JPH07108663A - 二軸配向積層ポリエステルフイルム - Google Patents
二軸配向積層ポリエステルフイルムInfo
- Publication number
- JPH07108663A JPH07108663A JP27784793A JP27784793A JPH07108663A JP H07108663 A JPH07108663 A JP H07108663A JP 27784793 A JP27784793 A JP 27784793A JP 27784793 A JP27784793 A JP 27784793A JP H07108663 A JPH07108663 A JP H07108663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- layer
- polyester film
- biaxially oriented
- laminated polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも2層積層構造からなる二軸配向積
層ポリエステルフイルムであって、少なくとも一方の最
表層(A)に、粒径比が1.4以上の非球形粒子を含有
することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフイル
ム。 【効果】 少なくとも一方の最表層(A)に特定粒径比
以上の非球形粒子を含有させ、該非球形粒子により層
(A)の表面に均一かつ削れにくい突起を形成して、所
望の表面粗さ形態とすることができるので、高速での優
れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体用としての優れ
た電磁変換特性を発揮することができる。
層ポリエステルフイルムであって、少なくとも一方の最
表層(A)に、粒径比が1.4以上の非球形粒子を含有
することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフイル
ム。 【効果】 少なくとも一方の最表層(A)に特定粒径比
以上の非球形粒子を含有させ、該非球形粒子により層
(A)の表面に均一かつ削れにくい突起を形成して、所
望の表面粗さ形態とすることができるので、高速での優
れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体用としての優れ
た電磁変換特性を発揮することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向積層ポリエス
テルフイルムに関し、特に削り取られにくい、ビデオテ
ープ用基材等として最適な表面突起の形成が可能なフイ
ルムに関する。
テルフイルムに関し、特に削り取られにくい、ビデオテ
ープ用基材等として最適な表面突起の形成が可能なフイ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリエステルフイルム、たとえ
ばビデオテープの基材として用いることのできる二軸配
向ポリエステルフイルムとしては、ポリエステルにコロ
イド状シリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子を含
有せしめたフイルムが知られている(たとえば特開昭5
9−171623号公報)。
ばビデオテープの基材として用いることのできる二軸配
向ポリエステルフイルムとしては、ポリエステルにコロ
イド状シリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子を含
有せしめたフイルムが知られている(たとえば特開昭5
9−171623号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フイルムの加
工工程、特に磁気媒体用途における磁性層塗布・カレン
ダー及び巻取、カセット組み込み工程などの工程速度の
増大に伴い、接触するロールやガイドでフイルム表面、
とくに微小凹凸を有するフイルム表面が削り取られやす
いという欠点があった。また、従来のものでは、高速磁
界転写などによるダビングの増速化にともない、ダビン
グ時の画質低下のために、画質すなわちS/N(シグナ
ル/ノイズ比)も不十分という欠点があった。
工工程、特に磁気媒体用途における磁性層塗布・カレン
ダー及び巻取、カセット組み込み工程などの工程速度の
増大に伴い、接触するロールやガイドでフイルム表面、
とくに微小凹凸を有するフイルム表面が削り取られやす
いという欠点があった。また、従来のものでは、高速磁
界転写などによるダビングの増速化にともない、ダビン
グ時の画質低下のために、画質すなわちS/N(シグナ
ル/ノイズ比)も不十分という欠点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決し、高速工
程でフイルム表面が削り取られにくく(以下高速削れ性
に優れるという)、かつ磁気媒体用途とした時にダビン
グ時等の画質低下の少ない、つまり電磁変換特性のよい
(以下電磁変換特性に優れるという)ビデオテープ用基
材として最適な二軸配向積層ポリエステルフイルムを提
供することを目的とする。
程でフイルム表面が削り取られにくく(以下高速削れ性
に優れるという)、かつ磁気媒体用途とした時にダビン
グ時等の画質低下の少ない、つまり電磁変換特性のよい
(以下電磁変換特性に優れるという)ビデオテープ用基
材として最適な二軸配向積層ポリエステルフイルムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
二軸配向積層ポリエステルフイルムは、少なくとも2層
積層構造からなる二軸配向積層ポリエステルフイルムで
あって、少なくとも一方の最表層(A)に、粒径比が
1.4以上の非球形粒子を含有するものから成る。
二軸配向積層ポリエステルフイルムは、少なくとも2層
積層構造からなる二軸配向積層ポリエステルフイルムで
あって、少なくとも一方の最表層(A)に、粒径比が
1.4以上の非球形粒子を含有するものから成る。
【0006】まず、本発明のポリエステルフイルムは少
なくとも2層積層構造である必要がある。2層以上であ
れば3層でも、4層でも、さらにはそれ以上の積層構造
であってもよい。積層構造とすることによって、少なく
とも一方の最表層(A)の表面を、高速削れ性と電磁変
換特性との両方をともに満足させることが可能となる。
なくとも2層積層構造である必要がある。2層以上であ
れば3層でも、4層でも、さらにはそれ以上の積層構造
であってもよい。積層構造とすることによって、少なく
とも一方の最表層(A)の表面を、高速削れ性と電磁変
換特性との両方をともに満足させることが可能となる。
【0007】次に、本発明のポリエステルフイルムは、
これを構成する上記各層の少なくとも一層が二軸に配向
している必要がある。2層以上の積層構造の内、全部の
層が二軸に配向していると特に好ましい。全ての層が無
配向や一軸配向では本発明の特性を満足することはでき
ない。
これを構成する上記各層の少なくとも一層が二軸に配向
している必要がある。2層以上の積層構造の内、全部の
層が二軸に配向していると特に好ましい。全ての層が無
配向や一軸配向では本発明の特性を満足することはでき
ない。
【0008】本発明を構成するポリエステルは特に限定
されないが、エチレンテレフタレート、エチレンα,β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジ
カルボキシレート、エチレン2,6─ナフタレート単位
から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分
とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタレ
ートを主要構成成分とするポリエステルの場合が特に好
ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以上
のポリエステルを混合しても良いし、共重合ポリマを用
いても良い。
されないが、エチレンテレフタレート、エチレンα,β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジ
カルボキシレート、エチレン2,6─ナフタレート単位
から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分
とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタレ
ートを主要構成成分とするポリエステルの場合が特に好
ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以上
のポリエステルを混合しても良いし、共重合ポリマを用
いても良い。
【0009】本発明のポリエステルフイルムは、少なく
とも一方の最表層(A)に、粒径比が1.4以上の非球
形粒子を含有している。この非球形粒子は、後述の如
く、粒子の長径の平均値と短径の平均値との比である粒
径比が1.4以上のものであり、偏平な形状を有するも
のである。このような偏平な粒子は、球形の粒子に比
べ、脱落する際の抵抗が大きいため、フイルム表面から
脱落しにくい。したがって、この偏平な粒子自身、さら
には、該粒子によって形成されたフイルム表面突起の、
耐削れ性、とくに高速削れ性が向上される。とくに、粒
子の偏平形状における偏平方向がフイルムの配向方向で
あると、つまり、偏平な粒子がフイルム配向方向にねて
いると、脱落しにくく、削り取られにくいフイルム表面
が形成される。
とも一方の最表層(A)に、粒径比が1.4以上の非球
形粒子を含有している。この非球形粒子は、後述の如
く、粒子の長径の平均値と短径の平均値との比である粒
径比が1.4以上のものであり、偏平な形状を有するも
のである。このような偏平な粒子は、球形の粒子に比
べ、脱落する際の抵抗が大きいため、フイルム表面から
脱落しにくい。したがって、この偏平な粒子自身、さら
には、該粒子によって形成されたフイルム表面突起の、
耐削れ性、とくに高速削れ性が向上される。とくに、粒
子の偏平形状における偏平方向がフイルムの配向方向で
あると、つまり、偏平な粒子がフイルム配向方向にねて
いると、脱落しにくく、削り取られにくいフイルム表面
が形成される。
【0010】この非球形粒子の種類は、特に限定されな
いが、比較的粒径比をコントロールしやすいシリカ粒子
等が好適である。非球形粒子の平均粒径も、特に限定さ
れないが、最表層(A)に含有させて効率よく表面突起
形成に役立たせるために、0.05〜3.0μmの範囲
が好ましい。
いが、比較的粒径比をコントロールしやすいシリカ粒子
等が好適である。非球形粒子の平均粒径も、特に限定さ
れないが、最表層(A)に含有させて効率よく表面突起
形成に役立たせるために、0.05〜3.0μmの範囲
が好ましい。
【0011】また、非球形粒子含有によってフイルム表
面に目標とする突起が形成されるが、最表層(A)に該
非球形粒子を集中的に含有させて、効率よくかつ効果的
に所望の表面突起を形成させるには、非球形粒子の平均
粒径dと粒子含有層(A)の厚みtとの関係が、0.2
d≦t≦10dであることが好ましい。
面に目標とする突起が形成されるが、最表層(A)に該
非球形粒子を集中的に含有させて、効率よくかつ効果的
に所望の表面突起を形成させるには、非球形粒子の平均
粒径dと粒子含有層(A)の厚みtとの関係が、0.2
d≦t≦10dであることが好ましい。
【0012】本発明のポリエステルフイルムは、上述の
如く、少なくとも一方の最表層(A)に非球形粒子を含
有するものであるが、この層(A)には、他の粒子が含
有されていてもよい。適切な他の粒子も併用して含有さ
せることにより、高速削れ性、電磁変換特性を一層向上
させることが可能である。また、フイルム表面の地肌を
より強固にすることができる。
如く、少なくとも一方の最表層(A)に非球形粒子を含
有するものであるが、この層(A)には、他の粒子が含
有されていてもよい。適切な他の粒子も併用して含有さ
せることにより、高速削れ性、電磁変換特性を一層向上
させることが可能である。また、フイルム表面の地肌を
より強固にすることができる。
【0013】層(A)に含有される併用粒子としては、
たとえば、一次粒径が5〜200nm、好ましくは10
〜100nmのα型アルミナ、γ型アルミナ、δ型アル
ミナ、θ型アルミナ、ジルコニア、シリカ、チタン粒子
から選ばれる凝集した粒子Aが好ましく、含有量として
は、0.05〜2重量%、好ましくは0.1〜1重量%
が好ましい。
たとえば、一次粒径が5〜200nm、好ましくは10
〜100nmのα型アルミナ、γ型アルミナ、δ型アル
ミナ、θ型アルミナ、ジルコニア、シリカ、チタン粒子
から選ばれる凝集した粒子Aが好ましく、含有量として
は、0.05〜2重量%、好ましくは0.1〜1重量%
が好ましい。
【0014】また、層(A)に含有される他の併用粒子
として、平均粒径が0.05〜3.0μm、好ましくは
0.1〜2μm、さらに好ましくは0.2〜1μmの炭
酸カルシウム粒子、単分散シリカ粒子、ジビニルベンゼ
ン粒子、シリコーン粒子から選ばれる粒子が好ましく、
含有量としては0.05〜10重量%、好ましくは、
0.1〜5重量%が好ましい。
として、平均粒径が0.05〜3.0μm、好ましくは
0.1〜2μm、さらに好ましくは0.2〜1μmの炭
酸カルシウム粒子、単分散シリカ粒子、ジビニルベンゼ
ン粒子、シリコーン粒子から選ばれる粒子が好ましく、
含有量としては0.05〜10重量%、好ましくは、
0.1〜5重量%が好ましい。
【0015】上記のような粒子を層(A)に非球形粒子
と併用して含有させることにより、前述の如く、高速削
れ性、電磁変換特性を、非球形粒子のみの場合に比べ、
さらに一層向上させることが可能となる。
と併用して含有させることにより、前述の如く、高速削
れ性、電磁変換特性を、非球形粒子のみの場合に比べ、
さらに一層向上させることが可能となる。
【0016】本発明フイルムにおいては、高速削れ性、
電磁変換特性の点から、特に限定されないが、層(A)
の厚みは0.1〜5μm、好ましくは0.2〜4μmで
ある。
電磁変換特性の点から、特に限定されないが、層(A)
の厚みは0.1〜5μm、好ましくは0.2〜4μmで
ある。
【0017】本発明フイルムにおいては、主に前述の非
球形粒子によって形成される層(A)の表面の突起に関
しては、その表面粗さパラメータP10が350nm以
下、好ましくは300nm以下であることが好ましい。
この値よりも大きいと、高速削れ性が低下するととも
に、電磁変換特性が低下するおそれがある。
球形粒子によって形成される層(A)の表面の突起に関
しては、その表面粗さパラメータP10が350nm以
下、好ましくは300nm以下であることが好ましい。
この値よりも大きいと、高速削れ性が低下するととも
に、電磁変換特性が低下するおそれがある。
【0018】また、上記層(A)の表面の突起の高さに
関しては、その突起高さ分布の相対標準偏差が1.2以
下、好ましくは1.0以下であることが好ましい。この
値よりも大きいと、望ましくない粗大突起が存在し、そ
の部分が削り取られやすくなって高速削れ性が低下する
とともに、電磁変換特性も低下するおそれがある。
関しては、その突起高さ分布の相対標準偏差が1.2以
下、好ましくは1.0以下であることが好ましい。この
値よりも大きいと、望ましくない粗大突起が存在し、そ
の部分が削り取られやすくなって高速削れ性が低下する
とともに、電磁変換特性も低下するおそれがある。
【0019】なお、本発明のフイルム中には、本発明の
目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドして
もよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸
収剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されて
いてもよい。
目的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドして
もよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸
収剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されて
いてもよい。
【0020】また、本発明の積層ポリエステルフイルム
の層(A)のポリマIVは、0.4〜0.9の範囲であ
ると高速削れ性をより一層良好とするので特に好まし
い。さらに隣接する層とのポリマIVの差が0.1以内
であるとより一層高速削れ性が良好となるので非常に好
ましい。
の層(A)のポリマIVは、0.4〜0.9の範囲であ
ると高速削れ性をより一層良好とするので特に好まし
い。さらに隣接する層とのポリマIVの差が0.1以内
であるとより一層高速削れ性が良好となるので非常に好
ましい。
【0021】次に本発明フイルムの製造方法について説
明する。まず、ポリエステルに非球形粒子を含有せしめ
る方法としては、例えばジオール成分であるエチレング
リコールにスラリーの形で分散せしめ、このエチレング
リコールを所定のジカルボン酸成分と重合せしめる方法
が好ましい。非球形粒子を添加する際には、例えば、粒
子を合成時に得られる水ゾルやアルコールゾルを一旦乾
燥させることなく添加すると粒子の分散性が非常によ
く、高速削れ性、電磁変換特性を共に良好とすることが
できる。また非球形粒子の水スラリーを直接所定のポリ
エステルペレットと混合し、ベント方式の2軸混練押出
機に供給しポリエステルに練り込む方法も本発明の効果
をより一層良好とするのに非常に有効である。粒子の含
有量を調節する方法としては、上記方法で高濃度の粒子
マスターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的に
含有しないポリエステルで希釈して粒子の含有量を調節
する方法が有効である。
明する。まず、ポリエステルに非球形粒子を含有せしめ
る方法としては、例えばジオール成分であるエチレング
リコールにスラリーの形で分散せしめ、このエチレング
リコールを所定のジカルボン酸成分と重合せしめる方法
が好ましい。非球形粒子を添加する際には、例えば、粒
子を合成時に得られる水ゾルやアルコールゾルを一旦乾
燥させることなく添加すると粒子の分散性が非常によ
く、高速削れ性、電磁変換特性を共に良好とすることが
できる。また非球形粒子の水スラリーを直接所定のポリ
エステルペレットと混合し、ベント方式の2軸混練押出
機に供給しポリエステルに練り込む方法も本発明の効果
をより一層良好とするのに非常に有効である。粒子の含
有量を調節する方法としては、上記方法で高濃度の粒子
マスターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的に
含有しないポリエステルで希釈して粒子の含有量を調節
する方法が有効である。
【0022】次にこのポリエステルのペレットを用いて
2層以上の積層構造をもったポリエステルフイルムとす
る。上記の方法にて得られたポリエステルのペレットを
所定の割合で混合し、乾燥したのち、公知の溶融積層用
押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出
し、キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸
フイルムを作る。すなわち、2台、またはそれ以上の押
出機、2層以上のマニホールドまたは合流ブロック(例
えば角型合流部を有する合流ブロック)を用いて積層
し、口金から2層以上のシートを押し出し、キャスティ
ングロールで冷却して未延伸フイルムを作る。この場
合、ポリマ流路にスタティックミキサー、ギヤポンプを
設置する方法は有効である。また、内部粒子含有層側の
ポリマーを押出す押出機の溶融温度を他方より5〜10
℃低くすることが、有効である。
2層以上の積層構造をもったポリエステルフイルムとす
る。上記の方法にて得られたポリエステルのペレットを
所定の割合で混合し、乾燥したのち、公知の溶融積層用
押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出
し、キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸
フイルムを作る。すなわち、2台、またはそれ以上の押
出機、2層以上のマニホールドまたは合流ブロック(例
えば角型合流部を有する合流ブロック)を用いて積層
し、口金から2層以上のシートを押し出し、キャスティ
ングロールで冷却して未延伸フイルムを作る。この場
合、ポリマ流路にスタティックミキサー、ギヤポンプを
設置する方法は有効である。また、内部粒子含有層側の
ポリマーを押出す押出機の溶融温度を他方より5〜10
℃低くすることが、有効である。
【0023】次にこの未延伸フイルムを二軸延伸し、二
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.5〜6.5倍で行なう方法は特に好まし
い。長手方向延伸温度はポリエステルの種類によって異
なり一概には言えないが、通常、その1段目を50〜1
30℃とし、2段目以降はそれより高くすることが有効
である。長手方向延伸速度は5000〜50000%/
分の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステ
ンタを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0
〜6.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、
1000〜20000%/分、温度は80〜160℃の
範囲が好適である。次にこの延伸フイルムを熱処理す
る。この場合の熱処理温度は170〜220℃、特に1
80〜200℃、時間は0.2〜20秒の範囲が好適で
ある。
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.5〜6.5倍で行なう方法は特に好まし
い。長手方向延伸温度はポリエステルの種類によって異
なり一概には言えないが、通常、その1段目を50〜1
30℃とし、2段目以降はそれより高くすることが有効
である。長手方向延伸速度は5000〜50000%/
分の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステ
ンタを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0
〜6.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、
1000〜20000%/分、温度は80〜160℃の
範囲が好適である。次にこの延伸フイルムを熱処理す
る。この場合の熱処理温度は170〜220℃、特に1
80〜200℃、時間は0.2〜20秒の範囲が好適で
ある。
【0024】[物性の測定方法ならびに効果の評価方
法]本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は
次の通りである。 (1)粒子の平均粒径 フイルムからポリマをプラズマ低温灰化処理法で除去
し、粒子を露出させる。処理条件はポリマは灰化される
が粒子は極力ダメージを受けない条件を選択する。その
粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子画像
をイメージアナライザで処理する。SEMの倍率はおよ
そ2000〜10000倍、また、1回の測定での視野
は1辺がおよそ10〜50μmから適宜選択する。観察
箇所をかえて粒子数5000個以上で粒径とその体積分
率から、次式で体積平均径dを得る。 d=Σdi・Nvi ここで、diは粒径、Nviはその体積分率である。粒
子がプラズマ低温灰化処理法で大幅にダメージを受ける
場合には、以下の方法を用いても良い。フイルム断面を
透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、3000〜100
000倍で観察する。TEMの切片厚さは約1000オ
ングストロームとし、場所をかえて500視野以上測定
し、上記式から体積平均径dを求める。
法]本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は
次の通りである。 (1)粒子の平均粒径 フイルムからポリマをプラズマ低温灰化処理法で除去
し、粒子を露出させる。処理条件はポリマは灰化される
が粒子は極力ダメージを受けない条件を選択する。その
粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子画像
をイメージアナライザで処理する。SEMの倍率はおよ
そ2000〜10000倍、また、1回の測定での視野
は1辺がおよそ10〜50μmから適宜選択する。観察
箇所をかえて粒子数5000個以上で粒径とその体積分
率から、次式で体積平均径dを得る。 d=Σdi・Nvi ここで、diは粒径、Nviはその体積分率である。粒
子がプラズマ低温灰化処理法で大幅にダメージを受ける
場合には、以下の方法を用いても良い。フイルム断面を
透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、3000〜100
000倍で観察する。TEMの切片厚さは約1000オ
ングストロームとし、場所をかえて500視野以上測定
し、上記式から体積平均径dを求める。
【0025】(2)粒子の含有量 ポリエステルは溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択
し、粒子をポリエステルから遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
し、粒子をポリエステルから遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
【0026】(3)粒径比 上記(1)の測定において個々の粒子の長径の平均値/
短径の平均値の比である。すなわち、下式で求められ
る。 長径=ΣD1i /N 短径=ΣD2i /N D1i 、D2i はそれぞれ個々の粒子の長径(最大
径)、短径(最短径)、Nは総個数である。
短径の平均値の比である。すなわち、下式で求められ
る。 長径=ΣD1i /N 短径=ΣD2i /N D1i 、D2i はそれぞれ個々の粒子の長径(最大
径)、短径(最短径)、Nは総個数である。
【0027】(4)フイルム積層厚み 表面からエッチングしながらXPS(X線光電子光
法)、IR(赤外分光法)あるいはコンフォーカル顕微
鏡などで、その粒子濃度のデプスプロファイルを測定す
る。片面に積層したフイルムにおける表層では、表面と
いう界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざかるに
つれて粒子濃度は高くなる。本発明の片面に積層したフ
イルムの場合は、深さ[I]で一旦極大値となった粒子
濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線をもとに極
大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II](ここで、
II>I)を積層厚さとした。さらに、無機粒子などが
含有されている場合には、二次イオン質量分析装置(S
IMS)を用いて、フイルム中の粒子のうち最も高濃度
の粒子の起因する元素とポリエステルの炭素元素の濃度
比(M+ /C+ )を粒子濃度とし、ポリエステルA層の
表面からの深さ(厚さ)方向の分析を行う。そして上記
同様の手法から積層厚さを得る。なお、フイルム断面観
察あるいは薄膜段差測定機などによって求めることもで
きる。
法)、IR(赤外分光法)あるいはコンフォーカル顕微
鏡などで、その粒子濃度のデプスプロファイルを測定す
る。片面に積層したフイルムにおける表層では、表面と
いう界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざかるに
つれて粒子濃度は高くなる。本発明の片面に積層したフ
イルムの場合は、深さ[I]で一旦極大値となった粒子
濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線をもとに極
大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II](ここで、
II>I)を積層厚さとした。さらに、無機粒子などが
含有されている場合には、二次イオン質量分析装置(S
IMS)を用いて、フイルム中の粒子のうち最も高濃度
の粒子の起因する元素とポリエステルの炭素元素の濃度
比(M+ /C+ )を粒子濃度とし、ポリエステルA層の
表面からの深さ(厚さ)方向の分析を行う。そして上記
同様の手法から積層厚さを得る。なお、フイルム断面観
察あるいは薄膜段差測定機などによって求めることもで
きる。
【0028】(5)表面突起の高さ分布の標準偏差 2検出器方式の走査型電子顕微鏡[ESM−3200、
エリオニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、
エリオニクス(株)製]においてフイルム表面の平坦面
の高さを0として走査したときの突起の高さ測定値を画
像処理装置[IBAS2000、カールツァイス(株)
製]に送り、画像処理装置上にフイルム表面突起画像を
再構築する。次に、この表面突起画像で突起部分を2値
化して得られた個々の突起の面積から円相当径を求めこ
れをその突起の平均径とする。また、この2値化された
個々の突起部分の中で最も高い値をその突起の高さと
し、これを個々の突起について求める。この測定を場所
をかえて500回繰返し、測定された突起についてその
高さ分布を正規分布(高さ0の点を中心とする正規分
布)とみなして最小2乗法で近似して高さ分布の標準偏
差を求めた。また走査型電子顕微鏡の倍率は、1000
〜8000倍の間を選択する。
エリオニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、
エリオニクス(株)製]においてフイルム表面の平坦面
の高さを0として走査したときの突起の高さ測定値を画
像処理装置[IBAS2000、カールツァイス(株)
製]に送り、画像処理装置上にフイルム表面突起画像を
再構築する。次に、この表面突起画像で突起部分を2値
化して得られた個々の突起の面積から円相当径を求めこ
れをその突起の平均径とする。また、この2値化された
個々の突起部分の中で最も高い値をその突起の高さと
し、これを個々の突起について求める。この測定を場所
をかえて500回繰返し、測定された突起についてその
高さ分布を正規分布(高さ0の点を中心とする正規分
布)とみなして最小2乗法で近似して高さ分布の標準偏
差を求めた。また走査型電子顕微鏡の倍率は、1000
〜8000倍の間を選択する。
【0029】(6)表面粗さパラメータP10 光干渉式3次元表面解析装置(WYKO社製TOPO−
3D、対物レンズ:40〜200倍、高解像度カメラ使
用が有効)を用いて、画像処理装置上にフイルム表面突
起画像を構築する。この表面突起画像で突起部分の最も
高い値から10点について平均をP10と定義した。2
0回の測定の平均値をもって値とした(単位nm)。
3D、対物レンズ:40〜200倍、高解像度カメラ使
用が有効)を用いて、画像処理装置上にフイルム表面突
起画像を構築する。この表面突起画像で突起部分の最も
高い値から10点について平均をP10と定義した。2
0回の測定の平均値をもって値とした(単位nm)。
【0030】(7)ポリマIV o−クロロフェノールを溶媒として25℃にて測定し
た。
た。
【0031】(8)高速削れ性 フイルムを1/2インチ幅のテープ状にスリットしたも
のに角度90°で片刃を押しあて、0.5mm押し込ん
で200m走行させる(速度:200m/min、張
力:100g)。片刃に削りとられた粉の付着高さを顕
微鏡で読み取り、削れ量(μm)とした。この削れ量が
180μm以下の場合耐削れ性が良好、それを越える場
合耐削れ性が不良である。
のに角度90°で片刃を押しあて、0.5mm押し込ん
で200m走行させる(速度:200m/min、張
力:100g)。片刃に削りとられた粉の付着高さを顕
微鏡で読み取り、削れ量(μm)とした。この削れ量が
180μm以下の場合耐削れ性が良好、それを越える場
合耐削れ性が不良である。
【0032】(9)電磁変換特性 フイルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダー装置(スチールロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダー処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テープ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。 (磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄 : 100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 : 10重量部 ・ポリウレタンエラストマ : 10重量部 ・ポリイソシアネート : 5重量部 ・レシチン : 1重量部 ・メチルエチルケトン : 75重量部 ・メチルイソプチルケトン : 75重量部 ・トルエン : 75重量部 ・カーボンブラック : 2重量部 ・ラウリン酸 : 1.5重量部 このテープに家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラービデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定し
た。
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダー装置(スチールロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダー処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テープ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。 (磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄 : 100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 : 10重量部 ・ポリウレタンエラストマ : 10重量部 ・ポリイソシアネート : 5重量部 ・レシチン : 1重量部 ・メチルエチルケトン : 75重量部 ・メチルイソプチルケトン : 75重量部 ・トルエン : 75重量部 ・カーボンブラック : 2重量部 ・ラウリン酸 : 1.5重量部 このテープに家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラービデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定し
た。
【0033】
【実施例】次に実施例に基づき、本発明の実施態様を説
明する。 実施例1(表1) 平均粒径0.5μm、粒径比1.5の非球形シリカ粒
子、および併用粒子として平均一次径0.04μm、平
均二次径(凝集した状態での径)0.3μmのジルコニ
ア粒子を含有したペレットを50重量部、さらに粒子を
含有しないポリエチレンテレフタレートのペレットを5
0重量部混ぜ合わせ、非球形シリカ粒子の含有量が0.
5重量%となるように調製してベント式二軸混練押出機
1に供給し、280℃で溶解した(ポリマI)。更に、
もう一台の押出機2を用意し、実質的に粒子を含有しな
いペレットを180℃で3時間減圧乾燥(3Torr)
し、押出機2に供給して290℃で溶解した(ポリマI
I)。この2つのポリマを、それぞれ高精度濾過した
後、矩形積層部を備えた3層合流ブロックにて、基層部
(B)にポリマIIを、両表層部(A)にポリマIがくる
ようにA/B/Aの3層に積層し、フィッシュテール型
の口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャ
スト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラム
に巻きつけて冷却固化し、厚さ約160μmの未延伸フ
イルムを作った。この時のドラフト比は6.5であっ
た。
明する。 実施例1(表1) 平均粒径0.5μm、粒径比1.5の非球形シリカ粒
子、および併用粒子として平均一次径0.04μm、平
均二次径(凝集した状態での径)0.3μmのジルコニ
ア粒子を含有したペレットを50重量部、さらに粒子を
含有しないポリエチレンテレフタレートのペレットを5
0重量部混ぜ合わせ、非球形シリカ粒子の含有量が0.
5重量%となるように調製してベント式二軸混練押出機
1に供給し、280℃で溶解した(ポリマI)。更に、
もう一台の押出機2を用意し、実質的に粒子を含有しな
いペレットを180℃で3時間減圧乾燥(3Torr)
し、押出機2に供給して290℃で溶解した(ポリマI
I)。この2つのポリマを、それぞれ高精度濾過した
後、矩形積層部を備えた3層合流ブロックにて、基層部
(B)にポリマIIを、両表層部(A)にポリマIがくる
ようにA/B/Aの3層に積層し、フィッシュテール型
の口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャ
スト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラム
に巻きつけて冷却固化し、厚さ約160μmの未延伸フ
イルムを作った。この時のドラフト比は6.5であっ
た。
【0034】この未延伸フイルムを長手方向に3段階に
分け、123℃で1.2倍、126℃で1.45倍、1
14℃で2.3倍それぞれ延伸した。この一軸フイルム
をステンタを用いて幅方向に2段階に分け、111℃で
3.7倍、113℃で1.2倍延伸し、定長下で200
℃にて5秒間熱処理し、厚さ14μmのフイルムを得
た。二軸延伸フイルムの積層厚み比は、A層/B層/A
層が1/12/1(μm)であった。また、表面粗さパ
ラメータP10は150で、突起高さ分布の相対標準偏
差は0.8であった。
分け、123℃で1.2倍、126℃で1.45倍、1
14℃で2.3倍それぞれ延伸した。この一軸フイルム
をステンタを用いて幅方向に2段階に分け、111℃で
3.7倍、113℃で1.2倍延伸し、定長下で200
℃にて5秒間熱処理し、厚さ14μmのフイルムを得
た。二軸延伸フイルムの積層厚み比は、A層/B層/A
層が1/12/1(μm)であった。また、表面粗さパ
ラメータP10は150で、突起高さ分布の相対標準偏
差は0.8であった。
【0035】このフイルムの電磁変換特性、高速削れ性
を測定した結果、ともに良好であった。このように、少
なくとも一方の層(A)に非球形粒子を含有させる本発
明の構成とした場合には、電磁変換特性、高速削れ性と
もに良好なフイルムとすることができる。
を測定した結果、ともに良好であった。このように、少
なくとも一方の層(A)に非球形粒子を含有させる本発
明の構成とした場合には、電磁変換特性、高速削れ性と
もに良好なフイルムとすることができる。
【0036】実施例2〜3、比較例1〜3(表1) 実施例1と同様にして、二軸配向ポリエステルフイルム
を作成した。実施例2、3においては、非球形シリカ粒
子に加え、それぞれ表1に示す併用粒子を層(A)に添
加した。実施例3においては、併用粒子は含有させず、
かつ、A/Bの二層積層構成とした。表1に示すよう
に、非球形粒子含有の有無、つまり含有粒子の粒径比が
本発明の範囲内でない場合には、電磁変換特性、高速削
れ性ともに良好なフイルムとすることができなかった。
を作成した。実施例2、3においては、非球形シリカ粒
子に加え、それぞれ表1に示す併用粒子を層(A)に添
加した。実施例3においては、併用粒子は含有させず、
かつ、A/Bの二層積層構成とした。表1に示すよう
に、非球形粒子含有の有無、つまり含有粒子の粒径比が
本発明の範囲内でない場合には、電磁変換特性、高速削
れ性ともに良好なフイルムとすることができなかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイ
ルムによれば、2層以上の積層構造とし、少なくとも一
方の最表層(A)に特定粒径比以上の非球形粒子を含有
させ、該非球形粒子により層(A)の表面に均一かつ削
れにくい突起を形成して、所望の表面粗さ形態とするこ
とができるので、高速での優れた耐削れ性を発揮させつ
つ、磁気媒体用としての優れた電磁変換特性を発揮する
ことができる。
ルムによれば、2層以上の積層構造とし、少なくとも一
方の最表層(A)に特定粒径比以上の非球形粒子を含有
させ、該非球形粒子により層(A)の表面に均一かつ削
れにくい突起を形成して、所望の表面粗さ形態とするこ
とができるので、高速での優れた耐削れ性を発揮させつ
つ、磁気媒体用としての優れた電磁変換特性を発揮する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 9:00
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも2層積層構造からなる二軸配
向積層ポリエステルフイルムであって、少なくとも一方
の最表層(A)に、粒径比が1.4以上の非球形粒子を
含有することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフ
イルム。 - 【請求項2】 前記非球形粒子がシリカ粒子である請求
項1の二軸配向積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項3】 前記非球形粒子の平均粒径が0.05〜
3.0μmの範囲内にある請求項1又は2の二軸配向積
層ポリエステルフイルム。 - 【請求項4】 前記非球形粒子の平均粒径dと前記層
(A)の厚みtとの関係が、0.2d≦t≦10dであ
る請求項1ないし3のいずれかに記載の二軸配向積層ポ
リエステルフイルム。 - 【請求項5】 前記層(A)に、前記非球形粒子とは別
に、α型アルミナ、γ型アルミナ、δ型アルミナ、θ型
アルミナ粒子、ジルコニア粒子、シリカ粒子、チタン粒
子、炭酸カルシウム粒子、ジビニルベンゼン粒子、シリ
コーン粒子から選ばれる粒子を0.05〜10重量%含
有している請求項1ないし4のいずれかに記載の二軸配
向積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項6】 前記層(A)の表面粗さパラメータP1
0が350nm以下である請求項1ないし5のいずれか
に記載の二軸配向積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項7】 前記層(A)の表面の突起高さ分布の相
対標準偏差が1.2以下である請求項1ないし6のいず
れかに記載の二軸配向積層ポリエステルフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27784793A JPH07108663A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27784793A JPH07108663A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07108663A true JPH07108663A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17589104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27784793A Pending JPH07108663A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108663A (ja) |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP27784793A patent/JPH07108663A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2925057B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2803771B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP3413906B2 (ja) | 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム | |
| JPH07108663A (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2820176B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP2705398B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP3257242B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフィルム | |
| JP2530747B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2859973B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2897554B2 (ja) | 二軸配向フィルム | |
| JP2803770B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP2743695B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP3139513B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP3123665B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP2743713B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP2697360B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフィルム | |
| JP2867789B2 (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JP3147545B2 (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JPH05269841A (ja) | 二軸配向積層フイルム | |
| JPH07101025A (ja) | 二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JPH04278349A (ja) | 二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2001270056A (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
| JPH07102086A (ja) | 二軸配向フイルム | |
| JPH0788953A (ja) | 二軸配向熱可塑性樹脂フイルム | |
| JP2001341260A (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム |