JPH071068U - 有機溶剤を用いる洗浄器 - Google Patents

有機溶剤を用いる洗浄器

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JPH071068U
JPH071068U JP1101893U JP1101893U JPH071068U JP H071068 U JPH071068 U JP H071068U JP 1101893 U JP1101893 U JP 1101893U JP 1101893 U JP1101893 U JP 1101893U JP H071068 U JPH071068 U JP H071068U
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organic solvent
solvent
suction
vapor
cleaning
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JP1101893U
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年男 竹田
潤一 土井
俊也 志水
清登 寺道
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の洗浄器を使用し、洗浄槽を変えること
なく、それ以外の改造で、低沸点域の有機溶剤にも対処
して有効な、また有機溶剤の消耗率を低下させた洗浄器
を提供する。 【構成】 有機溶剤6を貯溜する洗浄槽1の上部に吸引
孔11と吹出孔17を配設し、その間を凝縮器14と熱
交換器15と油水分離器16を付設したダクト12で連
結し、該ダクト内に吸引ブロアーを設置した有機溶剤を
用いる洗浄器を構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、有機溶剤を用いる洗浄器に係り、さらに詳しくは、有機溶剤の消耗 率を低減させ、低沸点域の有機溶剤をも用いうるようにした洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の沸点47.6℃の1.1.2−トリクロロ−1.2.2−トリフルオロ エタン(フロンCFC−113)からなる有機溶剤を用いる洗浄器においては、 洗浄槽の上面から溢出する溶剤蒸気の防止は、環境面や省フロン対策面からも重 要視されていた。
【0003】 その後、代替フロンとして登場したフロンH−225Ca(沸点51.1℃) やH−225Cb(沸点56.1℃)等の高沸点域のものは高価なため使いずら く、そのため沸点32℃の1.1ジクロロ−1−フルオロエタン(フロンHCF C−141b)等からなる低沸点域の有機溶剤が洗浄剤として有望視されている が、溶剤の消耗が従来の2乃至3倍に増えることが欠点となっている。
【0004】 従って、これらに適した洗浄設備を新設すべきではあるが、従来の有機溶剤に 用いてきた洗浄器を改造して、これらの低沸点域の有機溶剤をも使用できるよう にし、あわせて環境面や省フロン面から消耗率を低減させた有機溶剤用洗浄器が 課題となっている。
【0005】 その対策の1つは、フリーボード比を大きくすることである。ここでフリーボ ード比とは、洗浄槽の開口寸法に対する蒸気ラインまでの深さの比である。フリ ーボード比が大きいということは、槽の室内部分を深くとることであるが、洗浄 槽現在以上に深くすることは、作業性の観点から不可能である。
【0006】 その対策の2つめは、冷却管の冷却水温度を下げることである。しかし、従来 の沸点域の有機溶剤ならこの対策が可能であったが、低沸点域の有機溶剤を従来 の有機溶剤と同じ濃度で凝縮させるためには、0℃以下にする必要があり、水が 氷結するので不可能である。
【0007】 有機溶剤の拡散防止策として、洗浄槽の上端面にエアカーテンを形成させる方 法もあるが、蒸気洗浄の場合、物品の出入によってエアカーテンが乱され、物品 の体積分だけ蒸気が溢出するため、有効な対策とはなっていない。
【0008】 凝縮器に直結した吸引孔を洗浄槽上部の蒸気ラインの位置に配設し、凝縮によ って発生する自然力によって吸引させる方法もある。しかし、蒸気ラインは波打 って不安定なため、作動が十分でなく、有効な対策とはなっていない。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記の事情に鑑み、本考案は、従来の洗浄器を使用し、洗浄槽を変えることな く、それ以外の改造で、低沸点域の有機溶剤にも対処して有効な、また有機溶剤 の消耗率を低減させた洗浄器を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、有機溶剤を貯溜する洗浄槽の上部に吸 引孔と吹出孔を配設し、その間を凝縮器と熱交換器と油水分離器を付設したダク トで連結し、該ダクト内に吸引ブロアーを設置した有機溶剤を用いる洗浄器を構 成するものである。
【0011】
【作 用】
低沸点域の蒸発しやすい有機溶剤の消耗率を低下させるためには、開放洗浄槽 で蒸気洗浄する場合、沈下させる物品の体積分だけ溶剤蒸気が溢出するので、こ れを濃度の薄いものにとどめる必要がある。
【0012】 そのため洗浄槽上部の溶剤蒸気を積極的に吸引し、凝縮器で冷却して液化させ 油水分離器を経由して洗浄槽へリサイクルさせるようにすれば、沈下させる物品 の体積分に相当する溶剤蒸気の溢出は減少し濃度の薄いものとなり、安定して消 耗率を低下させることができる。
【0013】 その際、吸引する溶剤蒸気は、できるだけ濃厚なものが効果的であるため、吸 引孔は、蒸気ライン前後ないしそれより下部の蒸気ライン近辺に配設することが 好ましい。ここで蒸気ラインとは、濃厚蒸気層になる境界線のことで、例えば、 洗浄槽上部の立壁に縦方向に沿って冷却管を12乃至3本配設する場合、下から 2乃至3本目の冷却管には表面に水滴が付着するが、その位置が蒸気ラインに相 当する。
【0014】 しかし処理後の液化溶剤は、吹出孔から再び洗浄槽へ入れるし、また蒸気洗浄 の安定化を維持させるためにも、吸引は積極的とはいっても、極力穏やかな小容 量のものであることが好ましい。そのため吸引ブロアーは、例えば0.2m3/ min程度、少なくとも1m3/min以下の小容量のものであることが望まし い。
【0015】 一方、図2に示すように、先に記載した低沸点域の溶剤では、冷却水温度が理 論的に下げられないことを示した蒸気圧線図である。先ず圧力が1気圧では、従 来のCFC−113は、A点で47.6℃の沸点を示しており、低沸点溶剤のH CFC−141bは、B点で32℃の沸点を示している。そして、CFC−11 3が10℃のC点では、約0.25Kg/cm以下なら凝縮することを示してお り、同じ条件にするためには、HCFC−141bのD点では−4℃近辺になり 、これでは、冷却水が氷結して不可能であることを示している。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の有機溶剤に用いる洗浄器の一実施例を図1に基づいて詳しく説 明する。
【0017】 先ず、従来の有機溶剤に用いられている洗浄器から説明する。1は洗浄槽、2 は同洗浄槽のヒーター、3,3は、洗浄槽上部の立壁で、この立壁の内側には、 上端4,4まで縦方向に沿って、本実施例の場合、各12本の冷却管5a1,… ,5a12,5b1,…,5b12が配設されている。
【0018】 洗浄槽1の中には、この場合、低沸点域の有機溶剤6からなるフロンHCFC −141bを収容している。ただし、本考案の場合、この洗浄剤は、必ずしもフ ロンないし低沸点溶剤に限られるものではない。
【0019】 7は洗浄溶剤の液面であり、その上には加熱された溶剤の濃厚蒸気層8が立ち こめている。9はこの溶剤蒸気上面の蒸気ラインである。この蒸気ライン9は、 本実施例の場合、下から3本目の冷却管5a3,5b3付近の位置にあたっており 、この冷却管5a3,5b3より下の冷却管は、表面に水滴の付着する濃厚蒸気層 8内にある。
【0020】 10は被洗浄物からなる物品で、蒸気ラインの位置まで沈めて、蒸気洗浄が行 われる。
【0021】 そして、aは立壁3,3間の開口寸法で、bは立壁の上端4,4から蒸気ライ ン9までの深さであり、b/aがフリーボード比であって、この比が大きい程、 即ち洗浄槽が深い程、溶剤のロス量が少なくなるが、洗浄槽は今以上に深くする と作業性に問題があるため、溶剤の消耗率を低減させるためには、この従来の洗 浄器を改良しなければならない。
【0022】 そのため、本考案の有機溶剤を用いる洗浄器は、有機溶剤6を貯溜する洗浄槽 1の上部の蒸気ライン9近辺の濃厚溶剤蒸気層8内に、吸入孔11を配設してい る。
【0023】 この吸入孔11を連結しているダクト12に、本実施例の場合、0.2m3/ minから小容量の吸引ブロアー13を設置し、溶剤蒸気を積極的に吸引するよ うにしている。しかし積極的に吸引するといっても、この吸引ブロアーの容量は 、少なくとも1m3/min以下の蒸気ラインを乱さない小容量のものであるこ とが好ましい。
【0024】 そして、この吸引ブロアー13に直結して、凝縮器14を連結している。凝縮 器14には、熱交換器15が付設しており、溶剤蒸気は、冷却水によって液化さ れる。
【0025】 凝縮器14の次ぎには、油水分離器16が付設され、液化溶剤中の水分は、油 水分離器で除去される。
【0026】 そして、油水分離器16の出口側配管17により、吸引溶剤は、再び洗浄槽1 に戻してリサイクルする。一方、凝縮器14での不凝縮蒸気は、配設管18に連 結された吹出孔19により、洗浄槽内部に戻される。なお、本実施例の凝縮器等 は、2段並設等して、より強力なものとすることもできる。
【0027】
【考案の効果】
本考案の有機溶剤に用いる洗浄器は、このようにシステム化、又は改造するこ とにより、従来の洗浄器で飛散していた溶剤拡散成分を、71.9%回収するこ とができ、有機溶剤の回収率を向上させることができた。
【0028】 本考案の洗浄器により、従来の設備が利用でき、安価な改造費で、低沸点域を 含む各種の溶剤に適応しうるようになった。
【0029】 本考案の洗浄器は、吸引孔を蒸気ライン近辺に設ければ、濃厚溶剤蒸気を効率 的に処理することができ、吸引ブロアーを小容量のものとすれば、蒸気ラインも 乱すことなく、有用かつ実用的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す有機溶剤を用いる洗浄
器の略示縦断面図である。
【図2】低沸点溶剤の蒸気圧線図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 6 有機溶剤 8 濃厚溶剤蒸気層 9 蒸気ライン 11 吸引孔 12 ダクト 13 吸引ブロア 14 凝縮器 15 熱交換器 16 油水分離機器 17 出口側配管 18 配設管 19 吹出孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤を貯溜する洗浄槽の上部に吸引
    孔と吹出孔を配設し、その間を凝縮器と熱交換器と油水
    分離器を付設したダクトで連結し、該ダクト内に吸引ブ
    ロアーを設置することを特徴とする有機溶剤を用いる洗
    浄器。
  2. 【請求項2】 洗浄槽上部の吸引孔が、蒸気ライン近辺
    の濃厚溶剤蒸気層内に配設することを特徴とする請求項
    1記載の有機溶剤を用いる洗浄器。
  3. 【請求項3】 吸引ブロアーが、1m3 /min以下の
    小容量のものであることを特徴とする請求項1記載の有
    機溶剤を用いる洗浄器。
JP1101893U 1993-02-19 1993-02-19 有機溶剤を用いる洗浄器 Pending JPH071068U (ja)

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