JPH07111204B2 - テレスコピック型油圧シリンダ - Google Patents

テレスコピック型油圧シリンダ

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JPH07111204B2
JPH07111204B2 JP21041690A JP21041690A JPH07111204B2 JP H07111204 B2 JPH07111204 B2 JP H07111204B2 JP 21041690 A JP21041690 A JP 21041690A JP 21041690 A JP21041690 A JP 21041690A JP H07111204 B2 JPH07111204 B2 JP H07111204B2
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oil
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piston rod
oil port
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五男 多川
隆晴 小崎
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多川工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレスコピック型油圧シリンダの改良に関す
る。
従来の技術 初動時に高出力を必要とされストロークの伸長に伴って
負荷が減少する油圧機器や長い伸縮ストロークを必要と
される油圧機器ではそのアクチュエータとしてテレスコ
ピック型油圧シリンダを用いるのが一般的である。
通常、テレスコピック型油圧シリンダを形成する各シリ
ンダは、シリンダ外周部に配設されてピストンロッド側
油室端に連通する復動用のオイルポートとシリンダボト
ムに配設された往動用のオイルポートとを備え、これら
のオイルポートに作動油を供給することにより各段のシ
リンダを往復動させるようになっている。
第3図は従来のテレスコピック型油圧シリンダの一例を
示す図であり、このテレスコピック型油圧シリンダは前
記構成を有するシリンダ101を順次内嵌して形成され、
外側シリンダ102のシリンダボトムに穿設されたオイル
ポート103から注入された作動油により、断面積の大き
なボトムを有するシリンダを順次往動して初動時の高出
力を確保し、ストロークの伸長に応じて次々と小断面積
のシリンダを往動することにより、出力の低下と反比例
してその突出動作が高速化される。このような出力特性
は初動時に高出力を必要とされストロークの伸長に伴っ
て負荷が減少する油圧機器、例えば、ダンプトラックの
荷台の駆動源やコンクリート構築物の破壊装置等の駆動
源として好適であるが、駆動対象の自重による復動力が
作用しない各種の油圧機器、例えば、コンクリート構築
物の破壊装置等では、一端伸長した油圧シリンダを初期
状態に縮退させるための復帰手段が必要とされる。第3
図に示される例では、外側シリンダ102のピストンロッ
ド側油室端に穿設されたオイルポート104から作動油を
供給することにより、各シリンダ101のシリンダボトム
近傍のシリンダ外周部に穿設されたオイルポート105と
シリンダ101内部のオイル通路106およびピストンロッド
側油室端に穿設されたオイルポート107とを介して各シ
リンダ101のピストンロッド側油室に作動油を供給して
復動動作を行わせるようにしているが、各シリンダ101
に作用する復動力は各シリンダの直径とシリンダボトム
との直径の関係等により様々であって、必ずしも順次小
径側のシリンダから復動されるといった保証はなく、大
径側のシリンダが先に復動されたような場合では、次の
往復動作は必ずこの大径側のシリンダから開始されるこ
ととなり、伸長されたストローク先端での高速の伸縮動
作が不能となる。
従って、初動時の高出力が確保され、しかも、ストロー
クの伸長した状態では高速の伸縮動作が可能となるとい
うテレスコピック型油圧シリンダの優れた特性を発揮す
るためには、必ず小径側のシリンダから復動動作を開始
させる必要がある。
本出願人はこの点に鑑み、小径側のシリンダが完全に突
出した状態で該小径側のシリンダのピストンロッド側油
室、および、これを内嵌する大径側のシリンダのピスト
ンロッド側油室の各々に個別に連通するオイルポートを
設け、小径側のシリンダのピストンロッド側油室から順
に作動油を供給することによって小径側のシリンダから
順に復動動作を行わせるようにしたテレスコピック型油
圧シリンダを特開昭63−40061号において開示し、この
問題に対する一つの解答を与えているが、特開昭63−40
061号のテレスコピック型油圧シリンダにおいては、復
動動作に際して各シリンダのピストンロッド側油室への
作動油の供給を個別に制御しなければならないといった
点で若干の煩わしさがあった。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、これら従来技術の欠点を解消し、単一
種のオイルポートから作動油を供給するだけで簡単かつ
確実に小径側のシリンダから順に復動動作を行わせるこ
とのできるテレスコピック型油圧シリンダを提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 本発明のテレスコピック型油圧シリンダは、一方向に突
出するピストンロッドを備えたピストンを内嵌して該ピ
ストンの前後にピストンロッド側油室とピストン側油室
とを形成し、ピストンロッド側油室端に開口された第1
のオイルポートとシリンダボトム近傍のシリンダ外周部
に開口された第2のオイルポートとを該シリンダ内部の
オイル通路を介して連絡し、シリンダボトムに第3のオ
イルポートを穿設した第1シリンダと、該第1シリンダ
のシリンダボトムをピストンとして内嵌し、第1シリン
ダのシリンダボトムの前後にピストンロッド側油室とピ
ストン側油室とを形成し、少なくとも、ピストンロッド
側油室端に開口された第4のオイルポートとシリンダボ
トム部に穿設された第5のオイルポートとを有する第2
シリンダを備えたテレスコピック型油圧シリンダにおい
て、前記第1シリンダが往動時のストロークエンドに達
して前記第1シリンダにおける第2のオイルポートと前
記第2シリンダにおける第4のオイルポートとが対面し
た状態で、前記第4のオイルポートと前記第2シリンダ
のピストンロッド側油室を設定された流動抵抗を持つよ
うに形成された通路が連通していることを特徴とした構
成により前記目的を達成した。
作 用 第2シリンダのシリンダボトム部に穿設された第5のオ
イルポートに作動油を供給して往動動作を開始すると第
2シリンダのピストン側油室に作動油が流入する。第2
シリンダのピストン側油室に流入した作動油は第1シリ
ンダのシリンダボトムを往動方向に加圧すると共に、第
1シリンダのシリンダボトムに穿設された第3のオイル
ポートを介して第1シリンダに内嵌されたピストンをも
往動方向に加圧するが、このピストンの受圧面積に比べ
て第1シリンダのシリンダボトムの受圧面積の方が大き
いので、まず、第1シリンダの往動が開始され、第1シ
リンダのシリンダボトムに強力な圧力が作用し、ピスト
ンを内嵌した第1シリンダがピストンと一体的に強力に
突出され、初動時の高出力が確保される。
第1シリンダが往動時のストロークエンドに達して該第
1シリンダの突出動作が規制されると、第5のオイルポ
ートから供給される作動油が第3のオイルポートを介し
て第1シリンダのピストン側油室に流入し、第1シリン
ダに内嵌された受圧面積の小さなピストンを第1シリン
ダから高速で突出させて往動させる。
第1シリンダが往動時のストロークエンドに達した状態
で第5のオイルポートからの供給を解除し、第4のオイ
ルポートから作動油を供給すると、第4のオイルポート
に対面する第2のオイルポートおよび第1シリンダ内部
のオイル通路と第1のオイルポートとを介して第1シリ
ンダのピストンロッド側油室に作動油が流入して該第1
シリンダに内嵌されたピストンを復動方向に加圧すると
共に、この作動油が第2シリンダのピストンロッド側油
室に連通する通路を介して第2シリンダのピストンロッ
ド側油室に流入しようとするが、第2のオイルポートと
第4のオイルポートとが対面した状態では設定された流
動抵抗がこの通路内で作用するので、まず、流動抵抗の
少ない第2のオイルポートを介して第1シリンダのピス
トンロッド側油室に作動油が流入し、第1シリンダに内
嵌された受圧面積の小さなピストンが高速で復動され
る。
第1シリンダに内嵌されたピストンが復動限度に到達し
てピストンの移動が規制されると第4のオイルポートか
ら供給された作動油の圧力が前記の通路に直接作用し、
設定された流動抵抗に打ち勝って第2シリンダのピスト
ンロッド側油室に流入し、該作動油の圧力によって第1
シリンダのシリンダボトムが復動方向に加圧され、復動
限度に到達したピストンを内嵌した第1シリンダがピス
トンと共に一体的に復動される。
第1シリンダの後退が開始されると第2のオイルポート
と第4のオイルポートとが対面した状態が解除されて前
記通路の流動抵抗が解消され、第4のオイルポートから
供給された作動油の圧力は第1シリンダのシリンダボト
ムに直接作用する。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は一実施例のテレスコピック型油圧シリンダ1を
軸方向断面で示す図であり、図中左半分においては該テ
レスコピック型油圧シリンダ1の完全な伸長状態を示
し、また、右半分においては完全な縮退状態を示してい
る。
このテレスコピック型油圧シリンダ1はシングルロッド
型の油圧シリンダ3′と3″のシリンダボトム部を接合
して一体に固着して形成したダブルロッド型のテレスコ
ピック型油圧シリンダである。
テレスコピック型油圧シリンダ1は左右の第1シリンダ
2、および、油圧シリンダ3′と3″のシリンダボトム
部とを対接させて溶接部21で一体に固着した第2シリン
ダ3から構成され、左右の第1シリンダ2は、先端にク
レビス13を有して一方向に突出するピストンロッド4を
備えたピストン5を内嵌して該ピストン5の前後にピス
トンロッド側油室6とピストン側油室7とを形成する。
各々の第1シリンダ2のピストンロッド側油室端6aに開
口された第1のオイルポート8と該第1シリンダ2のシ
リンダボトム9近傍のシリンダ外周部に開口された第2
のオイルポート10とは該第1シリンダ2内部のオイル通
路11を介して連絡され、シリンダボトム9の略中央部に
は第3のオイルポート12が穿設されている。29はオイル
通路11を形成するキリ穴を埋める管用テーパ捩子であ
る。第1シリンダ2に対するピストンロッド4の往動限
度は第1シリンダ2に螺合して内嵌されたシリンダヘッ
ド22の内側端面で規制され、また、第1シリンダ2に対
するピストンロッド4の復動限度はシリンダボトム9の
内側端面で規制される。シリンダヘッド22の内側端面の
位置は、第1シリンダ2の軸方向において、該第1シリ
ンダ2のピストンロッド側油室端6aに開口された第1の
オイルポート8の穿設位置に略一致し、僅かに縮径され
たシリンダヘッド22の内側端面外周部と第1シリンダ2
の内周面との間には環状の間隙が形成され、ピストンロ
ッド4の往動限度において第1シリンダ2のピストンロ
ッド側油室6を形成する。
第2シリンダ3は第1シリンダ2のシリンダボトム9を
ピストンとして内嵌し、該第1シリンダ2のシリンダボ
トム9の前後にピストンロッド側油室14とピストン側油
室15とを形成し、ピストンロッド側油室端14aに開口さ
れた第4のオイルポート16と、シリンダ3′と3″との
接合部であるシリンダボトム部17の内周面に固着された
環状体20を径方向に貫通して穿設された第5のオイルポ
ート18とを備える。
第2シリンダ3に対する第1シリンダ2の往動限度は第
2シリンダ3に螺合して内嵌されたシリンダヘッド23の
端面で規制され、また、第2シリンダ3に対する第1シ
リンダ2の復動限度は環状体20の端面により規制され
る。
第1図の左半分に示されるように第1シリンダ2が往動
時のストロークエンドに達して第1シリンダにおける第
2のオイルポート10と第2シリンダ3における第4のオ
イルポートと16とが対面した状態では、第2のオイルポ
ート10を穿設したシリンダ2の外周面24と第4のオイル
ポート16を穿設したシリンダヘッド23の内周面25との間
に僅かな間隙が環状に形成されて第2シリンダ3のピス
トンロッド側油室14となり、かつ、この間隙は、第4の
オイルポート16と第2シリンダ3のピストンロッド側油
室14との間を設定された流動抵抗を持つように形成され
ている。
なお、図中28はピストンロッド4とピストン5との螺合
部を径方向に貫通して圧入された割ピンである。各部の
Oリングやパッキング等のシール材の構成および装着位
置等については自明であるから説明を省略する。
まず、第1図の右半分に示されるようにピストンロッド
4および第1シリンダ2が共に復動のストロークエンド
にある初期状態で第5のオイルポート18に作動油を供給
すると、環状体20で分割された第2シリンダ3のピスト
ン側油室15の各々に作動油が流入し、第1シリンダ2の
シリンダボトム9の各々を往動方向に向けて加圧する。
ピストン側油室15に流入した作動油はシリンダボトム9
に穿設された第3のオイルポート12を介してピストン5
をも往動方向に加圧するが、ピストン5の受圧面積に比
べてシリンダボトム9の受圧面積の方が大きいので、シ
リンダボトム9に作用する圧力により第1シリンダ2の
往動が先に開始される。厳密にいえば、シリンダボトム
9の受圧面積はシリンダボトム9の軸方向断面積から第
3のオイルポート12の面積を減じた値であり、ピストン
5の受圧面積はピストン5の軸方向断面積そのものであ
る。第1シリンダ2と第2シリンダ3との間の摩擦をシ
リンダボトム9の受圧面積で除した値が、ピストン5お
よびピストンロッド4と第1シリンダ2との間の摩擦を
ピストン5の受圧面積で除した値よりも大きければ、完
全な無負荷状態において、ピストン5およびピストンロ
ッド4の往動が第1シリンダ2の往動に先行して開始さ
れるということもあり得るが、クレビス13に強い反力が
作用している状態ではピストン5の受圧面に作用する力
のみによってピストンロッド4を往動させることは困難
であるから、シリンダボトム9に作用する強力な圧力に
より必ず第1シリンダ2の往動が先に開始され、ピスト
ン5を内嵌した第1シリンダ2がピストン5と一体的に
往動されて初動時の高出力が確保される。なお、ピスト
ンロッド側油室14の作動油は第4のオイルポート16を介
して排出される。
シリンダボトム9の前面26がシリンダヘッド23の端面27
に当接して第1シリンダ2が往動時のストロークエンド
に達すると、第1図の左半分に示されるように、第1シ
リンダ2の第2のオイルポート10が第2シリンダ3の第
4のオイルポート8に対面した状態となる。第1シリン
ダ2が往動時のストロークエンドに達した後、第5のオ
イルポート18から供給される作動油は第3のオイルポー
ト12を介して第1シリンダ2のピストン側油室7に流入
し、作動油の圧力はピストン5の受圧面に作用してピス
トンロッド4を押圧し、ピストン5の前面がシリンダヘ
ッド22の端面に当接してピストン5の移動が規制される
まで、ピストン5およびピストンロッド4を往動させ
る。ピストン5の受圧面はシリンダボトム9の受圧面よ
りも小さいので、ピストン5およびピストンロッド4の
往動動作は第1シリンダ2の往動動作に比べて高速とな
る。なお、ピストンロッド側油室6の作動油は第1のオ
イルポート8,オイル通路11,第4のオイルポート16を介
して排出される。
即ち、シリンダボトム9で規制される第1シリンダ2の
ストロークの範囲では低速高出力の往動動作が保証さ
れ、また、ピストン5で規制されるピストンロッド4の
ストロークの範囲では高速低出力の往動動作が保証され
ることとなる。
第1シリンダ2が往動時のストロークエンドに達した状
態で第5のオイルポート18からの作動油の供給を解除
し、第4のオイルポート16から作動油を供給すると、第
4のオイルポート16に対面する第2のオイルポート10お
よび第1シリンダ2内部のオイル通路11と第1のオイル
ポート8とを介して第1シリンダ2のピストンロッド側
油室6に作動油が流入し、第1シリンダ2に内嵌された
ピストン5を復動方向に加圧して、受圧面積の小さなピ
ストン5を高速で復動させる。この場合、ピストン5の
受圧面積はピストン5の軸方向断面積からピストンロッ
ド4の軸方向断面積を減じた値である。
第4のオイルポート16から供給される作動油は、第2の
オイルポート10を穿設したシリンダ2の外周面24と第4
のオイルポート16を穿設したシリンダヘッド23の内周面
25との間に形成された間隙の通路を介し、この通路によ
って形成されるピストンロッド側油室14にも流入しよう
とするが、間隙通路の流動抵抗が大きくなるように設計
し、この流動抵抗で減圧された圧力がシリンダボトム9
の前面の面積で決まる力を小さくし、ピストンロッド4
を復動させるのに必要な力を発生させる作動油の圧力で
は間隙通路で減圧された圧力によって第1シリンダ2が
復動しない程度に上記間隙通路を形成し、流動抵抗を設
定しておく。その結果、第1シリンダ2の復動に先行し
てピストンロッド4およびピストン5の復動が開始され
る。
ピストンロッド4およびピストン5の復動に必要とされ
る油圧はピストン5の現在位置によって異なり、ピスト
ン5が往動時のストロークエンドにある状態ではその受
圧面積がシリンダヘッド22の内側端面外周部の軸方向断
面に限定されるので作動油の内部圧力は相当に上昇し、
また、これ以外の状態ではピストン5の軸方向断面積か
らピストンロッド4の軸方向断面積を減じた全ての受圧
面に油圧が作用するため作動油の内部圧力がさほど上昇
することはない。ピストン5が往動時のストロークエン
ドにあり、該ピストン5を復動させるために第4のオイ
ルポート16から供給される作動油の内部圧力が上昇した
状態であっても、この作動油が第1シリンダ2の外周面
24とシリンダヘッド23の内周面25との間に形成された間
隙通路を介し、該通路自体で形成されたピストンロッド
側油室14に流入して第1シリンダ2を復動することはな
い。即ち、該通路の流動抵抗および外周面24と内周面25
で形成されるピストンロッド側油室14の断面積、即ち、
シリンダボトム9における前面26の受圧面積は、この条
件を満足する範囲に設定しておく。
ピストン5の端面がシリンダボトム9に当接して復動限
度に達し、ピストンロッド側油室6の体積膨脹が阻止さ
れると、第4のオイルポート16から供給される作動油が
ピストンロッド側油室6に流入することは不能となり、
この作動油の圧力は上昇し第1シリンダ2の外周面24と
シリンダヘッド23の内周面25との間に形成された通路に
設定された流動抵抗に抗して、該通路で形成される第2
シリンダ3のピストンロッド側油室14に流入する。作動
油の圧力は第1シリンダ2の外周面24とシリンダヘッド
23の内周面25との間に形成されたピストンロッド側油室
14の軸方向断面、即ち、シリンダボトム9における前面
26の受圧面を加圧し、復動限度にあるピトン5を内嵌し
た第1シリンダ2の復動動作を開始させる。構成上、外
周面24とシリンダヘッド23の内周面25との間に形成さた
ピストンロッド側油室14の軸方向断面に対応するシリン
ダボトム9の前面26のみを受圧面として油圧を加えても
第1シリンダ2の復動動作を開始させるに足る加圧力を
得られないような場合には、シリンダヘッド23の端面27
やシリンダボトム9の前面26の適宜箇所、例えば、外周
側端面等に部分的な突起を形成することにより、第1シ
リンダ2が往動時のストロークエンドにある状態でシリ
ンダヘッド23の端面27とシリンダボトム9の前面26との
間に間隙を形成して第1シリンダ2の外周面24とシリン
ダヘッド23の内周面25との間に形成された通路とは別に
ピストンロッド側油室14を形成するようにして、通路か
ら流入する作動油の圧力を復動時の受圧面となるシリン
ダボトム9の前面26の全体に作用させて充分な加圧力を
得るようにする。
第1シリンダ2が所定位置まで復動され第1シリンダ2
の外周面24と第4のオイルポートを穿設したシリンダヘ
ッド23の内周面25との係合が解除されると、第1図の右
半分に示されるように、外周面24と内周面25からなる通
路が解消されて流動抵抗の規制が解消され、第4のオイ
ルポート16から供給される作動油が第2シリンダ3のピ
ストンロッド側油室14に効率よく流入し、この作動油が
シリンダボトム9の前面26全体で形成される受圧面を加
圧して第1シリンダ2を強い力で復動させる。
以上、第1シリンダ2を第2シリンダ3に内嵌した2段
式のテレスコピック型油圧シリンダ1の構成と動作につ
いて説明したが、第1シリンダ2の外側に第2,第3,…,
第nのシリンダを外嵌して多段式のテレスコピック型油
圧シリンダを構成することもできる。この場合、第2乃
至第n−1シリンダの構成は本実施例における第1シリ
ンダ2の構成と略同様であり、第2乃至第nの各シリン
ダ間の係合部に本実施例で開示した第1シリンダ2と第
2シリンダ3の係合関係を適用し、かつ、第nシリンダ
は本実施例における第2シリンダ3と略同様に構成す
る。また、シングルロッド型のテレスコピック型油圧シ
リンダを構成する場合には、本実施例の第2シリンダ3
に対応する第nのシリンダを軸方向の略中央部で切断
し、その切断面にシリンダボトムを一体的に形設して往
動用の作動油を供給するオイルポートを穿設する。
第2図は本実施例のテレスコピック型油圧シリンダ1の
使用に適した例としてコンクリート構築物の破壊装置を
示す図であり、該破壊装置30は、概略において、一定間
隔を配して前後に配設された2枚の側板で形成される本
体31、および、圧壊刃35を対向させ支軸32を介して本体
31に回動自在に軸支された一対のアーム33、ならびに、
本体31を作業機のブームに装着するためのアタッチメン
ト34からなり、各々のアーム33の反圧壊刃側端部には側
板間に配置されたテレスコピック型油圧シリンダ1のク
レビス13が枢着され、テレスコピック型油圧シリンダ1
におけるピストンロッド4および第1シリンダ2の往復
動作により、アーム33が開閉駆動されるようになってい
る。破壊装置30はアーム33の圧壊刃35でコンクリート塊
等を挟持して破壊作業を行うものであるから、大きなコ
ンクリート塊を破壊する場合にはテレスコピック型油圧
シリンダ1を縮退させて圧壊刃35を大きく離間させる必
要があり、しかも、圧壊の初動時に大きな力を加えなけ
ればならない。本実施例のテレスコピック型油圧シリン
ダ1では第1シリンダ2が縮退した初期位置から往動時
のストロークエンドに達するまでの間で低速高出力の駆
動力が確保されるので、圧壊刃35を大きく離間させ強力
な圧壊力でコンクリート塊を破壊することができる。
また、圧壊刃35が閉じられて圧壊が進んだ状態ではコン
クリート塊が脆弱化しているので強い圧壊力は必要な
く、むしろ、作業効率の点などから、アーム33の開閉速
度が要求される。本実施例のテレスコピック型油圧シリ
ンダ1では第1シリンダ2が往動時のストロークエンド
に達してからピストンロッド4が往動時のストロークエ
ンドに達するまでの間で高速低出力の駆動力が確保され
るので、脆弱化したコンクリート塊を素早く破壊するこ
とができる。
また、小さなコンクリート塊を破壊したり鉄筋を切断す
る作業を連続して行う場合には、圧壊刃35を殆ど閉じた
状態でアーム33の微少な開閉動作を繰返し実行する必要
があり、強力な圧壊力は必要ないがアーム33の開閉速度
が要求される。本実施例のテレスコピック型油圧シリン
ダ1では第1シリンダ2およびピストンロッド4が共に
往動時のストロークエンドに達した状態からの復動動作
では、常時、ピストンロッド4の復動が第1シリンダ2
の復動に先行して行われるから、従来型のテレスコピッ
ク型油圧シリンダのように大径側のシリンダが不用意に
復動されて次の往動動作に手間取るといった問題が生じ
ることはなく、圧壊刃35を殆ど閉じた状態でアーム33を
高速で開閉することができる。
発明の効果 本発明のテレスコピック型油圧シリンダは流動抵抗を調
整する構成によりピストンロッドを完全に復動させてか
ら第1シリンダの復動が開始されるようにしたので、復
動用のオイルポートを個別に配設する必要がなく、復動
動作の駆動制御が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のテレスコピック型油圧シリ
ンダの要部を示す断面図、第2図は同実施例のテレスコ
ピック型油圧シリンダを装着したコンクリート破壊装置
を示す図、第3図は従来のテレスコピック型油圧シリン
ダの一例を示す図である。 1……テレスコピック型油圧シリンダ、2……第1シリ
ンダ、3……第2シリンダ、4……ピストンロッド、5
……ピストン、6……ピストンロッド側油室、7……ピ
ストン側油室、8……第1のオイルポート、9……シリ
ンダボトム、10……第2のオイルポート、11……オイル
通路、12……第3のオイルポート、13……クレビス、14
……ピストンロッド側油室、15……ピストン側油室、16
……第4のオイルポート、17……シリンダボトム部、18
……第5のオイルホート、20……環状体、21……溶接
部、22,23……シリンダヘッド、24……外周面、25……
内周面、26……前面、27……端面、28……割りピン、29
……管用テーパ捩子、30……コンクリート構造物等の破
壊装置、31……本体、32……支軸、33……アーム、34…
…アタッチメント、35……圧壊刃。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に突出するピストンロッドを備えた
    ピストンを内嵌して該ピストンの前後にピストンロッド
    側油室とピストン側油室とを形成し、ピストンロッド側
    油室端に開口された第1のオイルポートとシリンダボト
    ム近傍のシリンダ外周部に開口された第2のオイルポー
    トとを該シリンダ内部のオイル通路を介して連絡し、シ
    リンダボトムに第3のオイルポートを穿設した第1シリ
    ンダと、該第1シリンダのシリンダボトムをピストンと
    して内嵌し、第1シリンダのシリンダボトムの前後にピ
    ストンロッド側油室とピストン側油室とを形成し、少な
    くとも、ピストンロッド側油室端に開口された第4のオ
    イルポートとシリンダボトム部に穿設された第5のオイ
    ルポートとを有する第2シリンダを備えたテレスコピッ
    ク型油圧シリンダにおいて、前記第1シリンダが往動時
    のストロークエンドに達して前記第1シリンダにおける
    第2のオイルポートと前記第2シリンダにおける第4の
    オイルポートとが対面した状態で、前記第4のオイルポ
    ートと前記第2シリンダのピストンロッド側油室を設定
    された流動抵抗を持つように形成された通路が連通して
    いることを特徴としたテレスコピック型油圧シリンダ。
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