JPH07109405A - 液晶封止用セルの製造方法 - Google Patents
液晶封止用セルの製造方法Info
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- JPH07109405A JPH07109405A JP5258270A JP25827093A JPH07109405A JP H07109405 A JPH07109405 A JP H07109405A JP 5258270 A JP5258270 A JP 5258270A JP 25827093 A JP25827093 A JP 25827093A JP H07109405 A JPH07109405 A JP H07109405A
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Abstract
進剤、ゴム、カップリング剤、充填剤及び溶剤からなる
樹脂組成物を用い、液晶封止用セルを製造する。該樹脂
組成物中、硬化剤はカルボヒドラジド及び又はアジピン
酸ジヒドラジド、その量はエポキシ基1モル当たりヒド
ラジドの官能基 0.3〜1.5モル、また、硬化促進剤は 3-
フェニル-1,1-ジメチル尿素及び又は 3-p−クロロフェ
ニル-1,1-ジメチル尿素、その量はエポキシ樹脂、硬化
剤、ゴム及びカップリング剤の合計100重量部に対して
0.2〜5重量部である。 【効果】120℃×60分という低温かつ短時間の加熱硬化
条件で、信頼性の高い液晶封止用セルを得ることができ
る。これは、該工程における省エネルギーや低コスト化
に寄与する。
Description
化と厳しい環境で使用できる高い信頼性を要求される液
晶表示装置の封止に適する新規な液晶封止用樹脂組成
物、及び該樹脂組成物を用いた液晶セルの製造方法に関
するものである。
ーター、音響機器、計測機器、カラーテレビ等を中心に
電子化が急速に進んだ結果、液晶を用いる表示方式が広
く採用されてきた。これは、消費電力が極めて少なく、
駆動力が低く、太陽光の下でも充分鮮明さや明暗差が取
れる等の特長とともに、小型・軽量化が可能となり、低
価格化を達成できるようになったこと、また、カラー化
技術もブラウン管(CRT)をも凌ぐ程になったことな
どが考えられる。このような利点から液晶表示体の応用
分野は、ますます拡大の様相を見せてきている。
は、生産性向上の検討が盛んに行なわれている。その中
で、液晶セル製造工程における硬化温度の低下、及び硬
化時間の短縮が大きな問題となってきている。従来、液
晶封止用樹脂については、一液加熱硬化型エポキシ樹脂
や紫外線硬化性樹脂が用いられている。例えば、特開昭
57-137317号公報及び特開昭59-157330号公報には、一液
加熱硬化型エポキシ樹脂が記載されている。
上記の問題を充分に解決していない。すなわち、一液加
熱硬化型エポキシ樹脂では、通常の 150℃の温度で60分
以上の硬化時間を要し、下限の 130℃の温度で硬化させ
た場合、要求される性能が発現するまでに、2時間以上
の長時間を必要とする。一方、紫外線硬化性樹脂につい
ては、数分のレベルで完全硬化できるものはなく、すべ
てアフターキュアーを必要とする。また、最終硬化した
ものについても、湿潤時の信頼性が低く、一液加熱硬化
型エポキシ樹脂の性能にも及ばない。
問題点を解決するため鋭意検討した結果、一液加熱硬化
型エポキシ樹脂系封止材において、硬化剤として特定な
ヒドラジド系化合物を、また、硬化促進剤として特定な
尿素系化合物を選ぶことが有効であるということを見出
し、本発明を完成した。
剤、硬化促進剤、ゴム、カップリング剤、充填剤及び溶
剤を主成分とする液晶封止用樹脂組成物を封止材に用い
ることにより、低温かつ短時間で加熱硬化させることが
できることを特徴とする液晶封止用セルの製造方法であ
り、また、該樹脂組成物中、該硬化剤がカルボヒドラジ
ド及び又はアジピン酸ジヒドラジドであり、該硬化促進
剤が 3-フェニル-1,1-ジメチル尿素及び又は 3-p−ク
ロロフェニル-1,1-ジメチル尿素であることを特徴とす
るものである。
する。本発明に用いるエポキシ樹脂とは、分子中にエポ
キシ基を二個以上有する化合物である。例えば、(1)
ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノール
又はクレゾールとホルムアルデヒドとの付加縮合したノ
ボラック樹脂、テトラヒドロキシフェニルメタン及びレ
ゾルシノールのようなヒドロキシ化合物、ジアミノジ
フェニルメタン、アニリン、キシリレンジアミン等のア
ミン化合物、グリセリン、ペンタエリスリトール等の
多価アルコール、又はフタル酸、ヘキサハイドロフタ
ル酸等のカルボキシ化合物と、エピクロロヒドリン、エ
ピブロモヒドリン等のエピハロヒドリン及びメチルエピ
クロロヒドリン等のメチルエピハロヒドリンとの重縮合
樹脂並びに該重縮合樹脂をハロゲン化した樹脂、(2)
エポキシ化大豆油等のエポキシ化脂肪酸類及びその誘導
体、(3)エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化ポリ
イソプレン等のエポキシ化ジエン重合体類、又は、
(4)3,4-エポキシ-6-メチルシクロヘキシルメチル-3,
4-エポキシ-6-メチルシクロヘキサンカーボネート、ビ
ス(2,3-エポキシシクロペンチル)エーテル等の脂肪族
エポキシ樹脂である。これらは、一種類又は二種類以上
使用してもよい。これらの中でも、特に好適なものとし
ては、上記(1)の群、更にとりわけ〜からなるも
のがよい。
は、通常 300〜1500、好ましくは 400〜1000である。こ
の平均分子量が 300未満では、セルを構成している材料
との密着性が悪く、充分な物理的・化学的安定性は得ら
れず、また特に耐熱性が落ちることになる。また、これ
が 1500 を越えると、予備乾燥後の接着面に粘着力が乏
しいため、予備乾燥後のセル用基材とセル用被着材を積
み重ねた場合に、外的な衝撃、振動等によりずれると
か、封止材を塗布する際の作業性が落ちる等の欠点を有
する。なお、ここでいう平均分子量とは数平均分子量で
あり、用いるエポキシ樹脂が二種類以上の場合は、それ
らの平均した数平均分子量を意味する。
及び又はアジピン酸ジヒドラジドであり、これらはそれ
ぞれ化学式(1)(化1)
エポキシ基1モル当たり、ヒドラジドの官能基で通常
0.3〜1.5モル、好ましくは 0.4〜0.9モルが望ましい。
このモル数が 0.3モル未満では、樹脂組成物の貯蔵安定
性はかなりよくなるが、硬化が遅くなるとともに、架橋
度が充分でなく、接着性や耐湿性、電気特性、液晶との
作用が悪くなる。また、これが 1.5モルを越えると、硬
化性は更に向上する傾向にあるが、貯蔵安定性が極端に
悪くなり、吸水率が上昇し、電気特性が悪くなると同時
に、液晶に悪影響を及ぼす結果となる。
1,1-ジメチル尿素及び又は 3-p−クロロフェニル-1,1-
ジメチル尿素であり、これらはそれぞれ化学式(3)
(化3)
剤、ゴム及びカップリング剤の合計100重量部に対して
0.2〜5重量部必要である。この量が 0.2重量部未満で
は、硬化性が極端に低下し、目的以上の熱量と時間を必
要とする。また、これが5重量部を越えると、硬化性は
よいものの、耐湿性、液晶との反応性等の信頼性に悪影
響を及ぼすことになる。
封止材が硬化した後に樹脂層の中にゴム粒子が分散して
いる、いわゆる、海/島構造をとることができるゴムで
あればいずれでもよい。このゴムとしては、例えば、ア
クリルエステル系、シリコーン系、共役ジエン系、オレ
フィン系、ポリエステル系、ウレタン系が挙げられる
が、特にアクリルエステル系、シリコーン系、共役ジエ
ン系の重合体が好ましく、更にアクリルエステル系、シ
リコーン系がより好ましい。これらは、単独で用いて
も、また併用してもよい。
脂に分散してもよく、あるいは、エポキシ樹脂に溶解し
た後、硬化時に析出させてもよい。エポキシ樹脂とのグ
ラフト共重合体、エポキシ樹脂とのグラフト共重合体の
存在下でゴム粒子を生成させる方法もよい。好ましく
は、エポキシ樹脂とのグラフト共重合体、エポキシ樹脂
とのグラフト共重合体の存在下でゴム粒子を生成させる
方法等のゴムの粒径を制御しやすい方法がよい。これら
の方法は、ゴムと樹脂界面に相互作用を有して安定に分
散している方法である。ゴムと樹脂界面に相互作用を有
しないと、硬化後に凝集しやすく、高い信頼性を保持し
にくい。また、ゴムは適度に架橋していると、硬化によ
る応力によってもゴム粒子が変形等しにくく、一層よ
い。
シェル型エマルションを乾燥して得られるゴム粒子を用
いる方法、及び、特開昭55-16053号公報又は特開昭55-2
1432号公報に開示されているようなものがあるが、分散
方法や分散後の粘度の点からすると、後者のものが好ま
しい。
ム微粒子を用いる方法、特開昭60-72957号公報に開示さ
れている方法、特開平3-170523 号公報に開示されてい
る方法、エポキシ樹脂に二重結合を導入してその二重結
合と反応可能なハイドロジエン含有シリコーンを反応さ
せてグラフト体を生成し、グラフト体の存在下でシリコ
ーンゴムモノマーを重合させる方法、エポキシ樹脂に二
重結合を導入してそれに重合可能なビニル基含有シリコ
ーンモノマーを反応させ、グラフト体を生成する方法、
このグラフト体の存在下でシリコーンゴムモノマーを重
合させる方法等がある。
ブタジエン、1,3-ペンタジエン、イソプレン、1,3-ヘキ
サジエン、クロロプレンのモノマーを重合又は共重合し
て製造することができ、市販品を使用することができ
る。特に、末端にカルボキシル基を有するブタジエンと
アクリロニトリルとの共重合体、末端にアミノ基を有す
るブタジエンとアクリロニトリルとの共重合体等はエポ
キシ樹脂に溶け、硬化時にゴムが析出するタイプで比較
的ゴム粒子を制御しやすい。しかしながら、粒径の制御
は難しく、前記の二方法(アクリルエステル系ゴム及び
シリコーン系ゴム)に比べると、性能上、不充分になる
ことがある。
粒径が 0.01〜5μm 、好ましくは0.01〜2μm の粒子
で分散している、いわゆる、海/島構造をとることがで
きるゴムがよい。平均粒径が上記の範囲外では、本発明
の高信頼性が得られず、性能の低下がある。また、ゴム
の使用量はエポキシ樹脂、硬化剤及びゴムの合計100重
量部中、通常 0.5〜25重量部、好ましくは2〜20重量部
である。この量が 0.5重量部未満では、湿潤雰囲気時の
接着強度が充分でなく、25重量部を越えると、封止材の
粘度が上昇して封止材の印刷性等の作業性が落ちたり、
予備乾燥後の接着面に粘着力が乏しくなる等の支障がで
る。これらのゴムは、一種類又は二種類以上使用しても
よい。
(1)ビニルトリクロロシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン等のビニルシラン系カップリング
剤、(2)β−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン等のグリシジルシラン系カップリング剤、
(3)N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン系カップ
リング剤、(4)イソプロピルトリイソステアロイルチ
タネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニ
ルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロ
ホスフェート)チタネート、テトライソプロピルビス
(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチ
ルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テト
ラ(2,2-ジアリルオキシメチル-1-ブチル)ビス(ジト
リデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチル
パイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ト
リス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネ
ート等のチタネート系カップリング剤、及び(5)γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリメトキシシラン等の特殊シラン系カップリン
グ剤が挙げられる。これらは、一種類又は二種類以上使
用してもよい。これらの中で特に好適なものとしては、
(2)のように、エポキシ樹脂と混合した場合、室温で
の貯蔵安定性がよく、その混合物は一液型エポキシ樹脂
として使用できるものがよい。
明に用いる封止材の組成により大きく変化するが、一般
的には、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ゴム及び
充填剤の合計 100重量部中、0〜5重量部が望ましい。
基本的には、本発明において、カップリング剤を使用す
ることが性能維持としては望ましいが、前記の硬化剤の
割合が多くなるほど、それを添加しなくても充分に性能
を発揮する。また、この量が5重量部を越えると、樹脂
の凝集力が低下し、結果として接着力や信頼性の低下を
招く。
酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩;硫酸バリ
ウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩;ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸ジルコニウム等のケイ酸塩;酸化鉄、酸化チ
タン、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化亜鉛等の酸
化物;カオリン、タルク、アスベスト粉、石英粉、雲
母、ガラス繊維等の無機質充填剤、及び、(2)ポリエ
チレン粉、ポリプロピレン粉、ポリ塩化ビニル粉、ポリ
スチレン粉、ポリ酢酸ビニル粉、ポリスチレン−酢酸ビ
ニル共重合体粉、ポリメタアクリレート粉、ポリウレタ
ン粉、ポリエステル粉、尿素樹脂粉、フェノール樹脂
粉、エポキシ樹脂粉等の有機質充填剤がある。
封止材の組成、特に充填剤そのものの種類により大きく
変化するが、一般的には、エポキシ樹脂 100重量部に対
して、1〜100重量部が望ましい。この量が1重量部未
満では、塗布作業性が悪く、塗布されたパターンの保持
性も劣る等の欠陥を生じやすい。また、この量が 100重
量部を越えると、スクリーン印刷等による塗布に支障を
きたしがちである。なお、充填剤の混合に当たっては、
スクリーン印刷時のスクリーンの目詰まり防止等のため
三本ロール等で混練し、微細化して使用することが望ま
しい。
70〜250℃のものが望ましい。具体的には、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−デカン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチル
ベンゼン、アミノベンゼン、ナフタリン、ピネン等の炭
化水素類;四塩化炭素、塩化エチレン、1,1,1-トリクロ
ロエタン、1,1,1,2-テトラクロロエタン、ヘキサクロロ
エタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、
1,2,3-トリクロロプロパン、塩化ブチル、塩化アミル、
塩化-2-エチルヘキシル、臭化エチレン、テトラブロモ
エタン、クロロベンゼン、1,2,4-トリクロロベンゼン、
ブロモベンゼン等のハロゲン化炭化水素類;エタノー
ル、2-プロパノール、n−アミノアルコール、フーゼル
油、n−ヘキサノール、メチルアミノアルコール、2-エ
チルブタノール、n−ヘプタノール、n−オクタノー
ル、n−デカノール、シクロヘキサノール、ベンジルア
ルコール、フルフリルアルコール等のアルコール類;n
−ブチルエーテル、n−ヘキシルエーテル、エチルフェ
ニルエーテル、1,4-ジオキサン、トリオキサン、ジエチ
ルアセタール等のエーテル及びアセタール類;メチルエ
チルケトン、メチル−n−ブチルケトン、メチル−n−
アミルケトン、アセトニルアセトン、イソホロン、シク
ロヘキサノン、アセトフェノン等のケトン類;ギ酸プロ
ピル、ギ酸イソブチル、酢酸エチル、酢酸−n−ブチ
ル、酢酸ベンジル、酢酸イソアミル、乳酸エチル、安息
香酸メチル、シュウ酸ジエチル等のエステル類;エチレ
ングリコール、メチルセロソルブ、メチルセロソルブア
セテート、セロソルブアセテート、ジブチルセロソル
ブ、メチルカルビトール、カルビトールアセテート、ブ
チルカルビトール、プロピレングリコール、ヘキシレン
グリコール等の多価アルコール類とその誘導体;ジメチ
ルスルホキシド等の含硫黄溶剤;ホルムアミド、N,N
−ジメチルホルムアミド等の含窒素溶剤等が挙げられ
る。これらの溶剤は、一種類であってもよいし、二種類
以上を組み合わせて使用しても差し支えない。
は、封止材の貯蔵中又は封止材の塗布作業中に溶剤が揮
発して封止材の粘度が上がり、作業性を著しく悪化させ
る。また、その沸点が 250℃を越えると、予備乾燥工程
に長時間を要するとともに、塗布された封止材中に溶剤
が残留し、セル中の封止物の性能を害したりする危険性
があり、かつ接着性能が不足することがあるので好まし
くない。本発明で溶剤を添加する理由は、封止材に適度
な流動性と塗布性を与えるためであり、塗布機の特性に
適合するのであれば、必ずしも添加しなくてもよい。溶
剤の添加量はこれらの条件を満たすことが必要であり、
一般的にはエポキシ樹脂 100重量部に対し0〜70重量
部、好ましくは5〜40重量部が適当である。
の添加剤を使用することは、本発明の効果を損なわない
範囲であれば、何ら差し支えない。それらは、例えば、
アエロジルのような揺変剤、顔料、染料、可塑剤、レベ
リング剤、消泡剤、反応性希釈剤である。
に説明する。前記したエポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進
剤、ゴム、カップリング剤、充填剤及び溶剤を主成分と
する封止材に所望のギャップを得るための充填剤(スペ
ーサー)を混合した封止材を、スクリーン印刷又は凸版
印刷、ディスペンサー等の手法により、セル用基材の上
に適当な膜厚、通常は所望の膜厚の2〜3倍の厚さ、に
なるように塗布し、乾燥炉等で予備乾燥する。それにセ
ル用被着材を貼り合わせ、コレット加圧、バキュームピ
ン等で加圧しながら、乾燥炉、ホットプレート、ヒータ
ーブロック、赤外線ヒーター等の手段により加熱硬化さ
せる。
ラス等の無機質材料、(2)該無機質材料をシランカッ
プリング剤等の表面処理剤で表面処理したもの;透明電
極、配向膜等を施したもの、(3)以下のような有機質
材料、すなわち、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロ
ン(6-6Ny他)、ポリアセタール(POM)、ポリフ
ェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK)、全芳香族ポリエステル(LC
P)、熱可塑性フッ素樹脂等の結晶性熱可塑性樹脂;ポ
リカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンオキシド
(変性PPO)、ポリアリレート(PAR)、ポリスル
ホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポ
リエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PA
I)等の非晶性熱可塑性樹脂;ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、ポリイミド(PI)、ポリアミノビ
スマレイミド、トリアジン樹脂等の非熱可塑性樹脂、及
び(4)該有機質材料をシランカップリング剤等の表面
処理剤で表面処理したもの;透明電極、配向膜等を施し
たものが挙げられる。また、本発明で用いるセル用被着
材とは、前記のセル用基材と同様な(1)及び(2)が
代表的であり、前記セル用基材と同一の材料と形状を有
するものであってもよいし、異なるものであってもよ
い。
含有する溶剤や水分を揮発させ、かつこの後セル用被着
材をかぶせ加熱硬化させる際に封止材層が被着材の接着
部分になじむようレベリングを行なうことを意味する。
予備乾燥条件としては、気流中、通常、室温から 100℃
で5分〜6時間の範囲であり、生産性や経済性、封止材
の安定性を考慮すると、60〜90℃で10〜40分の範囲が望
ましい。本発明における加熱硬化とは、封止材成分中の
エポキシ樹脂と硬化剤との硬化反応を充分行なわせるこ
と、かつ封止材によりセル用基材とセル用被着材とを接
着結合させることを意味する。硬化条件としては、気流
中、120℃×60分で充分な封止材としての性能を発揮で
きる。
発明を詳細に説明する。以下において、「部」と「%」
は、重量基準である。
Fとエピクロルヒドリンとから作られるビスフェノール
F系エポキシ樹脂(エピクロン830S;商品名、大日本
インキ社製)600部、アクリル酸 12 部、及びトリエチ
ルアミン1部を加え、110℃まで昇温し5時間反応させ
ることにより、アクリル酸残基を導入したエポキシ樹脂
613部を製造した。次に、これに、ブチルアクリレート
350部、グリシジルメタクリレート 20部、ジビニルベ
ンゼン1部、アゾビスジメチルバレロニトリル1部、及
びアゾビスイソブチロニトリル2部を加え、70℃で3時
間、更に90℃で1時間重合させ、エポキシ樹脂とアクリ
ルエステル系とのグラフト重合体を製造した。この重合
体(R−1)は平均粒径 0.05μm のいわゆる海/島構
造を有しており、エポキシ当量305g/eq 、ゴム含有量3
7.9%である。
エポキシ樹脂 613部を製造した。次に、これに、ヒドロ
キシエチルアクリレート5部、ブチルアクリレート10
部、及びアゾビスイソブチロニトリル1部を加え、70℃
で3時間、更に90℃で1時間重合させ、エポキシ樹脂と
アクリルエステル系とのグラフト重合体を製造した。更
に、これに、分子中にメトキシ基を有するシリコーン中
間体 70部、及びジブチルスズジラウレート 0.3部を加
え、1時間反応させた。この反応の後半30分間、生成す
るメタノールを留去するため 20Torr の減圧下で行なっ
た。このようにしてエポキシ樹脂の変成樹脂とシリコー
ン化合物とのグラフト体を製造した。これに、二液の常
温硬化型シリコーンゴムの混合液(1:1の重量比)30
0部を加え、強攪拌しながら2時間反応させ、シリコー
ンゴムの分散したエポキシ樹脂を製造した。この重合体
(R−2)は平均粒径 1.5μm のいわゆる海/島構造を
有しており、エポキシ当量 308g/eq 、ゴム含有量30.0
%である。
び比較例9〜15では表3に示すような割合で、それぞれ
各種の原料をヘンシェルミキサー、ダルトンミキサー又
はボールミルで混合し、セラミックス製三本ロールにて
充填剤及び硬化剤の粒径が 10 μm 以下になるまで混練
した。混合物 100部及びスペーサー(径5μm 、ミルド
ファイバー)3部を室温で充分に混合した。得られた液
晶封止用樹脂組成物を、透明電極及び配向膜が施された
ガラス基板上に、スクリーン印刷方式にてパターンを塗
布した。次に、80℃×20分予備乾燥し、室温まで冷却し
た。更に他方のガラス被着基板を貼り合わせ、圧締治具
にて圧着した後、120℃×60分、本硬化させた。ここ
で、上記パターンの内、接着面積が 10mm×10mmのもの
については、接着力(面引張り接着強度)の測定に供し
た。一方、シール幅1mmで1inchパネル用については、
得られた空パネルに液晶封入口からビフェニル型液晶を
封入し、封入口をストラクトボンドES-281(商品名、
三井東圧化学社製)で封口し、液晶パネルを作製した。
得られた液晶パネルの電気特性を評価した。これらの結
果を表4及び表5に示す。
試験片の評価は、次のように行なった。 ・貯蔵安定性:組成物 100gをポリエチレン製容器(容
量100 ml)に入れ、5℃及び20℃の雰囲気下にそれぞれ
一ケ月間放置した。その間、2回粘度を測定し、その上
昇率を求めた。 ・接着力:試験片を作製した直後、及びそれを煮沸水に
3〜5時間浸漬後、その面引張り接着強度を測定した。 ・電気特性:液晶パネルを作製した直後、及びそれを 8
0℃×95%RHの環境に1000時間放置後、端子間の電流
値を測定し、その変化率を求めた。
型エポキシ樹脂 数平均分子量 400 ,エポキシ当量 190g/eq *2: ビスフェノールA/エピクロロヒドリン重縮合
型エポキシ樹脂 数平均分子量 900 ,エポキシ当量 450〜500g/eq *3: ADH , アジピン酸ジヒドラジド *4: 3-PC , 3-p−クロロフェニル-1,1-ジメチ
ル尿素 *5: 3-PF , 3-フェニル-1,1-ジメチル尿素 *6: グリシジルシラン系カップリング剤
型エポキシ樹脂 数平均分子量 400 ,エポキシ当量 190g/eq *2: ビスフェノールA/エピクロロヒドリン重縮合
型エポキシ樹脂 数平均分子量 900 ,エポキシ当量 450〜500g/eq *3: ADH , アジピン酸ジヒドラジド *4: 3-PC , 3-p−クロロフェニル-1,1-ジメチ
ル尿素 *5: 3-PF , 3-フェニル-1,1-ジメチル尿素 *6: グリシジルシラン系カップリング剤
型エポキシ樹脂 数平均分子量 400 ,エポキシ当量 190g/eq *2: ビスフェノールA/エピクロロヒドリン重縮合
型エポキシ樹脂 数平均分子量 900 ,エポキシ当量 450〜500g/eq *4: 3-PC , 3-p−クロロフェニル-1,1-ジメチ
ル尿素 *5: 3-PF , 3-フェニル-1,1-ジメチル尿素 *6: グリシジルシラン系カップリング剤 *7: DDH , ドデカン酸ジヒドラジド *8: VDH , 1,3-ビス(ヒドラジノカルボエチ
ル)-5-イソプロピルヒダントイン
なかった低温かつ短時間の加熱硬化条件(例えば、120
℃×60分)で、信頼性の高い液晶封止用セルを得ること
ができる。このことは、液晶封止用セルの製造工程にお
ける省エネルギーや低コスト化に寄与する。
Claims (3)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ゴ
ム、カップリング剤、充填剤及び溶剤を主成分とする液
晶封止用樹脂組成物を封止材に用いることにより、低温
かつ短時間で加熱硬化させることができることを特徴と
する液晶封止用セルの製造方法。 - 【請求項2】 該硬化剤がカルボヒドラジド及び又はア
ジピン酸ジヒドラジドであることを特徴とする請求項1
に記載の液晶封止用セルの製造方法。 - 【請求項3】 該硬化促進剤が 3-フェニル-1,1-ジメチ
ル尿素及び又は 3-p−クロロフェニル-1,1-ジメチル尿
素であることを特徴とする請求項1に記載の液晶封止用
セルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25827093A JP3403467B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 液晶封止用セルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25827093A JP3403467B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 液晶封止用セルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109405A true JPH07109405A (ja) | 1995-04-25 |
| JP3403467B2 JP3403467B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=17317913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25827093A Expired - Lifetime JP3403467B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 液晶封止用セルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3403467B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044342A1 (fr) * | 1999-12-14 | 2001-06-21 | Mitsui Chemicals, Inc. | Agent de scellement pour cellule d'affichage a cristaux liquides, composition pour agent de scellement destine a une cellule d'affichage a cristaux liquides et element d'affichage a cristaux liquides |
| GB2549405B (en) * | 2015-01-16 | 2021-09-22 | Halliburton Energy Services Inc | Hydrazide-based curing agents for use in subterranean operations |
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-
1993
- 1993-10-15 JP JP25827093A patent/JP3403467B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3403467B2 (ja) | 2003-05-06 |
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