JPH0710967A - エポキシ樹脂用硬化剤及びエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂用硬化剤及びエポキシ樹脂組成物

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JPH0710967A
JPH0710967A JP15881093A JP15881093A JPH0710967A JP H0710967 A JPH0710967 A JP H0710967A JP 15881093 A JP15881093 A JP 15881093A JP 15881093 A JP15881093 A JP 15881093A JP H0710967 A JPH0710967 A JP H0710967A
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epoxy resin
compound
phenol
curing agent
phenols
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JP15881093A
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Hisashi Ikeda
尚志 池田
Seishi Yamaguchi
征志 山口
Hideo Kunitomo
秀夫 国友
Hideki Kano
秀樹 加納
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】層間密着性に優れたガラスエポキシ積層板用エ
ポキシ樹脂組成物を得る。 【構成】p−ターシャリーブチルフェノールを、水酸化
ナトリウム触媒下でホルマリンと反応させジメチロール
体を得、これにフェノールを分子量が大きくならない様
に徐々に反応させた後、未反応原料を除去して、p−タ
ーシャリーブチルフェノールに2つのメチレン結合を介
してフェノールが結合した、エポキシ基と反応しうる酸
性水酸基を有する3官能性化合物を従来よりも多量に含
む、多官能性化合物の混合物を得た。これと臭素化され
たエポキシ樹脂と硬化促進剤とを配合し、ガラスクロス
に含浸乾燥しプリプレグを得、これを8枚重ねて両面に
銅箔を重ね加熱加圧成形して、両面銅張積層板を得た
(実施例1)。 【効果】層間密着性のみならず、耐湿・耐ハンダ性に優
れた、ガラスエポキシ積層板用エポキシ樹脂組成物が得
られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂用硬化剤
及びガラスエポキシ樹脂積層板用に適するエポキシ樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴ってプリン
ト配線板は高密度化、高信頼化が求められている。特に
吸湿時の諸特性が従来よりも大きく品質に影響する傾向
にあり、より高いレベルの耐ミーズリング性が要求され
ている。さらには金属との密着性、あるいは増粘による
含浸不良等の成型性などの特性をも向上させる必要があ
る。
【0003】このような特性を満たすエポキシ硬化剤と
して、1分子内にエポキシ基との反応点を3個有する3
官能性化合物を含有する硬化剤が考案されている。例え
ば特開昭62−86941号公報にはアルキル基を1〜
3個有するアルキルフェノール類とホルムアルデヒドと
からレゾール化物を得、これのメチロール基にフェノー
ル類を付加させる様にして得た、3官能性化合物を含む
アルキルフェノールノボラック樹脂が記載されている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記の
アルキルフェノールノボラック樹脂は2核体成分は少な
いものの、4核体以上の成分を多く含有するために含浸
時の濡れ性、あるいは均一性に著しく劣り、その結果と
して、例えばピール強度や層間剥離強度に代表される層
間密着性等の硬化物特性が充分に得られないという欠点
があった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、特定構
造の3官能性化合物が含有されているノボラック樹脂で
あっても、その2官能性化合物及び4官能性以上の化合
物の含有率が、従来のものと異なることにより、それを
エポキシ樹脂硬化剤として用いた場合には、技術的効果
の上で顕著な差異が生じることを見い出した。
【0006】そして、特定構造の3官能性化合物と4官
能性以上の化合物の含有率を特定範囲となる様にして得
た化合物の混合物をエポキシ樹脂硬化剤として用いる
と、上記課題が解決されることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明のエポキシ樹脂硬化剤
は、モノ置換フェノール類(A)に2つのメチレン結合
を介してフェノール類(B)が結合した構造の3官能性
化合物(I)と、モノ置換フェノール類(A)に1つの
メチレン結合を介してフェノール類(B)が結合した構
造の2官能性化合物(II)と、モノ置換フェノール類
(A)および/またはフェノール類(B)から得た4官
能以上の化合物(III)とを含有したエポキシ樹脂硬
化剤において、当該3官能性化合物(I)の含有率が全
体の25重量%以上であり、かつ当該2官能性化合物
(II)の含有率が全体の10重量%以下であり、かつ
当該4官能以上の化合物の合計(III)の含有率が全
体の65重量%以下である化合物の混合物であることを
特徴とするエポキシ樹脂硬化剤である。
【0008】また、本発明のガラスエポキシ積層板用エ
ポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂と、硬化剤として、
モノ置換フェノール類(A)に2つのメチレン結合を介
してフェノール類(B)が結合した構造の3官能性化合
物(I)と、モノ置換フェノール類(A)に1つのメチ
レン結合を介してフェノール類(B)が結合した構造の
2官能性化合物(II)と、モノ置換フェノール類
(A)および/またはフェノール類(B)から得た4官
能以上の化合物(III)とを含有したエポキシ樹脂硬
化剤であって、当該3官能性化合物(I)の含有率が全
体の25重量%以上であり、かつ当該2官能性化合物
(II)の含有率が全体の10重量%以下であり、かつ
当該4官能以上の化合物の合計(III)の含有率が全
体の65重量%以下であるエポキシ樹脂硬化剤を用いる
ことを特徴とするエポキシ樹脂組成物である。
【0009】本発明は、ピール強度及び層間剥離強度に
優れる硬化物を与えることができる、エポキシ樹脂用硬
化剤及びガラス等の基材からなるエポキシ樹脂積層板用
に適するエポキシ樹脂組成物を提供するものである。し
かも、それらは金属との密着性、耐ミーズリング性など
が優れ、かつ成型性が良好な硬化物を与えることも見い
出した。
【0010】本発明のエポキシ樹脂硬化剤は、モノ置換
フェノール類(A)に2つのメチレン結合を介してフェ
ノール類(B)が結合した構造の、エポキシ基との反応
点たる酸性水酸基を3個有する、3官能性化合物(I)
の含有率が高い点に特徴がある。この3官能化合物
(I)は、例えば、次の一般式(I)で示される構造で
示すことができる。
【0011】
【化1】 一般式(I): B1−CH2−A−CH2−B2
【0012】〔但し、一般式(I)中、Aは、モノ置換
フェノール類(A)に由来する骨格、B1,B2は同一で
も異なっていてもよいフェノール類(B)に由来する骨
格である。A,B1,B2の全てが同一であることはな
い。〕
【0013】本発明のエポキシ樹脂硬化剤は、上記3官
能化合物(I)以外に、モノ置換フェノール類(A)に
1つのメチレン結合を介してフェノール類(B)が結合
した構造の2官能性化合物(II)と、モノ置換フェノ
ール類(A)および/またはフェノール類(B)から得
た4官能以上の化合物(III)とを含有している。
【0014】上記2官能性化合物(II)は、エポキシ
基との反応点たる酸性水酸基を2個有するもので、モノ
置換フェノール類(A)に1つのメチレン結合を介して
フェノール類(B)が結合した構造の化合物である。4
官能以上の化合物(III)は、モノ置換フェノール類
(A)又はフェノール類(B)が、メチレン結合を介し
て4つ以上結合した構造の化合物の集合体である。
【0015】本発明におけるエポキシ樹脂硬化剤を得る
ための前記モノ置換フェノール類(A)としては、公知
慣用のものがいずれも使用でき、フェノール核のo/m
/p位のいずれかのひとつが置換基で置換された1価性
のフェノール類があるが、たとえばクレゾール、エチル
フェノール、ターシャリーブチルフェノール、ノニルフ
ェノール、およびオクチルフェノールなどのアルキルフ
ェノール類、ハロゲン化フェノール、フェニルフェノー
ル、アミノフェノール等がある。
【0016】しかしながら、エポキシ基との反応点たる
酸性水酸基を1分子中に3個有する3官能性化合物
(I)をより選択的に得るためには、モノ置換フェノー
ル類(A)としては、oまたはp位に、アルデヒド類と
反応しない置換基を有するフェノール類を用いるのが適
している。さらに樹脂粘度、エポキシ樹脂との相溶性の
点からすれば、このフェノール類(A)としては、炭素
原子数1〜5のアルキル基を有するアルキルフェノール
類が適する。またこれらのアルキルフェノール類は、そ
の使用にあたって1種類のみに限定されるものではな
く、2種以上の併用も可能である。
【0017】さらに本発明のエポキシ樹脂硬化剤を得る
ための前記フェノール類(B)は、特に限定されるもの
ではないが、例えばフェノール、クレゾール、キシレノ
ール、ビスフェノールAおよび各種置換フェノール等が
挙げられる。これらのフェノール類も使用にあたって1
種類のみに限定されるものではなく2種以上の併用が可
能である。反応終了時に未反応物を除去する点からすれ
ば、真空蒸留により容易に除去が可能なフェノール、ク
レゾール等が適する。
【0018】モノ置換フェノール類(A)とフェノール
類(B)とを結合させるメチレン結合を供与するのに用
いるものとしては、ホルムアルデヒドが適し、代表的な
供給源としてホルマリン、パラホルムアルデヒド等があ
る。
【0019】まず本発明のエポキシ樹脂硬化剤を調製す
る際には、3官能性化合物(I)の含有率が高くなる様
な方法や条件を採用して製造を行うことが好ましい。以
下に、本発明のエポキシ硬化剤を得るための代表的な方
法について説明する。
【0020】まず、前記したp−置換フェノール(A)
とホルムアルデヒドを塩基性触媒下で反応させ、p−置
換フェノールのジメチロール体を生成させる。この時、
p−置換フェノールに対するホルムアルデヒドのモル比
は0.5〜4.0で好ましくは1.0〜3.0である。
【0021】また触媒としては、メチロール体を生成さ
せるものであれば特に限定されるものではなく、代表的
なものとして水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化バリウム等のアルカリ金属およびアルカリ土類金属の
水酸化物、およびこれらの酸化物、アンモニア、3級ア
ミン類、ヘキサメチレンテトラミン、炭酸ナトリウム等
がある。
【0022】ジメチロール−モノ置換フェノールは、異
なる2種以上のモノ置換フェノールを用いて得たものを
混合して用いることもできる。
【0023】次に得られたジメチロール−モノ置換フェ
ノールを含むメチロール体を必要に応じて中和、水洗し
て塩類などの不純物を除去した後、それと前記のフェノ
ール類(B)とを反応させる。この時、p−置換フェノ
ール類(A)とフェノール類(B)との配合割合は特に
限定はないが、モル比B/A=0.5〜5の範囲が好ま
しく、さらにはモル比B/A=1〜3が好ましい。この
範囲であれば、反応の制御が容易で、3官能性化合物の
収率が高くなり、未反応で残留するフェノール類(B)
も少ない。
【0024】さらに、フェノール類(B)を反応させる
に際して、必要に応じて加熱処理を行うか、触媒を使用
してもよい。触媒としてはメチレン結合を生成させるも
のであれば特に限定されるものではなく、代表的なもの
として塩酸、硫酸、スルホン酸等の無機酸、シュウ酸、
酢酸等の有機酸、ルイス酸、あるいは酢酸亜鉛などの2
価金属塩等がある。
【0025】また反応制御の面から反応を各種溶媒の存
在下で行ってもよい。反応終了後、未反応のホルムアル
デヒド、フェノール類、溶媒等を常圧蒸留、真空蒸留等
の常法にしたがって除去し、3官能性化合物の含有率が
従来よりも高い、本発明のエポキシ樹脂硬化剤を得る。
【0026】3官能性化合物の含有率が従来よりも高
い、本発明のエポキシ樹脂硬化剤を得るには、ジメチロ
ール−モノ置換フェノールを含むメチロール体を得る際
の第1段反応を、従来より高温短時間とするとともに、
それにフェノール類(B)を付加させた第2段反応後の
脱水工程を、数段に分割して、かつその各段毎に徐々に
温度を上昇させて炊きあげるという手法が、特に優れて
いる。
【0027】尚、得られた組成物が、当該3官能性化合
物を特定割合で含有しているか否かは、公知慣用の分析
手段で確認することができる。その分析手段としては、
例えばゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)等が挙げられ
る。通常は、GPCのピーク面積からそれらの重量割合
が測定されることが多い。
【0028】このようにして得られたものは、実質フェ
ノール核がメチレン結合により3個連なった3官能性化
合物(I)を従来より多く含有し、その他に2官能性化
合物(II)成分、および各種4官能性以上の化合物
(III)成分とを含有する混合物である。
【0029】本発明においてはこの2官能性化合物(I
I)成分が多すぎると耐熱性などが劣る結果となり、発
明の効果が発現し難くなるため、全体の10重量%以下
の含有量とすることが好ましい。また更に4官能性以上
の化合物(III)成分が多すぎると密着性、成型性な
どが著しく劣り本発明の効果が発現しなくなるため、6
5重量%以下の含有量とすることが好ましい。本発明の
効果が著しく発現されるのは、この組成物中に、上記3
官能性化合物(I)を多く含む場合であり、全体の25
重量%以上の含有量であればその効果が確認される。
【0030】異なるモノ置換フェノール(A)及び異な
るフェノール類(B)を用いて得た多官能性化合物の混
合物を、さらに混合して本発明の組成物を調製してもよ
い。
【0031】これら3官能性化合物、2官能性化合物及
び4官能性以上の化合物は、それぞれ単離して、組成物
(化合物の集合体として)ではなく、それ自体をエポキ
シ樹脂硬化剤として使用することもできる。
【0032】本発明のエポキシ樹脂組成物を得るための
前記エポキシ樹脂は、特に限定されるものではなく、ま
た数種類のエポキシ樹脂を使用しても何等差し支えな
い。ここで言うエポキシ樹脂とは1分子中に1個以上の
オキシラン環を有する化合物であり、代表的なものに
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ポリフェノール
型エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、芳香族エステル
型エポキシ樹脂、環状脂肪族エステル型エポキシ樹脂、
脂肪族エステル型エポキシ樹脂、エーテルエステル型エ
ポキシ樹脂、およびエポキシ化大豆油の如き非グリシジ
ル系エポキシ樹脂およびこれらの臭素あるいは塩素等の
ハロゲン置換体等がある。
【0033】エポキシ樹脂と本発明の硬化剤との混合割
合は、特に限定されるものではないが、エポキシ樹脂の
エポキシ基と、硬化剤中のフェノール性水酸基との官能
基比が、通常0.8〜1.2、中でも1となる様な重量
割合とするのが良い。
【0034】また、本発明のエポキシ樹脂組成物を硬化
させるに際して、必要に応じて促進剤として、一般にエ
ポキシ化合物の硬化に用いられている種々のものの使用
が可能である。これにはイミダゾールおよびその誘導
体、ホスフィン化合物、アミン類、BF3アミン化合物
などが例示される。
【0035】さらに本発明のエポキシ樹脂組成物におい
て使用される溶剤としては、特に限定されず、必要に応
じて種々のものが使用出来る。例えば、アセトン、メチ
ルエチルケトン、トルエン、キシレン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノー
ル、エタノールなどが挙げられ、これらの溶剤は、適宜
に2種または、それ以上の混合溶剤として使用すること
も可能である。
【0036】本発明のエポキシ樹脂組成物には、さらに
必要に応じて種々の添加剤、難燃剤、充填剤等を適宜配
合することが出来る。
【0037】本発明のエポキシ樹脂組成物は、積層板用
のみならず、半導体封止材、注型材料、筐体、床材等に
使用することができる。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこの実施例のみに限定されるものではな
い。以下、%は「重量%」を、部は「重量部」を表わす
ものとする。
【0039】合成例1 p−ターシャリーブチルフェノール(以下、pTBPと
いう。)150部に41.5%ホルマリン217部、お
よび水酸化ナトリウム0.15部を加え、60℃にて5
時間反応させた。次に樹脂溶液に硫酸を加えてpHを7
±1に調整し、さらに水を加えてしばらく系を攪拌させ
た後、分離した水層を除去することでpTBPのジメチ
ロール体を含むメチロール体を得た。次に系の温度を5
0℃以下に下げ、フェノール282部、シュウ酸2.8
部を加えて昇温し、還流温度にて2時間反応させた。
【0040】反応終了後、常圧下にて水を除去しながら
130℃まで昇温し、混合物の沸点温度にてさらに2時
間反応させた。反応終了後、常圧下にて水を除去しなが
ら150℃まで昇温し、混合物の沸点温度にてさらに2
時間反応させた。再度常圧下にて水を除去しながら18
0℃まで昇温し、減圧下にて未反応のフェノールを除去
し、3官能性化合物を含む組成物を得た。
【0041】化合物の各官能性化合物成分の含有量は以
下の条件にしたがい、GPCのピーク面積比により決定
した。 装置:東ソー(株)製 カラム:昭和電工(株)製、SHODEX 803/8
02/802
【0042】ピークの特定: 4官能性以上の化合物・・保持時間31分以前の全ピー
ク 3官能性化合物・・・・・ 〃 31〜33分の間のピ
ーク 2官能性化合物・・・・・ 〃 33〜34分の間のピ
ーク この結果、得られた組成物の3官能性化合物の含有量は
35%、2官能性化合物の含有量は4%であり、4官能
性以上の化合物成分の含有量は61%であった。
【0043】以下、この組成物を「H−1」と略記す
る。
【0044】合成例2 pTBP150部に41.5%ホルマリン217部、お
よびトリエチルアミン0.3部を加え、合成例1と同様
の方法で反応させてpTBPジメチロール体を含むメチ
ロール体を得た。次に系の温度を50℃以下に下げ、m
ー/pークレゾール(m−含有量60%品)216部、フ
ェノール94部、シュウ酸3.0部を加え、合成例1と
同様の方法で反応させて3官能性化合物を含む組成物を
得た。この組成物の3官能性化合物の含有量は28%、
2官能性化合物の含有量は8%であり、4官能性以上の
化合物成分の含有量は64%であった。
【0045】以下、この組成物を「H−2」と略記す
る。
【0046】合成例3 p−エチルフェノール122部に41.5%ホルマリン
217部、および水酸化ナトリウム0.12部を加え、
合成例1と同様の方法で反応させてp−エチルフェノー
ル・ジメチロール体を得た。次に系の温度を50℃以下
に下げ、フェノール282部、シュウ酸1.8部を加
え、合成例1と同様の方法で反応させて3官能性化合物
を含む組成物を得た。この組成物の3官能性化合物の含
有量は32%、2官能性化合物の含有量は10%であ
り、4官能性以上の化合物の成分含有量は58%であっ
た。
【0047】以下、この組成物を「H−3」と略記す
る。
【0048】合成例4 pTBP150部に水40部および水酸化ナトリウム8
部を加え、70〜80℃にて均一に溶解させた後に50
℃に冷却し、37%ホルマリン203部を加えた。50
℃にて7時間反応させた。次にこの樹脂溶液に塩酸を加
えてpHを7に調整し、50部の水で8回に亘って洗浄
してpTBPレゾール化物を得た。次にフェノール23
5部、シュウ酸0.3部を加えて昇温し、100℃にて
10時間反応させた。反応終了後、常圧下にて水を除去
しながら180℃まで昇温し、減圧下にて未反応成分を
除去した。かくして特開昭63−254123に記する
ところのノボラック樹脂を得た。この組成物の3官能性
化合物の含有量は12%、2官能性化合物の含有量は1
0%であり、4官能性以上の化合物成分の含有量は78
%であった。
【0049】以下、この組成物を「H−4」と略記す
る。
【0050】合成例5 オルソクレゾール108部に水酸化ナトリウム8部を加
え、50℃にて37%ホルマリン203部を加え、同温
度にて6時間反応させた。次に樹脂溶液に塩酸を加えて
pHを7に調整し、50部の水で3回に亘って洗浄して
オルソクレゾールレゾール化物を得た。次にフェノール
235部、シュウ酸0.3部を加えて昇温し、100℃
にて10時間反応させた。反応終了後、常圧下にて水を
除去しながら180℃まで昇温し、減圧下にて未反応成
分を除去した。かくして特開昭63−254123に記
するところのノボラック樹脂を得た。この組成物の3官
能性化合物の含有量は7%、2官能性化合物の含有量は
8%であり、4官能以上の化合物成分の含有量は85%
であった。
【0051】以下、この組成物を「H−5」と略記す
る。
【0052】実施例1〜3および比較例1〜2 エピクロン1121〔大日本インキ化学工業(株)製臭素化
エポキシ樹脂:エポキシ当量490〕100部に対し
て、硬化剤としてH−1〜5の組成物を、各々表1に示
した割合にて配合した。この時、エピクロン1121及
び各硬化剤は予めそれぞれメチルエチルケトンに溶解さ
せてから使用した。次いで各々に促進剤として2−エチ
ル4−メチルイミダゾール(以下、2E4MZと略記す
る。)0.2部を加えて、さらに溶液の不揮発分をメチ
ルエチルケトンにて55%に調整し、実施例1〜3およ
び比較例1〜2の混合溶液を調整した。
【0053】しかるのち、各々の混合溶液をガラスクロ
スに含浸させ、160℃で3分間乾燥してプリプレグを
得た。このプリプレグを8枚重ね、その両面に35μの
銅箔を重ね、170℃、圧40kgf/cm2にて1時
間加熱加圧成型して厚さ1.5mmの両面銅張積層板を
作製した。
【0054】次いで、積層板は、エッチング処理を施
し、銅箔除去した後、各物性試験を行った処、表1に示
されるような結果が得られた。
【0055】
【表1】
【0056】*1:プリプレグの外観は目視判定により
行った。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 *2:昇温スピード 3℃/min
【0057】*3:プレシャークッカーテスト(PC
T)は、120℃水蒸気下中で、所定時間試験片を処理
した。 耐半田性試験は、PCT処理後260℃の半田浴に20
sec浸漬して評価を行った。評価は、その試験片の外
観、特にミーズリングの有無を目視判定により行った。
【0058】○:全く異常なし △:わずかにミーズリ
ング発生 ×:ミーズリング有り
【0059】表1の実施例1と比較例1とを対比すれば
わかる通り、同じ原料を用いて同じ3官能性化合物を含
有した組成物を得ても、それをエポキシ樹脂の硬化剤と
して用いた場合には、3官能性化合物をより多く含有す
るもののほうが、プリプレグ外観、強度及び耐湿・耐半
田性の点で優れたものとなっていることがわかる。
【0060】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂用硬化剤は、モノ
置換フェノール類(A)に2つのメチレン結合を介して
フェノール類(B)が結合した構造の、エポキシ基と反
応しうる酸性水酸基を3個有する3官能性化合物を特定
の割合で含有しているので、それの含有率の少ない従来
の硬化剤に比べて、外観に優れたプリプレグが得られ、
エポキシ樹脂を硬化させた場合、ピール強度、層間剥離
強度に代表される層間密着性や耐湿・耐半田性等の点で
優れた硬化物を与えるという格別顕著な効果を奏する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノ置換フェノール類(A)に2つのメチ
    レン結合を介してフェノール類(B)が結合した構造の
    3官能性化合物(I)と、モノ置換フェノール類(A)
    に1つのメチレン結合を介してフェノール類(B)が結
    合した構造の2官能性化合物(II)と、モノ置換フェ
    ノール類(A)及び/又はフェノール類(B)から得ら
    れた4官能以上の化合物(III)とを含有したエポキ
    シ樹脂用硬化剤において、当該3官能性化合物(I)の
    含有率が全体の25重量%以上であり、かつ当該2官能
    性化合物(II)の含有率が全体の10重量%以下であ
    り、かつ当該4官能性以上の化合物の合計(III)の
    含有率が全体の65重量%以下である化合物の混合物で
    あることを特徴とするエポキシ樹脂用硬化剤。
  2. 【請求項2】化合物(I)が、ジメチロール−モノ置換
    フェノール類とフェノール類(B)とを反応させて得ら
    れる化合物である請求項1記載の硬化剤。
  3. 【請求項3】モノ置換フェノール類(A)が、炭素原子
    数1〜5の置換基を有するアルキルフェノールであり、
    かつフェノール類(B)がフェノール及び/又はクレゾ
    ールである請求項1記載の硬化剤。
  4. 【請求項4】モノ置換フェノール類(A)が、エチルフ
    ェノールである請求項1記載の硬化剤。
  5. 【請求項5】エポキシ樹脂と硬化剤とからなるエポキシ
    樹脂組成物において、硬化剤として、モノ置換フェノー
    ル類(A)に2つのメチレン結合を介してフェノール類
    (B)が結合した構造の3官能性化合物(I)と、モノ
    置換フェノール類(A)に1つのメチレン結合を介して
    フェノール類(B)が結合した構造の2官能性化合物
    (II)と、モノ置換フェノール類(A)及び/又たは
    フェノール類(B)からなる4官能以上の化合物(II
    I)とを含有し、当該3官能性化合物(III)の含有
    率が全体の25重量%以上であり、かつ当該2官能性化
    合物(II)の含有率が全体の10重量%以下であり、
    かつ当該4官能以上の化合物の合計(III)の含有率
    が全体の40重量%以下であるエポキシ樹脂硬化剤を用
    いることを特徴とするガラスエポキシ積層板用エポキシ
    樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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