JPH07106111B2 - 水耕栽培ハウスの空調方法とその装置 - Google Patents
水耕栽培ハウスの空調方法とその装置Info
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- JPH07106111B2 JPH07106111B2 JP3226035A JP22603591A JPH07106111B2 JP H07106111 B2 JPH07106111 B2 JP H07106111B2 JP 3226035 A JP3226035 A JP 3226035A JP 22603591 A JP22603591 A JP 22603591A JP H07106111 B2 JPH07106111 B2 JP H07106111B2
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Description
方法及びその装置に関する。
は太陽熱によってハウス内が高温になり、ハウス内の茎
葉部の一部分が特に高温になったり、培養液の温度が上
昇したりして作柄が部分的に悪くなることがある。ま
た、ハウス内の作業空間が高温になることにより、作業
環境が過酷になる。
7に示すように、ハウス101内の栽培床B内の養根空
間106とハウス101内で栽培床B外の作業空間10
2及び茎葉部との間で空気を循環させ、養根空間106
内で培養液の気化を促進させて培養液、空気及び培養植
物の根部を冷却し、冷却された空気を作業空間102及
び茎葉部に流して作業空間102及び茎葉部を冷房する
水耕栽培ハウスの空調方法及びその装置がすでに考案さ
れている(実公平2−42119号公報)。
する培養床103と、その根部を受ける底床105とを
備え、これら培養床103と底床105との間に養根空
間106が形成される。栽培床Bの内外にわたって空気
を循環させるため、上記培養床103には栽培床Bの内
外を連通させる通気孔104が形成され、養根空間10
6の空気を吸引して作業空間102及び茎葉部に放出す
る換気扇108が培養床Bの両端に設けられる。
ハウス101内に分散させるため、周面に多数の放出孔
111を有する放出ダクト112を換気扇108の放出
口113に接続している。
ス101外の空気はハウス101内にこもった空気より
も低温であり、また、湿度も低い。したがって、一般に
は、例えばハウス101の側面を開放して、ハウス10
1外の空気とハウス101内の空気とを換気してハウス
101内の気温を低下させている。上記水耕栽培ハウス
の空調方法及びその装置が適用されているハウス101
において、この換気を行えば、養根空間106内での培
養液の気化が一層促進され、冷房効果が一層高められる
ことになる。
耕栽培ハウスの空調方法及びその装置では、換気扇10
8の吸入口109を養根空間6の端部に開口させている
ので、養根空間6内で吸入口109の近傍の空気は換気
扇108に吸入され易いが、吸入口109から遠く離れ
た位置の空気はほとんど換気扇108に吸入されない。
また、換気扇108の放出口113から放出される空気
は放出口113の近くでは勢い良く流れるが、放出口1
13から遠ざかるにつれて風圧ロスによって勢いが削が
れる。
では栽培床Bの内外にわたって循環する風量が不足し、
作業空間102及び茎葉部の気温が局所的に高温になっ
て、作業環境を十分に改善できないことがある。また、
茎葉部、培養液及び根部が十分に冷却されなくなって作
柄が部分的に悪化したり、例えば井戸水を使用して培養
液を冷却する必要が生じてくる。
によって作柄が却って悪くなることがある。加えて、放
出ダクト112から放出される空気の流れは、ハウス1
01外の気流方向に対して直角方向であるため、ハウス
101内外の換気効率を高めて換気による気温の低下を
図る上で不利である。
耕栽培ハウスでは上記の諸問題が顕著になる。本発明
は、このような事情を考慮してなされたものであり、長
い培養床を備える大型の水耕栽培ハウスにおいても、ハ
ウス内全体にわたって平均し、しかも、効率の高い冷房
効果が得られるようにした水耕栽培ハウスの空調方法と
その装置を提供することを目的とする。
め、本発明方法は、例えば図1に示すように、ハウス1
内の栽培床B内の養根空間6と、ハウス1内の栽培床B
外の作業空間2及び茎葉部との間で換気扇8により空気
を循環させ、養根空間6内で培養液の気化熱により空気
を冷却する水耕栽培ハウスの空調方法を前提として、次
のような手段を講じている。
に多数の吸気孔11を分散して開口させた管状の複数の
吸入ダクト10を、ハウス1内に平面的に分散させて配
置し、各吸入ダクト10毎に接続された換気扇8によっ
て上記吸気孔11及び吸入ダクト10の少なくとも一方
の管端の開口より上記養根空間6内の空気を吸引し、作
業空間2及び茎葉部に分散して放出するという手段を講
じ、さらに望ましくは上記ハウス1の全面を開放すると
ともに、上記換気扇8に接続された放出ダクト12を通
じてハウス1外の気流の風下方向と同じ方向に養根空間
6内の空気を放出するようにした水耕栽培ハウスの空調
方法である。
るため、ハウス1内の栽培床B内の養根空間6と、ハウ
ス1内の栽培床B外の作業空間2及び茎葉部との間で空
気を循環させる換気扇8を備える水耕栽培ハウスの空調
装置を前提として、次のような手段を講じている。
に多数の吸気孔11を分散して開口させた管状の吸入ダ
クト10に、上記換気扇8の吸入口9を接続する一方、
作業空間2及び茎葉部に開口する排出ダクト12に、上
記換気扇8の放出口13を接続してなる複数の冷房ユニ
ットCを、ハウス1内に平面的に分散させて配置すると
いう、手段を講じる。かかる構成においてはさらに上記
放出ダクト12から放出される気流の方向を任意の水平
方向(例えばハウス1の全面を開放したときのハウス1
外の気流方向と同じ方向)に向けるようにしたり、換気
扇8が培養床3よりも高所に配置した構成である。
8を上記吸入ダクト10の中間位置に接続するか、ある
いは該吸入ダクト10の一方の開口に接続するかに関わ
らず、養根空間6において、換気扇8の近傍であって、
該換気扇8の風圧ロスの少ない領域の空気は一定の吸気
抵抗のある吸気孔11を通じて吸引される一方、該換気
扇8より比較的離れた領域の空気は吸気抵抗の小さな吸
入ダクト10端部の開口を通じて吸引されることにな
り、1本の吸入ダクト10が周囲の養根空間6内の空気
を均等に吸引する。しかも、このような吸入ダクト10
が養根空間6内で複数配置されるので、該養根空間6全
体としてみたとき風圧ロスが少なくなり、養根空間6内
の空気の換気扇8への吸入量も多く保つことができる。
に吸入された空気に対応する量の空気が通気孔4を通っ
て作業空間2及び茎葉部から吸入されるので、換気扇
8、9の近傍だけではなく、換気扇8から遠く離れた養
根空間6にも十分な流量の空気が循環する。また、これ
により培養液の気化が促進され、その気化熱によって培
養植物の根部、培養液及び空気が冷却される。
の平面上の分散位置から一定水平放出することにより、
ハウス全面で平均した冷風気流が形成され、これをハウ
ス外気の風下方向に合わせることで外部への換気量を増
し、更に気化冷却が促進される。
基づき具体的に説明する。 本発明の一実施例が適用される水耕栽培ハウス(以下、
ハウスという)1は、図2に示すように、2棟1連のビ
ニールハウスであり、1棟は南北方向に96m程度、東
西方向に10m程度の規模のもので、各棟の屋根の東側
上部に天窓が設けられる。また、南北両端の妻面にはそ
れぞれ出入口が設けられ、夏期等の高気温時には必要に
応じてこれらの出入口や天窓を開いたり、東西の側面の
ビニールを巻き上げたりして外気との換気効率を高める
ようにしている。更に、各棟内の天井部には必要に応じ
て太陽光線の一部分を遮光する寒冷紗を張設できるよう
にしている。
ニットAが南北に4ユニットずつに分けて敷設され、各
栽培ユニットAは東西に適当な間隔を置いて敷設される
3床の栽培床Bと、図1に示す培養液供給装置20と、
培養液回収装置30と、各栽培ユニットAのハウス中央
側方に配置される浄化槽7と、本発明の一実施例に係る
空調装置とを備えている。
80cm程度の幅を有し、図3に示すように、培養植物
の茎または幹を保持する培養床3と、これの下方で培養
植物の根部を受ける上下2段の底床5を備え、培養床3
とこれらの底床5との間に上下2段の養根空間6が形成
される。
側部によって上記養根空間6と、培養床3の上側で培養
植物が占める茎葉部及び茎葉部の周囲の作業空間2とに
区画され、作業空間2及び茎葉部と養根空間6とは培養
床3に形成した通気孔4によって連通させてある。この
通気孔4の開口面積、間隔及び分布は培養植物の種類、
空調装置に要求される能力等によって経験的に決定され
る。なお、培養床3には培養植物の茎あるいは幹が挿通
される植穴3aが適当な平面間隔を置いて形成されてい
る。
は、浄化槽7内の液相部7aに浸漬されたポンプ21
と、これから導出された供給配管22とを備え、供給配
管22は途中から3本の供給管22aに分岐されて各床
の養根空間6の上部に引き込まれる。養根空間6内に引
き込まれた各供給管22aには適当な間隔を置いてノズ
ル22bを設けて、各ノズル22bから培養液を所定の
周期で間欠的に噴出させるように構成している。
一部分は根部に含まれ、余分の培養液の一部分は底床5
に形成された貯留溝23(図3)に流れ込み、これに対
応して古い培養液が貯留溝23から溢れ出し、養根空間
6の底部に流れる。
に養根空間6の全長にわたってオープンカットされた回
収溝31と、回収溝31の底部に適当な間隔を置いて連
通させた回収分岐管32と、各回収分岐管32の下端部
に連通させるとともに浄化槽7内の気相部7bに連通さ
せた回収集合管33とを備える。
連れて低くなるように傾斜させてあり、養根空間6の底
部に流れた培養液が自重で養液回収溝31及び回収分岐
管32から回収集合管33に落下し、回収集合管33内
を流れて浄化槽7の気相部7bに流入するようにしてい
る。
収集合管33の断面を塞ぐ程度に集中し、後述する空調
装置の換気扇8を作動させることにより吸引される養根
空間6内の空気を回収集合管33内で巻き込んで勢い良
く浄化槽7に流入する。
曝気されて浄化されながら浄化槽7に流入し、この流入
時に気相部7bから液相部7aに落下するときにも浄化
槽7内の空気を巻き込んで空気曝気され、更に浄化され
る。
槽7では、図示しないボールタップを介して消費水分量
に対応する量の培養液の原水が自動供給されるようにし
てある。
ニット、合計48ユニットの冷房ユニットCからなり、
各冷房ユニットCは、栽培床Bよりも高所に配置される
換気扇8と、換気扇8の吸入口9に直接的にまたは間接
的に接続されるとともに、養根空間6内に延長された吸
入ダクト10と、換気扇8の放出口13に接続された放
出ダクト12とを備える。
件、特に、ハウス1外の風向きを考慮するとともに、ハ
ウス1内の気温をできるだけ平均化させることを考慮に
入れてハウス1内に平面的に分散して配置される。
ニールを巻き上げるので、窓側及び出入口近傍には外気
が流入し易く、窓側及び出入口近傍は換気による冷房効
果により比較的低温になる。また、ハウス1外の風向き
は南風が多く、ハウス1内の中央から北側が高温になり
易い。
中央から北側の通気性を高めるため、ハウス1の中央部
に10ユニットの冷房ユニットCを配置し、また、妻に
よる換気効率の低下を軽減するため、ハウス1の南端部
に6ユニット、北端部にに4ユニットの冷房ユニットC
を配置し、更に、ハウス1内全体を平均して冷房するた
め、各栽培床Bに26ユニットの冷房ユニットCを平均
的に分散して配置している。
の中央部に設置される1栽培ユニットA当たり1ユニッ
トの冷房ユニットC、すなわち、南側の各栽培ユニット
Aの北方に設けられる冷房ユニットCと、北側の栽培ユ
ニットAの南端に設けられる冷房ユニットCとはそれぞ
れ対応する栽培ユニットAの浄化槽7と組み合わされ
る。
吸入口9が浄化槽7の気相部7bに連通され、吸入ダク
ト10は回収集合管33及び浄化槽7の気相部7bを介
して換気扇8の吸入口9に接続される。なお、この吸入
ダクト10は図6に示すように、回収集合管33を介さ
ずに浄化槽7の気相部7bに接続してもよい。
部に設置される2ユニット及び南北両端に設置される1
0ユニットの冷房ユニットCには換気扇8の吸入口9か
ら下方に伸び、更にL字形に曲がって養根空間6に適当
長さに延長される吸入ダクト10が設けられる。
うに換気扇8の吸入口9から下方に伸び、養根空間6内
でT字形に分岐する適当長さの吸入ダクト10を備えて
いる。各吸入ダクト10はいずれも硬質管あるいは半硬
質管で構成され、その表面には養根空間6内で適当に分
散して開口された多数の吸気孔11を備えている。ま
た、各吸入ダクト10にはその内部空間を作業空間2及
び茎葉部に直接に連通させる開口10aが形成され、こ
の開口10aの開口率をスライド式の蓋10bで調整す
ることにより養根空間6から当該吸入ダクト10への吸
入空気量を調整できるようにしている。
トCの場合には、吸入ダクト10に代えて浄化槽7のマ
ンホールに養根空間6からの吸入空気量を調整するため
の開口と、その開口の開度調節をする蓋とを設けてもよ
い。
から上方に延長され、更にL字形に曲げられて水平方向
に向かって開口させている。各放出ダクト12は一定の
範囲内で昇降変位可能に、また、各換気線8の送風口1
3の軸心回りに全旋回可能に換気扇8に支持させてい
る。
れ、例えば、夏期にはハウス1内外の換気効率を高める
ため、北端の放出ダクト12を除いては北向きに、ま
た、北端の放出ダクト12は北端の出入口の方向に向け
られる。
が、吸入ダクト10の一開口端に換気扇8接続されてい
るか(図4に示す構成)、吸入ダクト10の中間位置に
換気扇8が接続されているか(図5に示す構成)に関わ
らず、養根空間6において、換気扇8の近傍であって、
該換気扇8の風圧ロスの少ない領域の空気は一定の吸気
抵抗のある吸気孔11を通じて吸引される一方、該換気
扇8より比較的離れた領域の空気は吸気抵抗の小さな吸
入ダクト10端部の開口を通じて吸引されることにな
り、1本の吸入ダクト10が周囲の養根空間6内の空気
を均等に吸引する。しかも、このような吸入ダクト10
が養根空間6内で複数配置されるので、該養根空間6全
体としてみたとき風圧ロスが少なくなり、養根空間6内
の空気の換気扇8への吸入量も多く保つことができる。
また、換気扇8が養根空間6の換気域内で偏って配置さ
れている場合、例えば、図5に示すように吸入ダクト1
0の管径を換気域の容積に応じて調節することにより
(図示の場合、左側の吸入ダクトの管径を右側の吸入ダ
クト10の管径よりも小さくしている)、養根空間6の
全体から均等に空気が吸入ダクト10に吸入される。
ト10に吸入された空気に対応する量の空気が通気孔4
を通って作業空間2及び茎葉部から吸入され、換気扇8
の近傍だけではなく、換気扇8から遠く離れた養根空間
6においてもこの気流によって培養液の気化が促進さ
れ、その気化熱によって培養植物の根部、培養液及び空
気が冷却される。
平面上に分散配置され、それより放出ダクト12によっ
て水平方向に調整放出されることによりハウス1内の全
面に気流が形成され、換気扇8から離れた作業空間2に
も冷却された空気が十分に循環することになり、局所的
な高温域が発生することを防止でき、作業環境を十分に
改善できる。
は外気より2℃〜5℃程度高くなり、大型ハウス内では
上下や平面位置による温度差は大きく、その上照り返し
や輻射熱の加わる植付時の培養床3の上面等局部的な高
温域が発生する。養根空間6内で冷却され放出される空
気の温度は、各換気扇8の運転前の温度より5℃程度低
くなる。そして、ハウス1外の気流の風下方向位置の換
気扇8程、その放出気流の温度が高くなっている。
が31.5℃程度であれば、培養液温度は26℃で養根
空間6内の温度は換気無しでは26.3℃で、換気する
と25.8℃になっている。放出ダクト12から放出さ
れる空気の温度は28.5℃程度になって、作業空間2
及び茎葉部に放出される。作業空間2及び茎葉部に形成
される気流は養根空間6内で気化冷却された空気と放出
ダクト12周囲の自然換気流も巻き込んで風量を増し、
ハウス全面の気流となって作業空間2及び茎葉部の各部
分が冷却される。
出方向をハウス1の外気の風方向に合わせた場合で、例
えば、ハウス内全ての放出ダクト12の放出方向をハウ
ス外気流の逆方向にした場合、同じ放出ダクト12の放
出気流の温度は31℃程度になり、前記ハウス外気流方
向で最も風下位置換気扇放出温度と同じであった。
開き東西の側面のビニールを巻き上げることで乾燥外気
との換気効率が高められ、自然換気による冷却効果とそ
れに伴い養根空間6内において培養液の気化が促進され
るのであるが、特にハウス1内の平面上の分散配置した
放出ダクト12の放出方向を一定方向にすることで周囲
の空気を巻き込み、風量を増し、ハウス1内の全面の平
均した気流を形成し、その方向をハウス外気流の風下方
向に合わせることによって更に風量が増すと共に、連続
してハウス外気との換気作用が大きくなり、それによっ
てハウス1の風下の奥部迄気化冷却の効果が高められ大
風量の冷気流となり風速も増し冷房効果が一層高められ
る。
では、通常夏期には培養液を噴射供給時間5分、休止期
間8分間で周期的に繰り返し、これと並行して換気扇8
を運転7分間、休止6分間で周期的に繰り返すことによ
り、栽培上の十分な冷房効果を得ることが出来たが、例
えば、ハウス1外の気温が30℃を越える夏期等の高温
期においても、出入口及び天窓を開き、東西のビニール
を巻き上げておけば、換気扇8から作業空間2に吹き出
される空気の温度を外気温度より3℃程度低くすること
が出来、換気扇8を上記間欠運転から連続運転にし、ハ
ウス1内の天井部に寒冷紗を張設することで作業空間2
の温度を外気より0.4℃程度低い気温にすることが出
来た。その上、放出ダクト12の放出層を作業者の頭部
域にしたり、作業時間を午前中にすることで実用上十分
な作業環境の冷房効果が得られた。
代謝量を高め、そして省電力化を図るため、張設した寒
冷紗を除去し、換気扇8を前記間欠運転にすると、例え
ば外気温33.8℃のとき、換気中で34.2℃とな
り、換気扇8が休止すると35.8℃となるが、外気温
より0.4〜2℃高い程度でハウス1内全面の平均した
気温に維持でき、局所的な高温域が解消された。このこ
とより、これ迄他の隣接するハウスに近い栽培床では換
気効率が低い所から真夏の挿芽育苗で寒冷紗を張設して
も70%程度の活着率であったのが、本空調装置の運転
によって窓側栽培床同様100%程度の活着率となっ
た。
ス1内気温は外気温に並行して上昇せず、例えば、外気
温34.8℃でもハウス1内気温は換気中34.3℃で
換気中止で35.8℃となっており、冷房の効率が高ま
っている。
の午後、培養液温度27.5℃で養根空間温度は換気に
より26.9℃になり、換気休止で27.3℃となって
いる。また、外気温度が34.8℃の時の繁茂していな
い若樹床では培養液温度は28℃で、養根空間温度は換
気によって27.5℃、換気休止で28.5℃になって
おり、養根空間は平均して培養液温度以下に維持されて
おり、そしてそのことにより培養液の昇温が抑制されて
おり、外気温が36℃を越えた日中でも29℃以下に維
持でき、日照の弱まりと共に急速にハウス1内、養根空
間6内に共に温度も下がるので、培養液を井戸水で冷却
する必要が無くなった。
部、根圏部両方の生育環境に十分な冷却効率が得られて
いる。更に、冷房ユニットCを平面的に分散させること
により、各換気扇8による冷房領域を狭く、通風距離を
短くして、圧力ロスによる負荷を小さく抑えることがで
き、例えば、上記従来の技術では消費電力5.5km/hで
総排出風量440m3/分程度の風圧型シロッコファンか
らなる換気扇を必要とする程度のハウス1の1棟分にお
ける換気量に対して、上記の実施例では各換気扇8では
同じ消費電力で880m3/分程度の総排出風量を得るこ
とができた。
るとともに、各冷房ユニットCの放出ダクト12の開口
方向を調整することにより、ハウス1内の放出層では全
面にわたって例えば風速1.5m/秒程度の安定した気
流を形成することができるので、外気との換気によって
比較的低温になる南出入口や側面の近傍の領域よりもハ
ウス1の中心付近を確実に低温域にすることができると
同時に、気流によって気温が低く体感され、作業環境が
一層好適になる。
気流を形成することにより、ハウス1の構造上通気不足
であった領域を無くして作柄を平均化させることができ
た。また、根部の一部分に過度な通気が行われたり、通
気不足が生じたりすることが防止されるとともに培養植
物の根部、空気及び培養液が気化冷却によって養根空間
6の全体にわたって均等に冷却されるので、局所的に作
柄が悪化することが防止され、培養植物の作柄が栽培床
Bの全体にわたって平均し、しかも、高品質になる。
設し、寒冷紗の下側で空調装置の連続運転による冷房を
実施したところ、冷風域を区画し日射をやわらげること
で気温を1.3℃程度下げ、体感上にも涼感が得られ
た。
としては、分散配置された換気扇8及び放出ダクト12
だけであり、自然換気や太陽光線の栽培床Bへの照射が
殆ど妨げられない。特に、換気扇8を栽培床Bよりも高
所に設置する場合には、湿気によって換気扇8や放出ダ
クト12が錆びたり、腐食したりし難くなるので、耐用
年数を永く伸ばすことができる。
吸入ダクト10への吸入空気量を調整するための開口1
0bを大きく開いて、養根空間6から吸入される空気
量、すなわち、養根空間6を流れる風量を小さくして養
根空間が過剰に低温になることを防止したり、放出ダク
ト12の放出方向を旋回させてハウス1内の回送流を形
成したり、放出ダクト12を取り外して上下の撹拌流を
形成し、上層の暖気がハウス1全体に行き渡るようにし
たりすることが好ましい。
していない晩秋の朝、霧が発生した場合、夏期と反対に
ハウス1の窓を全て閉じ、日照と共に養根空間6も含め
たハウス1内の上下撹拌流にすると、霧が早く消え、養
根空間6の温度は培養液温度より2℃程度高くなり、そ
れにより培養液温度も正午頃には換気しない養根空間床
に比べて1℃程度高くなっていた。すなわち、ハウス1
内の温度、温度が高く、培養液、養根空間温度が低い場
合、養根空間換気によって養根空間と培養液の温度を高
めることも出来る。
配置され、表面に多数の吸気孔を分散して開口させた管
状の複数の吸入ダクトを、ハウス内に平面的に分散させ
て配置し、各吸入ダクト毎に接続された換気扇によって
上記吸気孔及び少なくとも一方の端の開口より上記養根
空間内の空気を吸引し、作業空間及び茎葉部に分散して
放出するようにしているので、該換気扇近傍の養根空間
内の空気を上記吸気孔を通じて吸引するとともに、換気
扇より離隔した養根空間内の空気を上記開口より吸引す
ることになり、これによって換気扇からの距離に関わり
なく養根空間内の空気を均一に吸引することができる。
これにより、ハウス内全体にわたって均等に、しかも過
不足無く空気を循環させることができ、長い栽培床を備
える大型の水耕栽培ハウスにおいても、ハウス内全体に
わたって平均した、しかも、効率の高い冷房効果が得ら
れると共に、培養植物の作柄を平均化させるとともに、
高品質化させることができる。
して配置される複数の冷房ユニットを備え、各冷房ユニ
ットの吸入ダクトの表面に養根空間内で適当に分散させ
た多数の吸気孔から養根空間内の空気を換気扇で吸引
し、放出ダクトでハウス外の気流方向と同じ水平方向に
向けて放出させることが可能である。
じになるので、ハウス内外の換気効率が高められ、自然
風と冷房ユニットが放出する冷風とによってハウス内全
体にわたって平均した全面気流を形成することができ
る。したがって、換気による冷却効果が得られるととも
に、培養液の気化が一層促進されて各冷房ユニットの冷
房効果が高められ、しかも、気流接触によって気温が一
層低く体感されるので、作業環境が著しく改善されるこ
とになる。
房領域を狭く、通風距離を短く設定できるので、換気扇
から放出される風の圧力ロスが小さくなり、換気扇の総
排出風量を増大させて冷房効果を一層高めることができ
る。
培床よりも高所に配置する場合には、栽培床内の湿気が
換気扇に影響し難くなるので、長期間にわたって換気扇
が湿気によって錆びたり、腐食したりすることが防止さ
れ、耐用年数を伸ばすことができる。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】ハウス(1)内の栽培床(B)内の養根空間(6)
と、ハウス(1)内の栽培床(B)外の作業空間(2)及び茎葉
部との間で換気扇(8)により空気を循環させ、養根空間
(6)内で培養液の気化熱により空気を冷却する水耕栽培
ハウスの空調方法において、養根空間(6)内に配置され、表面に多数の吸気孔(11)を
分散して開口させた 管状の複数の吸入ダクト(10)を、ハ
ウス(1)内に平面的に分散させて配置し、各吸入ダクト
(10)毎に接続された換気扇(8)によって上記吸気孔(11)
及び吸入ダクト(10)の少なくとも一方の管端の開口より
上記養根空間(6)内の空気を吸引し、作業空間(2)及び茎
葉部に分散して放出することを特徴とする水耕栽培ハウ
スの空調方法。 - 【請求項2】上記ハウス(1)の全面を開放するととも
に、上記換気扇(8)に接続された放出ダクト(12)を通じ
てハウス(1)外の気流の風下方向と同じ方向に養根空間
(6)内の空気を放出するようにした請求項1に記載の水
耕栽培ハウスの空調方法。 - 【請求項3】ハウス(1)内の栽培床(B)内の養根空間(6)
と、ハウス(1)内の栽培床(B)外の作業空間(2)及び茎葉
部との間で空気を循環させる換気扇(8)を備える水耕栽
培ハウスの空調装置において、養根空間(6)内に配置され、表面に多数の吸気孔 (11)を
分散して開口させた管状の吸入ダクト(10)に、上記換気
扇(8)の吸入口(9)を接続する一方、作業空間(2)及び茎
葉部に開口する排出ダクト(12)に、上記換気扇(8)の放
出口(13)を接続してなる複数の冷房ユニット(C)を、ハ
ウス(1)内に平面的に分散させて配置したことを特徴と
する水耕栽培ハウスの空調装置。 - 【請求項4】上記各冷房ユニット(C)の放出ダクト(12)
から放出される気流の方向を任意の水平方向に向けるよ
うにした請求項3に記載の水耕栽培ハウスの空調装置。 - 【請求項5】 上記冷房ユニット(C)が配置されるハウス
(1)の全面を開放するとともに、各冷房ユニット(C)の放
出ダクト(12)から放出される気流の方向をハウス(1)外
の気流方向と同じ水平方向に向けるようにした請求項3
に記載の水耕栽培ハウスの空調装置。 - 【請求項6】換気扇(8)が培養床(3)よりも高所に配置さ
れる請求項3乃至5に記載の水耕栽培ハウスの空調装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226035A JPH07106111B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 水耕栽培ハウスの空調方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226035A JPH07106111B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 水耕栽培ハウスの空調方法とその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564522A JPH0564522A (ja) | 1993-03-19 |
| JPH07106111B2 true JPH07106111B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=16838757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3226035A Expired - Fee Related JPH07106111B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 水耕栽培ハウスの空調方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106111B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002142585A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Q P Corp | 植物栽培方法 |
| TWI574609B (zh) * | 2015-04-10 | 2017-03-21 | 財團法人工業技術研究院 | 用於植栽架的節能裝置及其方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60137218U (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-11 | 自動車電機工業株式会社 | 車両用ワイパリンク機構の球接手 |
| JPH041802Y2 (ja) * | 1985-05-08 | 1992-01-22 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP3226035A patent/JPH07106111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0564522A (ja) | 1993-03-19 |
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