JPH07106193A - セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents
セラミック電子部品およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07106193A JPH07106193A JP5251754A JP25175493A JPH07106193A JP H07106193 A JPH07106193 A JP H07106193A JP 5251754 A JP5251754 A JP 5251754A JP 25175493 A JP25175493 A JP 25175493A JP H07106193 A JPH07106193 A JP H07106193A
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- Japan
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- ceramic
- component
- electronic component
- glass
- ceramic electronic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐湿性に優れた積層セラミックコンデンサの
ようなセラミック電子部品を得る。 【構成】 ガラス成分を、部品本体2を得るためのセラ
ミック成形体に予め添加しておき、セラミック積層体を
焼成して部品本体2を得ようとするとき、ガラス成分を
内部から析出させ、部品本体2の表面に厚み0.1〜5
μmのガラス層7を形成する。
ようなセラミック電子部品を得る。 【構成】 ガラス成分を、部品本体2を得るためのセラ
ミック成形体に予め添加しておき、セラミック積層体を
焼成して部品本体2を得ようとするとき、ガラス成分を
内部から析出させ、部品本体2の表面に厚み0.1〜5
μmのガラス層7を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラミック電子部品
およびその製造方法に関するもので、特に、セラミック
電子部品の耐湿性の向上を図るための改良に関するもの
である。
およびその製造方法に関するもので、特に、セラミック
電子部品の耐湿性の向上を図るための改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】たとえば、積層セラミックコンデンサ
は、セラミックからなる部品本体が少なくとも一部にお
いて外部に露出した状態のまま使用される。このような
セラミック部分を露出させているセラミック電子部品の
場合、セラミック表面から湿気が入りやすい傾向がある
ため、耐湿性が電子部品の特性を左右する重要なファク
タの1つとなる。
は、セラミックからなる部品本体が少なくとも一部にお
いて外部に露出した状態のまま使用される。このような
セラミック部分を露出させているセラミック電子部品の
場合、セラミック表面から湿気が入りやすい傾向がある
ため、耐湿性が電子部品の特性を左右する重要なファク
タの1つとなる。
【0003】一般に、このような耐湿性を向上させるた
め、(1) セラミックのポアを減少させる、(2)
耐湿性を向上させるための添加物をセラミックに微量添
加する、等の手段が講じられている。
め、(1) セラミックのポアを減少させる、(2)
耐湿性を向上させるための添加物をセラミックに微量添
加する、等の手段が講じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た(1)の手段では、焼成条件等を選ぶことにより、改
善の余地があるが、ポアをまったくなくすことは事実上
困難である。
た(1)の手段では、焼成条件等を選ぶことにより、改
善の余地があるが、ポアをまったくなくすことは事実上
困難である。
【0005】また、(2)の手段では、そのような添加
物のために、セラミック本来の電気的特性が阻害される
ことがある。
物のために、セラミック本来の電気的特性が阻害される
ことがある。
【0006】それゆえに、この発明の目的は、上述した
問題に遭遇しない手段により耐湿性の向上が図られたセ
ラミック電子部品およびその製造方法を提供しようとす
ることである。
問題に遭遇しない手段により耐湿性の向上が図られたセ
ラミック電子部品およびその製造方法を提供しようとす
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセラミッ
ク電子部品は、焼成されたセラミックからなる部品本体
を備えており、上述した技術的課題を解決するため、こ
の部品本体の焼成により内部から析出された厚み0.1
〜5μmのガラス層が部品本体の表面に形成されている
ことを特徴としている。
ク電子部品は、焼成されたセラミックからなる部品本体
を備えており、上述した技術的課題を解決するため、こ
の部品本体の焼成により内部から析出された厚み0.1
〜5μmのガラス層が部品本体の表面に形成されている
ことを特徴としている。
【0008】また、この発明に係るセラミック電子部品
の製造方法は、上述した技術的課題を解決するため、ア
ルカリ土類酸化物、酸化亜鉛および酸化鉛の少なくとも
1種、ならびに酸化ケイ素を含むガラス成分が添加され
たセラミック成分を含むセラミック成形体を準備する工
程と、セラミック成形体を焼成することによって、表面
に前記ガラス成分からなる厚み0.1〜5μmのガラス
層を析出させた部品本体を得る工程とを備えている。
の製造方法は、上述した技術的課題を解決するため、ア
ルカリ土類酸化物、酸化亜鉛および酸化鉛の少なくとも
1種、ならびに酸化ケイ素を含むガラス成分が添加され
たセラミック成分を含むセラミック成形体を準備する工
程と、セラミック成形体を焼成することによって、表面
に前記ガラス成分からなる厚み0.1〜5μmのガラス
層を析出させた部品本体を得る工程とを備えている。
【0009】
【作用】この発明では、焼成前の段階でセラミック成分
に予め含まれていたガラス成分を、焼成によって部品本
体の表面に析出させ、それによって、厚み0.1〜5μ
mのガラス層が部品本体上に形成される。このようなガ
ラス層は、セラミックからなる部品本体に入り得る湿気
を遮断し、それによって、セラミック電子部品の耐湿性
の向上を図る。
に予め含まれていたガラス成分を、焼成によって部品本
体の表面に析出させ、それによって、厚み0.1〜5μ
mのガラス層が部品本体上に形成される。このようなガ
ラス層は、セラミックからなる部品本体に入り得る湿気
を遮断し、それによって、セラミック電子部品の耐湿性
の向上を図る。
【0010】なお、部品本体の表面に形成されるガラス
層の厚みを0.1〜5μmとしたのは、0.1μm未満
では、耐湿性向上の効果が発揮されず、他方、5μmを
越えると、部品本体の表面に付与される導電膜の固着力
が著しく低下するためである。
層の厚みを0.1〜5μmとしたのは、0.1μm未満
では、耐湿性向上の効果が発揮されず、他方、5μmを
越えると、部品本体の表面に付与される導電膜の固着力
が著しく低下するためである。
【0011】
【発明の効果】このように、この発明によれば、耐湿性
に優れ、また、外部電極等の導電膜の形成を阻害しない
セラミック電子部品を得ることができる。また、部品本
体の表面に形成されるガラス層は、部品本体が本来有し
ている電気的特性を阻害することはない。また、ガラス
層は、部品本体を得るための焼成の段階で内部から析出
されるものであるので、ガラス層の形成のための特別な
工程を必要とせず、そのためにセラミック電子部品の生
産性を低下させることがない。
に優れ、また、外部電極等の導電膜の形成を阻害しない
セラミック電子部品を得ることができる。また、部品本
体の表面に形成されるガラス層は、部品本体が本来有し
ている電気的特性を阻害することはない。また、ガラス
層は、部品本体を得るための焼成の段階で内部から析出
されるものであるので、ガラス層の形成のための特別な
工程を必要とせず、そのためにセラミック電子部品の生
産性を低下させることがない。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるセラミッ
ク電子部品、より特定的には、積層セラミックコンデン
サを示す断面図である。
ク電子部品、より特定的には、積層セラミックコンデン
サを示す断面図である。
【0013】図1に示すように、積層セラミックコンデ
ンサ1は、焼成された誘電体セラミックからなる部品本
体2を備え、この部品本体2の内部には、複数の内部電
極3および4が所定の間隔をおいて層状に形成されてい
る。これら内部電極3および4は、部品本体2の互いに
対向する端面のいずれかにまで届くように形成されてお
り、これら端面上に形成された外部電極5および6にそ
れぞれ電気的に接続される。
ンサ1は、焼成された誘電体セラミックからなる部品本
体2を備え、この部品本体2の内部には、複数の内部電
極3および4が所定の間隔をおいて層状に形成されてい
る。これら内部電極3および4は、部品本体2の互いに
対向する端面のいずれかにまで届くように形成されてお
り、これら端面上に形成された外部電極5および6にそ
れぞれ電気的に接続される。
【0014】上述した部品本体2の表面には、ガラス層
7が形成されている。このガラス層7は、部品本体2を
得るため、まず、微量のアルカリ土類酸化物、酸化亜鉛
および酸化鉛の少なくとも1種、ならびに酸化ケイ素を
含むガラス成分が添加されたセラミック成分を含むセラ
ミック成形体を準備し、次いで、このセラミック成形体
を焼成することによって、表面に前記ガラス成分を析出
させることによって形成されたものである。ガラス層7
の厚みは、0.1〜5μmの範囲に選ばれる。なお、上
述したセラミック成形体は、この積層セラミックコンデ
ンサ1においては、複数のセラミックグリーンシートの
積層体で構成される。また、成形体の外層部を構成する
セラミック成分にのみガラス成分を添加したものを用い
るようにすれば、より特性の安定なものとできる。この
場合、析出するガラス層は、内部電極3および4の引出
し端にはさほど析出しないため、より好都合となる。
7が形成されている。このガラス層7は、部品本体2を
得るため、まず、微量のアルカリ土類酸化物、酸化亜鉛
および酸化鉛の少なくとも1種、ならびに酸化ケイ素を
含むガラス成分が添加されたセラミック成分を含むセラ
ミック成形体を準備し、次いで、このセラミック成形体
を焼成することによって、表面に前記ガラス成分を析出
させることによって形成されたものである。ガラス層7
の厚みは、0.1〜5μmの範囲に選ばれる。なお、上
述したセラミック成形体は、この積層セラミックコンデ
ンサ1においては、複数のセラミックグリーンシートの
積層体で構成される。また、成形体の外層部を構成する
セラミック成分にのみガラス成分を添加したものを用い
るようにすれば、より特性の安定なものとできる。この
場合、析出するガラス層は、内部電極3および4の引出
し端にはさほど析出しないため、より好都合となる。
【0015】上述したように、セラミック成分に添加さ
れるガラス成分は、そこに含まれる各要素を別々の状態
で添加して、焼成の段階でガラス化しても、あるいは、
既にガラス化された状態で添加してもよい。
れるガラス成分は、そこに含まれる各要素を別々の状態
で添加して、焼成の段階でガラス化しても、あるいは、
既にガラス化された状態で添加してもよい。
【0016】この発明の実施例に従って、以下のような
実験を行なった。Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 で表さ
れるペロブスカイト合成物に、MgOを0.3モル、P
bOを0.01モル、ZnOを0.005モル、SiO
2 を0.5モル、それぞれ、添加して得られたセラミッ
クスラリーを準備した後、周知の製造方法により、3.
2mm×2.5mm角の積層セラミックコンデンサを製
造した。この製造の途中で実施されるセラミックの焼成
条件、より特定的には、焼成時間を10〜70時間の範
囲で、また、焼成温度を900〜1150℃の範囲でコ
ントロールすることにより、以下の表1に示すようなガ
ラス層の厚みをそれぞれ有する試料を得た。
実験を行なった。Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 で表さ
れるペロブスカイト合成物に、MgOを0.3モル、P
bOを0.01モル、ZnOを0.005モル、SiO
2 を0.5モル、それぞれ、添加して得られたセラミッ
クスラリーを準備した後、周知の製造方法により、3.
2mm×2.5mm角の積層セラミックコンデンサを製
造した。この製造の途中で実施されるセラミックの焼成
条件、より特定的には、焼成時間を10〜70時間の範
囲で、また、焼成温度を900〜1150℃の範囲でコ
ントロールすることにより、以下の表1に示すようなガ
ラス層の厚みをそれぞれ有する試料を得た。
【0017】
【表1】 表1から、ガラス層の厚みが0.1〜5μmの範囲にあ
るとき、耐湿性に優れるとともに、外部電極の固着力に
も優れた積層セラミックコンデンサが得られていること
がわかる。すなわち、ガラス層の厚みが0.1μm未満
では、耐湿性が改善されておらず、5μmを越えると、
ガラス層が外部電極を焼付けにより形成する際の障害と
なり、外部電極の固着力が著しく低下する。
るとき、耐湿性に優れるとともに、外部電極の固着力に
も優れた積層セラミックコンデンサが得られていること
がわかる。すなわち、ガラス層の厚みが0.1μm未満
では、耐湿性が改善されておらず、5μmを越えると、
ガラス層が外部電極を焼付けにより形成する際の障害と
なり、外部電極の固着力が著しく低下する。
【0018】なお、表1に示した耐湿性の評価は、70
℃および90〜95%RHに設定された恒温恒湿槽中
に、各試料を500時間放置した後の絶縁抵抗値を測定
し、これが107 Ω以下のものを不良すなわち「×」と
判定することにより行なった。
℃および90〜95%RHに設定された恒温恒湿槽中
に、各試料を500時間放置した後の絶縁抵抗値を測定
し、これが107 Ω以下のものを不良すなわち「×」と
判定することにより行なった。
【0019】上述した実験例では、鉛系セラミックを用
いた。このような鉛系セラミックは、焼結温度が100
0℃程度であるため、ガラスを析出させやすいという利
点があるが、この発明が適用されるセラミックは、鉛系
セラミックには限らない。
いた。このような鉛系セラミックは、焼結温度が100
0℃程度であるため、ガラスを析出させやすいという利
点があるが、この発明が適用されるセラミックは、鉛系
セラミックには限らない。
【0020】また、以上述べた実施例では、セラミック
電子部品として積層セラミックコンデンサを例示した
が、積層セラミックコンデンサに限らず、使用状態にお
いてセラミック表面が外部に対して露出するセラミック
電子部品であれば、どのようなセラミック電子部品であ
っても、この発明を有利に適用することができる。
電子部品として積層セラミックコンデンサを例示した
が、積層セラミックコンデンサに限らず、使用状態にお
いてセラミック表面が外部に対して露出するセラミック
電子部品であれば、どのようなセラミック電子部品であ
っても、この発明を有利に適用することができる。
【図1】この発明の一実施例としての積層セラミックコ
ンデンサ1を示す断面図である。
ンデンサ1を示す断面図である。
1 積層セラミックコンデンサ 2 部品本体 7 ガラス層
Claims (2)
- 【請求項1】 焼成されたセラミックからなる部品本体
を備えるセラミック電子部品において、前記部品本体の
焼成により内部から析出された厚み0.1〜5μmのガ
ラス層が前記部品本体の表面に形成されていることを特
徴とする、セラミック電子部品。 - 【請求項2】 アルカリ土類酸化物、酸化亜鉛および酸
化鉛の少なくとも1種、ならびに酸化ケイ素を含むガラ
ス成分が添加されたセラミック成分を含むセラミック成
形体を準備し、 前記セラミック成形体を焼成することによって、表面に
前記ガラス成分からなる厚み0.1〜5μmのガラス層
を析出させた部品本体を得る、各工程を備える、セラミ
ック電子部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5251754A JPH07106193A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | セラミック電子部品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5251754A JPH07106193A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | セラミック電子部品およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07106193A true JPH07106193A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17227431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5251754A Pending JPH07106193A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | セラミック電子部品およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106193A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52142257A (en) * | 1976-05-21 | 1977-11-28 | Hitachi Ltd | Thick film capacitor |
| JPH043407A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-08 | Nippon Steel Corp | 電子部品ならびにその製造方法 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP5251754A patent/JPH07106193A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52142257A (en) * | 1976-05-21 | 1977-11-28 | Hitachi Ltd | Thick film capacitor |
| JPH043407A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-08 | Nippon Steel Corp | 電子部品ならびにその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000613 |