JPH07109727A - 深層混合処理工法および装置 - Google Patents
深層混合処理工法および装置Info
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- JPH07109727A JPH07109727A JP25456393A JP25456393A JPH07109727A JP H07109727 A JPH07109727 A JP H07109727A JP 25456393 A JP25456393 A JP 25456393A JP 25456393 A JP25456393 A JP 25456393A JP H07109727 A JPH07109727 A JP H07109727A
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- Japan
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- cement slurry
- mixing
- ground
- amount
- water
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 セメントスラリーを地盤に混合攪拌して固結
させるため、セメントスラリーの地盤への混合量、セメ
ントスラリーの濃度、セメントスラリーへの保水材の添
加量、セメントスラリーへの増量材の添加量およびセメ
ントスラリーへの分離防止剤の添加量のうちの少なくと
もいずれか一つを、地盤の各地層毎の土質に応じて調整
する。 【効果】 一定のセメントスラリーを地盤に混合処理す
る工法のように強度が出過ぎる層が発生してその後の工
程に影響を及ぼすのを防止することができるため、地盤
が土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができる。
させるため、セメントスラリーの地盤への混合量、セメ
ントスラリーの濃度、セメントスラリーへの保水材の添
加量、セメントスラリーへの増量材の添加量およびセメ
ントスラリーへの分離防止剤の添加量のうちの少なくと
もいずれか一つを、地盤の各地層毎の土質に応じて調整
する。 【効果】 一定のセメントスラリーを地盤に混合処理す
る工法のように強度が出過ぎる層が発生してその後の工
程に影響を及ぼすのを防止することができるため、地盤
が土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤が土質の異なる複
数の地層からなっている場合に用いて好適なセメント系
の深層混合処理工法および装置に関する。
数の地層からなっている場合に用いて好適なセメント系
の深層混合処理工法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地盤改良工法の中の固結工法の一種で、
地盤にセメントスラリーを安定材として混合攪拌しこれ
を固結させるセメント系の深層混合処理工法は、従来、
地盤が土質の異なる砂質土層と粘性土層等とからなって
いる場合に、地盤改良の主な対称である粘性土層に焦点
を当ててセメントスラリーの地盤への混合量、セメント
スラリーの濃度を決めて施工が行われている。
地盤にセメントスラリーを安定材として混合攪拌しこれ
を固結させるセメント系の深層混合処理工法は、従来、
地盤が土質の異なる砂質土層と粘性土層等とからなって
いる場合に、地盤改良の主な対称である粘性土層に焦点
を当ててセメントスラリーの地盤への混合量、セメント
スラリーの濃度を決めて施工が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、粘性土
層に合わせてセメントスラリーを設定すると、表層埋土
部や、粘性土層と互層になっている砂層部へのセメント
添加量が大きくなってこれらの層の強度が出過ぎてしま
い、その後の掘削等の作業に多大な労力を必要とする等
後工程に支障を来すことがあるという問題があった。こ
れは、主に以下の要因によるものである。通常セメント
スラリーの最低注入量は100リットル/m3とされて
おり、これ以下に設定すると、地盤の土に対するスラリ
ー量が少なすぎて均一な混合攪拌が行われず品質が一定
しなくなってしまう。このため、砂地盤(砂質土層や表
層土)ではセメントスラリーの注入量が多すぎてしま
う。ここで、砂質土層等は、セメントスラリーとモルタ
ルを作ってしまうとともに強度発現を阻害する粘土鉱物
および有機成分等が少なく、また脱水現象によりセメン
トスラリーから水が逃げやすくセメント粒子が残って水
とセメント粒子との混合比(W/C比)が変化してしま
うことから、セメントスラリーの注入量が多すぎてしま
うと、強度が出過ぎてしまうことになる。また、セメン
トスラリーの濃度を低く設定して長時間圧送するとセメ
ント粒子と水との分離で流路が詰ってしまう可能性があ
るため、濃度を低く設定することができず、W/C比が
60〜120%(通常は100%が限界)に設定される
ことになり、これでは砂質土層等の強度が出過ぎてしま
うことになる。
層に合わせてセメントスラリーを設定すると、表層埋土
部や、粘性土層と互層になっている砂層部へのセメント
添加量が大きくなってこれらの層の強度が出過ぎてしま
い、その後の掘削等の作業に多大な労力を必要とする等
後工程に支障を来すことがあるという問題があった。こ
れは、主に以下の要因によるものである。通常セメント
スラリーの最低注入量は100リットル/m3とされて
おり、これ以下に設定すると、地盤の土に対するスラリ
ー量が少なすぎて均一な混合攪拌が行われず品質が一定
しなくなってしまう。このため、砂地盤(砂質土層や表
層土)ではセメントスラリーの注入量が多すぎてしま
う。ここで、砂質土層等は、セメントスラリーとモルタ
ルを作ってしまうとともに強度発現を阻害する粘土鉱物
および有機成分等が少なく、また脱水現象によりセメン
トスラリーから水が逃げやすくセメント粒子が残って水
とセメント粒子との混合比(W/C比)が変化してしま
うことから、セメントスラリーの注入量が多すぎてしま
うと、強度が出過ぎてしまうことになる。また、セメン
トスラリーの濃度を低く設定して長時間圧送するとセメ
ント粒子と水との分離で流路が詰ってしまう可能性があ
るため、濃度を低く設定することができず、W/C比が
60〜120%(通常は100%が限界)に設定される
ことになり、これでは砂質土層等の強度が出過ぎてしま
うことになる。
【0004】このため、同一添加量で通常のセメントの
半分以下の強度しか出ない(同じ強度を出すためには二
倍以上のセメントスラリーを使用する)低強度セメント
でセメントスラリーを造り施工したり、最初からベント
ナイト等の保水・増量材を加えた低強度スラリーを造っ
て施工することも考えたが、以下の問題が生じる。砂質
土層等での強度の出過ぎは押さえられるが、粘性土層で
は地盤中へのセメントスラリーの注入量が多くなり、施
工場所周辺に地盤の側方変位や側圧の増加等の不具合を
もたらす可能性がある。本来、深層混合処理の主対象は
粘性土地盤であり、よって、対象となる地盤は砂質土層
よりも粘性土層が多いのが普通である。したがって、上
記方法では、砂質土層のみに保水・増量材や水を加えて
施工する場合に比べて側方変位等による不具合を発生す
る可能性がある。保水・増量材等は、本来不必要な部分
にまでこれを使用することになり、大幅なコストアップ
となる。
半分以下の強度しか出ない(同じ強度を出すためには二
倍以上のセメントスラリーを使用する)低強度セメント
でセメントスラリーを造り施工したり、最初からベント
ナイト等の保水・増量材を加えた低強度スラリーを造っ
て施工することも考えたが、以下の問題が生じる。砂質
土層等での強度の出過ぎは押さえられるが、粘性土層で
は地盤中へのセメントスラリーの注入量が多くなり、施
工場所周辺に地盤の側方変位や側圧の増加等の不具合を
もたらす可能性がある。本来、深層混合処理の主対象は
粘性土地盤であり、よって、対象となる地盤は砂質土層
よりも粘性土層が多いのが普通である。したがって、上
記方法では、砂質土層のみに保水・増量材や水を加えて
施工する場合に比べて側方変位等による不具合を発生す
る可能性がある。保水・増量材等は、本来不必要な部分
にまでこれを使用することになり、大幅なコストアップ
となる。
【0005】したがって、本発明の目的は、地盤が土質
の異なる複数の地層からなっている場合においても、各
地層に適正な強度を付与することができて後工程に支障
を来すことがない深層混合処理工法および装置を提供す
ることである。
の異なる複数の地層からなっている場合においても、各
地層に適正な強度を付与することができて後工程に支障
を来すことがない深層混合処理工法および装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の深層混合処理工法は、セメントスラリーを
地盤に混合攪拌して固結させるセメント系の工法であっ
て、セメントスラリーの地盤への混合量、セメントスラ
リーの濃度、セメントスラリーへの保水材の添加量、セ
メントスラリーへの増量材の添加量およびセメントスラ
リーへの分離防止剤の添加量のうちの少なくともいずれ
か一つを、地盤の各地層毎の土質に応じて調整すること
を特徴としている。
の、本発明の深層混合処理工法は、セメントスラリーを
地盤に混合攪拌して固結させるセメント系の工法であっ
て、セメントスラリーの地盤への混合量、セメントスラ
リーの濃度、セメントスラリーへの保水材の添加量、セ
メントスラリーへの増量材の添加量およびセメントスラ
リーへの分離防止剤の添加量のうちの少なくともいずれ
か一つを、地盤の各地層毎の土質に応じて調整すること
を特徴としている。
【0007】また、本発明の深層混合処理装置は、セメ
ントスラリーを貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段からセ
メントスラリーを圧送する圧送ポンプと、地盤中に挿入
され、前記圧送ポンプにより圧送されたセメントスラリ
ーを地盤に混合しつつ攪拌する混合攪拌手段と、圧送さ
れるセメントスラリー中に、水、保水材、増量材および
分離防止剤のうちの少なくともいずれか一つを混入させ
る混入手段とを具備することを特徴としている。
ントスラリーを貯蔵する貯蔵手段と、該貯蔵手段からセ
メントスラリーを圧送する圧送ポンプと、地盤中に挿入
され、前記圧送ポンプにより圧送されたセメントスラリ
ーを地盤に混合しつつ攪拌する混合攪拌手段と、圧送さ
れるセメントスラリー中に、水、保水材、増量材および
分離防止剤のうちの少なくともいずれか一つを混入させ
る混入手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の深層混合処理工法によれば、地盤の各
地層毎の土質に応じて、セメントスラリーの地盤への混
合量、セメントスラリーの濃度、セメントスラリーへの
保水材の添加量、セメントスラリーへの増量材の添加量
およびセメントスラリーへの分離防止剤の添加量のうち
の少なくともいずれか一つを、調整することになるた
め、一定のセメントスラリーを地盤に混合処理する工法
のように強度が出過ぎる層が発生してしまうのを、防止
することができる。
地層毎の土質に応じて、セメントスラリーの地盤への混
合量、セメントスラリーの濃度、セメントスラリーへの
保水材の添加量、セメントスラリーへの増量材の添加量
およびセメントスラリーへの分離防止剤の添加量のうち
の少なくともいずれか一つを、調整することになるた
め、一定のセメントスラリーを地盤に混合処理する工法
のように強度が出過ぎる層が発生してしまうのを、防止
することができる。
【0009】本発明の深層混合処理装置によれば、水、
保水材、増量材および分離防止剤のうちの少なくともい
ずれか一つを、圧送ポンプで圧送されるセメントスラリ
ー中に混入させる混入手段を具備しているため、該混入
手段により、地盤の各地層毎の土質に応じて、セメント
スラリーの地盤への混合量、セメントスラリーの濃度、
セメントスラリーへの保水材の添加量、セメントスラリ
ーへの増量材の添加量およびセメントスラリーへの分離
防止剤の添加量のうちの少なくともいずれか一つを、調
整して、この調整されたセメントスラリーを混合攪拌手
段により地盤に混合させつつ攪拌させることができる。
よって、一定のセメントスラリーを地盤に混合処理する
工法のように強度が出過ぎる層が発生してしまうのを、
防止することができる。
保水材、増量材および分離防止剤のうちの少なくともい
ずれか一つを、圧送ポンプで圧送されるセメントスラリ
ー中に混入させる混入手段を具備しているため、該混入
手段により、地盤の各地層毎の土質に応じて、セメント
スラリーの地盤への混合量、セメントスラリーの濃度、
セメントスラリーへの保水材の添加量、セメントスラリ
ーへの増量材の添加量およびセメントスラリーへの分離
防止剤の添加量のうちの少なくともいずれか一つを、調
整して、この調整されたセメントスラリーを混合攪拌手
段により地盤に混合させつつ攪拌させることができる。
よって、一定のセメントスラリーを地盤に混合処理する
工法のように強度が出過ぎる層が発生してしまうのを、
防止することができる。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例による深層混合処理方法
および装置を図面を参照して以下に説明する。まず第1
実施例の深層混合処理装置について図1〜図3を参照し
て説明する。図1中符号1は、セメントスラリーを貯蔵
する貯蔵手段を示しており、該貯蔵手段1は、セメント
が貯蔵されるセメントサイロ2と、該セメントサイロ2
から送り出されるセメントを受けるホッパー3と、水が
貯蔵される水貯蔵部4と、ホッパー3からセメントを計
量しつつ所定量ずつ後述のスラリーミキサ5に投入させ
るセメント計量部6と、水貯蔵部4から水を計量しつつ
所定量ずつ後述のスラリーミキサ5に注入させる水計量
部7と、注入された水とセメントとを混合させてセメン
トスラリーとするスラリーミキサ5と、このセメントス
ラリーを材料分離が生じないよう攪拌するアジテータ8
とを有している。
および装置を図面を参照して以下に説明する。まず第1
実施例の深層混合処理装置について図1〜図3を参照し
て説明する。図1中符号1は、セメントスラリーを貯蔵
する貯蔵手段を示しており、該貯蔵手段1は、セメント
が貯蔵されるセメントサイロ2と、該セメントサイロ2
から送り出されるセメントを受けるホッパー3と、水が
貯蔵される水貯蔵部4と、ホッパー3からセメントを計
量しつつ所定量ずつ後述のスラリーミキサ5に投入させ
るセメント計量部6と、水貯蔵部4から水を計量しつつ
所定量ずつ後述のスラリーミキサ5に注入させる水計量
部7と、注入された水とセメントとを混合させてセメン
トスラリーとするスラリーミキサ5と、このセメントス
ラリーを材料分離が生じないよう攪拌するアジテータ8
とを有している。
【0011】アジテータ8には、後述する攪拌軸16の
数に合わせて二系統のメインホース10の一端側が接続
されており、これらメインホース10にはアジデータ8
からのセメントスラリーを圧送する圧送ポンプ11がア
ジテータ8に隣接して設けられている。ここで、圧送ポ
ンプ11は、後述する制御装置12(図2参照)に接続
されており、該制御装置12からの信号で、単位時間当
りの吐出量が制御されて駆動されるようになっている。
数に合わせて二系統のメインホース10の一端側が接続
されており、これらメインホース10にはアジデータ8
からのセメントスラリーを圧送する圧送ポンプ11がア
ジテータ8に隣接して設けられている。ここで、圧送ポ
ンプ11は、後述する制御装置12(図2参照)に接続
されており、該制御装置12からの信号で、単位時間当
りの吐出量が制御されて駆動されるようになっている。
【0012】前記メインホース10の他端側は、クロー
ラクレーン13に少なくとも上下方向に移動自在に設け
られた攪拌装置14に接続されており、この攪拌装置1
4は、制御装置12からの信号で駆動される昇降駆動機
構15(図2参照)で上下移動されるようになってい
る。該攪拌装置14は、中空状をなし上下方向に延在す
る攪拌軸16を複数有しており、これら攪拌軸16の下
端部には、混合攪拌を行う攪拌翼17が一体回転するよ
う取り付けられている。攪拌軸16は、制御装置12か
らの信号で駆動される回転駆動機構18(図2参照)で
軸線を中心に回転駆動されるようになっており、これら
攪拌軸16と攪拌翼17とで、セメントスラリーを地盤
に混合しつつ攪拌する混合攪拌手段19が構成されてい
る。ここで、圧送ポンプ11によりメインホース10を
介して圧送されたセメントスラリーは、上記各攪拌軸1
6内を通って攪拌翼17内に至り該攪拌翼17あるいは
攪拌軸16に設けられた図示せぬ噴出孔から外へ噴出さ
れることになる。
ラクレーン13に少なくとも上下方向に移動自在に設け
られた攪拌装置14に接続されており、この攪拌装置1
4は、制御装置12からの信号で駆動される昇降駆動機
構15(図2参照)で上下移動されるようになってい
る。該攪拌装置14は、中空状をなし上下方向に延在す
る攪拌軸16を複数有しており、これら攪拌軸16の下
端部には、混合攪拌を行う攪拌翼17が一体回転するよ
う取り付けられている。攪拌軸16は、制御装置12か
らの信号で駆動される回転駆動機構18(図2参照)で
軸線を中心に回転駆動されるようになっており、これら
攪拌軸16と攪拌翼17とで、セメントスラリーを地盤
に混合しつつ攪拌する混合攪拌手段19が構成されてい
る。ここで、圧送ポンプ11によりメインホース10を
介して圧送されたセメントスラリーは、上記各攪拌軸1
6内を通って攪拌翼17内に至り該攪拌翼17あるいは
攪拌軸16に設けられた図示せぬ噴出孔から外へ噴出さ
れることになる。
【0013】そして、第1実施例において、攪拌装置1
4と圧送ポンプ11との間のメインホース10には、圧
送されるセメントスラリー中に、水およびベントナイト
泥水を選択的に混入させる混入手段21が接続されてい
る。この混入手段21について以下に説明する。混入手
段21は、水を貯蔵する水用タンク22と、一端側が水
用タンク22に接続された水用ホース23と、ベントナ
イト泥水を貯蔵する泥水用タンク24と、一端側が泥水
用タンク24に接続された泥水用ホース25と、メイン
ホース10の攪拌装置14近傍に設けられるとともに水
用ホース23および泥水用ホース25のそれぞれの他端
側が接続されるスタティックミキサ27とを有してい
る。
4と圧送ポンプ11との間のメインホース10には、圧
送されるセメントスラリー中に、水およびベントナイト
泥水を選択的に混入させる混入手段21が接続されてい
る。この混入手段21について以下に説明する。混入手
段21は、水を貯蔵する水用タンク22と、一端側が水
用タンク22に接続された水用ホース23と、ベントナ
イト泥水を貯蔵する泥水用タンク24と、一端側が泥水
用タンク24に接続された泥水用ホース25と、メイン
ホース10の攪拌装置14近傍に設けられるとともに水
用ホース23および泥水用ホース25のそれぞれの他端
側が接続されるスタティックミキサ27とを有してい
る。
【0014】そして、水用ホース23の、水用タンク2
2との接続位置近傍には、水用タンク22からスタティ
ックミキサ27へ向けて水を圧送する水用ポンプ28が
設けられており、該水用ポンプ28とスタティックミキ
サ27との間の水用ホース23には、スタティックミキ
サ27から水用ポンプ28側への逆流を防止する水用逆
止弁29が設けられている。同様に、泥水用ホース25
の、泥水用タンク24との接続位置近傍には、泥水用タ
ンク24からスタティックミキサ27へ向けてベントナ
イト泥水を圧送する泥水用ポンプ30が設けられてお
り、該泥水用ポンプ30とスタティックミキサ27との
間の泥水用ホース25には、スタティックミキサ27か
ら泥水用ポンプ30側への逆流を防止する泥水用逆止弁
31が設けられている。水用ポンプ28および泥水用ポ
ンプ30は、制御装置12からの信号で、単位時間当り
の吐出量が制御されて駆動されるようになっている。
2との接続位置近傍には、水用タンク22からスタティ
ックミキサ27へ向けて水を圧送する水用ポンプ28が
設けられており、該水用ポンプ28とスタティックミキ
サ27との間の水用ホース23には、スタティックミキ
サ27から水用ポンプ28側への逆流を防止する水用逆
止弁29が設けられている。同様に、泥水用ホース25
の、泥水用タンク24との接続位置近傍には、泥水用タ
ンク24からスタティックミキサ27へ向けてベントナ
イト泥水を圧送する泥水用ポンプ30が設けられてお
り、該泥水用ポンプ30とスタティックミキサ27との
間の泥水用ホース25には、スタティックミキサ27か
ら泥水用ポンプ30側への逆流を防止する泥水用逆止弁
31が設けられている。水用ポンプ28および泥水用ポ
ンプ30は、制御装置12からの信号で、単位時間当り
の吐出量が制御されて駆動されるようになっている。
【0015】上記スタティックミキサ27は、図3に示
すように、管状のハウジング33の中間所定位置のミキ
サー部34の内側に、図4に示すエレメント35とエレ
メント36とが交互に配置された混合エレメント37が
固定されたもので、ポート38がメインホース10の圧
送ポンプ11側に、ポート39がメインホース10の攪
拌装置14側に、ポート40が水用ホース23に、ポー
ト41が泥水用ホース25にそれぞれ接続されている。
そして、混合エレメント37は、ポート38,40,4
1側からポート39側へ向けてその外側とハウジング3
3との間を流体が通過する際に、その流れを分割した
り、流れの方向を反転等させたりすることによって、通
過する流体を均一な状態となるよう混合させるようにな
っている。ここで、スタティックミキサ27は、攪拌軸
16と圧送ポンプ11との間にあれば、いずれに設ける
ことも可能である。スタティックミキサ27は、入口側
のポート38の位置より出口側のポート39の位置が水
平あるいは高くなるように、設置される。
すように、管状のハウジング33の中間所定位置のミキ
サー部34の内側に、図4に示すエレメント35とエレ
メント36とが交互に配置された混合エレメント37が
固定されたもので、ポート38がメインホース10の圧
送ポンプ11側に、ポート39がメインホース10の攪
拌装置14側に、ポート40が水用ホース23に、ポー
ト41が泥水用ホース25にそれぞれ接続されている。
そして、混合エレメント37は、ポート38,40,4
1側からポート39側へ向けてその外側とハウジング3
3との間を流体が通過する際に、その流れを分割した
り、流れの方向を反転等させたりすることによって、通
過する流体を均一な状態となるよう混合させるようにな
っている。ここで、スタティックミキサ27は、攪拌軸
16と圧送ポンプ11との間にあれば、いずれに設ける
ことも可能である。スタティックミキサ27は、入口側
のポート38の位置より出口側のポート39の位置が水
平あるいは高くなるように、設置される。
【0016】なお、第1実施例においては、セメントス
ラリーの濃度を調整する水と、保水材、増量材および分
離防止剤とを全て含むものとしてベントナイト泥水を用
いている。すなわち、ベントナイト泥水は、その水分で
セメントスラリーのW/C比を変更することになり、ま
た含有されるベントナイト(粘土分)がセメントスラリ
ーに添加されることにより、セメント以外の成分が増量
されて硬化時の強度が低下する(増量材としての作用)
とともに、水が外部へ逃げることにより強度が上がって
しまうのを防止し(保水材としての作用)、さらにセメ
ントが分離してメインホース10内等に沈降してつまる
のを防止する(分離防止材としての作用)のである。
ラリーの濃度を調整する水と、保水材、増量材および分
離防止剤とを全て含むものとしてベントナイト泥水を用
いている。すなわち、ベントナイト泥水は、その水分で
セメントスラリーのW/C比を変更することになり、ま
た含有されるベントナイト(粘土分)がセメントスラリ
ーに添加されることにより、セメント以外の成分が増量
されて硬化時の強度が低下する(増量材としての作用)
とともに、水が外部へ逃げることにより強度が上がって
しまうのを防止し(保水材としての作用)、さらにセメ
ントが分離してメインホース10内等に沈降してつまる
のを防止する(分離防止材としての作用)のである。
【0017】そして、第1実施例においては、攪拌装置
14に、攪拌翼17の深度を検出して該深度を示す信号
を制御装置12に出力する深度計(図2参照)42が設
けられている。また、制御装置12には、あらかじめ地
盤の各層の深度を調べたデータと、各深度にある層に最
適なセメントスラリーを得るための、圧送ポンプ11、
水用ポンプ28および泥水用ポンプ30のそれぞれの単
位時間当りの吐出量および駆動時間が記憶されており、
該制御装置12は深度計42からの信号を受けて、圧送
ポンプ11、水用ポンプ28および泥水用ポンプ30の
うち所定のものに所定の信号を出力する。
14に、攪拌翼17の深度を検出して該深度を示す信号
を制御装置12に出力する深度計(図2参照)42が設
けられている。また、制御装置12には、あらかじめ地
盤の各層の深度を調べたデータと、各深度にある層に最
適なセメントスラリーを得るための、圧送ポンプ11、
水用ポンプ28および泥水用ポンプ30のそれぞれの単
位時間当りの吐出量および駆動時間が記憶されており、
該制御装置12は深度計42からの信号を受けて、圧送
ポンプ11、水用ポンプ28および泥水用ポンプ30の
うち所定のものに所定の信号を出力する。
【0018】例えば、表面に近いある深度に砂質土層が
あるとすると、この砂質土層に対応する深度を示す信号
を深度計42から受けた時に、制御装置12は、強度が
出過ぎないように濃度が低くかつ保水材、増量材および
分離防止剤を含むセメントスラリーを砂質土層に混合さ
せるために、圧送ポンプ11と泥水用ポンプ30とを、
それぞれ砂質土層の土質に合わせた吐出量で土量に合わ
せた時間だけ駆動するようこれらに信号を出力する。す
なわち、例えば、砂質土層の粘土分が極めて低くベント
ナイト泥水のセメントスラリーへの混合比を高くしたい
場合には、セメントスラリーの単位時間当りの吐出量に
対するベントナイト泥水の単位時間当りの吐出量の比を
高くすればよい。これにより、圧送ポンプ11で圧送さ
れたセメントスラリーが、泥水用ポンプ30で圧送され
たベントナイト泥水とスタティックミキサ27で土質に
合わせた比率に混合された後、攪拌翼17から砂質土層
に噴出することになり、この噴出とともに、制御装置1
2が回転駆動機構18に信号を出力して攪拌軸16およ
び攪拌翼17を回転させて混合攪拌を行うことになる。
上記砂質土層へのセメントスラリーの混合攪拌が終了す
ると、制御装置12は、昇降駆動機構15に信号を出力
し、該昇降駆動機構15を駆動して攪拌装置14すなわ
ち攪拌翼17を下降させ、この深度の層が、例えば粘性
土層と砂質土層との中間の性質の中間土層であるとする
と、この中間土層に対応する深度を示す信号を深度計4
2から受けた時に、制御装置12は、濃度が低いセメン
トスラリーを混合させるために圧送ポンプ11と水用ポ
ンプ28とを該中間土層の土質に合わせた吐出量で土量
に合わせた時間だけ駆動するようこれらに信号を出力す
る。これにより、圧送ポンプ11で圧送されたセメント
スラリーが、水用ポンプ28で圧送された水とスタティ
ックミキサ27で土質に合わせた比率に混合された後、
攪拌翼17から中間土層に噴出することになり、この噴
出とともに攪拌翼17で混合攪拌を行うことになる。上
記中間土層へのセメントスラリーの混合攪拌が終了する
と、制御装置12は、昇降駆動機構15に信号を出力
し、昇降駆動機構15を駆動して攪拌翼17を下降さ
せ、この深度の層が、例えば粘性土層であるとすると、
この粘性土層に対応する深度を示す信号を深度計42か
ら受けた時に、強度が出るように濃度が高いセメントス
ラリーをそのまま粘性土層に混合させるために、圧送ポ
ンプ11を該粘性土層の土量に合わせた時間だけ駆動す
るようこれに信号を出力する。これにより、圧送ポンプ
11で圧送されたセメントスラリーがスタティックミキ
サ27をそのまま通過して攪拌翼17から粘性土層に噴
出することになり、この噴出とともに攪拌翼17で混合
攪拌を行うことになる。
あるとすると、この砂質土層に対応する深度を示す信号
を深度計42から受けた時に、制御装置12は、強度が
出過ぎないように濃度が低くかつ保水材、増量材および
分離防止剤を含むセメントスラリーを砂質土層に混合さ
せるために、圧送ポンプ11と泥水用ポンプ30とを、
それぞれ砂質土層の土質に合わせた吐出量で土量に合わ
せた時間だけ駆動するようこれらに信号を出力する。す
なわち、例えば、砂質土層の粘土分が極めて低くベント
ナイト泥水のセメントスラリーへの混合比を高くしたい
場合には、セメントスラリーの単位時間当りの吐出量に
対するベントナイト泥水の単位時間当りの吐出量の比を
高くすればよい。これにより、圧送ポンプ11で圧送さ
れたセメントスラリーが、泥水用ポンプ30で圧送され
たベントナイト泥水とスタティックミキサ27で土質に
合わせた比率に混合された後、攪拌翼17から砂質土層
に噴出することになり、この噴出とともに、制御装置1
2が回転駆動機構18に信号を出力して攪拌軸16およ
び攪拌翼17を回転させて混合攪拌を行うことになる。
上記砂質土層へのセメントスラリーの混合攪拌が終了す
ると、制御装置12は、昇降駆動機構15に信号を出力
し、該昇降駆動機構15を駆動して攪拌装置14すなわ
ち攪拌翼17を下降させ、この深度の層が、例えば粘性
土層と砂質土層との中間の性質の中間土層であるとする
と、この中間土層に対応する深度を示す信号を深度計4
2から受けた時に、制御装置12は、濃度が低いセメン
トスラリーを混合させるために圧送ポンプ11と水用ポ
ンプ28とを該中間土層の土質に合わせた吐出量で土量
に合わせた時間だけ駆動するようこれらに信号を出力す
る。これにより、圧送ポンプ11で圧送されたセメント
スラリーが、水用ポンプ28で圧送された水とスタティ
ックミキサ27で土質に合わせた比率に混合された後、
攪拌翼17から中間土層に噴出することになり、この噴
出とともに攪拌翼17で混合攪拌を行うことになる。上
記中間土層へのセメントスラリーの混合攪拌が終了する
と、制御装置12は、昇降駆動機構15に信号を出力
し、昇降駆動機構15を駆動して攪拌翼17を下降さ
せ、この深度の層が、例えば粘性土層であるとすると、
この粘性土層に対応する深度を示す信号を深度計42か
ら受けた時に、強度が出るように濃度が高いセメントス
ラリーをそのまま粘性土層に混合させるために、圧送ポ
ンプ11を該粘性土層の土量に合わせた時間だけ駆動す
るようこれに信号を出力する。これにより、圧送ポンプ
11で圧送されたセメントスラリーがスタティックミキ
サ27をそのまま通過して攪拌翼17から粘性土層に噴
出することになり、この噴出とともに攪拌翼17で混合
攪拌を行うことになる。
【0019】このような構成の深層混合処理装置および
これを用いた深層混合処理方法によれば、圧送ポンプ1
1で圧送されるセメントスラリー中に、水またはベント
ナイト泥水を混入させる混入手段21を具備しているた
め、該混入手段21により、地盤の各地層毎の土質に応
じて、セメントスラリーの濃度、セメントスラリーへの
ベントナイトの添加量を、調整して、この調整されたセ
メントスラリーを、必要な混合量だけ混合攪拌手段19
の攪拌翼17により地盤に混合させつつ攪拌させること
ができる。よって、一定のセメントスラリーを地盤に混
合処理する工法のように強度が出過ぎる層が発生してし
まうのを、防止することができる。したがって、地盤が
土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができ、掘削等
の後工程に支障を来すことがなくなる。
これを用いた深層混合処理方法によれば、圧送ポンプ1
1で圧送されるセメントスラリー中に、水またはベント
ナイト泥水を混入させる混入手段21を具備しているた
め、該混入手段21により、地盤の各地層毎の土質に応
じて、セメントスラリーの濃度、セメントスラリーへの
ベントナイトの添加量を、調整して、この調整されたセ
メントスラリーを、必要な混合量だけ混合攪拌手段19
の攪拌翼17により地盤に混合させつつ攪拌させること
ができる。よって、一定のセメントスラリーを地盤に混
合処理する工法のように強度が出過ぎる層が発生してし
まうのを、防止することができる。したがって、地盤が
土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができ、掘削等
の後工程に支障を来すことがなくなる。
【0020】しかも、上述したように、制御装置12が
深度計42からの信号を受けて、圧送ポンプ11、水用
ポンプ28および泥水用ポンプ30のうち必要なものに
信号を出力することにより、あらかじめ調査した各深度
にある層に最適なセメントスラリーを自動的に混合させ
ることができる。
深度計42からの信号を受けて、圧送ポンプ11、水用
ポンプ28および泥水用ポンプ30のうち必要なものに
信号を出力することにより、あらかじめ調査した各深度
にある層に最適なセメントスラリーを自動的に混合させ
ることができる。
【0021】なお、セメントスラリーと地盤との混合攪
拌は、攪拌装置14の攪拌翼17が上から下へ移動する
間に行っても、一旦最下の地層まで攪拌翼17を回転さ
せて下降させた後該攪拌翼17が下から上へ移動する間
に行ってもよい。さらに、前記のいずれの場合において
も、攪拌翼は、連続的に回転させながら連続的に上下方
向移動させても、回転および上下移動のいずれかを必要
に応じて断続的に行ってもよい。
拌は、攪拌装置14の攪拌翼17が上から下へ移動する
間に行っても、一旦最下の地層まで攪拌翼17を回転さ
せて下降させた後該攪拌翼17が下から上へ移動する間
に行ってもよい。さらに、前記のいずれの場合において
も、攪拌翼は、連続的に回転させながら連続的に上下方
向移動させても、回転および上下移動のいずれかを必要
に応じて断続的に行ってもよい。
【0022】また、上記第1実施例のように深度計から
の信号で、制御装置12が自動的に圧送ポンプ11、水
用ポンプ28および泥水用ポンプ30を地盤の各地層毎
の土質に応じたデータに基づいて選択的に駆動するよう
に構成したが、深度計42による深度データを表示さ
せ、この表示にしたがって、作業者が、圧送ポンプ1
1、水用ポンプ28および泥水用ポンプ30を地盤の各
地層毎の土質に応じたデータに基づいて選択的に駆動操
作するようにしてもよい。
の信号で、制御装置12が自動的に圧送ポンプ11、水
用ポンプ28および泥水用ポンプ30を地盤の各地層毎
の土質に応じたデータに基づいて選択的に駆動するよう
に構成したが、深度計42による深度データを表示さ
せ、この表示にしたがって、作業者が、圧送ポンプ1
1、水用ポンプ28および泥水用ポンプ30を地盤の各
地層毎の土質に応じたデータに基づいて選択的に駆動操
作するようにしてもよい。
【0023】さらに、上記深度計42を設けることな
く、攪拌翼17の攪拌トルクを検出して該攪拌トルクを
示す信号を制御装置12に出力するトルク計を設けるこ
とにより、制御装置12で、検出された攪拌トルクがど
の土質および硬さを攪拌したものに対応するかをあらか
じめ記憶されたデータと比較して判断させ、該土質に応
じて圧送ポンプ11、水用ポンプ28および泥水用ポン
プ30を選択的に駆動させることも可能である。この場
合、勿論攪拌トルクが大きければ硬い砂質土層と判断し
攪拌トルクが小さければ柔らかい粘性土層と判断するこ
とになる。なお、攪拌翼17ではなく、攪拌翼17近く
に取り付けた貫入コーンの地盤への貫入抵抗を検出して
もよい。
く、攪拌翼17の攪拌トルクを検出して該攪拌トルクを
示す信号を制御装置12に出力するトルク計を設けるこ
とにより、制御装置12で、検出された攪拌トルクがど
の土質および硬さを攪拌したものに対応するかをあらか
じめ記憶されたデータと比較して判断させ、該土質に応
じて圧送ポンプ11、水用ポンプ28および泥水用ポン
プ30を選択的に駆動させることも可能である。この場
合、勿論攪拌トルクが大きければ硬い砂質土層と判断し
攪拌トルクが小さければ柔らかい粘性土層と判断するこ
とになる。なお、攪拌翼17ではなく、攪拌翼17近く
に取り付けた貫入コーンの地盤への貫入抵抗を検出して
もよい。
【0024】また、圧送中のセメントスラリーにベント
ナイト泥水等を混入するのではなく、ベントナイト泥水
を直接土層に注入して攪拌翼17で攪拌することも可能
であるが、特にベントナイト泥水の場合、W/C比が1
00%のセメントスラリーの比重は約1.5程度である
のに対しベントナイト泥水は1.06程度で粘性も高い
ため、両者が混ざりにくい。よって、上記のように圧送
中のセメントスラリーにベントナイト泥水等を直接混入
し、地盤中に注入する前にスラリーとして均一化するの
が好ましい。また、スタティックミキサ27は、それ自
体が動くことなくセメントスラリーにベントナイト泥水
等を均一に混入させることができるため、取扱いが簡単
で安全性も高い。ここで、陸上の深層混合処理装置に、
スタティックミキサ27を使用する場合、セメントスラ
リー配管の一系統に一本ずつ必要となるが、直径1.5
〜3インチ、長さ1m程度の小型のもので十分に対応で
き、設置や取扱い等が容易である。
ナイト泥水等を混入するのではなく、ベントナイト泥水
を直接土層に注入して攪拌翼17で攪拌することも可能
であるが、特にベントナイト泥水の場合、W/C比が1
00%のセメントスラリーの比重は約1.5程度である
のに対しベントナイト泥水は1.06程度で粘性も高い
ため、両者が混ざりにくい。よって、上記のように圧送
中のセメントスラリーにベントナイト泥水等を直接混入
し、地盤中に注入する前にスラリーとして均一化するの
が好ましい。また、スタティックミキサ27は、それ自
体が動くことなくセメントスラリーにベントナイト泥水
等を均一に混入させることができるため、取扱いが簡単
で安全性も高い。ここで、陸上の深層混合処理装置に、
スタティックミキサ27を使用する場合、セメントスラ
リー配管の一系統に一本ずつ必要となるが、直径1.5
〜3インチ、長さ1m程度の小型のもので十分に対応で
き、設置や取扱い等が容易である。
【0025】加えて、上記第1実施例においては、セメ
ントスラリーの濃度を調整する水と、保水材、増量材お
よび分離防止剤とを全て含むものとしてベントナイト泥
水を用いたが、これらを別々に貯蔵し、それぞれポンプ
等でスタティックミキサに導入することも勿論可能であ
り、このように構成すれば、セメントスラリーの特性を
さらに細かく調整できることになる。
ントスラリーの濃度を調整する水と、保水材、増量材お
よび分離防止剤とを全て含むものとしてベントナイト泥
水を用いたが、これらを別々に貯蔵し、それぞれポンプ
等でスタティックミキサに導入することも勿論可能であ
り、このように構成すれば、セメントスラリーの特性を
さらに細かく調整できることになる。
【0026】さらに、地盤の各地層毎の土質に応じて、
濃度、保水材の添加量、増量材の添加量および分離防止
剤の添加量のうちの少なくとも一つが調整された複数種
類のセメントスラリーを各々個別に貯蔵手段にあらかじ
め貯蔵しておき、貯蔵手段のうちいずれか一つを土質に
応じて混合攪拌手段に接続させる電磁弁等の接続切換手
段を設けることも可能である。
濃度、保水材の添加量、増量材の添加量および分離防止
剤の添加量のうちの少なくとも一つが調整された複数種
類のセメントスラリーを各々個別に貯蔵手段にあらかじ
め貯蔵しておき、貯蔵手段のうちいずれか一つを土質に
応じて混合攪拌手段に接続させる電磁弁等の接続切換手
段を設けることも可能である。
【0027】次に、本発明の第2実施例による深層混合
処理装置を図5を参照して第1実施例との相違部分を中
心に以下に説明する。なお、第1実施例と同様の部分に
は同一の符号を付してその説明は略す。
処理装置を図5を参照して第1実施例との相違部分を中
心に以下に説明する。なお、第1実施例と同様の部分に
は同一の符号を付してその説明は略す。
【0028】第2実施例は、アジテータ8への接続側の
メインホース10を一本とし、この一本のメインホース
10に、圧送ポンプ11、スラリー二系統分の能力を有
するスタティックミキサ27を設けている。そして、こ
のスタティックミキサ27に、水用タンク22、水用ホ
ース23、水用ポンプ28および水用逆止弁29の一系
統と、泥水用タンク24、泥水用ホース25、泥水用ポ
ンプ30および泥水用逆止弁31の一系統とを接続して
いる。
メインホース10を一本とし、この一本のメインホース
10に、圧送ポンプ11、スラリー二系統分の能力を有
するスタティックミキサ27を設けている。そして、こ
のスタティックミキサ27に、水用タンク22、水用ホ
ース23、水用ポンプ28および水用逆止弁29の一系
統と、泥水用タンク24、泥水用ホース25、泥水用ポ
ンプ30および泥水用逆止弁31の一系統とを接続して
いる。
【0029】そして、スタティックミキサ27より下流
側のメインホース10は分割されて二本となり、分割さ
れた後のメインホース10に、それぞれ攪拌軸16等を
第1実施例と同様に設け、分割されたメインホース10
の分割位置近傍に、メイン圧送ポンプ50をそれぞれ設
けている。
側のメインホース10は分割されて二本となり、分割さ
れた後のメインホース10に、それぞれ攪拌軸16等を
第1実施例と同様に設け、分割されたメインホース10
の分割位置近傍に、メイン圧送ポンプ50をそれぞれ設
けている。
【0030】このような構成の第2実施例によれば、第
1実施例と同様の効果を奏することができることは勿
論、第1実施例がアジテータ8以降のスラリー圧送系統
を1本の攪拌軸16に対し1つ有する構成であるのに対
して、第2実施例はアジテータ8以降スタティックミキ
サ27までのスラリ圧送系統を共用しているため、水お
よびベントナイト泥水の添加系統を上記のように一系統
にすることができる(すなわち混入手段21が一系統に
できる)。
1実施例と同様の効果を奏することができることは勿
論、第1実施例がアジテータ8以降のスラリー圧送系統
を1本の攪拌軸16に対し1つ有する構成であるのに対
して、第2実施例はアジテータ8以降スタティックミキ
サ27までのスラリ圧送系統を共用しているため、水お
よびベントナイト泥水の添加系統を上記のように一系統
にすることができる(すなわち混入手段21が一系統に
できる)。
【0031】したがって、メイン圧送ポンプ50の直前
に小型のバッファタンク等を設置すれば、添加材等の混
入後のスラリーの品質確認およびチェックが、直接的に
簡単・確実に行える(第1実施例の場合には、配合計算
に基づいた添加流量および原スラリーの流量等から計算
値上でのチェックとなり、またスタティックミキサ27
が二台あるため、二系統のチェックが必要となる)。ま
た、原スラリーへの添加材等の混入経路が一つで済むた
め、制御・管理操作が容易となる。さらに、添加材等の
混入経路が少なく簡略化されるので、メンテナンス、清
掃等が簡単になる。
に小型のバッファタンク等を設置すれば、添加材等の混
入後のスラリーの品質確認およびチェックが、直接的に
簡単・確実に行える(第1実施例の場合には、配合計算
に基づいた添加流量および原スラリーの流量等から計算
値上でのチェックとなり、またスタティックミキサ27
が二台あるため、二系統のチェックが必要となる)。ま
た、原スラリーへの添加材等の混入経路が一つで済むた
め、制御・管理操作が容易となる。さらに、添加材等の
混入経路が少なく簡略化されるので、メンテナンス、清
掃等が簡単になる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の深層混合
処理工法および装置によれば、一定のセメントスラリー
を地盤に混合処理する工法のように強度が出過ぎる層が
発生してしまうのを防止することができるため、地盤が
土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができ、掘削等
の後工程に支障を来すことがなくなる。
処理工法および装置によれば、一定のセメントスラリー
を地盤に混合処理する工法のように強度が出過ぎる層が
発生してしまうのを防止することができるため、地盤が
土質の異なる複数の地層からなっている場合において
も、各地層に適正な強度を付与することができ、掘削等
の後工程に支障を来すことがなくなる。
【図1】本発明の第1実施例による深層混合処理装置の
全体構成を示す正面図である。
全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例による深層混合処理装置の
制御系のブロック図である。
制御系のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例による深層混合処理装置の
スタティックミキサを概略的に示す断面図である。
スタティックミキサを概略的に示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例による深層混合処理装置の
スタティックミキサの混合エレメントを示す平面図であ
る。
スタティックミキサの混合エレメントを示す平面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例による深層混合処理装置の
全体構成を示す正面図である。
全体構成を示す正面図である。
1 貯蔵手段 11 圧送ポンプ 19 混合攪拌手段 21 混入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 澄夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 伊勢 寿一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 平井 孝典 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 セメントスラリーを地盤に混合攪拌して
固結させるセメント系の深層混合処理工法であって、 セメントスラリーの地盤への混合量、セメントスラリー
の濃度、セメントスラリーへの保水材の添加量、セメン
トスラリーへの増量材の添加量およびセメントスラリー
への分離防止剤の添加量のうちの少なくともいずれか一
つを、地盤の各地層毎の土質に応じて調整することを特
徴とする深層混合処理工法。 - 【請求項2】 セメントスラリーを貯蔵する貯蔵手段
と、 該貯蔵手段からセメントスラリーを圧送する圧送ポンプ
と、 地盤中に挿入され、前記圧送ポンプにより圧送されたセ
メントスラリーを地盤に混合しつつ攪拌する混合攪拌手
段と、 圧送されるセメントスラリー中に、水、保水材、増量材
および分離防止剤のうちの少なくともいずれか一つを混
入させる混入手段とを具備することを特徴とする深層混
合処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25456393A JPH07109727A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 深層混合処理工法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25456393A JPH07109727A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 深層混合処理工法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109727A true JPH07109727A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17266790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25456393A Pending JPH07109727A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 深層混合処理工法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07109727A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002167753A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Hazama Gumi Ltd | ソイルセメント柱列壁構築方法及びソイルセメント柱列壁構築用分散剤 |
| JP2002339342A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Haseko Corp | 地盤改良工法及びその装置 |
| JP2004353389A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Sato Kogyo Co Ltd | 地盤改良工法およびこれに用いる固化材スラリー供給設備 |
| KR100870722B1 (ko) * | 2008-08-29 | 2008-11-27 | 주식회사 동아지질 | 해상 공사용 심층 교반 장치 및 이를 이용한 시공 방법 |
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| IT201700097666A1 (it) * | 2017-08-30 | 2019-03-02 | Mc Drill Tech S R L | Apparato e metodo di consolidamento del terreno |
| JP2020516794A (ja) * | 2017-04-17 | 2020-06-11 | 中交第一航▲務▼工程局有限公司 | 硬盤層を貫通することによって基礎構造体を杭打ちするための基礎処理方法 |
| JP2022020968A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | 株式会社竹中工務店 | 地盤改良体の造成工法 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP25456393A patent/JPH07109727A/ja active Pending
Cited By (10)
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| JP2017008673A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 株式会社チダエンジニアリング | 粉体固化材を用いる深層混合処理工法および深層混合処理装置 |
| JP2020516794A (ja) * | 2017-04-17 | 2020-06-11 | 中交第一航▲務▼工程局有限公司 | 硬盤層を貫通することによって基礎構造体を杭打ちするための基礎処理方法 |
| IT201700097666A1 (it) * | 2017-08-30 | 2019-03-02 | Mc Drill Tech S R L | Apparato e metodo di consolidamento del terreno |
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| A02 | Decision of refusal |
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