少ない。しかも、酸化物
超電導層4を安定化被覆層5が覆っているので、前記の
理由と相まってより機械的安定性が高まっており、ま
た、安定化被覆層5で酸化物超電導層4を覆うことで大
気中の水分などの成分により酸化物超電導層4の特性劣
化を引き起こすことがなく、より安定性が高くなり、し
かも、曲げや圧縮による歪を受けた場合であっても超電
導特性の劣化割合が少なくなる。
【0025】また、酸化物超電導導体1を冷却して超電
導状態として使用している際に、熱や磁場の作用により
部分的に常電導状態に遷移しようとしても、安定化被覆
層5がこれを抑制し、超電導状態の安定性を高める。ま
た、外部磁場などの影響により内部に磁束が侵入し、こ
れが擾乱されて発熱を生じて常電導転移しようとする場
合にも安定化被覆層5がこの現象を抑制する。よって磁
気的安定性に優れる。この安定化被覆層5の厚さを2μ
m以上にすることで、酸化物超電導層と安定化被覆層と
の間の接触抵抗を低くすることができるようになり、超
電導特性の安定化に寄与する。
【0026】次に前記酸化物超電導導体1を製造する装
置について図5を基に以下に説明する。図5は図1に示
す酸化物超電導導体1を製造するための装置の一例を示
すものであり、この例の装置は、レーザ蒸着装置にイオ
ンビームアシスト用のイオンガンを設けた構成となって
いる。この例の装置は、基材2を保持するための基材ホ
ルダ11と、この基材ホルダ11の斜め下方に所定間隔
をもって対向配置された板状のターゲット12と、前記
基材ホルダ11の側方に所定間隔をもって対向配置され
たイオンガン13と、前記ターゲット12の側方に設け
られてターゲット12の上面に向けてレーザビームを照
射するためのレーザ発光装置14を主体として構成され
ている。
【0027】また、この例の装置の一部は、真空容器1
5に収納されていて、基材ホルダ11とターゲット12
の周囲を真空雰囲気に保持できるようになっている。更
に前記真空容器15には、ガスボンベなどの雰囲気ガス
供給源が接続されていて、真空容器15の内部を真空な
どの低圧状態で、かつ、アルゴンガスあるいはその他の
不活性ガス雰囲気または酸素を含む不活性ガス雰囲気に
調整することができるようになっている。なお、前記の
レーザ発光装置14から出されたレーザビームは、第1
反射鏡14aと第2反射鏡14bと集光レンズ14cと
真空容器15の側壁に取り付けられた窓部15aとを介
してターゲット12の上面に集光照射されるようになっ
ている。
【0028】一方、基材2としてこの例では、長尺の金
属テープ(ハステロイ製あるいはステンレス製などのテ
ープ)状の基材2を用いるので、真空容器15の内部に
金属テープの送出装置8と巻取装置9を設け、送出装置
8から連続的に基材ホルダ11にテープ状の基材2を送
り出し、続いて巻取装置9で巻き取ることでテープ状の
基材2上に中間層3を連続成膜することができるように
構成されている。前記基材ホルダ11は、内部に加熱ヒ
ータを備え、基材ホルダ11に送出装置8から供給され
た基材2を所用の温度に加熱できるようになっている。
前記ターゲット12は、目的とするYSZの多結晶薄膜
を形成するためのものであり、目的の組成の多結晶薄膜
と同一組成あるいは近似組成のものなどを用いる。ター
ゲット12として具体的には、数モル%のY23で安定
化したYSZを用いる。
【0029】この例で用いるイオンガン13は、図6に
示すように、筒状の容器16の内部に、引出電極17と
フィラメント18とArガスなどの導入管19とを備え
て構成され、容器16の先端からイオンをビーム状にし
て平行に照射できるものである。前記イオンガン13
は、図5に示すようにその中心軸Sを基材2の上面(成
膜面)に対して入射角度θ(基材Aの垂線(法線)Hと
中心線Sとのなす角度)でもって傾斜させて対向されて
いる。この入射角度θは50〜60度の範囲が好ましい
が、55〜60度の範囲が最も好ましい。従ってイオン
ガン13は基材2の成膜面に対して入射角θでもってイ
オンビームを入射できるように配置されている。
【0030】前記イオンガン13によって基材Aに照射
するイオンビームは、He+、Ne+、Ar+、Xe+、K
+などの希ガスのイオンビーム、あるいは、それらと
酸素イオンの混合イオンビームなどを用いる。だだし、
中間層3の結晶構造を整えるためには、ある程度の原子
量が必要であり、あまりに軽量のイオンでは効果が薄く
なることを考慮すると、Ar+、Kr+などのイオンを用
いることが好ましい。前記レーザ発光装置14は、真空
容器15の側壁に取り付けられた透明窓15aを介して
レーザビームをターゲット12に集光照射し、ターゲッ
ト12の構成粒子をえぐり出して基材A側に噴出させる
ことができるものである。レーザ発光装置14はターゲ
ット12から粒子を出すことができるものであれば、Y
AGレーザ、CO2レーザ、エキシマレーザなどのいず
れのものを用いても良い。
【0031】次に図5に示す構成の装置を用いて基材2
上にYSZの中間層3を形成する場合について説明す
る。基材2上に中間層3を形成するには、YSZのター
ゲット12を用いるとともに、基材ホルダ11の傾斜角
度を調節してイオンガン13から照射されるイオンビー
ムを基材ホルダ11の上面に50〜60度の範囲の角
度、例えば55度で照射できるようにする。次に基材2
を収納している真空容器15の内部を真空引きして減圧
雰囲気とするとともに、送出装置8から基材ホルダ11
に基材2を所定の速度で移動させる。そして、イオンガ
ン13とレーザ発光装置14を作動させる。
【0032】レーザ発光装置14からターゲット12に
レーザビームを照射すると、ターゲット12の粒子がえ
ぐり出されて基材2側に飛来する。そして、基材2に、
ターゲット12から発生させた粒子を堆積させると同時
に、イオンガン13から、例えば、Kr+イオンと酸素
イオンの混合イオンビームまたはKr+イオンのイオン
ビームを照射する。このイオンビーム照射する際の入射
角度θは、50〜60度の範囲が最も好ましい。以上の
処理を行なうことによって基材2上に結晶配向性の優れ
たYSZの中間層3を形成する。ここでイオンビームの
入射角θを90度とすると、多結晶薄膜のc軸は基材2
の成膜面に対して直角に配向するものの、基材2の成膜
面上に(111)面が立つので好ましくない。また、入
射角θを30度とすると、多結晶薄膜はc軸配向すらし
なくなる。前記のような好ましい範囲の角度でイオンビ
ーム照射するならば多結晶薄膜の結晶の(100)面が
立つようになる。
【0033】前記中間層3の結晶配向性が整う要因とし
て本発明らは、以下のことを想定している。YSZの中
間層3の結晶の単位格子は、図7に示すように立方晶で
あり、この結晶格子においては、基板法線方向が<10
0>軸であり、他の<010>軸と<001>軸は、い
ずれも、図7に示す方向となる。これらの方向に対し、
基板法線に対して斜め方向から入射するイオンビームを
考慮すると、図7の原点Oに対して単位格子の対角線方
向、即ち、<111>軸に沿って入射する場合は、5
4.7度の入射角度となる。
【0034】ここで前記のように入射角度50〜60度
の範囲で良好な結晶配向性を示すことは、イオンビーム
の入射角度θが前記54.7度と一致するかその前後に
なった場合、イオンチャンネリングが最も効果的に起こ
り、基材3上に堆積している結晶において、基材3の上
で前記角度に一致する配置関係になった原子のみが選択
的に残り易くなり、その他の乱れた原子配列のものはイ
オンビームのスパッタ効果によりスパッタされて除去さ
れる結果、配向性の良好な原子の集合した結晶のみが選
択的に残って堆積してゆくものと推定している。
【0035】ここで、前記のようなレーザ蒸着法を適用
するならば、本発明者らが先に特許出願している方法に
おいて用いたスパッタリング法を応用した斜めイオンビ
ーム照射方法に比較し、より早い成膜速度で多結晶薄膜
を製造できる。具体的には、斜めイオンビーム照射する
スパッタリング法において、0.01〜0.02μm/分
程度の成膜速度であるものを、本発明方法においては、
斜めイオンビーム照射するレーザ蒸着法により、0.0
5〜0.07μm/分程度の高速で成膜することができ
る。ただし、成膜速度を遅くしても良いのであれば、前
記のレーザ蒸着法のかわりに、スパッタリングを行い、
スパッタリング時に斜めイオンビーム照射を行なえば良
い。
【0036】前記のような中間層3を形成したならば、
次に、その上に酸化物超電導層4を形成する。その場合
は、図5に示す装置のターゲットを超電導層形成用のタ
ーゲットに変更して前記と同等のレーザ蒸着法でイオン
ガン13を用いずに成膜すれば良い。ここで超電導体の
粒子の堆積の際にその下の中間層3が予めc軸配向し、
a軸とb軸でも配向しているので、中間層3上に形成さ
れる酸化物超電導層4の結晶のc軸とa軸とb軸も中間
層3に整合するようにエピタキシャル成長し結晶化す
る。これによって結晶配向性の良好な酸化物超電導層4
が得られる。
【0037】酸化物超電導層4を形成したならば、次
に、その上に安定化被覆層5をスパッタリング、レーザ
蒸着法などの成膜法で、あるいは、スクリーン印刷ある
いは塗布法と焼成法の組み合わせなどの適宜の方法によ
り形成する。そして、安定化被覆層5の形成後、酸化物
超電導層4と安定化被覆層5との接触抵抗低減のため
に、350〜670℃で数10分〜数時間加熱する熱処
理を施す。この熱処理により酸化物超電導層4と安定化
被覆層5との界面での接触電気抵抗を減少させ得るの
で、酸化物超電導層4の機械的安定性、化学的安定性、
電磁気的安定性、熱的安定性を向上できる。以上の方法
により図1に示す構造の酸化物超電導導体1を得ること
ができる。
【0038】(製造例1)ハステロイCー276からな
る幅5mm、厚さ82μm、長さ60mmの金属テープ
の基材上にKr++酸素イオンの混合イオンビームを5
5度の入射角度で照射しながら図5に示す装置でレーザ
蒸着を行なって厚さ0.5μmのYSZの中間層を形成
した。ターゲットは、Y23を3モル%含むYSZター
ゲットを用い、テープ状基材の移動速度を0.2m/時
間に設定した。なお、前記のレーザ蒸着には、波長24
8nmのKr-Fエキシマレーザを用いた。
【0039】以上の方法で得られた中間層について、X
線による(111)極点図を求めた結果を図8に示す。
図8に示す結果から、前記のレーザ蒸着法による成膜時
において、配向性の良好な中間層を製造できることが判
明した。即ち、図8から、このYSZ中間層は、基材に
垂直に<100>配向し、イオンビーム入射方向に1つ
の<111>軸が配向し、基材に平行な面内で結晶軸が
秩序をもっていることがわかる。
【0040】続いてターゲットをY0.7Ba1.7Cu3.0
7-xの組成の複合酸化物ターゲットに交換し、繰り返
し周波数25Hzの条件でレーザ蒸着を連続して行なっ
て厚さ0.75μmのY1Ba2Cu37-xなる組成の酸
化物超電導層を形成した。次いで前記の酸化物超電導層
の上に厚さ6.5μmの銀層をスパッタリングにより形
成し、更に、酸化物超電導層と銀層の接触抵抗低減のた
めに酸素雰囲気中で500℃×2時間の熱処理を行なっ
た。
【0041】前記の方法で製造された酸化物超電導導体
20に対し、図9に示すように電圧測定用リード線2
1、22および電流測定用リード線23、24を半田付
けし、超電導特性測定用に使用した。この超電導導体2
0に対し、図9に示すように繰り返し曲げ力を付加し、
臨界電流特性を測定した。この繰り返し曲げ応力を付加
するには、図9に示すような凸曲面を有する治具25と
凹曲面を有する治具26を用意し、これらの治具25、
26のうち、治具25の曲面に繰り返し当接させて引張
歪を付加する方法を採用した。なお、酸化物超電導導体
20に対して引張歪を付加する場合は治具25を用い、
後述する例で圧縮歪を付加する場合は治具26を用い
た。臨界電流の測定は、前記リード線21、22、2
3、24を用いて測定する直流4端子法を採用し、0.
5μV/cmの条件で測定した。
【0042】前記の繰り返し曲げ歪(引張歪)を付加し
た場合、その前後における臨界電流Ic(A)を測定す
るとともに、曲げ歪を加えていない状態の臨界電流と、
曲げを付加した後の臨界電流との比を求めた。以上の結
果を表1に示す。
【0043】
【表1】 表1に示す結果から、0.37%の歪が付加されても臨
界電流の劣化現象は見られなかった。従って本発明に係
る構造の酸化物超電導導体は曲げに強く、付加される歪
が0.37%までの範囲では超電導特性の劣化現象がほ
とんど生じないことが判明した。
【0044】(比較例)次に、前記製造例で用いたもの
と同等の基材を用い、この基材に図5に示す装置でイオ
ンビームの斜め照射を省略して中間層を形成するととも
に、この中間層上に先の製造例と同等の酸化物超電導層
を形成し、安定化被覆層は省略して酸化物超電導導体を
得た。この酸化物超電導導体に対し前記繰り返し曲げ試
験と同等の曲げ試験を行なって歪と臨界電流の関係を測
定した。その結果を表2に示す。(以下、余白)
【0045】
【表2】 表2から明らかなように、この例の試料では、0.25
%の歪を与えると、酸化物超電導層の一部が破壊され、
臨界電流が始めの値から劣化することが判明した。次
に、前記試験例と比較例で得られた臨界電流と歪の関係
をまとめて図11に示した。この図には先に説明したこ
とが明瞭に示されている。
【0046】次に、前記本発明に係る超電導導体の試料
について、図9に示す治具25を用いて引張歪を加えた
場合と、治具26を用いて圧縮歪を加えた場合のそれぞ
れの臨界電流密度の変化を測定した結果を図11に示
す。図11に示す結果から、本発明に係る酸化物超電導
導体は、引張歪が作用しても臨界電流密度の低下割合は
少なく、圧縮歪を付加した場合は臨界電流密度が多少向
上することが明らかになった。
【0047】(製造例2)次に、図12は、前記中間層
を基材上に形成する際に、イオンビーム電圧を300
V、イオンビームの電流密度を40μA/cm2、イオ
ンビームエネルギーを300eVに設定し、イオンビー
ムの入射角度を0度〜65度まで変更して中間層を製造
した場合、得られた中間層の結晶の<111>方向の分
布における入射角度と半値全幅の関係を示すものであ
る。なお、前記の半値全値は、得られた各試料につい
て、図8に示すような極点図を求め、この極点図の中心
から図16に示すような補助線e、fを引いた場合に、
これらの補助線eとfのなす角度αの半分の角度、即
ち、ピーク比半分にて求めた。図12に示す結果から、
イオンビームの入射角度が50〜60度の範囲で結晶配
向性が良好になることが明らかになった。また、特に、
イオンビームの入射角度を55〜60度にすることで、
粒界傾角を極小値にできることも明らかになった。
【0048】(製造例3)次に、前記構造の安定化材複
合型酸化物超電導導体において、銀の安定化被覆層の厚
さを種々の値に変更して複数の試料を作製し、それぞれ
について銀安定化被覆層の厚さと77Kにおける接触抵
抗の値の変化を測定した。また、その際、熱処理を施し
ていない試料(熱処理時間0)と、熱処理時間を0.5
時間に設定した試料と、2時間に設定した試料と、8時
間に設定した試料についてそれぞれ測定した。以上の結
果を図14に示す。図14に示す結果から、銀安定化被
覆層の厚さを2μm以上にすることで、充分に低い接触
抵抗となることを確認できた。また、熱処理を施さない
試料においては、銀安定化被覆層を厚くしても接触抵抗
はわずかしか低下しないことを確認できた。
【0049】(製造例4)続いて、前記構造の安定化材
複合型酸化物超電導導体において、銀安定化被覆層を
6.7〜6.7μmに設定し、熱処理時間を0.5時間と
した場合に、接触抵抗の熱処理温度依存性を測定した。
その結果を図15に示す。図15に示す結果から、50
0〜600℃で熱処理することで、接触抵抗を極小にで
きることが判明した。また、接触抵抗値の変動割合から
360〜670℃で熱処理することで、充分に低い接触
抵抗値を得られることが明らかになった。なお、図15
に示す結果から、700℃で熱処理することで急激に接
触抵抗が向上しているが、これは、基材として用いたハ
ステロイC276の構成元素(Ni、Mo、W、Cr、
Feなど)の一部が、酸化物超電導層側に拡散したため
に生じた抵抗変化現象であると思われる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基材上の
中間層上に形成された酸化物超電導層を貴金属またはそ
の合金の安定化被覆層で覆っているので、多少の歪を受
けても超電導特性の劣化が少なく、機械的安定性が高い
とともに、酸化物超電導層が空気に触れることがなく、
空気中の有害成分が酸化物超電導層の組成を崩すことが
ないので化学的安定性に優れる。また、酸化物超電導体
を超電導状態として使用している際に、熱や磁場の作用
により部分的に常電導状態に遷移しようとしても、貴金
属またはその合金からなる安定化被覆層がこれを抑制
し、超電導状態の安定性を高める。この安定化被覆層の
厚さを2μm以上にすることで、酸化物超電導層と安定
化被覆層との間の接触抵抗を低くすることができるよう
になり、磁気的安定性、超電導特性の安定化に寄与す
る。
【0051】一方、基材上に、粒界傾角30度以下の配
向性の優れたYSZ中間層を介して形成された酸化物超
電導層が、銀などの安定化被覆層により覆われているの
で、酸化物超電導層を保護することができ、化学的安定
性、磁気的安定性、および超電導特性上での安定性が保
持される。また、貴金属あるいはその合金のような良導
電性の安定化被覆層で酸化物超電導層が覆われているの
で、電力を流す際の抵抗も少なく、通電時の超電導電流
の磁気的安定性も確保できる。更に、基材上の中間層と
して結晶配向性に優れたものを用いるならば、その上に
形成される酸化物超電導層の結晶配向性も良好になり、
臨界電流特性の優れた酸化物超電導導体が得られる。
【0052】酸化物超電導層を中間層上に形成した後
に、銀などからなる安定化被覆層で覆った後に熱処理を
施すならば、両層の界面での接触抵抗を低減することが
できるので、超電導状態で通電時に安定性に優れる。こ
の際の熱処理温度は、350〜670℃が好ましく、こ
の範囲の熱処理により、酸化物超電導層と安定化被覆層
との間の接触抵抗値を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る酸化物超電導導体の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図2は図1のAーA線に沿う断面図である。
【図3】図3は基材上に形成された中間層を示す断面図
である。
【図4】図4は図3に示す中間層の結晶粒の粒界傾角を
示す説明図である。
【図5】図5は基材上に中間層を形成するためのレーザ
蒸着装置の一例を示す構成図である。
【図6】図6は図5に示す装置に設けられるイオンガン
の一例を示す断面図である。
【図7】図7はYSZ中間層の結晶格子を示す斜視図で
ある。
【図8】図8はKr++O2の混合イオンビームを用い、
イオンビーム入射角度55度、イオンビームエネルギー
350evで成膜した中間層の極点図である。
【図9】図9は製造例で得られた酸化物超電導体の曲げ
試験と圧縮試験を行なう方法を説明するための斜視図で
ある。
【図10】図10は製造例で得られた酸化物超電導体と
それに曲げと圧縮を付加する治具を示す断面図である。
【図11】図11は製造例で得られた酸化物超電導導体
に付加した歪と臨界電流の関係を示す図である。
【図12】図12は製造例で得られた酸化物超電導導体
に付加した歪と臨界電流密度の関係を示す図である。
【図13】図13は中間層を形成する場合におけるイオ
ンビーム入射角度と半値全幅の関係を示す図である。
【図14】図14は、銀安定化被覆層の厚さと接触抵抗
の関係を熱処理時間を変えて試験して得られたデータを
示す図である。
【図15】図15は、所定厚さの銀安定化被覆層を酸化
物超電導層上に形成した試料において熱処理温度と接触
抵抗の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…酸化物超電導導体、 2…基材、 3
…中間層、4…酸化物超電導層、 5…安定化被
覆層、 7…結晶粒、8…送出装置、 9
…巻取装置、 K…粒界傾角、11…基材ホルダ、
13…イオンガン、 14…レーザ発光装
置、15…真空容器、 20…酸化物超電導
導体、21、22、23、24…リード線、
フロントページの続き (72)発明者 定方 伸行 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 斉藤 隆 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 河野 宰 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、この基材上に形成された中間層
    と、この中間層上に形成された酸化物超電導層と、この
    酸化物超電導層を覆う銀または銀合金などの貴金属また
    はその合金からなる安定化被覆層とを具備してなり、前
    記安定化被覆層の厚さを2μm以上にしてなることを特
    徴とする安定化材複合型超電導導体。
  2. 【請求項2】 基材と、この基材上に形成された粒界傾
    角30度以下のイットリウム安定化ジルコニアの中間層
    と、この中間層上に形成された酸化物超電導層と、この
    酸化物超電導層を覆う銀または銀合金などの貴金属また
    はその合金からなる安定化被覆層とを具備してなること
    を特徴とする安定化材複合型超電導導体。
  3. 【請求項3】 前記安定化被覆層の厚さを2μm以上に
    してなることを特徴とする請求項2記載の安定化材複合
    型超電導導体。
  4. 【請求項4】 ターゲットから発生させた粒子を基材上
    に堆積させて基材上にイットリウム安定化ジルコニアの
    中間層を形成した後、この中間層上に酸化物超電導層を
    形成し、次いでこの酸化物超電導層を囲むように銀また
    は銀合金などの貴金属またはその合金からなる安定化被
    覆層を形成し、この後に安定化被覆層と酸化物超電導層
    の間の接触抵抗を低減させる熱処理を施すことを特徴と
    する安定化材複合型超電導導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理を350〜670℃の範囲で
    行なうことを特徴とする請求項4記載の安定化材複合型
    超電導導体の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538648A (ja) * 2005-04-08 2008-10-30 スーパーパワー インコーポレイテッド 結合された超伝導性物品
JP2013507009A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 アンバチュア リミテッド ライアビリティ カンパニー 極めて低い抵抗フィルムおよびそれを変性または生成するための方法
US8716188B2 (en) 2010-09-15 2014-05-06 Superpower, Inc. Structure to reduce electroplated stabilizer content
WO2015098934A1 (ja) 2013-12-25 2015-07-02 株式会社フジクラ 酸化物超電導線材及び酸化物超電導線材の製造方法

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