JPH07112461A - 対象物の取り出し機 - Google Patents

対象物の取り出し機

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JPH07112461A
JPH07112461A JP28437193A JP28437193A JPH07112461A JP H07112461 A JPH07112461 A JP H07112461A JP 28437193 A JP28437193 A JP 28437193A JP 28437193 A JP28437193 A JP 28437193A JP H07112461 A JPH07112461 A JP H07112461A
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JP
Japan
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cam
take
equation
ball screw
swing
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Pending
Application number
JP28437193A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Tominaga
守雄 富永
Keiichi Nakamachi
啓一 中町
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH07112461A publication Critical patent/JPH07112461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品のような対象物を、より早く安定して
取り出すことができ、設備寿命を延ばせる対象物の取り
出し機を提供すること。 【構成】 回転送り手段45の回転により、円筒カム6
0aのカム曲線CCVに従って回転運動と直線運動を行
うことで対象物を取り出すためのスイング型のアーム1
00を備える取り出し機であり、上記円筒カム60a
は、上記回転運動の加減速度と、直線運動の加減速度が
共に最小となるカム曲線CCVを備える対象物の取り出
し機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物を移動体から移
動するロボットに関し、特にたとえば成形機の移動型の
ような金型から、成形品等の対象物を取り出すのに用い
て最適な、対象物の取り出し機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機は、たとえば移動型と
固定型を備える。この移動型と固定型の間で成形された
成形品は、移動型が固定型から離れる時に、ロボットで
ある取り出し機により、移動型から取り出すようになっ
ている。
【0003】具体的には、この種の取り出し機は、成形
品を着脱自在に保持するスイング式のアームを備えてい
る。このスイング式のアームは、ボールスクリューを回
転することにより、円筒カムの案内溝のカム曲線に従っ
て、回転運動と直進運動の両運動を行うことができる。
これにより、スイング式のアームは、回転方向に回転
(スイング)できるとともに直進方向に移動できるよう
になっている。
【0004】このようなスイング式のアームは、移動型
を固定型から離して成形品を取り出す際に、円筒カムの
カム溝のカム曲線に従って案内されて、直進方向に移動
しつつ第1方向に回転して、これらの移動型と固定型の
間に進入して成形品を保持する。そして、スイング式の
アーム(以下スイングアームという)は、第1方向とは
逆の第2方向に回転してこの直進方向とは反対方向に直
進移動することにより、対象物を移動型と固定型から取
り出して遠ざけることができるようになっている。
【0005】図12は、従来の取り出し機における上述
した円筒カムの展開図を示している。この円筒カムは、
たとえば円筒面の半径Rが70mmであり、スイングア
ームのスイング角が90度(π/2ラジアン)である場
合の円筒カムである(従来例ではスイング長がπ/2×
70=109.96mmである)。
【0006】破線で示す従来のカム曲線SL1は、直線
部と曲線部がつながっているカム曲線である。すなわ
ち、このカム曲線SL1は、0点から直動方向(直線方
向あるいは直進方向、横軸に示す)で約25mmのA点
までの直線部STと、A点からB点までの曲線部CV
と、そして回転方向(縦軸)一定(109.96mm)
の直線部ST1と、がつながったものである。この曲線
部CVは、半径γの円弧もしくは円周の一部でありたと
えば半径γは30mmである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の取り出し機のカム曲線SL1は、次のような
問題がある。スイング式のアームは、回転方向の角速度
と、直進方向の速度を持っている。ボールスクリューが
一定の角速度で回転している時に、スイングアームの回
転方向(縦軸)の角速度は、0点からA点まで一定であ
り、A点から急減速し、B点で角速度が零となる。
【0008】また、スイングアームの直線方向(横軸方
向)の速度は、0点からA点まで一定であり、A点から
急加速してB点で直線方向の速度が一定になる(ω/2
π×L、ただしωはボールスクリューの角速度(ラジア
ン)であり、Lはボールスクリューのリードである。)
【0009】したがって、回転方向の角速度と、直線方
向の速度はともに、A点からB点の間で、急減速または
急加速するために、これらの減速度と加速度による慣性
力や、慣性トルクが、スイングアームに作用し、このス
イングアームに振動が生じるという問題がある。つま
り、スイングアームの質量をMとし、ボールスクリュー
の軸周りの慣性モーメントをIとすると、慣性力は数式
1となり、慣性トルクは数式2となる。
【0010】
【数1】
【0011】
【数2】
【0012】そして、数式3の直線方向の加速度と数式
4の回転方向の角減速度が大きいために、数式1の慣性
力と数式2の慣性トルクは共に大きくなってしまう。
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】
【0015】したがって、このスイングアームの振動に
より、成形品の取り出し動作が不安定になり、取り出し
機もしくは取り出し装置としての設備寿命が短くなると
いう問題があった。
【0016】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に、成形品のような対象物を、より早く安定して取り出
すことができ、設備寿命を延ばせる対象物の取り出し機
を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、回転送り手段の回転により、円筒カムのカム曲
線に従って回転運動と直線運動を行うことで対象物を取
り出すためのスイング型のアームを備える取り出し機に
おいて、上記円筒カムは、上記回転運動の加減速度と、
直線運動の加減速度が共に最小になるカム曲線を備える
対象物の取り出し機により、達成される。
【0018】本発明にあっては、好ましくは前記回転送
り手段は、ボールスクリューである。また、本発明にあ
っては、好ましくは前記カム曲線は、前記円筒カムの内
面に形成された溝によりなる。さらに、前記対象物は、
好ましくは成形品である。
【0019】
【作用】上記構成によれば、回転運動の加減速度と、直
線運動の加減速度が共に最小になるカム曲線に従ってス
イングアームを回転運動と直線運動することができ、ス
イングアームに慣性力や慣性トルクが発生しない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0021】図1は、本発明の取り出し機の好ましい実
施例を示す図であり、図2は図1の取り出し機の側面図
である。図1と図2における取り出しロボットともいう
取り出し機90は、この例では射出成形機10において
成形される成形品Fを取り出すために用いられている。
【0022】まず、射出成形機10について説明する。
射出成形機10は、可動盤12と固定盤14を有してい
る。可動盤12は可動型2を備えていて、固定盤14は
固定型4を備えている。この可動盤12は、駆動手段1
30により第1方向である矢印Z方向に移動可能であ
る。
【0023】一方、固定型4には、図示しない通路が形
成されていて、この通路を通して成形しようとする材料
を、可動型2と固定型4の間のキャビティ16に注入す
ることができる。
【0024】成形品Fとしては、たとえばディスク状の
成形品であり、たとえば光ディスク、特に光磁気ディス
クのような回転型情報記録媒体として用いられる。
【0025】次に、取り出しロボット90について説明
する。図1と図2において、取り出しロボット90は、
対象物である成形品Fを着脱自在に保持する保持手段と
しての取り出しアーム100と、この取り出しアーム1
00を移動することにより成形品Fを成形機10の移動
型2から取り出すための移動手段92と、可動盤12の
位置を検出するための位置センサ60と、そして制御装
置20を備えている。
【0026】まず、取り出しアーム100について説明
する。図1と図2に示すように、この取り出しアーム1
00は、ナット50と、基部101と、延長部分102
と、そして取り出しヘッド104を備えている。
【0027】図2に示すように、この延長部分102
は、基部101に対して、所定角度傾いて形成されてい
る。延長部分102の先端部には、成形品Fを着脱可能
に保持する取り出しヘッド104を備えている。この取
り出しヘッド104は、たとえば真空吸着により成形品
Fを着脱自在に保持することができるようになってい
る。
【0028】また、基部101は、ナット50に直接固
定もしくは固着されている。このナット50は、後で説
明するボールスクリュー45に対してかみ合うようにな
っている。
【0029】次に、移動手段92について説明する。図
1と図2に示すように、移動手段92は、上述したよう
に、移動型2から成形品Fを移動し、もしくは外して別
の所に移すためのものである。移動手段92は、駆動部
110を備えている。この駆動部110を駆動すること
により、取り出しアーム100を図1の第1方向Zに沿
って直線移動し、しかも図2の第2方向Eに沿ってスイ
ングもしくは回転もしくは揺動して移動することができ
るようになっている。
【0030】移動手段92は、図1に示すように、取り
出しアーム100をZ方向(第1方向)にそって、所定
のストロークS分移動するとともに、この移動手段92
は、図2に示すように、取り出しアーム100を回転方
向E(第2方向)に所定のスイング角αだけスイング、
もしくは回転あるいは揺動することができるようになっ
ている。このスイング角αは図示例では90度(2/π
ラジアン)である。
【0031】このようにして、移動手段92は、取り出
しアーム100を第1方向Zに直線移動し、かつ第2方
向Eに回転移動することにより、成形品Fを可動型2か
ら取り出すことができるようになっている。そこで、こ
の取り出しアーム100を以下ではスイングアームとい
う。
【0032】移動手段92の駆動部110は、次のよう
な構成となっている。モータ40の出力軸41にはプー
リ42が固定されていて、このプーリ42ともう1つの
プーリ43の間にベルト44が設定されている。プーリ
43には、ボールスクリュー45が連結されていて、モ
ータ40を駆動することにより、このボールスクリュー
45を矢印R方向に回転することができる。ボールスク
リュー45の回転方向は、言い換えればボールスクリュ
ー45の左端からみて反時計方向である。
【0033】このボールスクリュー45の一端部側と他
端部側は、サポート部材46,47により支持されてい
る。図1に示すように、保持手段であるスイングアーム
100のナット50は、このボールスクリュー45に直
接かみ合っている。このボールスクリュー45は、スイ
ングアーム100とナット50を第1方向Zにそって直
線移動して案内する第1ガイド手段である。
【0034】このボールスクリュー45を、ボールスク
リュー45の左端からみて反時計方向に回転すると、取
り出しアーム100と一体となっているナット50を、
図1において左側に第1方向Zにそって移動することが
できるようになっている。また、このボールスクリュー
45をその反対方向に回転すると、取り出しアーム10
0と一体となっているナット50を、図1において右側
に第1方向Zにそって移動することができるようになっ
ている。
【0035】ナット50には、上述した取り出アーム1
00の基部101が固定されている。さらに、このナッ
ト50には支持部材52が固定されていて、この支持部
材52にはカムフォロワー54が設定されている。
【0036】円筒カム60aは、ボールスクリュー45
に平行に配置されている。円筒カム60には、カム溝6
2が形成されている。カム溝62には、カムフォロワー
54が案内されるようになっている。このカム溝62
は、図1に特に示すように、第1カム溝案内部70と第
2カム溝案内部72を有している。
【0037】第1カム溝案内部70は、図1に示すよう
に、左斜め下方向に向けて形成されている。また、第2
カム溝案内部72は、図1に示すように、水平方向もし
くはボールスクリュー45に平行な方向に形成されてい
る。これらの第1カム溝案内部70と第2カム溝案内部
72は、接続部73を介して滑らかに接続されている。
この円筒カム60とカムフォロワー54は、スイングア
ーム100とナット50を第2方向Eにそって回転移動
して案内する第2ガイド手段を構成している。
【0038】上記位置センサ60は、たとえばリニアエ
ンコーダ等の直線型の位置を検出するセンサである。つ
まり、位置センサ60は、固定型4を基準として可動型
2の位置を検出できるようになっている。
【0039】制御装置20は、可動盤12の駆動手段1
30とモータ40に接続されていて、駆動手段130と
モータ40を制御するようになっている。また、位置セ
ンサ60は、制御装置20に接続されていて、位置セン
サ60により得られる可動型2の位置情報は、制御装置
20に与えるようになっている。
【0040】次に、上記円筒カム60aについて、さら
に詳しく説明する。図4と図5を参照して、円筒カム6
0aの第1カム溝案内部70と第2カム溝案内部72お
よび接続部73が画成しているカム曲線CCVについて
説明する。
【0041】図6は、この円筒カム60aの展開図であ
り、カム曲線CCVを示しているとともに、比較のため
に従来のカム曲線SL1も合わせて示している。図6の
展開図の横軸は、スイングアーム100の直動方向(直
進方向、図1の矢印Z方向)であり、縦軸は、スイング
アーム100の回転方向である。
【0042】このカム曲線CCVの特徴は、カム曲線の
始点0点から曲線部分の終点C点までの間で、回転方向
の角減速度(後出の数式4を参照)および直進方向の加
速度(後出の数式3を参照)が、ともに最小の値をとる
ことである。つまり、カム曲線CCVは、スイングアー
ム100の運動において、回転運動が一定減速度運動で
あり、直進運動が一定加速度運動を行うようなカム曲線
になっている。
【0043】このカム曲線CCVの例では、回転方向の
初角速度は数式5となり、直進方向の初速度は数式6と
なる。
【0044】
【数5】
【0045】
【数6】
【0046】スイングアーム100の回転角度が90度
(π/2ラジアン)となるすべてのカム曲線のうちの、
図6のカム曲線CCVは数式3の加速度と数式4の角減
速度が最小となる曲線である。
【0047】数式3の加速度と数式4の角減速度が最小
となるために、慣性力や慣性トルクをともに最小にする
ことができ、スイングアーム100を高速直線運動と高
速回転運動しても、慣性力や慣性トルクによるスイング
アーム100の振動の発生を最小にすることができる。
したがって、スイングアーム100による安定した成形
品Fの取り出し動作が行える。
【0048】しかも、図6において、従来のカム曲線S
L1と本発明の実施例のカム曲線CCVを比較すると、
次のような本発明の実施例のカム曲線CCVを用いるこ
とにうより、次のようなメリットがある。
【0049】すなわち、本発明の実施例のカム曲線CC
Vでは、従来のカム曲線SL1に比べて約10mm程度
(52.91mm−42.49mm)分早く、スイング
アーム100は、回転動作を終えてB点よりも左側のC
点において直線動作に早く移行することができる。した
がって、スイングアーム100は、従来に比べてさらに
早く成形品Fの取り出し動作を行えるという特徴があ
る。
【0050】このように、本発明の実施例の図6に示す
カム曲線CCVを用いることにより、従来のカム曲線S
L1に比べて、スイングアーム100の振動を最小にし
つつさらに早く成形品を取り出すことができる。
【0051】次に、この本発明の実施例の円筒カム60
aの典型的はカム曲線CCVの導出について説明する。
なお、この導出に用いられる記号の定義と条件は、図7
の一覧表で示している。そして、図4と図5において
は、記号θ、X、L、φ、R、C2を示している。
【0052】図4に示すように、記号θは、ボールスク
リュー45のナット50の原点からの回転角(ラジアン
単位)であり、記号Xは、ボールスクリュー45のナッ
ト50の原点ORからの直線移動距離(直線移動量)で
ある。また、記号Lは、ボールスクリュー45のリード
であり、記号φはボールスクリュー45の回転角(ラジ
アン単位)である。
【0053】さらに、記号Rは円筒カム60aの半径で
あり、C1とC2は定数である。記号ωは、ボールスク
リュー45の角速度(φ=ωt)であり、記号tは時刻
である。
【0054】また、図7に示すように、図4のボールス
クリュー4の回転角φが一定速度で回転する時に、ナッ
ト50の回転角θは、一定角減速度で回転し、直線部分
で速度が零となり、図4の直線移動距離Xは、一定加速
度で移動し、直線部分から一定速度となる。
【0055】次に、このような記号の定義と条件によ
り、円筒カム60aのカム曲線CCVの導出をする。記
号θ、X、φの間には、図7に示す定義より数式7が成
り立つ。
【0056】
【数7】 φは一定速度で回転することにすれば、数式8となる。
【0057】
【数8】 したがって、数式9を得る。
【0058】
【数9】 以下に回転角θ=θ(t)を求める。t=0の時の回転
方向の初角速度を数式10とおく。
【0059】
【数10】 θ(t)は、一定減速度運動として、θ(t=T)=0
とすると、数式11を得る。
【0060】
【数11】 積分してθ(t=0)=0を使うと、数式12を得る。
【0061】
【数12】 したがって、数式13とおくと、数式14が得られる。
【0062】
【数13】
【0063】
【数14】 したがって、数式12の回転角θ(t)は数式15とな
る。
【0064】
【数15】 φ=ωtを使って回転角θ(t)をボールスリュー45
の回転角φで表すと、数式16が得られる。
【0065】
【数16】 数式16を数式7に代入して直線移動距離X(t)を求
めると、数式17になる。
【0066】
【数17】 数式16が求める回転角θ(t)(図5を参照)であ
り、数式17が求める直線移動距離X(t)(図4を参
照)である。ただし、φ=ωtを媒介変数として表現し
た式である。φ=ωtを考慮して、回転方向の角速度を
数式18に示し、回転方向の角減速度を数式19に示
す。また、φ=ωtを考慮して、直進方向の速度を数式
20に示し、直進方向の加速度を数式21に示す。
【0067】
【数18】
【0068】
【数19】
【0069】
【数20】
【0070】
【数21】
【0071】数式19の回転方向の角減速度と、数式2
1の直進方向の加速度は、ともに一定値となり、これら
の最小値である。t=0の時と、t=T=(2/π)×
(C2/C1)の時には、回転方向の初角速度は、数式
22となり、直進方向の初速度は数式23になる。そし
て、数式24の回転方向の初角速度と数式25の直進方
向の初速度が得られる。
【0072】
【数22】
【0073】
【数23】
【0074】
【数24】
【0075】
【数25】 数式24と数式25は、ボールスクリューによる直線運
動のみの時の速度L/2π×ωに滑らかに接続すること
を示している。なお、数式18の回転方向の角速度は、
図8に示されている。また、数式19の回転方向の角速
度は、図9に示されている。さらに、数式20の直線方
向の速度は、図10に示されている。そして、数式21
の直線方向の減速度は、図11に示されている。
【0076】ここで、定数C1,C2の一例を示す。定
数C2は数式26であるとすると、定数C1は、回転方
向の角度θ(t)の初速を表す定数であるが、一例とし
て、ボールスクリュー45のナット50がπ/2回転す
るためには、ボールスクリュー45が2回転プラスπ/
2回転するとすれば、数式27で表せる。
【0077】
【数26】
【0078】
【数27】
【0079】従って、回転方向の角度θ(t)は数式2
8となり、直進方向の移動距離X(t)は数式29とな
る。
【0080】
【数28】
【0081】
【数29】
【0082】動作 次に、上述した実施例における動作例を、図3のフロー
チャートに示すステップST1ないしステップST12
に基づいて説明する。まず、ステップST1おいては、
図1の可動盤12と固定盤14が閉まっている。この時
に、樹脂がキャビティに注入されて、成形品Fが成形さ
れる。
【0083】また、可動盤12と固定盤14が閉まって
いる時には、スイングアーム100は、図1と図2に示
すように、2点鎖線で示す初期位置であるポジションA
に位置している。この初期状態では、図1のカムフォロ
ワー54は、カム溝62の第1カム溝案内部70に位置
している。すなわち、カムフォロワー54は、図4の原
点(回転方向の角度θ(t)と直線方向の移動距離X
(t)の原点)に位置している。
【0084】制御装置20の指令により、駆動手段13
0が駆動されると、可動盤12が固定盤14から離れ始
める(ステップST2)。このように可動盤12が固定
盤14から離れ始めると、位置センサ60がエンコーダ
値をパルス出力する。したがって、制御装置20は、位
置センサ60から可動盤12の位置情報であるエンコー
ダ値を得る。
【0085】一方、制御装置20の指令により、駆動手
段130が駆動されるのと同時に、もしくは異なる時
に、モータ40が駆動される。このモータ40の回転力
は、2つのプーリ42,43とベルト44を介して、ボ
ールスクリュー45に伝達されて、ボールスクリュー4
5が図1の矢印R方向に回転する。そして、制御装置2
0は、位置センサ60により検出された可動型2の位置
情報から、スイングアーム100を移動したい目標位置
である目標値を算出する(ステップST3)。
【0086】この目標値に基づいて、制御装置20は、
モータ40にサーボ制御信号を与えて、目標値に対応す
る回転角だけモータ40をサーボ制御駆動する(ステッ
プST4)。このモータ40のサーボ制御駆動により、
ボールスクリュー45が図1のR方向に回転する。した
がって、スイングアーム100とナット52は、図1の
第1方向である左方向(矢印Z方向)にそって移動して
ポジションAの状態からポジションBの方向に直線運動
して進むとともに、スイングアーム100とナット52
は、図2において第2方向Eである時計方向にそって、
ポジションAの状態からポジションBの方向に回転運動
する。
【0087】この際に、カムフォロワー54は、図1の
第1カム溝案内部70から接続部73を経て第2カム溝
案内部72に移動する。つまり、図1においては、カム
フォロワー54は右上から左下方向へ移動する。カムフ
ォロワー54は、接続部73を経て第2カム溝案内部7
2に入ったのちは、スイングアーム100とナット50
は、スイング運動もしくは回転運動はせず、図1の第1
方向である左方向(矢印Z方向)に直線運動するのみで
あり、スイングアーム100とナット50は、図1のポ
ジションCに直線移動する。つまり、スイングアーム1
00は、回転方向の加減速度と直線方向の加減速度が共
に最小となるように、図6のカム曲線CCVに従って運
動する。
【0088】このあと、取り出しヘッド104は、図1
に示すように可動型2へ接近し、スイングヘッド104
が成形品Fに接触すると(ステップST5)、図示しな
いエジェクトピンが動作して成形品Fを可動型2から排
出する(ステップST6)。そうでなく、スイングヘッ
ド104が成形品Fが到着していない場合には、ステッ
プST3に戻る。この排出された成形品Fは、スイング
ヘッド104側に吸着して保持される(ステップST
7)。
【0089】成形品Fがスイングヘッド104側に吸着
して保持されたことが確認されると、制御装置20は、
駆動手段130に信号を与えて、可動盤12を固定盤1
4側に移動して成形機10を閉じ始める(ステップST
8)。可動盤12が固定盤14側に移動して成形機10
が閉じ始めると、位置センサ60からエンコーダ値であ
る可動盤12の位置情報が制御装置20に与えられる。
【0090】制御装置20は、この位置情報から、スイ
ングアーム104とナット50を移動したい目標位置に
対応する目標値を算出する(ステップST9)。そし
て、制御装置20は、駆動手段130にサーボ位置制御
信号を与えて、モータ40をサーボ位置制御(ステップ
ST10)する。
【0091】このサーボ位置制御信号によりモータ40
が逆回転されると、スイングアーム100とナット50
は、上述したのとは逆の順序をたどる。すなわち、図1
のカムフォロワー54は、第2カム溝案内部72から接
続部73を経て第1カム溝案内部70に移動する。つま
り、図1においては、カムフォロワー54は左下から右
上方向へ移動する。
【0092】カムフォロワー54が第2カム溝案内部7
2により案内されている間は、取り出しアーム100
は、図1の右方向にのみ直線運動して移動し、スイング
運動もしくは回転運動はしない。
【0093】カムフォロワー54が第2カム溝案内部7
2に案内されると、スイングアーム100は、さらに図
1の右方向に移動するとともに、図1と図2のポジショ
ンBからポジションAの方向に回転動作を行う。これに
より、スイングアーム100の取り出しヘッド104
は、成形品Fを保持したままで、可動型2と固定型4の
間から出て、取り出しアーム100がポジションAに到
着する。つまり、スイングアーム100は、回転方向の
加減速度と直線方向の加減速度が共に最小となるよう
に、図6のカム曲線CCVに従って運動する。
【0094】成形機10の可動盤12が閉じたら(ステ
ップST11)、成形品Fを取り出しアーム100から
排出して(ステップST12)、一連の取り出し動作が
終了する。
【0095】なお、本発明の実施例では、いわゆるスイ
ングアーム100を直接ボールスクリューもしくはボー
ルネジ45に螺合するナット50に固着している。この
ために、カムフォロワー54がカム溝案内部70に対し
て加える力の方向(以下圧力角という)は、従来のよう
に第1の方向Zばかりでなく、ボールスクリュー50の
回動方向Rに係わる力の合力になっているので、この回
動方向Rに係わる力の成分がカムフォロワー54の進行
方向と一致している限り、第1方向Zの移動が微小量で
あっても、取り出しアーム100のスイングを大きく振
るようにすることができる。
【0096】したがって、回動方向Rに係わる力の成分
をカムフォロワー54の進行方向と一致させるために
は、スイングアーム100が、矢印R方向の回動動作
と、矢印Z方向の直線動作を重複する部分に注目して、
取り出しアーム100の回転方向Rを、ボールスクリュ
ーもしくはボールネジ50の螺旋溝の螺旋回転進行(以
下、旋回という)の方向に合わせればよい。
【0097】具体的には、直線進行方向Zに対してスイ
ングアーム100を右回動させる場合には、ボールスク
リューもしくはボールネジ45の螺状溝を右旋回方向に
形成し、直線進行方向Zに対してアーム100を左回動
させる場合には、ボールスクリューもしくはボールネジ
45の螺状溝を左旋回方向にすればよい。
【0098】成形機が型開き動作を開始した後に、スイ
ングヘッドは、早期に可動型と固定型の間に入り込み、
その後可動型の直線運動に追従する動作をすることがで
きる。そして、型開き動作中でも、成形品の取り出し動
作ができ、射出成形のサイクルの中の取り出し時間を短
くすることができ、生産能力が増大する。1本のボール
スクリューで回転運動と直進運動の動力を得ることがで
きるために、構造がシンプルで信頼性が高い。
【0099】従来の方式では、円筒カムとカムフォロワ
ーにおける圧力角の問題があるために、型開きの早期に
スイングヘッドを型内に入り込ませるようなカムとする
ことが難しい。これに対して、本発明の実施例では、非
常に早期にスイングヘッドを型内に入り込ませることが
できる。
【0100】上述したように、円筒カムとカムフォロワ
ーにおける圧力角が小さくて圧力角の制約がなく、第1
方向の移動が微小量であっても、取り出しアームのスイ
ングを大きく振るようにすることができるので、取り出
しアームのスイングをする直動区間を短くとることがで
きるからである。
【0101】以上説明したように、本発明の実施例のス
イング型の取り出し機もしくは取り出し装置では、ボー
ルスクリューとナットおよび円筒カムを主要構成部品と
して、ボールスクリューの回転から回転運動と直進運動
の両運動を得ることにより、高速に取り出し動作を行う
ことができる。そして、この取り出し機では、回転方向
の加減速度と直進方向の加減速度が共に最小になるよう
に円筒カムを用いている。
【0102】つまり、回転運動と直線運動を同時に行う
スイング型の取り出し機のスイングアームの運動では、
円筒カムのカム曲線に従って、回転運動は一定角減速度
運動であり、直進運動は一定加速度運動を行うようにな
っている。
【0103】これにより、慣性力と慣性トルクを共に最
小にできるために、スイングアームが高速動作をして
も、スイングアームの振動が発生せず、安定した成形品
の取り出し動作が可能である。また、本発明の実施例の
カム曲線を用いると、従来のカム曲線と比較して、約1
0mm程度早く直線動作に移行しているために、早く成
形品の取り出し動作を行える。
【0104】ところで、本発明は上記実施例に限定され
ない。たとえば、本発明は、対象物としては、成形品に
限らず、他の分野の物を取り出すのに適用することがで
きる。回転送り手段は、ボールスクリューもしくはボー
ルネジに限らず、他のものを適用することができる。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、成
形品のような対象物を、より早く安定して取り出すこと
ができ、設備寿命を延ばせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの好適な実施例と成形機を示
す図。
【図2】図1の成形機とロボットの側面図。
【図3】図1と図2の実施例における動作例を示すフロ
ー図。
【図4】本発明の実施例における円筒カムやボールスク
リュー等を示す図。
【図5】図4の円筒カムやボールスクリュー等の側面
図。
【図6】本発明の実施例における好ましいカム曲線と従
来のカム曲線を比較して示す図。
【図7】本発明の実施例における各記号と定義を示す
図。
【図8】カム曲線を導出する際の回転方向の角速度を示
す図。
【図9】カム曲線を導出する際の回転方向の減速度を示
す図。
【図10】カム曲線を導出する際の直線方向の速度を示
す図。
【図11】カム曲線を導出する際の直線方向の加速度を
示す図。
【図12】従来のカム曲線を示す図。
【符号の説明】
2 可動型 4 固定型 20 制御装置 40 モータ 45 ボールスクリュー(第1のガイド手段) 54 カムフォロワー(第2のガイド手段) 60 位置センサ 60a 円筒カム(第2のガイド手段) 62 ガイド溝 90 取り出しロボット 92 移動手段 100 取り出しアーム 104 取り出しヘッド 130 駆動手段 F 成形品(対象物) A,B ポジション CCV カム曲線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転送り手段の回転により、円筒カムの
    カム曲線に従って回転運動と直線運動を行うことで対象
    物を取り出すためのスイング型のアームを備える取り出
    し機において、 上記円筒カムは、上記回転運動の加減速度と、直線運動
    の加減速度が共に最小になるカム曲線を備えることを特
    徴とする対象物の取り出し機。
  2. 【請求項2】 前記回転送り手段は、ボールスクリュー
    である請求項1に記載の対象物の取り出し機。
  3. 【請求項3】 前記カム曲線は、前記円筒カムの内面に
    形成された溝によりなる請求項1に記載の対象物の取り
    出し機。
  4. 【請求項4】 前記対象物は、成形品である請求項1に
    記載の対象物の取り出し機。
JP28437193A 1993-10-19 1993-10-19 対象物の取り出し機 Pending JPH07112461A (ja)

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