JPH07106400B2 - 油圧プレス - Google Patents

油圧プレス

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JPH07106400B2
JPH07106400B2 JP3327264A JP32726491A JPH07106400B2 JP H07106400 B2 JPH07106400 B2 JP H07106400B2 JP 3327264 A JP3327264 A JP 3327264A JP 32726491 A JP32726491 A JP 32726491A JP H07106400 B2 JPH07106400 B2 JP H07106400B2
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隆美 宮本
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧プレス、特に、ワ
ークホルダに把持された板材を加工するための油圧ヘッ
ドを備えた油圧プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、板材に孔開け加工や絞り加工等を
行うパンチプレス機として、油圧シリンダを駆動源とす
る油圧駆動型のものが用いられている。パンチプレス機
では、金型のヒットレートが1分間あたり数百という具
合に極めて高いため、従来はモータを駆動源とするクラ
ンク式のものに限定されていた。しかし、油圧装置の改
善により高速動作が可能となり、油圧式のパンチプレス
機が用いられるようになってきている。
【0003】この種の油圧式のパンチプレス機では、油
圧シリンダのストローク量を調整できるため、ストロー
ク量を最小限に抑えてヒットレートを向上させ、クラン
ク式のものと変わらないサイクルで加工を行うことがで
きる。たとえば、工具交換時だけ工具を油圧シリンダの
上死点に上昇させ、それ以外のときには工具を許容し得
る最下限に待機させておき、ストロークを最小限に抑え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】油圧式のパンチプレス
機では、ストロークを最小限に抑えてプレス加工を行っ
た場合、工具の下面とテーブルとの隙間がクランク式の
ものに比べて小さくなる。このため、板材に対して絞り
加工や成型加工等を行い、加工部位が上方に突出してい
る場合には、突出加工部位と油圧ヘッドを構成する工具
との干渉が問題になる。つまり、前記隙間が小さく、突
出部分の上面より工具の下面が下方に位置するような場
合には、突出加工部位が工具に接触するおそれが生じ
る。
【0005】本発明の目的は、突出加工部位と油圧ヘッ
ドとの干渉を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧プレス
は、ワークホルダに保持された板材を加工するための油
圧ヘッドと、突出加工情報検出手段と、制御手段とを備
えている。突出加工情報検出手段は、加工における板材
の突出加工に関する情報を検出する。制御手段は、突出
加工情報検出手段の検出結果に基づき、加工における油
圧ヘッドの待機位置を制御する。
【0007】
【作用】本発明に係る油圧プレスでは、油圧ヘッドがワ
ークホルダに把持された板材を加工する場合、突出加工
情報検出手段が、その加工における板材の突出加工に関
する情報を検出する。突出加工情報検出手段が突出加工
に関する情報を検出すると、その検出結果に基づき、制
御手段がその加工における油圧ヘッドの待機位置を制御
する。たとえば、突出加工部位が油圧ヘッドの下方を通
過する際には、油圧ヘッドの待機位置を通常より上方に
制御したり、また、加工プログラム中に突出加工がある
か否かを検出し、突出加工がある場合にはその加工にお
ける油圧ヘッドの待機位置を通常より上方に制御したり
する。
【0008】これにより、突出加工部位と油圧ヘッドと
の干渉を防止できる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例による油圧
プレスである油圧パンチプレス機を示している。ここで
は、タレットパンチプレス機を例にとる。パンチプレス
機1は主に、下部フレーム2と、下部フレーム2の上方
に配置された上部フレーム3と、上部フレーム3を後方
で支持するスロート部4とから構成されている。下部フ
レーム2の上面中央には、固定テーブル10が配置され
ている。下部フレーム2の上面両側部には、1対のガイ
ドレール5,6が配置されている。ガイドレール5,6
上には、キャリッジ7が奥行き方向(Y軸方向)に移動
可能に配置されている。キャリッジ7には、固定テーブ
ル10の両側方に配置された移動テーブル8,9が固定
されている。キャリッジ7には、板材11を把持するた
めの1対のワークホルダ13,14が装着されたクロス
スライド15が、左右方向(X軸方向)に移動可能に設
けられている。
【0010】キャリッジ7をY軸方向に移動させる移動
機構は、移動テーブル10の下方に配置されている。こ
の移動機構は、サーボモータ16と、これに連結された
ボールねじ17と、ボールねじ17に螺合するボールナ
ット18とから構成されている。ボールナット18は、
移動テーブル9の下面に固定されている。一方、クロス
スライド15をX軸方向に移動させる移動機構は、キャ
リッジ7内に配置されている。この移動機構は、キャリ
ッジ7の一端に配置されたサーボモータ20と、これに
連結されたボールねじ21と、ボールねじ21に螺合す
るボールナット23とから構成されている。ボールナッ
ト23は、クロススライド15に固定されている。
【0011】上部フレーム3には、複数のパンチを収納
する上タレット12が回動可能に設けられている。上タ
レット12内には、油圧シリンダ(後述)により昇降す
るパンチヘッドが設けられている。一方、下部フレーム
2側には、複数のダイを収納する下タレット22が上タ
レット12に対向配置されている。また、加工位置に配
置されたパンチ及びダイ並びに油圧シリンダ等によって
油圧ヘッド24が構成されている。
【0012】スロート部4内には、図3に示すように、
制御装置30が設けられている。この制御装置30は、
コントローラとしてのCNC31、MMC32及びPM
C33を備えている。各コントローラ間ではウィンドウ
を介してデータの授受が高速で行われるようになってい
る。CNC31は、板材11をX軸方向及びY軸方向に
移動させるためのサーボモータ16,20の制御を行う
ものであり、CPU、ROM、RAM等を含んでいる。
MMC32も同様にCPU、ROM及びRAM等を含ん
でいる。MMC32は、加工プログラムの全行の内容を
先読みし、先読みした内容から、絞り加工や成型加工等
による突出加工が行われるか否かを判定する。この判定
は、たとえば先読みした各行の内容にあるステーション
番号により、突出加工に用いる工具が指定されたか否か
により行われる。なお、MMC32内のRAMには、タ
レット12のステーション番号とそこに収容された工具
との関係及び収容された工具が突出加工を行うものか否
かを示すフラグ等の工具情報が格納されている。PMC
33は、油圧の制御やタレットの駆動等の制御を行うも
のであり、CPU、ROM及びRAM等を含んでいる。
【0013】MMC32及びPMC33には、DSC
(ディジタル・サーボ・コントローラ)36が接続され
ている。DSC36は油圧シリンダ40の位置及び速度
をサーボ制御するためのコントローラであり、MMC3
2及びPMC33から与えられた位置情報及び速度情報
に応じて速度制御部38に速度指令を出力する。速度制
御部38は、DSC36から与えられた速度指令に応じ
て油圧ヘッド24の加工速度(シリンダ40の昇降速
度)をフィードバック制御するためのものであり、速度
アンプ及び積分回路等から構成されている。またPMC
33には、圧力制御部50が接続されている。圧力制御
部50は油圧シリンダ40の圧力制御を行うためのもの
である。
【0014】加工位置上方には、油圧シリンダ40が上
下に配置されている。油圧シリンダ40のピストンロッ
ドの先端には、油圧ヘッド24を構成するパンチ41の
頭部が係合し得る係合部42が取り付けられている。油
圧シリンダ40には、電気油圧式3位置4ポートサーボ
弁44が接続されている。サーボ弁44のスプールに
は、サーボコントロールコイル45及びフィードバック
検出器46が設けられている。サーボコントロールコイ
ル45には速度制御部38からの制御信号が入力され、
フィードバック検出器46の検出信号は速度制御部38
に入力されている。この速度制御部38によってサーボ
弁44を通過する流量が制御され、油圧シリンダ40の
昇降速度が制御される。
【0015】また、油圧シリンダ40には、ピストンの
位置検出を行う位置検出器47が設けられている。位置
検出器47の出力は、A/D変換器48を介してDSC
36に入力されている。一方、圧力制御部50には、P
MC33から圧力指令が与えられる。圧力制御部50は
これを電気信号に変換し、比例電磁式リリーフ弁51に
与える。またリリーフ弁51は、ポンプ52及びこれを
駆動するモータ53を含む油圧回路54に接続されてい
る。この油圧回路54には他のアクチュエータを制御す
るための油圧機器55が接続されている。油圧回路54
の油圧ラインはサーボ弁44に接続されている。
【0016】図4に示すように、MMC32には、キー
ボード34、CRT35、ホストコンピュータとの接続
用のホストインターフェイス37及び他の入出力部が接
続されている。またCNC31には、X軸及びY軸の制
御を行うための軸制御部39が接続されている。さら
に、PMC33には、上タレット12及び下タレット2
2を駆動するためのタレット駆動部19や他の入出力部
が接続されている。
【0017】次に、制御装置30の制御動作について図
5に示す制御フローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ステップS1でテーブルの原点への移動等の初期設
定を行う。ステップS2では、たとえばホストコンピュ
ータからホストインターフェイス37を介して加工プロ
グラムを読み込む。ステップS3では、読み込まれた加
工プログラムをMMC32に先読みさせる。ステップS
4では、先読み結果に含まれるステーション番号とMM
C32内のRAMに格納された工具情報とにより、加工
プログラムにおいて、突出加工が行われるか否かを判断
する。突出加工が行われると判断された場合にはステッ
プS5に移行する。ステップS5では待機位置をL1に
セットする。この待機位置L1は、突出加工による突出
加工部位と油圧ヘッド24の工具の下面とが干渉しない
ような待機位置となっている。また、突出加工がないと
判断された場合にはステップS4からステップS6に移
行する。ステップS6では待機位置をL2にセットす
る。この待機位置L2は、最小限のストロークで加工を
行うための待機位置となっている。
【0018】ステップS5またはステップS6での動作
を終了するとステップS7に移行する。ステップS7で
は、作業者による作業開始指令を待つ。作業開始指令が
入力されるとステップS8に移行する。ステップS8で
は、ステップS5またはステップS6でセットされた待
機位置へ油圧シリンダ40を下降させ、そこで一旦待機
させる。
【0019】ステップS9では、加工プログラムの1ス
テップを読み込む。ステップS10〜S12では、読み
込んだステップの内容を判断する。すなわち、ステップ
S10では読み込んだステップの内容が加工指令を意味
するものであるか否かを判断する。ステップS11では
他の指令を意味するものであるか否かを判断する。ステ
ップS12では終了指令を意味するものであるか否かを
判断する。ステップS12でYESと判断した場合には
処理を終了する。またNOと判断した場合にはステップ
S9に戻り、次のステップの読み込みを行う。
【0020】一方、加工を意味するステップであると判
断した場合にはステップS10からステップS13に移
行する。ステップS13では、板材11をワークホルダ
13,14で把持し、所望の加工位置へ移動させる。ス
テップS14では、油圧シリンダ40を待機位置から下
降端へ下降させ、板材11に所定の加工を施す。ステッ
プS15では、油圧シリンダ40を下降端から待機位置
へ上昇させる。これらの動作により、1ステップの加工
が終了する。また、他の指令を意味するものと判断した
場合にはステップS11からステップS16に移行す
る。ステップS16ではその指令に応じた処理を行う。
【0021】このように、本実施例では加工プログラム
を先読みし、その先読み結果に応じて突出加工の有無を
判断し、突出加工の有無に応じて待機位置を変更し、ス
トロークを変えているので、突出加工部位と油圧ヘッド
24との干渉を防止できる。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、加工プログラムを先読みして
突出加工の有無を判断し、それにより油圧シリンダ40
が待機位置を変更していたが、図6に示すように、加工
処理時に突出加工部位と油圧ヘッド24との干渉を検出
し、それに応じて待機位置を変更するようにしてもよ
い。
【0022】すなわち、ステップS21では、初期設定
を行い、ステップS22では加工プログラムを読み込
む。ステップS23では作業開始指令を待つ。続いてス
テップS24では、油圧シリンダ40を待機位置L2に
下降させる。この待機位置は前述した実施例と同様な位
置であり、最小限のストロークで加工を行うための位置
となっている。ステップS25では加工プログラムの1
ステップを読み込む。ステップS26〜S28ではステ
ップS10〜S12と同様な判断を行う。
【0023】ステップS26で加工を意味するステップ
であると判断した場合にはステップS29に移行する。
ステップS29では、ここで用いる工具が突出加工を行
う工具であるか否かを判断することにより、突出部分と
油圧ヘッド24との干渉の有無を判断する。つまり、突
出加工を行う工具による加工の場合にはその突出部分の
高さにより加工部24との干渉の有無を判断する。この
干渉の有無は、たとえばタレット12,22のステーシ
ョン番号と、それに装着された工具との関係を予めMM
C32内のRAMに記憶しておき、そこにさらに、干渉
の有無を示すフラグ等を格納しておくことにより可能で
ある。このフラグを格納する場合には、ステーション番
号によりRAMの内容を検索し、そこにフラグがセット
されているか否かにより干渉の有無を判断できる。
【0024】干渉があると判断された場合にはステップ
S29からS30に移行する。ステップS30では、待
機位置をL1にセットし、油圧シリンダ40をその位置
まで上昇させる。ステップS29で干渉がないと判断し
た場合またはステップS30での動作が終了した場合に
はステップS31に移行する。ステップS31では、ワ
ークホルダ13,14により板材11を所望の加工位置
へ移動させる。ステップS32では、油圧シリンダ40
を昇降させ、板材11に所望の加工を行う。これ以外の
処理の流れは前述した図5の処理と同様であり説明を省
略する。 (b) 前記実施例では、油圧プレスとしてタレットパ
ンチプレス機を例に説明したが、シャーリング機、ベン
ダー等の他の油圧プレスにも本発明を適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る油圧プレスでは、加工にお
ける板材への突出加工に関する情報を検出し、その検出
結果に基づいて油圧ヘッドの待機位置を制御しているの
で、突出加工を行った場合においても油圧ヘッドと突出
加工部位とが干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による油圧プレスである油圧
パンチプレス機の全体斜視図。
【図2】その平面概略図。
【図3】油圧パンチプレス機の制御装置の概略ブロック
図。
【図4】制御装置のブロック図。
【図5】制御動作を示すフローチャート。
【図6】他の実施例の図5に相当する図。
【符号の説明】
1 パンチプレス機 13,14 ワークホルダ 24 油圧ヘッド 30 制御装置 32 MMC 33 PMC 40 油圧シリンダ 41 パンチ 43 ダイ L1,L2 待機位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークホルダに把持された板材を加工する
    ための油圧ヘッドと、加工における板材の突出加工に関
    する情報を検出する突出加工情報検出手段と、前記突出
    加工情報検出手段の検出結果に基づき、前記加工におけ
    る前記油圧ヘッドの待機位置を制御する制御手段とを備
    えた油圧プレス。
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