JPH07106414A - 溝の形成方法 - Google Patents

溝の形成方法

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JPH07106414A
JPH07106414A JP26976393A JP26976393A JPH07106414A JP H07106414 A JPH07106414 A JP H07106414A JP 26976393 A JP26976393 A JP 26976393A JP 26976393 A JP26976393 A JP 26976393A JP H07106414 A JPH07106414 A JP H07106414A
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groove
oxide film
semiconductor substrate
sacrificial oxide
etching
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Toyotaka Kataoka
豊▲隆▼ 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内壁及び表面層に結晶欠陥のない溝の形成方
法を提供することによって、半導体基体に溝を形成して
なる半導体装置の信頼性の向上を図る。 【構成】 先ず、第1の工程でドライエッチングによっ
て半導体基体11に溝15を形成する。第2の工程で溝
15の底面周辺の角部における膜厚t1 が溝15の内壁
面における膜厚t2 より薄くなるように、溝15の内壁
に耐酸化性材料層16を成膜する。第3の工程で、半導
体基体11を酸化性の雰囲気内で加熱し、半導体基体1
1の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸化膜17を生成す
る。第4の工程で、耐酸化性材料層16と犠牲酸化膜1
7とをエッチング除去する。これによって、結晶欠陥が
特に発生し易い溝11の底面周辺の角部の表面層がエッ
チング除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝の形成方法に関し、
特には半導体装置の製造工程において半導体基体に溝を
形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスにおいては、
エッチング技術の進歩によって、半導体基体に微細な溝
を形成することが可能となった。これによって、ウエハ
に形成された隣合う素子と素子とをこの溝によって分離
するトレンチ分離が可能となった。トレンチ分離では、
通常のLOCOS酸化膜による素子の分離と比較して素
子分離領域を大幅に縮小できる。特に、埋め込みコレク
タ層を有するバイポーラ型の集積回路では、トレンチ分
離の採用によって80%近い素子分離領域の縮小が可能
であり、これによって半導体装置の集積度の向上が図ら
れる。
【0003】半導体基体に溝を形成する場合は、例えば
図7(1)に示すように、ウエハ状に形成された半導体
基体701の表面層に熱酸化膜層702を生成し、この
熱酸化膜層702の上面にCVD法によって酸化膜層7
03を成膜する。そして、酸化膜層703の上面にレジ
ストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパタ
ーンをマスクにして熱酸化膜702と酸化膜層703と
の二点鎖線部分をエッチング除去する。これによって、
半導体基体701上に熱酸化膜層702と酸化膜層70
3とからなるエッチングマスク704を形成する。
【0004】次に、図7(2)に示すように、例えばE
CR(Electron Cyclotron Resonance) プラズマエッチ
ング装置によって、半導体基体701をエッチングし、
半導体基体701に溝705を形成する。この工程で
は、半導体基体701の露出面にエッチング種が衝突
し、半導体基体701の結晶にダングリングボンド(不
対結合手)が生じる。このため、溝705の内壁にあた
る半導体基体701の表面層は、ダングリングボンドを
有する結晶欠陥層7になる。そして、後にこの溝705
に絶縁性材料(図示せず)を埋め込んでトレンチ分離を
形成した場合や、溝705に電極形成材料(図示せず)
を埋め込んでトレンチキャパシタを形成した場合には、
上記結晶欠陥層7のダングリングボンドによってリーク
電流が発生し、素子特性が劣化する。
【0005】そこで、特開昭62−290155号に開
示されている半導体装置の製造方法では、半導体基体に
溝を形成した後に、以下のような後処理工程を行ってい
る。先ず、図7(3)に示すように、溝705の内壁の
表面層に例えば膜厚t7 =20nmの犠牲酸化膜706
を生成する。犠牲酸化膜706の生成は、例えば、酸素
ガスを流して酸化性にした雰囲気内で半導体基体701
を1000℃に保ち、これによって溝705の内壁を含
む半導体基体701の表面層を熱酸化することによって
行う。次に、図7(4)に示すように、半導体基体70
1上のエッチングマスク704と共に、半導体基体70
1の表面層の犠牲酸化膜706とをエッチング除去す
る。これによって、溝705の内壁の結晶欠陥層7がエ
ッチング除去される。
【0006】その後、例えば、溝705の内部に絶縁性
材料(図示せず)を埋め込んで、トレンチ分離を形成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の半導体
装置の製造方法には、以下のような課題があった。すな
わち、ドライエッチングによる溝の形成では、溝の底側
角部において最も大きなダメージが加わる。一方、半導
体基体に形成した溝の底面周辺の角部では、溝の内壁面
と比較して熱酸化膜が成長しにくい。このため、図7に
示したように、犠牲酸化膜706をエッチング除去して
も、溝705の底面周辺の角部は充分にエッチング除去
されず、結晶欠陥層7が残る。
【0008】そこで本発明では、上記の課題を解決する
溝の形成方法を提供することによって、半導体基体に溝
を形成してなる半導体装置の信頼性の向上を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされた半導体装置の製造方法であり、
第1の発明は以下の手順を行う。先ず、第1の工程でド
ライエッチングによって半導体基体に溝を形成する。そ
して第2の工程では、溝の底面周辺の角部における膜厚
が当該溝の内壁面における膜厚より薄くなるように、当
該溝の内壁上に耐酸化性材料層を成膜する。次いで第3
の工程で、上記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱
し、当該半導体基体の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸
化膜を生成する。そして第4の工程で、上記耐酸化性材
料層と上記犠牲酸化膜とをエッチング除去する。
【0010】次に、第2の発明は以下の手順を行う。先
ず、第1の工程とこれに続く第2及び第3の工程では、
上記第1の発明と同様に半導体基体に形成された溝の内
壁に耐酸化性材料層を成膜し、当該半導体基体の表面層
に熱酸化膜からなる犠牲酸化膜層を成膜する。そして、
第4の工程で、上記耐酸化性材料層をエッチング除去す
る。次いで、第5の工程で上記半導体基体を酸化性の雰
囲気内で加熱し、第2の工程で成膜した犠牲酸化膜を成
長させる。さらに、第6の工程でこの犠牲酸化膜をエッ
チング除去する。
【0011】そして、第3の発明は以下の手順を行う。
先ず、第1の工程でドライエッチングによって半導体基
体に溝を形成し、第2の工程で半導体基体を酸化性の雰
囲気内で加熱して当該半導体基体の表面層に熱酸化膜か
らなる犠牲酸化膜を生成する。次いで第3の工程では、
上記溝の底面周辺の角部における膜厚が当該溝の内壁面
における膜厚より薄くなるように当該溝の内壁に耐酸化
性材料層を成膜する。そして、第4の工程で、上記半導
体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、第1の工程で成膜
した犠牲酸化膜を成長させる。さらに第5の工程では、
上記耐酸化性材料層と上記犠牲酸化膜とをエッチング除
去する。
【0012】
【作用】上記第1の発明による溝の形成方法では、半導
体基体の表面層に犠牲酸化膜を成膜する際には、耐酸化
性材料層の膜厚の厚い溝の内壁面より、耐酸化性材料層
の膜厚の薄い溝の底面周辺の角部にあたる半導体基体表
面に多くの酸化種が供給される。このため、通常溝の底
面周辺の角部よりも熱酸化膜が成長し易い溝の内壁面に
おいて犠牲酸化膜の成長が抑制される。このため、溝の
内壁に生成される犠牲酸化膜の膜厚は、溝の底面周辺の
角部とその内壁面では、溝の底面周辺の角部において厚
く生成されるようになる。したがって、半導体基体をエ
ッチングする際に、特に溝の底面周壁の角部で深く形成
される結晶欠陥層が、上記の犠牲酸化膜でカバーされ
る。そして、第4の工程でこの犠牲酸化膜をエッチング
除去することによって、溝の底面周辺の角部の結晶欠陥
層が除去される。
【0013】次に、上記第2の発明による溝の形成方法
では、上記第1の発明と同様に溝の底面周辺の角部に充
分な膜厚の犠牲酸化膜を生成した後、耐酸化性材料層を
除去し、第5の工程で再び半導体基体を酸化性の雰囲気
内で加熱することによって上記の犠牲酸化膜を成長させ
ている。このため、この工程では、溝の内壁面に充分に
酸化種が供給され、この部分で犠牲酸化膜の成長が促進
される。したがって、半導体基体をエッチングする際に
溝の内壁にあたる半導体基体の表面層に形成された結晶
欠陥層が、溝の内壁面とその底面周辺の角部において犠
牲酸化膜でカバーされる。そして、第6の工程でこの犠
牲酸化膜をエッチング除去することによって、上記の結
晶欠陥層が除去される。
【0014】さらに、上記第3の発明による溝の形成方
法では、先ず、溝の内壁面で厚く底面周辺の角部で薄い
膜厚の犠牲酸化膜が当該溝の内壁に生成される。次い
で、上記第1及び第2の実施例と同様に、溝の内壁に耐
酸化性材料層を成膜した後に再び半導体基体の表面層を
熱酸化させるため、これによって溝の底面周辺の角部に
おいて犠牲酸化膜が成長する。したがって、半導体基体
をエッチングする際に溝の内壁にあたる半導体基体の表
面層に形成された結晶欠陥層が、溝の内壁面とその底面
周辺の角部において犠牲酸化膜でカバーされる。そし
て、第5の工程でこの犠牲酸化膜をエッチング除去する
ことによって、上記第2の発明と同様に上記の結晶欠陥
層が除去される。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の第1の実施例を、図面に基
づいて説明する。先ず、図1(1)に示すように、第1
の工程として、ウエハ状に形成された半導体基体11の
表面層に熱酸化膜層12を生成し、この熱酸化膜層12
の上面にCVD法によって酸化膜層13を成膜する。そ
して、酸化膜層13の上面にレジストパターン(図示せ
ず)を形成し、このレジストパターンをマスクにして熱
酸化膜12と酸化膜層13とのエッチングを行う。これ
によって、半導体基体11上に熱酸化膜層12と酸化膜
層13とからなるエッチングマスク14を形成する。そ
して、例えばECR(Electron Cyclotron Resonance)
プラズマエッチング装置によって半導体基体11をエッ
チングし、半導体基体11に例えば幅0.25μm,深
さ0.25μmの溝15を形成する。このエッチングで
は、例えばエッチングガスには流量120sccm(st
andard cubic cm/min)の臭化水素(HBr)を用いる。
そして、エッチング条件としてエッチング雰囲気の圧力
を0.5Pa,マイクロ波パワーを850W,高周波
(RF)パワー電圧を30W,エッチング温度を0℃に
設定する。このエッチングで形成された溝15の内壁に
あたる半導体基体11の表面層には、エッチングによる
ダメージで結晶欠陥層1が生じる。
【0016】次に、図1(2)に示すように、エッチン
グマスク14を除去した後に第2の工程として、上記の
ように形成した溝15の内壁を含む半導体基体11の上
面に、CVD法によって窒化シリコン(SiN)からな
る耐酸化性材料層16を成膜する。この耐酸化性材料層
16は、溝15の内壁面における膜厚をt1 =5nmと
すると、溝15の底面周辺の角部における膜厚t2 が5
nmより薄くなるように成膜する。この時の成膜条件
は、例えば、以下のように設定する。先ず、反応ガスに
は二塩化シラン(SiH2 Cl2 )とアンモニア(NH
3 )とを用いる。そして、反応ガスの流量をSiH2
2 /NH3 =5/600sccm,成膜雰囲気の圧力
を66.5Pa、そして成膜温度を760℃に設定す
る。上記成膜条件の他にも、RT(Rapid Thermal) CV
D装置によって耐酸化性材料層16を成膜する場合に
は、例えば反応ガスにシラン(SiH4 )とNH3 とを
用い、反動ガスの流量をSiH4 /NH3 =60/60
sccm,成膜雰囲気の圧力を190Pa、そして成膜
温度を800℃に設定する。
【0017】次に、図1(3)に示すように、第3の工
程として、半導体基体11を酸化性の雰囲気内で加熱し
て、半導体基体11の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸
化膜17を生成する。この犠牲酸化膜17の膜厚は、生
成された犠牲酸化膜17が充分に結晶欠陥層1を覆うよ
うな厚さとし、例えば20nmとする。この犠牲酸化膜
17の生成条件としては、例えば、酸化炉を用いた熱酸
化では、酸素(O2 )を流量15slm(standard lit
ter/min)で生成雰囲気に供給し、生成雰囲気の温度を1
000℃に設定するか、もしくは生成雰囲気にO2 とH
2 とを供給し、それぞれの流量をO2 /H2 =10/
2.5slm,生成雰囲気の温度を850℃に設定す
る。さらに、RTO(Rapid Thermal Oxidation)法によ
って酸化を行う場合には、O2 を1.5slmで生成雰
囲気に供給し、生成温度を1100℃に設定する。
【0018】その後、図1(4)に示すように、第4の
工程として、加熱したリン酸(H3PO4 )溶液によっ
て耐酸化性材料層16をエッチング除去し、さらにフッ
酸(HF)洗浄にて犠牲酸化膜17をエッチング除去す
る。
【0019】上記図1に示した溝の形成方法では、溝1
5の内壁にあたる半導体基体11に形成されている結晶
欠陥層1は、溝15の底面周辺の角部で特に深い位置に
達する。一方、半導体基体11の表面層に犠牲酸化膜1
7を生成する際には、耐酸化性材料層16の膜厚t2
厚い溝の内壁面より、耐酸化性材料層16の膜厚t1
薄い溝の底面周辺の角部にあたる半導体基体11に多く
の酸化種が供給される。このため溝15の内壁では、通
常、溝15の底面周辺の角部より熱酸化し易い溝15の
内壁面における犠牲酸化膜16の成長が抑制される。し
たがって、溝15の内壁に生成される犠牲酸化膜17の
膜厚は、溝15の底面周辺の角部とその内壁面とでは、
溝15の底面周辺の角部のほうが厚く生成されるように
なる。したがって、生成される犠牲酸化膜17によっ
て、溝15の底面周辺の角部における結晶欠陥層1の深
さの範囲がカバーされ、第4の工程でこの犠牲酸化膜1
7をエッチング除去することによって、結晶欠陥層1が
除去される。
【0020】上記の後、図2(1)に示すように、例え
ば、上記第2の工程と同様の耐酸化性材料層18を再び
溝15の内壁を含む半導体基体11の上面に成膜する。
次いで、上記第3の工程と同様の犠牲酸化膜19を半導
体基体11の表面層に生成する。そして、図2(2)に
示すように、犠牲酸化膜19の上面の耐酸化性材料層1
8をエッチング除去する。さらに、図2(3)に示すよ
うに、溝15の内部が埋め込まれるまで犠牲酸化膜19
の上面にCVDによって酸化膜層20を成膜させる。上
記によって、半導体基体11に形成した溝15の内部を
酸化膜層20で埋め込んだ形状のトレンチ分離が形成さ
れる。
【0021】次に、第2の実施例を図3及び図4に基づ
いて説明する。先ず、図3(1)に示すように、第1の
工程として、上記第1の実施例と同様にウエハ状に形成
された半導体基体21上に熱酸化膜層22と酸化膜層2
3とからなるエッチングマスク24を形成する。その
後、半導体基体21をエッチングして溝25を形成す
る。この溝25は、例えば上記第1の実施例と同様のエ
ッチングにて形成する。そして、形成された溝25の内
壁にあたる半導体基体21の表面層には、エッチングに
よるダメージで結晶欠陥層2が生じる。
【0022】その後、図3(2)に示すように、第2の
工程として、上記第1の実施例と同様に溝25の底面周
辺の角部における膜厚が、溝25の内壁面における膜厚
より薄くなるように耐酸化性材料層26を成膜する。成
膜条件は、上記第1の実施例と同様に設定する。
【0023】その後、図3(3)に示すように、第3の
工程として、上記第1の実施例と同様に半導体基体21
の表面層に犠牲酸化膜27を生成する。生成条件は、上
記第1の実施例と同様に設定する。この犠牲酸化膜27
の膜厚は、溝25の底面周辺の角部で充分に結晶欠陥層
2を覆うような厚さとする。
【0024】次いで、図4(4)に示すように、第4の
工程として、加熱したリン酸溶液によって耐酸化性材料
層26をエッチング除去する。
【0025】そして、図4(5)に示すように、第5の
工程として、半導体基体21を酸化性の雰囲気内で加熱
して、上記第3の工程で生成した犠牲酸化膜27をさら
に成長させる。この場合の酸化条件は、上記第1の実施
例及び上記第2の工程と同様に設定する。
【0026】その後、図4(6)に示すように、第6の
工程として、フッ酸洗浄によって半導体基体21上の犠
牲酸化膜27をエッチング除去する。
【0027】上記図3及び図4に示した溝の形成方法で
は、先ず第1から第3の工程で上記第1の実施例と同様
に溝25の底面周辺の角部で膜厚の充分な犠牲酸化膜2
7を半導体基体21の表面層に生成した後、第4の工程
で再び熱処理によってこの犠牲酸化膜27を成長させて
いる。この工程は、耐酸化性材料層26を除去して行わ
れるため溝25の内壁面にも充分に酸化種が供給され、
この部分で犠牲酸化膜27の成長が促進される。したが
って、生成される犠牲酸化膜27は、溝25の内壁面と
底面周辺の角部とにおいて、結晶欠陥層2の深さ範囲を
充分にカバーし、第6の工程でこの犠牲酸化膜27をエ
ッチング除去することによって、結晶欠陥層2が除去さ
れる。
【0028】上記の後、第1の実施例で図2に示したと
同様にして溝の内部を酸化膜で埋め込み、トレンチ分離
を形成する。
【0029】次に、第3の実施例を図5及び図6に基づ
いて説明する。先ず、図5(1)に示すように、第1の
工程として、上記第1及び第2の実施例と同様にウエハ
状に形成された半導体基体31上に熱酸化膜層32と酸
化膜層33とからなるエッチングマスク34を形成す
る。その後、半導体基体31をエッチングして溝35を
形成する。この溝35は、例えば上記第1の実施例と同
様のエッチングにて形成する。そして、形成された溝3
5の内壁にあたる半導体基体31の表面層には、エッチ
ングによるダメージで結晶欠陥層3が生じる。
【0030】その後、図5(2)に示すように、第2の
工程として、エッチングマスク34を除去した後、半導
体基体31を酸化性の雰囲気内で加熱して半導体基体3
1の表面層を熱酸化し、半導体基体31の表面層に熱酸
化膜からなる犠牲酸化膜36を生成する。この犠牲酸化
膜36の膜厚は、溝35の内壁面において充分に結晶欠
陥層3を覆うような厚さとする。また、この工程におい
ては、犠牲酸化膜36を生成した後にエッチングマスク
34を除去しても良い。
【0031】その後、図5(3)に示すように、第3の
工程として、犠牲酸化膜36の上面に、上記第1および
第2の実施例と同様の耐酸化性材料層37を成膜する。
成膜条件は、上記第1の実施例で示したと同様に設定す
る。
【0032】次いで、図6(4)に示すように、第4の
工程として、半導体基体31を再び酸化性の雰囲気内で
加熱し、上記第1の工程で生成した犠牲酸化膜36を成
長させる。
【0033】そして、図6(5)に示すように、第5の
工程として、耐酸化性材料層37をエッチング除去し、
次いで、犠牲酸化膜36をエッチング除去する。これら
の各層のエッチング除去は、上記第1の実施例と同様の
方法で行う。
【0034】上記図5及び図6に示した溝の形成方法で
は、先ず、第1の工程で溝35の内壁にはその内壁面で
充分な膜厚の犠牲酸化膜36が生成される。次いで、上
記第1及び第2の実施例と同様に、溝35の内壁に耐酸
化性材料層37を成膜した後に再び半導体基体31の表
面層を熱酸化させるため、これによって溝35の底面周
辺の角部で犠牲酸化膜36が成長する。したがって、生
成された犠牲酸化膜36は、溝35の内壁面と底面周辺
の角部とにおいて結晶欠陥層3の深さ範囲を充分にカバ
ーし、第5の工程でこの犠牲酸化膜36をエッチング除
去することによって、結晶欠陥層3が除去される。
【0035】上記の後、第1の実施例で図2に示したと
同様にして溝の内部を酸化膜で埋め込み、トレンチ分離
を形成する。
【0036】上記第1〜第3の実施例では、ウエハ状の
半導体基体にトレンチ分離を形成する場合を例に取って
説明を行った。しかし、本発明は上記に限らず、例えば
ウエハにトレンチキャパシタを形成する場合のように、
半導体基体に溝を形成してなる半導体装置の製造に広く
適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明の溝の形成方法によれば、
溝の周壁よりも底面周辺の角部において膜厚の薄い耐酸
化性材料層を溝の内壁に成膜することによって、溝の内
壁面の酸化が抑制されるようにしている。このため、溝
の底面周辺の角部でより膜厚の厚い犠牲酸化膜を生成す
ることができる。そして、その後この犠牲酸化膜をエッ
チング除去することによって、溝を形成する際のエッチ
ングで溝の底面周辺の角部に生じた結晶欠陥を充分に除
去することができる。したがって、半導体基体に溝を形
成してなる半導体装置において、結晶欠陥によるリーク
電流を防止して素子特性の劣化を防止できる。そして、
第2及び第3の発明によれば、耐酸化性材料層を介して
半導体基体の表面層を熱酸化させ、これと前後して半導
体基体の表面層を露出させた状態で熱酸化を行うことに
よって、溝の底面周辺の角部と共に溝の内壁面にも充分
な膜厚の犠牲酸化膜を生成することができる。このた
め、犠牲酸化膜のエッチングによって、溝を形成する際
のエッチングで生じた溝の内壁の結晶欠陥を充分に除去
できる。したがって、上記と同様に半導体装置の素子特
性の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を説明する工程図である。
【図2】第1の実施例を説明する工程図である。
【図3】第2の実施例を説明する工程図である。
【図4】第2の実施例を説明する工程図である。
【図5】第3の実施例を説明する工程図である。
【図6】第3の実施例を説明する工程図である。
【図7】従来例を説明する工程図である。
【符号の説明】
11,21,31 半導体基体 15,25,35 溝 16,26,37 耐酸化性材料層 17,27,36 犠牲酸化膜 t1 耐酸化性材料層の膜厚(溝の内壁面) t2 耐酸化性材料層の膜厚(溝の底面周辺の角部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライエッチングによって半導体基体に
    溝を形成する第1の工程と、 前記溝の底面周辺の角部における膜厚が当該溝の内壁面
    における膜厚より薄くなるように当該溝の内壁に耐酸化
    性材料層を成膜する第2の工程と、 前記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、当該半導
    体基体の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸化膜を生成す
    る第3の工程と、 前記耐酸化性材料層と前記犠牲酸化膜とをエッチング除
    去する第4の工程とからなることを特徴とする溝の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 ドライエッチングによって半導体基体に
    溝を形成する第1の工程と、 前記溝の底面周辺の角部における膜厚が当該溝の内壁面
    における膜厚より薄くなるように当該溝の内壁に耐酸化
    性材料層を成膜する第2の工程と、 前記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、当該半導
    体基体の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸化膜を生成す
    る第3の工程と、 前記耐酸化性材料層をエッチング除去する第4の工程
    と、 前記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、前記犠牲
    酸化膜を成長させる第5の工程と、 前記犠牲酸化膜をエッチング除去する第6の工程とから
    なることを特徴とする溝の形成方法。
  3. 【請求項3】 ドライエッチングによって半導体基体に
    溝を形成する第1の工程と、 前記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、当該半導
    体基体の表面層に熱酸化膜からなる犠牲酸化膜を生成す
    る第2の工程と、 前記溝の底面周辺の角部における膜厚が当該溝の内壁面
    における膜厚より薄くなるように当該溝の内壁に耐酸化
    性材料層を成膜する第3の工程と、 前記半導体基体を酸化性の雰囲気内で加熱し、前記犠牲
    酸化膜を成長させる第4の工程と、 前記耐酸化性材料層と前記犠牲酸化膜とをエッチング除
    去する第5の工程とからなることを特徴とする溝の形成
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100345400B1 (ko) * 1999-10-08 2002-07-26 한국전자통신연구원 가장자리에 두꺼운 산화막을 갖는 트렌치 형성방법
JP2004311954A (ja) * 2003-01-17 2004-11-04 Sharp Corp 犠牲シャロートレンチアイソレーション酸化物ライナーを有する歪みシリコンチャネルcmos

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