JPH0710974B2 - 香料揮散性成型物 - Google Patents
香料揮散性成型物Info
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- JPH0710974B2 JPH0710974B2 JP15877986A JP15877986A JPH0710974B2 JP H0710974 B2 JPH0710974 B2 JP H0710974B2 JP 15877986 A JP15877986 A JP 15877986A JP 15877986 A JP15877986 A JP 15877986A JP H0710974 B2 JPH0710974 B2 JP H0710974B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規芳香剤たる香料揮散性成型物に関する。
(従来の技術) 各種熱可塑性樹脂に香料を担持させる芳香剤については
従来から種々の提案がなされている。
従来から種々の提案がなされている。
エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂(以下EVAと略記
する)は熱可塑性樹脂中で最も香料を吸収しやすく且、
その吸収した香料の揮散性向も極めて優れていることか
ら、これを香料担体として用いた芳香剤が“プラスチツ
ク系”芳香剤として斯業界に登場し始めて来た。それ等
商品をその形態から分類すると、(a)EVA樹脂の成形
原料用ペレツトに香料を吸収せしめたペレツトタイプと
(b)香料吸収EVAペレツトをそのまゝ成型原料として
射出、押出し等公知の成型方法で溶融成型した成型物タ
イプの2つに大別される。
する)は熱可塑性樹脂中で最も香料を吸収しやすく且、
その吸収した香料の揮散性向も極めて優れていることか
ら、これを香料担体として用いた芳香剤が“プラスチツ
ク系”芳香剤として斯業界に登場し始めて来た。それ等
商品をその形態から分類すると、(a)EVA樹脂の成形
原料用ペレツトに香料を吸収せしめたペレツトタイプと
(b)香料吸収EVAペレツトをそのまゝ成型原料として
射出、押出し等公知の成型方法で溶融成型した成型物タ
イプの2つに大別される。
(a)は通常、常温前后の温度下でEVAペレツトに香料
を数時間接触せしめることに依り作られるので、香料の
熱分化を招くことが全くないという利点はあるが、反
面、ペレツトである為、容器からこぼれ易く、従つて、
容器は必然的にペレツト粒径より小さい通気スリツトを
設けた密閉型とならざるを得ず、この為及びペレツトで
ある為、香料揮散に伴う体積減が僅かであることによ
り、揮散終了のエンドポイントを視覚により判別するこ
とが困難であるという欠点を有していた。
を数時間接触せしめることに依り作られるので、香料の
熱分化を招くことが全くないという利点はあるが、反
面、ペレツトである為、容器からこぼれ易く、従つて、
容器は必然的にペレツト粒径より小さい通気スリツトを
設けた密閉型とならざるを得ず、この為及びペレツトで
ある為、香料揮散に伴う体積減が僅かであることによ
り、揮散終了のエンドポイントを視覚により判別するこ
とが困難であるという欠点を有していた。
(b)は一定の体積を持つた、香料含有EVAの溶融成型
物である為香料の揮散に伴う体積減はペレツトの場合よ
りは、大きく表はれるので、エンドポイントを視覚によ
る判定しやすいが、反面成型温度が最低でも100℃前后
に達するので、香料の熱劣化は避けることが出来ないと
い欠点を有する。
物である為香料の揮散に伴う体積減はペレツトの場合よ
りは、大きく表はれるので、エンドポイントを視覚によ
る判定しやすいが、反面成型温度が最低でも100℃前后
に達するので、香料の熱劣化は避けることが出来ないと
い欠点を有する。
これをカバーする為にはEVAのみで成型をしておき、こ
れを室温下で香料に浸漬して、吸収させる方法も無いで
はないが吸収に極めて長時間を要し、且つ成型后の吸収
の為、歪による変形や、表面の荒れ等も生じ、著しく外
観を損ずることが多いので、実用に供し難く事実この方
法によると思われる商品は上市されていない。
れを室温下で香料に浸漬して、吸収させる方法も無いで
はないが吸収に極めて長時間を要し、且つ成型后の吸収
の為、歪による変形や、表面の荒れ等も生じ、著しく外
観を損ずることが多いので、実用に供し難く事実この方
法によると思われる商品は上市されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はEVAの成型物であり乍ら、全くの常温下で、極
めて短時間内に大量の香料を吸収し得る担体を用いると
共にその香料吸収体が揮散性良好にして且つ香料揮散に
伴う体積収縮比の大きな、従つて、揮散終了のエンドポ
イントを視覚で容易に判定出来るEVA製の新規香料揮散
性成型物を提供することを目的とするものである。
めて短時間内に大量の香料を吸収し得る担体を用いると
共にその香料吸収体が揮散性良好にして且つ香料揮散に
伴う体積収縮比の大きな、従つて、揮散終了のエンドポ
イントを視覚で容易に判定出来るEVA製の新規香料揮散
性成型物を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記本発明の目的は、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
樹脂粉末の粉末どおしを部分融着させて得た通気性連続
細孔を有しかさ密度が0.4〜0.8である多孔質成型物に液
状香料組成物を吸収させることにより、吸収前に比し見
掛け容積を少なくとも1.2倍増加させてなる香料揮散性
成型物によつて達成される。
樹脂粉末の粉末どおしを部分融着させて得た通気性連続
細孔を有しかさ密度が0.4〜0.8である多孔質成型物に液
状香料組成物を吸収させることにより、吸収前に比し見
掛け容積を少なくとも1.2倍増加させてなる香料揮散性
成型物によつて達成される。
本発明の構成について説明する前に本発明者が検討した
周辺技術について説明する。通常、吸収能を有する物質
に被吸収液体を吸収させる場合吸収表面積が大きくなれ
ばなる程、その吸収速度は早くなるのは自明の理である
がEVAに香料を吸収させる場合もこの原理に違はず、或
る体積を持つた成型物よりはペレツトが、ペレツトより
は粉末体がより早く吸収する。平均粒径0.5mm(32メツ
シユ)内外のEVA粉末に30重量%の香料を加えた場合醋
酸ビニール(以下VAと略称する)含量32%のものでは僅
かに数10秒内に、これよりやゝ吸収能の落ちるVA含量20
%のものでも数分を要せず吸収を終り、速やかに滲透し
て、やゝ流動性は落ちるものゝ略元の濡れない粉末状態
に復してしまう。然し乍らこの香料を吸収したEVA粉末
は、ごく薄く、大面積に拡げた場合は別として、通常の
芳香剤商品の如く或る深さを持つ容器に充填してしまう
と、揮散性は極めて不良になり、初期数日間の表層から
の揮散が終ると、そこで揮散は殆んど止つてしまい、含
有香料の20%程度しか活用されないという結果に終わ
る。常温下で香料を迅速に多量に吸収し得るという利点
にも不拘、香料含有EVA粉末体が芳香剤に活用されない
所以もこゝにあるのである。この原因は、香料を吸収し
た粉末粒子がそれぞれに独立して居り、粒子相互間の香
料の移動(香料含量の多い粒子から少ない粒子への)が
全く行われない為と、粒子間の空隙が小さく、下層から
上層への香料蒸気の移動が殆んど行われないことに起因
する。かかる検討を経て効果の顕著な本発明に到達し
た。
周辺技術について説明する。通常、吸収能を有する物質
に被吸収液体を吸収させる場合吸収表面積が大きくなれ
ばなる程、その吸収速度は早くなるのは自明の理である
がEVAに香料を吸収させる場合もこの原理に違はず、或
る体積を持つた成型物よりはペレツトが、ペレツトより
は粉末体がより早く吸収する。平均粒径0.5mm(32メツ
シユ)内外のEVA粉末に30重量%の香料を加えた場合醋
酸ビニール(以下VAと略称する)含量32%のものでは僅
かに数10秒内に、これよりやゝ吸収能の落ちるVA含量20
%のものでも数分を要せず吸収を終り、速やかに滲透し
て、やゝ流動性は落ちるものゝ略元の濡れない粉末状態
に復してしまう。然し乍らこの香料を吸収したEVA粉末
は、ごく薄く、大面積に拡げた場合は別として、通常の
芳香剤商品の如く或る深さを持つ容器に充填してしまう
と、揮散性は極めて不良になり、初期数日間の表層から
の揮散が終ると、そこで揮散は殆んど止つてしまい、含
有香料の20%程度しか活用されないという結果に終わ
る。常温下で香料を迅速に多量に吸収し得るという利点
にも不拘、香料含有EVA粉末体が芳香剤に活用されない
所以もこゝにあるのである。この原因は、香料を吸収し
た粉末粒子がそれぞれに独立して居り、粒子相互間の香
料の移動(香料含量の多い粒子から少ない粒子への)が
全く行われない為と、粒子間の空隙が小さく、下層から
上層への香料蒸気の移動が殆んど行われないことに起因
する。かかる検討を経て効果の顕著な本発明に到達し
た。
本発明の担体であるEVA成型物はEVA粉末どおしを部分融
着させて得た通気性連続細孔を有しかさ密度が0.4〜0.8
である多孔質成型物であることを本質とする。かかるEV
A粉末の融着成型物は、常温下でたとえば成型物と同重
量の香料を瞬時にして吸収し、同時に粉末内部への滲透
も速やかに進行し、僅か数分を出でずして、完全に乾燥
した状態の、弾性に富んだ、連続通気性細孔を有するス
ポンヂ状の成型物に変ずる。この時の融着成型物の膨張
は極めて大きく、体積にしてたとえば1.9倍、表面積で
1.6倍にも達する。そしてそのスポンヂ状の香料吸収体
からの香料の揮散性向は、同重量同香料含有量、同揮散
面積の、射出成型法による香料含有溶融成型体のそれと
略同一なのである。又本発明に於て、香料吸収体となる
EVA融着成型物を円型薄型に作り、これに密に嵌合する
様な浅型缶状容器に納めて外縁を固定し香料を加える
と、遠心方向への膨張が容器壁で妨げられるため上面に
膨れて行き、この結果、巧まずして中空ボールを半截し
た様な中空半球状の香料吸収体を得ることが出来るので
ある。
着させて得た通気性連続細孔を有しかさ密度が0.4〜0.8
である多孔質成型物であることを本質とする。かかるEV
A粉末の融着成型物は、常温下でたとえば成型物と同重
量の香料を瞬時にして吸収し、同時に粉末内部への滲透
も速やかに進行し、僅か数分を出でずして、完全に乾燥
した状態の、弾性に富んだ、連続通気性細孔を有するス
ポンヂ状の成型物に変ずる。この時の融着成型物の膨張
は極めて大きく、体積にしてたとえば1.9倍、表面積で
1.6倍にも達する。そしてそのスポンヂ状の香料吸収体
からの香料の揮散性向は、同重量同香料含有量、同揮散
面積の、射出成型法による香料含有溶融成型体のそれと
略同一なのである。又本発明に於て、香料吸収体となる
EVA融着成型物を円型薄型に作り、これに密に嵌合する
様な浅型缶状容器に納めて外縁を固定し香料を加える
と、遠心方向への膨張が容器壁で妨げられるため上面に
膨れて行き、この結果、巧まずして中空ボールを半截し
た様な中空半球状の香料吸収体を得ることが出来るので
ある。
本発明に於て、香料吸収担体となるEVA粉末の融着成型
物はEVA粉末を、目的とする形状の型に充填し所定温度
の空気浴中で所定時間加熱することにより容易に作られ
る。
物はEVA粉末を、目的とする形状の型に充填し所定温度
の空気浴中で所定時間加熱することにより容易に作られ
る。
この融着成型用の型の形状は任意であるが融着時間を短
縮する為と融着成型物に吸収せしめた香料の揮散効率を
高める為、成るべく薄型のものが望ましく、又香料を吸
収して膨張する時の歪を考慮すれば円形のものが好まし
い。但し、充填したEVA粉末が加熱中に加圧されること
は、本融着成型物の最も重要な特性である通気性連続細
孔の形成を阻げることになるので避けねばならない。従
つて、型の上部は開放されて居り、粉末の自重のみが加
わつた状態で融着されることが最も望ましい。
縮する為と融着成型物に吸収せしめた香料の揮散効率を
高める為、成るべく薄型のものが望ましく、又香料を吸
収して膨張する時の歪を考慮すれば円形のものが好まし
い。但し、充填したEVA粉末が加熱中に加圧されること
は、本融着成型物の最も重要な特性である通気性連続細
孔の形成を阻げることになるので避けねばならない。従
つて、型の上部は開放されて居り、粉末の自重のみが加
わつた状態で融着されることが最も望ましい。
融着成型物用として使う、EVA粉末は、上市されているV
A含有量40%のものから6%のものまでのEVAの粉末体な
らどれでもよいが、香料吸収量はVA含有量に略比例し、
融着成型物の香料吸収による膨張度はまたその香料吸収
量に比例するし、且香料を吸収せしめた融着成型物の耐
熱性等、も考慮に入れねばならないので、20〜40重量%
程度の香料含有量を必要とする通常の芳香剤目的の為に
はVA含有量33〜10%の間のものが望ましく、更に望まし
いのは33〜20%の範囲のものの使用である。(但し自動
車キヤビン用の芳香剤の如く90℃内外の耐熱性を要求さ
れるものでは敢て融点90℃以上の、VA含有量10%位のも
のを使用することが必要である。) EVA粉末の粒度(平均粒径)は、小さければ小さい程、
粒子相互の融着接点の数が増え、香料を吸収したスポン
ヂ状の成型体の物理的強度(反り、折り曲げ等の外力に
対する)を増大せしめるので、より小さい粒度(平均粒
径)が望ましい。平らな円盤状成型体の場合では30メツ
シユ(0.5mmφ)程度の粉末で充分その目的を達し得る
が、前述の様に香料吸収の際の膨張力を利用して半球状
に成型する場合には、その張力に耐える為60メツシユ
(0.25mm)以下のものの使用が望ましい。
A含有量40%のものから6%のものまでのEVAの粉末体な
らどれでもよいが、香料吸収量はVA含有量に略比例し、
融着成型物の香料吸収による膨張度はまたその香料吸収
量に比例するし、且香料を吸収せしめた融着成型物の耐
熱性等、も考慮に入れねばならないので、20〜40重量%
程度の香料含有量を必要とする通常の芳香剤目的の為に
はVA含有量33〜10%の間のものが望ましく、更に望まし
いのは33〜20%の範囲のものの使用である。(但し自動
車キヤビン用の芳香剤の如く90℃内外の耐熱性を要求さ
れるものでは敢て融点90℃以上の、VA含有量10%位のも
のを使用することが必要である。) EVA粉末の粒度(平均粒径)は、小さければ小さい程、
粒子相互の融着接点の数が増え、香料を吸収したスポン
ヂ状の成型体の物理的強度(反り、折り曲げ等の外力に
対する)を増大せしめるので、より小さい粒度(平均粒
径)が望ましい。平らな円盤状成型体の場合では30メツ
シユ(0.5mmφ)程度の粉末で充分その目的を達し得る
が、前述の様に香料吸収の際の膨張力を利用して半球状
に成型する場合には、その張力に耐える為60メツシユ
(0.25mm)以下のものの使用が望ましい。
基準となる融着最適温度は使用するEVA粉末固有のメル
テイングポイント(以下MPと略称する)温度である。こ
の温度であれば目的とする融着成型型の厚さが厚く、融
着に時間を要する場合でも表面と深部との融着度に差を
生ぜす、均一に仕上げることが出来る。但しこの融着適
温は、メルトフローインデツクス(M.I.ASTM−D1238−7
3(以下MIと略称する))の大小により、前后にやゝず
らす必要がある。MIの大きなものはMP温度の加熱でも粉
末粒子の流れ変型が起り、接触点融着以上に融着が進み
すぎ、MIの小さなものは逆に接触点融着がやゝ不完全に
なる傾向を有するからである。このMIを加味した融着最
適温度は概ねMP−7℃〜MP+4℃の範囲である。
テイングポイント(以下MPと略称する)温度である。こ
の温度であれば目的とする融着成型型の厚さが厚く、融
着に時間を要する場合でも表面と深部との融着度に差を
生ぜす、均一に仕上げることが出来る。但しこの融着適
温は、メルトフローインデツクス(M.I.ASTM−D1238−7
3(以下MIと略称する))の大小により、前后にやゝず
らす必要がある。MIの大きなものはMP温度の加熱でも粉
末粒子の流れ変型が起り、接触点融着以上に融着が進み
すぎ、MIの小さなものは逆に接触点融着がやゝ不完全に
なる傾向を有するからである。このMIを加味した融着最
適温度は概ねMP−7℃〜MP+4℃の範囲である。
例えば香料吸収担体として最も多用されているVA含有量
32%、MI30、MP70℃の東洋曹達製EVA、“ウルトラセンU
E−750"粉末ではMPの70℃が融着適温であるが、VA含有
量28%、MI150、MP74℃の“ウルトラセンUE−720"や、V
A含有量20%、MI350、MP85℃の“ウルトラセンUE−681"
等の如くMIが著しく大なものでは夫々69℃(MP−5
℃)、78℃(MP−7℃)が融着適温となり逆に、VA含有
量26%、MI4、MP79℃の“ウルトラセンUE−634"やVA含
有量10%、MI3、MP97℃、の“ウルトラセンUE−540"で
は夫々82℃(MP+3℃)、101℃(MP+4℃)が融着適
温となる。加熱時間は成型する型の形状やEVA粉末の充
填層の厚さにより異つて来るがその厚さが約10mm前后で
あれば、上記温度レンヂで25〜30分位が標準となる。又
3〜5mm位の厚さであれば表層と中心部との熱の到達時
間に大きなズレはないから、上記適温レンヂより高い温
度を用い、加熱時間を短縮することも可能である。例え
ばVA含有量26%、MI4、MP79℃の“ウルトラセンUE−63
4"粉末を深さ5mmの型にすり切り充填して融着成型する
場合標準では82℃(MP+3℃)で30分であるが、99℃
(MP+20℃)で11分でも殆んど同じ融着度のものを得る
ことが出来る。適正な融着度は、融着成型物の外観色調
から大凡の判定は出来る。元の粉体の白さを保つている
時は融着不足であり、透明化の進んだものは融着過度で
ある。より正確を期するには“かさ密度”(融着成型物
の重量/融着成型物の体積)に依るのがよい。各種EVA
粉末を用いた融着成型物の最適融着度に於ける融着温度
と“かさ密度”の例を列記すると下表の様になる。
32%、MI30、MP70℃の東洋曹達製EVA、“ウルトラセンU
E−750"粉末ではMPの70℃が融着適温であるが、VA含有
量28%、MI150、MP74℃の“ウルトラセンUE−720"や、V
A含有量20%、MI350、MP85℃の“ウルトラセンUE−681"
等の如くMIが著しく大なものでは夫々69℃(MP−5
℃)、78℃(MP−7℃)が融着適温となり逆に、VA含有
量26%、MI4、MP79℃の“ウルトラセンUE−634"やVA含
有量10%、MI3、MP97℃、の“ウルトラセンUE−540"で
は夫々82℃(MP+3℃)、101℃(MP+4℃)が融着適
温となる。加熱時間は成型する型の形状やEVA粉末の充
填層の厚さにより異つて来るがその厚さが約10mm前后で
あれば、上記温度レンヂで25〜30分位が標準となる。又
3〜5mm位の厚さであれば表層と中心部との熱の到達時
間に大きなズレはないから、上記適温レンヂより高い温
度を用い、加熱時間を短縮することも可能である。例え
ばVA含有量26%、MI4、MP79℃の“ウルトラセンUE−63
4"粉末を深さ5mmの型にすり切り充填して融着成型する
場合標準では82℃(MP+3℃)で30分であるが、99℃
(MP+20℃)で11分でも殆んど同じ融着度のものを得る
ことが出来る。適正な融着度は、融着成型物の外観色調
から大凡の判定は出来る。元の粉体の白さを保つている
時は融着不足であり、透明化の進んだものは融着過度で
ある。より正確を期するには“かさ密度”(融着成型物
の重量/融着成型物の体積)に依るのがよい。各種EVA
粉末を用いた融着成型物の最適融着度に於ける融着温度
と“かさ密度”の例を列記すると下表の様になる。
上記“かさ密度”の数値が大になる程融着度は進み、香
料の吸収速度は遅くなり、吸収量も減少し、膨張率も小
さくなるが、出来上つた香料含有成型体の物理的強度は
強くなり、逆に数値が小になる程融着度が低下し、香料
吸収量、吸収速度、及び熱膨張率は大となるが、出来上
つた香料吸収成型体の物理的強度は弱くなる。従つて、
前述の様に、円盤状の融着成型物の外縁を固定して香料
を吸収せしめ膨張により中空な半球形に成型する場合の
如く、張力に耐えられる為のより大きな強度が求められ
る時は上記数値を大きくする様に、即ちやゝ過度気味に
融着成型すればよく、強度よりも、より大きな膨張と香
料吸収量の増大が求められる時はこの数値を小さくする
様に、即ちやゝ不足気味に融着成型すればよいわけであ
る。然し乍らそのレンヂは0.4〜0.8の間であり、これを
逸脱したものは、香料吸収により元の粉体に戻つてしま
つたり(0.4以下)又香料吸収に数十時間を要する様
な、殆んど溶融成形物に近いものになつてしまう(0.8
以上)のである。
料の吸収速度は遅くなり、吸収量も減少し、膨張率も小
さくなるが、出来上つた香料含有成型体の物理的強度は
強くなり、逆に数値が小になる程融着度が低下し、香料
吸収量、吸収速度、及び熱膨張率は大となるが、出来上
つた香料吸収成型体の物理的強度は弱くなる。従つて、
前述の様に、円盤状の融着成型物の外縁を固定して香料
を吸収せしめ膨張により中空な半球形に成型する場合の
如く、張力に耐えられる為のより大きな強度が求められ
る時は上記数値を大きくする様に、即ちやゝ過度気味に
融着成型すればよく、強度よりも、より大きな膨張と香
料吸収量の増大が求められる時はこの数値を小さくする
様に、即ちやゝ不足気味に融着成型すればよいわけであ
る。然し乍らそのレンヂは0.4〜0.8の間であり、これを
逸脱したものは、香料吸収により元の粉体に戻つてしま
つたり(0.4以下)又香料吸収に数十時間を要する様
な、殆んど溶融成形物に近いものになつてしまう(0.8
以上)のである。
EVA粉末融着物に吸収させる香料については、EVAの溶融
成型物やペレツトの場合と同様に、若干の制限がある。
EVA樹脂は極性の大きな成分は吸収しにくいので、配合
組成中にアルコール類の如き成分を特に大過剰に含んだ
調合香料や、稀釈剤又は増量剤としてグリコール類の如
き多価アルコール系溶剤を使用した調合香料はその使用
を避けることが望ましい。
成型物やペレツトの場合と同様に、若干の制限がある。
EVA樹脂は極性の大きな成分は吸収しにくいので、配合
組成中にアルコール類の如き成分を特に大過剰に含んだ
調合香料や、稀釈剤又は増量剤としてグリコール類の如
き多価アルコール系溶剤を使用した調合香料はその使用
を避けることが望ましい。
以上の配慮の下に配合された調合香料であれば、EVA粉
末の融着成型物はEVAの溶融成型物やペレツトの場合よ
り遥かに大量を常温下に瞬時に吸収し、“分”単位とい
う短時間内に粉体深部への滲透を終り通気性連続細孔中
に香料が残存しない状態となり従つて指で触れても濡れ
が全くない迄の完全に乾燥した連続細孔よりなる多孔性
のスポンヂ状の香料吸収体になる。一般的にEVAの溶融
成型物やペレツトの香料吸収能はそのVA含有量に比例
し、その最大吸収率は略そのVA含有量%の数値に略等し
い。それ以上を吸収させる為には吸収時間が、採算を超
えて異常に長くなつたり、加温が必要になつたりする。
そして、かくして仮令吸収させてもEVA溶融成型物やペ
レツトの表面を荒らしてしまつたり、又低温時に余剰の
香料が浸出したり、等不都合なことが多い。然し乍ら本
発明に於て香料吸収体となるEVA粉末の融着成型物の場
合は標準的な融着度(前述した様にVA含有量32%、MP70
℃の““ウルトラセンUE−750"の場合の71℃で30分加熱
(融着温度70℃)がこれに当る)のものでVA含有量%数
値の1.5〜1.6倍の数値の香料吸収率を示す。例えばVA含
有量%32の場合は吸収率51%、VA含有量%26%の場合は
41.6%、VA含有量%20%の場合は32%の如くである。加
熱温度を下げるか加熱時間を短縮するかして標準融着度
よりやゝ甘目に融着したものでは、この倍率以上吸収せ
しむることが出来るし、逆にやゝ強目に融着すれば吸収
率は上記標準よりやゝ落ちるが、香料吸収体の物理的強
度を高めることが出来る。
末の融着成型物はEVAの溶融成型物やペレツトの場合よ
り遥かに大量を常温下に瞬時に吸収し、“分”単位とい
う短時間内に粉体深部への滲透を終り通気性連続細孔中
に香料が残存しない状態となり従つて指で触れても濡れ
が全くない迄の完全に乾燥した連続細孔よりなる多孔性
のスポンヂ状の香料吸収体になる。一般的にEVAの溶融
成型物やペレツトの香料吸収能はそのVA含有量に比例
し、その最大吸収率は略そのVA含有量%の数値に略等し
い。それ以上を吸収させる為には吸収時間が、採算を超
えて異常に長くなつたり、加温が必要になつたりする。
そして、かくして仮令吸収させてもEVA溶融成型物やペ
レツトの表面を荒らしてしまつたり、又低温時に余剰の
香料が浸出したり、等不都合なことが多い。然し乍ら本
発明に於て香料吸収体となるEVA粉末の融着成型物の場
合は標準的な融着度(前述した様にVA含有量32%、MP70
℃の““ウルトラセンUE−750"の場合の71℃で30分加熱
(融着温度70℃)がこれに当る)のものでVA含有量%数
値の1.5〜1.6倍の数値の香料吸収率を示す。例えばVA含
有量%32の場合は吸収率51%、VA含有量%26%の場合は
41.6%、VA含有量%20%の場合は32%の如くである。加
熱温度を下げるか加熱時間を短縮するかして標準融着度
よりやゝ甘目に融着したものでは、この倍率以上吸収せ
しむることが出来るし、逆にやゝ強目に融着すれば吸収
率は上記標準よりやゝ落ちるが、香料吸収体の物理的強
度を高めることが出来る。
従つて膨張時の体積又は表面積に合わせて最終商品容器
を作つておき、これに融着成型物を入れて香料を吸収さ
せれば丁度容器一杯の香料吸収成型体となるし、又円盤
形の融着成型物に密に嵌合する様に直径を合わせた円形
容器に融着成型物を入れて、これに香料を吸収させれば
膨張により巧まずして中空ボールを反截した様な半球状
成型体とすることが出来るわけである。
を作つておき、これに融着成型物を入れて香料を吸収さ
せれば丁度容器一杯の香料吸収成型体となるし、又円盤
形の融着成型物に密に嵌合する様に直径を合わせた円形
容器に融着成型物を入れて、これに香料を吸収させれば
膨張により巧まずして中空ボールを反截した様な半球状
成型体とすることが出来るわけである。
この様に香料吸収に伴う膨張を利用して中空半球状の成
型を行う場合は、膨張時の張力に耐えられる様前述の如
く60メツシユ以下の細粉を用いて融着点を増やすことが
望ましいが、更に融着強度をより大にする為、使用する
EVA粉末の材質もMI数値の小さいもの、例えばウルトラ
センUE−634(MI4)の如きを選ぶことが望ましい。
型を行う場合は、膨張時の張力に耐えられる様前述の如
く60メツシユ以下の細粉を用いて融着点を増やすことが
望ましいが、更に融着強度をより大にする為、使用する
EVA粉末の材質もMI数値の小さいもの、例えばウルトラ
センUE−634(MI4)の如きを選ぶことが望ましい。
又融着成型物の厚さが厚い程、出来た半球状成型体の見
掛け容積も、強度も大きくなるが、ある限度を超えて厚
くなると上方への膨張力より外椽を容器壁等で拘束され
た融着成型物自身の保型力の方が大になり、上方への膨
張は極く微弱か、殆んど零になり、従つて半球状の成型
は全く不可能になる。
掛け容積も、強度も大きくなるが、ある限度を超えて厚
くなると上方への膨張力より外椽を容器壁等で拘束され
た融着成型物自身の保型力の方が大になり、上方への膨
張は極く微弱か、殆んど零になり、従つて半球状の成型
は全く不可能になる。
直径75mmで深さが1.5mm(厚さ/直径=0.02)、2.5mm、
5mm、7.5mm、10mm、12.5mm、15mm、17.5mm(厚さ/直径
=0.23)、20mm(厚さ/直径=0.27)、の9種類の融着
用金型を用い、ウルトラセンUE−634の60メツシユ以下
の細粉により融着成型物を作り、これを直径75mm、深さ
20mmの円缶に嵌めこんで夫々に香料吸収体の香料含有量
が41.6%(VA含有%26×1.6=41.6%)になる量の香量
を吸収させるという実験では、厚さ1.5mm〜17.5mm迄の
ものは夫々厚さの違いによる硬軟や、見掛け容積の差は
あるものの、いずれも膨張により半球状型体となつた
が、厚さ20mmのものは中央部が2mm程度隆起したのみ
で、膨張を抑えられた高密度の成型体のまゝであつた。
従つて膨張による半球状成型が可能な範囲は厚さ/直径
の数値で表わせば概ね0.02〜0.25の間である。
5mm、7.5mm、10mm、12.5mm、15mm、17.5mm(厚さ/直径
=0.23)、20mm(厚さ/直径=0.27)、の9種類の融着
用金型を用い、ウルトラセンUE−634の60メツシユ以下
の細粉により融着成型物を作り、これを直径75mm、深さ
20mmの円缶に嵌めこんで夫々に香料吸収体の香料含有量
が41.6%(VA含有%26×1.6=41.6%)になる量の香量
を吸収させるという実験では、厚さ1.5mm〜17.5mm迄の
ものは夫々厚さの違いによる硬軟や、見掛け容積の差は
あるものの、いずれも膨張により半球状型体となつた
が、厚さ20mmのものは中央部が2mm程度隆起したのみ
で、膨張を抑えられた高密度の成型体のまゝであつた。
従つて膨張による半球状成型が可能な範囲は厚さ/直径
の数値で表わせば概ね0.02〜0.25の間である。
EVA粉末融着成型物の香料吸収能は上述の様に極めて大
であるので、吸収せしめる香料の量が過少すぎる場合、
例えばVA含有量%が32%のEVA融着成型物に10〜15重量
%の香料しか加えない様な場合には、香料の吸収が融着
成型物の一部に局限されてしまい未吸収部を残してしま
うことになる。これは単に外観上不具合であるのみなら
ず、膨張した吸収部と非吸収部との境界面に強い歪を生
ぜしめ亀裂や変形等の発生を招いてしまうので加える香
料の量は融着成型物の全面上に吸収浸透されるに足る最
低量以上加えねばならない。この最低必要量はVA含有量
%の数値の略1.2倍内外である。然し乍ら室内芳香剤
や、自動車用芳香剤の如く微香性が要求される商品とし
て作る場合は必然的に香料使用量は低く抑えねばならず
従つて香料吸収成型体はそれに相応して小さなものにな
らざるを得ない。然し一方外観上からは香料吸収成型体
の体積はある程度以上大きくしなければならない場合も
あり、この様な場合には香料使用量がこの最低必要量以
下になつてしまうことがある。
であるので、吸収せしめる香料の量が過少すぎる場合、
例えばVA含有量%が32%のEVA融着成型物に10〜15重量
%の香料しか加えない様な場合には、香料の吸収が融着
成型物の一部に局限されてしまい未吸収部を残してしま
うことになる。これは単に外観上不具合であるのみなら
ず、膨張した吸収部と非吸収部との境界面に強い歪を生
ぜしめ亀裂や変形等の発生を招いてしまうので加える香
料の量は融着成型物の全面上に吸収浸透されるに足る最
低量以上加えねばならない。この最低必要量はVA含有量
%の数値の略1.2倍内外である。然し乍ら室内芳香剤
や、自動車用芳香剤の如く微香性が要求される商品とし
て作る場合は必然的に香料使用量は低く抑えねばならず
従つて香料吸収成型体はそれに相応して小さなものにな
らざるを得ない。然し一方外観上からは香料吸収成型体
の体積はある程度以上大きくしなければならない場合も
あり、この様な場合には香料使用量がこの最低必要量以
下になつてしまうことがある。
かゝる時は香料に無臭〜微臭の炭化水素系やエステル系
の溶剤を加えて稀釈増量し、最低必要量にして吸収せし
めればよい。炭化水素系の溶剤としては無臭のノルマル
パラフインやイソパラフイン等が、エステル系溶剤とし
てはプラスチツクの可塑剤や香料の増量剤として常用さ
れているジエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ジイソブチルアジペート、ジオク
チルアジペート等が好ましい。そして無臭溶剤であつて
も極性の大きい、多価アルコール系の溶剤、例えばジプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシ
レングリコール等の如きものは、前述の様に融着成型物
に吸収されないからその使用を避けねばならない。
の溶剤を加えて稀釈増量し、最低必要量にして吸収せし
めればよい。炭化水素系の溶剤としては無臭のノルマル
パラフインやイソパラフイン等が、エステル系溶剤とし
てはプラスチツクの可塑剤や香料の増量剤として常用さ
れているジエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ジイソブチルアジペート、ジオク
チルアジペート等が好ましい。そして無臭溶剤であつて
も極性の大きい、多価アルコール系の溶剤、例えばジプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシ
レングリコール等の如きものは、前述の様に融着成型物
に吸収されないからその使用を避けねばならない。
香料若しくは香料と無臭の炭化水素系エステル系溶剤と
の混合物をEVA粉末融着成型物に吸収せしめるには、容
器に納めたEVA粉末の融着成型物の表面に所定量の香料
若しくは前述の無臭溶剤との混合物を滴下又は散布する
という簡単な操作で足りる。滴下又は散布された香料若
しくは香料と無臭溶剤との混合物は速やかにEVA粉末の
融着成型物の全表面に、そして内部に均一に浸透し吸収
されてしまうからである。かくして成る香料揮散性成型
物への着色は予め使用する香料若しくは香料と無臭溶
剤との混合物に目的の色の油溶性染料を溶かし込んで置
くか融着に使用するEVA粉末に目的の色の顔料を均一
に混合しておくことにより容易に達せられる。
の混合物をEVA粉末融着成型物に吸収せしめるには、容
器に納めたEVA粉末の融着成型物の表面に所定量の香料
若しくは前述の無臭溶剤との混合物を滴下又は散布する
という簡単な操作で足りる。滴下又は散布された香料若
しくは香料と無臭溶剤との混合物は速やかにEVA粉末の
融着成型物の全表面に、そして内部に均一に浸透し吸収
されてしまうからである。かくして成る香料揮散性成型
物への着色は予め使用する香料若しくは香料と無臭溶
剤との混合物に目的の色の油溶性染料を溶かし込んで置
くか融着に使用するEVA粉末に目的の色の顔料を均一
に混合しておくことにより容易に達せられる。
(発明の効果) 本発明の効果を列挙すれば下記の通りである。
(1)EVAの溶融による成型物に常温下で30重量%以上
もの大量の香料を接触により含浸吸収させるには極めて
長時間を要し、最小単位の成型物であるペレツトの場合
でさえも数時間を要しそれ以上の大きさの成型物、例え
ば実施例5に挙げた如きEVAの溶融による成型物では、1
2−24時間を要する。然し乍ら本発明にかゝるEVA粉末の
融着成型物では40〜50重量%もの香料を僅か数十秒、遅
くも数分の間に吸収してしまう。
もの大量の香料を接触により含浸吸収させるには極めて
長時間を要し、最小単位の成型物であるペレツトの場合
でさえも数時間を要しそれ以上の大きさの成型物、例え
ば実施例5に挙げた如きEVAの溶融による成型物では、1
2−24時間を要する。然し乍ら本発明にかゝるEVA粉末の
融着成型物では40〜50重量%もの香料を僅か数十秒、遅
くも数分の間に吸収してしまう。
(2)かゝる短時間内の吸収にも不拘、香料を吸収した
EVA粉末の融着成型体は完全に乾いた状態であり、これ
に触れても香料の浸み出しや濡れによる手指の汚染は全
く起らない。
EVA粉末の融着成型体は完全に乾いた状態であり、これ
に触れても香料の浸み出しや濡れによる手指の汚染は全
く起らない。
(3)EVA粉末の融着成型物は前述の様に香料の吸収に
よる体積膨張が非常に大きいので、吸収した香料の揮散
に伴う収縮も又極めて大きく、従つて香料の揮散終了
(所謂エンドポイント)をその外観で容易に判定するこ
とが出来る。
よる体積膨張が非常に大きいので、吸収した香料の揮散
に伴う収縮も又極めて大きく、従つて香料の揮散終了
(所謂エンドポイント)をその外観で容易に判定するこ
とが出来る。
(4)適宜な厚さの板状のEVA粉末の融着成型物を、こ
れが密に嵌合する様な容器に嵌め込んで、香料若しくは
香料と炭化水素系エステル系溶剤との混合液を注加吸収
せしめると、膨張作用により立体感のある型、例えば円
盤状の融着成型物場合なら中空ボールを半截した様な半
球型の香料吸収成型体を巧まずして容易に作ることが出
来るのである。
れが密に嵌合する様な容器に嵌め込んで、香料若しくは
香料と炭化水素系エステル系溶剤との混合液を注加吸収
せしめると、膨張作用により立体感のある型、例えば円
盤状の融着成型物場合なら中空ボールを半截した様な半
球型の香料吸収成型体を巧まずして容易に作ることが出
来るのである。
(実施例) 以下実施例により、より詳細に、より具体的に説明する
が、本発明はこれによつて限定されるものではない。
が、本発明はこれによつて限定されるものではない。
実施例1 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−750(MI
30、VA含有量32重量%、MP70℃)の32メツシユ(平均粒
径0.5mm)全通の粉末7gを直径56mm、深さ7mmの金属製、
缶蓋状の融着用金型にやゝ圧力を加え乍ら、擦り切りに
詰め、(この時の嵩密度0.406)これを71℃に調整され
た恒温槽内に定置して加熱し、このものと同時に同恒温
槽内の定置した熱伝対を埋めこんだ温度測定用の上記EV
A粉末を充填した融着型の温度示度が70℃(UE−750のM
P)に達した時点(丁度30分后)にこれを取出し、室温
まで冷却し金型より外すと粉末集合体外観の、やゝ弾性
ある直径56mm厚さ4.5mmの通気性連続細孔を有する多孔
性の融着成型物を仕上つており、その嵩密度は0.632で
あつた。この融着成型物を鋭利な刃物でそぎ取り低倍率
顕微鏡で観察するとやゝ熱変形はあるものゝ個々の形を
保持したまゝの粉末体同志が相互にその接触点でのみ融
着し合つて、通気性連続細孔を有する多孔性構造となつ
ていることが確認された。
30、VA含有量32重量%、MP70℃)の32メツシユ(平均粒
径0.5mm)全通の粉末7gを直径56mm、深さ7mmの金属製、
缶蓋状の融着用金型にやゝ圧力を加え乍ら、擦り切りに
詰め、(この時の嵩密度0.406)これを71℃に調整され
た恒温槽内に定置して加熱し、このものと同時に同恒温
槽内の定置した熱伝対を埋めこんだ温度測定用の上記EV
A粉末を充填した融着型の温度示度が70℃(UE−750のM
P)に達した時点(丁度30分后)にこれを取出し、室温
まで冷却し金型より外すと粉末集合体外観の、やゝ弾性
ある直径56mm厚さ4.5mmの通気性連続細孔を有する多孔
性の融着成型物を仕上つており、その嵩密度は0.632で
あつた。この融着成型物を鋭利な刃物でそぎ取り低倍率
顕微鏡で観察するとやゝ熱変形はあるものゝ個々の形を
保持したまゝの粉末体同志が相互にその接触点でのみ融
着し合つて、通気性連続細孔を有する多孔性構造となつ
ていることが確認された。
更にこの融着成型物につき、タバコの煙による通気性試
験を実施してみたが殆んど呼気圧を加えない状態でも煙
は容易に成型物を通過しその通気性が立証された。
験を実施してみたが殆んど呼気圧を加えない状態でも煙
は容易に成型物を通過しその通気性が立証された。
この円盤状融着成型物を直径70mm深さ10mmのブリキ缶に
入れ、予め油溶性染料でオレンヂ色に着色したキンモク
セイ系調合香料7g(香料含有料50%に当る)を融着成型
物表面の中心部に注ぎ掛けると、この香料は10〜15秒と
いう瞬時の間に融着成型物の全面に拡散滲透し、次いで
序々にこれを膨張させ乍ら融着成型物を構成している粉
末体個々の内部に吸収されて行き、僅か2分后には指頭
で圧しても香料による濡れや汚染が全く起らないまでの
乾燥した状態つまりは融着成型物の通気性連続細孔中に
は香料が残存しない状態の、強靱なスポンヂ状の弾性体
となつた。この時の膨張率は表面積で元の1.6倍であつ
た。
入れ、予め油溶性染料でオレンヂ色に着色したキンモク
セイ系調合香料7g(香料含有料50%に当る)を融着成型
物表面の中心部に注ぎ掛けると、この香料は10〜15秒と
いう瞬時の間に融着成型物の全面に拡散滲透し、次いで
序々にこれを膨張させ乍ら融着成型物を構成している粉
末体個々の内部に吸収されて行き、僅か2分后には指頭
で圧しても香料による濡れや汚染が全く起らないまでの
乾燥した状態つまりは融着成型物の通気性連続細孔中に
は香料が残存しない状態の、強靱なスポンヂ状の弾性体
となつた。この時の膨張率は表面積で元の1.6倍であつ
た。
この香料吸収成型体につき、容積4m3の15℃恒温室内定
置、毎日定時に揮散量測定及び官能検査実施、期間65日
間という内容の揮散試験を実施したがその結果は下記の
通り良好であった。
置、毎日定時に揮散量測定及び官能検査実施、期間65日
間という内容の揮散試験を実施したがその結果は下記の
通り良好であった。
期間内全揮散量 5.341g 1日平均揮散量 82.17mg 揮散率(揮散量/含有香料量×100) 76.3% 期間内香気強度 4〜2.5 (環境庁、臭気6段階表示法による) 揮散性向 第1図の通り 実施例2 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−710(MI
18、VA含有量28%、MP75℃)の30メツシユ以下の粉末を
直径56mm深さ7mmの金属製、缶蓋状の融着成型用金型に
圧力を加えながら擦り切りに詰め(充填量7.4g)、77℃
に調整された恒温槽に定置して加熱し実施例1同様に温
度測定用の粉末充填融着型の示度が76℃(融点+1℃)
に達した時点(30分后)でこれを取出し、室温まで冷却
し金型より外すと粉末集合体外観のやゝ弾性ある厚さ4.
4mmの通気性連続細孔を有する多孔性の融着成型物に仕
上つておりその嵩密度は0.605であつた。この融着成型
物を直径70mm深さ10mmのブリキ缶に入れ、予め油溶性染
料で黄色に着色したレモン系調合香料6g(香料含有率4
4.77%に当る)を融着成型物表面の中心部に注ぎ掛ける
と、この香料は10〜15秒という瞬時の間に融着成型物の
全面に拡散滲透し、次いで徐々にこれを膨張させ乍ら、
融着成型物を構成している粉末体個々の内部に吸収され
て行き5分后には、指頭で圧しても香料による濡れや汚
染が全く起らないまでの乾燥した状態、つまりは融着成
型物の通気性連続細孔中には香料が残存しない状態の、
強靱なスポンヂ状の弾性体となつた。この時の膨張率は
表面積で元の1.53倍であつた。この香料吸収成型体につ
き、容積4m3の15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測
定及び官能検査実施、期間65日間という内容の揮散試験
を実施したが、その結果は下記の通り良好であった。
18、VA含有量28%、MP75℃)の30メツシユ以下の粉末を
直径56mm深さ7mmの金属製、缶蓋状の融着成型用金型に
圧力を加えながら擦り切りに詰め(充填量7.4g)、77℃
に調整された恒温槽に定置して加熱し実施例1同様に温
度測定用の粉末充填融着型の示度が76℃(融点+1℃)
に達した時点(30分后)でこれを取出し、室温まで冷却
し金型より外すと粉末集合体外観のやゝ弾性ある厚さ4.
4mmの通気性連続細孔を有する多孔性の融着成型物に仕
上つておりその嵩密度は0.605であつた。この融着成型
物を直径70mm深さ10mmのブリキ缶に入れ、予め油溶性染
料で黄色に着色したレモン系調合香料6g(香料含有率4
4.77%に当る)を融着成型物表面の中心部に注ぎ掛ける
と、この香料は10〜15秒という瞬時の間に融着成型物の
全面に拡散滲透し、次いで徐々にこれを膨張させ乍ら、
融着成型物を構成している粉末体個々の内部に吸収され
て行き5分后には、指頭で圧しても香料による濡れや汚
染が全く起らないまでの乾燥した状態、つまりは融着成
型物の通気性連続細孔中には香料が残存しない状態の、
強靱なスポンヂ状の弾性体となつた。この時の膨張率は
表面積で元の1.53倍であつた。この香料吸収成型体につ
き、容積4m3の15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測
定及び官能検査実施、期間65日間という内容の揮散試験
を実施したが、その結果は下記の通り良好であった。
期間内全揮散量 4.836g 揮散率(4.836/6×100) 80.6% 香気強度 4.25〜2.5 揮散性向 第2図の通り 実施例3 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−634(MI
14、VA含有量26%、MP79℃)の60メツシユ以下の粉末
(半球状に膨らませるので、粉体相互の融着点を増やし
結合力を強める為60メツシユ以下とした)を直径75mm深
さ6mmの金属性、缶蓋状の融着用金型に擦り切りに詰め
(充填量12g)83℃に調整された恒温槽内に定置して加
熱し、実施例1同様に温度測定用の粉末充填融着金型の
示度が82℃に達した時点(30分后)でこれを取出し室温
まで冷却し金型より外すと、粉末集合体外観の、やゝ弾
性ある厚さ4.7mmの通気性連続細孔を有する多孔性の融
着成型物に仕上つておりその嵩密度は0.578であつた。
この円盤状融着成型物を、直径75mm(融着成型物と同寸
法)深さ7mm寸法で、香料の吸収により膨張する融着成
型物の外椽を固定する為に上椽を内側にやゝ捲り込んだ
ブリキ缶に嵌めこみ、予め油溶性染料で緑黄色に着色し
た森林浴調の調合香料6gと、シエル化学のイソパラフイ
ン系無臭溶剤シエルゾール−71(BP174〜207℃)6gとの
混合液12gを融着成型物表面の中心部に注ぎ掛けると混
合液は15秒で融着成型物表面の全面に拡散滲透し、次い
で個々の粉体内部への吸収が進むにつれて膨張が始まる
が、外周を、内側に捲られた缶側で抑えられている為上
方へのみの膨張が進みこの結果、8分后には、完全に乾
いた表面を持つた、つまりは通気性連続細孔中に香料が
残存しない状態の、缶底から頂部までの高さが33mmにも
及ぶ中空ボール半截状の半球型の強靱なスポンヂ状の弾
性体となつた。(溶剤稀釈香料の含有率は50%)。この
溶剤稀釈香料を吸収した半球型の香料吸収成型体につき
容積4m3の15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測定及
び官能検査実施、期間65日間という内容の揮散試験を実
施したが、その結果は下記の通り良好であった。
14、VA含有量26%、MP79℃)の60メツシユ以下の粉末
(半球状に膨らませるので、粉体相互の融着点を増やし
結合力を強める為60メツシユ以下とした)を直径75mm深
さ6mmの金属性、缶蓋状の融着用金型に擦り切りに詰め
(充填量12g)83℃に調整された恒温槽内に定置して加
熱し、実施例1同様に温度測定用の粉末充填融着金型の
示度が82℃に達した時点(30分后)でこれを取出し室温
まで冷却し金型より外すと、粉末集合体外観の、やゝ弾
性ある厚さ4.7mmの通気性連続細孔を有する多孔性の融
着成型物に仕上つておりその嵩密度は0.578であつた。
この円盤状融着成型物を、直径75mm(融着成型物と同寸
法)深さ7mm寸法で、香料の吸収により膨張する融着成
型物の外椽を固定する為に上椽を内側にやゝ捲り込んだ
ブリキ缶に嵌めこみ、予め油溶性染料で緑黄色に着色し
た森林浴調の調合香料6gと、シエル化学のイソパラフイ
ン系無臭溶剤シエルゾール−71(BP174〜207℃)6gとの
混合液12gを融着成型物表面の中心部に注ぎ掛けると混
合液は15秒で融着成型物表面の全面に拡散滲透し、次い
で個々の粉体内部への吸収が進むにつれて膨張が始まる
が、外周を、内側に捲られた缶側で抑えられている為上
方へのみの膨張が進みこの結果、8分后には、完全に乾
いた表面を持つた、つまりは通気性連続細孔中に香料が
残存しない状態の、缶底から頂部までの高さが33mmにも
及ぶ中空ボール半截状の半球型の強靱なスポンヂ状の弾
性体となつた。(溶剤稀釈香料の含有率は50%)。この
溶剤稀釈香料を吸収した半球型の香料吸収成型体につき
容積4m3の15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測定及
び官能検査実施、期間65日間という内容の揮散試験を実
施したが、その結果は下記の通り良好であった。
期間内全揮散量 9.751g 1日平均揮散量 150.0mg 揮散率 81.26% 期間内香気強度 4.5〜2.75 収縮率 揮散終了時の表面積/最大膨張時の表面積× 100=67.6% (但し、揮散終了時の形状は頂部までの高さ12mmの凸レ
ンズ様) 揮散性向 第3図の通り 実施例4 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−720(MI
150、VA含有量28%、MP74℃)、UE−681(MI350、VA含
有量20%、MP85℃)及びUE−633(MI20、VA含有量20
%、MP86℃)の30メツシユ以下の粉末を直径56mm深さ7m
mの金属製、缶蓋状の融着用金型に夫々擦り切りで6.5g
宛充填し、UE−720は70℃に、UE−681は79℃に、UE−63
3は87℃に夫々調整された恒温槽に定置し、実施例1〜
実施例3に述べた融着温度測定用の熱伝対入金型の温度
示度がUE−720では69℃(MP−5℃)、VE−681では78℃
(MP−7℃)UE−633では86℃(MP)に達した時点(概
ね25〜35分后)でこれ等を取出し、室温まで冷却せしめ
た后金型より外すと、いずれも粉末集合体外観の、やゝ
弾性ある厚さ5mm前后の通気性連続細孔を有する多孔性
の融着成型物に仕上つていた。
ンズ様) 揮散性向 第3図の通り 実施例4 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−720(MI
150、VA含有量28%、MP74℃)、UE−681(MI350、VA含
有量20%、MP85℃)及びUE−633(MI20、VA含有量20
%、MP86℃)の30メツシユ以下の粉末を直径56mm深さ7m
mの金属製、缶蓋状の融着用金型に夫々擦り切りで6.5g
宛充填し、UE−720は70℃に、UE−681は79℃に、UE−63
3は87℃に夫々調整された恒温槽に定置し、実施例1〜
実施例3に述べた融着温度測定用の熱伝対入金型の温度
示度がUE−720では69℃(MP−5℃)、VE−681では78℃
(MP−7℃)UE−633では86℃(MP)に達した時点(概
ね25〜35分后)でこれ等を取出し、室温まで冷却せしめ
た后金型より外すと、いずれも粉末集合体外観の、やゝ
弾性ある厚さ5mm前后の通気性連続細孔を有する多孔性
の融着成型物に仕上つていた。
これ等融着成型物の嵩密度はUE−720では0.586、UE−68
1では0.627、UE−633では0.609であつた。次にこれ等の
融着成型物を夫々直径70mm深さ10mmのブリキ缶に入れ、
各々にVA含有量%数値の1.6倍にあたる香料含有%にな
る量(UE−720では28%×1.6=44.8%、6.5/0.552−6.5
=5.2で香料添加量は5.2g、UE−681及びUE−633では20
%×1.6=32%、6.5/0.68−6.5=3.06で香料添加量は3.
06gとなる)の、予めオレンヂ色に着色したキンモクセ
イ系調合香料を注加吸収させると、UE−720で1.44倍、U
E−681で1.2倍、UE−633で1.23倍の表面積に膨張して、
スポンヂ状の弾性体となつた。
1では0.627、UE−633では0.609であつた。次にこれ等の
融着成型物を夫々直径70mm深さ10mmのブリキ缶に入れ、
各々にVA含有量%数値の1.6倍にあたる香料含有%にな
る量(UE−720では28%×1.6=44.8%、6.5/0.552−6.5
=5.2で香料添加量は5.2g、UE−681及びUE−633では20
%×1.6=32%、6.5/0.68−6.5=3.06で香料添加量は3.
06gとなる)の、予めオレンヂ色に着色したキンモクセ
イ系調合香料を注加吸収させると、UE−720で1.44倍、U
E−681で1.2倍、UE−633で1.23倍の表面積に膨張して、
スポンヂ状の弾性体となつた。
これ等香料吸収成型体につき実施例1〜3に述べた方法
で揮散試験を実施したが、いずれも前諸例と同様に良好
な揮散性向を示した。
で揮散試験を実施したが、いずれも前諸例と同様に良好
な揮散性向を示した。
実施例5 東洋曹達工業製のEVA、商品名ウルトラセンUE−634の32
メツシユ(平均粒径0.5mm)全通粉末を、直径56mm深さ7
mmの金属製缶蓋状の融着用金型に詰め実施例3と同条件
同要領で重量6.4g嵩比重0.551の融着成型物とし、これ
にキンモクセイ系調合香料6.4gを吸収させ(香料含有量
50%)、膨張により直径67mm(表面積で1.43倍)の円盤
状の香料吸収成型体とし、これを試料−1とする。
メツシユ(平均粒径0.5mm)全通粉末を、直径56mm深さ7
mmの金属製缶蓋状の融着用金型に詰め実施例3と同条件
同要領で重量6.4g嵩比重0.551の融着成型物とし、これ
にキンモクセイ系調合香料6.4gを吸収させ(香料含有量
50%)、膨張により直径67mm(表面積で1.43倍)の円盤
状の香料吸収成型体とし、これを試料−1とする。
次に同じくウルトラセンUE−634、50部キンモクセイ系
調合香料、50部の割合の成型原料を用い、射出成型法に
より、直径68mm厚さ4mm、重量12.8gの略透明な円盤状の
香料含有溶融成型物(香料含有量6.4g)を作りこれを試
料−2とする。
調合香料、50部の割合の成型原料を用い、射出成型法に
より、直径68mm厚さ4mm、重量12.8gの略透明な円盤状の
香料含有溶融成型物(香料含有量6.4g)を作りこれを試
料−2とする。
試料−1、試料−2を夫々直径75mm深さ20mmの平底円缶
に入れ、15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測定、、
期間65日間という内容の揮散試験を実施したが、その結
果は下記の通りで試料−1試料−2共に略同様の揮散性
向を示した。
に入れ、15℃恒温室内定置、毎日定時に揮散量測定、、
期間65日間という内容の揮散試験を実施したが、その結
果は下記の通りで試料−1試料−2共に略同様の揮散性
向を示した。
試料−1 試料−2 期間内全揮散量 5.138g 5.297g 1日平均揮散量 79.05mg 81.49mg 揮散率 80.28% 82.77% 揮散性向 第4図の通り
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は実施例で得た香料揮散性成型物の揮散
曲線を示す線図であり、第1図は実施例1、第2図は実
施例2、第3図は実施例3、第4図は実施例5の結果を
それぞれ示す。
曲線を示す線図であり、第1図は実施例1、第2図は実
施例2、第3図は実施例3、第4図は実施例5の結果を
それぞれ示す。
Claims (5)
- 【請求項1】エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂粉末
の粉末どおしを部分融着させて得た通気性連続細孔を有
しかさ密度が0.4〜0.8である多孔質成型物に液状香料組
成物を吸収させることにより、吸収前に比し見掛け容積
を少なくとも1.2倍増加させてなる香料揮散性成型物。 - 【請求項2】エチレン−酢酸ビニルコポリマーの酢酸ビ
ニル含有量が6〜40重量%である特許請求の範囲第1項
記載の香料揮散性成型物。 - 【請求項3】エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂粉末
の平均粒径が1mm以下である特許請求の範囲第1項記載
の香料揮散性成型物。 - 【請求項4】香料もしくは香料と溶剤とからなる香料組
成物の含有量がエチレン−酢酸ビニルコポリマーの酢酸
ビニル含量の重量%の数字に相当する重量%以上であ
り、通気性連続細孔中には香料組成物が残存しない特許
請求の範囲第1項記載の香料揮散性成型物。 - 【請求項5】成型物の形状が内部が空洞の半球状である
特許請求の範囲第1項記載の香料揮散性成型物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15877986A JPH0710974B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | 香料揮散性成型物 |
| CA 541636 CA1302291C (en) | 1986-07-08 | 1987-07-08 | Molded slow-release air freshener |
| US07/427,977 US5019434A (en) | 1986-07-08 | 1989-10-26 | Molded slow-release air freshener |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15877986A JPH0710974B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | 香料揮散性成型物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6315875A JPS6315875A (ja) | 1988-01-22 |
| JPH0710974B2 true JPH0710974B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=15679148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15877986A Expired - Lifetime JPH0710974B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | 香料揮散性成型物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5019434A (ja) |
| JP (1) | JPH0710974B2 (ja) |
| CA (1) | CA1302291C (ja) |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6315875A (ja) | 1988-01-22 |
| CA1302291C (en) | 1992-06-02 |
| US5019434A (en) | 1991-05-28 |
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