JPH07108169B2 - 活魚の長期間の海陸一貫輸送用コンテナに使用する活魚水槽内の水面維持装置 - Google Patents

活魚の長期間の海陸一貫輸送用コンテナに使用する活魚水槽内の水面維持装置

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JPH07108169B2
JPH07108169B2 JP4141034A JP14103492A JPH07108169B2 JP H07108169 B2 JPH07108169 B2 JP H07108169B2 JP 4141034 A JP4141034 A JP 4141034A JP 14103492 A JP14103492 A JP 14103492A JP H07108169 B2 JPH07108169 B2 JP H07108169B2
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JP
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live fish
water
fish tank
opening
water surface
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豊澤義博
川野正輝
小峯一孝
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大阪商船三井船舶株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚介類を生きたまま活魚
水槽に入れた状態で長期間の海陸一貫輸送を行うコンテ
ナに使用するための活魚水槽内の水面維持等に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、活魚輸送には水槽付きトラックや
航空機が利用されており、輸送期間は2日程度の短期間
であった。また、長期間の輸送手段としては、いけす船
(活魚船)があるが、これは水質維持のため船底から海
水を引き込み、水を新陳代謝しながら航海するシステム
になっているので水温、水質が大きく変化する海域では
死魚の発生率が高くなり、主に内航、近海海域での輸送
に限定されていた。また、いけす船で輸送する場合は採
算上、その船の大きさに応じたまとまった活魚の量が必
要となり関係者にとっては甚だ扱いにくい面があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の輸送手
段の問題点を補完した長期間海陸一貫輸送を可能とする
新しい技術が必要となった。出願人においては、この種
の技術として既にFISHTEC(商標)コンテナの開
発を行ない、長期間活魚輸送の際の活魚生存技術とし
て、活魚水槽中の酸素濃度保持、水質浄化、温度管理、
殺菌、照明等の技術を開発したが、さらに活魚水槽内の
水面維持の必要性が問題となった。すなわち、従来の技
術だけでは、輸送時の動揺により、活魚水槽の上部より
溢水し、水面が低下し、活魚水槽の上部の排出口から酸
素濃度保持及び水中溶存二酸化炭素等の有害気体の放出
のために吹き込まれる酸素又は空気に起因するエアレー
ションによって浮上分離した汚濁物質(活魚の排泄物、
魚体表面の剥離したぬめり、うろこ、欠落した鰭、嘔吐
物等の微細懸濁有機物)の排出が不可能となり、水質悪
化を招くことに加え、水面が低下すると、水の動揺が激
しくなり、活魚を疲労させる原因ともなった。本発明の
解決しようとする課題は、活魚を長期間安全に輸送する
ために、浮上分離した汚濁物質等を有効に除去(放出)
しながら、活魚水槽内の水の余剰な流出を防ぎ、なお減
少する水を補給しながら活魚水槽内の水面を維持するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)活魚水槽の自由水
面面積を小さくして水の動揺を抑制するために、活魚水
槽の上部体積を小さくする。このために活魚水槽の上部
形状を錐体形にするか、または別置形の細長い小型の円
筒状の曝気槽を設ける。 (2)エアレーションによって浮上分離した汚濁物質及
び水中から放出した二酸化炭素等の有害気体を排除する
ために大気開口部を設け、この大気開口部にフロート弁
を設けて動揺時に水面が上昇した場合でも溢水すること
を防止する。なお外部から異物、雨水等が侵入すること
なく、汚濁物質が効果的に排出できるように、大気開口
部の形状を定める。 (3)低位置に設けた補給水タンクからポンプによって
常時水を活魚水槽に補給し、維持しようとする水面の位
置に設けたオーバーフロー管から余剰水を再び補給タン
クに戻すようにする配管系を設ける。
【0005】
【実施例】図1は本発明水面維持装置の第1の実施例
(水槽一体型水面維持装置)の説明図である。活魚水槽
1は、その上部に体積を小さくするための錐体形部材2
を備えている。活魚水槽1を配置した活魚輸送用コンテ
ナの床面5上に補給水タンク3及びポンプ4を配置す
る。ポンプ4によって補給水タンク3からの補給水を管
6,7を経て常時活魚水槽に送り、オーバーフロー管8
を経て補給水タンク3に戻す。この場合、ポンプ4を常
時駆動しないで、水面の位置を適当なセンサによって検
出し、水面の位置制御することも実験したが、故障が多
く実際の使用には適さなかったので、むしろポンプ4を
常時駆動するようにして、活魚水槽内の水面を、オーバ
ーフロー管の高さ位置に維持するようにした。
【0006】錐体形部材2の頂部に大気開口部9を設け
る。大気開口部の詳細を図3に示す。錐体形部材2の頂
部筒状壁10の内周に、開口11を備えた第1の板部材
12を、たとえば接着等により固定する。開口11に対
応する開口14を持つ第2の板部材15を、ボルト等の
適宜手段により板部材12に固定する。タキロンネット
(商標)のような、エアレーションによって浮上分離し
た泡状の汚濁物質、水中から放出する有害気体等を通過
させるネット部材13を、板部材12,15の間にはさ
み込んでいる。板部材15に、筒状部材16を接着等に
より固定する。筒状部材16の内部に球状のフロート弁
17が入れられ、通常はネット部材13により支えられ
ている。中空の逆コップ状部材22を設け、筒状部材1
6と共にフロート弁室23を形成する。逆コップ状部材
22は、筒状部材16に接着、プレスばめ等により取付
けられる筒状部分18と、錐体形部分19と、筒状部分
20とから成り、錐体形部分19と筒状部分20との連
結部に内方に突出するバルブシート21を設ける。活魚
水槽1内の水が動揺時にフロート弁室23内に入るとき
は、フロート弁17が上昇してバルブシート21に係合
し、バルブシートの開口をふさぎ溢水を防止する。
【0007】適宜な数の排出口24を持つ頂部筒状壁1
0の頂部のフランジ部分25にふた26をボルト等によ
り固定することにより、外部から異物、雨水等が、活魚
水槽1内に侵入するのを防止する。
【0008】図1及び図3に示す水槽一体型水面維持装
置の作用は次のとおりである。ポンプ4を常時駆動し
て、補給水タンク3からの補給水を管6,7を経て活魚
水槽1に送り、オーバーフロー管8を経て補給水タンク
に戻し、活魚水槽内の水面を、オーバーフロー管の高さ
により定まる一定の位置に維持する。酸素濃度保持のた
めに活魚水槽内に吹き込まれる酸素又は空気に起因する
エアレーションによって浮上分離する汚濁物質は泡状に
なって上昇する。そして泡状の汚濁物質はネット部材1
3を通過し、ネット部材13に支えられているフロート
弁17の周りを通過し、バルブシート21の開口を通っ
て頂部筒状壁10内に入り、排出口24を通って排出さ
れる。
【0009】活魚水槽1が動揺して、水面が上昇し、水
がネット部材13を通ってフロート弁室23内に入る
と、フロート弁17がネット部材13から離れて上昇
し、バルブシート21に係合してその開口をふさぐこと
により、溢水を防止する。溢水防止手段を持たない活魚
水槽1により長期間にわたり自立での輸送を行う場合に
は、溢水により散逸する水量が大きくなるため、補給水
タンク3内の水によつて補うことが出来なくなる危険が
ある。この場合水面が低下することとなり、頂部よりお
こなっている汚濁物質の排出が不可能となる。又更に、
溢水により散逸する水量が更に大きくなり、水面が活魚
水槽の上部に設けた錘体の底面に近づき又は底面を下回
ると、自由水面の面積が大きくなり、動揺を抑制するこ
とが出来なくなる。
【0010】図2は本発明水面維持装置の第2の実施例
(水槽別置型水面維持装置)の説明図である。活魚水槽
101の頂部は密閉されていて、連絡管108が頂部に
取付けられ、曝気槽111に連結されている。曝気槽1
11の頂部に、図3に示す大気開口部9に類似の大気開
口部109が設けられている。曝気槽111と補給水タ
ンク103との間にオーバーフロー管110が設けられ
ている。
【0011】ポンプ104を常時駆動して補給水タンク
103からの補給水を管106,107を経て活魚水槽
101に送り、連絡管108、曝気槽111及びオーバ
ーフロー管110を経て補給水タンク103に戻し、活
魚水槽101内を満水にすると共に曝気槽111内の水
面を、オーバーフロー管110の高さにより定まる一定
の位置に維持する。大気開口部109の構造、作用につ
いては、第1の実施例に関しての説明から明らかである
のでさらに説明を加える必要はないと考える。
【0012】第2の実施例においては、活魚水槽101
とは別体の曝気槽111を設けることによって、第1の
実施例の場合に大気開口部9から気泡病を防止する程度
には排出できるが、なお充分に排出しきれないで、ポン
プによって再び活魚水槽内に混入される、活魚に有害な
汚濁物質及び水中溶存二酸化炭素などの気泡が、活魚水
槽とは別体の曝気槽111においてエアレーション用の
空気又は酸素が大気に放出するに伴なって、充分に大気
開口部109を経て排出することができる。気泡は、活
魚の積極的な口からの水の摂取と共に魚体内に入りこ
み、腸、胃壁に付着し、気泡病にかかるために、活魚の
泳ぐ活魚水槽内への気泡の流入を防ぐことにより気泡病
を防止できる。この点において第2の実施例は、気泡だ
けでなく、溶解しなかった余剰の酸素、有害な窒素を
も、活魚水槽の外部の曝気槽において大気に放出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である水槽一体型水面維持
装置の説明図である。
【図2】本発明の第2実施例である水槽別置型水面維持
装置の説明図である。
【図3】図1に示す水面維持装置に設けた大気開口部の
拡大説明図である。
【符号の説明】
1,101 活魚水槽 2 錐体形部材 3,103 補給水タンク 4,104 ポンプ 6,7,106,107 管 8,110 オーバーフロー管 9,109 大気開口部 10 頂部筒状壁 108 連絡管 111 曝気槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)活魚輸送用コンテナ上に設置した
    活魚水槽と、 (ロ)前記活魚水槽内の水面の動揺を抑制する水面動揺
    抑制手段と、 (ハ)前記活魚水槽内に酸素濃度保持及び有害気体を水
    中から放出するために吹き込まれる酸素又は空気に起因
    するエアレーションによって浮上分離する泡状の汚濁物
    質及び水中から放出する有害気体を排出する排出手段
    と、 (ニ)前記排出手段に設けられ、前記活魚水槽の動揺時
    に、前記活魚水槽内の水が前記排出手段から溢水するの
    を防止する溢水防止手段と、 (ホ)前記活魚水槽内の水面を所定の高さに維持するた
    めに、補給水を前記活魚水槽内に供給し、前記活魚水槽
    の所定の高さ位置から排出して、補給水を循環させる補
    給水循環手段と、 を包含する、活魚水槽内の水面維持装置。
  2. 【請求項2】 前記水面動揺抑制手段が、前記活魚水槽
    の上部体積を小さくするように、前記活魚水槽の上部に
    形成した錐体形部材から成り、前記排出手段が、前記錐
    体形部材の頂部に設けた大気開口部から成り、この大気
    開口部を、(i)排出口を持つ前記錐体形部材の頂部筒
    状壁の内周に固定した、開口を持つ第1の板部材と、
    (ii)この板部材に固定され、前記開口に対応する開
    口を持つ第2の板部材と、(iii)この第2の板部材
    に固定された筒状部材と、(iv)この筒状部材に取付
    けられた中空の逆コップ状部材と、(v)異物、雨水等
    が前記頂部筒状壁内に侵入するのを防止するように、前
    記頂部筒状壁の頂部のフランジ部分に固定したふたとに
    より構成した、請求項1の活魚水槽内の水面維持装置。
  3. 【請求項3】 前記溢水防止手段が、(i)前記第1及
    び第2の板部材の間にはさまれ、前記泡状の汚濁物質、
    水中から放出する有害気体及び水を通過させるネット部
    材と、(ii)前記筒状部材内に収容され、前記ネット
    部材上に載置された球状のフロート弁と、(iii)前
    記逆コップ状部材の内方に突出し、開口を持ち、前記フ
    ロート弁が前記活魚水槽内の水の動揺により上昇する際
    に、このフロート弁に係合し、このフロート弁により前
    記開口がふさがれ、溢水を防止するようにしたバルブシ
    ートとから成る、請求項2の活魚水槽内の水面維持装
    置。
JP4141034A 1992-05-07 1992-05-07 活魚の長期間の海陸一貫輸送用コンテナに使用する活魚水槽内の水面維持装置 Expired - Lifetime JPH07108169B2 (ja)

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JPH0662707A JPH0662707A (ja) 1994-03-08
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