JPH0638558A - 振動モータ - Google Patents

振動モータ

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JPH0638558A
JPH0638558A JP4212084A JP21208492A JPH0638558A JP H0638558 A JPH0638558 A JP H0638558A JP 4212084 A JP4212084 A JP 4212084A JP 21208492 A JP21208492 A JP 21208492A JP H0638558 A JPH0638558 A JP H0638558A
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JP
Japan
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rotor
standing wave
voltage
vibration
piezoelectric element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4212084A
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English (en)
Inventor
Masahiko Komoda
晶彦 菰田
Yoshitaka Takemura
芳孝 竹村
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのロータ部の回転駆動が可能であり、し
かも構造が簡単で偏平化が可能であり、回転出力を効率
よく発生できる振動モータを提供すること。 【構成】 ステータ部40と2つのロータ部30A,3
0Bとを有する振動モータである。前記ステータ部40
は、リング状の圧電素子42,44と、前記圧電素子の
表面に積層配置されたリング形状の電極板46,48
と、前記電極板及び圧電素子の両側を挟持するよう配置
された板状の第1のブロック体50および第2のブロッ
ク体52とを含む。ステータ部40の両端面60A,6
0Bには放射状の突起部62A,62Bが形成されてい
る。そして、前記第2の電極板48をアースした状態
で、リング上に配置された分割電極板46の1つおきに
曲げ振動の共振周波数をもつ単相交流電圧を印加し、突
起部62A,62B上に楕円振動を発生させ、ロータ部
30A,30Bを回転駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルト締めランジュバン型の
超音波モータが周知であり、例えば特開昭61-49670号公
報に係る片持ち梁状捩り超音波振動子を用いた圧電モー
タや、特開昭63-217984 号公報に係る超音波モータ等が
知られている。
【0003】しかし、従来この種のモータは、いずれも
ロータを一方向にしか回転できず、しかも構造が複雑で
高価なものとなってしまうという問題があった。
【0004】図26には、従来のボルト締めランジュバ
ン型超音波モータの一例が示されている。この超音波モ
ータは、2個の圧電素子10,12の両端に長さの異な
る金属ブロック体14,16が配置され、両ブロック体
14,16は、その中心においてボルト18により圧電
素子10,12を締付けるように固定されている。
【0005】そして、この超音波モータは、交流電源2
0から圧電素子10,12に高周波交流電圧を印加する
と、圧電素子10,12の厚み方向への振動により縦振
動が生じるとともに、ボルト18の捩りにより捩り振動
が生じ、ブロック体14,16の端面には縦振動と捩り
振動を合成した楕円振動が発生することになり、この楕
円振動により回転駆動力を得ることができる。
【0006】前記ブロック体16の端面には、円板22
がバネ24によりブロック体16側へ付勢されて配設さ
れており、円板22の回転軸26が軸受28にて支持さ
れている。したがって、前記円板22をブロック体16
の端面に接触することにより、前記合成振動により得ら
れる回転力は円板22に伝達され、回転軸26から回転
出力を取り出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記従来
の超音波モータでは、縦振動と捩り振動との共振点を合
せなければ回転出力を効果的に発生できない。このた
め、一方のブロック体14を短尺状に形成し、他方のブ
ロック体16の長尺状に形成して前記共振点を一致させ
る必要があり、従ってモータ設計時における自由度が少
いという問題があった。 また、この共振点を一致させるためにブロック体1
4,16を含む超音波モータの全長が棒状に形成される
ため、その全長が長くなり、偏平化、小型化がむずかし
いという問題があった。 また、このように縦振動と捩り振動との合成により
楕円振動を発生させる超音波モータでは、ブロック体1
6の端面に一方向の楕円振動しか発生できず、回転軸2
6を正転および逆転の両方向駆動できないという問題が
あった。 また、この超音波モータでは、振動子10,12の
振動から楕円振動を直接発生できず、縦振動と捩り振動
を合成しなければならないため、楕円振動の発生効率が
十分でなく、その分、回転出力を効率よく発生できない
という問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は、設計の自由度が大き
く、構造が簡単で小型化が可能であり、回転出力を効率
よく発生でき、必要に応じ双方向への回転が可能であ
り、しかも2つの回転出力を得ることができる振動モー
タを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、第1及び第2のロータ接触面を有するス
テータ部と、前記第1及び第2のロータ接触面と接触し
回転駆動される第1のロータ部及び第2のロータ部と、
を有する振動モータであって、前記ステータ部は、振動
を発生させる圧電素子と、前記圧電素子の表面に、ロー
タ部の回転方向に沿って所定の間隔毎に複数個の電圧印
加領域を形成する電極と、前記圧電素子を挟持するよう
その両側に取付け固定され、その外側端面を前記第1及
び第2のロータ接触面とする偏平形状の第1のブロック
体および第2のブロック体と、前記第1及び第2のロー
タ接触面に設けられた複数の突起部と、を含み、前記圧
電素子の電圧印加領域に交流電圧を印加することによ
り、前記各ブロック体の第1及び第2のロータ接触面に
定在波を発生させ、前記定在波の腹と節の間に前記突起
部を設けることにより、前記突起部に楕円振動を発生さ
せ、この突起部に接する前記第1及び第2のロータ部を
回転駆動することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、第1及び第2のロータ接
触面を有するステータ部と、前記第1及び第2のロータ
接触面と接触し回転駆動される第1のロータ部及び第2
のロータ部と、を有する振動モータであって、前記ステ
ータ部は、振動を発生させる圧電素子と、前記圧電素子
の表面に、ロータ部の回転方向に沿って複数個の電圧印
加領域を形成する電極と、前記圧電素子を挟持するよう
その両側に取付け固定され、その外側端面を前記第1及
び第2のロータ接触面とする偏平形状の第1のブロック
体および第2のブロック体と、前記第1及び第2のロー
タ接触面に設けられた複数の突起部と、を含み、前記電
極を介し圧電素子に印加する前記交流電圧の切替え制御
により、前記各ブロック体の第1及び第2のロータ接触
面に異なる位相の第1の定在波および第2の定在波を選
択的に発生させるよう形成され、前記複数の突起部は、
前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
るよう形成され、印加する前記交流電圧を切替え制御
し、発生する前記定在波を選択することにより、前記突
起部に接する前記各ロータ部の回転方向を切替えること
を特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、前記圧電素子の表面に、
ロータ部の回転方向に沿って所定の間隔毎に複数個の電
圧印加領域を形成している。しかも、本発明では、圧電
素子の振動により、梁の撓みに起因する曲げ振動が発生
するようブロック体を偏平形状に形成している。従っ
て、前記複数個の電圧印加領域に交流電圧を印加するこ
とにより、ステータ部のロータ接触面に梁の撓みに起因
する定在波を発生できる。しかも、本発明では、前記各
突起部を定在波の腹と節の間に設けているため、突起部
の端面には楕円振動が直接発生し、ロータ部を回転駆動
することができる。
【0012】このように本発明の振動モータでは、従来
のランジュバン型の超音波モータのように、ボルトによ
る捩り振動を用いることなく、圧電素子を振動させるこ
とにより得られる定在波から直接楕円振動を発生させる
ことができるため、回転出力を効率よく得ることができ
る。しかも従来のように縦振動、捩り振動の共振点を一
致させるという設計上の制約がないため、モータ全体の
構成が簡単かつ安価なものとなる。また、偏平形状のブ
ロック体を用いているため、振動モータの全体の偏平
化、小型化を図ることができる。
【0013】特に本発明では、ステータ部の両端面を第
1および第2のロータ接触面とし、第1および第2のロ
ータ接触面に設けられた各突起部と、第1および第2の
ロータ部とを接触させている。前記第1および第2のロ
ータ部は、突起部の端面に発生する楕円振動によって、
それぞれ独立して回転駆動される。従って、本発明によ
れば、第1および第2のロータ部から、それぞれ独立し
た2種類の回転出力を取出すこともできる。また第1お
よび第2のロータ部が同方向に回転駆動されるよう形成
された場合には、第1および第2のロータ部を連結する
ことで、2倍のトルクを有する回転出力を取出すことも
できる。
【0014】これに加えて、請求項2の発明では、前記
電極を介し圧電素子に印加する交流電圧の制御により、
前記ブロック体のロータ接触面に異なる位相の第1及び
第2の定在波を選択的に発生させるよう形成され、しか
も前記各突起部は、前記第1の定在波の腹と一方側の節
の間に位置するとともに、前記第2の定在波の腹と他方
の節の間に位置するよう形成されている。
【0015】従って、印加する前記交流電圧を制御し、
発生する前記定在波を切り替えることにより、前記突起
部に接する前記第1及び第2のロータ部の回転方向を切
り替えることができる。
【0016】また、本発明者は、この振動モータの回転
原理についての検討を行った。この種のモータでは、発
生する振動の種類として、縦振動、捩り振動、曲げ振動
が知られている。従来のボルト締めランジュバン型超音
波モータでは、縦振動と捩り振動との合成により楕円振
動を発生させていたが、本発明の振動モータでは、梁の
撓みによる曲げ振動を用いて突起部上に直接楕円振動を
発生させているものと推定される。
【0017】特に、前記曲げ振動は、棒の曲げ振動と、
梁の撓みによる曲げ振動との2種類が考えられるが、本
発明では、ブロック体を偏平形状に形成することによっ
て、梁の撓みによる曲げ振動を発生するよう構成されて
いる。
【0018】このように、本発明の振動モータは、従来
のランジュバン型超音波モータと異なる原理によって楕
円振動を得ているものと推定され、その結果、正逆転可
能な回転出力を効率よく発生させることができ、しかも
その構造が簡単でかつ安価なものとなる。
【0019】図6には、ステータ部に発生する曲げ振動
の様子が概念的に示されている。同図(A)及び(B)
には、曲げ振動が生じているステータ部の斜視図が示さ
れ、同図(C)及び(D)には、同図(A),(B)に
示すステータ部の側面図が示されている。同図に示すよ
う、本発明の振動モータでは、曲げ振動を用いてステー
タ部の両端面、すなわち第1および第2のロータ接触面
に定在波を発生させ、この定在波の腹と節の間に突起部
を設けることにより、この突起部上に直接楕円振動を発
生させることができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0021】第1実施例 図1には、本発明に係る振動モータの好適な第1実施例
が概略的に示されている。
【0022】実施例の振動モータは、第1および第2の
ロータ部30A,30Bと、ステータ部40とを有す
る。
【0023】そして、ステータ部40の電極板46,4
8に、単相の高周波交流電圧を印加することにより、ス
テータ部40の第1および第2のロータ接触面60A,
60Bに定在波を発生させる。そして、この第1及び第
2のロータ接触面60A,60B上に設けられた突起部
62A,62Bを用い、前記定在波振動を楕円振動に直
接変換し、これにより突起部62A,62Bに接する第
1および第2のロータ部30A,30Bを回転駆動する
ものである。
【0024】このように、実施例の振動モータは、第1
および第2のロータ部30A,30Bから2種類の回転
出力を取出すことができる。また第1および第2のロー
タ部30A,30Bを同方向に回転駆動する場合には、
これ等両ロータ部30A,30Bを一体的に連結し、通
常の2倍のトルクを有する回転出力を取り出すこともで
きる。
【0025】前記各ロータ部30A,30Bは、ロータ
接触面60A,60B上の突起部62A,62Bに一定
の圧力で接触する円板32A,32Bと、この円板32
A,32Bの回転中心に取り付けられた回転出力軸34
A,34Bとを含む。
【0026】また、前記ステータ部40は、例えばセラ
ミックス等の圧電体を用いてリング状に形成された2個
の圧電素子42,44と、圧電素子44の両側に設けら
れた第1の電極板46及び第2の電極板48と、圧電素
子42,44の両側にそれぞれ配置された偏平板状の第
1の金属ブロック体50及び第2の金属ブロック体52
と、両金属ブロック体50,52を圧電素子42,44
を締め付けるように連結固定する結合ボルト54とを含
み、全体として偏平形状となるように形成されている。
【0027】なお、前記圧電素子42,44は、分極の
際に電極として使用した、例えば銀,ニッケル面を、分
極終了後に研磨して除去したものを用いる。
【0028】次に、前記ステータ部40の構成をより詳
細に説明する。
【0029】図2,図3には、前記ステータ部40が示
されている。ここにおいて、図2はステータ部40を組
立てた状態での平面図を示し、図3はその分解斜視図を
示している。
【0030】前記第1,第2の金属ブロック体50,5
2の中心にはネジ孔51,53が形成され、さらに圧電
素子42,第1の電極板46,圧電素子44,第2の電
極板48の中心にはボルト挿通孔42a,46a,44
a,48aが設けられている。そして、前記ボルト挿通
孔42a,46a,44a,48aに、絶縁性カラー5
6に挿通された結合ボルト54を挿通し、この結合ボル
ト54の側面に設けられたネジ部を、前記第1及び第2
の金属ブロック体50,52を中心に形成されたネジ孔
51,53に螺合させる。これにより、圧電素子42,
44の両端に、第1の金属ブロック体50及び第2の金
属ブロック体52が、圧電素子42,44を締め付ける
ように連結固定されることになる。
【0031】なお、本実施例は、この連結固定に際し、
各部材の積層面の固定に接着剤を用いていないため、共
振周波数のモータ毎のばらつきや、Qの値の低下を防ぐ
ことができ、これにより振動モータの性能及び信頼性の
向上を図ることができる。
【0032】また、前記第1の電極板46は、スリット
部46cにより円周方向へ30度毎に12分割され、そ
の外周部が連結部46bにより互いに連結されている。
この第1の電極板46は、その直径が圧電素子42,4
4の直径よりも幾分大きめに形成され、ステータ部40
を組立てた際、その外周部及び連結部46bがステータ
外部へ突出するようになっている。これにより、ステー
タ部40の組立て終了後に、前記連結部46bを切断す
ることで、互いに電気的に絶縁された分割電極板46−
1,46−2,・・・,46−12を得ることができ
る。
【0033】特に、本実施例では、ステータ組立時に各
分割電極板46−1〜46−12を1枚の電極板46と
して取り扱うことができるため、その組立作業が容易に
なるばかりでなく、各分割電極板46−1〜46−12
の位置決めも正確に行うことができる。
【0034】また、各分割電極板46−1〜46−12
のステータ外部へ突出する部分は、図2に示すよう、外
部接続端子45−1〜45−12を構成することにな
り、これに図1に示すよう引き出し線64−1〜64−
12が接続されることになる。さらに、前記第2の電極
板48の外周には、ステータ部40の外部へ突出する外
部接続端子49が設けられ、これに、図1に示すよう、
接地用の引き出し線66が接続されることとなる。
【0035】そして、12個の分割電極板46−1,4
6−2…46−12にはA相あるいはB相の交流電圧が
選択的に印加される。
【0036】圧電素子42,44は、前記電極板46に
対応して30度毎に12分割されている。隣接する2つ
の分割領域を1組の分極領域とすると、隣接する各組の
分極領域は、互いにその分極方向が反対になるように形
成されている。ここにおいて、符号(+,−)は圧電素
子42,44の分極方向を示しており、1組の分極領域
を構成する隣接する2つの分割領域が同一方向に分極さ
れる。そして、同一方向に分極された2つの分割領域の
一方がA領域、他方がB領域を形成する。このA領域
は、前記電極板46においてA相の交流電圧を印加する
分割領域に対応しており、B領域は、前記電極板46に
おいてB相の交流電圧を印加する分割領域に対応してい
る。なお、圧電素子42と44の分極方向は全体的に反
対方向を向いており、対応する領域が同時に伸縮するよ
うになっている。
【0037】また、本実施例の金属ブロック体50,5
2は、金属製の結合ボルト54により相互に連結固定さ
れている。このため、第2の電極板48をアースする
と、自動的に第2の金属ブロック体52,結合ボルト5
4,第1の金属ブロック体50がアース電位となる。し
たがって、第1の金属ブロック体50は、圧電素子42
の片面に対し、第2の電極板48と同様にアース電極と
して機能することになる。
【0038】なお、前記結合ボルト54は、絶縁性のカ
ラー56により圧電素子42,44及び第1の電極板4
6と電気的に絶縁されている。
【0039】次に、ロータ接触面60A,60Bに発生
する定在波振動と、突起部32との位置関係について説
明する。
【0040】図4(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0041】同図(B)は、A領域に単相交流電圧を印
加した場合の振動の状態を示している。同図中の点線
は、分割された6つのA領域のみを切り出したときのそ
れぞれの振動状態であり、実線は実際のステータ部40
全体の振動状態である。
【0042】この場合には、第2の電極板48をアース
し、さらにA相用の6つの分極電極板46−1,46−
3…46−11を一つのグループとして、これに共通の
単相交流電圧を印加する。これにより、圧電素子42,
44のA相電圧印加領域が振動し、ステータ部40のロ
ータ接触面60A,60Bには、図4(B)に示す第1
の定在波振動が発生する。
【0043】同様に、同図(C)はB領域に単相交流電
圧を印加した場合の振動の状態を示しており、点線は分
割された6つのB領域のみを切り出したときのそれぞれ
の振動状態、実線は実際のステータ部40全体の振動状
態である。
【0044】この場合には、第2の電極板48をアース
し、さらにB相用の6つの分割電極板46−2,46−
4…46−11を1つのグループとして、これに共通の
単相交流電圧を印加する。これにより、圧電素子42,
44のB相分極領域が振動し、ステータ部40の第1及
び第2のロータ接触面60A,60B上には、図4
(B)に示す第2の定在波振動が発生する。
【0045】同図(B)、(C)に示すよう、A相分極
領域に単相交流電圧を印加した場合と、B相分極領域に
単相交流電圧を印加した場合とでは、ステータ部40の
第1及び第2のロータ接触面60A,60B上には異な
る位相の第1,第2の定在波振動が発生する。
【0046】この定在波振動からロータ駆動用の楕円振
動を得るため、実施例の各突起部32A,32Bは、図
1(B)に示す第1の定在波の腹とその右側の節の中間
に位置すると共に、図1(C)に示す第2の定在波の腹
とその左側の節の中間に位置するよう形成されている。
具体的には、前記複数の分割電極板46−1〜46−1
2の隣接する2つずつを1組とすると、各組の中央に設
けられたスリット部46cに対応したロータ接触面60
A,60B上の位置及び方向に、前記各突起部62A,
62Bが形成されている。従って、実施例の突起部62
A,62Bは、ロータ接触面60A,60B上に、それ
ぞれ60度おきに6個設けられている。
【0047】本実施例は以上の構成からなり、次にその
作用を説明する。
【0048】実施例の振動モータでは、圧電素子42,
44のA相分極領域に単相交流電圧を印加すると、ステ
ータ部40の第1及び第2のロータ接触面60A、60
Bには、図5(A)に示す第1の定在波振動が発生す
る。このとき、第1及び第2のロータ接触面60A,6
0B上に形成された各突起部62A,62Bは、ステー
タ部40のA領域が伸びるときロータ部30A,30B
を右方向に押出すように作用し、縮んだときロータ部3
0A,30Bから離れる。従って、突起部62A,62
Bには楕円振動が発生し、この楕円振動がロータ部30
A,30Bを右方向に回転駆動する。
【0049】このように、実施例の振動モータによれ
ば、2つのロータ部30A,30Bをそれぞれ独立して
同方向に回転駆動することができる。
【0050】なお、ロータ部30A,30Bを逆転駆動
する場合には、ステータ部40のB領域のみに単相交流
電圧を印加すればよい。
【0051】このように、本実施例によれば、交流電圧
を印加する分割電極板46の領域を切り替えることで、
ロータ部30A,30Bを正転及び逆転駆動することが
できる。しかも捩り振動を必要とすることなく、ロータ
接触面60A,,60Bの表面に設けた突起部62A,
62Bに直接楕円振動を発生させることができるため、
モータの構成が簡単なものとなり、しかも回転出力を効
率よく発生させることができる。
【0052】なお、前記実施例では、2つのロータ部3
0A,30Bを同方向に回転駆動する場合を例にとり説
明したが、この2つのロータ部30A,30Bを異なる
方向に回転駆動するよう形成することもできる。
【0053】この場合には、図4に示すよう、図中右方
向にA領域、B領域の順に並ぶ2つの領域の境界に位置
するよう、各突起部62Aを形成する。さらに、同図に
おいて点線で示すよう、図中右方向にB領域,A領域の
順に並ぶ2つの領域の境界位置に、各突起部62Bを形
成する。
【0054】以上の構成とすることにより、ステータ部
40のA領域のみに単相交流電圧を印加すると、ステー
タ部40は図5(B)に示すよう振動する。これによ
り、第1のロータ接触面60A上に設けられた突起部6
2Aは、ロータ部30Aを図中右方向に回転駆動する。
また、第2のロータ接触面60Bに設けられた突起部6
2Bは、ロータ部30Bを図中左方向に回転駆動する。
【0055】このようにして実施例の振動モータによれ
ば、ロータ部30A,30Bを異なる方向に回転駆動す
ることができる。
【0056】ところで、上述した振動モータを、より効
率よく駆動するためには、前記交流電圧の周波数を、ス
テータ部40が共振現象をおこすような値(共振周波
数)とすることが好ましい。
【0057】図6には、ステータ部40全体を偏平形状
にした際、このステータ部40に発生する梁の撓みによ
る曲げ振動の様子が概念的に示されている。同図(A)
及び(B)には、曲げ振動が生じているステータ部40
の斜視図が示され、同図(C)及び(D)には同図
(A),(B)に示すステータ部40の側面図が示され
ている。同図に示すよう本発明の振動モータでは、梁の
撓みによる曲げ振動を用いてステータ部40の各ロータ
接触面60A,60Bに定在波振動を発生させることが
できる。
【0058】次に、「はり」の撓みによる曲げ振動の共
振周波数を表す式fについて簡単に説明する。この式
は、概略次式で表される。
【0059】 f=(2π/λ2 )(E/ρ)1/2 (I0 /A)1/2 λ;波長 λ=π(D+d)/2N (D:外径,d:内径,N:波数(山の数)なお、1次
共振、2次共振、3次共振・・・では、異なる値とな
る。
【0060】 (E/ρ)1/2 ;音速(Eはヤング率、ρは密度) (I0 /A)1/2 ;断面2次半径(I0 は断面2次モー
メント、Aはステータ部40の回転方向に垂直方向の断
面積) したがって、例えばステータ部のD,d,lが図7に示
すような値をとり、λ等が次のような値で、金属ブロッ
ク体50,52がアルミニウムの振動モデルを考える
と、λ=0.126[m]、(E/ρ)1/2 は約500
0[m/s]、(I0 /A)1/2 は約5.8×10
-3[m]となる。
【0061】この振動モデルでは、ステータ部40の共
振周波数fの値は、約11.5kHzとなる。
【0062】図8には、前記振動モータの動作を制御す
る制御回路80の具体的な構成が示されている。
【0063】この制御回路80は、2つの単相交流電圧
A,Bを選択的に出力する電源回路90と、この単相交
流出力を増幅し分割電極板46−1〜46−12に印加
するアンプ92とを含む。
【0064】また、この制御回路80は、ON/OFF
スイッチ82,回転方向入力部86,回転速度入力部8
8を含む。
【0065】前記ON/OFFスイッチ82は、電源回
路90,アンプ92をオン・オフ制御するものである。
【0066】前記回転方向入力部86は、ロータ部30
A,30Bの回転方向を選択設定するものであり、その
出力信号は電源回路90に入力される。電源回路90
は、この入力信号に基づき、1方のグループの分割電極
板46−1,46−3,……46−11に印加する単相
交流電圧A、あるいは、他方のグループの分割電極板4
6−2,46−4,……46−12に印加する単相交流
電圧Bのいずれか一方のみを出力し、ロータ部30A,
30Bの回転方向を決定することができる。
【0067】また、前記回転速度入力部88は、アンプ
92の増幅率を制御することにより、ロータ部30A,
30Bの回転速度を設定することができる。
【0068】したがって、前記各入力部86,88を用
いて、ロータ部30A,30Bの回転方向,回転速度の
設定を行った後に、ON/OFFスイッチ82をオンす
ると、電源回路90が設定に応じた周波数の高周波交流
電圧を出力する。これをアンプ92で増幅して引き出し
線64−1〜64−12に印加することにより、圧電素
子42,44に前述した単相交流電圧を印加し、ロータ
部30A,30Bを回転駆動することができる。
【0069】このとき、圧電素子42,44に印加され
る単相交流電圧は、共振モードに対応した共振周波数に
制御されているため、入力電圧を効率よく回転出力に変
換し、ロータ部30A,30Bを回転駆動することがで
きる。
【0070】さらに、本実施例の振動モータによれば、
回転方向入力部86により、各分割電極板64−1〜6
4−12に印加する単相交流電圧A,Bを切替えること
で、ロータ部30A,30Bの回転方向を選択的に決定
することができる。
【0071】さらに、実施例の振動モータでは、回転速
度入力部88を用いて交流電圧の電圧値を制御すること
により、ロータ部30A,30Bの回転速度を任意の速
度に制御することができる。
【0072】さらに、実施例の振動モータでは、従来の
ランジュバン型超音波モータのように、楕円振動の発生
に捩り振動を必要としない。したがって、圧電素子4
4,42、第1、第2の電極板46,48および第1、
第2の金属ブロック体50,52を、単に締付けること
によって、各構成部材の連結固定を行いステータ部40
を構成することができ、前記構成部材の接合面に接着剤
を塗布することが不要となる。したがって、接着剤を用
いた場合のような、共振周波数のモータごとのばらつき
や、Qの値の低下を防ぐことができ、これにより超音波
モータの性能および信頼性を向上させることができる。
【0073】さらに、本実施例では、楕円振動の発生に
曲げ振動という1種類の振動を使用するのみであり、従
来の超音波モータのように縦振動と捩り振動という2種
類の振動を必要としない。したがって、ステータ部40
の設計、特に金属ブロック体50,52の設計の自由度
がひろがり、モータの小型化を図ることが可能となる。
また、板状の金属ブロック体50,52を用いているた
め、ステータ部40を含む振動モータの全体を偏平化す
ることができる。
【0074】図9には、前記振動モータをハウジングに
取り付けて製品化した場合の実施例が示されている。実
施例の振動モータは、モータハウジング106内に収納
されている。そして、モータハウジング106に設けら
れた軸受114に、各ロータ部30A,30Bの回転出
力軸34A,34Bが軸支されている。
【0075】また、実施例の振動モータは、ステータ部
40が、ブロック体50,52の側方から半径方向へ伸
びた支持部130,132によりハウジグ106に取り
付け固定されている。この支持部130,132は、図
10に示すようステータ40の振動の節の部分に設ける
ことが好ましい。
【0076】また、前記各ロータ部30A,30Bは、
ステータ部両端面60A,60Bに形成された突起部6
2A,62B上に、その円板32A,32Bを板バネ1
00A,100Bとプレート102A,102Bとによ
り所定圧力で接触させるよう構成されている。前記各円
板32A,32Bには回転出力軸(シャフト)34A,
34BがCリング(Cリング以外でも)により固定され
ており、円板32A,32Bが回転することにより回転
出力軸34A,34Bも回転するようになっている。
【0077】このような構成を有する振動モータは、ス
テータ部40、特に金属ブロック体50,52の偏平化
が可能なため、ハウジング106全体の偏平化,小型化
が可能となる。
【0078】また、図11には、1本の回転出力軸34
を、2つのロータ部30A,30Bに連結固定し、前記
図9に示す振動モータに比べて2倍のトルクが得られる
よう構成された振動モータの一例が示されている。な
お、図9に示す実施例と対応する部材には同一記号を付
しその説明は省略する。
【0079】実施例の振動モータは、そのステータ部4
0が振動の節の部分で、スクリュネジ122を用いてハ
ウジング106の側面に取り付け固定されている。
【0080】また、ステータ部40に用いられる結合ボ
ルト54は、中心に回転軸挿通孔54aを有する中空構
造になっており、前記回転軸挿通孔54aに共通の回転
出力軸34が挿通されている。なお回転出力軸34は、
結合ボルト54の回転軸挿通孔54aに設けられた軸受
114と、ハウジング106の上部中央に設けられた軸
受114とにより回動自在に軸支されている。
【0081】そして、この共通回転出力軸34は、一方
のロータ部30Aの円板32Aに回り止めを介して固定
され、さらに他方のロータ部30Bの円板32Bにも回
り止めを介して固定されている。これにより、2つのロ
ータ部30A,30Bの回転出力が共通の回転出力軸3
4を介して出力されるため、回転出力軸34のトルクが
2倍となる。
【0082】図12には、本実施例の変形例が示されて
いる。前記実施例では、圧電素子42,44を複数に分
割し、隣接する2つの分割領域を1組の分極領域とし
て、隣接する各組の分極領域を互いに、その分極方向が
異なるように形成している。これに対し、この変形例で
は、リング状に形成された2個の圧電素子42,44の
全体を同一方向に分極し、この2個の圧電素子42,4
4を互いにその分極方向が異なる方向を向くように立体
配置している。さらに、第1の電極板46は、60°毎
に6分割され、ステータ部40の組み立て後、各連結部
46bが切断されるように構成されている。なお、これ
以外の構成は前記実施例と同様なので、ここではその説
明は省略する。
【0083】図13には、このように形成された振動モ
ータの動作原理が示されている。
【0084】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、交流電圧を印加する前の状態を示
している。隣接する2つの分割電極板を1組とし、各組
の一方の分割電極板46−1,46−3,46−5に対
応したステータ部40の各領域をA領域、各組の他方の
分割電極板46−2,46−4,46−6に対応したス
テータ部40の各領域をB領域とする。
【0085】ステータ部40の第1のロータ接触面60
A上には、各組のA領域とB領域の境界に3つの突起部
62Aが形成され、これ等各突起部62Aにはロータ部
30Aが接触している。同様に、ステータ部40の第2
のロータ接触面60B上には、各組のA領域とB領域の
境界に3つの突起部62Bが形成され、各突起部62B
はロータ部30Bに接触している。
【0086】同図(B)は、上述したステータ部40の
A領域のみに単相交流電圧を印加した場合の振動状態を
示している。第1のロータ接触面60Aの突起部62A
端面のA領域側に着目すると、ステータ部40のA領域
が伸びたときにはロータ部30Aを右方向に押し出すよ
うに作用し、縮んだときにはロータ部30Aから離れ
る。従って、突起部62A端面のA領域側には楕円振動
が発生し、この楕円振動がロータ部30Aを図中右方向
に回転駆動する。
【0087】また、第2のロータ接触面60Bの突起部
62B端面のB領域側に着目するとステータ部40のA
領域が伸びたロータ部30Aを左方向に押出すように作
用し、縮んだときにはロータ部30Aから離れる。従っ
て、突起部62B端面のB領域側には楕円振動が発生
し、この楕円振動はロータ部30Bを図中左方向に回転
駆動する。
【0088】このように、実施例の振動モータによれ
ば、ロータ部30Aおよびロータ部30Bをそれぞれ逆
方向に回転駆動し、2種類の回転出力を得ることができ
る。
【0089】また、ロータ部30A,30Bを逆転駆動
する場合には、ステータ部40のB領域のみに単相交流
電圧を印加すればよい。
【0090】このように、本実施例によれば、ステータ
部40に単相交流電圧を印加することで、二つのロータ
部30A、30Bを逆方向に回転駆動することができ
る。
【0091】なお、前記図13に示す実施例では、2つ
のロータ部30A,30Bを異なる方向に回転駆動する
場合を例にとり説明したが、この2つのロータ部30
A,30Bを同方向に回転駆動するよう形成することも
できる。
【0092】図14には、この場合の動作原理が示され
ている。この場合には、同図(A)に示すよう、図中右
方向にA領域、B領域の順に並ぶ2つの領域の境界に位
置するよう、第1のロータ接触面60A上に各突起部6
2Aを形成する。さらに、図中右方向にB領域,A領域
の順に並ぶ2つの領域の境界に位置するよう、各突起部
62Bを第2のロータ接触面60B上に形成する。
【0093】以上の構成とすることにより、同図Bに示
すよう、ステータ部40のA領域のみに単相交流電圧を
印加すると、第1のロータ接触面60A上に設けられた
突起部62Aは、図4に示す実施例と同様に振動し、ロ
ータ部30Aを図中右方向に回転駆動する。また、第2
のロータ接触面60Bに設けられた突起部62Bには、
そのB領域側に着目すると、突起部62Aと同方向の楕
円振動が発生し、この楕円振動がロータ部30Bを図中
右方向に回転駆動する。
【0094】このようにして実施例の振動モータによれ
ば、ロータ部30A,30Bを同じ方向に回転駆動する
ことができる。
【0095】なお、ロータ部30A,30Bを逆転駆動
する場合には、ステータ部40のB領域のみに単相交流
電圧を印加してやればよい。
【0096】図15には、電極板46を上述した12分
割、6分割から4分割に変えた場合の電極板46及びそ
れに対応する第1の金属ブロック体50上の突起部62
の状態が示されている。突起部62A,62Bは隣接す
る分割電極板の境界付近に対応して形成されるため、電
極板46が4分割された場合には突起部62Aは2ヵ所
となり、突起部62Bも2ヵ所となる。その他の構成
は、図3あるいは図9に示されたものと同様であり、交
流電圧A,Bを選択的に印加することにより、ロータ部
を正転あるいは逆転駆動することができる。
【0097】第2実施例 図16には、本発明の好適な第2実施例が示されてい
る。なお、本実施例の振動モータは、ロータ接触面60
A,60B上に設けられる突起部62A,62Bの配置
以外の基本的構成は、図1ないし図3に示す第1実施例
と同様であるので、ここではその説明は省略する。
【0098】本実施例の特徴は、圧電素子42,44の
全面に交流電圧を印加することにより、ステータ部40
の全領域を振動させることにある。すなわち、上述した
第1実施例では、ステータ部40のA領域を振動させた
場合はB領域が休止した状態にあり、反対にB領域を振
動させた場合はA領域が休止した状態にある。従って、
駆動時には常にステータ部40の半分の領域が休止して
おり、この駆動効率を改善したものが本実施例である。
【0099】図16(A)には、実施例のステータ部4
0を円周方向に展開した図が示されている。
【0100】実施例のステータ部40の各ロータ接触面
60A,60B上には、それぞれ6個の放射状の突起部
62A,62Bが形成されている。これ等の突起部62
A,62Bは、圧電素子42,44のA領域の中央付近
の位置に対応して形成されている。
【0101】同図(B)は、A領域にA相の交流電圧を
印加した場合の振動の状態を示している。同図中の点線
は、分割された6つのA領域のみを切り出したときのそ
れぞれの振動状態であり、実線は実際のステータ部40
全体の振動状態である。
【0102】同様に、同図(C)はB領域にA相と同相
のB相の交流電圧を印加した場合の振動の状態を示して
おり、点線は分割された6つのB領域のみを切り出した
ときのそれぞれの振動状態、実線は実際のステータ部4
0全体の振動状態である。なお、同図(D)はB領域に
B相と逆位相のB′相の交流電圧を印加した場合の振動
状態を示している。
【0103】同図(E)は、A領域、B領域にA相、B
相の交流電圧が同時に印加された場合にステータ部40
に現れる第1の定在波振動を示している。これは、同図
(B)及び(C)に示した振動波形を重ね合わせたもの
であり、この第1の定在波の振動のピーク(腹)は、同
方向に分極されたA領域とB領域の境界付近に現れる。
従って、第1及び第2のロータ接触面60A,60B上
に形成された各突起部62A,62Bは、この第1の定
在波の腹と節の中間に位置することとなる。この結果、
突起部62A,62Bの端面には楕円振動が現れ、図1
7(A)に示すようロータ部30A,30Bが左方向に
回転駆動されることとなる。
【0104】また、図16(F)は、A相とB′相の交
流電圧が同時に印加された場合にステータ部40に現れ
る第2の定在波振動の状態を示している。これは、図
(B)及び(D)に示した振動波形を重ね合わせたもの
であり、この第2の定在波の振動のピークは、逆方向に
分極されたA領域とB領域の境界付近に現れる。従っ
て、前記各突起部62A,62Bは、この第2の定在波
の腹と節の間に位置することになり、しかも同図(E)
に示した振動状態と比較すると、定在波のピークと突起
部62A,62Bとの相対位置が反対となる。このた
め、図14(A)に示した楕円振動とは反対方向の楕円
振動が突起部62A,62B上に現れ、図17(B)に
示すようロータ部30A,30Bが逆転駆動されること
となる。
【0105】このように、実施例の各突起部62は、図
16(E)に示す第1の定在波の腹と一方側の節の間に
位置すると共に、図16(F)に示す第2の定在波の腹
と他方側の節の間に位置するよう形成されている。従っ
て、圧電素子42,44の各領域に印加するA相及びB
相の交流電圧の印加状態を振替え制御することにより、
図16(E)に示す第1の定在波、図16(F)に示す
第2の定在波を選択的に発生させ、2つのロータ部30
A,30Bを正転、逆転駆動することができる。
【0106】特に、本実施例によれば、前記第1実施例
に比べ、ステータ部40の全領域(A領域およびB領
域)を同時に振動させ、ロータ部30A,30Bを回転
駆動するため、2つのロータ部30A,30Bから大き
な出力トルクを得ることができる。
【0107】なお、振動モータの動作を制御する制御回
路80の具体的な構成については、図6に示したものと
ほぼ同じである。この場合に、電源回路90は、互いに
同相の2つの交流電圧(A相,B相)を同時に出力、あ
るいは、互いに逆相の2つの交流電圧(A相,B′相)
を同時に出力することができ、この選択動作が回転方向
入力部86によって指示される。
【0108】なお、図16,17に示す実施例では、2
つのロータ部30A,30Bを同方向に回転駆動するも
のを例にとり説明したが、本実施例はこれに限らず、2
つのロータ30A,30Bを異なる方向に回転駆動する
よう形成することもできる。
【0109】図18には、このように構成された振動モ
ータが概略的に示されている。
【0110】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図である。ステータ部40の第1のロータ接
触面60Aには、圧電素子42のA領域の中央付近に位
置して複数の突起部62Aが形成されている。また、他
方のロータ接触面60B上には、圧電素子42のB領域
の中央付近に位置して複数の突起部62Bが形成されて
いる。なお、同図(B)〜(D)は、図16(B)〜
(E)と同様であるのでこれ等の説明は省略する。
【0111】同図(E)は、A相とB相に交流電圧が同
時に印加された場合に、ステータ部40に現れる第1の
定在波振動を示しており、この第1の定在波のピーク
は、同方向に分極されたA領域とB領域の境界付近に現
れる。従って、この振動のピークに接したA領域の中央
部に対応して設けられた突起部62Aの端面と、B領域
の中央付近に対応して設けられた突起部62Bの端面と
では、楕円振動が逆方向に現れる。従って、図19
(A)に示すよう各ロータ部30A,30Bはそれぞれ
異なる方向に回転駆動されることになる。
【0112】また、図18(F)はA相とB´相の交流
電圧が同時に印加された場合に、ステータ部40に現れ
る第2の定在波振動の状態を示している。この場合に
は、突起部62A,62Bの端面に現れる楕円振動が図
19(A)に示す場合と逆方向となるため、図19
(B)に示すよう各ロータ部30A,30Bは、図19
(A)とは逆方向に回転駆動されることになる。
【0113】このように、圧電素子42,44の各領域
に印加するA相およびB相の印加状態を制御することに
より、2つのロータ部30A,30Bを効率よく正転あ
るいは逆転駆動することができる。
【0114】図20には、前記第1,第2実施例の変形
例が示されている。前記第1,2実施例の圧電素子4
2,44では、図3に示すよう同極性に分極された2個
の分割領域により1組の分極領域を構成し、各組の分極
領域がロータ回転方向に交互に逆向きに分極されるよう
形成されている。これに対し、図20に示す変形例の圧
電素子42,44では、1個の分割領域により1組の分
極領域を構成し、これら各分極領域がロータ回転方向に
交互に逆向きに分極されるよう形成されている。このよ
うに形成した場合でも、電極板46を第1,2実施例と
同様に形成し、電極板46の各分割電極板46−1,4
6−2…により各分極領域をA領域とB領域の2相の電
圧印加領域に分割形成することにより、前記第1,2実
施例と同様な作用効果を奏することができる。
【0115】この変形例の圧電素子42,44では、分
極の際に電極として使用した、例えば銀、ニッケル面
を、分極終了後に研磨して除去する必要がある。
【0116】第3実施例 図21には、本発明の好適な第3実施例が示されてい
る。なお、上述した第1,2実施例と対応する部材には
同一符号を付しその説明は省略する。
【0117】本実施例の電極板46Aは、60度毎に6
分割されており、各分割領域にはA相の交流電圧が印加
される。同様に、電極板46Bは60度毎に6分割され
ており、各分割領域にはB相の交流電圧が印加される。
これら2つの電極板46A,46B間には絶縁板43が
挟み込まれ、各電極板に別々にA相,B相の交流電圧が
印加できるようになっている。
【0118】圧電素子42は、一方の電極板46Aに対
応して60度毎に6分割されており、隣接する分割領域
の分極方向が反対になるように形成されている。また、
圧電素子44は、他方の電極板46Bに対応して60度
毎に6分割されており、隣接する分割領域の分極方向が
反対になるように形成されている。圧電素子42と44
は、相互に分極領域の位相が30度ずれるように立体配
置されている。
【0119】金属ブロック体50,52は、その外側端
面60A,60Bにそれぞれ6個の放射状の突起部62
A−1,62A−2…62A−6および62B−1,6
2B−2…62B−6を有する。これら各突起部62A
−1,62A−2…62A−6および62B−1,62
B−2…62B−6は、図22(A)に示すよう、前記
圧電素子42,44の各分極領域の重複領域中央付近に
対応して位置する。
【0120】図22には、本実施例の動作原理の概略が
示されている。
【0121】同図(A)は、ステータ部40を円周方向
に展開した図であり、符号「+」は印加する交流電圧の
電位が正のときに伸びる領域を、符号「−」は印加する
交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ示して
いる。
【0122】同図(B)は電極板46AにA相の単相交
流電圧を印加した場合にステータ部40に発生する第1
の定在波振動を、同図(C)は電極板46BにB相の単
相交流電圧を印加した場合にステータ部40に発生する
第2の定在波振動をそれぞれ示している。
【0123】同図に示すように、各突起部62A−1,
62A−2…62A−6,62B−1,62B−2…6
2B−6は、図22(B)に示す第1の定在波の腹と一
方側の節との中間に位置すると共に、図22(C)に示
す第2の定在波の腹と他方側の節との間に位置すること
になる。
【0124】従って、同図(B)に示すよう、ステータ
部40のA領域のみに単相交流電圧を印加し第1の定在
波振動を発生した場合、ステータ部40のA領域が伸び
ると、ロータ部30A,30Bを左方向に押し出すよう
に突起部62A−1,62A−3、62A−5および6
2B−2,62B−4、62B−6が作用する。そし
て、ステータ部40のA領域が縮むと、ロータ部30
A,30Bから突起部62A−1,62A−3、62A
−5および62B−2,62B−4、62B−6は離れ
るが、逆に他の突起部62A−2,62A−4、62A
−6および62B−1,62B−3、62B−5は、ロ
ータ部30A,30Bを左方向に押し出すように作用す
る。このようにして、各突起部62A−1,62A−2
…62A−6および62B−1,62B−2…62B−
6には楕円振動が発生し、この楕円振動が2つのロータ
部30A,30Bを左方向に回転駆動する。
【0125】また、これとは逆に、同図(C)に示すよ
う、ステータ部40のB領域のみに単相交流電圧を印加
し第2の定在波振動を発生した場合、ステータ部40の
B領域が伸びると、ロータ部30A,30Bを右方向に
押し出すように突起部62A−2,62A−4、62A
−6および62B−1,62B−3、62B−5は作用
する。そして、ステータ部40のb領域が縮むと、ロー
タ部30A,30Bから突起部62A−2,62A−
4、62A−6および62B−1,62B−3、62B
−5は離れるが、逆に他の突起部62A−1,62A−
3、62A−5および62B−2,62B−4、62B
−6は、ロータ部30A,30Bを右方向に押し出すよ
うに作用する。このようにして、各突起部62A−1,
62A−2…62A−6および62B−1,62B−2
…62B−6には楕円振動が発生し、この楕円振動が2
つのロータ部30A,30Bを右方向に回転駆動する。
【0126】このように、本実施例によれば、交流電圧
を印加する分割電極板46A,46Bの領域を切り替え
ることで、ロータ部30A,30Bを正転及び逆転駆動
することができる。しかも捩り振動を必要とすることな
く、ロータ接触面60A,60B表面に設けた突起部6
2A,62Bに直接楕円振動を発生させることができる
ため、モータの構成が簡単なものとなり、しかも回転出
力を効率よく発生させることができる。
【0127】第4実施例 次に本発明の好適な第4実施例を説明する。なお、実施
例の振動モータでは、ロータ接触面60A,60B上に
形成される突起部62A,62Bの配置が、前記第3実
施例と異なるのみで、その他の基本構成は前記第3実施
例と同様であるので、ここでは、その詳細な説明は省略
する。
【0128】前記第3実施例の振動モータでは、ステー
タ部40のA領域を振動させた場合はB領域が休止した
状態にあり、反対にB領域を振動させた場合はA領域が
休止した状態にある。従って、駆動時には常にステータ
部40の半分の領域が休止している。これに対し、本実
施例の特徴は、圧電素子42,44の全面に交流電圧を
印加することにより、ステータ部40の全領域を振動さ
せ、その駆動効率を改善することにある。
【0129】図23(A)には実施例の振動モータのス
テータ部40を円周方向に展開した状態が示されてい
る。
【0130】同図で示すよう、実施例のステータ部40
は、そのロータ接触面60A,60Bに複数の放射状突
起部62A,62Bを有する。これ等各突起部62A,
62Bは、圧電素子42の各分割領域Aの中央付近に対
応して位置する。
【0131】なお、同図中、符号「+」は印加する交流
電圧の電位が正のとき伸びる領域を、符号「−」は印加
する交流電圧の電位が正のときに縮む領域をそれぞれ表
している。
【0132】同図(B)は電極板46AにA相の交流電
圧を印加した場合の圧電素子42の振動状態を、同図
(C)は電極板46BにB相の交流電圧を印加した場合
の圧電素子44の振動状態をそれぞれ示している。ま
た、同図(D)は電極板46BにB相と逆位相のB′相
の交流電圧を印加した場合の圧電素子44の振動状態を
示している。
【0133】同図(E)は、A相とB相の交流電圧が同
時に印加された場合にステータ部40に現れる第1の定
在波振動の状態を示しており、この第1の定在波の振動
のピークと突起部62A,62Bとの相対位置は、図1
6(E)に示した第2実施例のものと同じとなる。従っ
て、突起部62A,62B上に楕円振動が発生し、2つ
のロータ部30A,30Bを左方向に回転駆動すること
ができる。
【0134】また、同図(F)は、A相とB′相の交流
電圧が同時に印加された場合にステータ部40に現れる
第2の定在波振動の状態を示しており、この第2の定在
波の振動のピークと突起部62A,62Bとの相対位置
も、図16(F)に示した第2実施例のものと同じとな
る。従って、突起部62A,62B上には反対方向の楕
円振動が発生し、ロータ部30A,30Bを右方向に逆
転駆動することができる。
【0135】このように、A相とB相の交流電圧を印加
することにより2つのロータ部30A,30Bを正転駆
動することができ、A相とB′相の交流電圧を印加する
ことにより2つのロータ部30A,30Bを逆転駆動す
ることができる。また、2つの圧電素子42,44は、
常に交流電圧が印加されて振動状態にあるため、効率よ
い回転駆動を行うことができる。
【0136】図24には、本実施例の変形例が示されて
いる。この変形例の特徴は、図24(A)に示すよう、
ロータ接触面60A上に設けられた複数の突起部62A
を圧電素子42の各分極領域Aの中央付近に位置させ、
他方のロータ接触面60Bに設けられた複数の突起部6
0Bを圧電素子44の各分極領域Bの中央付近に位置さ
せたことにある。
【0137】これにより、電極板46A,46Bに,A
相およびB相の単相交流電圧を同時に印加すると、ステ
ータ部40には図24(E)に示すよう、A相の振動と
B相の振動とを合成した第1の定在波振動が現れる。こ
の第1の定在波の振動のピークと、突起部62A,62
Bとの相対位置は、図18(E)に示した実施例と同じ
になる。従って、突起部62A,62B上には異なる方
向へ向けた2種類の楕円振動が発生し、2つのロータ部
30A,30Bを異なる方向に回転駆動することができ
る。
【0138】また、図24(F)は、A相とB´相の交
流電圧が同時に印加された場合にステータ部40に現れ
る第2の定在波振動の状態を表している。この第2の定
在波振動のピークと突起部62A,62Bとの相対位置
も図18(F)に示した実施例と同じになる。従って、
突起部62A,62B上には、図24(E)に示す場合
と逆方向の楕円振動が発生し、ロータ部30A,30B
を図24(E)と異なる方向に逆転駆動することができ
る。
【0139】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものでなく本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可
能である。
【0140】例えば、上述した各実施例では、電極板4
6と金属ブロック体50等の円周方向の位置決めを行う
必要がある。この位置決めの方法としては、例えば、カ
ラー56の外周部に溝を形成し、これに対向する電極板
46等に突起を設けるようにすればよい。図25は、図
12に示したステータ部40に位置決めの構成を追加し
た場合の構成を示す。カラー56の外周部には6本の溝
56aを形成し、この溝に対応した突起部51を電極板
46及び金属ブロック体50の各内周部に設ける。これ
らの溝56aと突起51を勘合させてステータ部40の
組み付けを行うことにより、電極板46のスリット部4
6cに対応した位置に金属ブロック体50端面に形成さ
れた突起部62を配置することができる。
【0141】また、上述した第1〜4実施例では、第1
の金属ブロック体50の端面に6個または12個の突起
部62を設ける場合を例にとって説明したが、電極板及
び圧電素子の分割数、分極数を変えてこの突起部の数を
変更するようにしてもよい。
【0142】また、前記実施例によれば、ブロック体5
0,52の連結固定に結合ボルト54を用いた場合を例
にとり説明したが、本発明では従来のランジュバン型超
音波モータのように、捩り振動を必要としないため、ボ
ルト以外の結合部材を用いてブロック体50,52を連
結固定するようにしてもよい。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれ
ば、、設計の自由度が大きく、構造が簡単で偏平化が可
能であり、2つのロータ部から回転出力を効率よく発生
でき、しかも必要に応じ双方向回転の可能な振動モータ
を提供することができる。
【0144】特に、本発明では、偏平形状のブロック体
を用いているため、振動モータ全体の偏平化、小型化を
図ることができる。
【0145】これに加えて、本発明によれば、ステータ
部に曲げ振動を発生させ、突起部上に直接楕円振動を発
生させることによりロータ部を駆動しているため、構造
が極めて簡単な振動モータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動モータの好適な第1実施例の
全体説明図である。
【図2】図1に示す振動モータのステータ部を示す平面
概略説明図である。
【図3】図2に示すステータ部の分解斜視図である。
【図4】第1実施例の楕円振動の発生状態を示す説明図
である。
【図5】第1実施例の動作原理の説明図である。
【図6】ステータ部に発生する曲げ振動の説明図であ
る。
【図7】ステータ部の振動モデルの一例を示す図であ
る。
【図8】図1に示す振動モータに用いられる制御回路の
ブロック図である。
【図9】振動モータにハウジング等を組み付けた実施例
の断面図である。
【図10】ステータ部に発生する曲げ振動とこの曲げ振
動の節の部分とを示す説明図である。
【図11】振動モータにハウジング等を組み付けた他の
一例の断面図である。
【図12】前記第1実施例のステータ部の変形例の分解
斜視図である。
【図13】図12に示すステータ部を用いた振動モータ
の動作原理の説明図である。
【図14】図12に示すステータ部を用いた振動モータ
の動作原理の説明図である。
【図15】実施例のステータ部の他の変形例の説明図で
ある。
【図16】本発明に係る振動モータの好適な第2実施例
の説明図である。
【図17】図16に示す振動モータの動作説明図であ
る。
【図18】図16に示す振動モータの変形例の説明図で
ある。
【図19】図18に示す変形例の動作説明図である。
【図20】第2実施例のステータ部の変形例を示す概略
説明図である。
【図21】第3実施例のステータ部の分解斜視図であ
る。
【図22】第3実施例の動作原理の説明図である。
【図23】本発明に係る振動モータの第4実施例の説明
図である。
【図24】前記第4実施例の変形例の説明図である。
【図25】カラーに溝を設けて電極板などの位置決めし
た場合の構成図である。
【図26】従来のボルト締めランジュバン型超音波モー
タの説明図である。
【符号の説明】
30A,30B ロータ部 40 ステータ部 42,44 圧電素子 43 絶縁板 46 第1の電極板 48 第2の電極板 50 第1の金属ブロック体 52 第2の金属ブロック体 54 結合ボルト 60A,60B ロータ接触面 62A,62B 突起部 80 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のロータ接触面を有するス
    テータ部と、 前記第1及び第2のロータ接触面と接触し回転駆動され
    る第1のロータ部及び第2のロータ部と、 を有する振動モータであって、 前記ステータ部は、 振動を発生させる圧電素子と、 前記圧電素子の表面に、ロータ部の回転方向に沿って所
    定の間隔毎に複数個の電圧印加領域を形成する電極と、 前記圧電素子を挟持するようその両側に取付け固定さ
    れ、その外側端面を前記第1及び第2のロータ接触面と
    する偏平形状の第1のブロック体および第2のブロック
    体と、 前記第1及び第2のロータ接触面に設けられた複数の突
    起部と、 を含み、前記圧電素子の電圧印加領域に交流電圧を印加
    することにより、前記各ブロック体の第1及び第2のロ
    ータ接触面に定在波を発生させ、前記定在波の腹と節の
    間に前記突起部を設けることにより、前記突起部に楕円
    振動を発生させ、この突起部に接する前記第1及び第2
    のロータ部を回転駆動することを特徴とする振動モー
    タ。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のロータ接触面を有するス
    テータ部と、 前記第1及び第2のロータ接触面と接触し回転駆動され
    る第1のロータ部及び第2のロータ部と、 を有する振動モータであって、 前記ステータ部は、 振動を発生させる圧電素子と、 前記圧電素子の表面に、ロータ部の回転方向に沿って複
    数個の電圧印加領域を形成する電極と、 前記圧電素子を挟持するようその両側に取付け固定さ
    れ、その外側端面を前記第1及び第2のロータ接触面と
    する偏平形状の第1のブロック体および第2のブロック
    体と、 前記第1及び第2のロータ接触面に設けられた複数の突
    起部と、 を含み、前記電極を介し圧電素子に印加する前記交流電
    圧の切替え制御により、前記各ブロック体の第1及び第
    2のロータ接触面に異なる位相の第1の定在波および第
    2の定在波を選択的に発生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、前記第1の定在波の腹と一方側の
    節の間に位置するとともに、前記第2の定在波の腹と他
    方側の節の間に位置するよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記圧電素子は、同一方向に分極形成され、 前記電極は、 前記圧電素子の表面にロータ部の回転方向に沿って形成
    された複数個の電圧印加領域を、1つおきに2つの電圧
    印加グループに分け選択的に単相交流電圧を印加するこ
    とにより、前記ブロック体の第1及び第2のロータ接触
    面に第1および第2の定在波振動を選択的に発生させる
    よう形成され、 前記複数の突起部は、 前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
    もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
    るよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記圧電素子は、 前記ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極形
    成され、 前記電極は、 前記圧電素子の各分極領域の表面を、複数相の電圧印加
    領域とするよう形成され、 前記電極の各電圧印加領域は、 同相電圧印加領域を1組とする複数組の電圧印加グルー
    プに分けられ、各電圧印加グループに選択的に単相交流
    電圧を印加することにより、前記ブロック体の第1及び
    第2のロータ接触面に第1および第2の定在波振動を選
    択的に発生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、 前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
    もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
    るよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記圧電素子は、 前記ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極形
    成され、 前記電極は、 前記圧電素子の各分極領域の表面を、複数相の電圧印加
    領域とするよう形成され、 前記電極の各電圧印加領域は、 各分極領域の同相電圧印加領域を1組とする複数組の電
    圧印加グループに分けられ、各電圧印加グループのそれ
    ぞれに同時に多相交流電圧を印加することにより、前記
    ブロック体の第1及び第2のロータ接触面に第1および
    第2の定在波振動を選択的に発生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、 前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
    もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
    るよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 前記圧電素子は、 ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極された
    複数個の圧電素子を含み、 前記複数の圧電素子は、 分極領域の位相がずれるように立体配置され、 前記電極は、 前記複数個の圧電素子のそれぞれに対応して設けられ、
    対応する圧電素子の各分極領域を電圧印加領域とする複
    数の電極を含み、前記複数の電極のいずれかに単相の交
    流電圧を印加することにより、前記ブロック体の第1及
    び第2のロータ接触面に第1および第2の定在波振動を
    選択的に発生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、 前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
    もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
    るよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 前記圧電素子は、 ロータ部の回転方向に沿って交互に逆向きに分極された
    複数個の圧電素子を含み、 前記複数の圧電素子は、 分極領域の位相がずれるように立体配置され、 前記電極は、 前記複数個の圧電素子のそれぞれに対応して設けられ、
    対応する圧電素子の各分極領域を電圧印加領域とする複
    数の電極を含み、前記複数の電極に多相の交流電圧を印
    加することにより、前記ブロック体の第1及び第2のロ
    ータ接触面に第1および第2の定在波振動を選択的に発
    生させるよう形成され、 前記複数の突起部は、 前記第1の定在波の腹と一方側の節の間に位置するとと
    もに、前記第2の定在波の腹と他方側の節の間に位置す
    るよう形成され、 印加する前記交流電圧を切替え制御し、発生する前記定
    在波を選択することにより、前記突起部に接する前記各
    ロータ部の回転方向を切替えることを特徴とする振動モ
    ータ。
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