JPH07109681A - パディングによる可逆変色着色法及び着色物 - Google Patents

パディングによる可逆変色着色法及び着色物

Info

Publication number
JPH07109681A
JPH07109681A JP5274884A JP27488493A JPH07109681A JP H07109681 A JPH07109681 A JP H07109681A JP 5274884 A JP5274884 A JP 5274884A JP 27488493 A JP27488493 A JP 27488493A JP H07109681 A JPH07109681 A JP H07109681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
fine particles
padding
parts
microcapsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5274884A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Kitagawa
陽介 北川
Ryuichi Hoshikawa
隆一 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Original Assignee
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsui Shikiso Chemical Co Ltd filed Critical Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Priority to JP5274884A priority Critical patent/JPH07109681A/ja
Priority to AU74344/94A priority patent/AU7434494A/en
Priority to EP19940115399 priority patent/EP0646673A2/en
Publication of JPH07109681A publication Critical patent/JPH07109681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/0096Multicolour dyeing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/004Dyeing with phototropic dyes; Obtaining camouflage effects
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/44General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders
    • D06P1/52General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders using compositions containing synthetic macromolecular substances

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維製品類の連続状物を、テーリング現象及
び逆テーリング現象を防止して、均一性高く、而も効率
良く、可逆変色性マイクロカプセル微粒子により着色し
得る。 【構成】 体積基準メジアン径が0.5μm乃至15μ
mである熱および/または光可逆変色性マイクロカプセ
ル微粒子と熱可塑性樹脂とを含んでなる水性液状体によ
り、繊維製品類の連続状物をパディング法にて連続的に
処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品類の連続状物
を可逆変色性マイクロカプセル微粒子により着色する方
法及びその方法により得られた着色物に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】本発明者等
は、先に、繊維製品類の連続状物を可逆変色性材料によ
り効率良く着色する方法として、かかる連続状物を予め
窒素カチオン性化合物により処理した後、可逆変色性材
料をパディング法により担持させる着色方法を提供した
(特願平5−60959)。
【0003】上記の着色方法は、長さ方向に均一な着色
物が得られない等の理由で従来不可能と考えられていた
繊維製品類への可逆変色性材料のパディング法的適用を
可能ならしめた点において、産業利用上の有用性は極め
て多大であったが、その反面、通常のパディング法に比
し、別個に窒素カチオン性化合物で前処理を行なうこと
を必要としたため、工程操作が多段に及ぶものであっ
た。
【0004】更に、この窒素カチオン性化合物は、そも
そもパディング操作時に現われる逆テーリング現象を防
止することを目的として用いられるものであったが、繊
維製品類の種類や窒素カチオン性化合物の種類によって
は、可逆変色性材料等の非ビヒクル成分の付着速度が助
長されるあまり、逆に、テーリング現象を生じてしまう
こともあった。
【0005】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、繊維製品類の連続状物を、テーリング現象及び
逆テーリング現象を防止して、均一性高く、而も効率良
く、可逆変色性マイクロカプセル微粒子により着色し得
る、パディングによる可逆変色着色法及びその着色物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述のテ
ーリング現象及び逆テーリング現象が、パディング浴中
に存する非ビヒクル成分たる各種微粒子類の粒径に極め
て強く依存して生じることをつきとめた。そして更なる
研究により、特定範囲の粒径の可逆変色性マイクロカプ
セル微粒子を用いれば、窒素カチオン性化合物による前
処理を経なくとも逆テーリング現象が防止され、而もテ
ーリング現象までも回避されて、前記マイクロカプセル
微粒子により均一性高く着色された可逆変色性着色物を
得ることができるという知見を得、本発明を完成するに
至った。
【0007】すなわち、本発明の着色法は、体積基準メ
ジアン径が0.5μm乃至15μmである熱および/ま
たは光可逆変色性マイクロカプセル微粒子と熱可塑性樹
脂とを含んでなる水性液状体により、繊維製品類の連続
状物をパディング法にて連続的に処理することを特徴と
する。
【0008】熱および/または光可逆変色性マイクロカ
プセル微粒子の体積基準メジアン径が0.5μmを下回
る場合、マイクロカプセル微粒子は繊維製品類上に担持
され易く、少なくとも逆テーリング現象は防止される
が、マイクロカプセル微粒子の非発色成分の占める割合
が大きくなるため着色物の発色濃度が極端に低くなり、
実用性に乏しい。
【0009】一方、熱および/または光可逆変色性マイ
クロカプセル微粒子の体積基準メジアン径が15μmを
上回る場合は、窒素カチオン性化合物による前処理を経
なければ逆テーリング現象を防止得ず、本発明の目的に
は合致しなくなる。その一因として、絞液の際にマイク
ロカプセル微粒子が繊維製品類から排除され易くなるこ
とが挙げられる。なお、上記体積基準メジアン径は、例
えばレーザ回析/散乱式の粒度分布測定装置等により測
定することができる。
【0010】本発明で使用される可逆変色性マイクロカ
プセル微粒子には、熱によって可逆的に変色する所謂サ
ーモクロミック型のマイクロカプセル微粒子と光によっ
て可逆的に変色する所謂フォトクロミック型のマイクロ
カプセル微粒子の双方が包含され、変色サイクルにおい
てヒステリシス現象を示すものも含まれる。勿論、得ら
れる繊維製品類のカラーバリエーションを豊富化し、よ
り付加価値を高めることを目的として、熱により変色す
るタイプのマイクロカプセル微粒子と光により変色する
タイプのマイクロカプセル微粒子をそれぞれ1種以上併
用することも可能である。
【0011】これらのマイクロカプセル微粒子につい
て、より具体的に例示すれば、まずサーモクロミック型
の熱可逆変色性マイクロカプセル微粒子としては、感圧
・感熱複写紙用のロイコ色素で代表されるような酸顕色
性物質と、それを発消色させる能力を有するフェノール
類等の酸性物質からなる2成分系組成物;前記酸顕色性
物質及び酸性物質に加えて更にアルコール類やエステル
類等の有機溶剤を含んでなる3成分系組成物;並びにコ
レステリック液晶やキラルネマチック液晶等からなる混
合液晶組成物など、従来公知の熱可逆変色性材料を、界
面重合法、in situ重合法、液中硬化被覆法、コ
アセルベーション法、スプレイドライング法等の公知の
手段により、皮膜形成性の高分子化合物で内包化してな
る微粒子、同様の高分子化合物により前記熱可逆変色性
材料を固溶体化してなる微粒子、合成樹脂マトリックス
中に前記熱可逆変色性材料を分散したものの微粒子等を
挙げることができる。
【0012】次に、フォトクロミック型の光可逆変色性
マイクロカプセル微粒子としては、スピロピラン系、ス
ピロオキサジン系、ナフトピラン系、フルギド系などの
所謂有機フォトクロミック化合物を、合成樹脂マトリッ
クス中に分散したものの微粒子、かかるマトリックス微
粒子を前記皮膜形成性の高分子化合物で内包化してなる
微粒子、前記有機フォトクロミック化合物がヒンダード
アミン類、ヒンダードフェノール類、可塑剤、高沸点溶
媒、合成樹脂等の媒体中に溶解または分散した混合物を
前記皮膜形成性の高分子化合物で内包化又は固溶体化し
てなる微粒子等を挙げることができる。
【0013】上記したマイクロカプセル微粒子は、単独
であるいは2種以上のものを組み合わせて水中に分散
し、熱可塑性樹脂と共に水性液状体を構成する。本発明
で用いられる熱可塑性樹脂としては、アクリル酸エステ
ル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、スチレンブタジ
エンラテックス、ポリオレフィン樹脂等、パディング浴
中の接着成分として知られているものであれば、いかな
るものを使用しても差し支えない。この熱可塑性樹脂
は、1種で、又は2種以上を組み合わせて、水溶液又は
水性のエマルジョンの形態で適用することができる。
【0014】この熱可塑性樹脂は、繊維製品類上に熱お
よび/または光可逆変色性マイクロカプセル微粒子を接
着させる作用をなす。なお、使用する熱可塑性樹脂の一
部を架橋性としたり、他の架橋性樹脂を併用することも
できる。そのような場合に、必要な架橋触媒を添加して
用いることは言うまでもない。
【0015】本発明における水性液状体中には、ほか
に、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、
防腐剤、忌避剤、防虫剤、樹脂架橋剤、界面活性剤、粘
度調節剤、湿潤剤、可塑剤、柔軟剤、香料、抗菌防臭
剤、一般染顔料、紫外線発光型色素、蛍光顔料、蓄光顔
料、夜光顔料、蛍光増白剤、体質顔料、電解質、防抜染
剤、熱硬化性樹脂、乾燥調節剤等、通常処方のパディン
グ用水性混合物に用いられるものであればいかなるもの
も併用可能である。前記したマイクロカプセル微粒子の
変色特性を損なわないものであれば、それらの微粒子中
に前記のような物質を共存させて用いても差し支えな
い。
【0016】本発明の着色法によれば、例えば、上記の
ような水性液状体を充填してなるパディング機中のパデ
ィング浴に、ガイダーなどを通して繊維製品類の連続状
物を連続的に浸漬させることによって着色処理を施し、
このような処理を経た繊維製品類をマングル等にかけて
脱水(絞液)した後、テンタリングマシン等により乾燥
すれば、熱および/または光可逆変色性の繊維製品類、
すなわち本発明の着色物を得ることができる。なお、こ
の態様は本発明の着色法をより具体化した態様の一例に
過ぎない。これ以外に、例えば、1回目のパディング浴
に通した後予備乾燥し、1回目とは別の着色種たるマイ
クロカプセル微粒子を含んでなる2回目のパディング浴
に通すことによりカラーバリエーションを豊富化させた
り、或は、前記した熱可塑性樹脂のみを主要構成分とし
て含んでなる2回目のパディング浴に通すことにより着
色物の摩擦堅牢度を更に強化させたりすること等も勿論
可能である。
【0017】本発明において用いる繊維製品類の連続状
物を構成する繊維種を例示すれば、木綿、麻等のセルロ
ース繊維、羊毛、絹等のタンパク繊維、ビスコースレー
ヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテート、トリアセテ
ート等の半合成繊維、及びポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリオレフィン、アクリル等の合成繊維
等を挙げることができる。これらは、2種以上組合せて
もよい。次に、これらにより構成される繊維製品類の連
続状物としては、例えば次のようなシート状物や、束状
物が挙げられる。
【0018】ここでいうシート状物とは、次に述べる束
状物という用語に対して相対的に用いられる用語であ
り、具体的には、単一の連続工程に使用可能な織物、編
物、不織布等の長反物状の布帛を指す。これらは、生産
性を向上させる意味において、数十cm〜数m幅で長さ
数十m以上のものが好ましく用いられるが、これより短
い各布帛を簡単に仮縫製して、長反物状としたものを用
いることもできる。
【0019】次に束状物という用語は、これまた前記し
たシート状物という用語に対して相対的に用いられる用
語であり、前記同様、連続的な着色工程に用いうるもの
であれば、特に限定されるものではない。具体的には、
糸、ひも、ロープ等の線状の形状を有してなるものを示
し、それらを数本乃至数百本束ねたり、撚られたりして
なるものをも指す。これらは、長さ数十m以上のものが
好ましく用いられるが、それよりも短い各線状体を軽く
結って、適切な長さのものとして用いることも可能であ
る。更に、これらの繊維製品類は、予め着色されたもの
を使用することもできる。本発明の対象としては、長さ
方向に均一性のある繊維製品類の連続状物が望ましい。
また本発明の対象として特に好適な繊維製品類として
は、編物が挙げられる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、可逆変色性マイクロカ
プセル微粒子として体積基準メジアン径が特定範囲のも
のを用いることにより、窒素カチオン性化合物による前
処理を経なくとも、繊維製品類に対しパディング法によ
り直接に着色処理を施して繊維製品類の連続状物を可逆
変色性マイクロカプセル微粒子により、幅方向は勿論、
長さ方向にも均一性高く着色することが可能であり、而
も、得られる着色物は、その感触及び風合において繊維
製品類本来のものとほぼ変りなく優れると共に、耐摩擦
性及び耐洗濯性にも優れる。それゆえ、窒素カチオン性
化合物による前処理により多段に及んだ工程操作を大幅
に簡略化して生産効率を一層向上し得、これと窒素カチ
オン性化合物の不使用とが相まって、可逆変色性着色物
の生産コストを大幅に低減することができる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の記述において、「重量部」を「部」と略す。
【0022】熱可逆変色性マイクロカプセル微粒子の製造例 クリスタルバイオレットラクトン(酸顕色性物質) 1
部 ビスフェノールA(酸性物質) 3部 ミリスチルアルコール(溶剤) 25部
【0023】上記配合物を加熱溶融したものを、CMC
5部とアニオン活性剤(花王社製商品名:デモールN)
0.1部とを含んでなる80℃の水溶液200部中に撹
拌下投入し、目視確認(顕微鏡観察)による平均粒径が
大略3μmとなるように乳化した(基本乳化)。この乳
化液に対し、顆粒状メラミン樹脂30部に対してホルマ
リン10部を用いて初期重合させることにより得られた
メラミン−ホルマリンプレポリマーの20%水溶液を1
5部投入し、10%酢酸水溶液を加えてpHを5に調整
し、続けてホルマリン5部を投入し、液温を95℃まで
上昇させて2時間撹拌を続けた後、反応を終了させた。
【0024】斯くして得られた熱可逆変色性マイクロカ
プセル微粒子の分散液をレーザ回析/散乱式粒度分布測
定装置(堀場製作所社製 商品番号:LA−700)に
かけたところ、体積基準メジアン径は2.25μmと測
定された。この分散液を濾過し、濾取物を乾燥すること
により、体積基準メジアン径が2.25μmである熱可
逆変色性マイクロカプセル微粒子約30部を得た(熱可
逆変色性マイクロカプセル微粒子A)。
【0025】また、上記の基本乳化時の粒径をそれぞれ
大略0.1μm、0.3μm、0.5μm、1μm、5
μm、8μm、12μm、15μm、17μm、25μ
mに調節する以外は全て上記と同様に処理して熱可逆変
色性マイクロカプセル微粒子B乃至Kを得た。表1にこ
れらのマイクロカプセル微粒子の体積基準メジアン径を
測定した結果を示す。
【0026】
【表1】
【0027】光可逆変色性マイクロカプセル微粒子の製造例 3,3−ジフェニル−3H−ナフト[2,1−b]ピラ
ン(有機フォトクロミック化合物) 1部 メチルメタクリレート−ブチルメタクリレート−アクリ
ロニトリルの1:1:1共重合樹脂(分子量約15万)
10部 ジイソノニルフタレート 20部 キシレン 15部 エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製 商品名:エピ
コート828) 4部
【0028】上記配合物を加熱溶融したものを、60℃
の10%ゼラチン水溶液700部中に撹拌下投入し、目
視確認(顕微鏡観察)による平均粒径が大略3μmとな
るように乳化した(基本乳化)。この乳化液に対し、エ
ポキシ樹脂用硬化剤(油化シェルエポキシ社製 商品
名:エポメート−B−002)2部を投入し、液温を8
0℃まで上昇させて1時間撹拌を続けた後、反応を終了
させた。
【0029】斯くして得られた光可逆変色性マイクロカ
プセル微粒子の分散液をレーザ回析/散乱式粒度分布測
定装置(堀場製作所社製 商品番号:LA−700)に
かけたところ、体積基準メジアン径は2.08μmと測
定された。この分散液を濾過し、濾取物を乾燥すること
により、体積基準メジアン径が2.08μmである光可
逆変色性マイクロカプセル微粒子約50部を得た(光可
逆変色性マイクロカプセル微粒子A)。
【0030】また、上記の基本乳化時の粒径をそれぞれ
大略0.1μm、0.3μm、0.5μm、1μm、5
μm、8μm、12μm、15μm、17μm、25μ
mに調節する以外は全て上記と同様に処理して光可逆変
色性マイクロカプセル微粒子B乃至Kを得た。表2にこ
れらの体積基準メジアン径を測定した結果を示す。
【0031】
【表2】
【0032】実施例1 予め精練された綿糸20wで丸編みされた綿編物(天ジ
ク 50cm幅×300m長)50kgを開反し、これ
をロールパッダー中のパディング浴[水100部、熱可
逆変色性マイクロカプセル微粒子A 10部、アクリル
酸エステル共重合物(熱可塑性樹脂)エマルジョン〔エ
チルアクリレート:ブチルアクリレート:2−エチルへ
キシルアクリレートの2:1:1の共重合物の50%水
系エマルジョン〕20部の割合で配合]に通し、つづい
てマングルで絞り率100%となるように脱水(絞液)
した後、テンタリングマシンにて100乃至120℃の
温度でノンタッチ方式にて乾燥を行なうことにより、前
記編物に対して熱可逆変色性の着色処理を施した。
【0033】このようにして熱可逆変色性マイクロカプ
セル微粒子Aにより着色された綿編物は、22℃以下で
は濃厚な青色を呈する一方、32℃以上では綿編物本来
の白色を呈し、この変色現象は可逆的に何度でも繰り返
すことができた。また、この綿編物は、幅方向及び長さ
方向において、実質上色相差及び濃度差は認められず、
均一性の高いものであると共に、感触、風合、耐摩擦
性、耐洗濯性にも優れていた。
【0034】実施例2乃至7 熱可逆変色性マイクロカプセル微粒子Aを、同D、同
E、同F、同G、同H、同Iに置き換える以外全て実施
例1と同様に処理することにより、それぞれ熱可逆変色
性綿編物を得た。
【0035】斯して得られた綿編物は、実施例1のもの
と同様に22℃以下では濃厚な青色を呈する一方、32
℃以上では綿編物本来の白色を呈し、この変色現象は可
逆的に何度でも繰り返すことができた。これらの綿編物
に関する諸性能を、実施例1の綿編物のものと併せて後
記表3に示す。
【0036】比較例1乃至4 熱可逆変色性マイクロカプセル微粒子Aを、同B、同
C、同J、同Kに置き換える以外は全て実施例1と同様
に処理してそれぞれ熱可逆変色性綿編物を得た。これら
の綿編物に関する諸性能を後記表3に示す。表3より明
らかなように、これらの綿編物は、22℃以下における
発色濃度が劣っていたり、着色が不均一であったり、耐
摩擦性や耐洗濯性が劣る等、何れにせよ実施例1乃至7
の熱可逆変色性綿編物に比し商品価値の乏しいものであ
った。
【0037】なお、表3における最大発色濃度は、20
℃においてミノルタ社製のCR121色差計を用いて測
定し、実施例1についての測定値を100%として換算
した数値を記した。色差については、上記色差計を用い
て20℃において測定した数値を用いた。耐摩擦性の試
験は、AATCC8−1979に基づき、グレースケー
ルにて判定し、また耐洗濯性の試験はJIS L−08
44 A−2法に基づき、グレースケールにて判定し
た。
【0038】
【表3】
【0039】実施例8 予め精練された絹100%の90cm幅の織物300m
(100kg)を、ロールパッダーを用いて、水100
部、光可逆変色性マイクロカプセル微粒子A8部、ポリ
ウレタン樹脂(熱可塑性樹脂)エマルジョン(大日本イ
ンキ社製 商品名:ハイドランHW311)15部、尿
素3部の割合で配合してなるパッド浴中に浸漬し、引き
続き、マングルで絞り率が100%になるように脱水
(絞液)した後、テンタリングマシンを用いて100乃
至120℃の温度でノンタツチ方式にて乾燥した。
【0040】斯して得られた光可逆変色性の絹織物は、
日光が直接当らない室内では絹本来の白色を呈したが、
直射日光が当たる窓際や室外或は紫外線を発する蛍光ラ
ンプの照射下では濃い黄色を呈し、このような変色現象
は何度でも繰り返すことができた。またこの絹織物は、
幅方向及び長さ方向において実質上色相差及び濃度差は
認められず、均一な呈色状態を示すものであり、而も感
触、風合、耐摩擦性及び耐洗濯性に優れたものであっ
た。
【0041】実施例9乃至14 光可逆変色性マイクロカプセル微粒子Aを、同D、同
E、同F、同G、同H、同Iに置き換える以外は全て実
施例8と同様に処理してそれぞれ光可逆変色性の絹織物
を得た。斯して得られた絹編物は実施例8と同様な光可
逆変色現象を示すと共に、感触、風合、耐摩擦性及び耐
洗濯性にも優れていた。これらの絹織物に関する諸性能
を、実施例8のものと併せて後記表4に示す。
【0042】比較例5乃至8 光可逆変色性マイクロカプセル微粒子Aを、同B、同
C、同J、同Kに置き換える以外は全て実施例8と同様
に処理してそれぞれ光可逆変色性絹織物を得た。これら
の絹織物に関する諸性能を後記表4に示す。
【0043】表4より明らかなように、これらの絹織物
は、光発色時の発色濃度が劣っていたり、着色が不均一
であったり、耐摩擦性や耐洗濯性が劣る等、何れにせよ
実施例8乃至14のものに比し、商品価値の乏しいもの
であった。なお、表4における最大発色濃度は、光照射
時においてミノルタ社製のCR121色差計を用いて測
定し、実施例8についての測定値を100%として換算
した数値を記した。色差については、上記色差計を用い
て光照射時において測定した数値を用いた。また耐摩擦
性及び耐洗濯性は、表3の場合と同様に判定した。
【0044】
【表4】
【0045】実施例15 ピンク色に地染めされたポリエステル35%・綿65%
の90cm幅の混紡丸編物(天ジク 200m)50k
gを、ロールパッダーを用いて、パディング浴[水10
0部、熱可逆変色性マイクロカプセル微粒子F 8部、
光可逆変色性マイクロカプセル微粒子F 8部、アクリ
ル酸エステル共重合樹脂(熱可塑性樹脂)エマルジョン
〔カネボーNSC社製 商品名:ヨドゾール MR−9
6〕10部、高級脂肪酸エステル系柔軟剤(明成化学社
製 商品名:エレガノールHAS)3部の割合で配合]
中に浸漬し、マングルで絞り率が100%になるように
脱水(絞液)した後、テンタリングマシンを用いて10
0乃至120℃の温度でノンタツチ方式にて乾燥した。
【0046】この編物を、更に、パディング浴[水10
0部、アクリル酸エステル共重合樹脂(熱可塑性樹脂)
エマルジョン〔大日本インキ社製 商品名:ボンコート
R−3360〕10部の割合で配合]中に浸漬し、マ
ングルで絞り率100%に脱水(絞液)した後、テンタ
リングマシンを用いて100乃至120℃の温度でノン
タツチ方式にて乾燥した。
【0047】斯して得られた編物は、光照射の有無及び
温度変化に応じて、ピンク、紫、オレンジ、ブラウン等
に多段変色し、このような変色現象は可逆的に何回でも
繰り返すことができた。この編物を裁断、縫製して得ら
れたシャツは、上記のようなバラエティーに富んだ変色
現象を呈し、感触及び風合が良好であると共に、耐摩擦
性及び耐洗濯性に一段と優れており、卓越した商品価値
を有するものであった。
【0048】実施例16 レーヨン100%からなる太さ2デニールの糸10本を
合糸したレーヨン糸1kgを、パディング機を用いて、
パディング浴[水100部、フタロシアニンブルー(有
機顔料)0.2部、光可逆変色性マイクロカプセル微粒
子F 12部、グリセリン5部、アクリル酸エステル共
重合物(熱可塑性樹脂)エマルジョン〔松井色素化学工
業所社製 商品名:マツミンゾール MR conc〕
15部、エチレン尿素系縮合物(松井色素化学工業所社
製 商品名:Fixer F)0.5部の割合で配合]
中に浸漬し、マングルで絞り率100%になるように脱
水(絞液)した後、熱風乾燥機を用いて100乃至12
0℃の温度でノンタツチ乾燥した。
【0049】このレーヨン糸を、更に、パディング機を
用いてパディング浴[水100部、シリコーン系柔軟剤
(松井色素化学工業所社製 商品名:ソフナーAQ)2
部の割合で配合]中に浸漬し、つづいてマングルで絞り
率80%になるように脱水(絞液)した後、熱風乾燥機
を用いて100乃至120℃の温度で乾燥し、巻き取っ
た。
【0050】斯して得られた光可逆変色性を有するレー
ヨン糸は、日光が直接当たらない室内では青色であった
が、直射日光が当たる窓際や室外では緑色を呈し、この
ような変色現象は何回でも可逆的に繰り返すことのでき
るものであった。而もこのレーヨン糸は、長さ方向に均
一な着色濃度を有すると共に、摩擦堅牢度及び洗濯堅牢
度にも優れており、風合及び感触も良好であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体積基準メジアン径が0.5μm乃至15
    μmである熱および/または光可逆変色性マイクロカプ
    セル微粒子と熱可塑性樹脂とを含んでなる水性液状体に
    より、繊維製品類の連続状物をパディング法にて連続的
    に処理することを特徴とする着色法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の着色法により得られる着色
    物。
JP5274884A 1993-10-05 1993-10-05 パディングによる可逆変色着色法及び着色物 Pending JPH07109681A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274884A JPH07109681A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 パディングによる可逆変色着色法及び着色物
AU74344/94A AU7434494A (en) 1993-10-05 1994-09-29 Method of reversibly chromic coloring by padding and colored and colored product made thereby
EP19940115399 EP0646673A2 (en) 1993-10-05 1994-09-29 Method of reversibly photochromic or thermochronic coloring by padding and colored product made thereby

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274884A JPH07109681A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 パディングによる可逆変色着色法及び着色物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07109681A true JPH07109681A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17547884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5274884A Pending JPH07109681A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 パディングによる可逆変色着色法及び着色物

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0646673A2 (ja)
JP (1) JPH07109681A (ja)
AU (1) AU7434494A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537028A (ja) * 2005-04-22 2008-09-11 ウニベルシダージ ド ミーニョ 繊維に結合する反応性官能基を有するマイクロカプセル及びその使用方法
KR101467628B1 (ko) * 2012-04-18 2014-12-04 이일용 기능성 직물 및 그 제조방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103225212B (zh) * 2013-05-08 2014-12-17 福建众和股份有限公司 一种纺织品织物的热敏变色涂料染色工艺
CN105019259B (zh) * 2014-04-30 2017-06-16 上海水星家用纺织品股份有限公司 一种智能变色面料及其制备方法和在家纺产品中的应用
US20160032182A1 (en) * 2014-07-31 2016-02-04 Performance Indicator, Llc Environmentally responsive chromic luminescent materials with improved hand
CN116694140B (zh) * 2023-06-09 2025-02-07 珠海格力电器股份有限公司 一种变色微胶囊、变色油墨及其制备方法和应用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537028A (ja) * 2005-04-22 2008-09-11 ウニベルシダージ ド ミーニョ 繊維に結合する反応性官能基を有するマイクロカプセル及びその使用方法
US8404345B2 (en) 2005-04-22 2013-03-26 Devan-Micropolis SA Microcapsules with functional reactive groups for binding to fibres and process of application and fixation
KR101331131B1 (ko) * 2005-04-22 2013-11-19 데반 마이크로폴리스 에스.에이. 섬유 결합용 기능성 반응기를 갖는 마이크로캡슐 및적용방법, 및 고정
KR101467628B1 (ko) * 2012-04-18 2014-12-04 이일용 기능성 직물 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0646673A2 (en) 1995-04-05
AU7434494A (en) 1995-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5221288A (en) Thermochromic dyeing method and cellulose product dyed thereby
Feczkó et al. Textiles screen‐printed with photochromic ethyl cellulose–spirooxazine composite nanoparticles
Periyasamy et al. A review of photochromism in textiles and its measurement
CA2101601A1 (en) Aroma-imparting method and aroma-emitting textile product
US5252103A (en) Pigmenting of cellulose textiles: treatment with cationic compound and immersion in aqueous pigment dispersion
Topbas et al. Photochromic microcapsules by coacervation and in situ polymerization methods for product-marking applications
JPH07109681A (ja) パディングによる可逆変色着色法及び着色物
AU642529B2 (en) Dyeing method and dyed product
CZ20031221A3 (cs) Způsob barvení textilního substrátu
WO2023161711A1 (en) Color change material for monitoring the wear of a textile-based material
JP3802320B2 (ja) 紫外線遮蔽性に優れたフォトクロミック布帛類
US20180196165A1 (en) Anti-UV Mask
JPH06313210A (ja) 光可逆変色性アクリル繊維とその製造方法
US4822376A (en) Printed bleeding madras
US2450902A (en) Decoration of glass fabrics
DE69310291T2 (de) Verfahren zum Färben von synthetischen Fasermaterialien und gefärbte synthetische Fasermaterialien
EP0645489A1 (en) Multiple-colored textile products
DE2101815A1 (de) Verfahren zur Differenzierung der Anfärbbarkeit von Textilien für die Erzeugung von Mehrfarbeneffekten
US3447888A (en) Colored fabric and method of coloring same
KR101895268B1 (ko) 형광안료를 저온 조건에서 균일하게 흡착시킨 섬유제품 및 그의 제조방법
Croitoru et al. Smart dyes for medical textiles and related therapy
JPH06248584A (ja) 繊維製品類の連続状物の着色方法及び着色物
JPH06322673A (ja) 繊維製品類の連続状物の着色方法及び着色物
JP2022014841A (ja) 感温性繊維構造物とその製造方法及びレースカーテン
Sun et al. The development of a polymer composite filament for thermo-sensitive applications