JPH071068B2 - 三層管の製造方法 - Google Patents

三層管の製造方法

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JPH071068B2
JPH071068B2 JP63056044A JP5604488A JPH071068B2 JP H071068 B2 JPH071068 B2 JP H071068B2 JP 63056044 A JP63056044 A JP 63056044A JP 5604488 A JP5604488 A JP 5604488A JP H071068 B2 JPH071068 B2 JP H071068B2
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pipe
tube
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mud
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繁朋 松井
猛 山田
清司 山下
俊光 荒木
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は内管と外管と両者の間に中間管を介装させて
いる三層管の製造の技術分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明はセラミックス製等の内管と炭
素鋼製等の外管とを同芯的に相対重層し、その後該外管
と内管との間に中間管を成す中間材を介装するようにし
た三層管の製造方法に関する発明であり、特に、中間材
を乾燥した状態では膨脹する膨脹セメント等の素材を常
温で泥湿状態で外管と内管との間に隙間なく充填し、充
填後に乾燥させて膨脹させて内外管を嵌合して緊結させ
るようにし、或は、乾燥状態で膨脹する接着性のある素
材を圧入して内管に圧縮応力を付与するようにして乾燥
するようにする三層管の製造方法に係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、配管は各方面に広く用いられており、始原
的な流体輸送用ばかりでなく、近時は構造部材や情報伝
達手段等にも広く用いられるようになってきており、こ
のような拡大する用途のたぬに稼動中における耐圧性、
耐熱性、更には、耐蝕性、耐摩耗性、加うるに強度性等
を具備しなければならず、したがって、1つの材質から
これらの条件を全て満足するような材質より成る配管は
現今の材料技術ではいまだ現出されておらず、したがっ
て、内管に耐蝕性、耐摩耗性、耐圧性や耐熱性を、外管
には強度性を持たせ、これらを管状の中間層により結合
した三層管が用いられるようになってきている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、該種三層管は内管と外管については予め
素管の状態で相対重層することは可能であっても、かか
る内管と外管の間の断面リング状の間隙部分に中間管を
充填介装することは短管等においては可能であっても、
所定長さ以上の長尺管にあっては不可能である欠点があ
り、したがって、該内管と外管を相対重層した後に両者
の間隙部分に中間材を泥湿状態で充填し、後に乾燥させ
て中間管とするような、例えば、特開昭54-13481号公報
発明に開示されているような技術が用いられ、第3図に
示す様な、内管1と外管3、中間管2を有する三層管4
が得られるようになってきてはいる。
しかしながら、該種三層管4においては中間管2が素材
の状態では泥湿状態で単に内管1と外管3との間に充填
されて固化されるだけであるために、強度材としては機
能し難いという難点があり、又、内管1に対し圧縮応力
等を付与することが出来ないために、当該内管1には稼
動中における応力腐蝕割れ等が生じかねないという不具
合があった。
このことは特公昭59-54022号公報発明にあっても同様の
ネックがあった。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく潜在的に
大きな需要があるにもかかわらず、満足すべき力学的機
能が発揮出来ない三層管の問題点を解決すべき技術的課
題とし、その製造が容易であり、又、内管に圧縮応力を
付与することが出来て、充分な強度性も発揮することが
出来る中間管を形成せしめることが出来るようにして各
種産業における配管技術利用分野に益する優れた三層管
の製造方法を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は前述課題を解決するために、所定材質
の内管と外管とを同芯的に相対重層し、その後該内管と
外管との間のリング状間隙部分に常温の泥湿状態で中間
材を充填、或は、圧入充填させ、圧入充填後の状態では
内管に圧縮応力を付与させ、而して、充填後に乾燥作用
を付与して該中間材を乾燥し、膨脹させて固化して中間
管と成さしめ、内外管を緊結嵌合させ、内管には圧縮応
力が付与されて稼動中における応力腐蝕割れ等が生じな
いようにして三層管を得るようにした技術的手段を講じ
たものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を第1、2図に基づいて
説明すれば以下の通りである。
第1図に示す実施例において、立設した所定の耐蝕性の
内管1に対し、所定サイズ大径の外管3を同芯的に相対
重層し、内管1と外管3との間に周知の膨脹セメント2
を充填する。
この場合、内管1と外管3との間の空間に所定間隔を介
してスペーサ5を介装して、確実に膨脹セメント2の充
填が行われるようにする。
而して、該膨脹セメント2は常温では泥湿状態である
が、乾燥すると数%体積が膨脹するものである。
このようにして、内管1と外管3との間に膨脹セメント
2を充填した後、常温にて所定時間放置、もしくは、適
宜に加熱して乾燥作用を付与すると、膨脹セメント2は
乾燥し、そして、これに伴い膨脹して内外管1、3を緊
結嵌合して内管1に圧縮応力を付与し、三層管4が形成
されるが、上述した如く乾燥プロセスにおいて膨脹セメ
ント2は膨脹するために、単に内管1に圧縮応力を付与
するばかりでなく、該膨脹セメント2自体が充分な圧縮
強度を有し、強度材として機能することが出来るように
される。
而して、第2図に示す実施例においては、上述実施例が
内管1を挿入した初期状態であったのに対し、当該第2
図に示す実施例では内管1を横設し、スペーサ5、5…
を介して外管3を同芯的に相対重層セットし、内管1と
外管3との間の間隙に泥湿状態の接着材2′を圧力Fを
介して圧入して流し込む場合も、又、圧入せず重力を利
用して流し込む場合もある。
而して、当該実施例における接着材2′は上述膨脹セメ
ント2同様に乾燥されると膨脹して体積を所定%増大さ
せるために、常温における泥湿状態で内管1と外管3の
間に圧入された中間材2′はその後乾燥作用を付与され
て乾燥し、圧入時に加えて更に内管1に膨脹を介して圧
縮応力を付与し、内外管1、3を嵌合緊結して稼動中に
おける応力腐蝕割れを防止するように作用する。
そして、該中間材2′自体もその体積膨脹により充分な
圧縮強度を付与されて、強度材として充分に機能するよ
うになる。
このようにして、第1、2図のいづれの実施例において
も得られた三層管4、4′は各内管1には圧縮応力が付
与され、外管3との間に介装される中間管は泥湿状態で
充填された強度材としての中間材2′が乾燥により圧縮
強度を充分に有して介装された状態となり、稼動中にお
ける三層管4、4′の強度を充分に司どることが出来
る。
この間、外管3が充分な強度を有している場合には中間
材2、2′は上述した如く充分な圧縮強度を付与される
ことが出来、強度材として充分な機能を果すことが出来
るようにされる。
而して、三層管4、4′においては中間材2、2′が一
種の接着材としても機能するこが出来るために、稼動中
における内外管1、2のずれや剥離等を確実に防止する
ことが出来る。
又、中間材2、2′に対する乾燥を加熱によって行う場
合には、例えば、内管1の内部にヒータを設けて加熱乾
燥を行うに際しては中間材2、2′が膨脹するために、
内管1は熱反力によりそれ自体によっても圧縮応力を付
与されることが出来る。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、中間材に対し乾燥
作用を付与するに際し、外管の外側にたがね作用を付与
する等して外管に膨径阻止作用を付与することにより、
内管には大きな圧縮応力を付与するようにすることが出
来る等種々の態様が採用可能である。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、基本的に内管と外管と
を同芯的に相対重層させて、該内管と外管との間隙部分
に中間材を充填して乾燥固化させて中間管とするプロセ
スにおいて、該中間材を常温においては泥湿状態で、乾
燥すると、体積が数%膨脹する材質を用いて泥湿状態で
充填することにより内管と外管の間の断面リング状の間
隙部分に中間材が確実に充填することが出来、該中間材
を乾燥させてその体積を膨脹させることにより内管に圧
縮応力を付与することが出来、内外管を緊結嵌合して稼
動中における内管に応力腐蝕割れ等のトラブルを生ぜし
めることがないという優れた効果が奏される。
又、中間材の内管と外管との間に於ける泥湿状態での充
填に加圧充填を付与することにより充填プロセスにおい
て内管に圧縮応力を付与することが出来、中間材の乾燥
プロセスによる体積膨脹とで更に緊結嵌合され内管に対
する圧縮応力が確実に付与させることが出来るという優
れた効果が奏される。
そして、得られた三層管においても、中間材自身がその
乾燥における体積膨脹により自ら圧縮応力を受け、充分
な嵌合強度を発揮することが出来るという強度材となる
優れた効果が奏される。
したがって、得られた三層管の稼動中における内管の応
力腐蝕割れが防止されるばかりでなく、内管の三層管に
於ける相対ずれ等の挙動等も防ぐことが出来るという効
果も奏せられ、中間管も充分な強度機構を発揮すること
が出来るという効果が奏される。
又、中間材はその泥湿状態で常温で内管と中間材の間に
充填されることが出来るために、内管と泥湿状態の間の
リング状間隙が小さい場合であっても確実な中間管が形
成されることが出来るという効果が奏される。
そして、このような三層管の形成が可能であることによ
り、四層管、五層管等も順次形成することが出来るとい
う効果もある。
そして、このような製造に際し、外管は中間材に対し一
種の型枠管としても機能することが出来、耐圧性等に機
能するばかりでなく、型枠機能をも発揮出来るという利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はこの出願の発明の第1、2実施例の断面
図、第3図は三層管の全体概略斜視図である。 3……外管、1……内管、 2……中間材、4、4′……三層管、 5……スペーサ
フロントページの続き (72)発明者 荒木 俊光 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭54−134813(JP,A) 特公 昭59−54022(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管と内管を同芯的に相対重層しその後該
    外管と内管との間に中間管を介装するようにする三層管
    の製造方法において、上記中間管の中間材を乾燥した状
    態では体積が膨脹して嵌合する材質のものを泥湿状態で
    外管と内管の間に充填しその後該中間材を乾燥するよう
    にすることを特徴とする三層管の製造方法。
  2. 【請求項2】外管と内管を同芯的に相対重層しその後該
    外管と内管との間に中間管を介装するようにする三層管
    の製造方法において、上記中間管の中間材を乾燥した状
    態では体積が膨脹して嵌合する材質のものであって接着
    性のものを泥湿状態で外管と内管の間に充填しその後該
    中間材を乾燥するようにすることを特徴とする三層管の
    製造方法。
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