JPH0710613A - 金属被覆光ファイバの製造方法 - Google Patents
金属被覆光ファイバの製造方法Info
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- JPH0710613A JPH0710613A JP5279985A JP27998593A JPH0710613A JP H0710613 A JPH0710613 A JP H0710613A JP 5279985 A JP5279985 A JP 5279985A JP 27998593 A JP27998593 A JP 27998593A JP H0710613 A JPH0710613 A JP H0710613A
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- metal
- coated optical
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- coated
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】金属被覆光ファイバの製造の際に光ファイバに
内部応力が発生するのを抑えて引張り強度の低下を防止
する。 【構成】カーボン被覆光ファイバ8の外側表面に金属層
を形成する金属被覆光ファイバの製造方法である。ま
ず、光ファイバの線引ラインで、コア及びクラッドから
なるプリフォームを加熱溶融により紡糸した後、カーボ
ン層を化学蒸着法で形成し、その外周に樹脂被覆層を形
成してボビン16に巻き取る。次いで別のめっき形成ラ
インでボビン16に巻き取ったUV樹脂被覆光ファイバ
7の樹脂被覆層を溶剤槽21及び脱脂綿22によって取
り除く。即ち、溶剤槽21においてその樹脂被覆層が溶
剤で溶かされ、カーボン被覆光ファイバ8上に残った樹
脂被覆層が脱脂綿22で拭き取られる。その後電気めっ
きによって金属層を形成する。樹脂被覆層としては発泡
ポリスチレン、発泡ウレタン等の発泡樹脂を用いる。
内部応力が発生するのを抑えて引張り強度の低下を防止
する。 【構成】カーボン被覆光ファイバ8の外側表面に金属層
を形成する金属被覆光ファイバの製造方法である。ま
ず、光ファイバの線引ラインで、コア及びクラッドから
なるプリフォームを加熱溶融により紡糸した後、カーボ
ン層を化学蒸着法で形成し、その外周に樹脂被覆層を形
成してボビン16に巻き取る。次いで別のめっき形成ラ
インでボビン16に巻き取ったUV樹脂被覆光ファイバ
7の樹脂被覆層を溶剤槽21及び脱脂綿22によって取
り除く。即ち、溶剤槽21においてその樹脂被覆層が溶
剤で溶かされ、カーボン被覆光ファイバ8上に残った樹
脂被覆層が脱脂綿22で拭き取られる。その後電気めっ
きによって金属層を形成する。樹脂被覆層としては発泡
ポリスチレン、発泡ウレタン等の発泡樹脂を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性及び気密性に優れ
た金属被覆光ファイバの製造方法に関するものである。
た金属被覆光ファイバの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄所や原子力発電所のように高温域を
有する場所で、光ファイバを用いた情報通信、計測等を
行う場合、光ファイバは数100℃〜約1000℃の耐
熱性が要求される。光ファイバの耐熱性はその被覆剤の
耐熱性に依る所が大きい。これまで、耐熱性光ファイバ
としてポリイミドを光ファイバに被覆したポリイミド被
覆光ファイバが一般によく知られているが、ポリイミド
被覆光ファイバの耐熱性は約300℃までである。そこ
でさらに高温域で使用可能な光ファイバとして、金属を
光ファイバ表面に被覆した金属被覆光ファイバの開発が
盛んに行われている。
有する場所で、光ファイバを用いた情報通信、計測等を
行う場合、光ファイバは数100℃〜約1000℃の耐
熱性が要求される。光ファイバの耐熱性はその被覆剤の
耐熱性に依る所が大きい。これまで、耐熱性光ファイバ
としてポリイミドを光ファイバに被覆したポリイミド被
覆光ファイバが一般によく知られているが、ポリイミド
被覆光ファイバの耐熱性は約300℃までである。そこ
でさらに高温域で使用可能な光ファイバとして、金属を
光ファイバ表面に被覆した金属被覆光ファイバの開発が
盛んに行われている。
【0003】光ファイバを紡糸して金属被覆を施す場合
においては、光ファイバの紡糸速度と金属めっきの成形
速度とを同じにして、紡糸からめっきまでを一貫して成
形することが望ましいが、光ファイバの紡糸速度と金属
めっきの成形速度とは異なるため、別のラインで成形し
なければならない。
においては、光ファイバの紡糸速度と金属めっきの成形
速度とを同じにして、紡糸からめっきまでを一貫して成
形することが望ましいが、光ファイバの紡糸速度と金属
めっきの成形速度とは異なるため、別のラインで成形し
なければならない。
【0004】このように別々のラインにすると、紡糸し
てカーボンコート層を形成した後、この光ファイバを保
護するために樹脂層を被覆する必要がある。このよう
に、樹脂層を被覆することにより、光ファイバの強度低
下を防止し、取扱性を向上させる。
てカーボンコート層を形成した後、この光ファイバを保
護するために樹脂層を被覆する必要がある。このよう
に、樹脂層を被覆することにより、光ファイバの強度低
下を防止し、取扱性を向上させる。
【0005】ただし、この樹脂層は金属めっきを施す前
に取り除かなければならない。この樹脂層を取り除く方
法としては、樹脂層を燃焼させることで除去する方法が
一般的であった。この例としては、特開昭58−320
41号公報記載の「金属被覆光ファイバの製造方法」や
特開昭57−106542号公報記載の「金属被覆光フ
ァイバの製造方法」がある。
に取り除かなければならない。この樹脂層を取り除く方
法としては、樹脂層を燃焼させることで除去する方法が
一般的であった。この例としては、特開昭58−320
41号公報記載の「金属被覆光ファイバの製造方法」や
特開昭57−106542号公報記載の「金属被覆光フ
ァイバの製造方法」がある。
【0006】また、樹脂層除去後の光ファイバにはカー
ボンコート層を導電層として電気めっきを施すが、この
際、被めっき物であるカーボン被覆光ファイバへの通電
を銅、アルミニウム、炭素などの固体電極を用いて行っ
ていた。
ボンコート層を導電層として電気めっきを施すが、この
際、被めっき物であるカーボン被覆光ファイバへの通電
を銅、アルミニウム、炭素などの固体電極を用いて行っ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来法により、光ファイバの樹脂層を燃焼させて除去す
る場合は、その際の熱により光ファイバに内部応力が発
生し、引張り強度が低下するという問題点がある。
従来法により、光ファイバの樹脂層を燃焼させて除去す
る場合は、その際の熱により光ファイバに内部応力が発
生し、引張り強度が低下するという問題点がある。
【0008】また、電気めっきの際に、カーボン被覆光
ファイバへの通電を固体電極で行うと、光ファイバが長
手方向に送出されるときの固体電極との機械的接触によ
り、光ファイバには破断の原因となる微小クラックが発
生してしまうという問題があった。
ファイバへの通電を固体電極で行うと、光ファイバが長
手方向に送出されるときの固体電極との機械的接触によ
り、光ファイバには破断の原因となる微小クラックが発
生してしまうという問題があった。
【0009】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、光ファイバの樹脂層を熱を加えずに除去して内部応
力の発生による引張り強度の低下を確実に防止すること
ができる金属被覆光ファイバの製造方法を提供すること
を目的とする。
で、光ファイバの樹脂層を熱を加えずに除去して内部応
力の発生による引張り強度の低下を確実に防止すること
ができる金属被覆光ファイバの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】また、本発明の目的は、少なくとも一層の
金属を被覆するまでは、固体物に非接触のまま電気めっ
きを施すことにより、破断の原因となる微小クラックの
発生を防止した高強度の金属被覆光ファイバを提供する
ことにある。
金属を被覆するまでは、固体物に非接触のまま電気めっ
きを施すことにより、破断の原因となる微小クラックの
発生を防止した高強度の金属被覆光ファイバを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明方法は、光を伝送するコアと、該コアの周囲を
周繞して設けられ当該コアよりも屈折率を低く設定した
クラッドとからなる光ファイバの外側表面に金属層を形
成する金属被覆光ファイバの製造方法であって、前記コ
ア及びクラッドからなるプリフォームを加熱溶融により
紡糸した後、カーボン層を形成し、その外周に樹脂被覆
層を形成してボビンに巻き取り、別工程で該ボビンに巻
き取った樹脂被覆光ファイバを、その樹脂被覆層を溶剤
で溶かして取り除きながらめっき工程に導くことを特徴
とする。
に本発明方法は、光を伝送するコアと、該コアの周囲を
周繞して設けられ当該コアよりも屈折率を低く設定した
クラッドとからなる光ファイバの外側表面に金属層を形
成する金属被覆光ファイバの製造方法であって、前記コ
ア及びクラッドからなるプリフォームを加熱溶融により
紡糸した後、カーボン層を形成し、その外周に樹脂被覆
層を形成してボビンに巻き取り、別工程で該ボビンに巻
き取った樹脂被覆光ファイバを、その樹脂被覆層を溶剤
で溶かして取り除きながらめっき工程に導くことを特徴
とする。
【0012】前記光ファイバの外周に被覆する樹脂とし
ては、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン等の発泡樹脂を
用いるのがよい。
ては、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン等の発泡樹脂を
用いるのがよい。
【0013】前記光ファイバのカーボン層は化学蒸着法
で形成するが、めっき処理での気密性を考慮してグラフ
ァイト状態とするのがよい。
で形成するが、めっき処理での気密性を考慮してグラフ
ァイト状態とするのがよい。
【0014】前記めっき工程には液体電極を用いた電気
めっきが好ましい。
めっきが好ましい。
【0015】前記樹脂被覆層を溶剤で溶かしながら樹脂
を取り除く際には、溶剤を含ませた繊維を用いるのがよ
い。この繊維としては脱脂綿または化学繊維が望まし
い。
を取り除く際には、溶剤を含ませた繊維を用いるのがよ
い。この繊維としては脱脂綿または化学繊維が望まし
い。
【0016】
【作用】まず、光ファイバ線引工程で、プリフォームを
所定寸法に紡糸した後、その外周にカーボン層、樹脂被
覆層を順次被覆してボビンに巻き取る。次にこのボビン
に巻き取られた樹脂被覆光ファイバの樹脂層を溶剤で溶
かして取り除いた後、めっき工程でカーボン被覆光ファ
イバに金属層を形成して金属被覆光ファイバを得る。
所定寸法に紡糸した後、その外周にカーボン層、樹脂被
覆層を順次被覆してボビンに巻き取る。次にこのボビン
に巻き取られた樹脂被覆光ファイバの樹脂層を溶剤で溶
かして取り除いた後、めっき工程でカーボン被覆光ファ
イバに金属層を形成して金属被覆光ファイバを得る。
【0017】樹脂被覆層に発泡ポリスチレン、発泡ウレ
タン等の発泡樹脂を用いると、溶剤によって容易かつ迅
速に樹脂被覆層を除去できる。更に、溶剤を含んだ脱脂
綿、化学繊維などの繊維を用いて樹脂を拭き取るように
すると、樹脂被覆層を確実に除去できる。また、電気め
っきの際に、カーボン被覆光ファイバへの通電を液体電
極で行えば、光ファイバに微小クラック発生させること
がない。
タン等の発泡樹脂を用いると、溶剤によって容易かつ迅
速に樹脂被覆層を除去できる。更に、溶剤を含んだ脱脂
綿、化学繊維などの繊維を用いて樹脂を拭き取るように
すると、樹脂被覆層を確実に除去できる。また、電気め
っきの際に、カーボン被覆光ファイバへの通電を液体電
極で行えば、光ファイバに微小クラック発生させること
がない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
【0019】本実施例の金属被覆光ファイバの製造方法
に用いる製造装置を説明する。
に用いる製造装置を説明する。
【0020】図1はめっき形成ラインを示す概略構成
図、図2は光ファイバの作成ラインを示す概略構成図、
図3は図2の光ファイバ作成ラインにより得られる光フ
ァイバの構造を示す断面図である。
図、図2は光ファイバの作成ラインを示す概略構成図、
図3は図2の光ファイバ作成ラインにより得られる光フ
ァイバの構造を示す断面図である。
【0021】UV樹脂被覆光ファイバ7は図3に示すよ
うに、コア2と、このコア2を囲繞するクラッド3とか
らなり、このクラッド3の外周にカーボン層4が形成さ
れている。さらに、このカーボン層4の外周にはカーボ
ン被覆光ファイバ8を保護するためのUV樹脂被覆層5
が形成されている。この樹脂被覆層5は除去しやすさを
考慮して発泡樹脂(発泡ポリスチレン)で形成されてい
る。
うに、コア2と、このコア2を囲繞するクラッド3とか
らなり、このクラッド3の外周にカーボン層4が形成さ
れている。さらに、このカーボン層4の外周にはカーボ
ン被覆光ファイバ8を保護するためのUV樹脂被覆層5
が形成されている。この樹脂被覆層5は除去しやすさを
考慮して発泡樹脂(発泡ポリスチレン)で形成されてい
る。
【0022】図2中の11は光ファイバ1のプリフォー
ムである。12はプリフォーム11を囲繞して設けられ
た加熱炉で、プリフォーム11を加熱して紡糸し、ガラ
ス光ファイバ1を形成する。13は設置されたプリフォ
ーム11の紡糸側に設けられたCVD装置で、このCV
D装置13によって紡糸直後のガラス光ファイバ1の外
側表面にカーボン層4を形成してカーボン被覆光ファイ
バ8とする。14はカーボン被覆光ファイバ8のカーボ
ン層4の外周に樹脂被覆層5を形成するための塗布部
で、発泡剤を含有したスチレンモノマをカーボン層4の
外周に塗布する。15は塗布部14の下流側に光ファイ
バ1を囲繞して設けられた加熱部で、塗布部14で塗布
されたスチレンモノマを加熱して発泡させながらUV樹
脂被覆層5を形成する。16は樹脂被覆層5が形成され
たUV樹脂被覆光ファイバ7を巻き取る第1ボビンであ
る。
ムである。12はプリフォーム11を囲繞して設けられ
た加熱炉で、プリフォーム11を加熱して紡糸し、ガラ
ス光ファイバ1を形成する。13は設置されたプリフォ
ーム11の紡糸側に設けられたCVD装置で、このCV
D装置13によって紡糸直後のガラス光ファイバ1の外
側表面にカーボン層4を形成してカーボン被覆光ファイ
バ8とする。14はカーボン被覆光ファイバ8のカーボ
ン層4の外周に樹脂被覆層5を形成するための塗布部
で、発泡剤を含有したスチレンモノマをカーボン層4の
外周に塗布する。15は塗布部14の下流側に光ファイ
バ1を囲繞して設けられた加熱部で、塗布部14で塗布
されたスチレンモノマを加熱して発泡させながらUV樹
脂被覆層5を形成する。16は樹脂被覆層5が形成され
たUV樹脂被覆光ファイバ7を巻き取る第1ボビンであ
る。
【0023】図1中の21は樹脂被覆層5を除去するた
めの溶剤の入った溶剤槽で、第1ボビン16から繰り出
されたUV樹脂被覆光ファイバ7の外周の樹脂被覆層5
を溶かす。22は溶剤槽21で溶けた樹脂被覆層5を拭
き取る繊維としての脱脂綿で、樹脂を効率的に拭き取れ
るように溶剤を含ませる。23は脱脂槽で、カーボン被
覆光ファイバ8の外側表面の脱脂を行う。24は下地め
っき槽で、金属めっきの下地を形成する。25は電気め
っき槽で、下地めっき槽24で形成した下地の外側表面
に電気めっき金属層を形成する。26は電気めっきが施
された金属被覆光ファイバ9が巻き取られる第2ボビン
である。
めの溶剤の入った溶剤槽で、第1ボビン16から繰り出
されたUV樹脂被覆光ファイバ7の外周の樹脂被覆層5
を溶かす。22は溶剤槽21で溶けた樹脂被覆層5を拭
き取る繊維としての脱脂綿で、樹脂を効率的に拭き取れ
るように溶剤を含ませる。23は脱脂槽で、カーボン被
覆光ファイバ8の外側表面の脱脂を行う。24は下地め
っき槽で、金属めっきの下地を形成する。25は電気め
っき槽で、下地めっき槽24で形成した下地の外側表面
に電気めっき金属層を形成する。26は電気めっきが施
された金属被覆光ファイバ9が巻き取られる第2ボビン
である。
【0024】次に、金属被覆光ファイバの製造方法を説
明する。
明する。
【0025】プリフォーム11を加熱炉12で加熱して
溶融し、紡糸する。これにより、例えば、外径が125
μm のガラス光ファイバ1を形成する。この形成直後の
ガラス光ファイバ1をCVD装置13に導入して、ガラ
ス光ファイバ1の外側表面にカーボン層4を形成する。
このCVD装置13によってカーボン層4が形成された
カーボン被覆光ファイバ8は塗布部14によって、発泡
剤を含有したスチレンモノマがカーボン層4の外周に塗
布され、加熱部15でスチレンモノマが加熱され発泡し
ながらUV樹脂被覆層5が形成される。この樹脂被覆層
5が形成されたカーボン被覆光ファイバ8は第1ボビン
16に巻き取られる。この第1ボビン16はメッキ形成
ラインに移される。
溶融し、紡糸する。これにより、例えば、外径が125
μm のガラス光ファイバ1を形成する。この形成直後の
ガラス光ファイバ1をCVD装置13に導入して、ガラ
ス光ファイバ1の外側表面にカーボン層4を形成する。
このCVD装置13によってカーボン層4が形成された
カーボン被覆光ファイバ8は塗布部14によって、発泡
剤を含有したスチレンモノマがカーボン層4の外周に塗
布され、加熱部15でスチレンモノマが加熱され発泡し
ながらUV樹脂被覆層5が形成される。この樹脂被覆層
5が形成されたカーボン被覆光ファイバ8は第1ボビン
16に巻き取られる。この第1ボビン16はメッキ形成
ラインに移される。
【0026】めっき形成ラインにおいては、第1ボビン
16から繰り出されたUV樹脂被覆光ファイバ7は溶剤
槽21で、その樹脂被覆層5が溶かされながら通過し、
脱脂綿22でカーボン被覆光ファイバ8の表面に残った
樹脂が拭き取られる。この後、脱脂槽23で脱脂を行
い、下地めっき槽24で金属めっきの下地が形成され、
電気めっき槽25で下地の外周に電気めっき金属層が形
成されて第2ボビン26に巻き取られる。こうして、図
4に示すように、カーボン層4の外周に金属層6が被覆
された耐熱性・気密性に優れた金属被覆光ファイバ9が
得られる。
16から繰り出されたUV樹脂被覆光ファイバ7は溶剤
槽21で、その樹脂被覆層5が溶かされながら通過し、
脱脂綿22でカーボン被覆光ファイバ8の表面に残った
樹脂が拭き取られる。この後、脱脂槽23で脱脂を行
い、下地めっき槽24で金属めっきの下地が形成され、
電気めっき槽25で下地の外周に電気めっき金属層が形
成されて第2ボビン26に巻き取られる。こうして、図
4に示すように、カーボン層4の外周に金属層6が被覆
された耐熱性・気密性に優れた金属被覆光ファイバ9が
得られる。
【0027】以上のようにして得られた金属被覆光ファ
イバは、加熱による内部応力の発生がないため、引張り
強度の低下が見られなかった。
イバは、加熱による内部応力の発生がないため、引張り
強度の低下が見られなかった。
【0028】なお、前記実施例では、発泡樹脂として発
泡ポリスチレンを用いたが、発泡ウレタンを用いても前
記実施例同様の作用、効果を奏することができる。
泡ポリスチレンを用いたが、発泡ウレタンを用いても前
記実施例同様の作用、効果を奏することができる。
【0029】また、溶剤を含ませる繊維として脱脂綿を
用いたが、化学繊維を用いても前記同様の作用、効果を
奏することができる。
用いたが、化学繊維を用いても前記同様の作用、効果を
奏することができる。
【0030】次に、本発明に係る金属被覆光ファイバの
製造方法の他の実施例を説明する。まず、光ファイバの
作成工程(線引工程)について述べる。線引炉内で石英
ガラスのプリフォームを加熱溶融して紡糸し、外径12
5μm の光ファイバとする。この光ファイバの外周にカ
ーボン層を形成する。カーボン層の形成は、線引ライン
上に設置したCVD装置で行う。CVD装置では、原料
として炭化水素を用い、線引炉内で加熱溶融された光フ
ァイバの余熱を分解エネルギーとし、熱CVD法により
被覆形成する。カーボン被覆光ファイバの表面電気抵抗
値Rは5KΩ/cmであった。
製造方法の他の実施例を説明する。まず、光ファイバの
作成工程(線引工程)について述べる。線引炉内で石英
ガラスのプリフォームを加熱溶融して紡糸し、外径12
5μm の光ファイバとする。この光ファイバの外周にカ
ーボン層を形成する。カーボン層の形成は、線引ライン
上に設置したCVD装置で行う。CVD装置では、原料
として炭化水素を用い、線引炉内で加熱溶融された光フ
ァイバの余熱を分解エネルギーとし、熱CVD法により
被覆形成する。カーボン被覆光ファイバの表面電気抵抗
値Rは5KΩ/cmであった。
【0031】カーボン層は、通常、絶縁体である石英光
ファイバに導電性を持たせることを主目的とするが、こ
の実施例では、後述のめっき液中でのH2 O分子による
微小クラックの成長を防ぐ気密効果をも考慮し、カーボ
ン層をグラファイト状態とした。更に、線引ラインで、
UV樹脂を塗布し、紫外線を照射して外径250μmの
UV樹脂被覆光ファイバとしボビンに巻き取る。
ファイバに導電性を持たせることを主目的とするが、こ
の実施例では、後述のめっき液中でのH2 O分子による
微小クラックの成長を防ぐ気密効果をも考慮し、カーボ
ン層をグラファイト状態とした。更に、線引ラインで、
UV樹脂を塗布し、紫外線を照射して外径250μmの
UV樹脂被覆光ファイバとしボビンに巻き取る。
【0032】次に、UV樹脂被覆光ファイバのUV樹脂
層を除去し、金属層として金(Au)の電気めっきを施
すめっき形成工程について述べる。図5にめっき形成ラ
インを示す。同図において、31は前記線引工程でボビ
ン巻きされたUV樹脂被覆光ファイバ7を送り出す送り
出し装置であり、送出ライン上にはUV樹脂剥離槽3
2、水洗槽33、金めっき槽34が順次設置されてい
る。
層を除去し、金属層として金(Au)の電気めっきを施
すめっき形成工程について述べる。図5にめっき形成ラ
インを示す。同図において、31は前記線引工程でボビ
ン巻きされたUV樹脂被覆光ファイバ7を送り出す送り
出し装置であり、送出ライン上にはUV樹脂剥離槽3
2、水洗槽33、金めっき槽34が順次設置されてい
る。
【0033】UV樹脂剥離槽32には剥離剤としてソル
コート#1200(商品名、ジクロルメタン75〜85
%、メタノール5〜15%)が入っており、循環ポンプ
により槽内を循環している。また、水洗槽33内には洗
浄水が、金めっき槽34には電解液(シアン化金カリウ
ム8%)がそれぞれ循環ポンプによって循環供給されて
いる。金めっき槽34の電解液中には白金−チタン電極
(アノード)36が浸漬されている。また、金めっき槽
34直前のライン上にはカーボン被覆光ファイバ(カソ
ード)8に通電するための液体電極40が設置されてお
り、白金−チタン電極36と液体電極40との間には電
圧3Vの直流電源35が接続されている。
コート#1200(商品名、ジクロルメタン75〜85
%、メタノール5〜15%)が入っており、循環ポンプ
により槽内を循環している。また、水洗槽33内には洗
浄水が、金めっき槽34には電解液(シアン化金カリウ
ム8%)がそれぞれ循環ポンプによって循環供給されて
いる。金めっき槽34の電解液中には白金−チタン電極
(アノード)36が浸漬されている。また、金めっき槽
34直前のライン上にはカーボン被覆光ファイバ(カソ
ード)8に通電するための液体電極40が設置されてお
り、白金−チタン電極36と液体電極40との間には電
圧3Vの直流電源35が接続されている。
【0034】液体電極40は、図6に示すように、その
電極となる液体金属としての水銀42を用い、ガラス製
の試験管41に収容している。試験管41にはカーボン
被覆光ファイバ8の外径よりも若干大きめの貫通孔43
が形成されており、カーボン被覆光ファイバ8が液体電
極40を通って金めっき槽34に送られるようになって
いる。なお、37は電源35に接続された銅線である。
電極となる液体金属としての水銀42を用い、ガラス製
の試験管41に収容している。試験管41にはカーボン
被覆光ファイバ8の外径よりも若干大きめの貫通孔43
が形成されており、カーボン被覆光ファイバ8が液体電
極40を通って金めっき槽34に送られるようになって
いる。なお、37は電源35に接続された銅線である。
【0035】送り出し装置31に取り付けられたボビン
よりUV樹脂被覆光ファイバ7がUV樹脂剥離槽32へ
と送り出され、槽32内の剥離剤によってUV樹脂が化
学的に除去される。(なお、このUV樹脂の除去によっ
てカーボン層に悪影響を与えることはなかった。)そし
てカーボン層が最外部となるカーボン被覆光ファイバ8
となって水洗槽33に送られ、水洗槽34でカーボン被
覆光ファイバ8は水洗い去れる。次いで、金めっき槽3
4で電解めっきが行われ、カーボン被覆光ファイバ8の
外周には金めっき厚5μm の金属被覆が施される。得ら
れた金属被覆光ファイバ9を巻き取り速度2m /分で巻
き取った。
よりUV樹脂被覆光ファイバ7がUV樹脂剥離槽32へ
と送り出され、槽32内の剥離剤によってUV樹脂が化
学的に除去される。(なお、このUV樹脂の除去によっ
てカーボン層に悪影響を与えることはなかった。)そし
てカーボン層が最外部となるカーボン被覆光ファイバ8
となって水洗槽33に送られ、水洗槽34でカーボン被
覆光ファイバ8は水洗い去れる。次いで、金めっき槽3
4で電解めっきが行われ、カーボン被覆光ファイバ8の
外周には金めっき厚5μm の金属被覆が施される。得ら
れた金属被覆光ファイバ9を巻き取り速度2m /分で巻
き取った。
【0036】このようにして得られた金属被覆光ファイ
バ9の曲げ強度を決定した。測定は、金属被覆光ファイ
バ9を高温槽に入れて100℃〜500℃まで100℃
ずつ昇温し、各温度で30分間放置した後、その都度取
り出してマンドレルに巻き付けて曲げ強度を測った。そ
の結果、直径10mm以上の曲げに対して破断は見られな
かった。
バ9の曲げ強度を決定した。測定は、金属被覆光ファイ
バ9を高温槽に入れて100℃〜500℃まで100℃
ずつ昇温し、各温度で30分間放置した後、その都度取
り出してマンドレルに巻き付けて曲げ強度を測った。そ
の結果、直径10mm以上の曲げに対して破断は見られな
かった。
【0037】なお、前記の金めっき槽34での液体電極
40による金属被覆をした後に、必要ならば更にめっき
処理を行うようにしてもよい。この場合、既に光ファイ
バ最外層には金属被覆が形成されているので、固体電極
を用いた電気めっきを行っても微小クラックが生じるこ
とはなく、また他のめっき処理を併用するようにしても
よい。
40による金属被覆をした後に、必要ならば更にめっき
処理を行うようにしてもよい。この場合、既に光ファイ
バ最外層には金属被覆が形成されているので、固体電極
を用いた電気めっきを行っても微小クラックが生じるこ
とはなく、また他のめっき処理を併用するようにしても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の製造方法に
よれば、以下の効果を奏する光ファイバの樹脂被覆層を
溶剤で溶かして取り除くようにしたので、従来のように
燃焼による熱を加えずに除去することができ、内部応力
の発生による金属被覆光ファイバの引張り強度の低下を
確実に防止することができる。
よれば、以下の効果を奏する光ファイバの樹脂被覆層を
溶剤で溶かして取り除くようにしたので、従来のように
燃焼による熱を加えずに除去することができ、内部応力
の発生による金属被覆光ファイバの引張り強度の低下を
確実に防止することができる。
【0039】樹脂被覆層に発泡ポリスチレン、発泡ウレ
タン等の発泡樹脂を用いれば、溶剤による樹脂除去を容
易かつ迅速に行え、また、溶剤を含んだ脱脂綿などの繊
維を用いて樹脂を拭き取るようにすれば、樹脂被覆層を
確実に除去でき、製造ラインの速度低下や金属被覆に悪
影響を与えることがない。
タン等の発泡樹脂を用いれば、溶剤による樹脂除去を容
易かつ迅速に行え、また、溶剤を含んだ脱脂綿などの繊
維を用いて樹脂を拭き取るようにすれば、樹脂被覆層を
確実に除去でき、製造ラインの速度低下や金属被覆に悪
影響を与えることがない。
【0040】また、電気めっきの際に、カーボン被覆光
ファイバへの通電を液体電極で行えば、固体電極の場合
のように光ファイバに破断の原因となる微小クラックを
発生させることがなく、高強度の金属被覆光ファイバが
得られる。
ファイバへの通電を液体電極で行えば、固体電極の場合
のように光ファイバに破断の原因となる微小クラックを
発生させることがなく、高強度の金属被覆光ファイバが
得られる。
【図1】本発明の製造方法に係るめっき形成ラインの一
実施例を示す概略構成図である。
実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の製造方法に係る光ファイバ作成ライン
の一実施例を示す概略構成図である。
の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】図2の光ファイバ作成ラインにより得られた光
ファイバの構造を示す断面図である。
ファイバの構造を示す断面図である。
【図4】図1のめっき形成ラインにより得られた金属被
覆光ファイバを示す横断面図である。
覆光ファイバを示す横断面図である。
【図5】本発明の製造方法に係るめっき形成ラインの他
の実施例を示す概略構成図である。
の実施例を示す概略構成図である。
【図6】図5のめっき形成ラインで用いられる液体電極
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
1 ガラス光ファイバ 4 カーボン層 5 UV樹脂被覆層 6 金属層 7 UV樹脂被覆光ファイバ 8 カーボン被覆光ファイバ 9 金属被覆光ファイバ 11 プリフォーム 12 加熱炉 13 CVD装置 14 塗布部 15 加熱部 16 第1ボビン 21 溶剤槽 22 脱脂綿 24 下地めっき槽 25 電気めっき槽 26 第2ボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 博正 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 那須野 好巳 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】光を伝送するコアと、該コアの周囲を周繞
して設けられ当該コアよりも屈折率を低く設定したクラ
ッドとからなる光ファイバの外側表面に金属層を形成す
る金属被覆光ファイバの製造方法において、前記コア及
びクラッドからなるプリフォームを加熱溶融により紡糸
した後、カーボン層を形成し、その外周に樹脂被覆層を
形成してボビンに巻き取り、別工程で該ボビンに巻き取
った樹脂被覆光ファイバを、その樹脂被覆層を溶剤で溶
かして取り除きながらめっき工程に導くことを特徴とす
る金属被覆光ファイバの製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の金属被覆光ファイバの製
造方法において、前記光ファイバの外周に被覆する樹脂
が発泡樹脂であることを特徴とする金属被覆光ファイバ
の製造方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の金属被覆光ファイバの製
造方法において、前記発泡樹脂が発泡ポリスチレンであ
ることを特徴とする金属被覆光ファイバの製造方法。 - 【請求項4】請求項2に記載の金属被覆光ファイバの製
造方法において、前記発泡樹脂が発泡ウレタンであるこ
とを特徴とする金属被覆光ファイバの製造方法。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の金属
被覆光ファイバの製造方法において、前記光ファイバの
カーボン層が化学蒸着法で形成されたことを特徴とする
金属被覆光ファイバの製造方法。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の金属
被覆光ファイバの製造方法において、前記めっき工程が
電気めっきであることを特徴とする金属被覆光ファイバ
の製造方法。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の金属
被覆光ファイバの製造方法において、 前記樹脂被覆層
を溶剤で溶かしながら樹脂を取り除く際に、溶剤を含ま
せた繊維を用いることを特徴とする金属被覆光ファイバ
の製造方法。 - 【請求項8】請求項7に記載の金属被覆光ファイバの製
造方法において、前記繊維が、脱脂綿または化学繊維で
あることを特徴とする金属被覆光ファイバの製造方法。 - 【請求項9】前記電気めっきに際して、前記カーボン層
が被覆された光ファイバへの通電を、液体電極を用いて
行うことを特徴とする請求項6に記載の金属被覆光ファ
イバの製造方法。 - 【請求項10】前記液体電極が、電極となる液体金属を
収容すると共に前記カーボン層が被覆された光ファイバ
が貫通できる貫通孔を有する容器からなることを特徴と
する請求項9に記載の金属被覆光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5279985A JPH0710613A (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-10 | 金属被覆光ファイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9922493 | 1993-04-26 | ||
| JP5-99224 | 1993-04-26 | ||
| JP5279985A JPH0710613A (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-10 | 金属被覆光ファイバの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0710613A true JPH0710613A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=26440379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5279985A Pending JPH0710613A (ja) | 1993-04-26 | 1993-11-10 | 金属被覆光ファイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0710613A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016520500A (ja) * | 2013-03-14 | 2016-07-14 | エーエフエル テレコミュニケーションズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 金属被覆された光ファイバを製造する方法および装置、ならびに得られた光ファイバ |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP5279985A patent/JPH0710613A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016520500A (ja) * | 2013-03-14 | 2016-07-14 | エーエフエル テレコミュニケーションズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 金属被覆された光ファイバを製造する方法および装置、ならびに得られた光ファイバ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |