JPH07108802A - 空気入りタイヤおよびその製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤおよびその製造方法Info
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- JPH07108802A JPH07108802A JP5280249A JP28024993A JPH07108802A JP H07108802 A JPH07108802 A JP H07108802A JP 5280249 A JP5280249 A JP 5280249A JP 28024993 A JP28024993 A JP 28024993A JP H07108802 A JPH07108802 A JP H07108802A
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- reinforcing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/70—Annular breakers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト補強層40の補強プライ41間における
セパレーションを効果的に抑制する。 【構成】 加硫時に周方向主溝36の形成のために加硫
モールドMの突条Tが生タイヤ44の生トレッドゴム45内
に押し込まれるが、この突条Tの押し込み力により周方
向主溝36に重なり合う補強プライ41a、41bの特定部位
Bも半径方向内側に凹変形される。ここで、この特定部
位Bは生タイヤ44のときには半径方向外側に膨出してい
るので、この膨出が前記凹変形によって相殺され、コー
ド間間隔がいずれの位置においてもほぼ一定となる。
セパレーションを効果的に抑制する。 【構成】 加硫時に周方向主溝36の形成のために加硫
モールドMの突条Tが生タイヤ44の生トレッドゴム45内
に押し込まれるが、この突条Tの押し込み力により周方
向主溝36に重なり合う補強プライ41a、41bの特定部位
Bも半径方向内側に凹変形される。ここで、この特定部
位Bは生タイヤ44のときには半径方向外側に膨出してい
るので、この膨出が前記凹変形によって相殺され、コー
ド間間隔がいずれの位置においてもほぼ一定となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルト層とトレッド
ゴムとの間にベルト補強層が配置されている空気入りタ
イヤおよびその製造方法に関する。
ゴムとの間にベルト補強層が配置されている空気入りタ
イヤおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐久性および安全性の良好な空気
入りタイヤとしては、例えば、図4に示すように、ベル
ト層11とトレッドゴム12との間にベルト層11を全幅に亘
って覆い内部にタイヤ周方向に実質上平行な有機繊維コ
ード13が埋設されたベルト補強層14を配置してベルト層
11の高速走行での迫出しを抑制するとともに、トレッド
ゴム12の外周に1本以上の周方向に延びる周方向主溝15
を形成して排水性能を向上させたものが知られている。
入りタイヤとしては、例えば、図4に示すように、ベル
ト層11とトレッドゴム12との間にベルト層11を全幅に亘
って覆い内部にタイヤ周方向に実質上平行な有機繊維コ
ード13が埋設されたベルト補強層14を配置してベルト層
11の高速走行での迫出しを抑制するとともに、トレッド
ゴム12の外周に1本以上の周方向に延びる周方向主溝15
を形成して排水性能を向上させたものが知られている。
【0003】ここで、このような空気入りタイヤ10の周
方向主溝15は、凹凸のないトレッドゴムを有する生タイ
ヤを加硫モールドM内に収納した後、該生タイヤを加硫
しながら、加硫モールドの内面に形成されている突条T
をトレッドゴム内に押し込んで形成するようにしてい
る。
方向主溝15は、凹凸のないトレッドゴムを有する生タイ
ヤを加硫モールドM内に収納した後、該生タイヤを加硫
しながら、加硫モールドの内面に形成されている突条T
をトレッドゴム内に押し込んで形成するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな加硫時、ベルト補強層14を構成する補強プライ16に
もトレッドゴム12を介して突条Tの押し込み力が作用す
るため、該補強プライ16のうち、突条T(周方向主溝1
5)に半径方向に重なり合う部位(特定部位B)が半径
方向内側に押し込まれて環状に凹変形し、これにより、
該特定部位Bにおける補強プライ16とこの補強プライ16
の半径方向内側に隣接して位置するプライと、ここでは
外側の補強プライ16aと内側の補強プライ16bとの間の
コード間間隔Kおよび、内側の補強プライ16bとベルト
プライの間のコード間隔が他の部位におけるコード間間
隔Lより狭くなり、場合によっては零となって接触し、
この結果、高速走行時に前記特定部位Bのコード間ゴム
に大きな歪が発生してプライ間セパレーションを惹起す
ることがあるという問題点がある。
うな加硫時、ベルト補強層14を構成する補強プライ16に
もトレッドゴム12を介して突条Tの押し込み力が作用す
るため、該補強プライ16のうち、突条T(周方向主溝1
5)に半径方向に重なり合う部位(特定部位B)が半径
方向内側に押し込まれて環状に凹変形し、これにより、
該特定部位Bにおける補強プライ16とこの補強プライ16
の半径方向内側に隣接して位置するプライと、ここでは
外側の補強プライ16aと内側の補強プライ16bとの間の
コード間間隔Kおよび、内側の補強プライ16bとベルト
プライの間のコード間隔が他の部位におけるコード間間
隔Lより狭くなり、場合によっては零となって接触し、
この結果、高速走行時に前記特定部位Bのコード間ゴム
に大きな歪が発生してプライ間セパレーションを惹起す
ることがあるという問題点がある。
【0005】この発明は、プライ間セパレーションを効
果的に抑制することができる空気入りタイヤおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
果的に抑制することができる空気入りタイヤおよびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、タイヤ周方向に対して実質状直交するコードが多数
本埋設された1枚以上のカーカスプライからなるトロイ
ダル状をしたカーカス層と、カーカス層の半径方向外側
に配置され、タイヤ周方向に対して傾斜しているコード
が多数本埋設された2枚以上のベルトプライからなり、
これらベルトプライのうちの少なくとも2枚のベルトプ
ライのコードは逆方向に傾斜しているベルト層と、ベル
ト層の半径方向外側に配置され、外周に1本以上の周方
向主溝が形成されたトレッドゴムと、ベルト層とトレッ
ドゴムとの間においてベルト層を全幅に亘って覆うよう
配置され、タイヤ周方向に実質上平行な有機繊維コード
が埋設された1枚以上の補強プライからなるベルト補強
層と、を備えた空気入りタイヤであって、加硫前におい
ては、補強プライのうち、周方向主溝となるべき部分と
半径方向に重なり合う特定部位は半径方向外側に膨出し
ており、加硫後においては、該特定部位が半径方向内側
に押し込まれて、各々の補強プライと該補強プライの半
径方向内側に隣接して位置するプライとのコード間間隔
が全体的にほぼ一定となっている空気入りタイヤによ
り、第2に、ベルト層と周方向主溝が後に形成されるト
レッドゴムとの間に配置されベルト層を全幅に亘って覆
うベルト補強層を構成する1枚以上の補強プライのう
ち、前記周方向主溝となるべき部分と半径方向に重なり
合う、補強プライの特定部位を半径方向外側に膨出させ
た生タイヤを成形する工程と、該生タイヤを加硫モール
ド内に収納した後、該加硫モールドの内面に形成されて
いる突条をトレッドゴム内に押し込むことにより、トレ
ッドゴムに周方向主溝を形成しながら、かつ、前記補強
プライの膨出した特定部位を半径方向内側に押し込みな
がら生タイヤを加硫し、各々の補強プライと該補強プラ
イの半径方向内側に隣接して位置するプライとのコード
間間隔を全体的にほぼ一定とする工程と、を備えた空気
入りタイヤの製造方法により達成することができる。
に、タイヤ周方向に対して実質状直交するコードが多数
本埋設された1枚以上のカーカスプライからなるトロイ
ダル状をしたカーカス層と、カーカス層の半径方向外側
に配置され、タイヤ周方向に対して傾斜しているコード
が多数本埋設された2枚以上のベルトプライからなり、
これらベルトプライのうちの少なくとも2枚のベルトプ
ライのコードは逆方向に傾斜しているベルト層と、ベル
ト層の半径方向外側に配置され、外周に1本以上の周方
向主溝が形成されたトレッドゴムと、ベルト層とトレッ
ドゴムとの間においてベルト層を全幅に亘って覆うよう
配置され、タイヤ周方向に実質上平行な有機繊維コード
が埋設された1枚以上の補強プライからなるベルト補強
層と、を備えた空気入りタイヤであって、加硫前におい
ては、補強プライのうち、周方向主溝となるべき部分と
半径方向に重なり合う特定部位は半径方向外側に膨出し
ており、加硫後においては、該特定部位が半径方向内側
に押し込まれて、各々の補強プライと該補強プライの半
径方向内側に隣接して位置するプライとのコード間間隔
が全体的にほぼ一定となっている空気入りタイヤによ
り、第2に、ベルト層と周方向主溝が後に形成されるト
レッドゴムとの間に配置されベルト層を全幅に亘って覆
うベルト補強層を構成する1枚以上の補強プライのう
ち、前記周方向主溝となるべき部分と半径方向に重なり
合う、補強プライの特定部位を半径方向外側に膨出させ
た生タイヤを成形する工程と、該生タイヤを加硫モール
ド内に収納した後、該加硫モールドの内面に形成されて
いる突条をトレッドゴム内に押し込むことにより、トレ
ッドゴムに周方向主溝を形成しながら、かつ、前記補強
プライの膨出した特定部位を半径方向内側に押し込みな
がら生タイヤを加硫し、各々の補強プライと該補強プラ
イの半径方向内側に隣接して位置するプライとのコード
間間隔を全体的にほぼ一定とする工程と、を備えた空気
入りタイヤの製造方法により達成することができる。
【0007】
【作用】加硫前、即ち生タイヤの状態においては、この
空気入りタイヤの補強プライのうち、周方向主溝となる
べき部分と半径方向に重なり合う特定部位は半径方向外
側に膨出している。次に、生タイヤを加硫モールド内に
収納した後、該生タイヤを加硫する。このとき、該加硫
モールドの内面に形成されている突条がトレッドゴム内
に押し込まれ、これにより、トレッドゴムの外周に周方
向主溝が形成される。また、このとき、周方向主溝と重
なり合う補強プライの特定部位にもトレッドゴムを介し
て突条の押し込み力が作用するため、該特定部位が半径
方向内側に凹変形する。ここで、この特定部位は前述の
ように生タイヤのときには半径方向外側に膨出している
ので、この膨出が前記凹変形によって相殺され、膨出し
た特定部位を有する補強プライと該補強プライの半径方
向内側に隣接して位置するプライとの間のコード間間隔
がいずれの部位、特に前記特定部位においてもほぼ一定
となるのである。この結果、高速走行時にコード間ゴム
に発生する歪が全体的にほぼ一定となり、プライ間セパ
レーションの発生が効果的に抑制されるのである。
空気入りタイヤの補強プライのうち、周方向主溝となる
べき部分と半径方向に重なり合う特定部位は半径方向外
側に膨出している。次に、生タイヤを加硫モールド内に
収納した後、該生タイヤを加硫する。このとき、該加硫
モールドの内面に形成されている突条がトレッドゴム内
に押し込まれ、これにより、トレッドゴムの外周に周方
向主溝が形成される。また、このとき、周方向主溝と重
なり合う補強プライの特定部位にもトレッドゴムを介し
て突条の押し込み力が作用するため、該特定部位が半径
方向内側に凹変形する。ここで、この特定部位は前述の
ように生タイヤのときには半径方向外側に膨出している
ので、この膨出が前記凹変形によって相殺され、膨出し
た特定部位を有する補強プライと該補強プライの半径方
向内側に隣接して位置するプライとの間のコード間間隔
がいずれの部位、特に前記特定部位においてもほぼ一定
となるのである。この結果、高速走行時にコード間ゴム
に発生する歪が全体的にほぼ一定となり、プライ間セパ
レーションの発生が効果的に抑制されるのである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、20は空気入りタイヤであ
り、このタイヤ20はビード21がそれぞれ埋設された一対
のビード部22と、これらビード部22から略半径方向外側
に向かって延びる一対のサイドウォール部23と、これら
サイドウォール部23の半径方向外端同士を連ねる略円筒
状のトレッド部24とを有し、一方のビード部22から他方
のビード部22まで延びるトロイダル状をしたカーカス層
25によって前記各部は補強されている。ここで、このカ
ーカス層25はその幅方向両端部がビード21の回りに軸方
向内側から軸方向外側に折り返されている。そして、こ
のカーカス層25は少なくとも1枚(ここでは1枚)のカ
ーカスプライ26から構成され、該カーカスプライ26の内
部にはタイヤ周方向に実質上直交する(ラジアル方向に
延びる)多数本の有機繊維からなるコード27が埋設され
ている。前記カーカス層25の半径方向外側のトレッド部
24にはベルト層30が配置され、このベルト層30は2枚以
上(ここでは2枚)のベルトプライ31を積層することに
より構成されている。各ベルトプライ31内には互いに平
行な多数本のスチールからなるコード32が埋設され、こ
れらのコード32はタイヤ周方向に対して比較的小さな所
定角度、例えば15度から35度の角度で傾斜している。そ
して、これらコード32のタイヤ周方向に対する傾斜方向
は、少なくとも2枚のベルトプライ31間において逆であ
り、この結果、これら逆方向のベルトプライ31間におい
てはコード32は互いに交差している。このベルト層30の
半径方向外側のトレッド部24にはトレッドゴム35が配置
され、このトレッドゴム35の外周には1本以上(ここで
は4本)のほぼ周方向に延びる広幅の周方向主溝36が形
成されている。前記ベルト層30とトレッドゴム35との間
にはベルト層30を全幅に亘って覆うベルト補強層40が配
置され、このベルト補強層40は1枚以上(ここでは2
枚)の補強プライ41を積層することにより構成してい
る。各補強プライ41内にはタイヤ周方向に実質上平行な
ナイロン等からなる有機繊維コード42が埋設されてい
る。ここで、このような補強プライ41は、複数本( 5〜
10本)のコードを平行に並べた後、これらコードをゴム
引きしてリボン状体とし、このリボン状体をベルト層30
の周囲に螺旋状に巻き付けて形成する。
説明する。図1、2において、20は空気入りタイヤであ
り、このタイヤ20はビード21がそれぞれ埋設された一対
のビード部22と、これらビード部22から略半径方向外側
に向かって延びる一対のサイドウォール部23と、これら
サイドウォール部23の半径方向外端同士を連ねる略円筒
状のトレッド部24とを有し、一方のビード部22から他方
のビード部22まで延びるトロイダル状をしたカーカス層
25によって前記各部は補強されている。ここで、このカ
ーカス層25はその幅方向両端部がビード21の回りに軸方
向内側から軸方向外側に折り返されている。そして、こ
のカーカス層25は少なくとも1枚(ここでは1枚)のカ
ーカスプライ26から構成され、該カーカスプライ26の内
部にはタイヤ周方向に実質上直交する(ラジアル方向に
延びる)多数本の有機繊維からなるコード27が埋設され
ている。前記カーカス層25の半径方向外側のトレッド部
24にはベルト層30が配置され、このベルト層30は2枚以
上(ここでは2枚)のベルトプライ31を積層することに
より構成されている。各ベルトプライ31内には互いに平
行な多数本のスチールからなるコード32が埋設され、こ
れらのコード32はタイヤ周方向に対して比較的小さな所
定角度、例えば15度から35度の角度で傾斜している。そ
して、これらコード32のタイヤ周方向に対する傾斜方向
は、少なくとも2枚のベルトプライ31間において逆であ
り、この結果、これら逆方向のベルトプライ31間におい
てはコード32は互いに交差している。このベルト層30の
半径方向外側のトレッド部24にはトレッドゴム35が配置
され、このトレッドゴム35の外周には1本以上(ここで
は4本)のほぼ周方向に延びる広幅の周方向主溝36が形
成されている。前記ベルト層30とトレッドゴム35との間
にはベルト層30を全幅に亘って覆うベルト補強層40が配
置され、このベルト補強層40は1枚以上(ここでは2
枚)の補強プライ41を積層することにより構成してい
る。各補強プライ41内にはタイヤ周方向に実質上平行な
ナイロン等からなる有機繊維コード42が埋設されてい
る。ここで、このような補強プライ41は、複数本( 5〜
10本)のコードを平行に並べた後、これらコードをゴム
引きしてリボン状体とし、このリボン状体をベルト層30
の周囲に螺旋状に巻き付けて形成する。
【0009】そして、このようなタイヤ20は、加硫前の
生タイヤ44のときには、図3に示すように、半径方向最
外側に配置されている補強プライ41aと、この補強プラ
イ41aの半径方向内側に隣接して配置されている補強プ
ライ41bとの間および、補強プライ41bとベルトプライ
31との間で、前記周方向主溝36となるべき部分と半径方
向に重なり合う特定部位Bに、周方向に連続して延びる
所定厚さ(幅は周方向主溝36の幅と実質状同一)の狭幅
ゴムリング43が介装されており、この結果、これら補強
プライ41a、41bの特定部位Bは半径方向外側に多少膨
出しているのである。ここで、生タイヤ44のとき、補強
プライ41a、41bおよび補強プライ41b、ベルトプライ
31の特定部位Bにおけるコード間間隔Nは他の部位にお
けるコード間間隔Pの 1.5倍から 2.5倍の範囲内とする
ことが好ましい。その理由は、前記値が 1.5倍未満であ
ると、加硫後のコード間間隔を充分に均一化できないか
らであり、一方、 2.5倍を超えると、特定部位Bにおけ
る加硫後のコード間間隔Kが他の部位におけるコード間
間隔Lよりかなり広くなってしまうからである。
生タイヤ44のときには、図3に示すように、半径方向最
外側に配置されている補強プライ41aと、この補強プラ
イ41aの半径方向内側に隣接して配置されている補強プ
ライ41bとの間および、補強プライ41bとベルトプライ
31との間で、前記周方向主溝36となるべき部分と半径方
向に重なり合う特定部位Bに、周方向に連続して延びる
所定厚さ(幅は周方向主溝36の幅と実質状同一)の狭幅
ゴムリング43が介装されており、この結果、これら補強
プライ41a、41bの特定部位Bは半径方向外側に多少膨
出しているのである。ここで、生タイヤ44のとき、補強
プライ41a、41bおよび補強プライ41b、ベルトプライ
31の特定部位Bにおけるコード間間隔Nは他の部位にお
けるコード間間隔Pの 1.5倍から 2.5倍の範囲内とする
ことが好ましい。その理由は、前記値が 1.5倍未満であ
ると、加硫後のコード間間隔を充分に均一化できないか
らであり、一方、 2.5倍を超えると、特定部位Bにおけ
る加硫後のコード間間隔Kが他の部位におけるコード間
間隔Lよりかなり広くなってしまうからである。
【0010】次に、前述した生タイヤ44を加硫モールド
Mに収納した後、所定の高温、高圧下で加硫成形する
が、このとき、加硫モールドMの内面に形成された周方
向に延びる突条Tが生トレッドゴム45内に押し込まれる
ことで、生トレッドゴム45の外周に周方向主溝36が形成
される。また、このとき、この周方向主溝36と半径方向
に重なり合う特定部位Bにも生トレッドゴム45を介して
突条Tの押し込み力が作用するため、該特定部位Bの補
強プライ41a、41bが半径方向内側に凹変形し、補強プ
ライ41bおよびベルトプライ31との間に介装されている
狭幅ゴムリング43が軸方向両側に向かって逃げる。ここ
で、この特定部位Bは前述のように生タイヤ44のときに
は半径方向外側に膨出しているので、この膨出が前記凹
変形によって相殺され、加硫後の補強プライ41a、41b
は図2に示すように、全体的に凹凸の殆ど存在しない形
状となる。この結果、補強プライ41aと該補強プライ41
aの半径方向内側に隣接して位置しているプライ(補強
プライ41b)および補強プライ41bと該補強プライ41b
の半径方向内側に隣接して位置するプライ(ベルトプラ
イ31)のコード間間隔K、Lがいずれの部位、特に前記
特定部位Bにおいてもほぼ一定となるのである。この結
果、高速走行時にベルト補強層40のコード間ゴムに発生
する歪は全体的にほぼ一定となり、プライ間セパレーシ
ョンの発生が効果的に抑制されるのである。
Mに収納した後、所定の高温、高圧下で加硫成形する
が、このとき、加硫モールドMの内面に形成された周方
向に延びる突条Tが生トレッドゴム45内に押し込まれる
ことで、生トレッドゴム45の外周に周方向主溝36が形成
される。また、このとき、この周方向主溝36と半径方向
に重なり合う特定部位Bにも生トレッドゴム45を介して
突条Tの押し込み力が作用するため、該特定部位Bの補
強プライ41a、41bが半径方向内側に凹変形し、補強プ
ライ41bおよびベルトプライ31との間に介装されている
狭幅ゴムリング43が軸方向両側に向かって逃げる。ここ
で、この特定部位Bは前述のように生タイヤ44のときに
は半径方向外側に膨出しているので、この膨出が前記凹
変形によって相殺され、加硫後の補強プライ41a、41b
は図2に示すように、全体的に凹凸の殆ど存在しない形
状となる。この結果、補強プライ41aと該補強プライ41
aの半径方向内側に隣接して位置しているプライ(補強
プライ41b)および補強プライ41bと該補強プライ41b
の半径方向内側に隣接して位置するプライ(ベルトプラ
イ31)のコード間間隔K、Lがいずれの部位、特に前記
特定部位Bにおいてもほぼ一定となるのである。この結
果、高速走行時にベルト補強層40のコード間ゴムに発生
する歪は全体的にほぼ一定となり、プライ間セパレーシ
ョンの発生が効果的に抑制されるのである。
【0011】次に、試験例を説明する。この試験に当た
っては、いずれの部位も半径方向外側に膨出していない
補強プライを有する生タイヤを成形した後、加硫するこ
とで得た従来タイヤと、周方向主溝に重なり合う位置に
厚さ 0.3mm(幅は周方向主溝の幅と実質状同一)の狭幅
ゴムリングを介装して特定部位を半径方向外側に膨出さ
せた補強プライを有する生タイヤを成形した後、加硫す
ることで得た供試タイヤと、を準備した。ここで、各タ
イヤの特定部位以外におけるコード間間隔は0.4mm、供
試タイヤの特定部位におけるコード間間隔は 0.7mmであ
り、また、各タイヤのサイズは255/40 ZR17であっ
た。次に、加硫済みの各タイヤを解剖してコード間間隔
を測定したが、その結果は、従来タイヤにおいては、周
方向主溝に重なり合う特定部位では 0.1mm、それ以外の
部位では 0.3mmであったが、供試タイヤにおいては、周
方向主溝に重なり合う特定部位およびそれ以外の部位の
いずれも 0.3mmでコード間間隔が均一化していた。次
に、これら各タイヤに2.5kg/cm2の内圧を充填した後、5
20kgの荷重を作用させながらドラム上を 200km/hの速度
から20分毎に10km/hのステップで増加させつつ走行さ
せ、各タイヤの故障発生(ベルト補強層におけるプライ
間セパレーションの発生)時の速度を求めた。その結果
を、従来タイヤを指数 100で表示すると、供試タイヤに
あっては指数 106まで高速耐久性が向上していた。ここ
で、指数 100は340km/hであった。
っては、いずれの部位も半径方向外側に膨出していない
補強プライを有する生タイヤを成形した後、加硫するこ
とで得た従来タイヤと、周方向主溝に重なり合う位置に
厚さ 0.3mm(幅は周方向主溝の幅と実質状同一)の狭幅
ゴムリングを介装して特定部位を半径方向外側に膨出さ
せた補強プライを有する生タイヤを成形した後、加硫す
ることで得た供試タイヤと、を準備した。ここで、各タ
イヤの特定部位以外におけるコード間間隔は0.4mm、供
試タイヤの特定部位におけるコード間間隔は 0.7mmであ
り、また、各タイヤのサイズは255/40 ZR17であっ
た。次に、加硫済みの各タイヤを解剖してコード間間隔
を測定したが、その結果は、従来タイヤにおいては、周
方向主溝に重なり合う特定部位では 0.1mm、それ以外の
部位では 0.3mmであったが、供試タイヤにおいては、周
方向主溝に重なり合う特定部位およびそれ以外の部位の
いずれも 0.3mmでコード間間隔が均一化していた。次
に、これら各タイヤに2.5kg/cm2の内圧を充填した後、5
20kgの荷重を作用させながらドラム上を 200km/hの速度
から20分毎に10km/hのステップで増加させつつ走行さ
せ、各タイヤの故障発生(ベルト補強層におけるプライ
間セパレーションの発生)時の速度を求めた。その結果
を、従来タイヤを指数 100で表示すると、供試タイヤに
あっては指数 106まで高速耐久性が向上していた。ここ
で、指数 100は340km/hであった。
【0012】なお、前述の実施例においては、両補強プ
ライ41a、41bの特定部位Bを半径方向外側に膨出させ
るようにしたが、この発明においては、最外側の補強プ
ライ41aあるいは、内側の補強プライ41bのいずれか一
方の特定部位Bのみを半径方向の外側に膨出させるよう
にしてもよい。
ライ41a、41bの特定部位Bを半径方向外側に膨出させ
るようにしたが、この発明においては、最外側の補強プ
ライ41aあるいは、内側の補強プライ41bのいずれか一
方の特定部位Bのみを半径方向の外側に膨出させるよう
にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ベルト補強層の補強プライ間におけるセパレーショ
ンを効果的に抑制することができる。
ば、ベルト補強層の補強プライ間におけるセパレーショ
ンを効果的に抑制することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す加硫済み空気入りタ
イヤの子午線断面図である。
イヤの子午線断面図である。
【図2】加硫済みタイヤのときのトレッド部の子午線断
面図である。
面図である。
【図3】生タイヤのときのトレッド部の子午線断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の加硫済み空気入りタイヤを示すトレッド
部の子午線断面図である。
部の子午線断面図である。
20…空気入りタイヤ 25…カーカス層 26…カーカスプライ 27…コード 30…ベルト層 31…ベルトプライ 32…コード 35…トレッドゴム 36…周方向主溝 40…ベルト補強層 41…補強プライ 42…有機繊維コード B…特定部位
Claims (2)
- 【請求項1】タイヤ周方向に対して実質状直交するコー
ドが多数本埋設された1枚以上のカーカスプライからな
るトロイダル状をしたカーカス層と、カーカス層の半径
方向外側に配置され、タイヤ周方向に対して傾斜してい
るコードが多数本埋設された2枚以上のベルトプライか
らなり、これらベルトプライのうちの少なくとも2枚の
ベルトプライのコードは逆方向に傾斜しているベルト層
と、ベルト層の半径方向外側に配置され、外周に1本以
上の周方向主溝が形成されたトレッドゴムと、ベルト層
とトレッドゴムとの間においてベルト層を全幅に亘って
覆うよう配置され、タイヤ周方向に実質上平行な有機繊
維コードが埋設された1枚以上の補強プライからなるベ
ルト補強層と、を備えた空気入りタイヤであって、加硫
前においては、補強プライのうち、周方向主溝となるべ
き部分と半径方向に重なり合う特定部位は半径方向外側
に膨出しており、加硫後においては、該特定部位が半径
方向内側に押し込まれて、各々の補強プライと該補強プ
ライの半径方向内側に隣接して位置するプライとのコー
ド間間隔が全体的にほぼ一定となっていることを特徴と
する空気入りタイヤ。 - 【請求項2】ベルト層と周方向主溝が後に形成されるト
レッドゴムとの間に配置されベルト層を全幅に亘って覆
うベルト補強層を構成する1枚以上の補強プライのう
ち、前記周方向主溝となるべき部分と半径方向に重なり
合う、補強プライの特定部位を半径方向外側に膨出させ
た生タイヤを成形する工程と、該生タイヤを加硫モール
ド内に収納した後、該加硫モールドの内面に形成されて
いる突条をトレッドゴム内に押し込むことにより、トレ
ッドゴムに周方向主溝を形成しながら、かつ、前記補強
プライの膨出した特定部位を半径方向内側に押し込みな
がら生タイヤを加硫し、各々の補強プライと該補強プラ
イの半径方向内側に隣接して位置するプライとのコード
間間隔を全体的にほぼ一定とする工程と、を備えたこと
を特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280249A JPH07108802A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 空気入りタイヤおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280249A JPH07108802A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 空気入りタイヤおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07108802A true JPH07108802A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17622378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280249A Withdrawn JPH07108802A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 空気入りタイヤおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108802A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0759356A3 (de) * | 1995-08-23 | 1997-06-04 | Continental Ag | Verfahren zur Herstellung eines Fahrzeugluftreifens und Gürteltrommel zum Aufbau von Gürtellagen |
| JP2001171313A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-06-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5280249A patent/JPH07108802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0759356A3 (de) * | 1995-08-23 | 1997-06-04 | Continental Ag | Verfahren zur Herstellung eines Fahrzeugluftreifens und Gürteltrommel zum Aufbau von Gürtellagen |
| JP2001171313A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-06-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |