JPH07110486B2 - 木造建築物における構造材接合用の木質接合板及び構造用部材 - Google Patents

木造建築物における構造材接合用の木質接合板及び構造用部材

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JPH07110486B2
JPH07110486B2 JP7679492A JP7679492A JPH07110486B2 JP H07110486 B2 JPH07110486 B2 JP H07110486B2 JP 7679492 A JP7679492 A JP 7679492A JP 7679492 A JP7679492 A JP 7679492A JP H07110486 B2 JPH07110486 B2 JP H07110486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築物における構
造材接合用の木質接合板及び構造用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】学校施設、スポ−ツ施設、地域のシンボ
ル的施設等の大規模木造建築物の骨格を形成する主要構
造材には、大断面の構造用集成材や構造用製材が使用さ
れており、木造建築物の構造的強度は主要構造部を構成
する柱や梁の継手や仕口の強さに大きく左右される。そ
して (1) 継手や仕口の外側に鋼板を添えてボルトで固定
している。
【0003】(2) 一枚ないし数枚の鋼板を継手や仕
口にスリットを設けて埋設しドリフトピンまたはボルト
で固定している。
【0004】(3) 製材を用いた柱や梁の継手や仕口
の外側に添木や合板ガセットを当てボルトまたは釘で固
定している。
【0005】(4) 大きな内部空間を確保するため
に、骨格を大断面構造用集成材を用いてア−チ型に架構
する場合等には、工場で製作した実大の湾曲集成材等を
建設現場に搬入し直接建て付けている。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
1. 従来から一般的に採用されている鋼板等を利用し
た金属製接合板(金具)は、次のような欠点を有してい
る。
【0007】(1) 難施工性 大型の金具は、重量が大きく、足場の悪い大架構上での
取付け作業には、施工面での種々の困難を伴うことが多
い。
【0008】(2) 先孔加工とそれに伴う建築物の初
期ガタの問題 建設現場接合の場合は、金具と接合しようとする部材に
はそれぞれ別個にボルトやドリフトピンを通す孔を穿孔
する(先孔加工)。その際、施工誤差を見込んで孔の径
を、使用するボルト等の径よりも大きく穿孔することが
必要となる。このことが建て上げ後の建造物の初期ガタ
の原因となる場合がある。
【0009】(3) 難耐火性 金具が露出している場合は、金属製であるために火災時
に高温により容易に軟化して接合機能を喪失し、建造物
の倒壊の原因となる場合がある。
【0010】(4) 結露を生じる 同じく金具が露出している場合は、寒冷時に金具の表面
に結露を生じやすく、往々にして接合部分の木部の腐朽
を誘発することがある。
【0011】2. 接合しようとする部材が製材である
場合は、添木または合板ガセットを用いることがある
が、所要の接合強さを確保するために、添え木または合
板ガセットの強度に安全を見込んで断面厚さを大きく取
る必要を生じ、接合部が直接目にふれる場合等には、建
て物の美観上好ましくない場合がある。
【0012】3. 大断面構造用集成材でア−チ型に架
構する場合等は、工場で製作した実大の湾曲集成材等の
部材を、大型トラック等を用いて建築現場に搬入するこ
とがあるが、大型の部材は道路交通法の規定に抵触する
ことがあり運搬が不可能になる場合がある。
【0013】本発明は、このような課題を解決し、施工
性、強度性及び耐火性の向上を図るとともに、結露防止
を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
1. ロ−タリ−単板、スライス単板等の木材単板に、
縮合型合成樹脂、付加重合型合成樹脂あるいは水溶液型
樹脂のいずれかの合成樹脂液を含浸させ、適度な含水率
に調湿した該樹脂含浸単板を、液状あるいはペ−スト状
の接着剤、あるいは接着シ−ト、熱溶融型フイルム等を
用いて、その繊維方向を平行又は一部直交させて積層す
る。
【0015】次いで熱板プレスで適度の厚さまで加熱・
圧縮を加えながら積層接着して得られた木質強化単板積
層材を用いて、木造建築物における構造材接合用の接合
板を形成する。
【0016】なお、前記の加熱・圧縮工程において、加
圧時に一時解圧する息抜き工程を数回行う場合もある。
【0017】また、積層工程において樹脂含浸単板の間
に接着剤を塗布した金属薄板、織布あるいはテープ状の
化合繊維あるいは無機繊維等の補強材を挿入して、加熱
・圧縮する場合もある。
【0018】2. 前記の木質強化単板積層材を用い
て、木質ガセット及び木質接合ピンを形成する。
【0019】3. 複数の構造材を、前記の木質接合板
や木質ガセット及び木質接合ピンを用い接合して一体化
し所望形状の構造用部材を形成する。
【0020】
【作用】
1. 木質強化単板積層材の基礎的な性能を把握するた
めに、厚さ3mmのロ−タリ−単板を、濃度の異なる含
浸用水溶性フェノ−ル樹脂液に浸せきした後、熱板プレ
スで厚さ2.0mm,1.5mm,1.0mm(圧縮率
は各々33%、50%、67%)に加熱・圧縮を行っ
て、木質強化単板を作製し、これらの木質強化単板の促
進劣化試験(熱と水に対する寸法安定性試験)と曲げ強
度試験を行った。
【0021】(1) 促進劣化試験は、4cm×4cm
の試片を、まず全乾状態とし、4時間の煮沸及び20時
間の70℃での乾燥を3回繰り返した後、再度全乾状態
として、各々の過程での単板の厚さと重量を測定した。
【0022】促進劣化試験終了後のスプリングバック
(全乾状態での単板厚さをベ−スとした厚さ膨張率)
は、樹脂液の濃度の増加とともに小さくなった。これ
は、吸収率が減少することと対応しており、単板中に含
浸された樹脂が水の侵入を抑制することにより、単板に
寸法安定性を付与するものと考えられる。
【0023】また、含浸率(単板全乾重量に対する樹脂
固形分の重量比)の増加に従って急激にスプリングバッ
クが減少した。ここで、スプリングバック5%を材料の
許容し得る寸法変化の上限と考えると、圧縮率67%で
は含浸率17%付近以上で、圧縮率33%と50%で
は、含浸率25%付近以上で、各々この条件を達成して
いた。
【0024】全体では、含浸率が25%以上であれば、
スプリングバックを5%以下に抑えることができ、非常
に寸法安定性の良い木質強化単板の得られることが分か
った。
【0025】(2) 曲げ強度試験は、幅4cm、長さ
10cmの試片を、インストロン木材試験機を用いて、
スパン7.5cmの中央集中荷重を荷重速度毎分約15
0kgf/cm2/分で破壊するまで加力し、破壊荷
重、比例限度荷重及び一定荷重に対するたわみ量を測定
した。
【0026】曲げ強さは、木質強化単板の全乾比重に比
例して増加し、全乾比重1.0のものでは、2.000
kgf/cm2以上の値が得られ、樹脂液の濃度による
差は見られなかった。曲げヤング係数も、木質強化単板
の全乾比重に比例して増加し、全乾比重が1.0のもの
では300tf/cm2近い値が得られ、且つ、樹脂液
濃度が15%以下では濃度による差は見られなかった
が、樹脂液濃度が30%となると若干低下する傾向が見
られた。
【0027】このように、比重1.0以上の木質強化単
板はもとの単板の約3〜4倍の曲げ強度性能が得られる
ことが分かり、接合部材としての基本的な性能を有して
いることが分かった。
【0028】2. 引張り試験はL型集成材強度試験装
置を用いて、添板鋼板(厚さ9mm)2枚の間に木質強
化単板積層材(厚さ9mm)を挟み込む形でドリフトピ
ン(直径12mm)を貫通させて行った。
【0029】木質強化単板積層材の寸法及びドリフトピ
ンの位置は木構造計算g規準に従って、表1のとおりと
した。
【0030】
【表1】 加力は油圧式シリンダ−を用いて行い、レコ−ダ−を使
用して、ロ−ドセルにより荷重を、ひずみ式変位計によ
り添板鋼板と木質強化単板積層材の相対変位を測定し
た。
【0031】3. 実大試験体の強度試験は、L型集成
材強度試験装置を用いて、通直集成材(幅15cm、厚
さ20cm、長さ100cm)に設けたスリットに、木
質強化単板積層材(厚さ9mm、幅200mm、長さ4
00mm)を挿入し、ドリフトピン(直径12mm)を
多数本配置したL型継手試験体を製作して行った。
【0032】4. 単板の繊維方向を互いに平行させた
木質強化単板積層材は繊維方向の荷重に対して大きな強
度を有するので、単一方向の荷重を受ける継手の接合に
適している。
【0033】また、単板の繊維方向を一部直交させた木
質強化単板積層材は、多方向の荷重に対して均等に対抗
できるので、直交または斜交する複数の部材を接合する
仕口の接合や請求項4記載の木質ガセットに対して有効
である。
【0034】5. 引張試験と実大破壊試験の結果は、
表2、表3のとおりである。
【0035】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、直径21〜
25cm、年輪数17〜22のスギ丸太を十分に水中で
浸せき処理の後、60℃の温水中で24時間加熱処理
し、または24時間煮沸処理した後、ロ−タリ−レ−ス
を用いて厚さ3mmの単板を採取し、長さ42cm、幅
26cmに裁断した。なお、単板は繊維と平行方向に長
いものと直角方向に長いものを作製した。
【0036】単板は辺材と心材について気乾状態まで風
乾した後、濃度50%のフェノ−ル樹脂液を濃度20
%、15%、10%、5%に各々希釈して1時間浸せき
した。樹脂含浸単板1は再度気乾状態まで風乾した後、
恒温恒湿装置で温度20℃、湿度90%で調湿し、接着
剤を塗布し9層に積層して加熱・圧縮を行った。
【0037】熱板プレスでの加熱・圧縮の条件は以下の
通りであり、加圧過程で樹脂含浸単板1内部の水蒸気を
開放するために、一時解圧する息抜き工程を0〜3回行
った後、加圧状態で厚さ9mmに保持し木質強化単板積
層材2を得た。
【0038】なお、いずれの条件においても、第1回目
の加圧開始から40分経過後に熱板プレスから取り出し
た。
【0039】測定は、レコ−ダ−を用いて、熱板位置、
総圧力、各層の温度(1、2、3、4層の単板の裏面)
を20秒間隔に測定した。
【0040】積総数 9層(すべて平行、すべて直交及
び平行層に直交層が混じるもの) 圧縮率 67%(開始厚さ27mm→仕上がり厚さ9m
m) 接着剤 レゾルシノ−ル樹脂 塗布量 170g/m2の片面塗布 熱板温度 135℃ 加圧速度 10mm/min 以上の試験により判明した、木質強化単板積層材2の各
工程における最適な処理条件を以下に示す。
【0041】a.丸太の前処理 60℃の温水中で24時間加熱すると単板の裏割れ、厚
さむらが少なくなり、且つ、樹脂液の含浸も適度であ
る。
【0042】b.単板の選別 心材では樹脂液の含浸率が辺材の約三分の一と少ないの
で辺材のみを使用する。
【0043】c.樹脂液の含浸 樹脂液の含浸速度を高めるために単板は気乾状態まで乾
燥させる必要がある。1時間程度の短時間の浸せきで含
浸率25%を得るための樹脂液濃度は15%程度が適当
である。
【0044】d.樹脂含浸単板の調湿 加熱・圧縮時の単板に生じる応力を低下させるために、
樹脂含浸単板1の含水率を20〜30%に調湿する必要
があり、また、仕上がり含水率を低く抑えるために、樹
脂含浸単板1の含水率は20%程度が適当である。
【0045】e.プレス条件 熱板温度を高く、加圧速度を小さくする方が、応力を低
下させることができ、且つ、3回程度の息抜き工程によ
り、木質強化単板積層材2の仕上がり含水率を下げて厚
さ精度を向上させることができる。これらと接着剤及び
フェノ−ル樹脂の硬化時間を総合的に検討すると、熱板
温度135℃、加圧速度10mm/minが適当であ
る。
【0046】(実施例2)実施例1において、厚さ1m
mのアルミニウム板3を、2層と3層及び7層と8層の
間に各1枚挿入した。アルミ板の寸法は樹脂含浸単板1
と同じ長さ42cm、幅26cmとした。
【0047】また、同様にして、アルミ板の寸法を樹脂
含浸単板よりも小さな長さ38cm、幅22cmにした
ものでは、アルミ板は接着層の中に埋設されて、外観は
実施例1と変わらないものが得られた。
【0048】更に、実施例1において、厚さ0.65m
mの朱子織タイプのガラス繊維織布を各層の間に1枚ず
つ合計8枚挿入した。ガラス繊維織布の寸法は樹脂含浸
板1と同じ長さ42cm、幅26cmとした。
【0049】(実施例3)図2a,bに示すように、柱
または梁4の継手5または仕口6の側面から前記木質強
化単板積層材2からなる木質接合板7をボルト8で固定
する。
【0050】(実施例4)図3a,bに示すように柱ま
たは梁4の継手5または仕口6に設けた一ないし数個の
スリット9に前記木質接合板7を埋設し、ドリフトピン
又はボルトを貫通させて固定した。
【0051】また、木質接合板7にレゾルシノ−ル樹脂
接着剤等を塗布し接着接合し、該木質接合板7をボルト
8またはドリフトピンで、または接着剤を塗布した前記
木質強化単板積層材2からなる木質接合ピン10を併用
して固定してもよい。
【0052】(実施例5)図4に示すように柱または梁
4の仕口6の側面から、前記木質強化単板積層材2から
なる木質ガセット11をボルト8で固定した。
【0053】(実施例6)図5に示すように二以上の通
直集成材12の継手または仕口に設けた一ないし数個の
スリットに、レゾルシノ−ル樹脂接着剤等を塗布した前
記木質接合板7を埋設し接着接合し一体とした、複数の
通直集成材から形成される構造用集成材のユニット13
を作製した。
【0054】このとき、接着剤を塗布した前記木質接合
ピン10またはボルト8またはドリフトピンを、接合部
に多数貫通させて接合部分を補強することができる。
【0055】(実施例7)図6aに示すように運搬可能
な大きさに分割した通直集成材12と湾曲集成材14を
組み合わせ、または図6bに示すように湾曲集成材14
を組み合わせ前記木質接合板7で連結し一体化した所望
の形状・機能を持つ大規模湾曲構造用集成材を得た。
【0056】
【発明の効果】
1.木質強化単板積層材により形成される木質接合板
7、木質接合ピン10及び木質ガセット11からなる接
合具(以下「木質接合具」という。)を採用することに
より、従来の金属性接合具(金具)による接合と比較し
て、次のような効果が期待できる。
【0057】(1) 建築物の施工性の向上 大型の金具は、重量が大きく、高所の大規模架構上での
取付け作業には施工面での種々の困難を伴うことが多
い。これに対して木質接合具は重量が小さいために取付
け作業は比較的容易に行うことができ、施工性や作業安
全性が大幅に向上する。
【0058】(2) 先孔加工とそれに伴う建築物の初
期ガタの問題の改善 金具接合の場合は、金具と接合しようとする部材にはそ
れぞれ別個にボルトやドリフトピンを通す孔を穿孔する
(先孔加工)。その際、施工誤差を見込んで孔の径を、
使用するボルト等の径よりも大きく穿孔することが必要
となる。このことが、建て上げ後の建造物の初期ガタの
原因となる場合がある。
【0059】木質接合具にあっては、容易に穿孔できる
ために、軽量化により施工性の向上と相まって、施工時
において接合する部材との一体的な穿孔が可能となり、
施工誤差を見込んだ先孔加工は不要となり、初期ガタの
問題も改善される。
【0060】(3) 耐火性が優れている 金具が露出している場合は、金属製であるために火災時
の高温により容易に軟化して接合機能を喪失し、建造物
の倒壊の原因となる場合がある。
【0061】木質接合具は、火災時にはその表面は燃焼
するが、表面に形成された炭化層の働きにより燃焼作用
は内部まで及ばない。従って、木質接合具の断面厚さ
に、火災時を想定して、適度の燃え代を見込むことによ
り、火災時にもよくその接合機能を保持させることがで
きる。
【0062】固定用に、ボルトやドリフトピンに代え、
木質接合ピン10を使用すると、さらに耐火面で有効で
ある。
【0063】(4) 結露を生じない 同じく金具が露出している場合は、寒冷時に金具の表面
に結露を生じやすく、往々にして接合部分の木部の腐朽
を誘発することがある。
【0064】木質接合具は通常の状態では表面に結露を
生じることはなく、このような問題は解決される。
【0065】2.柱や梁の継手または仕口の接合具とし
て、添木や合板ガセットを用いることがあるが、これら
の接合具は強度が小さいために所要の接合強さを確保す
るためには安全を見込んで断面厚さや面積を大きく取る
必要を生じ、特に目に触れる箇所等では建て物の美観を
損なう場合がある。
【0066】木質強化単板積層材よりなる木質接合具
は、通常の木材よりも大きな強度性能を有するために、
従来の添木または合板ガセットよりもはるかに小さい寸
法のものでよく、このような美観上の問題は相当改善さ
れる。
【0067】3.大断面構造用集成材をア−チ型に架構
する場合等は、予め工場で湾曲加工した湾曲集成材のユ
ニットを建築現場に搬入することがあるが、大型の部材
は道路交通法の規定に抵触するために運搬が不可能にな
ることがある。
【0068】そこで運搬の容易な通直集成材や運搬可能
な大きさの湾曲集成材の単体に分割して搬入し、木質接
合具を連結媒体にして、レゾルシノ−ル樹脂接着剤、あ
るいはボルト、ドリフトピン、木質接合ピン等を併用し
て現場接合すれば、予め工場で製作するのと同等の形状
・機能を持つ湾曲構造用集成材の現場製作が可能とな
る。
【0069】4.熱板プレスにおける加熱・圧縮工程に
おいて、加圧終了後に解圧する数回の息抜き工程を行う
ことにより、樹脂含浸単板の含水率が下がり、従って木
質強化単板積層材の仕上がり含水率を下げるとともに、
解圧時に残留している内部の水蒸気圧によるパンクを防
止でき、寸法精度が向上する。
【0070】5.熱板プレスによる圧縮度を加減するこ
とにより、木質強化単板積層材の比重を自在に変えるこ
とができ、従って、強度計算が容易で、自由な建築物設
計ができる。
【0071】6.アルミニウム等の金属薄板または繊維
質等の補強材を挿入した木質強化単板積層材は、木質の
みの場合よりも強度性能の向上が図れるとともに、木質
強化単板積層材の優れた施工性及び耐結露性を損なうこ
とがなく、従って高い強度が要求される場合に有効に使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数の樹脂含浸単板に接着剤を塗布して積層
し、熱板プレスで加熱・圧縮を加えながら積層接着し、
木質強化単板積層材を形成する工程を示す説明図。
【図2】 a.柱または梁を木質接合板を仕口として使
用した実施例を示す斜視図。 b.柱または梁を木質接合板を継手として使用した実施
例を示す斜視図。
【図3】 a.柱または梁にスリットを設け木質接合板
を埋設し、ボルトまたはドリフトピンまたは木質接合ピ
ンを用いて仕口として使用した実施例を示す斜視図。 b.柱または梁にスリットを設け、木質接合板を埋設
し、ボルトまたはドリフトピンまたは木質接合ピンを用
いて継手として使用した実施例を示す斜視図。
【図4】 柱または梁を木質ガセットを用いて連結した
状態を示す正面図。
【図5】 通直集成材を木質接合板を用いて連結した状
態を示す正面図。
【図6】 a.通直集成材と湾曲集成材を木質接合板を
用いて連結した状態を示す正面図。 b.湾曲集成材を木質接合板を用いて連結した状態を示
す正面図。
【符号の説明】 1 樹脂含浸単板 2 木質強化単板積層材 3 アルミニウム板 7 木質接合板 10 木質接合ピン 11 木質ガセット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材を切削して得られた木材薄単板に、合
    成樹脂液を含浸させ、適度な含水率に調湿した該樹脂含
    浸単板に接着剤を塗布し、該樹脂含浸単板の繊維方向を
    平行または一部直交させて積層し、次いで加熱・圧縮を
    加えながら積層接着して形成した木質強化単板積層材か
    らなる木造建築物における構造材接合用の木質接合板。
  2. 【請求項2】木質強化単板積層材の加熱・圧縮工程にお
    いて、加圧時に一時解圧する息抜き工程を行うことを特
    徴とする木質強化単板積層材からなる木造建築物におけ
    る構造材接合用の木質接合板。
  3. 【請求項3】木質強化単板積層材の積層工程において、
    樹脂含浸単板の間に、接着剤を塗布した金属薄板または
    繊維質等の補強材を挿入して加熱・圧縮して形成される
    木質強化単板積層材からなる木造建築物における構造材
    接合用の木質接合板。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2または請求項3記
    載の木質強化単板積層材により形成される木質ガセッ
    ト。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2記載の木質強化単
    板積層材により形成される木質接合ピン。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2または請求項3記
    載の木質接合板、または請求項5記載の木質接合ピンを
    用い複数の構造材を所望形状に接合して一体的に形成し
    た木造建築物における構造用部材。
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