JPH07107239B2 - 製紙方法 - Google Patents

製紙方法

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JPH07107239B2
JPH07107239B2 JP60218040A JP21804085A JPH07107239B2 JP H07107239 B2 JPH07107239 B2 JP H07107239B2 JP 60218040 A JP60218040 A JP 60218040A JP 21804085 A JP21804085 A JP 21804085A JP H07107239 B2 JPH07107239 B2 JP H07107239B2
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JP
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calcium carbonate
papermaking
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宏一 田中
徹夫 熊坂
昇 後藤
康修 平賀
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Okutama Kogyo Co Ltd
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Okutama Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特定の方法で調製した炭酸カルシウム水性ス
ラリーを内填剤として用い、紙質を向上させた製紙方法
に関するものである。
従来の技術 石灰乳に二酸化炭素を吹き込み反応させることによって
製造される紡錘形の合成炭酸カルシウム、いわゆる軽質
炭酸カルシウムは、製紙内填剤として使用する場合、天
然産白色石灰石を粉砕して得られる微粉末いわゆる重質
炭酸カルシウムに比べ、白色度、不透明度において優れ
た製品を与え、また抄紙の際のスクリーンの摩耗度が少
ないという利点を有している。
この炭酸カルシウムの製紙内填剤は、通常、乾燥粉末状
又は水性スラリー状でユーザーに供給され、乾燥粉末の
場合は、所要濃度で水に分散し、また水性スラリーの場
合は、そのままでパルプその他必要な成分と混合し、製
紙原料として使用されている。
しかしながら、軽質炭酸カルシウムは、水性懸濁液の状
態で得られるので、これを乾燥するには多大な燃料費が
必要となり、これが製造原価に加わるため重質炭酸カル
シウムに比べコスト高になるのを免れない上に、これを
含水分1.0重量%以下の乾燥粉末とすると水に加えたと
き凝集体を形成し、分散が困難になるという欠点があ
る。
また、水性スラリーとして供給する場合は、できるだけ
高濃度とした方が貯蔵や輸送の際の容積が少なくなるの
で有利であるが、軽質炭酸カルシウムの水性スラリーを
固形分濃度33重量%程度に濃縮すると、粘度が急激に上
昇し、流動性を失うため、高濃度にすることができない
という問題がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、特定の方法で 調製した紡錘形炭酸カ
ルシウムの流動性を有する水性スラリーを内填剤として
用いて紙質を向上させた製紙方法を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、通常の方法により得られる最大固形分濃
度33重量%までの紡錘形炭酸カルシウム含有水性懸濁液
を、特定の手段により2段階で脱水したのち、低粘化剤
を加えて分散処理して得られる水性スラリーは、50重量
%以上という高濃度を有するにもかかわらず良好な流動
性を有するという予想外の事実を見出し、この知見に基
づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、紡錘形炭酸カルシウム含有濃縮水
性懸濁液を、先ず固形分濃度35〜45重量%になるまで脱
水処理後、圧搾造粒して固形分濃度50〜75重量%、最大
粒径30mm以下の板状ケーキ片を形成させ、次いでこれに
低粘化剤を加えて分散処理して、紡錘形炭酸カルシウム
を固形分濃度50重量%以上で含有し、かつ25℃における
粘度が1000センチポイズ以下の流動性水性スラリーを調
製し、これをパルプスラリーに加え、混合したのち抄造
することを特徴とする製紙方法を提供するものである。
本発明方法において内填剤として用いる紡錘形炭酸カル
シウムの水性スラリーは炭素含有ガスを吹き込み、反応
させて得られる生成物を濃縮した、紡錘形炭酸カルシウ
ム含有水性懸濁液を、先ず固形分濃度35〜45重量%にな
るまで脱水処理したのち、圧搾造粒して固形分濃度50〜
75重量%、最大粒径30mm以下の板状ケーキ片を形成さ
せ、次いでこれに低粘化剤を加えて分散処理することに
よって製造することができる。
この際、原料として使用する紡錘形炭酸カルシウムを含
有する水性懸濁液は、公知の方法により石灰乳の中へ二
酸化炭酸含有ガスを導入して得られる反応生成物を、従
来の方法で最も濃縮可能な程度まで濃縮したもの、すな
わち固形分濃度5〜33重量%の紡錘形炭酸カルシウム含
有水性懸濁液である。
この水性懸濁液は先ず第一脱水工程において固形分濃度
35〜45重量%になるまで脱水処理される。この第一脱水
工程は、通常の脱水手段、例えばフィルタープレス、ベ
ルトプレス等の加圧形脱水機、オリバーフィルター等の
真空ドラム脱水機、デカンター等の遠心脱水機を用いて
行われる。この工程においては、固形分濃度が35〜45重
量%になるまで脱水することが必要である。この際の固
形分濃度が35重量%未満であると、最終的に50重量%以
上の水性スラリーを得ることができないし、また固形分
濃度45重量%よりも高濃度に脱水することは、粘度が大
きくなりすぎて事実上不可能である。
このようにして得られる第一脱水工程の処理物を次に、
第二脱水工程において圧搾造粒して固形分濃度50〜75重
量%、最大粒径30mm以下の板状ケーキ片とする。この第
二脱水工程は、例えばベルトプレスや造粒ローラなどの
脱水と同時に所要の形状に造粒しうる手段を用いて行わ
れる。
この第二脱水工程を用いないと固形分濃度を50重量%と
することが困難であるし、また通常の脱水手段で長時間
を要して固形分濃度を上げると脱水ケーキが大きな塊状
になりこれをスラリー化するのに大きなせん断力を必要
とすることになるが、このスラリー化の際のせん断力を
大きくすると粒子の分散性が高くなりすぎて製紙に内填
する場合の歩留りの低下を招く。さらに、スラリー化に
先立って解砕して適当な小片に加工しようとしても、粘
着性が大きいため解砕機内に付着し、解砕することがで
きない。
この第二脱水工程においては、上記のような大きな塊状
の脱水ケーキに起因するトラブルを避けるために、脱水
と同時に最大粒径30mm以下の板状ケーキ片を造粒するこ
とが必要である。このように、30mm以下の大きさの板状
ケーキ片とすることにより、スラリー化の際のせん断力
を小さくすることができ、水に対する分散性がよく製紙
内填時の歩留りの高い製紙内填剤を得ることができる。
前記の2段階での脱水により得られた板状ケーキ片は、
次いで低粘化剤を添加したのち、常法に従ってスラリー
化する。この際添加される低粘化剤は、一般に顔料の分
散用として用いられている低粘化剤、例えばポリアクリ
ル酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどの中
から任意に選択することができる。この低粘化剤の添加
量は、固形分重量当り1.0〜0.1重量%、好ましくは0.5
〜0.2重量%の範囲が適当である。
上記のスラリー化は、コーレスミキサー、ミルなどスラ
リー化に慣用されている手段を用いて行うことができ
る。
このようにして得られる製紙内填剤は、固形分濃度50重
量%以上最高75重量%という高濃度スラリーであるにも
かかわらず、温度25℃においてブルックフィールド粘度
計(回転数60rpm)で測定した粘度が1000センチポイズ
以下、多くの場合500センチポイズ以下であり、良好な
流動性を有している。
これに対し、従来の方法で1段階脱水したものは、固形
分50重量%においても粘度はすでに10000センチポイズ
以上であって流動性が低い上に、水に分散させた場合細
かい塊状ケーキが残留し不均一になる。
次いで、このようにして得た製紙内填剤を、通常の内填
剤の場合と同様にしてパルプスラリーに加え、混合した
のち、常法に従って抄造し、製紙する。
このようにして、高い歩留りで、優れた紙質の紙を得る
ことができる。
発明の効果 本発明方法によれば、使用される製紙内填剤が、固形分
濃度50重量%以上、最高75重量%の高濃度スラリーから
成るため、貯蔵、輸送に容積をとらず、しかも流動性が
良好なため使用に際し、取り扱いやすく、また水に対す
る分散性が優れているという利点を有する上に、高い歩
留り、短い作業時間で、品質の良好な紙を製造すること
ができる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
参考例 生石灰を水温40℃の用水に投入し消石灰ミルクを作成
し、消石灰ミルク濃度を70g/に調整後、消石灰ミルク
のスラリー温度を60℃にした炭酸ガスを消石灰1kg当
り、1分間に3の速度で吹き込み、反応を終結させ平
均粒径0.4×10μmの紡錘形炭酸カルシウム15重量%を
含む水性懸濁液を調製した。
実施例1 参考例で得た紡錘形炭酸カルシウム15重量%を含む水性
懸濁液をオリバープレスにかけ、固形分濃度43重量%に
なるまで脱水した。次にこのようにして得た脱水ケーキ
をベルトプレスによりさらに脱水すると同時に造粒し、
固形分濃度65重量%、粒径1〜20mmの板状小片の脱水ケ
ーキを調製した。この脱水ケーキに、固形分重量に基づ
き、0.2重量%のポリアクリル酸ナトリウム水溶液少量
を添加し、コーレスミキサーにより周速25m/秒で10分間
分散処理することにより固形分濃度60重量%、粘度450
センチポイズの炭酸カルシウム水性スラリーから成る製
紙内填剤を得た。
次に、このようにして得た製紙内填剤を用い、以下の抄
造条件で製紙した。
抄造条件; パルプ;LN・B・KP(L/N=7/3) 叩解度;L材354mlCSF,N材437mlCSF 各種薬剤添加量; 乾燥紙力増強剤(カチオン化デンプン) 0.5 重量% 中性サイズ剤(アルキルケテンダイマー) 0.2 重量% 歩留り向上剤(ポリアクリルアミド) 0.02重量% 填量添加量;絶乾パルプ量に対し炭酸カルシウム固形分
換算で30重量% なお、薬剤、填料の添加量は絶乾パルプ量に対し、それ
ぞれ固形分で添加する。
このようにして得た紙について、以下の方法に従って歩
留りを求め、その結果を表に示す。
歩留り測定方法; 填料、各種薬剤の添加を完了したパルプスラリーを一定
量採取しNo.5Cのろ紙を用いて全量をろ過、残留物をJIS
P 8128法に準じ紙中の灰分を測定(A)、 同じくパルプスラリーを角型シートマシンで紙層を形成
させ角型シートマシンワイヤー上に残留した紙層を脱
水、乾燥後JIS S 8128法により灰分を測定(B) 下記式により填料の歩留りを測定した。
実施例2 より高い濃度の消石灰ミルクを用い参考例と同様の方法
で平均粒径0.4×1.0μmの紡錘形炭酸カルシウム20重量
%を含む水性懸濁液を調製した。
次にこの水性懸濁得をフィルタープレスにかけ、固形分
濃度40重量%になるまで脱水した。次にこのようにして
得た脱水ケーキをベルトプレスにより、さらに脱水する
と同時に造粒し、固形分濃度73重量%、粒径1〜15mmの
ペレット状の脱水ケーキを調製した。この脱水ケーキに
低粘化剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.3重量%を
添加し、コーレスミキサーにより周速25m/秒で10分間分
散処理することにより、固形分濃度68重量%、粘度680
センチポイズの炭酸カルシウム水性スラリーから成る製
紙内填剤を得た。
このようにして得た製紙内填剤を用い、実施例1と同様
の抄造条件で製紙し、その歩留りを求めた。その結果を
表に示す。
実施例3 参考例と同様にして得た平均粒径0.5×1.2μmの紡錘形
炭酸カルシウム30重量%を含む水性懸濁液を、ベルトプ
レスを用いて固形分濃度45重量%になるまで脱水したの
ち、さらにベルトプレスにより脱水と同時に造粒して、
固形分濃度63重量%、粒径1〜30mmのペレット状の脱水
ケーキを調製した。この脱水ケーキに低粘化剤としてポ
リアクリル酸ナトリウム0.2重量%を添加し、コーレス
ミキサーにより周速25m/秒で10分間分散処理することに
より、固形分濃度60重量%、粘度400センチポイズの炭
酸カルシウム水性スラリーから成る製紙内填剤を得た。
このようにして得た製紙内填剤を用い、実施例1と同様
の抄造条件で製紙し、その歩留りを求めた。その結果を
表に示す。
比較例1 実施例2の第一脱水工程で得た固形分濃度43重量%の脱
水ケーキを加圧プレスによりさらに脱水して固形分濃度
68重量%、粒径1〜50mmの塊状ケーキを調製した。この
ケーキに実施例1と同様に低粘化剤を加え、同じ条件で
分散処理することにより、固形分濃度60重量%、粘度53
0センチポイズの水性スラリーを調製した。しかしなが
ら、このスラリー中におけるケーキの分散は不完全で1
〜10mmのケーキがかなり残留しており、製紙内填剤とし
ては使用できなかった。
比較例2 実施例1で用いたのと同じ固形分濃度15重量%の紡錘形
炭酸カルシウム水性懸濁液をフィルタープレスを用いて
脱水処理し、固形分濃度52重量%、粒径1〜70mmの塊状
ケーキを得た。このケーキに実施例1と同じ低粘化剤を
添加し、コーレスミキサーにより周速25m/秒で10分間分
散処理した。このようにして、固形分濃度60重量%のス
ラリーを得たが、分散が不完全で粒径1〜15mmのケーキ
の残留が認められ、製紙内填剤としては使用できなかっ
た。
比較例3 比較例1における第二脱水工程をコーレスミキサーによ
り周速25m/秒で25分間分散処理したところ、固形分濃度
60重量%、粘度580センチポイズの均一な水性スラリー
が得られた。
次にこの水性スラリーを内填剤として用い、実施例1と
同様の抄造条件で製紙し、その歩留りを求めた。その結
果を表に示す。
これから分るように、第二脱水工程で作成されるケーキ
片の最大粒径が30mmよりも大きいものを用いると均一分
散させるのにより長い時間を要する上に、歩留りも著し
く低下する。
比較例4 実施例3において、低粘化剤を添加せずに、他は全く同
様にして分散処理したところ、全く分散は行われなかっ
た。
比較例5 参考例で得た固形分濃度15重量%の紡錘形炭酸カルシウ
ム含有水性懸濁液を遠心脱水機にかけ、10分間処理して
固形分濃度60重量%まで脱水したところ、得られた水性
スラリーの粘度は100000センチポイズ以上であり、流動
性が低く製紙内填剤としては全く使用できなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平賀 康修 東京都立川市上砂町1丁目13番1号 第13 都営2の2 (56)参考文献 特開 昭53−25646(JP,A) 特開 昭57−184430(JP,A) 特開 昭59−69426(JP,A) 特公 昭55−51851(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紡錘形炭酸カルシウム含有濃縮水性懸濁液
    を、先ず固形分濃度35〜45重量%になるまで脱水処理
    後、圧搾造粒して固形分濃度50〜75重量%、最大粒径30
    mm以下の板状ケーキ片を形成させ、次いでこれに低粘化
    剤を加えて分散処置して、紡錘形炭酸カルシウムを固形
    分濃度50重量%以上で含有し、かつ25℃における粘度が
    1000センチポイズ以下の流動性水性スラリーを調製し、
    これをパルプスラリーに加え、混合したのち抄造するこ
    とを特徴とする製紙方法。
JP60218040A 1985-10-02 1985-10-02 製紙方法 Expired - Lifetime JPH07107239B2 (ja)

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JPS6278299A JPS6278299A (ja) 1987-04-10
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