JPH07109300A - ヒトii型ホスホリパーゼa2と結合する抗体 - Google Patents
ヒトii型ホスホリパーゼa2と結合する抗体Info
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- JPH07109300A JPH07109300A JP5255646A JP25564693A JPH07109300A JP H07109300 A JPH07109300 A JP H07109300A JP 5255646 A JP5255646 A JP 5255646A JP 25564693 A JP25564693 A JP 25564693A JP H07109300 A JPH07109300 A JP H07109300A
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- Japan
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- type
- pla2
- monoclonal antibody
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- phospholipase
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒトII型ホスホリパーゼA2と硫酸化多糖と
の結合を促進する因子を見出す。かかる因子は抗凝固作
用、抗炎症作用等の効果が期待できる。 【構成】 ヒトII型ホスホリパーゼA2に結合する抗体
であって、ヒトII型ホスホリパーゼA2と硫酸化多糖と
の結合を促進する活性を有するモノクローナル抗体。ま
たかかる活性を有するモノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマ細胞等の動物細胞。
の結合を促進する因子を見出す。かかる因子は抗凝固作
用、抗炎症作用等の効果が期待できる。 【構成】 ヒトII型ホスホリパーゼA2に結合する抗体
であって、ヒトII型ホスホリパーゼA2と硫酸化多糖と
の結合を促進する活性を有するモノクローナル抗体。ま
たかかる活性を有するモノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマ細胞等の動物細胞。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトII型ホスホリパーゼ
A2と結合するモノクローナル抗体に関する。さらに詳
しくは、ヒトII型ホスホリパーゼA2とヘパリン等の硫
酸化多糖との結合を促進する活性を有するモノクローナ
ル抗体に関する。
A2と結合するモノクローナル抗体に関する。さらに詳
しくは、ヒトII型ホスホリパーゼA2とヘパリン等の硫
酸化多糖との結合を促進する活性を有するモノクローナ
ル抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヒト炎症性疾患や炎症動物モデル
の炎症局所からホスホリパーゼA2が精製され、その性
状が明らかになった(工藤一郎、井上圭三、生化学、6
4,3330―3344,1992年)。ヒトII型ホス
ホリパーゼA2(以下、「II型PLA2」という。)
は、それまでに膵臓より単離されていたホスホリパーゼ
A2とほぼ同じ14KDaの分子量であるが、一次配列
はそれと異なるものである。また、膵臓由来ホスホリパ
ーゼA2と異なり、硫酸化多糖に高い親和性を有してい
る。この性質は生理的にも重要であり、炎症性サイトカ
イン(IL―1、TNFなど)で発現誘導されたII型P
LA2は細胞表面のヘパラン硫酸に結合した形で存在し
ていることが示されている(Murakami, M. et al.: J.
Biol. Chem.,268:839〜844,1993)。し
かし、これまでのところ、かかる結合を促進する物質は
知られていない。
の炎症局所からホスホリパーゼA2が精製され、その性
状が明らかになった(工藤一郎、井上圭三、生化学、6
4,3330―3344,1992年)。ヒトII型ホス
ホリパーゼA2(以下、「II型PLA2」という。)
は、それまでに膵臓より単離されていたホスホリパーゼ
A2とほぼ同じ14KDaの分子量であるが、一次配列
はそれと異なるものである。また、膵臓由来ホスホリパ
ーゼA2と異なり、硫酸化多糖に高い親和性を有してい
る。この性質は生理的にも重要であり、炎症性サイトカ
イン(IL―1、TNFなど)で発現誘導されたII型P
LA2は細胞表面のヘパラン硫酸に結合した形で存在し
ていることが示されている(Murakami, M. et al.: J.
Biol. Chem.,268:839〜844,1993)。し
かし、これまでのところ、かかる結合を促進する物質は
知られていない。
【0003】逆にこの結合を阻害する物質として、II型
PLA2のヘパリン結合ドメインを認識する抗体が知ら
れている(Murakami, M. et al., Methods in Enzymolo
gy,197,223〜233,1991)。
PLA2のヘパリン結合ドメインを認識する抗体が知ら
れている(Murakami, M. et al., Methods in Enzymolo
gy,197,223〜233,1991)。
【0004】一方、II型PLA2は血管内皮細胞に作用
して、PGI2 の産生を誘導し抗凝固作用および血流循
環改善作用を発揮していると考えられる(Murakami, M.
etal.: J. Biol. Chem.,268:839〜844,1
993)。また、in vitro血液凝固系に作用し
て、抗凝固作用を示すことも報告されている(G. Cirin
o, C. Cicala, L. Sorrentino, J.L. Browning, Thromb
osis Research,70,337〜342,1993)。さ
らに、II型PLA2が好中球の産生する菌体膜透過性亢
進因子の共存下でグラム陰性菌の膜を破壊することが報
告されている(Elsbach, P., Weiss, J., Biochem. Bio
phys. Acta, 947,29〜52,1988)。これら
の反応にもヘパリン結合部位が関与しているものと考え
られる。
して、PGI2 の産生を誘導し抗凝固作用および血流循
環改善作用を発揮していると考えられる(Murakami, M.
etal.: J. Biol. Chem.,268:839〜844,1
993)。また、in vitro血液凝固系に作用し
て、抗凝固作用を示すことも報告されている(G. Cirin
o, C. Cicala, L. Sorrentino, J.L. Browning, Thromb
osis Research,70,337〜342,1993)。さ
らに、II型PLA2が好中球の産生する菌体膜透過性亢
進因子の共存下でグラム陰性菌の膜を破壊することが報
告されている(Elsbach, P., Weiss, J., Biochem. Bio
phys. Acta, 947,29〜52,1988)。これら
の反応にもヘパリン結合部位が関与しているものと考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
したII型PLA2とヘパリン等の硫酸化多糖との結合を
促進する活性を有する物質を見出すことである。そうし
た物質は、II型PLA2のもつ抗凝固作用、血流循環改
善作用、抗菌作用等の生理作用を促進させることが期待
できる。そして凝固線溶異常、虚血、喘息、関節炎、敗
血症および皮膚の炎症性の疾患のための新しい治療薬、
診断薬となり得るものである。
したII型PLA2とヘパリン等の硫酸化多糖との結合を
促進する活性を有する物質を見出すことである。そうし
た物質は、II型PLA2のもつ抗凝固作用、血流循環改
善作用、抗菌作用等の生理作用を促進させることが期待
できる。そして凝固線溶異常、虚血、喘息、関節炎、敗
血症および皮膚の炎症性の疾患のための新しい治療薬、
診断薬となり得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはII型PLA
2に結合するモノクローナル抗体54種を取得し、その
うち10種類にII型PLA2と硫酸化多糖との結合を促
進する活性があることを見出し、本発明を完成した。
2に結合するモノクローナル抗体54種を取得し、その
うち10種類にII型PLA2と硫酸化多糖との結合を促
進する活性があることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、ヒトII型ホスホリパー
ゼA2と結合する抗体であって、ヒトII型ホスホリパー
ゼA2と硫酸化多糖との結合を促進する活性を有するモ
ノクローナル抗体である。本発明には、かかるモノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞等の動物細胞
も含まれる。
ゼA2と結合する抗体であって、ヒトII型ホスホリパー
ゼA2と硫酸化多糖との結合を促進する活性を有するモ
ノクローナル抗体である。本発明には、かかるモノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞等の動物細胞
も含まれる。
【0008】一般にモノクローナル抗体は、抗原分子の
特定の部位を認識し、そこに結合する性質を有してい
る。ここで、そうした抗原分子中の部位が、抗原分子と
他の分子との結合にあずかる部位である場合には、当該
他の分子とモノクローナル抗体とがそうした抗原分子中
の部位を求めて競合するため、抗原分子と他の分子との
結合は阻害されるであろう。また、モノクローナル抗体
の抗原認識部位が、他の分子との結合部位の近傍である
場合にも、モノクローナル抗体が結合すると、それによ
る立体障害により、他の分子との結合はやはり阻害され
ることとなろう。モノクローナル抗体の抗原認識部位
が、これらの部位以外のときは、他の分子との結合が阻
害されない場合もあろうが、いずれの場合でもモノクロ
ーナル抗体の結合により他の分子との結合が促進される
場合があることは予期し難いことであった。
特定の部位を認識し、そこに結合する性質を有してい
る。ここで、そうした抗原分子中の部位が、抗原分子と
他の分子との結合にあずかる部位である場合には、当該
他の分子とモノクローナル抗体とがそうした抗原分子中
の部位を求めて競合するため、抗原分子と他の分子との
結合は阻害されるであろう。また、モノクローナル抗体
の抗原認識部位が、他の分子との結合部位の近傍である
場合にも、モノクローナル抗体が結合すると、それによ
る立体障害により、他の分子との結合はやはり阻害され
ることとなろう。モノクローナル抗体の抗原認識部位
が、これらの部位以外のときは、他の分子との結合が阻
害されない場合もあろうが、いずれの場合でもモノクロ
ーナル抗体の結合により他の分子との結合が促進される
場合があることは予期し難いことであった。
【0009】実際、本発明者も、II型PLA2に対する
モノクローナル抗体について調べた結果、II型PLA2
と硫酸化多糖との結合に影響を与えない抗体およびこの
結合を阻害する抗体を多数見出している。しかしなが
ら、本発明者は、これらの抗体以外にこの結合を促進す
る活性を有する抗体を今回新たに見出したものである。
モノクローナル抗体について調べた結果、II型PLA2
と硫酸化多糖との結合に影響を与えない抗体およびこの
結合を阻害する抗体を多数見出している。しかしなが
ら、本発明者は、これらの抗体以外にこの結合を促進す
る活性を有する抗体を今回新たに見出したものである。
【0010】本発明のモノクローナル抗体は例えば以下
に述べる方法で調製することができる。すなわち、基本
的には、GalfreおよびMilstein, Methods in Enzymolog
y,第73巻,Academic Press, New York (1981); James
W.Goding, Monoclonal Antibodies: Principles and P
ractice, Academic Press, Orlando, Florida (1986);
Current Protocols in Molecular Biology, F.M. Ausub
el等共編、Wiley Interscience, New York (1987) 等に
記載されている方法である。
に述べる方法で調製することができる。すなわち、基本
的には、GalfreおよびMilstein, Methods in Enzymolog
y,第73巻,Academic Press, New York (1981); James
W.Goding, Monoclonal Antibodies: Principles and P
ractice, Academic Press, Orlando, Florida (1986);
Current Protocols in Molecular Biology, F.M. Ausub
el等共編、Wiley Interscience, New York (1987) 等に
記載されている方法である。
【0011】モノクローナル抗体を調製するためには、
抗原タンパク質を精製した方がよい。この精製タンパク
質は抗体力価検定のためにも用いられる。本発明のモノ
クローナル抗体の調製に際して用いたII型PLA2の精
製法は、実施例において詳述する。
抗原タンパク質を精製した方がよい。この精製タンパク
質は抗体力価検定のためにも用いられる。本発明のモノ
クローナル抗体の調製に際して用いたII型PLA2の精
製法は、実施例において詳述する。
【0012】次に、精製II型PLA2をアジュバントと
ともに動物に腹腔内注射または皮下注射することを繰り
返し、動物に免疫応答を起こさせる。用いる動物として
は哺乳類が好ましく、ラットおよびマウスがより好まし
い。最も好ましくはbalb/cマウスである。
ともに動物に腹腔内注射または皮下注射することを繰り
返し、動物に免疫応答を起こさせる。用いる動物として
は哺乳類が好ましく、ラットおよびマウスがより好まし
い。最も好ましくはbalb/cマウスである。
【0013】続いて、その免疫した動物からBリンパ球
を取り出し、上記文献記載の方法で、無限増殖能を持つ
動物細胞と細胞融合を行う。この融合の相手として好ま
しい細胞株はマウスの骨髄腫細胞であり、P3―X63
―Ag8―U1ミエローマ細胞(ATCC CRL15
97)が特に好ましい。
を取り出し、上記文献記載の方法で、無限増殖能を持つ
動物細胞と細胞融合を行う。この融合の相手として好ま
しい細胞株はマウスの骨髄腫細胞であり、P3―X63
―Ag8―U1ミエローマ細胞(ATCC CRL15
97)が特に好ましい。
【0014】細胞融合後は、常法に従い適当な選択培地
で培養を続け、生残した細胞の中からII型PLA2に結
合する抗体を産生している細胞株をELISA法等によ
り選別する。さらに得られたモノクローナル抗体産生細
胞について数回のクローニングを行い、単クローン性お
よび抗体産生能の安定性のある株を選別することが望ま
しい。クローニング法としては、限界希釈法、軟アガロ
ース法、およびセルソーターを用いた選別法等を用いる
ことができる。
で培養を続け、生残した細胞の中からII型PLA2に結
合する抗体を産生している細胞株をELISA法等によ
り選別する。さらに得られたモノクローナル抗体産生細
胞について数回のクローニングを行い、単クローン性お
よび抗体産生能の安定性のある株を選別することが望ま
しい。クローニング法としては、限界希釈法、軟アガロ
ース法、およびセルソーターを用いた選別法等を用いる
ことができる。
【0015】こうして得られたII型PLA2に対するモ
ノクローナル抗体のうちから、II型PLA2と硫酸化多
糖との結合を促進する活性を有するものを、例えば以下
の方法で選別する。すなわち、ヘパリンを結合したEL
ISA用96ウェルプレートに、ビオチン化したII型P
LA2を加え、続いてアルカリフォスファターゼ結合ス
トレプトアビジンを反応させることでヘパリンとII型P
LA2との結合を検出する系に、評価すべきモノクロー
ナル抗体を適宜希釈して加え、その結合の阻害または促
進活性を調べる。こうしてII型PLA2に結合するモノ
クローナル抗体の中から、II型PLA2とヘパリンとの
結合を促進する活性を有するものを選別することができ
る。
ノクローナル抗体のうちから、II型PLA2と硫酸化多
糖との結合を促進する活性を有するものを、例えば以下
の方法で選別する。すなわち、ヘパリンを結合したEL
ISA用96ウェルプレートに、ビオチン化したII型P
LA2を加え、続いてアルカリフォスファターゼ結合ス
トレプトアビジンを反応させることでヘパリンとII型P
LA2との結合を検出する系に、評価すべきモノクロー
ナル抗体を適宜希釈して加え、その結合の阻害または促
進活性を調べる。こうしてII型PLA2に結合するモノ
クローナル抗体の中から、II型PLA2とヘパリンとの
結合を促進する活性を有するものを選別することができ
る。
【0016】ヒトの治療に本発明のモノクローナル抗体
を用いる場合には、ヒト型のモノクローナル抗体を用い
ることが望ましい。ヒト型のモノクローナル抗体には、
ヒトのモノクローナル抗体のほか、いわゆるキメラ抗体
すなわち可変領域のみマウス等の動物由来のアミノ酸配
列からなり、定常領域にはヒトのアミノ酸配列を用いた
ものも含まれる。この他、いわゆるCDRグラフティン
グ技術によるモノクローナル抗体すなわち相補性決定領
域のみ動物由来のアミノ酸配列からなり、それ以外の配
列は全てヒト由来のものであるものも、ここでいうヒト
型のモノクローナル抗体に含まれる。
を用いる場合には、ヒト型のモノクローナル抗体を用い
ることが望ましい。ヒト型のモノクローナル抗体には、
ヒトのモノクローナル抗体のほか、いわゆるキメラ抗体
すなわち可変領域のみマウス等の動物由来のアミノ酸配
列からなり、定常領域にはヒトのアミノ酸配列を用いた
ものも含まれる。この他、いわゆるCDRグラフティン
グ技術によるモノクローナル抗体すなわち相補性決定領
域のみ動物由来のアミノ酸配列からなり、それ以外の配
列は全てヒト由来のものであるものも、ここでいうヒト
型のモノクローナル抗体に含まれる。
【0017】これらのキメラ抗体あるいはCDRグラフ
ティング技術によるモノクローナル抗体は、現在の遺伝
子組換え技術によれば、本発明のモノクローナル抗体を
産生するマウスのハイブリドーマから、それに対応する
遺伝子を取り出してヒト抗体遺伝子と組み換え、動物細
胞に導入して発現させることによっても容易に作製する
ことができる。例えばInt. J. Cancer, 44,424〜
433(1989),Pro Natl Acad Sci USA,87,8
095〜8099(1990)に記載のごとくである。
また、アミノ酸配列を変えずに、モノクローナル抗体の
産生効率向上を目的として、ハイブリドーマから取り出
した本発明の抗体に対応する遺伝子を他の動物細胞にお
いて発現させることも可能である。本発明のモノクロー
ナル抗体には、これらの遺伝子組換え技術によって得ら
れるモノクローナル抗体およびそれを産生する動物細胞
も含まれる。
ティング技術によるモノクローナル抗体は、現在の遺伝
子組換え技術によれば、本発明のモノクローナル抗体を
産生するマウスのハイブリドーマから、それに対応する
遺伝子を取り出してヒト抗体遺伝子と組み換え、動物細
胞に導入して発現させることによっても容易に作製する
ことができる。例えばInt. J. Cancer, 44,424〜
433(1989),Pro Natl Acad Sci USA,87,8
095〜8099(1990)に記載のごとくである。
また、アミノ酸配列を変えずに、モノクローナル抗体の
産生効率向上を目的として、ハイブリドーマから取り出
した本発明の抗体に対応する遺伝子を他の動物細胞にお
いて発現させることも可能である。本発明のモノクロー
ナル抗体には、これらの遺伝子組換え技術によって得ら
れるモノクローナル抗体およびそれを産生する動物細胞
も含まれる。
【0018】ヒト型モノクローナル抗体の作製方法に
は、上記のほかに、ヒトのBリンパ球をヒトまたはマウ
スのミエローマあるいはヘテロミエローマと細胞融合す
る方法もある。ヒトのミエローマと細胞融合する方法と
しては、例えばJ. Immunol Methods, 61,17〜32
(1983)に、マウスのミエローマと細胞融合する方
法としては、例えばProc Natl Acad Sci USA, 77,6
841〜6845(1980)に、ヘテロミエローマと
細胞融合する方法としては、例えばProc Natl Acad Sci
USA, 81,3214(1984)等に記載されてい
る。これらの方法を実施するにあたっては、ヒトのBリ
ンパ球を細胞融合する前にin vitroで刺激して
おく方がよい。その方法としては、例えばBiochem Biop
hys Rec Commun, 135,495(1986)に記載の
方法によればよい。
は、上記のほかに、ヒトのBリンパ球をヒトまたはマウ
スのミエローマあるいはヘテロミエローマと細胞融合す
る方法もある。ヒトのミエローマと細胞融合する方法と
しては、例えばJ. Immunol Methods, 61,17〜32
(1983)に、マウスのミエローマと細胞融合する方
法としては、例えばProc Natl Acad Sci USA, 77,6
841〜6845(1980)に、ヘテロミエローマと
細胞融合する方法としては、例えばProc Natl Acad Sci
USA, 81,3214(1984)等に記載されてい
る。これらの方法を実施するにあたっては、ヒトのBリ
ンパ球を細胞融合する前にin vitroで刺激して
おく方がよい。その方法としては、例えばBiochem Biop
hys Rec Commun, 135,495(1986)に記載の
方法によればよい。
【0019】このほか、ヒトモノクローナル抗体を作製
する方法としては、EBウイルスによるヒトBリンパ球
のトランスフォーメーションが挙げられる。
する方法としては、EBウイルスによるヒトBリンパ球
のトランスフォーメーションが挙げられる。
【0020】すなわち、本発明のモノクローナル抗体
は、II型PLA2と硫酸化多糖との結合促進活性を有す
るという、これまでにない活性を有することに特徴があ
るのであって、いずれの種のものであるか、いかなる方
法で作製されたか等は問わない。当業者であれば、かか
る活性を有するモノクローナル抗体が存在することがわ
かれば、種を変えることや、作製方法を変えることに何
ら困難はないであろう。
は、II型PLA2と硫酸化多糖との結合促進活性を有す
るという、これまでにない活性を有することに特徴があ
るのであって、いずれの種のものであるか、いかなる方
法で作製されたか等は問わない。当業者であれば、かか
る活性を有するモノクローナル抗体が存在することがわ
かれば、種を変えることや、作製方法を変えることに何
ら困難はないであろう。
【0021】本発明のモノクローナル抗体はII型PLA
2を測定することに用いることもできる。すなわち、E
LISA法あるいはRIA法として知られる免疫化学的
測定手段により、II型PLA2濃度を測定することがで
きる。例えば固相側にヘパリンを固定したプレートを用
いることでII型PLA2を高感度に測定することが可能
となる。
2を測定することに用いることもできる。すなわち、E
LISA法あるいはRIA法として知られる免疫化学的
測定手段により、II型PLA2濃度を測定することがで
きる。例えば固相側にヘパリンを固定したプレートを用
いることでII型PLA2を高感度に測定することが可能
となる。
【0022】また、本発明のモノクローナル抗体を用い
て、硫酸化多糖と結合を形成しているII型PLA2を測
定することもできる。この硫酸化多糖との複合体は炎症
等の病態進行のメルクマールとなり得るものである。か
かる硫酸化多糖としてはヘパリン類が挙げられる。II型
PLA2はヘパリン存在下で酵素活性が上昇するのに対
し、I型のものは逆に低下することが知られていること
から、II型PLA2の血中濃度そのもののほかに、硫酸
化多糖との複合体の血中濃度を測定する意義が存するの
である。
て、硫酸化多糖と結合を形成しているII型PLA2を測
定することもできる。この硫酸化多糖との複合体は炎症
等の病態進行のメルクマールとなり得るものである。か
かる硫酸化多糖としてはヘパリン類が挙げられる。II型
PLA2はヘパリン存在下で酵素活性が上昇するのに対
し、I型のものは逆に低下することが知られていること
から、II型PLA2の血中濃度そのもののほかに、硫酸
化多糖との複合体の血中濃度を測定する意義が存するの
である。
【0023】
【発明の効果】本発明のモノクローナル抗体によれば、
それを治療薬として用いることによりII型PLA2のも
つ抗凝固活性、血流循環改善作用、抗菌作用等の生理作
用を促進することが期待できる。
それを治療薬として用いることによりII型PLA2のも
つ抗凝固活性、血流循環改善作用、抗菌作用等の生理作
用を促進することが期待できる。
【0024】また、本発明のモノクローナル抗体を用い
た診断薬、診断キットによれば、例えば血中のII型PL
A2濃度や、II型PLA2と硫酸化多糖との複合体の濃
度を測定することができる。
た診断薬、診断キットによれば、例えば血中のII型PL
A2濃度や、II型PLA2と硫酸化多糖との複合体の濃
度を測定することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものでは
ない。
明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものでは
ない。
【0026】
【実施例1】 II型PLA2の調製 II型PLA2のcDNAはJ.J. Seilhamerらの報告(J.
Biol. Chem., 264,5335(1989))に記載
の方法によって調製した。すなわち、ヒト胎盤由来RN
A(クローンテック社より購入)から、逆転写酵素RA
V―2(宝酒造)を添付プロトコールに従って用いるこ
とにより、cDNAライブラリーを作製した。
Biol. Chem., 264,5335(1989))に記載
の方法によって調製した。すなわち、ヒト胎盤由来RN
A(クローンテック社より購入)から、逆転写酵素RA
V―2(宝酒造)を添付プロトコールに従って用いるこ
とにより、cDNAライブラリーを作製した。
【0027】次に、(5′)AACTCTAGACCA
TGAAGACCCTCC(3′)および(5′)AG
AAGATCTCCTGCCTGGCCTCTA
(3′)なる配列の一本鎖合成DNAプライマーを用い
たPCR法によりII型PLA2cDNAを増幅した。反
応はパーキンエルマー社のTaqポリメラーゼを添付プ
ロトコールに従って用いることにより行った。約560
bpのII型PLA2cDNA断片は、アガロースゲル電
気泳動により精製した。
TGAAGACCCTCC(3′)および(5′)AG
AAGATCTCCTGCCTGGCCTCTA
(3′)なる配列の一本鎖合成DNAプライマーを用い
たPCR法によりII型PLA2cDNAを増幅した。反
応はパーキンエルマー社のTaqポリメラーゼを添付プ
ロトコールに従って用いることにより行った。約560
bpのII型PLA2cDNA断片は、アガロースゲル電
気泳動により精製した。
【0028】続いて、II型PLA2cDNAを、合成D
NAリンカーを介してバキュロウイルス組換えベクター
pAC YM1(Matsuura, Y. et al, T. Gen. Viro
l., 68,1233〜1250(1987);国立予防
衛生研究所、松浦善治博士より分与された)のBamH
Iサイトに組み込んだ。
NAリンカーを介してバキュロウイルス組換えベクター
pAC YM1(Matsuura, Y. et al, T. Gen. Viro
l., 68,1233〜1250(1987);国立予防
衛生研究所、松浦善治博士より分与された)のBamH
Iサイトに組み込んだ。
【0029】これを、夜蛾科のバキュロウイルス(Ac
NPV)DNAと共に昆虫細胞Sf―9にトランスフェ
クションすることにより、組換えウイルスを得た。Sf
―9細胞はインビトロジェン社より購入したものであ
り、トランスフェクションおよび組換えウイルスの純化
の操作手順については添付のプロトコールに従った。
NPV)DNAと共に昆虫細胞Sf―9にトランスフェ
クションすることにより、組換えウイルスを得た。Sf
―9細胞はインビトロジェン社より購入したものであ
り、トランスフェクションおよび組換えウイルスの純化
の操作手順については添付のプロトコールに従った。
【0030】次にSf―9細胞を20ml/フラスコ
(ファルコン社製)のスケールで静置培養し、MOI=
1で上記組換えウイルスを感染させ、25℃で4日間培
養した後、その培養上清を回収した。
(ファルコン社製)のスケールで静置培養し、MOI=
1で上記組換えウイルスを感染させ、25℃で4日間培
養した後、その培養上清を回収した。
【0031】この培養上清から、ヘパリンセファロース
カラム(ファルマシアCL―6B)を用いることにより
II型PLA2を精製した。すなわち、φ1.5×5cm
のカラムを用い、1.1リットルの培養上清を通した
後、10mlの50mM Tris・HCl緩衝液(p
H7.4)、50mlの0.3M NaCl/50mM
Tris・HCl(pH7.4)緩衝液、50mlの
0.6M NaCl/50mM Tris・HCl(p
H7.4)緩衝液を順に通したところ、0.6MのNa
Clの画分にII型PLA2が溶出した。
カラム(ファルマシアCL―6B)を用いることにより
II型PLA2を精製した。すなわち、φ1.5×5cm
のカラムを用い、1.1リットルの培養上清を通した
後、10mlの50mM Tris・HCl緩衝液(p
H7.4)、50mlの0.3M NaCl/50mM
Tris・HCl(pH7.4)緩衝液、50mlの
0.6M NaCl/50mM Tris・HCl(p
H7.4)緩衝液を順に通したところ、0.6MのNa
Clの画分にII型PLA2が溶出した。
【0032】次にこの溶出液を、ウォーターズ600E
HPLCシステムに組み合わせた逆相カラム(Vyd
acTMC―4カラム、φ2.2×25cm)にかけてさ
らに精製した。用いた緩衝液は0.1%TFA/H2 O
で、アセトニトリルの0%→50%のリニアーグラジエ
ント(60分)をかけた。ここで述べた精製法および次
に述べる抗体作製法はMethods in Enzymology,197,
223〜233を参考とした。かくして、II型PLA2
は精製され、次に述べる免疫に用いた。なお、精製II型
PLA2はHPLCで単一ピークであり、Laemli
の系のPAGEで単一バンドであった。
HPLCシステムに組み合わせた逆相カラム(Vyd
acTMC―4カラム、φ2.2×25cm)にかけてさ
らに精製した。用いた緩衝液は0.1%TFA/H2 O
で、アセトニトリルの0%→50%のリニアーグラジエ
ント(60分)をかけた。ここで述べた精製法および次
に述べる抗体作製法はMethods in Enzymology,197,
223〜233を参考とした。かくして、II型PLA2
は精製され、次に述べる免疫に用いた。なお、精製II型
PLA2はHPLCで単一ピークであり、Laemli
の系のPAGEで単一バンドであった。
【0033】
【実施例2】 II型PLA2と反応するモノクローナル抗体の作製 実施例1で調製したII型PLA2 10μgをフロイン
ドのコンプリートアジュバント(BACTO社製、1:
1)とともに、2週間毎にBalb/cマウス(6週
齢、オス)にi.p.投与した。これを4回行なった
後、5回目は細胞融合の3日前に上記混合物50μlを
i.v.投与した。
ドのコンプリートアジュバント(BACTO社製、1:
1)とともに、2週間毎にBalb/cマウス(6週
齢、オス)にi.p.投与した。これを4回行なった
後、5回目は細胞融合の3日前に上記混合物50μlを
i.v.投与した。
【0034】細胞融合の直前にマウスを殺し、脾細胞を
PBS中でホモジナイズし、残渣をナイロンメッシュで
濾過後、PBSで遠心洗浄を1回行なった。この脾細胞
2×107 個をマウスミエローマ(P3―X63―Ag
8―U1)4×107 と常法(Kohler, Milstein; Natu
re, 256,495〜497(1975))に従って細
胞融合した。
PBS中でホモジナイズし、残渣をナイロンメッシュで
濾過後、PBSで遠心洗浄を1回行なった。この脾細胞
2×107 個をマウスミエローマ(P3―X63―Ag
8―U1)4×107 と常法(Kohler, Milstein; Natu
re, 256,495〜497(1975))に従って細
胞融合した。
【0035】すなわち、両細胞を混合後遠沈し、Cel
l Packにしてから1mlの50%ポリエチレング
リコール(和光純薬、2000)HAT培地(GIT培
地、和光純薬)を2分間かけて滴下し、さらに5分間か
けて10mlのHAT培地でポリエチレングリコールを
希釈した後、最終的に同培地で100mlにしてから2
00μl/ウェルで96ウェルプレート5枚に分注し
た。5%CO2 、37℃で一週間培養後、半量(100
μl/ウェル)を除去し、HT培地(GIT培地、和光
純薬)を加えた(100μl/ウェル)。二週間後に以
下に述べるII型PLA2をコートしたプレートによるス
クリーニングを行なった。
l Packにしてから1mlの50%ポリエチレング
リコール(和光純薬、2000)HAT培地(GIT培
地、和光純薬)を2分間かけて滴下し、さらに5分間か
けて10mlのHAT培地でポリエチレングリコールを
希釈した後、最終的に同培地で100mlにしてから2
00μl/ウェルで96ウェルプレート5枚に分注し
た。5%CO2 、37℃で一週間培養後、半量(100
μl/ウェル)を除去し、HT培地(GIT培地、和光
純薬)を加えた(100μl/ウェル)。二週間後に以
下に述べるII型PLA2をコートしたプレートによるス
クリーニングを行なった。
【0036】すなわち、II型PLA2の50mM Na
CO3 緩衝液(pH9.5)溶液(1μg/ml)を9
6ウェルプレート(Falcon社、PVC製)に各ウ
ェル当り50μlづつ分注し、37℃で1時間放置し
た。洗浄後、3%BSA/PBSを各ウェル当り200
μl加えて37℃で1時間ブロッキングした。再度洗浄
後、各ウェル当り50μlの培養上清を加え、室温で1
時間放置し、0.05%Tween/PBSで3回洗浄
した。
CO3 緩衝液(pH9.5)溶液(1μg/ml)を9
6ウェルプレート(Falcon社、PVC製)に各ウ
ェル当り50μlづつ分注し、37℃で1時間放置し
た。洗浄後、3%BSA/PBSを各ウェル当り200
μl加えて37℃で1時間ブロッキングした。再度洗浄
後、各ウェル当り50μlの培養上清を加え、室温で1
時間放置し、0.05%Tween/PBSで3回洗浄
した。
【0037】次に、3%BSAおよび0.2%スキムミ
ルクを含むPBSで2000倍に希釈したやぎ抗マウス
IgG―アルカリホスファターゼコンジュゲート(Ta
go社)をウェル当り50μl加え、室温で1時間放置
した。再度洗浄し、0.25mMの塩化マグネシウムを
含む1Mジエタノールアミン緩衝液(pH9.8)に溶
解したp―ニトロフェニルホスフェート二ナトリウム塩
(和光純薬)の1mg/ml溶液をウェル当り100μ
l加え、室温で30分間反応させた。この405nmに
おける吸光度を、96ウェルプレート用のELISAリ
ーダー測定器(Molecular Davice社Vmax)を用いて
調べ、II型PLA2と結合するモノクローナル抗体を分
泌するハイブリドーマを選択した。
ルクを含むPBSで2000倍に希釈したやぎ抗マウス
IgG―アルカリホスファターゼコンジュゲート(Ta
go社)をウェル当り50μl加え、室温で1時間放置
した。再度洗浄し、0.25mMの塩化マグネシウムを
含む1Mジエタノールアミン緩衝液(pH9.8)に溶
解したp―ニトロフェニルホスフェート二ナトリウム塩
(和光純薬)の1mg/ml溶液をウェル当り100μ
l加え、室温で30分間反応させた。この405nmに
おける吸光度を、96ウェルプレート用のELISAリ
ーダー測定器(Molecular Davice社Vmax)を用いて
調べ、II型PLA2と結合するモノクローナル抗体を分
泌するハイブリドーマを選択した。
【0038】このように選択したハイブリドーマについ
て、限界希釈法によるクローニングを2回行ない、株化
した。具体的にはマウス腹腔浸出細胞をHT培地中10
6 個/mlの割合に調製したものを各ウェルに分注し、
これにウェル当り0.5個の割合でHT培地に懸濁した
ハイブリドーマ細胞を播き込んだ。5%CO2 のCO 2
インキュベーター内で、37℃で2週間培養し、その培
養上清について上記ELISA法でスクリーニングし、
単一コロニーをピックアップすることで株化を行なっ
た。
て、限界希釈法によるクローニングを2回行ない、株化
した。具体的にはマウス腹腔浸出細胞をHT培地中10
6 個/mlの割合に調製したものを各ウェルに分注し、
これにウェル当り0.5個の割合でHT培地に懸濁した
ハイブリドーマ細胞を播き込んだ。5%CO2 のCO 2
インキュベーター内で、37℃で2週間培養し、その培
養上清について上記ELISA法でスクリーニングし、
単一コロニーをピックアップすることで株化を行なっ
た。
【0039】
【実施例3】 II型PLA2とヘパリンとの結合を促進するモノクロー
ナル抗体の取得II型PLA2のビオチン化 実施例1により得られたII型PLA2 1mgを1ml
のPBSに溶解し、PIERCE社製NHS―Lc B
iotinを10倍当量加え、37℃で1時間反応さ
せ、2mlのヘパリンセファロースCL6Bカラムに吸
着させた。これを10mlの0.3M NaCl/50
mM Tris・HCl(pH7.4)で洗浄し、さら
に10mlの0.6M NaCl/50mM Tris
・HCl(pH7.4)で溶出し、これを以下の実験に
使用した。
ナル抗体の取得II型PLA2のビオチン化 実施例1により得られたII型PLA2 1mgを1ml
のPBSに溶解し、PIERCE社製NHS―Lc B
iotinを10倍当量加え、37℃で1時間反応さ
せ、2mlのヘパリンセファロースCL6Bカラムに吸
着させた。これを10mlの0.3M NaCl/50
mM Tris・HCl(pH7.4)で洗浄し、さら
に10mlの0.6M NaCl/50mM Tris
・HCl(pH7.4)で溶出し、これを以下の実験に
使用した。
【0040】ヘパリン結合プレートの作製 ELISA用96ウェルプレート(Falcon社、P
VC製)の各ウェルに、20μg/mlのポリ―L―リ
ジンを含むPBSを50μl加えて室温で1時間放置し
た。次に各ウェルをPBSにて2回洗浄し、ヘパリンの
PBS溶液(20μg/ml)を50μlづつ加え、さ
らに室温で1時間反応させた。続いて各ウェルをPBS
で2回洗浄し、BSAのPBS溶液(3mg/ml)を
ウェル当り200μl加えて37℃で1時間反応させる
ことによりヘパリン結合プレートを作製した。なお、プ
レートの保存は4℃で行なった。
VC製)の各ウェルに、20μg/mlのポリ―L―リ
ジンを含むPBSを50μl加えて室温で1時間放置し
た。次に各ウェルをPBSにて2回洗浄し、ヘパリンの
PBS溶液(20μg/ml)を50μlづつ加え、さ
らに室温で1時間反応させた。続いて各ウェルをPBS
で2回洗浄し、BSAのPBS溶液(3mg/ml)を
ウェル当り200μl加えて37℃で1時間反応させる
ことによりヘパリン結合プレートを作製した。なお、プ
レートの保存は4℃で行なった。
【0041】II型PLA2とヘパリンとの結合を促進す
る活性を有するモノクローナル抗体の取得 実施例2で得たハイブリドーマ細胞を10%FCS/R
PMI 1640培地を用い、300mlフラスコで培
養した。培養上清は対数終期に回収した。この培養上清
50μlに0.1μg/mlのビオチン化II型PLA2
を含む3%BSA/PBS溶液50μlを加え、室温で
1時間放置後、ヘパリン結合96ウェルプレートにのせ
た。1時間反応後、0.05%Tween20を含むP
BSで各ウェルを洗浄し、続いて3%BSAおよび0.
2%スキムミルクを含むPBSで2000倍に希釈した
アルカリフォスファターゼ結合ストレプトアビジン(T
ago社製)をウェル当り100μl加え、室温で1時
間反応させた。次に、実施例2で述べたELISA法と
同様にして、アルカリフォスファターゼの酵素活性を測
定することによりII型PLA2とヘパリンとの結合を促
進する活性を調べた。これによりII型PLA2とヘパリ
ンとの結合を促進する活性を有するモノクローナル抗体
を産生するハイブリドーマ細胞株を選別した。表1に示
すごとく、II型PLA2とヘパリンの結合に何ら影響を
与えないもの、阻害するもの、そして本発明の促進させ
るものの三種が見出された。
る活性を有するモノクローナル抗体の取得 実施例2で得たハイブリドーマ細胞を10%FCS/R
PMI 1640培地を用い、300mlフラスコで培
養した。培養上清は対数終期に回収した。この培養上清
50μlに0.1μg/mlのビオチン化II型PLA2
を含む3%BSA/PBS溶液50μlを加え、室温で
1時間放置後、ヘパリン結合96ウェルプレートにのせ
た。1時間反応後、0.05%Tween20を含むP
BSで各ウェルを洗浄し、続いて3%BSAおよび0.
2%スキムミルクを含むPBSで2000倍に希釈した
アルカリフォスファターゼ結合ストレプトアビジン(T
ago社製)をウェル当り100μl加え、室温で1時
間反応させた。次に、実施例2で述べたELISA法と
同様にして、アルカリフォスファターゼの酵素活性を測
定することによりII型PLA2とヘパリンとの結合を促
進する活性を調べた。これによりII型PLA2とヘパリ
ンとの結合を促進する活性を有するモノクローナル抗体
を産生するハイブリドーマ細胞株を選別した。表1に示
すごとく、II型PLA2とヘパリンの結合に何ら影響を
与えないもの、阻害するもの、そして本発明の促進させ
るものの三種が見出された。
【0042】
【表1】
【0043】ここで、II型PLA2とヘパリンとの結合
を促進する活性を有する4株について、その活性の濃度
依存性を図1に示す。
を促進する活性を有する4株について、その活性の濃度
依存性を図1に示す。
【0044】グラフの横軸は、加えたハイブリドーマ培
養上清量を表し、縦軸はヘパリン結合プレートと反応し
たビオチン化II型PLA2量を表す。
養上清量を表し、縦軸はヘパリン結合プレートと反応し
たビオチン化II型PLA2量を表す。
【図1】II型PLA2とヘパリンとの結合を促進する活
性
性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/395 ADZ C12N 5/10 C12P 21/08 9161−4B G01N 33/573 A 33/577 B // C12N 15/02 (C12P 21/08 C12R 1:91)
Claims (6)
- 【請求項1】 ヒトII型ホスホリパーゼA2と結合する
抗体であって、ヒトII型ホスホリパーゼA2と硫酸化多
糖との結合を促進する活性を有するモノクローナル抗
体。 - 【請求項2】 硫酸化多糖がヘパリンである請求項1に
記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項3】 細胞株K3―1(生命工学工業技術研究
所受託番号FERMP―13849号)が産生する請求
項1または2に記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載のモノクローナ
ル抗体を産生する動物細胞。 - 【請求項5】 動物細胞がハイブリドーマ細胞またはハ
イブリドーマ細胞から誘導される細胞である請求項4に
記載の細胞。 - 【請求項6】 細胞株K3―1(生命工学工業技術研究
所受託番号FERMP―13849号)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255646A JPH07109300A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | ヒトii型ホスホリパーゼa2と結合する抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255646A JPH07109300A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | ヒトii型ホスホリパーゼa2と結合する抗体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109300A true JPH07109300A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17281646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5255646A Pending JPH07109300A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | ヒトii型ホスホリパーゼa2と結合する抗体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07109300A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996020959A1 (en) * | 1994-12-29 | 1996-07-11 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Novel monoclonal antibody having inhibitory effect on type ii phospholipase a2 and protein containing a part of the same |
| EP0937463A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-25 | The Procter & Gamble Company | Skin care compositions |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5255646A patent/JPH07109300A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996020959A1 (en) * | 1994-12-29 | 1996-07-11 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Novel monoclonal antibody having inhibitory effect on type ii phospholipase a2 and protein containing a part of the same |
| EP0937463A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-25 | The Procter & Gamble Company | Skin care compositions |
| WO1999042131A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-26 | The Procter & Gamble Company | Skin care compositions |
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