JPH07108974B2 - X線増感紙用蛍光体およびこれを用いたx線増感紙 - Google Patents
X線増感紙用蛍光体およびこれを用いたx線増感紙Info
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- JPH07108974B2 JPH07108974B2 JP5085541A JP8554193A JPH07108974B2 JP H07108974 B2 JPH07108974 B2 JP H07108974B2 JP 5085541 A JP5085541 A JP 5085541A JP 8554193 A JP8554193 A JP 8554193A JP H07108974 B2 JPH07108974 B2 JP H07108974B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線を吸収して発光す
るX線増感紙用蛍光体と、この蛍光体を使用したX線増
感紙に関する。とくに本発明は、X線フィルムの分光感
度に対して有効な発光スペクトルを示すとともに、発光
効率が高くてX線吸収量が多く、さらに、残光成分が弱
いX線増感紙用蛍光体およびこれを用いたX線増感紙に
関する。
るX線増感紙用蛍光体と、この蛍光体を使用したX線増
感紙に関する。とくに本発明は、X線フィルムの分光感
度に対して有効な発光スペクトルを示すとともに、発光
効率が高くてX線吸収量が多く、さらに、残光成分が弱
いX線増感紙用蛍光体およびこれを用いたX線増感紙に
関する。
【0002】
【従来の技術】X線増感紙は、X線増感紙用蛍光体を塗
布して製造される。X線増感紙は、一般に写真フィルム
に積層して使用され、医療用放射線撮影における撮影系
の感度を向上させる。それは、X線増感紙がX線を吸収
して発光し、発光でX線フィルムを露光させるからであ
る。
布して製造される。X線増感紙は、一般に写真フィルム
に積層して使用され、医療用放射線撮影における撮影系
の感度を向上させる。それは、X線増感紙がX線を吸収
して発光し、発光でX線フィルムを露光させるからであ
る。
【0003】この状態で使用されるX線増感紙の蛍光体
は下記のからの特性が大切である。 X線の吸収量が多いこと 発光効率が高いこと 残光成分が弱いこと X線フィルム分光感度に対して発光スペクトルを示
すこと
は下記のからの特性が大切である。 X線の吸収量が多いこと 発光効率が高いこと 残光成分が弱いこと X線フィルム分光感度に対して発光スペクトルを示
すこと
【0004】X線吸収量の多い蛍光体を塗布したX線増
感紙は、X線画像の粒状性が良く、医療用放射線撮影に
おける診断能率を向上させる。発光効率の高い蛍光体
は、少ないX線照射で使用でき被験者の被曝線量が低減
できる。残光成分が少ない蛍光体は、残像による誤診を
防止できる。
感紙は、X線画像の粒状性が良く、医療用放射線撮影に
おける診断能率を向上させる。発光効率の高い蛍光体
は、少ないX線照射で使用でき被験者の被曝線量が低減
できる。残光成分が少ない蛍光体は、残像による誤診を
防止できる。
【0005】さらに、X線増感紙用蛍光体は、X線フィ
ルムの分光感度に対して有効な発光スペクトルを示すこ
とが大切である。それは、X線増感紙用蛍光体の発光が
X線フィルムを露光するからである。X線増感紙用蛍光
体の発光効率が高くても、X線フィルムの分光感度の低
い光、すなわちX線フィルムの露光感度の低い光を発光
すると、X線増感紙用蛍光体の発光はX線フィルムを効
率よく露光できない。したがって、X線増感紙用蛍光体
は、発光効率が高いことに加えて、発光スペクトルを、
X線フィルムの露光感度の高い領域に設定することが極
めて大切である。発光効率が高く、しかもX線フィルム
を効率よく露光させる発光スペクトルのX線増感紙用蛍
光体は、X線被曝線量を少なくして画質の改善して診断
能率を向上できる優れた特長がある。
ルムの分光感度に対して有効な発光スペクトルを示すこ
とが大切である。それは、X線増感紙用蛍光体の発光が
X線フィルムを露光するからである。X線増感紙用蛍光
体の発光効率が高くても、X線フィルムの分光感度の低
い光、すなわちX線フィルムの露光感度の低い光を発光
すると、X線増感紙用蛍光体の発光はX線フィルムを効
率よく露光できない。したがって、X線増感紙用蛍光体
は、発光効率が高いことに加えて、発光スペクトルを、
X線フィルムの露光感度の高い領域に設定することが極
めて大切である。発光効率が高く、しかもX線フィルム
を効率よく露光させる発光スペクトルのX線増感紙用蛍
光体は、X線被曝線量を少なくして画質の改善して診断
能率を向上できる優れた特長がある。
【0006】とくに近年は、被験者の被曝線量を低減す
ることが要求されるようになった。このために、従来か
らX線増感紙に使用されていたCaWO4蛍光体に代っ
て、Gd2O2S:Tb、BaFCl:Eu,LaOB
r:Tm、YTaO4:Tm等の蛍光体を使用したX線
増感紙が実用化されている。
ることが要求されるようになった。このために、従来か
らX線増感紙に使用されていたCaWO4蛍光体に代っ
て、Gd2O2S:Tb、BaFCl:Eu,LaOB
r:Tm、YTaO4:Tm等の蛍光体を使用したX線
増感紙が実用化されている。
【0007】しかし、BaFCl:Eu蛍光体とLaO
Br:Tm蛍光体は、X線吸収量が少ないためにX線写
真の粒状性が悪い欠点がある。又、これ等のX線増感紙
用蛍光体は平板状の粒子形状であるために、X線により
生成される光の散乱が多く、X線画像の鮮鋭度が低下す
る。
Br:Tm蛍光体は、X線吸収量が少ないためにX線写
真の粒状性が悪い欠点がある。又、これ等のX線増感紙
用蛍光体は平板状の粒子形状であるために、X線により
生成される光の散乱が多く、X線画像の鮮鋭度が低下す
る。
【0008】Gd2O2S:Tbは、青色ないし緑色領
域で発行し、青色から緑色領域に感度をもつオルソフィ
ルムと組み合わせて使用されるために、フィルムが暗室
で感光し易く、暗室ランプを暗くする必要があって作業
性が悪い。
域で発行し、青色から緑色領域に感度をもつオルソフィ
ルムと組み合わせて使用されるために、フィルムが暗室
で感光し易く、暗室ランプを暗くする必要があって作業
性が悪い。
【0009】YTaO4:Tmで示す希土類タンタレー
ト蛍光体は、発光効率は高いが、残光成分が強く、連続
撮影時に残光によるノイズが発生し、このことが用途を
制限していた。本発明者等は、希土類タンタレート蛍光
体、および希土類ニオベート蛍光体について種々の研究
を行なった結果、これ等の蛍光体に、二価金属を特定の
範囲で含有させることにより、その発光効率、残光特性
を顕著に改良することに成功した(特公平4−2753
4号公報)。このX線増感紙用蛍光体は、LnMD
O4:Tmの一般式で示すものである。ただし、この一
般式において、LnはY、Gd、La、Luの少なくと
も1種の元素であり、Mは、Be、Mg、Ca、Sr、
Ba、Zn、Cdの群より選ばれる少なくとも1種の二
価金属である。また、DはTa、Nbのいずれか又は両
方である。
ト蛍光体は、発光効率は高いが、残光成分が強く、連続
撮影時に残光によるノイズが発生し、このことが用途を
制限していた。本発明者等は、希土類タンタレート蛍光
体、および希土類ニオベート蛍光体について種々の研究
を行なった結果、これ等の蛍光体に、二価金属を特定の
範囲で含有させることにより、その発光効率、残光特性
を顕著に改良することに成功した(特公平4−2753
4号公報)。このX線増感紙用蛍光体は、LnMD
O4:Tmの一般式で示すものである。ただし、この一
般式において、LnはY、Gd、La、Luの少なくと
も1種の元素であり、Mは、Be、Mg、Ca、Sr、
Ba、Zn、Cdの群より選ばれる少なくとも1種の二
価金属である。また、DはTa、Nbのいずれか又は両
方である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この一般式のX線増感
紙用蛍光体は、発光効率が高く、しかも、極めて優れた
残光特性を示す。したがって、この蛍光体を使用したX
線増感紙は、残光によるノイズを極減して、X線被曝量
を少なくできる特長がある。しかしながら、本発明者等
が開発したLnMDO4:TmX線増感紙用蛍光体は、
理想的な発光スペクトルを示すものではなく、さらに優
れた発光スペクトルのX線増感紙用蛍光体が実用化でき
るなら、X線被曝量を少なくして、診断性の高いX線増
感紙を実用化することが可能となる。
紙用蛍光体は、発光効率が高く、しかも、極めて優れた
残光特性を示す。したがって、この蛍光体を使用したX
線増感紙は、残光によるノイズを極減して、X線被曝量
を少なくできる特長がある。しかしながら、本発明者等
が開発したLnMDO4:TmX線増感紙用蛍光体は、
理想的な発光スペクトルを示すものではなく、さらに優
れた発光スペクトルのX線増感紙用蛍光体が実用化でき
るなら、X線被曝量を少なくして、診断性の高いX線増
感紙を実用化することが可能となる。
【0011】発光効率が高くて、X線フィルムを効率よ
く露光できる発光スペクトルのX線増感紙用蛍光体は、
X線診断に極めて大切な画像の鮮鋭度、すなわち、いか
に細かい部分まで正確に撮影できるかの分解能を改善す
る。X線撮影において、画像の分解能をいかに改善でき
るかは、X線の被爆量を少なくすることに勝るとも劣ら
ない極めて大切な特性である。画像の分解能が、医療用
の放射線撮影において、診断の精度を決定するからであ
る。画像の分解能を高くするためには、X線増感紙用蛍
光体層を薄く塗布する必要がある。厚い蛍光体層は、X
線フィルムの表面から離れた部分から光を放射してX線
フィルムを露光するので、画像の鮮鋭度が低下する。X
線増感紙用蛍光体を、X線フィルムに接近させるほど、
X線増感紙用蛍光体に露光される画像の鮮鋭度が高くな
る。画像の分解能を高くするために、X線増感紙用蛍光
体層を薄くすると、蛍光体層の発光出力が低下して、X
線フィルムを露光量が低下する。このため、X線強度を
強くする必要がある。X線の被爆量を少なくすること
と、画像の分解能を高くすることは、X線増感紙用蛍光
体にとって最も大切な特性であるが、これ等の特性は互
いに相反する特性であって、両方を同時に満足すること
が極めて難しい。X線の被爆量を少なくして診断精度を
低下させるか、あるいは、X線の被爆量を多くして診断
精度を高くするかが選択される。X線診断を受ける患者
は、誰もが例外なく、X線の被爆量を少なくして、しか
も高い分解能の画像で診断精度を高くすることを切望す
る。
く露光できる発光スペクトルのX線増感紙用蛍光体は、
X線診断に極めて大切な画像の鮮鋭度、すなわち、いか
に細かい部分まで正確に撮影できるかの分解能を改善す
る。X線撮影において、画像の分解能をいかに改善でき
るかは、X線の被爆量を少なくすることに勝るとも劣ら
ない極めて大切な特性である。画像の分解能が、医療用
の放射線撮影において、診断の精度を決定するからであ
る。画像の分解能を高くするためには、X線増感紙用蛍
光体層を薄く塗布する必要がある。厚い蛍光体層は、X
線フィルムの表面から離れた部分から光を放射してX線
フィルムを露光するので、画像の鮮鋭度が低下する。X
線増感紙用蛍光体を、X線フィルムに接近させるほど、
X線増感紙用蛍光体に露光される画像の鮮鋭度が高くな
る。画像の分解能を高くするために、X線増感紙用蛍光
体層を薄くすると、蛍光体層の発光出力が低下して、X
線フィルムを露光量が低下する。このため、X線強度を
強くする必要がある。X線の被爆量を少なくすること
と、画像の分解能を高くすることは、X線増感紙用蛍光
体にとって最も大切な特性であるが、これ等の特性は互
いに相反する特性であって、両方を同時に満足すること
が極めて難しい。X線の被爆量を少なくして診断精度を
低下させるか、あるいは、X線の被爆量を多くして診断
精度を高くするかが選択される。X線診断を受ける患者
は、誰もが例外なく、X線の被爆量を少なくして、しか
も高い分解能の画像で診断精度を高くすることを切望す
る。
【0012】本発明は、このことを実現することを目的
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、X線フィ
ルムの分光感度に対して有効な発光スペクトルを示し、
さらにX線吸収量が多くて発光効率が高く、また、残光
成分が弱くて、被験者の被曝線量を少なくして、診断性
能を改善できるX線増感紙用蛍光体とこの蛍光体を使用
たX線増感紙を提供するにある。
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、X線フィ
ルムの分光感度に対して有効な発光スペクトルを示し、
さらにX線吸収量が多くて発光効率が高く、また、残光
成分が弱くて、被験者の被曝線量を少なくして、診断性
能を改善できるX線増感紙用蛍光体とこの蛍光体を使用
たX線増感紙を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のX線増感紙用蛍
光体とX線増感紙は、前述の目的を達成するために下記
の構成を備える。請求項1に記載する本発明のX線増感
紙用蛍光体は、本発明者等が先に開発した、下記の一般
式(1)で表されるX線増感紙用蛍光体をさらに改良し
たものである。
光体とX線増感紙は、前述の目的を達成するために下記
の構成を備える。請求項1に記載する本発明のX線増感
紙用蛍光体は、本発明者等が先に開発した、下記の一般
式(1)で表されるX線増感紙用蛍光体をさらに改良し
たものである。
【0014】本発明のX線増感紙用蛍光体は、(1)の
一般式において、付活剤を表すRを、従来のTmに代わ
ってGdを使用することを特徴とする。本発明者等が先
に開発したLnMDO4:Tmの一般式で示すX線増感
紙用蛍光体は、蛍光体の母体にGdを含有するものも含
む。しかしながら、付活剤をTmとするものであった。
本発明のX線増感紙用蛍光体は、付活剤をTmにかわっ
てGdを使用することを特徴とする。したがって、本発
明のX線増感紙用蛍光体は、Tmの発光スペクトルによ
らず、Gdの発行スペクトルを有するものである。
一般式において、付活剤を表すRを、従来のTmに代わ
ってGdを使用することを特徴とする。本発明者等が先
に開発したLnMDO4:Tmの一般式で示すX線増感
紙用蛍光体は、蛍光体の母体にGdを含有するものも含
む。しかしながら、付活剤をTmとするものであった。
本発明のX線増感紙用蛍光体は、付活剤をTmにかわっ
てGdを使用することを特徴とする。したがって、本発
明のX線増感紙用蛍光体は、Tmの発光スペクトルによ
らず、Gdの発行スペクトルを有するものである。
【0015】さらに、本発明のX線増感紙用蛍光体は、
Gdを蛍光体の母体ではなくて付活剤として含有するの
でその含有量は非常に少なく、(1)の一般式におい
て、Xの値を1×10−5≦x≦3×10−1の小さい
範囲に設定することを特徴とする。Xの値をこのように
小さい範囲に設定するのは、Gdを付活剤として含有さ
せるからである。付活剤として含有されるGdは、この
範囲よりも広くすると発光効率が低下する。また、Gd
の量がこの範囲よりも少なくても発光効率は低下する。
Gdの含有量は、発光効率を考慮して前記の範囲に設定
する。
Gdを蛍光体の母体ではなくて付活剤として含有するの
でその含有量は非常に少なく、(1)の一般式におい
て、Xの値を1×10−5≦x≦3×10−1の小さい
範囲に設定することを特徴とする。Xの値をこのように
小さい範囲に設定するのは、Gdを付活剤として含有さ
せるからである。付活剤として含有されるGdは、この
範囲よりも広くすると発光効率が低下する。また、Gd
の量がこの範囲よりも少なくても発光効率は低下する。
Gdの含有量は、発光効率を考慮して前記の範囲に設定
する。
【0016】 Ln1−x−yMyDO4−1/2y:XR………(1) ただし、この一般式において、LnはY、La及びLu
の少なくとも1種の元素であり、Mは、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Zn、Cdの群より選ばれる少なくと
も1種の二価金属であり、DはTa、Nbのいずれか又
は両方を含み、yは1×10−5≦y≦1の範囲に設定
される。蛍光体に含有される二価金属は、含有量が多い
と残光特性は改良されるが、多すぎると発光効率が低下
する。二価金属Mの含有量を示す一般式のy値は、残光
特性と発光効率とを考慮して、1×10−5≦y≦1の
範囲に決定する。
の少なくとも1種の元素であり、Mは、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Zn、Cdの群より選ばれる少なくと
も1種の二価金属であり、DはTa、Nbのいずれか又
は両方を含み、yは1×10−5≦y≦1の範囲に設定
される。蛍光体に含有される二価金属は、含有量が多い
と残光特性は改良されるが、多すぎると発光効率が低下
する。二価金属Mの含有量を示す一般式のy値は、残光
特性と発光効率とを考慮して、1×10−5≦y≦1の
範囲に決定する。
【0017】さらに、請求項2に記載する本発明のX線
増感紙は、前記のX線増感紙用蛍光体を蛍光体に使用す
ることを特徴とするものである。
増感紙は、前記のX線増感紙用蛍光体を蛍光体に使用す
ることを特徴とするものである。
【0018】
【作用】X線フィルムは、ネガ乳剤にAgBrを使用す
る。AgBrは、図1に示すように、波長によって吸収
係数が変化する。AgBrの吸収係数は、波長が長くな
るにしたがって低くなる傾向がある。とくに、300n
m以上から400nmの付近の波長領域で優れた吸収効
率を示す。さらに、AgBrの波長に対する、散乱、透
過、吸収率の変化を表1に示す。この表は、AgBr
が、490nm以上の長波長の発光に対して吸収率が低
く、散乱、透過率が高いことを示す。反対に、380n
m以下の短波長の発光は、吸収率が極めて高く、散乱、
透過率が低いことを示す。さらに、図2はX線フィルム
の分光感度を示す。この図からわかるように、X線フィ
ルムは約400nmよりも短い波長領域での分光感度が
高い性質がある。
る。AgBrは、図1に示すように、波長によって吸収
係数が変化する。AgBrの吸収係数は、波長が長くな
るにしたがって低くなる傾向がある。とくに、300n
m以上から400nmの付近の波長領域で優れた吸収効
率を示す。さらに、AgBrの波長に対する、散乱、透
過、吸収率の変化を表1に示す。この表は、AgBr
が、490nm以上の長波長の発光に対して吸収率が低
く、散乱、透過率が高いことを示す。反対に、380n
m以下の短波長の発光は、吸収率が極めて高く、散乱、
透過率が低いことを示す。さらに、図2はX線フィルム
の分光感度を示す。この図からわかるように、X線フィ
ルムは約400nmよりも短い波長領域での分光感度が
高い性質がある。
【0019】
【表1】
【0020】本発明のX線増感紙用蛍光体の発光スペク
トルを図3に示す。この図に示すように、本発明のX線
増感紙用蛍光体は、Gdの発行スペクトルである315
nmに発光ピークがある。そして、発光ピークのバンド
幅は非常に狭く、AgBrの吸収率が高く、しかも、散
乱率の少ない波長領域に集中している。したがって、本
発明の蛍光体をX線増感紙に使用すると、被曝線量を少
なくできると共に、クロスオーバー光の少ない高鮮鋭度
のX線画像が得られ、放射線診断能率を向上できる特長
が実現される。
トルを図3に示す。この図に示すように、本発明のX線
増感紙用蛍光体は、Gdの発行スペクトルである315
nmに発光ピークがある。そして、発光ピークのバンド
幅は非常に狭く、AgBrの吸収率が高く、しかも、散
乱率の少ない波長領域に集中している。したがって、本
発明の蛍光体をX線増感紙に使用すると、被曝線量を少
なくできると共に、クロスオーバー光の少ない高鮮鋭度
のX線画像が得られ、放射線診断能率を向上できる特長
が実現される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのX線増感紙用蛍光体と増感紙とを例
示するものであって、本発明のX線増感紙用蛍光体と増
感紙は、使用原料やX線増感紙の組成等を下記のものに
特定するものでない。本発明のX線増感紙用蛍光体と増
感紙は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変更するこ
とができる。
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのX線増感紙用蛍光体と増感紙とを例
示するものであって、本発明のX線増感紙用蛍光体と増
感紙は、使用原料やX線増感紙の組成等を下記のものに
特定するものでない。本発明のX線増感紙用蛍光体と増
感紙は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変更するこ
とができる。
【0022】[実施例1] 下記の工程でX線増感紙用蛍光体を製造する。 下記の原料を充分に混合した後、アルミナルツボに
充填し、1000℃で15時間焼成する。 酸化イットリウム………64.02g 酸化ガドリニウム…………0.54g 炭酸ストロンチウム………6.64g 五酸化タンタル………132.57g
充填し、1000℃で15時間焼成する。 酸化イットリウム………64.02g 酸化ガドリニウム…………0.54g 炭酸ストロンチウム………6.64g 五酸化タンタル………132.57g
【0023】 この焼成物に塩化リチウム100gを
配合し、これをボールミルに入れて粉砕混合する。 次に得られた混合物をアルミナルツボに充填し、1
200℃で10時間焼成する。 その後、再びボールミルに入れて粉砕し、デカンテ
ーションにより、純水で5回洗浄を繰り返し、吸引ろ過
する。 更にこれを120℃で15時間乾燥する。
配合し、これをボールミルに入れて粉砕混合する。 次に得られた混合物をアルミナルツボに充填し、1
200℃で10時間焼成する。 その後、再びボールミルに入れて粉砕し、デカンテ
ーションにより、純水で5回洗浄を繰り返し、吸引ろ過
する。 更にこれを120℃で15時間乾燥する。
【0024】このようにして一般式がY0.993Sr
0.002TaO3.999:0.005Gd3+で湿
られるX線増感紙用蛍光体が得られた。
0.002TaO3.999:0.005Gd3+で湿
られるX線増感紙用蛍光体が得られた。
【0025】得られたX線増感紙用蛍光体の発光スペク
トルを図3の曲線Aで示す。この図において、曲線Bは
Gdの含有量を表すXの値を0とする以外前記の組成式
と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示し、曲線C
はGdの含有量を増加させる(X=0.05)以外前記
の組成式と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示
す。実施例で試作したX線増感紙用蛍光体は、図10に
示すように、Gdの添加量を示すXの値を特定の範囲に
おいて多くすることにより、315nmピーク波 長にお
ける発光輝度を飛躍的に高くできる。この図に示すよう
に、実施例1で製作したX線増感紙用蛍光体は、315
nmの相対エネルギー強度が著しく高く、しかもX線フ
ィルムの分光感度に対して有効な狭いバンド幅に発光が
集中する優れた特性を示した。ただし、相対エネルギー
強度の測定は、蛍光体にX線を照射し、蛍光体の発光を
フォトマルチプライアに照射し、フォトマルチプライア
で発光強度を電流に変換し、出力電流の大きさで比較し
た。使用したフォトマルチプライアには、図5に示す感
度特性のものを使用した。さらに、得られたX線増感紙
用蛍光体の残光特性を図6に示す。この図に示すよう
に、実施例1で製作したX線増感紙用蛍光体は、極めて
低い残光特性を示した。この図は、縦軸に残光量([一
定時間経過後の発光量/X線刺激時の発光景]の対数
値)を、横軸に、残光の減衰時間(X線の照射を停止し
てからの経過時間)を示している。
トルを図3の曲線Aで示す。この図において、曲線Bは
Gdの含有量を表すXの値を0とする以外前記の組成式
と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示し、曲線C
はGdの含有量を増加させる(X=0.05)以外前記
の組成式と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示
す。実施例で試作したX線増感紙用蛍光体は、図10に
示すように、Gdの添加量を示すXの値を特定の範囲に
おいて多くすることにより、315nmピーク波 長にお
ける発光輝度を飛躍的に高くできる。この図に示すよう
に、実施例1で製作したX線増感紙用蛍光体は、315
nmの相対エネルギー強度が著しく高く、しかもX線フ
ィルムの分光感度に対して有効な狭いバンド幅に発光が
集中する優れた特性を示した。ただし、相対エネルギー
強度の測定は、蛍光体にX線を照射し、蛍光体の発光を
フォトマルチプライアに照射し、フォトマルチプライア
で発光強度を電流に変換し、出力電流の大きさで比較し
た。使用したフォトマルチプライアには、図5に示す感
度特性のものを使用した。さらに、得られたX線増感紙
用蛍光体の残光特性を図6に示す。この図に示すよう
に、実施例1で製作したX線増感紙用蛍光体は、極めて
低い残光特性を示した。この図は、縦軸に残光量([一
定時間経過後の発光量/X線刺激時の発光景]の対数
値)を、横軸に、残光の減衰時間(X線の照射を停止し
てからの経過時間)を示している。
【0026】さらに、実施例1の製造方法において、酸
化ストロンチウムと五酸化タンタルの添加量を変更しな
いで、酸化ガドリニウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ガドリニウムの
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図7はガドリニウム含有量に対するX線増感紙
用蛍光体の315nmの相対発光輝度を示す。このグラ
フに示すように、一般式(1)において、ガドリニウム
の添加量を示すxの値を、5×10−3〜10−1の範
囲に設定することにより、発光輝度を約30%以上も高
くできる。
化ストロンチウムと五酸化タンタルの添加量を変更しな
いで、酸化ガドリニウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ガドリニウムの
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図7はガドリニウム含有量に対するX線増感紙
用蛍光体の315nmの相対発光輝度を示す。このグラ
フに示すように、一般式(1)において、ガドリニウム
の添加量を示すxの値を、5×10−3〜10−1の範
囲に設定することにより、発光輝度を約30%以上も高
くできる。
【0027】さらに、実施例1の製造方法において、酸
化ガドリニウムと五酸化タンタルの添加量を変更しない
で、酸化ストロンチウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ストロンチウム
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図8はストロンチウム含有量に対するX線増感
紙用蛍光体の相対発光輝度を示す。このグラフに示すよ
うに、一般式(1)において、ストロンチウムの添加量
を示すyの値を、5×10−4〜2.5×10−3の範
囲に設定することにより、発光輝度を約20%高くでき
る。
化ガドリニウムと五酸化タンタルの添加量を変更しない
で、酸化ストロンチウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ストロンチウム
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図8はストロンチウム含有量に対するX線増感
紙用蛍光体の相対発光輝度を示す。このグラフに示すよ
うに、一般式(1)において、ストロンチウムの添加量
を示すyの値を、5×10−4〜2.5×10−3の範
囲に設定することにより、発光輝度を約20%高くでき
る。
【0028】[実施例2] 蛍光体原料に下記のものを使用する以外、実施例1と同
様にしてX線増感紙用蛍光体を製作した。 酸化イットリウム………64.02g 酸化ガドリニウム…………0.54g 炭酸ストロンチウム………6.64g 五酸化タンタル………132.37g 五酸化ニオブ………………0.12g 塩化リチウム…………100g
様にしてX線増感紙用蛍光体を製作した。 酸化イットリウム………64.02g 酸化ガドリニウム…………0.54g 炭酸ストロンチウム………6.64g 五酸化タンタル………132.37g 五酸化ニオブ………………0.12g 塩化リチウム…………100g
【0029】製作したX線増感紙用蛍光体の一般式は下
記に示すものであった。Y0.993Sr0.002T
a0.9985Nb0.0015O3.999:0.0
05Gd3+得られたX線増感紙用蛍光体の発光スペク
トルを図9の曲線Aで示す。この図において、曲線Bは
Gdの含有量を表すXの値を0とする以外前記の組成式
と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示し、曲線C
はGdの含有量を増加させる(X=0.05)以外前記
の組成式と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示
す。実施例で試作したX線増感紙用蛍光体は、Gdの添
加量を示すXの値を特定の範囲において多くすることに
より、315nmピーク波長における発光輝度を飛躍的
に高くできる。この図に示すように、実施例1で製作し
たX線増感紙用蛍光体は、315nmの相対エネルギー
強度が著しく高く、しかもX線フィルムの分光感度に対
して有効な狭いバンド幅に発光が集中する優れた特性を
示した。
記に示すものであった。Y0.993Sr0.002T
a0.9985Nb0.0015O3.999:0.0
05Gd3+得られたX線増感紙用蛍光体の発光スペク
トルを図9の曲線Aで示す。この図において、曲線Bは
Gdの含有量を表すXの値を0とする以外前記の組成式
と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示し、曲線C
はGdの含有量を増加させる(X=0.05)以外前記
の組成式と同組成とする蛍光体の発光スペクトルを示
す。実施例で試作したX線増感紙用蛍光体は、Gdの添
加量を示すXの値を特定の範囲において多くすることに
より、315nmピーク波長における発光輝度を飛躍的
に高くできる。この図に示すように、実施例1で製作し
たX線増感紙用蛍光体は、315nmの相対エネルギー
強度が著しく高く、しかもX線フィルムの分光感度に対
して有効な狭いバンド幅に発光が集中する優れた特性を
示した。
【0030】さらに、実施例2の製造方法において、酸
化ストロンチウムと五酸化タンタルの添加量を変更しな
いで、酸化ガドリニウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ガドリニウムの
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図10はガドリニウム含有量に対するX線増感
紙用蛍光体の315nmの相対発光輝度を示す。このグ
ラフに示すように、一般式(1)において、ガドリニウ
ムの添加量を示すxの値を特定の範囲に設定することに
より、315nmピーク波長における発光輝度を飛躍的
に高くできる。
化ストロンチウムと五酸化タンタルの添加量を変更しな
いで、酸化ガドリニウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ガドリニウムの
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図10はガドリニウム含有量に対するX線増感
紙用蛍光体の315nmの相対発光輝度を示す。このグ
ラフに示すように、一般式(1)において、ガドリニウ
ムの添加量を示すxの値を特定の範囲に設定することに
より、315nmピーク波長における発光輝度を飛躍的
に高くできる。
【0031】さらに、実施例2の製造方法において、酸
化ガドリニウムと五酸化タンタルの添加量を変更しない
で、酸化ストロンチウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ストロンチウム
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図11はストロンチウム含有量に対するX線増
感紙用蛍光体の相対発光輝度を示す。このグラフに示す
ように、一般式(1)において、ストロンチウムの添加
量を示すyの値を特定の範囲に設定することにより、発
光輝度を相当に高くできる。
化ガドリニウムと五酸化タンタルの添加量を変更しない
で、酸化ストロンチウムと酸化イットリウムの添加量を
変更してX線増感紙用蛍光体を製作し、ストロンチウム
含有量に対するX線増感紙用蛍光体の相対発光強度を測
定した。図11はストロンチウム含有量に対するX線増
感紙用蛍光体の相対発光輝度を示す。このグラフに示す
ように、一般式(1)において、ストロンチウムの添加
量を示すyの値を特定の範囲に設定することにより、発
光輝度を相当に高くできる。
【0032】さらに、得られたX線増感紙用蛍光体の残
光特性を図12に示す。この図に示すように、実施例2
で製作したX線増感紙用蛍光体は、極めて低い残光特性
を示した。
光特性を図12に示す。この図に示すように、実施例2
で製作したX線増感紙用蛍光体は、極めて低い残光特性
を示した。
【0033】[実施例3] 次の実施例1、2で製作したX線増感紙用蛍光体を用い
て、以下のようにしてX線増感紙をつくった。 蛍光体粒子と線状ポリエステル樹脂との混合物に、
メチルエチルケトンを添加し、さらに、硝化度11.5
%のニトロセルロースを添加して蛍光体分散液を調整し
た。 この分散液に、フタル酸ジエチル、フタル酸そして
メチルエチルケトンを添加した後、ホモジナイザーを用
いて充分に撹拌混合し、結合剤と蛍光体の混合比が1:
20(重量比)、粘度30PS(25℃)の塗布液を調
整した この塗布液を、ガラス板上に水平に置いた二酸化チ
タンに練り込み、ポリエステルシート(支持体、厚み2
00μm)の上にドクターブレードを用いて均一に塗布
した。 そして塗布後に、塗膜が形成された支持体を、乾燥
器中で塗膜の乾燥を行い、支持体上に膜厚180μmの
蛍光体層を形成した。 そしてこの蛍光体層の上に、ポリエチレン透明フィ
ルムを、ポリエステル系接着剤を用いて接着し、透明保
護膜(厚み10μm)を形成し、増感紙を作った。
て、以下のようにしてX線増感紙をつくった。 蛍光体粒子と線状ポリエステル樹脂との混合物に、
メチルエチルケトンを添加し、さらに、硝化度11.5
%のニトロセルロースを添加して蛍光体分散液を調整し
た。 この分散液に、フタル酸ジエチル、フタル酸そして
メチルエチルケトンを添加した後、ホモジナイザーを用
いて充分に撹拌混合し、結合剤と蛍光体の混合比が1:
20(重量比)、粘度30PS(25℃)の塗布液を調
整した この塗布液を、ガラス板上に水平に置いた二酸化チ
タンに練り込み、ポリエステルシート(支持体、厚み2
00μm)の上にドクターブレードを用いて均一に塗布
した。 そして塗布後に、塗膜が形成された支持体を、乾燥
器中で塗膜の乾燥を行い、支持体上に膜厚180μmの
蛍光体層を形成した。 そしてこの蛍光体層の上に、ポリエチレン透明フィ
ルムを、ポリエステル系接着剤を用いて接着し、透明保
護膜(厚み10μm)を形成し、増感紙を作った。
【0034】この増感紙は、付活剤をTmとする本発明
者が先に開発したX線増感紙用蛍光体を使用したX線増
感紙に比べて、AgBrの実質感度が著しく向上した。
また、残光によるフィルムの感光も優れていた。
者が先に開発したX線増感紙用蛍光体を使用したX線増
感紙に比べて、AgBrの実質感度が著しく向上した。
また、残光によるフィルムの感光も優れていた。
【0035】
【発明の効果】本発明のX線増感紙用蛍光体とX線増感
紙は、付活剤にTmを使用する従来品のように、広い波
長領域に広がった発光スペクトルを示さず、315nm
に集中して極めてバンド幅の狭い発光を示す。315n
mの発光は、X線フィルムの分光感度に対して有効な発
光スペクトルである。このため、本発明のX線増感紙用
蛍光体とX線増感紙は、付活剤をTmとする従来品に比
較すると、実質的感度を著しく向上できる。それは、X
線フィルムの分光感度の高い領域に集中して高輝度に発
光するからである。また、ネガ乳剤に使用するAgBr
に散乱率の低い波長領域に発光を集中することによっ
て、ノイズが少なくて鮮明な画像とすることもできる。
X線フィルムの実質感度を高くできることによって、被
曝線量を低減して診断性能を改善できる利点がある。
紙は、付活剤にTmを使用する従来品のように、広い波
長領域に広がった発光スペクトルを示さず、315nm
に集中して極めてバンド幅の狭い発光を示す。315n
mの発光は、X線フィルムの分光感度に対して有効な発
光スペクトルである。このため、本発明のX線増感紙用
蛍光体とX線増感紙は、付活剤をTmとする従来品に比
較すると、実質的感度を著しく向上できる。それは、X
線フィルムの分光感度の高い領域に集中して高輝度に発
光するからである。また、ネガ乳剤に使用するAgBr
に散乱率の低い波長領域に発光を集中することによっ
て、ノイズが少なくて鮮明な画像とすることもできる。
X線フィルムの実質感度を高くできることによって、被
曝線量を低減して診断性能を改善できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネガ乳剤であるAgBrの波長に対する吸収係
数を示すグラフ
数を示すグラフ
【図2】X線フィルムの波長に対する比感度を示すグラ
フ
フ
【図3】実施例1で得られた本発明のX線増感紙用蛍光
体の発光スペクトルを示すグラフ
体の発光スペクトルを示すグラフ
【図4】付活剤をTmとする従来のX線増感紙用蛍光体
の発光スペクトルを示すグラフ
の発光スペクトルを示すグラフ
【図5】感度の測定に使用するフォトマルチプライアの
相対感度を示すグラフ
相対感度を示すグラフ
【図6】実施例1で得られたX線増感紙用蛍光体の残光
特性を示すグラフ
特性を示すグラフ
【図7】実施例1で製作されたX線増感紙用蛍光体であ
ってGd含有量に対する315nm発光強度を示すグラ
フ
ってGd含有量に対する315nm発光強度を示すグラ
フ
【図8】実施例1で製作されたX線増感紙用蛍光体であ
ってSr含有量に対する相対発光強度を示すグラフ
ってSr含有量に対する相対発光強度を示すグラフ
【図9】実施例2で得られたX線増感紙用蛍光体の発光
スペクトルを示すグラフ
スペクトルを示すグラフ
【図10】実施例2で製作されたX線増感紙用蛍光体で
あってGd含有量に対する315nm発光強度を示すグ
ラフ
あってGd含有量に対する315nm発光強度を示すグ
ラフ
【図11】実施例2で製作されたX線増感紙用蛍光体で
あってSr含有量に対する相対発光強度を示すグラフ
あってSr含有量に対する相対発光強度を示すグラフ
【図12】実施例1で得られたX線増感紙用蛍光体の残
光特性を示すグラフ
光特性を示すグラフ
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の一般式(1)で表されるX線増感
紙用蛍光体において、(1)の一般式において、付活剤
を表すRがGdで、Gdの含有量を表すXの値が1×1
0−5≦x≦3×10−1の範囲に設定されることを特
徴とするX線増感紙用蛍光体。 Ln1−x−yMyDO4−1/2y:XR………(1) ただし、一般式において、LnはY、La及びLuの少
なくとも1種の元素であり、 Mは、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cdの群
より選ばれる少なくとも1種の二価金属であり、 DはTa、Nbのいずれか又は両方を含み、 yは1×10−5≦y≦1の範囲に設定される。 - 【請求項2】 支持体と、この支持体上に設けられた蛍
光体層とを備えるX線増感紙であって、上記蛍光体層
が、下記の一般式(1)で表されるX線増感紙用蛍光体
を含むX線増感紙において、蛍光体層のX線増感紙用蛍
光体が、(1)の一般式において、付活剤を表すRがG
dで、Gdの含有量を表すXの値が1×10−5≦x≦
3×10−1の範囲に設定されることを特徴とするX線
増感紙。 Ln1−x−yMyDO4−1/2y:XR………(1) ただし、一般式において、LnはY、La及びLuの少
なくとも1種の元素であり、 Mは、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cdの群
より選ばれる少なくとも1種の二価金属であり、 DはTa、Nbのいずれか又は両方を含み、 yは1×10−5≦y≦1の範囲に設定される。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085541A JPH07108974B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | X線増感紙用蛍光体およびこれを用いたx線増感紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085541A JPH07108974B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | X線増感紙用蛍光体およびこれを用いたx線増感紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06271849A JPH06271849A (ja) | 1994-09-27 |
| JPH07108974B2 true JPH07108974B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=13861735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5085541A Expired - Fee Related JPH07108974B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | X線増感紙用蛍光体およびこれを用いたx線増感紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108974B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6258244A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-13 | Nichia Kagaku Kogyo Kk | X線で刺激されて発光する蛍光体の製造方法 |
| JPS6257485A (ja) * | 1985-11-20 | 1987-03-13 | Nichia Kagaku Kogyo Kk | X線増感紙 |
| JPH0631904B2 (ja) * | 1988-12-28 | 1994-04-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線像変換パネル |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5085541A patent/JPH07108974B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06271849A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |