JPH07111447B2 - 波形観測装置 - Google Patents

波形観測装置

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JPH07111447B2
JPH07111447B2 JP7723393A JP7723393A JPH07111447B2 JP H07111447 B2 JPH07111447 B2 JP H07111447B2 JP 7723393 A JP7723393 A JP 7723393A JP 7723393 A JP7723393 A JP 7723393A JP H07111447 B2 JPH07111447 B2 JP H07111447B2
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直子 近道
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は波形観測装置に関し、特
にデジタル信号の信号品質を測定するために使用される
アイパターンの観測を行う波形観測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号の品質を評価するため
に、アイパターンを表示させ、その波形からディジタル
信号の波形の良否を判断する装置が従来多く使用されて
いる。
【0003】図9は本発明の波形観測装置および従来の
この種の装置で生成されるアイパターンの説明図であ
る。高レベルの振幅と低レベルの振幅の二値で構成され
るディジタル信号S1は、これらの信号を使用する電子
機器内または伝送路を通過するとき、これら電子機器や
伝送路の特性により、レベルやその波形が変動する。
【0004】そこで、ディジタル信号S1の周期に対し
て適切な周期Tを有するクロック信号S2を生成し、周
期Tの整数倍の予め定められた時間幅に亘り、クロック
信号S1の時刻からΔTだけ経過した時刻からさらにΔ
T+tだけの時刻までに亘り、予め定められた時間幅δ
t経過するごとに、(図9中のt1,t2,…,tm,
tm+1の時刻ごとに)入力されたディジタル信号S1
をサンプリング回路でサンプリングし、ディジタル信号
S1のレベルとそのサンプリング時刻とを対応させて記
憶する。このようなサンプリングを複数の周期Tについ
て繰返し行い、記憶したサンプリングデータを図中の同
一のサンプリング時刻t1〜tm+1について、これら
サンプリング時刻のサンプリングレベルを重ね合せて表
示するとアイパターンが得られる。
【0005】従来の波形観測装置では、このようなアイ
パターンをそのままCRT上に画像として表示させ、目
視によりクロスポイントのレベル、あるいは、隣接する
クロスポイント間の時間幅を読み取っている。
【0006】また、このような目視によるクロスポイン
トを読み取る代りに、たとえば、特開平1−10518
3号公報に記載されているように、特定のサンプル時刻
(たとえば、一つのクロスポイントと考えられるサンプ
ル時刻を指定し、指定したサンプル時刻についてのサン
プリングレベルの確率密度を算出し、最も確率密度の高
いレベルを定量的に出力させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の波形観
測装置の内のアイパターンを画像的に表示させる装置で
は、アイパターンを形成する画面上の曲線は、濃淡のド
ットで構成される、ある幅を持つた曲線で表示されるた
め、一義的にクロスポイントのレベル、あるいは、その
時刻を読み取るのは困難であり、読み取った値にばらつ
きを生ずるという欠点を有している。
【0008】また、前述の特定のサンプル時刻を指定し
そのサンプル時刻に対応するサンプルレベルの確率密度
を求める装置においては、たとえば、クロスポイントと
して指定する時刻を正確に指定することは、上述のよう
に、アイパターンがある幅を持った曲線であるので、ク
ロスポイントを正確に求めることは困難であるという欠
点を有している。
【0009】本発明の目的は、上述のようなサンプリン
グデータから確率的に最も確からしいクロスポイントを
求めることを可能とし、このように求めたクロスポイン
トのレベルとその時刻とを定量的に算出することができ
る波形観測装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の波形観測装置
は、二値レベルを持つディジタル信号を二つ以上のクロ
ス点を持つ特定の繰返し周期の中の特定の区間で複数回
繰返しサンプリングし、アイパターン信号を生成する波
形観測装置において、前記アイパターン信号として相隣
り合うクロス点を含む区間について予め与えられた複数
回だけ信号を繰返しサンプリングしそのサンプリングレ
ベルとサンプリング時刻とを対応づけたサンプリングデ
ータとして出力するサンプリング回路と、前記サンプリ
ングデータを記憶するデータ記憶部と、予め与えられた
間隔で前記ディジタル信号のレベルを複数の区間に分割
し前記データ記憶部が記憶するすべてのサンプリングデ
ータについて前記各区間の何れに該当するかを識別しそ
の度数を前記各区間について算出し二つの極大度数を持
つ第1の区間と前記第1の区間よりレベルの小なる第2
の区間をそれぞれ検出する上下端決定手段と、前記第1
の区間のレベル未満でかつ前記第2の区間のレベルを超
過する区間にありさらに前記二つのクロス点の内の何れ
か一方のクロス点を含む範囲のサンプリングデータのみ
を前記データ記憶部より抽出し記憶するデータ抽出記憶
部と、前記データ抽出記憶部が記憶するサンプリングデ
ータについて、前記サンプリングレベルを予め与えられ
た複数個の区間に分割し前記各区間に該当するサンプリ
ング時刻についての度数分布をそれぞれ求め前記サンプ
リング時刻についての度数分布が単峰特性でありかつそ
の中央値を示すサンプリング時刻を交差時刻として検出
し出力する交差時刻識別部と、前記交差時刻より小なる
サンプリング時刻を有するサンプリングデータを左方デ
ータとし残リのデータを右方データとして前記データ抽
出記憶部より抽出し個別に出力するデータ分離手段と、
前記左方データに基づき前記左方データに近似した曲線
を生成し出力する第1の近似曲線生成手段と、前記右方
データに基づき前記右方データに近似した曲線を生成し
出力する第2の近似曲線生成手段と、前記左方曲線の時
刻が極大であるレベルと時刻とを示す第1の位置と前記
右方曲線の時刻が極小であるレベルと時刻とを示す第2
の位置とを検出しこれら第1と第2の位置とを二等分す
る交差位置を検出する交差位置検出手段と、前記交差位
置を原点とし、サンプリング時刻を横軸にサンプリング
レベルを縦軸にした奇数象限のサンプリングデータと偶
数象限のサンプリングデータを前記データ抽出記憶部よ
り読み出し抽出し抽出したデータについてそれぞれ第3
と第4の近似曲線を生成しこれら第3と第4の近似曲線
の交点をクロス点として出力するクロス点算出手段とを
えて構成されている。
【0011】また、第2の発明の波形観測装置は、前記
上下端決定手段と、前記データ抽出記憶手段と、前記交
差時刻識別部と、前記データ分離手段と、前記第1から
第2までの近似曲線生成手段と、前記交差位置検出手段
と、前記クロス点算出手段とで構成される第1のクロス
点決定部と、前記第1のクロス点決定部と同一構成の第
2のクロス点決定部と、前記サンプリング回路と、前記
データ記憶部と、前記第1と第2のクロス点決定部の出
力を基にクロス点間の時間幅を算定して出力する時間幅
算出部とを備えて構成されている。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の波形観測装置の一実施例を
示すブロック図である。
【0014】本実施例の波形観測装置は、図1に示すよ
うに、観測の対象となるディジタル信号S1とクロック
信号S2とを入力とし、ディジタル信号S1を予め定め
られた時間間隔とタイミングでサンプリングし、その結
果をサンプリングデータとして出力するサンプリング回
路1と、上述のサンプリングデータを記憶するデータ記
憶部2と、データ記憶部2の記憶内容を個別に順次読み
出し、読み出した個々のサンプリングデータのレベルを
予め定められたレベルの区間の何れに属するかをそれぞ
れ識別し、その結果を順次出力する振幅レベル識別部3
と、前述の区間ごとにその度数をカウンとし出力するカ
ウンタ4と、振幅レベル識別部3の出力とカウンタ4の
出力とから、極大の度数を示す区間を二つ検出し出力す
る上下端決定部5とを備えている。
【0015】また、図1に示し波形観測装置は、以下に
説明する構成要素より成るクロス点決定部20を備えて
いる。
【0016】このクロス点決定部20は、上下端決定部
5の出力する上端の区間未満のレベルを持ち、かつ、上
下端決定部5の出力する下端の区間を超過するレベルを
持つ区間のサンプリングデータの内で一方のクロス点の
みを含むサンプリングデータを前述のデータ記憶部部2
より抽出して読み出し記憶するデータ抽出記憶部6と、
データ抽出記憶部6を参照し、予め定められた複数の区
間ごとに、その区間に含まれるレベルを有するサンプリ
ングデータについて、それぞれ、どのサンプリング時刻
に該当するかを識別して出力する該当時刻識別部7と、
前述の該当時刻識別部7の出力をサンプリング時刻ごと
にカウントし、サンプリング時刻の度数として出力する
カウンタ8と、前述のカウンタ8とデータ抽出記憶部6
を参照しそれぞれの前述の区間について、サンプル時刻
の度数分布が単峰状である区間の中央値に該当するサン
プリング時刻を検出し出力する交差時刻決定部9とを備
えている。
【0017】さらに、このクロス点決定部20は、デー
タ抽出記憶部6を参照し、交差時刻決定部9の出力する
サンプリング時刻に達しないサンプリング時刻を持つサ
ンプリングデータを左方データとして出力し、交差時刻
決定部9の出力する交差時刻を超過するサンプリング時
刻を持つサンプリングデータを右方データとして出力す
るデータ分離部10と、前述の左方データを入力とし、
入力データに確率的に近似した曲線を生成し出力する近
似曲線生成部11と、前述の右方データを入力とし、入
力データに確率的に近似した曲線を生成し出力する近似
曲線生成部12と、近似曲線生成部11の出力の内で右
方(時刻)の最大の位置を検出する右方極大位置検出部
13と、同様に、近似曲線生成部12の出力の内で時刻
が極小となる位置を検出する左方極小位置検出部14
と、右方極大位置検出部13と左方極小位置検出部14
の出力からこれらの位置の中間点を検出し出力する交差
位置検出部15とを備えている。
【0018】その外に、クロス点決定部20は、交差位
置検出部15の出力する中間点を基準として、データ抽
出記憶部6の記憶するサンプリングデータを奇数象限デ
ータと偶数象限データとに分割して出力するデータ分離
部16と、奇数象限データを入力とし近似曲線を生成し
出力する近似曲線発生部17と、偶数象限データを入力
として近似曲線を生成出力する近似曲線発生部18と、
これらの近似曲線発生部17と18の出力を基にこれら
の近似曲線のクロス点を算出し、クロス点のレベルとそ
の時刻とをそれぞれレベル信号S7および時刻信号S8
として出力するクロス点検出部19とを備えている。
【0019】以下に、図1に示した波形観測装置の動作
について説明する。
【0020】図9に示されているアイパターンのデータ
であるサンプリングデータがサンプリング回路1で生成
され、データ記憶部2に記憶される。
【0021】データ記憶部2に記憶されたサンプリング
データは、振幅レベル識別部3により、個別に順次読み
出され、そのサンプリングデータのレベルが予め定めら
れているレベル幅、たとえば、後で説明される図3に示
されている区間幅ΔEづつ増加するレベルの内のどの領
域に該当するかが識別され、カウンタ4に出力される、
カウンタ4は、各レベル別にその度数をカウントし、各
レベル別にその度数を上下端決定部5に出力する。
【0022】図2は、その振幅レベルと度数との関係を
アイパターンと関連づけて示した説明図である。
【0023】また、振幅レベル識別部3は、データ記憶
部2内のすべてのサンプリングデータを読み出すと、終
了信号を上下端決定部5に出力する。
【0024】上下端決定部5は、この終了信号を受信す
ると、それまでにカウンタ4から入力された、振幅レベ
ルとその度数とから図2に示されている二つの度数のピ
ーク値P1とP2とを検出しデータ抽出記憶部6に出力
する。
【0025】データ抽出記憶部6は、データ記憶部2を
参照し、二つのピーク値P1とP2の内でその値の大な
るピーク値未満で、小なるピーク値を超過するレベルを
持つサンプリングデータの内で、クロス点を一つ含む、
たとえば、図2に示されているLの範囲に含まれる領域
(すべてのサンプリング時刻の内の小なる方の1/2の
領域)に該当するサンプリングデータを抽出して読み出
し記憶する。
【0026】上述のサンプリングデータの内図2中のL
の範囲か、あるいは、L以外の右方のサンプリングデー
タの何れを抽出するかは、予め定めておけばよい。
【0027】図3(A)はデータ抽出記憶部6が記憶し
ているサンプリングデータについてのサンプリング時刻
とそのレベルとの関係を示す説明図であり、図3(B)
と(C)とは、該当時刻識別部7の出力をカウンタ8に
より、データ抽出記憶部6に記憶されているサンプリン
グデータについて、サンプリング時刻に対するレベルの
度数分布を求める場合の度数分布を示す説明図である。
【0028】該当時刻識別部7は、データ抽出記憶部6
にサンプリングデータが抽出して記憶されると、これを
読み出し、E1からEPまでの予めΔEごとに区分され
たレベルの各レベル区分ごとに、その区分のレベルに該
当するサンプリングデータを読み出し、その区分中で、
各サンプリング時刻をカウンタ8に出力する、カウンタ
8は、tsからtfまでの各サンプリング時刻別に、度
数をカウンとし、交差時刻決定部9に出力する。
【0029】たとえば、サンプリングレベルが図3
(A)中のEjからEj+1未満までのレベルまでの範
囲にあるサンプリングデータのサンプリング時刻の度数
分布は、図3(B)に示すように、サンプリング時刻t
pを中心とした単峰特性となり、、サンプリングレベル
が図3(A)中のE1からE2未満に該当するサンプリ
ン時刻の度数分布は、図3(C)に示されているよう
に、双峰特性となる。
【0030】交差時刻決定部9はカウンタ8からの出力
により、上述のような各レベル区分内のサンプリングデ
ータのサンプリング時刻についての度数分布が単峰特性
である領域を検出し、その度数分布の内のサンプリング
時刻の中央値を求めて、交差時刻とし、データ分離部1
0に出力する。すなわち、図3(B)に示したサンプリ
ング時刻tpを出力する。
【0031】データ分離部10は、交差時刻tpが入力
されると、データ抽出記憶部6を参照して、この交差時
刻tpより小なるサンプリング時刻を持つサンプリング
データを左方データS3として近似曲線生成部11に出
力し、交差時刻tpを超過するサンプリング時刻を持つ
サンプリングデータを右方データS4として近似曲線生
成部12に出力する。
【0032】すなわち、図4中の時刻tpより左方で時
刻tsとの間にあるサンプリングデータが左方データで
あり、時刻tpより右方にあるサンプリングデータが右
方データである。
【0033】近似曲線生成部11は、入力された左方デ
ータについて、たとえば、3次の多項式の関数で入力さ
れたデータに近似する曲線を求め、右方極大位置検出部
13に出力する。
【0034】同様に、近似曲線生成部12は、右方デー
タについての関数近似を行った近似曲線を生成し左方極
小位置検出部14に出力する。
【0035】図5は、近似曲線生成部11と12がそれ
ぞれ生成する曲線GLとGRと、交差位置検出部15が
検出する交差位置PQとの関係を示す説明図である。
【0036】右方極大位置検出部13は、入力された近
似曲線(図5中のGL)上で時刻が極大な位置のレベル
とその時刻とを検出し(図5中のPL)交差位置検出部
15に出力する。同様に、左方極小位置検出部14は、
入力された曲線(図5中のGR)上で時刻が極小である
時刻とその点のレベルとを検出し(図5中のPR点)、
交差位置検出部15に出力する。
【0037】図6は以下に説明する原点とサンプリング
データとその座標面上での象限との関係を示す説明図で
ある。
【0038】交差位置検出部15は上述の二つの位置を
示すレベルと時刻とを結ぶ直線部分の1/2の位置の点
(図5中のPQ)のレベルと時刻とを検出し、データ分
離部16に出力する。 データ分離部16は、入力され
た交差位置PQを原点とし、時刻方向とレベル方向とを
軸とする座標面上で作られる第1象限から第4象限まで
の、座標面に分布し、データ抽出記憶部6に記憶されて
いるサンプリングデータを上述の奇数象限(第1象限と
第3象限)と偶数象限に分布しているサンプリングデー
タとに分離し、それぞれ、奇数象限データS5と偶数象
限データS6とに分離し、近似曲線発生部17と18と
に出力する。
【0039】近似曲線発生部17と18とは、それぞ
れ、上述した奇数象限データS5と偶数象限データS6
とを入力とし、これら入力データに近似する曲線を生成
してクロス点検出部19に出力する。
【0040】図7は、近似曲線発生部17と18とがそ
れぞれ生成する近似曲線G1とG2およびクロス点PT
との関係を示す説明図である。
【0041】クロス点検出部19は、これらの曲線の交
点である図7中のクロス点PTを検出し、そのレベルS
7と時刻S8とをそれぞれレベル信号S7、時刻信号S
8として出力する。
【0042】このようにして出力した信号は入力信号S
1のアイパターンの二つのクロス点の内の一つの、最も
確率的に確からしいクロス点の定量値として求められる
ことになる。
【0043】図8は、本発明の別の実施例を示すブロッ
ク図である。図において、サンプリング回路1、データ
記憶部2、振幅レベル識別部3、カウンタ4および上下
端決定部5は、図1に示すものと同一であり、クロス点
決定部20Aと20Bの構成は、何れも、図1に示した
クロス点決定部20と同一である。
【0044】これらクロス点決定部20Aと20Bの時
刻信号S8AとS8Bとが時間幅算出部21の入力側に
加えられる。
【0045】クロス点決定部20Aの持つデータ抽出記
憶部6Aは、データ記憶部2の記憶しているサンプリン
グデータの内で、図2に示したサンプリング時刻がLの
範囲のサンプリングデータの内で上下端決定部5が決定
する二つの度数のピーク値P1とP2に相当するレベル
の内の大なる方のレベル未満で、小なる方のレベルを超
過するレベルを持つサンプリングデータを抽出し記憶す
る。
【0046】一方、クロス点決定部20Bが備えている
データ抽出記憶部6Bは、データ記憶部2の記憶してい
るサンプリングデータの内で、サンプリング時刻が図2
に示すLより右の範囲で、二つの度数のピーク値P1と
P2の内の大なる方のピーク値に対応するレベル未満
で、小なる方のピーク値に対応するレベルを透過するレ
ベルを持つサンプリングデータを抽出し記憶する。
【0047】時間幅算出部21は、これらクロス点決定
部20Aと20Bとが出力する時刻信号S8AとS8B
を入力とし、これら入力された時刻信号S8AとS8B
の示す時刻の差を算出して出力する。
【0048】従って、この時間幅算出部21の出力する
時間幅がアイパターンの相隣り合うクロス点間の時間幅
を示すことになり、この値が予め定められた規定範囲内
にあるか否かは、容易に定量的に判定することができ
る。
【0049】なお、今までに説明した実施例中の近似曲
線を生成部11〜12および近似曲線発生部17〜18
での近似曲線の生成で使用する関数としては2次以上の
任意の次数をもつ多項式を用いればよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波形観測
装置は、サンプリングデータに近似した二つの曲線を求
め、これらの曲線の交点を対象とするアイパターンのク
ロス点として確率的に求め、クロス点の時刻とレベルと
を定量的に出力させることが可能となるので、従来のこ
の種の波形観測装置のように、観測装置の画面上に表示
されたアイパターンより、クロス点を目視により求める
場合にくらべて、観測者によるクロス点の値のばらつき
がなくなり、データの信頼性が向上するという効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波形観測装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示されている上下端決定部が決定するア
イパターンのレベルについての度数分布とアイパターン
との関係を示す説明図である。
【図3】図1に示されている交差時刻識別部が決定する
交差時刻と、サンプリング時刻についての度数分布の関
係を示す説明図である。
【図4】交差時刻とサンプリングデータとの関係を示す
説明図である。
【図5】図1中に示されている交差位置検出部が検出す
る交差位置と左方位置検出部および右方位置検出部が決
定する各位置との関係を示す説明図である。
【図6】図1中に示されているデータ分離部16が分離
する座標面上の原点である交差位置と各象限およびサン
プリングデータの関係を示す説明図である。
【図7】図1中に示されているクロス点検出部が検出す
るクロス点と、近似曲線生成部17と18との出力する
近似曲線との関係を示す説明図である。
【図8】本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明および従来のアイパターンとディジタル
信号との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サンプリング回路 2 データ記憶部 3 振幅レベル識別部 4 カウンタ 5 上下端決定部 6 データ抽出記憶部 7 該当時刻識別部 8 カウンタ 9 交差時刻決定部 10 データ分離部 11 近似曲線生成部 12 近似曲線生成部 13 右方極大位置検出部 14 左方極小位置検出部 15 交差位置検出部 16 データ分離部 17 近似曲線発生部 18 近似曲線発生部 19 クロス点検出部 20 クロス点決定部 20A〜20B クロス点決定部 21 時間幅算出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値レベルを持つディジタル信号を二つ
    以上のクロス点を持つ特定の繰返し周期の中の特定の区
    間で複数回繰返しサンプリングし、アイパターン信号を
    生成する波形観測装置において、前記アイパターン信号
    として相隣り合うクロス点を含む区間について予め与え
    られた複数回だけ信号を繰返しサンプリングしそのサン
    プリングレベルとサンプリング時刻とを対応づけたサン
    プリングデータとして出力するサンプリング回路と、前
    記サンプリングデータを記憶するデータ記憶部と、予め
    与えられた間隔で前記ディジタル信号のレベルを複数の
    区間に分割し前記データ記憶部が記憶するすべてのサン
    プリングデータについて前記各区間の何れに該当するか
    を識別しその度数を前記各区間について算出し二つの極
    大度数を持つ第1の区間と前記第1の区間よりレベルの
    小なる第2の区間をそれぞれ検出する上下端決定手段
    と、前記第1の区間のレベル未満でかつ前記第2の区間
    のレベルを超過する区間にありさらに前記二つのクロス
    点の内の何れか一方のクロス点を含む範囲のサンプリン
    グデータのみを前記データ記憶部より抽出し記憶するデ
    ータ抽出記憶部と、前記データ抽出記憶部が記憶するサ
    ンプリングデータについて、前記サンプリングレベルを
    予め与えられた複数個の区間に分割し前記各区間に該当
    するサンプリング時刻についての度数分布をそれぞれ求
    め前記サンプリング時刻についての度数分布が単峰特性
    でありかつその中央値を示すサンプリング時刻を交差時
    刻として検出し出力する交差時刻識別部と、前記交差時
    刻より小なるサンプリング時刻を有するサンプリングデ
    ータを左方データとし残リのデータを右方データとして
    前記データ抽出記憶部より抽出し個別に出力するデータ
    分離手段と、前記左方データに基づき前記左方データに
    近似した曲線を生成し出力する第1の近似曲線生成手段
    と、前記右方データに基づき前記右方データに近似した
    曲線を生成し出力する第2の近似曲線生成手段と、前記
    左方曲線の時刻が極大であるレベルと時刻とを示す第1
    の位置と前記右方曲線の時刻が極小であるレベルと時刻
    とを示す第2の位置とを検出しこれら第1と第2の位置
    とを二等分する交差位置を検出する交差位置検出手段
    と、前記交差位置を原点とし、サンプリング時刻を横軸
    にサンプリングレベルを縦軸にした奇数象限のサンプリ
    ングデータと偶数象限のサンプリングデータを前記デー
    タ抽出記憶部より読み出し抽出し抽出したデータについ
    てそれぞれ第3と第4の近似曲線を生成しこれら第3と
    第4の近似曲線の交点をクロス点として出力するクロス
    点算出手段とを備えることを特徴とする波形観測装置。
  2. 【請求項2】 前記上下端決定手段と、前記データ抽出
    記憶と、前記交差時刻識別部と、前記データ分離部
    と、前記第1および第2の近似曲線生成手段と、前記交
    差位置検出手段と、前記クロス点算出手段とで構成され
    る第1のクロス点決定部と、前記第1のクロス点決定部
    と同一構成の第2のクロス点決定部と、前記サンプリン
    グ回路と、前記データ記憶部と、前記第1および第2の
    クロス点決定部の出力を基にクロス点間の時間幅を算定
    して出力する時間幅算出部とを備え前記第1のクロス点
    決定部を構成するデータ抽出記憶は前記データ記憶部
    の記憶するサンプリングデータのうちで第1のクロスポ
    イントのみを含むサンプリングデータを抽出記憶し、前
    記第2のクロス点決定部を構成するデータ抽出記憶
    前記第1のクロスポイント以外の他のクロスポイントの
    みを含むサンプリングデータを抽出記憶することを特徴
    とする前記請求項1に記載の波形観測装置。
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