JPH07106475B2 - プレス機械の油圧緩衝装置 - Google Patents
プレス機械の油圧緩衝装置Info
- Publication number
- JPH07106475B2 JPH07106475B2 JP2252868A JP25286890A JPH07106475B2 JP H07106475 B2 JPH07106475 B2 JP H07106475B2 JP 2252868 A JP2252868 A JP 2252868A JP 25286890 A JP25286890 A JP 25286890A JP H07106475 B2 JPH07106475 B2 JP H07106475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press machine
- piston
- unloading
- shock absorber
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0076—Noise or vibration isolation means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレス加工時に生ずるブレークスルー音を低
減せしめるに好適なプレス機械の油圧緩衝装置に関す
る。
減せしめるに好適なプレス機械の油圧緩衝装置に関す
る。
従来技術の説明に先立ち、一般的なプレス機械とその騒
音の発生機構とについて述べる。プレス機械は、通常、
例えば第2図に示されるように、略コの字型の強度フレ
ームにおいて、上側には昇降可能な上型やパンチなどか
らなるスライド2Aを備え、下側には固定の下型やボルス
タなどからなる固定部材2Bを備えて大略構成される。ワ
ーク(図示せず)は前記固定部材2Bの上面に置かれ、降
下してきたパンチにより、切断加工などが行われる。次
にかかるプレス機械の騒音発生機構について述べる。切
断、穴あけ、打ち抜きなどのプレス加工時には大きな騒
音が伴う。通常この騒音は負荷衝撃音と除荷衝撃音とに
大別される。前者負荷衝撃音はパンチがワークに衝突し
た際に発生する音であり、いわゆるタッチ音である。そ
の後パンチがワークに食い込むと、プレス機械1はワー
クの剪断抵抗を受け、フレームに対しこれを上下に開口
せしめる力が作用する。そしてパンチの食い込み量があ
る値に達すると、該ワークに亀裂が生じて急激に破断す
る。ところがこの破断により、それまでプレス機械1が
受けていた負荷が除荷され、これが除荷衝撃となって該
プレス機械全体に伝播して起振せしめることにより、該
プレス機械1には大きな衝撃音を発生するようになる。
この衝撃音が後者除荷衝撃音であり、ブレークスルー音
と呼ばれる(以下ブレークスルー音とする)。前者タッ
チ音が現状では無視し得る程度に小さな音である。しか
るに、後者ブレークスルー音は大きく、プレス加工にお
ける騒音の主因になっている。そこで従来、このブレー
クスルー音を低減せしめるため、油圧衝撃装置が各種提
案されている。即ち従来のプレス機械の油圧緩衝装置
は、例えば該プレス機械に、スライド2Aからの下方突出
部材と固定部材2Bからの上方突出部材とが上下運動時に
摺動するような狭い摺動面を備えて構成される。そして
この摺動面内に高粘度流体を満たし、この粘性により、
緩衝に必要な減衰力を得る技術が開示されている(例え
ば特公昭58−5760号参照)。また、該プレス機械に、固
定オリフィスを備えた油圧回路を付設し、この固定オリ
フィスの流量抵抗により、緩衝に必要な該減衰力を得る
構成も知られる。
音の発生機構とについて述べる。プレス機械は、通常、
例えば第2図に示されるように、略コの字型の強度フレ
ームにおいて、上側には昇降可能な上型やパンチなどか
らなるスライド2Aを備え、下側には固定の下型やボルス
タなどからなる固定部材2Bを備えて大略構成される。ワ
ーク(図示せず)は前記固定部材2Bの上面に置かれ、降
下してきたパンチにより、切断加工などが行われる。次
にかかるプレス機械の騒音発生機構について述べる。切
断、穴あけ、打ち抜きなどのプレス加工時には大きな騒
音が伴う。通常この騒音は負荷衝撃音と除荷衝撃音とに
大別される。前者負荷衝撃音はパンチがワークに衝突し
た際に発生する音であり、いわゆるタッチ音である。そ
の後パンチがワークに食い込むと、プレス機械1はワー
クの剪断抵抗を受け、フレームに対しこれを上下に開口
せしめる力が作用する。そしてパンチの食い込み量があ
る値に達すると、該ワークに亀裂が生じて急激に破断す
る。ところがこの破断により、それまでプレス機械1が
受けていた負荷が除荷され、これが除荷衝撃となって該
プレス機械全体に伝播して起振せしめることにより、該
プレス機械1には大きな衝撃音を発生するようになる。
この衝撃音が後者除荷衝撃音であり、ブレークスルー音
と呼ばれる(以下ブレークスルー音とする)。前者タッ
チ音が現状では無視し得る程度に小さな音である。しか
るに、後者ブレークスルー音は大きく、プレス加工にお
ける騒音の主因になっている。そこで従来、このブレー
クスルー音を低減せしめるため、油圧衝撃装置が各種提
案されている。即ち従来のプレス機械の油圧緩衝装置
は、例えば該プレス機械に、スライド2Aからの下方突出
部材と固定部材2Bからの上方突出部材とが上下運動時に
摺動するような狭い摺動面を備えて構成される。そして
この摺動面内に高粘度流体を満たし、この粘性により、
緩衝に必要な減衰力を得る技術が開示されている(例え
ば特公昭58−5760号参照)。また、該プレス機械に、固
定オリフィスを備えた油圧回路を付設し、この固定オリ
フィスの流量抵抗により、緩衝に必要な該減衰力を得る
構成も知られる。
しかしながら上記従来のプレス機械の油圧緩衝装置は、
前者は高粘度流体の摺動面積が一定であるため、他方後
者はオリフィス開度が一定であるため、これらによる減
衰力は略直線的に上昇するだけであり、ブレークスルー
音を高効率で低減することができないという不都合があ
る。詳しくは、第4a図〜第4c図を参照して以下説明す
る。尚、同図は縦軸は減衰力Fなど(即ち、剪断力、緩
衝力、減衰力及び合力)を示し、横軸はブレークスルー
音発生前後における時刻例を示し、t1はタッチ時、t2は
除荷開始時、t3は除荷完了時を示す。尚ブレークスルー
音は除荷開始時t2〜除荷完了時t3の間に生ずる。ブレー
クスルー音を理想的に減衰するには、第4a図に示される
ように、負荷荷重Aにおける除荷荷重aと減衰力Bの緩
衝力bとの合力Cが、図示するように、大きくならずか
つ連続すればよい。しかるに、上記従来の技術によれ
ば、上述のとおり、第4b図に示されるように、緩衝力b
が略直線的に上昇するため、さらに実際的には作動遅れ
も伴うため、合力C1となってしまう。即ち同図によれ
ば、緩衝力b1と除荷荷重aとの合力C1は小さくかつ不連
続である。このため、ブレークスルー音の解消は余り寄
与しないのが現状である。そこで前記時間遅れを解消し
てブレークスルー音を解消するため、第4c図に示される
ように、減衰力Bの開始時を除荷開始時t2より早めて除
荷開始時t12に印加する試みがなされている。ところが
この場合、同図に示されるように、なるほどブレークス
ルー音は低減できるが、合力C2がワークから受ける荷重
Amaxよりもより顕著に大きくなってしまい、このため該
プレス機械に過大な負荷を与えてしまうという不都合が
生じてしまう。そこでかかる不都合を解消せしめるた
め、実際上、プレス機械をより強固するなどの手段が構
じられている。本発明は、上記従来の技術の問題点に着
目し、プレス機械の強度を上げることなく、ブレークス
ルー音の発生を防止するのに好適なプレス機械の油圧緩
衝装置を提供することを目的とする。
前者は高粘度流体の摺動面積が一定であるため、他方後
者はオリフィス開度が一定であるため、これらによる減
衰力は略直線的に上昇するだけであり、ブレークスルー
音を高効率で低減することができないという不都合があ
る。詳しくは、第4a図〜第4c図を参照して以下説明す
る。尚、同図は縦軸は減衰力Fなど(即ち、剪断力、緩
衝力、減衰力及び合力)を示し、横軸はブレークスルー
音発生前後における時刻例を示し、t1はタッチ時、t2は
除荷開始時、t3は除荷完了時を示す。尚ブレークスルー
音は除荷開始時t2〜除荷完了時t3の間に生ずる。ブレー
クスルー音を理想的に減衰するには、第4a図に示される
ように、負荷荷重Aにおける除荷荷重aと減衰力Bの緩
衝力bとの合力Cが、図示するように、大きくならずか
つ連続すればよい。しかるに、上記従来の技術によれ
ば、上述のとおり、第4b図に示されるように、緩衝力b
が略直線的に上昇するため、さらに実際的には作動遅れ
も伴うため、合力C1となってしまう。即ち同図によれ
ば、緩衝力b1と除荷荷重aとの合力C1は小さくかつ不連
続である。このため、ブレークスルー音の解消は余り寄
与しないのが現状である。そこで前記時間遅れを解消し
てブレークスルー音を解消するため、第4c図に示される
ように、減衰力Bの開始時を除荷開始時t2より早めて除
荷開始時t12に印加する試みがなされている。ところが
この場合、同図に示されるように、なるほどブレークス
ルー音は低減できるが、合力C2がワークから受ける荷重
Amaxよりもより顕著に大きくなってしまい、このため該
プレス機械に過大な負荷を与えてしまうという不都合が
生じてしまう。そこでかかる不都合を解消せしめるた
め、実際上、プレス機械をより強固するなどの手段が構
じられている。本発明は、上記従来の技術の問題点に着
目し、プレス機械の強度を上げることなく、ブレークス
ルー音の発生を防止するのに好適なプレス機械の油圧緩
衝装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係わるプレス機械の
油圧緩衝装置は、第1図を参照して説明すれば、スライ
ド2Aの昇降力によって昇降するピストン62を内嵌する油
圧シリンダ6をスライド2A或いは固定部材2Bに設けると
共に、この油圧シリンダ6の内壁63に除荷時のブレーク
スルー音発生前後に渡って油圧シリンダ6内の油を外部
へ排出する油流出孔7を備えたプレス機械の油圧緩衝装
置において、除荷開始直前にピストン62によって閉塞が
始まり、かつその後の除荷完了時にピストン62によって
閉塞される位置付近に、前記油流出孔7を配置したこと
を特徴としている。
油圧緩衝装置は、第1図を参照して説明すれば、スライ
ド2Aの昇降力によって昇降するピストン62を内嵌する油
圧シリンダ6をスライド2A或いは固定部材2Bに設けると
共に、この油圧シリンダ6の内壁63に除荷時のブレーク
スルー音発生前後に渡って油圧シリンダ6内の油を外部
へ排出する油流出孔7を備えたプレス機械の油圧緩衝装
置において、除荷開始直前にピストン62によって閉塞が
始まり、かつその後の除荷完了時にピストン62によって
閉塞される位置付近に、前記油流出孔7を配置したこと
を特徴としている。
上記構成によれば、スライド2A或いは固定部材2Bに油圧
シリンダ6が備えられ、そのピストン62はブレークスル
ー音発生前後にわたりスライド2Aの昇降に伴って昇降す
る。他方、油圧シリンダ6のボトム内壁63には、前記ピ
ストン62により開口面積可変の油流出孔7が備えられて
いる。即ちこの油流出孔7はいわゆる可変オリフィスと
しての作用をなす。オリフィスの抵抗は開口面積の2乗
に反比例することから、上記油流出孔7による緩衝力
は、従来技術のように直線とならず、曲線となる。しか
も該油流出孔7の断面形状を適宜変更することで、所望
の緩衝力曲線とすることが可能となる。尚、油流出孔7
の閉塞開始点t12はブレークスルー音発生直前である。
これを、第4d図を参照して説明すれば、除荷荷重と緩衝
力とのマッチングを考慮したものである。即ち、上述の
とおり、緩衝曲線の形状は該該油流出孔7の断面形状を
適宜変更して対応するが、時間遅れやピストン62の昇降
速度などを考慮した場合、閉塞開始点t12はこれも自在
に変更する必要がある。即ち、緩衝力は、オリフィスの
開口面積以外にピストン62の昇降速度の2乗に比例する
ことにも着目したもので、ピストン62の昇降速度に基づ
き、印加開始点t12のより適切な設定することができる
ように配慮したものである。
シリンダ6が備えられ、そのピストン62はブレークスル
ー音発生前後にわたりスライド2Aの昇降に伴って昇降す
る。他方、油圧シリンダ6のボトム内壁63には、前記ピ
ストン62により開口面積可変の油流出孔7が備えられて
いる。即ちこの油流出孔7はいわゆる可変オリフィスと
しての作用をなす。オリフィスの抵抗は開口面積の2乗
に反比例することから、上記油流出孔7による緩衝力
は、従来技術のように直線とならず、曲線となる。しか
も該油流出孔7の断面形状を適宜変更することで、所望
の緩衝力曲線とすることが可能となる。尚、油流出孔7
の閉塞開始点t12はブレークスルー音発生直前である。
これを、第4d図を参照して説明すれば、除荷荷重と緩衝
力とのマッチングを考慮したものである。即ち、上述の
とおり、緩衝曲線の形状は該該油流出孔7の断面形状を
適宜変更して対応するが、時間遅れやピストン62の昇降
速度などを考慮した場合、閉塞開始点t12はこれも自在
に変更する必要がある。即ち、緩衝力は、オリフィスの
開口面積以外にピストン62の昇降速度の2乗に比例する
ことにも着目したもので、ピストン62の昇降速度に基づ
き、印加開始点t12のより適切な設定することができる
ように配慮したものである。
以下本発明に係わるプレス機械の油圧緩衝装置の実施例
を第1図、第3図及び第4d図を参照して説明する。第1
実施例は第1図に示される。プレス機械1の固定部材2B
には油圧シリンダ6が固設されている。詳しくは、この
油圧シリンダ6は、該プレス機械1の昇降するスライド
2Aに設けられた部材5により作動せしめられるピストン
62を内嵌し、また上部に、ボルト(図示せず)を介して
固定部材2Bに固設されたシリンダヘッド61を備えて構成
されている。前記部材5はこのシリンダヘッド61内を昇
降するのであるが、この部材5の下端面とピストン62の
上端面とは所定空隙6Aが備えられている。この所定空隙
6Aはパンチ3がワーク4にタッチするまでのストローク
量laに略相当するものであり、パンチ3がワーク4にタ
ッチしたとき、この部材5もピストン62の上面にタッチ
するように設計されている。他方ピストン62の下面(受
圧面)の下方のシリンダ壁(ボトム内壁)63には油流出
孔7なるオリフィス7が設けられている。またピストン
62の側面にはシール部材(図示せず)が外嵌されてお
り、このシール部の端面と、前記オリフィス7の開口部
の上辺との距離は、ワーク4の厚さtよりも若干小さい
間隔となるように設計されている。次に作動を述べる。
ワーク4に対し、パンチ3が下降してくるに伴い、スラ
イド2Aに固設された部材5も下降する。パンチ3がワー
ク4にタッチすると同時に、部材5もピストン62の上面
にタッチする。さらに、パンチ3が下降してワーク4に
食い込むに従い、部材5もまたピストン62を下降せしめ
る。この間、シリンダ油圧室6Bには前記オリフィス7に
より所定低圧(第4d図においては図示しない)が発生し
ている。さらにパンチ3が下降してワーク4を切断しょ
うとすると直前に、即ち除荷荷重が発生する直前に、ピ
ストン62のシール部が該オリフィス7の開口部の上辺に
至り、その後パンチ3の下降に従って該オリフィス7の
開口面積を減少せしめる。このオリフィス7の開口面積
の減少過程において、ワーク4は断裂し、ブレークスル
ー音が起ころうとする。ところが該オリフィス7によ
り、緩衝力が発生する。この緩衝力と除荷荷重と合力E
は、第4d図に示されるように、適宜の大きさ、滑らか
さ、かつ、連続さを備えたものとなり、ブレークスルー
音の発生は抑制される。しかも該合力Eの最大値は負荷
荷重最大値と比較して僅かの差であるため、該プレス機
械の強度に影響を与えることがなくなるようになる。
尚、上記実施例でのオリフィス7は、第3図に示すよう
に、逆三角形としてある。この場合、開口面積Sは S=L×H×{1−(x/H)}2/2 に従って変化し、部材5を与える緩衝力もこの開口面積
Sの減少の2乗に反比例して増大する。他の実施例とし
て、次のものを列挙することができる。
を第1図、第3図及び第4d図を参照して説明する。第1
実施例は第1図に示される。プレス機械1の固定部材2B
には油圧シリンダ6が固設されている。詳しくは、この
油圧シリンダ6は、該プレス機械1の昇降するスライド
2Aに設けられた部材5により作動せしめられるピストン
62を内嵌し、また上部に、ボルト(図示せず)を介して
固定部材2Bに固設されたシリンダヘッド61を備えて構成
されている。前記部材5はこのシリンダヘッド61内を昇
降するのであるが、この部材5の下端面とピストン62の
上端面とは所定空隙6Aが備えられている。この所定空隙
6Aはパンチ3がワーク4にタッチするまでのストローク
量laに略相当するものであり、パンチ3がワーク4にタ
ッチしたとき、この部材5もピストン62の上面にタッチ
するように設計されている。他方ピストン62の下面(受
圧面)の下方のシリンダ壁(ボトム内壁)63には油流出
孔7なるオリフィス7が設けられている。またピストン
62の側面にはシール部材(図示せず)が外嵌されてお
り、このシール部の端面と、前記オリフィス7の開口部
の上辺との距離は、ワーク4の厚さtよりも若干小さい
間隔となるように設計されている。次に作動を述べる。
ワーク4に対し、パンチ3が下降してくるに伴い、スラ
イド2Aに固設された部材5も下降する。パンチ3がワー
ク4にタッチすると同時に、部材5もピストン62の上面
にタッチする。さらに、パンチ3が下降してワーク4に
食い込むに従い、部材5もまたピストン62を下降せしめ
る。この間、シリンダ油圧室6Bには前記オリフィス7に
より所定低圧(第4d図においては図示しない)が発生し
ている。さらにパンチ3が下降してワーク4を切断しょ
うとすると直前に、即ち除荷荷重が発生する直前に、ピ
ストン62のシール部が該オリフィス7の開口部の上辺に
至り、その後パンチ3の下降に従って該オリフィス7の
開口面積を減少せしめる。このオリフィス7の開口面積
の減少過程において、ワーク4は断裂し、ブレークスル
ー音が起ころうとする。ところが該オリフィス7によ
り、緩衝力が発生する。この緩衝力と除荷荷重と合力E
は、第4d図に示されるように、適宜の大きさ、滑らか
さ、かつ、連続さを備えたものとなり、ブレークスルー
音の発生は抑制される。しかも該合力Eの最大値は負荷
荷重最大値と比較して僅かの差であるため、該プレス機
械の強度に影響を与えることがなくなるようになる。
尚、上記実施例でのオリフィス7は、第3図に示すよう
に、逆三角形としてある。この場合、開口面積Sは S=L×H×{1−(x/H)}2/2 に従って変化し、部材5を与える緩衝力もこの開口面積
Sの減少の2乗に反比例して増大する。他の実施例とし
て、次のものを列挙することができる。
(1) オリフィス形状は上記実施例の逆三角形に限ら
れることなく、円形、四角形、三角形、多角形などなん
であってもよく、適宜選択すればよい。
れることなく、円形、四角形、三角形、多角形などなん
であってもよく、適宜選択すればよい。
(2) 上記実施例では、部材5とピストン62との間
に、ストローク量相当の空隙6Aを設けたが、ピストン行
程を大きくとれば、これら部材5とピストン62とは一体
として空隙6Aを無くすることもできる。
に、ストローク量相当の空隙6Aを設けたが、ピストン行
程を大きくとれば、これら部材5とピストン62とは一体
として空隙6Aを無くすることもできる。
上記実施例では、スライド2Aに部材5を設け、固定部材
2Bに油圧シリンダ6を設けたが、スライド2Aに部材5と
固定部材2Bとを設けてもよい。
2Bに油圧シリンダ6を設けたが、スライド2Aに部材5と
固定部材2Bとを設けてもよい。
上記実施例の説明から明らかなように、本発明は、要す
るに、前記特許請求の範囲記載の手段を講じたものであ
り、上記実施例の説明から分かるように、閉塞が除荷開
始直前に始まるため、除荷時に対する緩衝力の発生遅れ
がなくなる。そして閉塞が進むに従い、緩衝力が増加す
るため、油流出孔7の形状を管理してこの緩衝力と除荷
荷重との合力を急変させることなく、滑らかに減少させ
ることができる。この結果、プレス機械の強度を何ら上
げることなく、ブレークスルー音の発生を防止できるよ
うになる。
るに、前記特許請求の範囲記載の手段を講じたものであ
り、上記実施例の説明から分かるように、閉塞が除荷開
始直前に始まるため、除荷時に対する緩衝力の発生遅れ
がなくなる。そして閉塞が進むに従い、緩衝力が増加す
るため、油流出孔7の形状を管理してこの緩衝力と除荷
荷重との合力を急変させることなく、滑らかに減少させ
ることができる。この結果、プレス機械の強度を何ら上
げることなく、ブレークスルー音の発生を防止できるよ
うになる。
第1図は第1実施例なるプレス機械の油圧緩衝装置の構
成図、第2図はいわゆるプレス機械の大略構成図、第3
図は本発明のプレス機械の油圧緩衝装置に係わる一油流
出孔(逆三角形)の例の断面図、第4図はプレス機械の
油圧緩衝装置における荷重と緩衝力(縦軸)とブレーク
スルー音発生前後の時刻(横軸)との特性グラフであ
り、第4a図は理想状態のグラフ、第4b図は従来技術の状
態のグラフ、第4c図は従来技術において緩衝力印加点を
ブレークスルー音発生時点により早めたときの状態のグ
ラフ、第4d図は本発明に係わるプレス機械の油圧緩衝装
置における状態のグラフである。 1……プレス機械 2A……スライド 2A……固定部材 3……パンチ 6……油圧シリンダ 62……ピストン 6B……シリンダボトム 63……ボトム内壁 7……油流出孔
成図、第2図はいわゆるプレス機械の大略構成図、第3
図は本発明のプレス機械の油圧緩衝装置に係わる一油流
出孔(逆三角形)の例の断面図、第4図はプレス機械の
油圧緩衝装置における荷重と緩衝力(縦軸)とブレーク
スルー音発生前後の時刻(横軸)との特性グラフであ
り、第4a図は理想状態のグラフ、第4b図は従来技術の状
態のグラフ、第4c図は従来技術において緩衝力印加点を
ブレークスルー音発生時点により早めたときの状態のグ
ラフ、第4d図は本発明に係わるプレス機械の油圧緩衝装
置における状態のグラフである。 1……プレス機械 2A……スライド 2A……固定部材 3……パンチ 6……油圧シリンダ 62……ピストン 6B……シリンダボトム 63……ボトム内壁 7……油流出孔
Claims (1)
- 【請求項1】スライド2Aの昇降力によって昇降するピス
トン62を内嵌する油圧シリンダ6をスライド2A或いは固
定部材2Bに設けると共に、この油圧シリンダ6の内壁63
に除荷時のブレークスルー音発生前後に渡って油圧シリ
ンダ6内の油を外部へ排出する油流出孔7を備えたプレ
ス機械の油圧緩衝装置において、除荷開始直前にピスト
ン62によって閉塞が始まり、かつその後の除荷完了時に
ピストン62によって閉塞される位置付近に、前記油流出
孔7を配置したことを特徴とするプレス機械の油圧緩衝
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2252868A JPH07106475B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | プレス機械の油圧緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2252868A JPH07106475B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | プレス機械の油圧緩衝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135099A JPH04135099A (ja) | 1992-05-08 |
| JPH07106475B2 true JPH07106475B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=17243285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2252868A Expired - Lifetime JPH07106475B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | プレス機械の油圧緩衝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106475B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101950230B1 (ko) * | 2018-12-19 | 2019-05-21 | (주)상원정공 | 에쎈트릭 부쉬 제조 시스템 및 이를 이용한 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102848599B (zh) * | 2012-08-29 | 2014-12-03 | 合肥海德数控液压设备有限公司 | 四缓冲油缸行程同步自动调节装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5553279U (ja) * | 1978-10-06 | 1980-04-10 | ||
| JPH01245999A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-02 | Kootaki Kk | プレス装置 |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP2252868A patent/JPH07106475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101950230B1 (ko) * | 2018-12-19 | 2019-05-21 | (주)상원정공 | 에쎈트릭 부쉬 제조 시스템 및 이를 이용한 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04135099A (ja) | 1992-05-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101264134B1 (ko) | 다이 쿠션 장치 | |
| EP0781938A2 (en) | Gas spring | |
| KR20030091682A (ko) | 엘리베이터의 완충 장치 | |
| JP2015123464A (ja) | ダイクッション力制御方法及びダイクッション装置 | |
| JP2004527379A (ja) | 材料を加工するために高い運動エネルギーを利用する方法 | |
| JPH07106475B2 (ja) | プレス機械の油圧緩衝装置 | |
| CN206567695U (zh) | 一种激光切割机横梁部件 | |
| JPS585760B2 (ja) | プレスにおける除荷衝撃緩衝装置 | |
| JPH08108984A (ja) | エレベータ用油入緩衝器 | |
| US5205149A (en) | Press machine having adjustable striker | |
| GB2052678A (en) | Hydraulic damping device for a cutting tool | |
| TWI246500B (en) | Elevator buffer | |
| JPH09253898A (ja) | プレスの衝撃緩衝方法及びプレスの衝撃緩衝装置 | |
| JPS63281800A (ja) | プレス機械の金型ソフトタツチ制御方法 | |
| JP2006055872A (ja) | ダイクッション装置 | |
| JPS6010738Y2 (ja) | ダイクツシヨン装置のストロ−ク上限停止装置 | |
| JPS6178600A (ja) | 油圧プレスにおける緩衝装置 | |
| JP2801463B2 (ja) | 液圧式打撃装置 | |
| JP2532958Y2 (ja) | プレス機械のブレークスルー緩衝装置 | |
| JPH03213737A (ja) | 減衰力可変ショックアブソーバの制御装置 | |
| JP2507651B2 (ja) | エレベ―タかごの振動防止装置 | |
| KR101230553B1 (ko) | 쇽업소버의 유압 스토퍼 구조 및 그 형성방법 | |
| CN110961519A (zh) | 一种对管口进行环向冲切的管端加工中心 | |
| CN214294656U (zh) | 一种发动机活塞加工用模架 | |
| JPH0355174A (ja) | 衝撃動装置 |