JPH07107761A - 振動モータ - Google Patents
振動モータInfo
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- JPH07107761A JPH07107761A JP5265617A JP26561793A JPH07107761A JP H07107761 A JPH07107761 A JP H07107761A JP 5265617 A JP5265617 A JP 5265617A JP 26561793 A JP26561793 A JP 26561793A JP H07107761 A JPH07107761 A JP H07107761A
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法精度が比較的緩やかで設計および製造が
容易であり、ロータ回転方向を容易に変えることがで
き、しかも回転効率のよい振動モータを提供すること。 【構成】 ステータ部20は、斜め方向に分極された2
つの圧電素子22,24と、これらに一定周波数の高周
波交流電圧を印加するための2つの電極板26,28
と、さらに外側からこれらを挟持するように配置された
第1および第2の金属ブロック体30,32と、金属ブ
ロック体を締め付けるための結合ボルト36とを含む。
斜め方向に分極された圧電素子22,24を振動させる
と、ロータの回転軸に沿った縦振動と、ロータの回転方
向に沿った捩り振動とを同時に発生させることができ
る。これにより、ロータ接触面12上にはこれらの縦振
動と捩り振動とが合成された楕円振動が発生し、ロータ
部10を回転駆動することができる。
容易であり、ロータ回転方向を容易に変えることがで
き、しかも回転効率のよい振動モータを提供すること。 【構成】 ステータ部20は、斜め方向に分極された2
つの圧電素子22,24と、これらに一定周波数の高周
波交流電圧を印加するための2つの電極板26,28
と、さらに外側からこれらを挟持するように配置された
第1および第2の金属ブロック体30,32と、金属ブ
ロック体を締め付けるための結合ボルト36とを含む。
斜め方向に分極された圧電素子22,24を振動させる
と、ロータの回転軸に沿った縦振動と、ロータの回転方
向に沿った捩り振動とを同時に発生させることができ
る。これにより、ロータ接触面12上にはこれらの縦振
動と捩り振動とが合成された楕円振動が発生し、ロータ
部10を回転駆動することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子の振動によっ
てロータ部の回転駆動を行う振動モータに関する。
てロータ部の回転駆動を行う振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルト締めランジュバン型の
超音波モータが周知であり、例えば特開昭61−496
70号公報にかかる片持ち梁状捩り超音波振動子を用い
た圧電モータや、特開昭63−217984号公報にか
かる超音波モータ等が知られている。
超音波モータが周知であり、例えば特開昭61−496
70号公報にかかる片持ち梁状捩り超音波振動子を用い
た圧電モータや、特開昭63−217984号公報にか
かる超音波モータ等が知られている。
【0003】しかし、従来この種のモータは、いずれも
ロータを一方向にしか回転できず、しかも構造が複雑で
高価なものとなってしまうという問題があった。
ロータを一方向にしか回転できず、しかも構造が複雑で
高価なものとなってしまうという問題があった。
【0004】図13は、従来のボルト締めランジュバン
型超音波モータの一例を示す図である。同図に示す超音
波モータは、2個の圧電素子100,102の両端に長
さの異なる金属ブロック体104,106が配置され、
両ブロック体104,106は、その中心においてボル
ト108により圧電素子100,102を締め付けるよ
うに固定されている。
型超音波モータの一例を示す図である。同図に示す超音
波モータは、2個の圧電素子100,102の両端に長
さの異なる金属ブロック体104,106が配置され、
両ブロック体104,106は、その中心においてボル
ト108により圧電素子100,102を締め付けるよ
うに固定されている。
【0005】この超音波モータは、交流電源110から
圧電素子100,102に高周波交流電圧を印加する
と、圧電素子100,102の厚み方向への振動により
縦振動が生じるとともに、ボルト108の捩りにより捩
り振動が生じ、ブロック体104,106の端面には縦
振動と捩り振動を合成した楕円振動が発生することにな
り、この楕円振動により回転駆動力を得ることができ
る。
圧電素子100,102に高周波交流電圧を印加する
と、圧電素子100,102の厚み方向への振動により
縦振動が生じるとともに、ボルト108の捩りにより捩
り振動が生じ、ブロック体104,106の端面には縦
振動と捩り振動を合成した楕円振動が発生することにな
り、この楕円振動により回転駆動力を得ることができ
る。
【0006】上述したブロック体106の端面には、円
板112がバネ114によりブロック体106側へ付勢
されて配設されており、円板112の回転軸116が軸
受118にて支持されている。したがって、円板112
をブロック体106の端面に接触することにより、合成
振動により得られる回転力は円板112に伝達され、回
転軸116から回転出力を取り出すことができるという
ものである。
板112がバネ114によりブロック体106側へ付勢
されて配設されており、円板112の回転軸116が軸
受118にて支持されている。したがって、円板112
をブロック体106の端面に接触することにより、合成
振動により得られる回転力は円板112に伝達され、回
転軸116から回転出力を取り出すことができるという
ものである。
【0007】ところで、上述したボルト締めランジュバ
ン型の超音波モータは、ボルトの締め付けによって生じ
る捩り振動を利用して楕円振動を発生させるものである
が、ボルトの締め付けを利用しないで直接楕円振動を発
生させる振動モータも従来から知られており、特開平4
−355679号公報や特開平5−146179号公報
にかかる振動モータがある。
ン型の超音波モータは、ボルトの締め付けによって生じ
る捩り振動を利用して楕円振動を発生させるものである
が、ボルトの締め付けを利用しないで直接楕円振動を発
生させる振動モータも従来から知られており、特開平4
−355679号公報や特開平5−146179号公報
にかかる振動モータがある。
【0008】これらの振動モータは、ロータの回転方向
に複数に分割された電圧印加領域をもつ圧電素子を有し
ており、それぞれの領域に位相の異なる高周波交流電圧
を印加する。これにより圧電素子を挟持する金属ブロッ
ク体に直接曲げ振動を発生させ、そのロータ接触面に楕
円振動が生じるというものである。
に複数に分割された電圧印加領域をもつ圧電素子を有し
ており、それぞれの領域に位相の異なる高周波交流電圧
を印加する。これにより圧電素子を挟持する金属ブロッ
ク体に直接曲げ振動を発生させ、そのロータ接触面に楕
円振動が生じるというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
した従来のボルト締めランジュバン型超音波モータにお
いては、縦振動と捩り振動との共振点を合わせなければ
回転出力を効果的に発生できない。このため、一方のブ
ロック体104を短尺状に形成し、他方のブロック体1
06を長尺状に形成して共振点を一致させる必要があ
る。しかも、捩り振動発生のためにボルト使用してるた
め、ピッチ,締め付け荷重,各種寸法精度を厳しく管理
する必要があり、設計や製造が難しいという問題があっ
た。
した従来のボルト締めランジュバン型超音波モータにお
いては、縦振動と捩り振動との共振点を合わせなければ
回転出力を効果的に発生できない。このため、一方のブ
ロック体104を短尺状に形成し、他方のブロック体1
06を長尺状に形成して共振点を一致させる必要があ
る。しかも、捩り振動発生のためにボルト使用してるた
め、ピッチ,締め付け荷重,各種寸法精度を厳しく管理
する必要があり、設計や製造が難しいという問題があっ
た。
【0010】また、ボルトの締め付けを利用して捩り振
動を発生させているため、ブロック体106の端面に一
方向の楕円振動しか発生できず、円板112を正転およ
び逆転の両方向駆動できないという問題があった。
動を発生させているため、ブロック体106の端面に一
方向の楕円振動しか発生できず、円板112を正転およ
び逆転の両方向駆動できないという問題があった。
【0011】一方、ボルトの締め付けを利用しないで直
接曲げ振動により楕円振動を発生させる従来の振動モー
タにおいては、圧電素子内の各電圧印加領域に位相の異
なる複数の高周波交流電圧を印加する必要があるため、
モータの駆動回路が複雑になり、コスト高につながると
いう問題があった。
接曲げ振動により楕円振動を発生させる従来の振動モー
タにおいては、圧電素子内の各電圧印加領域に位相の異
なる複数の高周波交流電圧を印加する必要があるため、
モータの駆動回路が複雑になり、コスト高につながると
いう問題があった。
【0012】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、寸法精度が比較的緩やかで
設計および製造が容易であり、ロータ回転方向を容易に
変えることができ、しかも回転効率のよい振動モータを
提供することにある。
たものであり、その目的は、寸法精度が比較的緩やかで
設計および製造が容易であり、ロータ回転方向を容易に
変えることができ、しかも回転効率のよい振動モータを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、ステータ部およびロータ部を
有する振動モータにおいて、前記ステータ部は、前記ロ
ータ部の回転軸に対して傾斜した方向であり、かつ前記
ロータ部にほぼ沿った向きに分極されており、前記ステ
ータ部に生じる縦振動のほぼ節の位置に配置された圧電
素子と、前記圧電素子に高周波交流電圧の印加を行う電
極と、前記圧電素子を挟持するようにその両側に取り付
け固定された第1のブロック体および第2のブロック体
と、を備え、傾斜した分極方向を有する前記圧電素子に
よって縦振動と捩り振動を同時に発生させて、前記ステ
ータ部のロータ接触面に楕円振動を発生させることによ
り、前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする。
ために請求項1の発明は、ステータ部およびロータ部を
有する振動モータにおいて、前記ステータ部は、前記ロ
ータ部の回転軸に対して傾斜した方向であり、かつ前記
ロータ部にほぼ沿った向きに分極されており、前記ステ
ータ部に生じる縦振動のほぼ節の位置に配置された圧電
素子と、前記圧電素子に高周波交流電圧の印加を行う電
極と、前記圧電素子を挟持するようにその両側に取り付
け固定された第1のブロック体および第2のブロック体
と、を備え、傾斜した分極方向を有する前記圧電素子に
よって縦振動と捩り振動を同時に発生させて、前記ステ
ータ部のロータ接触面に楕円振動を発生させることによ
り、前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記圧電素子および前記圧電素子および前記
電極を前記縦振動の複数の節に対応して複数箇所に設
け、高周波交流電圧を印加する前記電極を切り替えるこ
とにより、前記ロータ部の回転方向を変えることを特徴
とする。
において、前記圧電素子および前記圧電素子および前記
電極を前記縦振動の複数の節に対応して複数箇所に設
け、高周波交流電圧を印加する前記電極を切り替えるこ
とにより、前記ロータ部の回転方向を変えることを特徴
とする。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記複数の電極の中で高周波交流電圧の印加
に使用されていない電極をフィードバック用電極として
用いることを特徴とする。
において、前記複数の電極の中で高周波交流電圧の印加
に使用されていない電極をフィードバック用電極として
用いることを特徴とする。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、前記圧電素子および前記電極を前記縦振動の
複数の節に対応して複数箇所に設け、これら複数の電極
に同時に高周波交流電圧を印加することにより、前記ス
テータ部のロータ接触面に大きな楕円振動を発生させ
て、前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする。
において、前記圧電素子および前記電極を前記縦振動の
複数の節に対応して複数箇所に設け、これら複数の電極
に同時に高周波交流電圧を印加することにより、前記ス
テータ部のロータ接触面に大きな楕円振動を発生させ
て、前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする。
【0017】また請求項5の発明は、請求項2〜4のい
ずれかの発明において、前記複数の圧電素子の中の少な
くとも1つを、前記ロータ部の回転軸方向に分極された
圧電素子と前記ロータ部の回転方向に沿った向きに分極
された圧電素子との対に置き換えることにより、前記ロ
ータ部の回転駆動を行うことを特徴とする。
ずれかの発明において、前記複数の圧電素子の中の少な
くとも1つを、前記ロータ部の回転軸方向に分極された
圧電素子と前記ロータ部の回転方向に沿った向きに分極
された圧電素子との対に置き換えることにより、前記ロ
ータ部の回転駆動を行うことを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1の振動モータに用いられる圧電素子
は、傾斜した方向に分極されているため、この圧電素子
に高周波交流電圧を印加することにより、傾斜した方向
の振動が生じる。すなわち、この傾斜した方向の振動
は、ロータ部の回転軸方向の縦振動と回転方向の捩り振
動とを合成したものと考えることができ、これら縦振動
と捩り振動を同時に発生させることができる。したがっ
て、ステータ部のロータ接触面にはこれら2種類の振動
が合成された楕円振動が発生し、ロータ部が一方向に回
転駆動されることになる。
は、傾斜した方向に分極されているため、この圧電素子
に高周波交流電圧を印加することにより、傾斜した方向
の振動が生じる。すなわち、この傾斜した方向の振動
は、ロータ部の回転軸方向の縦振動と回転方向の捩り振
動とを合成したものと考えることができ、これら縦振動
と捩り振動を同時に発生させることができる。したがっ
て、ステータ部のロータ接触面にはこれら2種類の振動
が合成された楕円振動が発生し、ロータ部が一方向に回
転駆動されることになる。
【0019】請求項1の発明においては、ロータ部の回
転駆動を行う楕円振動の発生に必要な縦振動と捩り振動
を斜め方向に分極された圧電素子のみで発生させている
ため、構造が簡単であり各種寸法精度が比較的緩やか
で、設計および製造が容易となる。また、この圧電素子
には単相の高周波交流電圧を印加するだけでよいため、
圧電素子やモータ駆動回路の構造が比較的簡単であり、
コストの上昇を招くこともない。
転駆動を行う楕円振動の発生に必要な縦振動と捩り振動
を斜め方向に分極された圧電素子のみで発生させている
ため、構造が簡単であり各種寸法精度が比較的緩やか
で、設計および製造が容易となる。また、この圧電素子
には単相の高周波交流電圧を印加するだけでよいため、
圧電素子やモータ駆動回路の構造が比較的簡単であり、
コストの上昇を招くこともない。
【0020】また、請求項2の振動モータにおいては、
上述した圧電素子を縦振動の複数の節の位置に対応して
複数箇所に設けており、これら複数の圧電素子に対して
高周波交流電圧を択一的に印加することにより、いずれ
か一方の圧電素子を斜め方向に振動させてロータ部を回
転駆動する。このとき、選択される圧電素子によって生
じるロータ接触面上の楕円振動の向きが反対になるよう
にこれらの圧電素子の分極方向を決めておけば、高周波
交流電圧を印加する圧電素子を切り替えることにより、
ロータ部の回転方向が切り替わる。
上述した圧電素子を縦振動の複数の節の位置に対応して
複数箇所に設けており、これら複数の圧電素子に対して
高周波交流電圧を択一的に印加することにより、いずれ
か一方の圧電素子を斜め方向に振動させてロータ部を回
転駆動する。このとき、選択される圧電素子によって生
じるロータ接触面上の楕円振動の向きが反対になるよう
にこれらの圧電素子の分極方向を決めておけば、高周波
交流電圧を印加する圧電素子を切り替えることにより、
ロータ部の回転方向が切り替わる。
【0021】請求項2の発明においては、高周波交流電
圧を印加する圧電素子、すなわちこの圧電素子に対応す
る電極を切り替えることにより、ロータ部の回転方向を
変えることができ、容易に両方向回転が可能となる。
圧を印加する圧電素子、すなわちこの圧電素子に対応す
る電極を切り替えることにより、ロータ部の回転方向を
変えることができ、容易に両方向回転が可能となる。
【0022】また、このとき高周波交流電圧が印加され
ていない圧電素子の電極はフィードバック用電極として
用いることができ、このフィードバック用電極に現れる
電圧を検出することにより、精度の高い駆動制御を行う
ことが可能となる。
ていない圧電素子の電極はフィードバック用電極として
用いることができ、このフィードバック用電極に現れる
電圧を検出することにより、精度の高い駆動制御を行う
ことが可能となる。
【0023】また、請求項4の振動モータは、上述した
圧電素子を縦振動の複数の節に対応して複数箇所設け、
しかもこれら複数の圧電素子のそれぞれを振動させた場
合にロータ接触面に同一方向の楕円信号が生じるように
分極方向を設定する。これにより、複数の圧電素子に同
時に高周波交流電圧を印加して振動させることにより、
ステータ部のロータ接触面上には大きな楕円振動が発生
する。したがって、ロータ部を大きな駆動力で効率よく
回転駆動することができる。
圧電素子を縦振動の複数の節に対応して複数箇所設け、
しかもこれら複数の圧電素子のそれぞれを振動させた場
合にロータ接触面に同一方向の楕円信号が生じるように
分極方向を設定する。これにより、複数の圧電素子に同
時に高周波交流電圧を印加して振動させることにより、
ステータ部のロータ接触面上には大きな楕円振動が発生
する。したがって、ロータ部を大きな駆動力で効率よく
回転駆動することができる。
【0024】また、請求項5の振動モータは、請求項2
〜4の振動モータにおいて、複数の圧電素子の中の少な
くとも1つを、ロータ部の回転軸方向に分極された圧電
素子と回転方向に沿った向きに分極された圧電素子との
対に置き換えるものである。対を構成する2つの圧電素
子は、一方が回転軸方向に振動することにより縦振動を
発生し、他方が回転方向に振動することにより捩り振動
を発生する。したがって、対を構成する2つの圧電素子
を同時に振動させることにより、縦振動と捩り振動を同
時に発生させることができ、上述した斜め方向に分極さ
れた圧電素子とほぼ同等な振動状態を作り出すことがで
きる。しかも、対をなす2つの圧電素子は、分極方向が
単純であるため製造が容易であり、振動モータ全体のコ
ストを低減することができる。
〜4の振動モータにおいて、複数の圧電素子の中の少な
くとも1つを、ロータ部の回転軸方向に分極された圧電
素子と回転方向に沿った向きに分極された圧電素子との
対に置き換えるものである。対を構成する2つの圧電素
子は、一方が回転軸方向に振動することにより縦振動を
発生し、他方が回転方向に振動することにより捩り振動
を発生する。したがって、対を構成する2つの圧電素子
を同時に振動させることにより、縦振動と捩り振動を同
時に発生させることができ、上述した斜め方向に分極さ
れた圧電素子とほぼ同等な振動状態を作り出すことがで
きる。しかも、対をなす2つの圧電素子は、分極方向が
単純であるため製造が容易であり、振動モータ全体のコ
ストを低減することができる。
【0025】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0026】第1実施例 図1は、本発明の振動モータを適用した第1実施例の全
体構成を示す図である。
体構成を示す図である。
【0027】同図に示す本実施例の振動モータは、一定
方向に回転駆動されるロータ部10と、このロータ部1
0を一方の端面であるロータ接触面12に発生する楕円
振動によって回転駆動するステータ部20とを含んで構
成される。このロータ部10は、ロータ接触面12に一
定の圧力で接触する円板14と、この円板14の回転中
心に取り付けられた回転出力軸16とを含んでいる。従
って、ステータ部20のロータ接触面12に楕円振動が
発生すると、ロータ部10の円板14は回転出力軸16
の回りに一方向に回転駆動される。
方向に回転駆動されるロータ部10と、このロータ部1
0を一方の端面であるロータ接触面12に発生する楕円
振動によって回転駆動するステータ部20とを含んで構
成される。このロータ部10は、ロータ接触面12に一
定の圧力で接触する円板14と、この円板14の回転中
心に取り付けられた回転出力軸16とを含んでいる。従
って、ステータ部20のロータ接触面12に楕円振動が
発生すると、ロータ部10の円板14は回転出力軸16
の回りに一方向に回転駆動される。
【0028】また、ステータ部20は、例えばセラミッ
クス等の圧電体を用いてリング状に形成された圧電素子
22,24と、一方の圧電素子24の両側に全面で接触
するように配置された電極板26,28と、これら圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28を両
側から挟持するように配置された第1の金属ブロック体
30および第2の金属ブロック体32と第1の金属ブロ
ック体30および第2の金属ブロック体32を締め付け
固定するための結合ボルト36とを含んでいる。
クス等の圧電体を用いてリング状に形成された圧電素子
22,24と、一方の圧電素子24の両側に全面で接触
するように配置された電極板26,28と、これら圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28を両
側から挟持するように配置された第1の金属ブロック体
30および第2の金属ブロック体32と第1の金属ブロ
ック体30および第2の金属ブロック体32を締め付け
固定するための結合ボルト36とを含んでいる。
【0029】上述した圧電素子22,24は、ロータ部
10の回転軸に対して傾斜した方向であり、かつロータ
部10の回転方向にほぼ沿った向きに分極されており、
このような斜め方向の分極を行う詳細な工程については
後述する。
10の回転軸に対して傾斜した方向であり、かつロータ
部10の回転方向にほぼ沿った向きに分極されており、
このような斜め方向の分極を行う詳細な工程については
後述する。
【0030】図2は、ステータ部20を組み立てた状態
を示す斜視図である。同図に示すように、組み立てられ
たステータ部20は、第2の金属ブロック体32,圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28,第
1の金属ブロック体30が連結されて一体化した構造を
有しており、一方の電極板26からは外部接続端子40
が、他方の電極板28からは外部接続端子42がそれぞ
れ突出した形となっている。
を示す斜視図である。同図に示すように、組み立てられ
たステータ部20は、第2の金属ブロック体32,圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28,第
1の金属ブロック体30が連結されて一体化した構造を
有しており、一方の電極板26からは外部接続端子40
が、他方の電極板28からは外部接続端子42がそれぞ
れ突出した形となっている。
【0031】2つの外部接続端子40,42は、圧電素
子24に対して一定周波数の高周波交流電圧を印加する
ためのものである。また,他方の圧電素子22に対して
は、外部接続端子42に図1に示す結合ボルト36を介
して電気的に接続された第2の金属ブロック体32の端
面が電極板として作用するため、この第2の金属ブロッ
ク体32と外部接続端子40とによって一定周波数の高
周波交流電圧が印加される。
子24に対して一定周波数の高周波交流電圧を印加する
ためのものである。また,他方の圧電素子22に対して
は、外部接続端子42に図1に示す結合ボルト36を介
して電気的に接続された第2の金属ブロック体32の端
面が電極板として作用するため、この第2の金属ブロッ
ク体32と外部接続端子40とによって一定周波数の高
周波交流電圧が印加される。
【0032】図3は、ステータ部20の詳細構造および
組み付け状態を示す分解斜視図である。
組み付け状態を示す分解斜視図である。
【0033】上述した第1の金属ブロック体30および
第2の金属ブロック体32のそれぞれの中心にはネジ孔
が形成されており、結合ボルト36に形成された雄ネジ
溝が螺合するようになっている。また、圧電素子22,
電極板26,圧電素子24,電極板28のそれぞれに
は、結合ボルト36の外径よりも大きな内径を有するボ
ルト挿通孔22a,26a,24a,28aが形成され
ている。これらのボルト挿通孔22a,26a,24
a,28aの内径は、圧電素子22,電極板26,圧電
素子24,電極板28を組み立てる際に結合ボルト36
の外側に挿通される絶縁性のカラー44の外径とほぼ一
致するように形成されている。
第2の金属ブロック体32のそれぞれの中心にはネジ孔
が形成されており、結合ボルト36に形成された雄ネジ
溝が螺合するようになっている。また、圧電素子22,
電極板26,圧電素子24,電極板28のそれぞれに
は、結合ボルト36の外径よりも大きな内径を有するボ
ルト挿通孔22a,26a,24a,28aが形成され
ている。これらのボルト挿通孔22a,26a,24
a,28aの内径は、圧電素子22,電極板26,圧電
素子24,電極板28を組み立てる際に結合ボルト36
の外側に挿通される絶縁性のカラー44の外径とほぼ一
致するように形成されている。
【0034】ステータ部20の組み立ては、まず第1の
金属ブロック体30に結合ボルト36の一方端を螺合し
て取付け固定した後、カラー44を挿通し、その後この
カラー44の外周側に電極板28,圧電素子24,電極
板26,圧電素子22のそれぞれを順に挿通する。そし
て、第2の金属ブロック体32を結合ボルト36の他方
端に螺合させることにより、第1および第2の金属ブロ
ック体30,32によってそれ以外の部材を締め付け固
定する。
金属ブロック体30に結合ボルト36の一方端を螺合し
て取付け固定した後、カラー44を挿通し、その後この
カラー44の外周側に電極板28,圧電素子24,電極
板26,圧電素子22のそれぞれを順に挿通する。そし
て、第2の金属ブロック体32を結合ボルト36の他方
端に螺合させることにより、第1および第2の金属ブロ
ック体30,32によってそれ以外の部材を締め付け固
定する。
【0035】なお、本実施例は、この連結固定に際し、
各部材の積層面の固定に接着剤を用いていないため、共
振周波数のモータ毎のばらつきや、Q値の低下を防ぐこ
とができ、これにより振動モータの性能および信頼性の
向上を図ることができる。
各部材の積層面の固定に接着剤を用いていないため、共
振周波数のモータ毎のばらつきや、Q値の低下を防ぐこ
とができ、これにより振動モータの性能および信頼性の
向上を図ることができる。
【0036】また、圧電素子22,24は、図3に示す
ように分極方向が同じで極性が異なるように配置されて
おり、同一極性の高周波交流電圧を印加した場合には一
方が伸びる時は他方が縮むことになる。ところが、電極
板26を共通にして逆極性の高周波交流電圧を印加して
いるため、一方の圧電素子22が伸びる場合には他方の
圧電素子24も伸び、一方の圧電素子22が縮む場合に
は他方の圧電素子も縮むことになる。これにより、ステ
ータ部20全体としての振幅値を大きく設定することが
できる。
ように分極方向が同じで極性が異なるように配置されて
おり、同一極性の高周波交流電圧を印加した場合には一
方が伸びる時は他方が縮むことになる。ところが、電極
板26を共通にして逆極性の高周波交流電圧を印加して
いるため、一方の圧電素子22が伸びる場合には他方の
圧電素子24も伸び、一方の圧電素子22が縮む場合に
は他方の圧電素子も縮むことになる。これにより、ステ
ータ部20全体としての振幅値を大きく設定することが
できる。
【0037】図4は、斜め方向に分極された圧電素子2
2,24の縦方向、すなわちロータの回転軸方向の位置
を説明するための図である。
2,24の縦方向、すなわちロータの回転軸方向の位置
を説明するための図である。
【0038】同図(a)に示すように、2つの圧電素子
22,24の中心が同図(b)に示す縦振動のほぼ節の
位置に一致するように形成する。このように、2つの圧
電素子22,24の中心を縦振動のほぼ節の位置に一致
させることにより、これらの圧電素子22,24が伸縮
する際に縦振動が発生し易くなる。しかも、圧電素子2
2,24を駆動する高周波交流電圧の周波数を縦振動の
共振周波数に一致させた場合には、ステータ部20のロ
ータ接触面12上には大きな振幅の縦振動が発生するこ
とになる。
22,24の中心が同図(b)に示す縦振動のほぼ節の
位置に一致するように形成する。このように、2つの圧
電素子22,24の中心を縦振動のほぼ節の位置に一致
させることにより、これらの圧電素子22,24が伸縮
する際に縦振動が発生し易くなる。しかも、圧電素子2
2,24を駆動する高周波交流電圧の周波数を縦振動の
共振周波数に一致させた場合には、ステータ部20のロ
ータ接触面12上には大きな振幅の縦振動が発生するこ
とになる。
【0039】図4(c)は、上述した縦振動と同時に発
生する捩り振動の概略を示しており、この捩り振動も共
振周波数で発生するように圧電素子22,24に印加す
る高周波交流電圧の周波数を決定することが望ましい。
ところが、一般には縦弾性係数および横弾性係数等の違
いにより共振周波数も異なってくる。従って、同一周波
数の共振周波数によって同一次数の縦振動と捩り振動が
発生することはなく、ある周波数の共振周波数によって
圧電素子22,24を振動させた時に異なる共振次数の
縦振動と捩り振動が生じるようにこの高周波交流電圧の
周波数を設定しなければならない。
生する捩り振動の概略を示しており、この捩り振動も共
振周波数で発生するように圧電素子22,24に印加す
る高周波交流電圧の周波数を決定することが望ましい。
ところが、一般には縦弾性係数および横弾性係数等の違
いにより共振周波数も異なってくる。従って、同一周波
数の共振周波数によって同一次数の縦振動と捩り振動が
発生することはなく、ある周波数の共振周波数によって
圧電素子22,24を振動させた時に異なる共振次数の
縦振動と捩り振動が生じるようにこの高周波交流電圧の
周波数を設定しなければならない。
【0040】例えば、2つの金属ブロック体30,32
をアルミニウムで形成するとともに、ステータ部20の
直径が35mmで長さLが90mm(圧電素子22,2
4の長さもアルミニウムに換算するものとする)とした
場合の縦振動の一次共振周波数f01,二次共振周波数f
02のそれぞれを計算すると、
をアルミニウムで形成するとともに、ステータ部20の
直径が35mmで長さLが90mm(圧電素子22,2
4の長さもアルミニウムに換算するものとする)とした
場合の縦振動の一次共振周波数f01,二次共振周波数f
02のそれぞれを計算すると、
【数1】 また、捩り振動の一次共振周波数f11,二次共振周波数
f12,三次共振周波数f13のそれぞれを計算すると、
f12,三次共振周波数f13のそれぞれを計算すると、
【数2】 ここで、v0,v1 のそれぞれは金属ブロック体30等の
縦方向および横方向の振動の伝搬速度であり、それぞれ
5100m/s,3000m/sとして計算した。
縦方向および横方向の振動の伝搬速度であり、それぞれ
5100m/s,3000m/sとして計算した。
【0041】このように、共振周波数は縦振動と捩り振
動とで異なる値となるが、例えば縦振動の二次の共振周
波数と捩り振動の三次の共振周波数とはそれぞれ56k
Hzおよび51kHz となり、比較的近くなる。従っ
て、本実施例においては同一の周波数で縦振動および捩
り振動ともに共振を生じさせるように、高周波交流電圧
の周波数として50kHz を用いるものとする。
動とで異なる値となるが、例えば縦振動の二次の共振周
波数と捩り振動の三次の共振周波数とはそれぞれ56k
Hzおよび51kHz となり、比較的近くなる。従っ
て、本実施例においては同一の周波数で縦振動および捩
り振動ともに共振を生じさせるように、高周波交流電圧
の周波数として50kHz を用いるものとする。
【0042】実際に、本出願人によって上述した設計値
を有する振動モータを試作して確かめたところ、ロータ
接触面12上に楕円振動が発生し、ロータ部10を一方
向に回転駆動できることが確かめられている。
を有する振動モータを試作して確かめたところ、ロータ
接触面12上に楕円振動が発生し、ロータ部10を一方
向に回転駆動できることが確かめられている。
【0043】図5は、圧電素子22あるいは24を分極
する工程において、その前段階として焼き付けにより
銀,ニッケル等の電極を形成した状態を示す図である。
する工程において、その前段階として焼き付けにより
銀,ニッケル等の電極を形成した状態を示す図である。
【0044】同図(a)には、圧電素子22の一方の面
(図1等の上側の面)に形成された電極が示されてお
り、4つの電極22a−1,22a−2,22a−3,
22a−4が全体を4分割して形成されている。なお、
隣接する電極同士は電気的に絶縁された状態を保ってい
る。
(図1等の上側の面)に形成された電極が示されてお
り、4つの電極22a−1,22a−2,22a−3,
22a−4が全体を4分割して形成されている。なお、
隣接する電極同士は電気的に絶縁された状態を保ってい
る。
【0045】また、同図(b)には圧電素子22の他方
の面に形成された電極の状態が示されており、4つの分
割電極22b−1,22b−2,22b−3,22b−
4のそれぞれが上述した一方の面の分割電極板22a−
1等とは45度回転した位置に形成されている。各電極
間の絶縁状態が保たれている点は上述した分割電極22
a−1等と同じである。
の面に形成された電極の状態が示されており、4つの分
割電極22b−1,22b−2,22b−3,22b−
4のそれぞれが上述した一方の面の分割電極板22a−
1等とは45度回転した位置に形成されている。各電極
間の絶縁状態が保たれている点は上述した分割電極22
a−1等と同じである。
【0046】図6は、斜め方向に分極する場合の詳細な
工程を示す図である。まず最初に、同図(a)に示すよ
うに、一方の面に形成された分割電極22a−1と他方
の面に形成された分割電極22b−1とが選択される。
そして、これら選択された2つの電極22a−1,22
b−1間にのみ一定時間高電圧を印加して部分的な分極
を行う。高電圧が印加される2つの分割電極22a−
1,22b−1は、それぞれ45度ずれた位置に形成さ
れているため、圧電素子22内には傾斜した方向の電気
力線が生じ、結果として傾斜した方向に分極されること
になる。同図(e)にはX方向から圧電素子22を見た
場合の分極状態が示されている。
工程を示す図である。まず最初に、同図(a)に示すよ
うに、一方の面に形成された分割電極22a−1と他方
の面に形成された分割電極22b−1とが選択される。
そして、これら選択された2つの電極22a−1,22
b−1間にのみ一定時間高電圧を印加して部分的な分極
を行う。高電圧が印加される2つの分割電極22a−
1,22b−1は、それぞれ45度ずれた位置に形成さ
れているため、圧電素子22内には傾斜した方向の電気
力線が生じ、結果として傾斜した方向に分極されること
になる。同図(e)にはX方向から圧電素子22を見た
場合の分極状態が示されている。
【0047】次に、上述した高電圧の印加を停止すると
ともに、選択する電極の対を分割電極22a−2,22
b−2に切り替える。そして、これら分割電極間に一定
時間高電圧を印加することにより、同様に部分的な斜め
方向の分極を行う。
ともに、選択する電極の対を分割電極22a−2,22
b−2に切り替える。そして、これら分割電極間に一定
時間高電圧を印加することにより、同様に部分的な斜め
方向の分極を行う。
【0048】このようにして、同図(c)および(d)
に示すように、選択する電極の対を分割電極22a−
3,22b−3,分割電極22a−4,22b−4と切
り替えるとともに、それぞれの電極の対に一定時間高電
圧を印加することにより斜め方向の分極を行う。選択さ
れる分割電極が一巡すると、圧電素子22の全体につい
て、ほぼ回転方向に沿うとともに回転軸に対して傾斜し
た方向の分極が終了する。
に示すように、選択する電極の対を分割電極22a−
3,22b−3,分割電極22a−4,22b−4と切
り替えるとともに、それぞれの電極の対に一定時間高電
圧を印加することにより斜め方向の分極を行う。選択さ
れる分割電極が一巡すると、圧電素子22の全体につい
て、ほぼ回転方向に沿うとともに回転軸に対して傾斜し
た方向の分極が終了する。
【0049】分極工程が終了した後、各電極を研磨して
除去することにより、最終的に圧電素子22が完成す
る。
除去することにより、最終的に圧電素子22が完成す
る。
【0050】このように、本実施例の振動モータは、縦
振動のほぼ節の位置に斜め方向に分極された圧電素子2
2,24を配置して、この圧電素子22,24によって
斜め方向の振動を発生させることにより、縦振動と同時
に捩り振動を発生させており、ボルトの締め付けを利用
して捩り振動を発生させる場合に比べ、ボルトのピッチ
や締め付け荷重および各種寸法精度を緩やかに設定する
ことができるため構造が簡単であり、設計および製造が
容易となる。
振動のほぼ節の位置に斜め方向に分極された圧電素子2
2,24を配置して、この圧電素子22,24によって
斜め方向の振動を発生させることにより、縦振動と同時
に捩り振動を発生させており、ボルトの締め付けを利用
して捩り振動を発生させる場合に比べ、ボルトのピッチ
や締め付け荷重および各種寸法精度を緩やかに設定する
ことができるため構造が簡単であり、設計および製造が
容易となる。
【0051】また、圧電素子22,24の全体が同一の
傾斜方向に分極されているにすぎず、しかもこれらの圧
電素子22,24の全体に単相の高周波交流電圧を印加
することにより動作させることが可能であり、モータ駆
動回路の構造を簡略化することができ、振動モータ全体
としてのコストの上昇を招くこともない。
傾斜方向に分極されているにすぎず、しかもこれらの圧
電素子22,24の全体に単相の高周波交流電圧を印加
することにより動作させることが可能であり、モータ駆
動回路の構造を簡略化することができ、振動モータ全体
としてのコストの上昇を招くこともない。
【0052】また、斜め方向に分極された圧電素子2
2,24は図5および図6に示した工程により比較的簡
単に作ることができ、しかも両方の面に形成された分割
電流22a−1,22b−1等の相対角度や電圧の印加
時間および電圧値を変更することにより分極方向も任意
に変えることができるため、振動モータの駆動特性の変
更が容易であり、設計の自由度が高い振動モータを実現
することができる。
2,24は図5および図6に示した工程により比較的簡
単に作ることができ、しかも両方の面に形成された分割
電流22a−1,22b−1等の相対角度や電圧の印加
時間および電圧値を変更することにより分極方向も任意
に変えることができるため、振動モータの駆動特性の変
更が容易であり、設計の自由度が高い振動モータを実現
することができる。
【0053】図7は、結合ボルト36を他の部材に置き
換えた振動モータの構造を示す図である。結合ボルト3
6は、図1に示すように単に第1および第2の金属ブロ
ック体30,32に螺合させてその中間に存在する圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28を両
側から締め付けているに過ぎない。したがって、同様に
締め付けることができるものであれば結合ボルト36以
外の部材でもよく、また金属ブロック体30,32に螺
合させる必要もない。
換えた振動モータの構造を示す図である。結合ボルト3
6は、図1に示すように単に第1および第2の金属ブロ
ック体30,32に螺合させてその中間に存在する圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28を両
側から締め付けているに過ぎない。したがって、同様に
締め付けることができるものであれば結合ボルト36以
外の部材でもよく、また金属ブロック体30,32に螺
合させる必要もない。
【0054】図7(a)は、1本の結合ボルト48と2
つのナット50,52によって上述した締め付けを行う
振動モータが示されている。この場合には、第1および
第2の金属ブロック体30,32に貫通孔を形成してお
いて、各金属ブロック体30,32を外側からナット5
0,52によって締め付ける。
つのナット50,52によって上述した締め付けを行う
振動モータが示されている。この場合には、第1および
第2の金属ブロック体30,32に貫通孔を形成してお
いて、各金属ブロック体30,32を外側からナット5
0,52によって締め付ける。
【0055】このように、第1および第2の金属ブロッ
ク体30,32にネジ孔を形成せずに、結合ボルト48
と2つのナット50,52によって各部材の締め付けを
行うことにより、金属ブロック体30,32に生じる歪
みを最少限に抑えることができる。すなわち、金属ブロ
ック体30,32にネジ孔を形成しておいて、このネジ
孔を結合ボルト36に螺合させて全体の締め付けを行う
場合には、ネジ孔付近に局部的な応力が作用し、複雑な
歪みが発生する。これに対し、ナット50,52によっ
て金属ブロック体30,32の外側から締め付ける場合
には、外側方向から内側に向けてほぼ一応な締め付け応
力が作用することになり、金属ブロック体30,32に
作用する応力は比較的単純なものとなり、発生する歪み
も複雑にならない。従って、安定した出力特性が得られ
易くなる。
ク体30,32にネジ孔を形成せずに、結合ボルト48
と2つのナット50,52によって各部材の締め付けを
行うことにより、金属ブロック体30,32に生じる歪
みを最少限に抑えることができる。すなわち、金属ブロ
ック体30,32にネジ孔を形成しておいて、このネジ
孔を結合ボルト36に螺合させて全体の締め付けを行う
場合には、ネジ孔付近に局部的な応力が作用し、複雑な
歪みが発生する。これに対し、ナット50,52によっ
て金属ブロック体30,32の外側から締め付ける場合
には、外側方向から内側に向けてほぼ一応な締め付け応
力が作用することになり、金属ブロック体30,32に
作用する応力は比較的単純なものとなり、発生する歪み
も複雑にならない。従って、安定した出力特性が得られ
易くなる。
【0056】また、図7(b)および(c)には、結合
ボルト48のかわりに結合ロッド54を用い、その一方
端をかしめることにより上述した締め付けを行う場合が
示されている。結合ロッド54に各構成部材を順に挿通
した後、同図(c)に示すようにその一方端をかしめ
る。
ボルト48のかわりに結合ロッド54を用い、その一方
端をかしめることにより上述した締め付けを行う場合が
示されている。結合ロッド54に各構成部材を順に挿通
した後、同図(c)に示すようにその一方端をかしめ
る。
【0057】上述したように、本実施例の振動モータ
は、ボルトによる締め付けを利用して捩り振動を発生さ
せているわけではないため、各部材を締め付ける方法に
ついては何でもよい。従って、図7に示すように、一般
に使われているナット50,52を用いたり、結合ロッ
ド54を単にかしめるだけでよく、部品コストを低減す
ることができるとともに、その製造工程を簡略化するこ
ともできる。
は、ボルトによる締め付けを利用して捩り振動を発生さ
せているわけではないため、各部材を締め付ける方法に
ついては何でもよい。従って、図7に示すように、一般
に使われているナット50,52を用いたり、結合ロッ
ド54を単にかしめるだけでよく、部品コストを低減す
ることができるとともに、その製造工程を簡略化するこ
ともできる。
【0058】図8は、本実施例の変形例を示す図であ
り、図3に対応したステータ部20の分解斜視図が示さ
れている。この振動モータは、図3に示した振動モータ
における一方の圧電素子22を絶縁板56に置き換えた
構造を有している。図3に示した振動モータにおいて
は、縦振動の振幅を大きくするために2つの圧電素子2
2,24を用いていたが、用途によっては必ずしも大き
な振幅、すなわち大きな駆動力が要求されないため、小
さな駆動力でよい場合に図8に示した振動モータが使用
される。この振動モータは圧電素子24のみで縦振動を
発生させるため、図3に示した振動モータに比べると約
半分の回転駆動力となる。
り、図3に対応したステータ部20の分解斜視図が示さ
れている。この振動モータは、図3に示した振動モータ
における一方の圧電素子22を絶縁板56に置き換えた
構造を有している。図3に示した振動モータにおいて
は、縦振動の振幅を大きくするために2つの圧電素子2
2,24を用いていたが、用途によっては必ずしも大き
な振幅、すなわち大きな駆動力が要求されないため、小
さな駆動力でよい場合に図8に示した振動モータが使用
される。この振動モータは圧電素子24のみで縦振動を
発生させるため、図3に示した振動モータに比べると約
半分の回転駆動力となる。
【0059】なお、ロータ部10およびその組み付け状
態については図1に示した構造をそのまま適用すること
ができる。
態については図1に示した構造をそのまま適用すること
ができる。
【0060】図9は、本実施例の他の変形例を示す図で
ある。同図(a)は、ステータ部20の側面図であり、
同図(b)はA−A線断面図である。
ある。同図(a)は、ステータ部20の側面図であり、
同図(b)はA−A線断面図である。
【0061】同図に示す振動モータの特徴は、第2の金
属ブロック体32に複数の縦スリット溝58を形成した
点にある。この縦スリット溝58は、縦振動および捩り
振動の節の位置にかからないように形成することが好ま
しい。例えば、図4に示す例では縦振動の節と捩り振
動の節の中間に位置するよう縦スリット溝58を形成
する。
属ブロック体32に複数の縦スリット溝58を形成した
点にある。この縦スリット溝58は、縦振動および捩り
振動の節の位置にかからないように形成することが好ま
しい。例えば、図4に示す例では縦振動の節と捩り振
動の節の中間に位置するよう縦スリット溝58を形成
する。
【0062】このように縦スリット溝58を金属ブロッ
ク体32の一部に形成することにより、この縦スリット
溝58が形成された部分においては重量が減少し、この
縦スリット溝58により縦振動が拡大され、より大きな
楕円振動がロータ接触面12上に発生することになる。
従って、このロータ接触面12に接触したロータ部10
はより大きな駆動力で回転駆動されることになる。
ク体32の一部に形成することにより、この縦スリット
溝58が形成された部分においては重量が減少し、この
縦スリット溝58により縦振動が拡大され、より大きな
楕円振動がロータ接触面12上に発生することになる。
従って、このロータ接触面12に接触したロータ部10
はより大きな駆動力で回転駆動されることになる。
【0063】また、この縦スリット溝58は、放熱効果
を高める働きもある。特に、振動モータは放熱性能の低
さが問題となっているため、縦スリット溝58を設ける
ことにより、放熱性の向上も併せて図ることができる効
果は大きい。
を高める働きもある。特に、振動モータは放熱性能の低
さが問題となっているため、縦スリット溝58を設ける
ことにより、放熱性の向上も併せて図ることができる効
果は大きい。
【0064】第2の金属ブロック体32に形成される縦
スリット溝58の数は8本に限定されず、1本あるいは
それ以上の複数本数とすることができる。また、図9に
示した例では縦振動と捩り振動の節の位置にかからない
ように形成したが、節の位置を含んで形成するようにし
てもよい。また、縦スリット溝58を分割して形成する
場合、あるいは第1お金属ブロック体30に形成する場
合等が可能である。
スリット溝58の数は8本に限定されず、1本あるいは
それ以上の複数本数とすることができる。また、図9に
示した例では縦振動と捩り振動の節の位置にかからない
ように形成したが、節の位置を含んで形成するようにし
てもよい。また、縦スリット溝58を分割して形成する
場合、あるいは第1お金属ブロック体30に形成する場
合等が可能である。
【0065】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。
【0066】第2実施例 図10は、第2実施例の振動モータのステータ部の詳細
構造および組み付け状態を示す分解斜視図である。同図
は、第1実施例の図3に対応するものである。
構造および組み付け状態を示す分解斜視図である。同図
は、第1実施例の図3に対応するものである。
【0067】本実施例の振動モータの特徴は、ステータ
部に発生する縦振動の複数の位置に対応して複数の圧電
素子を配置した点にあり、いずれかの圧電素子を振動さ
せることにより、あるいは複数の圧電素子を同時に振動
させることによりロータ部の回転駆動を行うものであ
る。具体的には、図3に示す第2の金属ブロック体32
を第2の金属ブロック体66,カラー70,圧電素子6
4,電極板68,圧電素子62,第3の金属ブロック体
60に置き換えた構造を有している。
部に発生する縦振動の複数の位置に対応して複数の圧電
素子を配置した点にあり、いずれかの圧電素子を振動さ
せることにより、あるいは複数の圧電素子を同時に振動
させることによりロータ部の回転駆動を行うものであ
る。具体的には、図3に示す第2の金属ブロック体32
を第2の金属ブロック体66,カラー70,圧電素子6
4,電極板68,圧電素子62,第3の金属ブロック体
60に置き換えた構造を有している。
【0068】上述した第3の金属ブロック体60の中心
にはネジ孔が形成されており、結合ボルト36に形成さ
れた雄ネジ溝が螺合するようになっている。また、第2
の金属ブロック体66の中心には結合ボルト36の外径
にほぼ等しい内径を有するボルト挿通孔66aが形成さ
れている。圧電素子62,電極板68,圧電素子64の
それぞれには、結合ボルト36の外径よりも大きな内径
を有するボルト挿通孔62a,68a,64aが形成さ
れている。これらのボルト挿通孔62a,68a,64
aの内径は、圧電素子62,電極板68,圧電素子64
を組み立てる際に結合ボルト36の外側に挿通される絶
縁性のカラー70の外径とほぼ一致するように形成され
ている。
にはネジ孔が形成されており、結合ボルト36に形成さ
れた雄ネジ溝が螺合するようになっている。また、第2
の金属ブロック体66の中心には結合ボルト36の外径
にほぼ等しい内径を有するボルト挿通孔66aが形成さ
れている。圧電素子62,電極板68,圧電素子64の
それぞれには、結合ボルト36の外径よりも大きな内径
を有するボルト挿通孔62a,68a,64aが形成さ
れている。これらのボルト挿通孔62a,68a,64
aの内径は、圧電素子62,電極板68,圧電素子64
を組み立てる際に結合ボルト36の外側に挿通される絶
縁性のカラー70の外径とほぼ一致するように形成され
ている。
【0069】このような構造を有するステータ部20の
組立ては、最初は図3に示した第1実施例のステータ部
と同様に行われる。すなわち、先ず第1の金属ブロック
体30と結合ボルト36の一方端を螺合して取り付け固
定した後、カラー44を挿通し、その後このカラー44
の外周側に電極板28,圧電素子24,電極板26,圧
電素子22をそれぞれを順に挿通する。次に、第2の金
属ブロック体66を結合ボルト36に挿通する。
組立ては、最初は図3に示した第1実施例のステータ部
と同様に行われる。すなわち、先ず第1の金属ブロック
体30と結合ボルト36の一方端を螺合して取り付け固
定した後、カラー44を挿通し、その後このカラー44
の外周側に電極板28,圧電素子24,電極板26,圧
電素子22をそれぞれを順に挿通する。次に、第2の金
属ブロック体66を結合ボルト36に挿通する。
【0070】その後、結合ボルト36にカラー70を挿
通し、このカラー70の外周側に圧電素子64,電極板
68,圧電素子62のそれぞれを順に挿通する。そして
最後に、第3の金属ブロック体60を結合ボルト36の
他方端に螺合させることにより、第1および第3の金属
ブロック体30,60によってそれ以外の部材を締め付
け固定する。
通し、このカラー70の外周側に圧電素子64,電極板
68,圧電素子62のそれぞれを順に挿通する。そして
最後に、第3の金属ブロック体60を結合ボルト36の
他方端に螺合させることにより、第1および第3の金属
ブロック体30,60によってそれ以外の部材を締め付
け固定する。
【0071】なお、このような構造を有する第2実施例
の振動モータにおいて、圧電素子22,24を振動させ
る場合には第1実施例の振動モータと同様に2つの電極
板26,28間に高周波交流電圧を印加すればよい。ま
た、他の圧電素子62,64を振動させる場合には、こ
れらの圧電素子間に挿入された電極板68と上述した電
極板28の間に高周波交流電圧を印加すればよい。
の振動モータにおいて、圧電素子22,24を振動させ
る場合には第1実施例の振動モータと同様に2つの電極
板26,28間に高周波交流電圧を印加すればよい。ま
た、他の圧電素子62,64を振動させる場合には、こ
れらの圧電素子間に挿入された電極板68と上述した電
極板28の間に高周波交流電圧を印加すればよい。
【0072】図11は、本実施例の振動モータにおける
圧電素子の位置を説明するための図である。
圧電素子の位置を説明するための図である。
【0073】同図(a)に示すように本実施例の振動モ
ータは、圧電素子22,24とは隔たった位置に圧電素
子62,64を有している。そして、これらの圧電素子
の位置は同図(b)に示す縦振動の複数の位置にそれぞ
れ対応するように設定されている。したがって、縦振動
の共振モードとしては、少なくとも2次であることが必
要である。
ータは、圧電素子22,24とは隔たった位置に圧電素
子62,64を有している。そして、これらの圧電素子
の位置は同図(b)に示す縦振動の複数の位置にそれぞ
れ対応するように設定されている。したがって、縦振動
の共振モードとしては、少なくとも2次であることが必
要である。
【0074】また、同図(a)には、高周波交流電圧を
印加する圧電素子を切り替えることにより、ステータ部
20のロータ接触面12に発生する楕円振動の方向を変
え、これによりロータ部10の回転方向を変えることが
できる振動モータのステータ部20が示されている。す
なわち、圧電素子62,64の分極方向および極性を圧
電素子22,24と同一に設定する。振動により発生す
る捩り振動のモードを図4(c)に示したように3次と
した場合には、圧電素子22,24を振動させることに
より、ロータ接触面12に接するロータ部10を時計回
り方向に回転させることができる。一方、他方の圧電素
子62,64を振動させることにより、ロータ接触面1
2に接するロータ部10を反時計回り方向に回転させる
ことができる。したがって、図10に示す電極板28を
共通にしてそれ以外の2つの電極板26,68に対して
選択的に単相の高周波交流電圧を印加することにより、
ロータ部10を正転あるいは逆転方向に回転駆動するこ
とができる。
印加する圧電素子を切り替えることにより、ステータ部
20のロータ接触面12に発生する楕円振動の方向を変
え、これによりロータ部10の回転方向を変えることが
できる振動モータのステータ部20が示されている。す
なわち、圧電素子62,64の分極方向および極性を圧
電素子22,24と同一に設定する。振動により発生す
る捩り振動のモードを図4(c)に示したように3次と
した場合には、圧電素子22,24を振動させることに
より、ロータ接触面12に接するロータ部10を時計回
り方向に回転させることができる。一方、他方の圧電素
子62,64を振動させることにより、ロータ接触面1
2に接するロータ部10を反時計回り方向に回転させる
ことができる。したがって、図10に示す電極板28を
共通にしてそれ以外の2つの電極板26,68に対して
選択的に単相の高周波交流電圧を印加することにより、
ロータ部10を正転あるいは逆転方向に回転駆動するこ
とができる。
【0075】また、図11(c)には、圧電素子62,
64の分極の傾斜方向を圧電素子22,24とは反対方
向にした場合が示されている。すなわち、同図(c)に
示すように分極された圧電素子62,64を振動させる
と、同図(a)に示した場合に比べて捩り振動が反対方
向に発生する。したがって、圧電素子62,64を振動
させた場合には、圧電素子22,24と同方向にロータ
接触面12上の楕円振動を発生させることができ、同時
に振動させることによりステータ部20全体としての振
幅値を約2倍にすることができる。
64の分極の傾斜方向を圧電素子22,24とは反対方
向にした場合が示されている。すなわち、同図(c)に
示すように分極された圧電素子62,64を振動させる
と、同図(a)に示した場合に比べて捩り振動が反対方
向に発生する。したがって、圧電素子62,64を振動
させた場合には、圧電素子22,24と同方向にロータ
接触面12上の楕円振動を発生させることができ、同時
に振動させることによりステータ部20全体としての振
幅値を約2倍にすることができる。
【0076】なお、同図(c)に示す圧電素子22,2
4と圧電素子62,64を同時に振動させるためには、
図10に示す電極板28,26間と、電極板28,68
間と同時に同相の高周波交流電圧を印加すればよい。
4と圧電素子62,64を同時に振動させるためには、
図10に示す電極板28,26間と、電極板28,68
間と同時に同相の高周波交流電圧を印加すればよい。
【0077】このように縦振動の複数のほぼ節のそれぞ
れに対応した位置に複数の圧電素子22,24および6
2,64を設けるとともに、一方の圧電素子62,64
の分極方向を他方の圧電素子22,24と同一あるいは
反対方向に設定することにより、両方向回転可能な振動
モータあるいは振幅値が大きくて大きな駆動力を得るこ
とができる振動モータを実現することができる。
れに対応した位置に複数の圧電素子22,24および6
2,64を設けるとともに、一方の圧電素子62,64
の分極方向を他方の圧電素子22,24と同一あるいは
反対方向に設定することにより、両方向回転可能な振動
モータあるいは振幅値が大きくて大きな駆動力を得るこ
とができる振動モータを実現することができる。
【0078】なお、両方向回転が可能な振動モータにお
いては、いずれか一方の圧電素子が動作状態にあるとき
には他方の圧電素子は休止した状態にある。したがっ
て、この休止状態にある圧電素子をフィードバック用の
圧電素子として用い、このフィードバック用圧電素子に
電気的に接続された電極板の電圧値を検出することによ
り、振動モータのフィードバック制御が可能となる。具
体的には、圧電素子22,24を用いて振動させている
場合には、電極板28,68間の電圧値をフィードバッ
ク用信号として用いることができる。一方、圧電素子6
2,64を振動させている場合には、電極板28,26
間の電圧をフィードバック用信号として用いることがで
きる。このようなフィイードバック制御が可能となるこ
とより、現在の振動状態をモニタしながら効率よい回転
駆動を行うことができる。
いては、いずれか一方の圧電素子が動作状態にあるとき
には他方の圧電素子は休止した状態にある。したがっ
て、この休止状態にある圧電素子をフィードバック用の
圧電素子として用い、このフィードバック用圧電素子に
電気的に接続された電極板の電圧値を検出することによ
り、振動モータのフィードバック制御が可能となる。具
体的には、圧電素子22,24を用いて振動させている
場合には、電極板28,68間の電圧値をフィードバッ
ク用信号として用いることができる。一方、圧電素子6
2,64を振動させている場合には、電極板28,26
間の電圧をフィードバック用信号として用いることがで
きる。このようなフィイードバック制御が可能となるこ
とより、現在の振動状態をモニタしながら効率よい回転
駆動を行うことができる。
【0079】図12は、本実施例の振動モータの変形例
を示す図であり、斜め方向に分極された圧電素子の振動
状態を、回転軸方向に分極された圧電素子と回転方向に
沿った向きに分極された圧電素子とを同時に振動させる
ことにより実現した場合が示されている。なお、同図に
示す振動モータのステータ部の詳細構造は、図10に示
したものと同じであり、その詳細説明は省略する。
を示す図であり、斜め方向に分極された圧電素子の振動
状態を、回転軸方向に分極された圧電素子と回転方向に
沿った向きに分極された圧電素子とを同時に振動させる
ことにより実現した場合が示されている。なお、同図に
示す振動モータのステータ部の詳細構造は、図10に示
したものと同じであり、その詳細説明は省略する。
【0080】圧電素子74,80のそれぞれは回転方向
(円周方向に平行な向き)に分極されている。また、圧
電素子76,78のそれぞれは、回転軸方向に分極され
ている。したがって、2つの圧電素子74,76を同時
に振動させることにより、圧電素子74によって捩り振
動が発生し、圧電素子76によって縦振動が発生する。
これにより、ロータ接触面12上には楕円振動が生じ、
図示しないロータ部10を一方向に回転駆動することが
できる。他方の圧電素子78,80を振動させる場合も
同様であり、これらの振動により縦振動と捩り振動を同
時に発生させ、ロータ接触面12上に楕円振動を発生さ
せることができる。
(円周方向に平行な向き)に分極されている。また、圧
電素子76,78のそれぞれは、回転軸方向に分極され
ている。したがって、2つの圧電素子74,76を同時
に振動させることにより、圧電素子74によって捩り振
動が発生し、圧電素子76によって縦振動が発生する。
これにより、ロータ接触面12上には楕円振動が生じ、
図示しないロータ部10を一方向に回転駆動することが
できる。他方の圧電素子78,80を振動させる場合も
同様であり、これらの振動により縦振動と捩り振動を同
時に発生させ、ロータ接触面12上に楕円振動を発生さ
せることができる。
【0081】しかも、対を構成する圧電素子の分極の極
性を反対にすることにより、発生する楕円振動の方向も
反対となるため、図12(a)に示したステータ部の部
品のみを用いることによって、図11(a)および
(c)の両方の振動状態を実現することが可能となる。
性を反対にすることにより、発生する楕円振動の方向も
反対となるため、図12(a)に示したステータ部の部
品のみを用いることによって、図11(a)および
(c)の両方の振動状態を実現することが可能となる。
【0082】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。
【0083】例えば、上述した第2実施例においては、
二次の縦振動において2つの振動のほぼ節のそれぞれに
対応させて圧電素子を配置した場合を説明したが、縦振
動の次数が三次以上の場合には、3箇所以上のほぼ節の
位置に対応させて2組あるいはそれ以上の圧電素子を設
けるようにしてもよい。
二次の縦振動において2つの振動のほぼ節のそれぞれに
対応させて圧電素子を配置した場合を説明したが、縦振
動の次数が三次以上の場合には、3箇所以上のほぼ節の
位置に対応させて2組あるいはそれ以上の圧電素子を設
けるようにしてもよい。
【0084】また、第2実施例の振動モータに図9に示
した縦スリット溝58を形成する場合や、図7に示した
方法を用いて各金属ブロック体の締め付けを行う場合で
あってもよい。
した縦スリット溝58を形成する場合や、図7に示した
方法を用いて各金属ブロック体の締め付けを行う場合で
あってもよい。
【0085】
【発明の効果】このように、請求項1の発明によれば、
ロータ部の回転駆動を行う楕円振動の発生に必要な縦振
動と捩り振動を斜め方向に分極された圧電素子のみで発
生させているため、構造が簡単であり、各種寸法精度が
比較的緩やかで、設計および製造が容易となる。また、
この圧電素子には単相の高周波交流電圧を印加するだけ
でよいため、圧電素子やモータ駆動回路の構造が比較的
簡単であり、コストの上昇を招くこともない。
ロータ部の回転駆動を行う楕円振動の発生に必要な縦振
動と捩り振動を斜め方向に分極された圧電素子のみで発
生させているため、構造が簡単であり、各種寸法精度が
比較的緩やかで、設計および製造が容易となる。また、
この圧電素子には単相の高周波交流電圧を印加するだけ
でよいため、圧電素子やモータ駆動回路の構造が比較的
簡単であり、コストの上昇を招くこともない。
【0086】また、請求項2の発明によれば、高周波交
流電圧を印加する圧電素子、すなわちこの圧電素子に対
応する電極を切り替えることにより、ロータ部の回転方
向を変えることができ、容易に両方向回転が可能とな
る。
流電圧を印加する圧電素子、すなわちこの圧電素子に対
応する電極を切り替えることにより、ロータ部の回転方
向を変えることができ、容易に両方向回転が可能とな
る。
【0087】また、このとき高周波交流電圧が印加され
ていない圧電素子の電極はフィードバック用電極として
用いることができ、このフィードバック用電極に現れる
電圧を検出することにより、精度の高い駆動制御を行う
ことが可能となる。
ていない圧電素子の電極はフィードバック用電極として
用いることができ、このフィードバック用電極に現れる
電圧を検出することにより、精度の高い駆動制御を行う
ことが可能となる。
【0088】また、請求項4の発明によれば、圧電素子
を縦振動の複数のほぼ節に対応して複数箇所に設け、こ
れらを同時に振動させることによりロータ接触面上に大
きな楕円振動を発生させることができ、ロータ部を大き
な駆動力で効率よく回転駆動することができる。
を縦振動の複数のほぼ節に対応して複数箇所に設け、こ
れらを同時に振動させることによりロータ接触面上に大
きな楕円振動を発生させることができ、ロータ部を大き
な駆動力で効率よく回転駆動することができる。
【0089】また、請求項5の発明によれば、回転軸方
向に分極された圧電素子と回転方向に沿った向きに分極
された圧電素子とを組み合わせることにより、斜め方向
に分極された圧電素子とほぼ同等な振動状態を作り出す
ことができ、これらの対をなす2つの圧電素子は分極方
向が単純であるため製造が容易であり、振動モータ全体
のコストを低減することができる。
向に分極された圧電素子と回転方向に沿った向きに分極
された圧電素子とを組み合わせることにより、斜め方向
に分極された圧電素子とほぼ同等な振動状態を作り出す
ことができ、これらの対をなす2つの圧電素子は分極方
向が単純であるため製造が容易であり、振動モータ全体
のコストを低減することができる。
【図1】本発明の振動モータを適用した一実施例の全体
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1に示すステータ部を組み立てた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】ステータ部の詳細構造および組み付け状態を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図4】斜め方向に分極された圧電素子のロータ回転軸
方向の位置を説明するための図である。
方向の位置を説明するための図である。
【図5】圧電素子を斜め方向に分極する工程において、
その前段階として焼き付けにより銀,ニッケル等の電極
を形成した状態を示す図である。
その前段階として焼き付けにより銀,ニッケル等の電極
を形成した状態を示す図である。
【図6】斜め方向に分極する場合の詳細な工程を示す図
である。
である。
【図7】結合ボルトを他の部材に置き換えた振動モータ
の構造を示す図である。
の構造を示す図である。
【図8】第1実施例の変形例を示す図である。
【図9】第1実施例の他の変形例を示す図である。
【図10】第2実施例の振動モータのステータ部の詳細
構造および組み付け状態を示す分解斜視図である。
構造および組み付け状態を示す分解斜視図である。
【図11】第2実施例の振動モータにおける圧電素子の
位置を説明するための図である。
位置を説明するための図である。
【図12】第2実施例の振動モータの変形例を示す図で
ある。
ある。
【図13】従来のボルト締めランジュバン型超音波モー
タの一例を示す図である。
タの一例を示す図である。
10 ロータ部 20 ステータ部 22,24,62,64,74,76,78,80 圧
電素子 26,28,68 電極板 30 第1の金属ブロック体 32 第2の金属ブロック体 36 結合ボルト
電素子 26,28,68 電極板 30 第1の金属ブロック体 32 第2の金属ブロック体 36 結合ボルト
フロントページの続き (72)発明者 本多 敬介 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内 (72)発明者 宮本 年昭 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 ステータ部およびロータ部を有する振動
モータにおいて、 前記ステータ部は、 前記ロータ部の回転軸に対して傾斜した方向であり、か
つ前記ロータ部にほぼ沿った向きに分極されており、前
記ステータ部に生じる縦振動のほぼ節の位置に配置され
た圧電素子と、 前記圧電素子に高周波交流電圧の印加を行う電極と、 前記圧電素子を挟持するようにその両側に取り付け固定
された第1のブロック体および第2のブロック体と、 を備え、傾斜した分極方向を有する前記圧電素子によっ
て縦振動と捩り振動を同時に発生させて、前記ステータ
部のロータ接触面に楕円振動を発生させることにより、
前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする振動モー
タ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記圧電素子および前記電極を前記縦振動の複数の節に
対応して複数箇所に設け、高周波交流電圧を印加する前
記電極を切り替えることにより、前記ロータ部の回転方
向を変えることを特徴とする振動モータ。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記複数の電極の中で高周波交流電圧の印加に使用され
ていない電極をフィードバック用電極として用いること
を特徴とする振動モータ。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記圧電素子および前記電極を前記縦振動の複数の節に
対応して複数箇所に設け、これら複数の電極に同時に高
周波交流電圧を印加することにより、前記ステータ部の
ロータ接触面に大きな楕円振動を発生させて、前記ロー
タ部を回転駆動することを特徴とする振動モータ。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記複数の圧電素子の中の少なくとも1つを、前記ロー
タ部の回転軸方向に分極された圧電素子と前記ロータ部
の回転方向に沿った向きに分極された圧電素子との対に
置き換えることにより、前記ロータ部の回転駆動を行う
ことを特徴とする振動モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5265617A JPH07107761A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 振動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5265617A JPH07107761A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 振動モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07107761A true JPH07107761A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17419627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5265617A Withdrawn JPH07107761A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 振動モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07107761A (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5265617A patent/JPH07107761A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |