JPH0724752A - 対象物の取り出し方法と取り出しロボット - Google Patents

対象物の取り出し方法と取り出しロボット

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JPH0724752A
JPH0724752A JP19509793A JP19509793A JPH0724752A JP H0724752 A JPH0724752 A JP H0724752A JP 19509793 A JP19509793 A JP 19509793A JP 19509793 A JP19509793 A JP 19509793A JP H0724752 A JPH0724752 A JP H0724752A
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JP
Japan
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take
moving
arm
ball screw
cam
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JP19509793A
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English (en)
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Morio Tominaga
守雄 富永
Akira Kimura
明 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡単化して軽量化することができ、成
形品のような対象物を、短い時間でハンドリングするこ
とができる対象物の取り出し方法と取り出しロボットを
提供すること。 【構成】 移動体2にある対象物Fを保持する保持手段
100を第1方向Zのガイド手段45に対してかみ合わ
せて設定して、移動体2の動作に関連して第1方向Zの
ガイド手段45を回転することにより、保持手段100
を第1方向Zに直線移動するとともに、保持手段100
を、第1方向Zのガイド手段45の回転にともない第2
方向Eに回転移動することにより、対象物Fを移動体2
から取り出す対象物の取り出し方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物を移動体から移
動するロボットに関し、特にたとえば成形機の移動型の
ような金型から、成形品等の対象物を取り出すのに用い
て最適な、対象物の取り出し方法と取り出しロボットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機は、たとえば移動型と
固定型を備える。この移動型と固定型の間で成形された
成形品は、移動型が固定型から離れる時に、ロボットで
ある取り出し機により、移動型から取り出すようになっ
ている。
【0003】具体的には、この種の取り出し機は、成形
品を着脱自在に保持するスイング式のアームを備えてい
る。このスイング式のアームは、移動型を固定型から離
して成形品を取り出す際にある方向にスイングもしくは
回転して、これらの移動型と固定型の間に進入して成形
品を保持し、そして逆方向にスイングして成形品を移動
型と固定型の間から取り出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような取り出し機
は、次のような方式のものがあるが、それぞれ問題を含
んでいる。 (1)スイング式のアームが、可動型に設置されている
方式のものでは、スイング式のアームの重量がこの可動
型の重量に加算されるので、成形品を取り出す際に、可
動型の高速移動ができない。また、重量が重いことか
ら、成形機の可動型の停止精度が悪く、製品の寸法精度
に悪影響を及ぼし、しかも成形機の寿命が短い。
【0005】(2)スイング式のアームが、可動型に固
定されている方式のもの(マーチン方式)では、スイン
グ式のアーム200は、図4の矢印Rで示すように、ス
イングされる。このスイングは、図5に示す円筒カム2
40のカム溝250により案内することにより行われ
る。
【0006】この種のスイング式のアームが、可動型に
固定されている方式では、移動型に付加される全付加重
量Wtは、数式1で表せる。
【0007】
【数1】
【0008】数式1において、Weは、図4に示すスイ
ング式のアーム200が、スイングしたときの等価重量
を示している。また、W1はスイング式のアーム200
の成形品の保持部210の重量を示し、W2はスイング
式のアーム200の基部220の重量を示している。
【0009】マーチン方式でのスイングによる上記スイ
ング式のアーム200の等価重量Weは、次のようにし
て求まる。まず、慣性モーメントIは、数式2により求
まる。
【0010】
【数2】
【0011】数式2において、l1はアーム200の長
さであり、d1は基部220の直径である。次に、運動
エネルギーTは数式3により求まる。
【0012】
【数3】
【0013】数式3において、図5に示すように、円筒
カム240のカム関数θ=f(x)の関係がある。
【0014】また、Meは、直線運動に換算したスイン
グ式のアーム200の質量を表している。直線運動に換
算したスイング式のアーム200の質量Meは、数式4
で表せる。
【0015】
【数4】
【0016】これにより、スイングしたときの等価重量
Weは、数式5で表せる。数式5において、θ1は図5
に示す円筒カム240のカム溝250のカム案内角を示
している。このカム案内角θ1は90度である。
【0017】
【数5】
【0018】この求めた等価重量Weを含む、移動型に
付加される全付加重量Wtは、既に述べた数式1で得ら
れる。この(2)の方式のものでは、上述したようにス
イング動作により、可動型に付加されたと等価な付加重
量があり、(1)の方式のものと同様に可動型の高速移
動ができない等の問題がある。
【0019】(3)さらに、図6ないし図8に示す方式
では、スイング式のアーム270のフランジ290が、
ベアリング300を介して、ナット310に対して回転
可能に支持されている。つまり、スイング式のアーム2
70のフランジ290は、ナット310に対して、ベア
リング300を介して、間接的に設定されている。
【0020】このナット310は、ボールスクリュー3
15にかみ合っていて、モータ320を駆動することに
よりボールスクリュー315を回転してナット310を
移動することができるようになっている。
【0021】このナット310が移動するときに、フラ
ンジ290のカムフォロワー330は、図8に示す円筒
カム340のカム溝350に沿って案内されるようにな
っていて、スイング式のアーム270がスイングでき
る。また、ナット310はスライダ380に固定されて
いて、このスライダ380はスライダガイド390によ
りガイドされる。このスライダ380とスライダガイド
390により、ナット310はボールスクリュー315
の回転に関わらず、常に一定の角度を保つように構成さ
れている。
【0022】したがって、カムフォロアー330がカム
溝350に沿って案内されることにより、スイングアー
ム270は、図6に示すように、スイングされ、スイン
グアーム270の取り出しヘッド370が、移動型36
0から成形品を外に運び出すようになっている。
【0023】この方式のものでは、成形品を取り出す時
間を短縮するために、取り出しヘッド370が、可動型
360を開いて移動中に、早期に可動型と固定型の間に
入れたい。しかし、この方式のものでは、円筒カム34
0からカムフォロワー330への圧力角が小さくなるた
めに、取り出しヘッド370の回転速度を上げることが
できず、あまり早期に可動型と固定型の間に入れること
ができない。
【0024】また、ベアリングを必要とするために、構
造が大型で複雑であり、軽量化することができず、短い
時間で成形品をハンドリングすることができない。
【0025】本発明は上記問題を解決するために、構造
を簡単化して軽量化することができ、成形品のような対
象物を、短い時間でハンドリングすることができる対象
物の取り出し方法と取り出しロボットを提供することを
目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、移動体にある対象物を、上記移動体から取り出
す取り出し方法であり、上記移動体にある対象物を保持
する保持手段を第1方向のガイド手段に対してかみ合わ
せて設定して、上記移動体の動作に関連して上記第1方
向のガイド手段を回転することにより、上記保持手段を
上記第1方向に直線移動するとともに、上記保持手段
を、上記第1方向のガイド手段の回転にともない第2方
向に回転移動することにより、上記対象物を上記移動体
から取り出す対象物の取り出し方法により、達成され
る。
【0027】また、この目的は、本発明にあっては、好
ましくは対象物を備える移動可能な移動体から、上記対
象物を取り出すロボットであり、上記移動体にある対象
物を保持する保持手段と、上記保持手段を移動すること
により上記対象物を上記移動体から取り出すための移動
手段と、を備え、 上記移動手段は、上記保持手段がか
み合わせて設定され、上記移動体の動作に関連して回転
することにより、上記保持手段を上記第1方向に直線移
動する第1のガイド手段と、上記保持手段を、上記第1
方向のガイド手段の回転にともない第2方向に回転移動
する第2のガイド手段と、を備える取り出しロボットに
より、達成される。
【0028】また、本発明にあっては、好ましくは前記
第1のガイド手段は、ボールスクリューであり、前記保
持手段はナットを有し、このボールスクリューとナット
がかみ合っている。さらに、本発明にあっては、好まし
くは前記第2のガイド手段は、カムとそのカムにかみ合
うカムフォロワーである。そして、本発明にあっては、
好ましくは前記移動体は、成形機の可動型である。
【0029】
【作用】上記構成によれば、移動体にある対象物を保持
する保持手段を、第1方向のガイド手段に対して、直接
的にかみ合わせて設定している。したがって、ベアリン
グを介することなく、移動体の動作に関連して第1方向
のガイド手段を回転することにより、保持手段を第1方
向に直線移動するとともに、保持手段を、第1方向のガ
イド手段の回転にともない第2方向に回転移動して、上
記対象物を上記移動体から取り出す。
【0030】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0031】図1は、本発明の取り出しロボットの好ま
しい実施例を示す図であり、図2は図1の取り出しロボ
ットの側面図である。図1と図2における取り出しロボ
ット290は、この例では射出成形機10において成形
される成形品Fを取り出すために用いられている。
【0032】まず射出成形機10について説明する。射
出成形機10は、可動盤12と固定盤14を有してい
る。可動盤12は可動型2を備えていて、固定盤14は
固定型4を備えている。この可動盤12は、駆動手段1
30により第1方向である矢印Z方向に移動可能であ
る。
【0033】一方、固定型4には、図示しない通路が形
成されていて、この通路を通して成形しようとする材料
を、可動型2と固定型4の間のキャビティ16に注入す
ることができる。
【0034】成形品Fとしては、たとえばディスク状の
成形品であり、たとえば光ディスク、光磁気ディスクの
ような回転型情報記録媒体として用いられる。
【0035】次に、取り出しロボット90について説明
する。図1と図2において、取り出しロボット90は、
対象物である成形品Fを着脱自在に保持する保持手段と
しての取り出しアーム100と、この取り出しアーム1
00を移動することにより成形品Fを成形機10の移動
型2から取り出すための移動手段92と、可動盤12の
位置を検出するための位置センサ60と、そして制御装
置20を備えている。
【0036】まず、取り出しアーム100について説明
する。図1と図2に示すように、この取り出しアーム1
00は、ナット50と、基部101と、延長部分102
と、そして取り出しヘッド104を備えている。
【0037】図2に示すように、この延長部分102
は、基部101に対して、所定角度傾いて形成されてい
る。延長部分102の先端部には、成形品Fを着脱可能
に保持する取り出しヘッド104を備えている。この取
り出しヘッド104は、たとえば真空吸着により成形品
Fを着脱自在に保持することができるようになってい
る。
【0038】また、基部101は、ナット50に直接固
定もしくは固着されている。このナット50は、後で説
明するボールスクリュー45に対してかみ合うようにな
っている。
【0039】次に、移動手段92について説明する。図
1と図2に示すように、移動手段92は、上述したよう
に、移動型2から成形品Fを移動し、もしくは外して別
の所に移すためのものである。移動手段92は、駆動部
110を備えている。この駆動部110を駆動すること
により、取り出しアーム100を第1方向Zに沿って直
線移動し、しかも第2方向Eに沿ってスイングもしくは
回転もしくは揺動して移動することができるようになっ
ている。
【0040】移動手段92は、図1に示すように、取り
出しアーム100をZ方向(第1方向)にそって、所定
のストロークS分移動するとともに、この移動手段92
は、図2に示すように、取り出しアーム100を回転方
向E(第2方向)に所定のスイング角αだけスイング、
もしくは回転あるいは揺動することができるようになっ
ている。
【0041】このようにして、移動手段92は、取り出
しアーム100を第1方向Zに直線移動し、かつ第2方
向Eに回転移動することにより、成形品Fを可動型2か
ら取り出すことができるようになっている。
【0042】移動手段92の駆動部110は、次のよう
な構成となっている。モータ40の出力軸41にはプー
リ42が固定されていて、このプーリ42ともう1つの
プーリ43の間にベルト44が設定されている。プーリ
43には、ボールスクリュー45が連結されていて、モ
ータ40を駆動することにより、このボールスクリュー
45を矢印R方向に回転することができる。ボールスク
リュー45の回転方向は、言い換えればボールスクリュ
ー45の左端からみて反時計方向である。
【0043】このボールスクリュー45の一端部側と他
端部側は、サポート部材46,47により支持されてい
る。図1に示すように、保持手段である取り出しアーム
100のナット50は、このボールスクリュー45に直
接かみ合っている。このボールスクリュー45は、取り
出しアーム100とナット50を第1方向Zにそって直
線移動して案内する第1ガイド手段である。
【0044】このボールスクリュー45を、ボールスク
リュー45の左端からみて反時計方向に回転すると、取
り出しアーム100と一体となっているナット50を、
図1において左側に第1方向Zにそって移動することが
できるようになっている。
【0045】ナット50には、上述した取り出アーム1
00の基部101が固定されている。さらに、このナッ
ト50には支持部材52が固定されていて、この支持部
材52にはカムフォロワー54が設定されている。
【0046】円筒カム60aは、ボールスクリュー45
に平行に配置されている。円筒カム60には、カム溝6
2が形成されている。カム溝62には、カムフォロワー
54が案内されるようになっている。このカム溝62
は、図1に特に示すように、第1カム溝案内部70と第
2カム溝案内部72を有している。
【0047】第1カム溝案内部70は、図1に示すよう
に、左斜め下方向に向けて形成されている。また、第2
カム溝案内部72は、図1に示すように、水平方向もし
くはボールスクリュー45に平行な方向に形成されてい
る。これらの第1カム溝案内部70と第2カム溝案内部
72は、滑らかに接続されている。この円筒カム60と
カムフォロワー54は、取り出しアーム100とナット
50を第2方向Eにそって回転移動して案内する第2ガ
イド手段を構成している。
【0048】上記位置センサ60は、たとえばリニアエ
ンコーダ等の直線型の位置を検出するセンサである。つ
まり、位置センサ60は、固定型4を基準として可動型
2の位置を検出できるようになっている。
【0049】制御装置20は、可動盤12の駆動手段1
30とモータ40に接続されていて、駆動手段130と
モータ40を制御するようになっている。また、位置セ
ンサ60は、制御装置20に接続されていて、位置セン
サ60により得られる可動型2の位置情報は、制御装置
20に与えるようになっている。
【0050】動作 次に、上述した実施例における動作例を、図3のフロー
チャートに示すステップST1ないしステップST12
に基づいて説明する。まず、ステップST1おいては、
図1の可動盤12と固定盤14が閉まっている。この時
に、樹脂がキャビティに注入されて、成形品Fが成形さ
れる。
【0051】また、可動盤12と固定盤14が閉まって
いる時には、取り出しアーム100は、図1と図2に示
すように、2点鎖線で示す初期位置であるポジションA
に位置している。この初期状態では、図1のカムフォロ
ワー54は、カム溝62の第1カム溝案内部70に位置
している。
【0052】制御装置20の指令により、駆動手段13
0が駆動されると、可動盤12が固定盤14から離れ始
める(ステップST2)。このように可動盤12が固定
盤14から離れ始めると、位置センサ60がエンコーダ
値をパルス出力する。したがって、制御装置20は、位
置センサ60から可動盤12の位置情報であるエンコー
ダ値を得る。
【0053】一方、制御装置20の指令により、駆動手
段130が駆動されるのと同時もしくは異なる時に、モ
ータ40が駆動されて、モータ40の回転力は、2つの
プーリ42,43とベルト44を介して、ボールスクリ
ュー45に伝達されて、ボールスクリュー45が図1の
矢印R方向に回転する。そして、制御装置20は、位置
センサ60により検出された可動型2に位置情報から、
取り出しアーム100を移動したい目標位置である目標
値を算出する(ステップST3)。
【0054】この目標値に基づいて、制御装置20は、
モータ40にサーボ制御信号を与えて、目標値に対応す
る回転角だけモータ40をサーボ制御駆動する(ステッ
プST4)。このモータ40のサーボ制御駆動により、
ボールスクリュー45が図1のR方向に回転する。した
がって、取り出しアーム100とナット52は、図1の
第1方向である左方向(矢印Z方向)にそって移動して
ポジションAの状態からポジションBの方向に進むとと
もに、取り出しアーム100とナット52は、図2にお
いて第2方向Eである時計方向にそって、ポジションA
の状態からポジションBの方向に回転する。
【0055】この際に、カムフォロワー54は、図1の
第1カム溝案内部70から接続部73を経て第2カム溝
案内部72に移動する。つまり、図1においては、カム
フォロワー54は右上から左下方向へ移動する。カムフ
ォロワー54は、接続部73を経て第2カム溝案内部7
2に入ったのちは、取り出しアーム100とナット50
は、スイングもしくは回転せず、図1の第1方向である
左方向(矢印Z方向)に移動するのみであり、取り出し
アーム100とナット50は、図1のポジションCに移
動する。
【0056】このあと、取り出しヘッド104は、図1
に示すように可動型2へ接近し、取り出しヘッド104
が成形品Fに接触すると(ステップST5)、図示しな
いエジェクトピンが動作して成形品Fを可動型2から排
出する(ステップST6)。そうでなく、取り出しヘッ
ド104が成形品Fが到着していない場合には、ステッ
プST3に戻る。この排出された成形品Fは、取り出し
ヘッド104側に吸着して保持される(ステップST
7)。
【0057】成形品Fが取り出しヘッド104側に吸着
して保持されたことが確認されると、制御装置20は、
駆動手段130に信号を与えて、可動盤12を固定盤1
4側に移動して成形機10を閉じ始める(ステップST
8)。可動盤12が固定盤14側に移動して成形機10
が閉じ始めると、位置センサ60からエンコーダ値であ
る可動盤12の位置情報が制御装置20に与えられる。
【0058】制御装置20は、この位置情報から、取り
付けアーム104とナット50を移動したい目標位置に
対応する目標値を算出する(ステップST9)。そし
て、制御装置20は、駆動手段130にサーボ位置制御
信号を与えて、モータ40をサーボ位置制御(ステップ
ST10)する。
【0059】このサーボ位置制御信号によりモータ40
が逆回転されると、取り出しアーム100とナット50
は、上述したのとは逆の順序をたどる。すなわち、図1
のカムフォロワー54は、第2カム溝案内部72から接
続部73を経て第1カム溝案内部70に移動する。つま
り、図1においては、カムフォロワー54は左下から右
上方向へ移動する。
【0060】カムフォロワー54が第2カム溝案内部7
2により案内されている間は、取り出しアーム100
は、図1の右方向にのみ移動し、スイングもしくは回転
はしない。
【0061】カムフォロワー54が第2カム溝案内部7
2に案内されると、取り出しアーム100は、さらに図
1の右方向に移動するとともに、図1と図2のポジショ
ンBからポジションAの方向に回転動作を行う。これに
より、取り出しアーム100の取り出しヘッド104
は、成形品Fを保持したままで、可動型2と固定型4の
間から出て、取り出しアーム100がポジションAに到
着する。
【0062】成形機10の可動盤12が閉じたら(ステ
ップST11)、成形品Fを取り出しアーム100から
排出して(ステップST12)、一連の取り出し動作が
終了する。
【0063】このように、本発明の実施例では、いわゆ
る取り出しアーム100を直接ボールスクリューもしく
はボールネジ45に螺合するナット50に固着してい
る。このために、カムフォロワー54がカム溝案内部7
0に対して加える力の方向(以下圧力角という)は、従
来のように第1の方向Zばかりでなく、ボールスクリュ
ー50の回動方向Rに係わる力の合力になっているの
で、この回動方向Rに係わる力の成分がカムフォロワー
54の進行方向と一致している限り、第1方向Zの移動
が微小量であっても、取り出しアーム100のスイング
を大きく振るようにすることができる。
【0064】したがって、回動方向Rに係わる力の成分
をカムフォロワー54の進行方向と一致させるために
は、取り出しアーム100が、矢印R方向の回動動作
と、矢印Z方向の直線動作を重複する部分に注目して、
取り出しアーム100の回転方向Rを、ボールスクリュ
ーもしくはボールネジ50の螺旋溝の螺旋回転進行(以
下、旋回という)の方向に合わせればよい。具体的に
は、直線進行方向Zに対してアーム100を右回動させ
る場合には、ボールスクリューもしくはボールネジ45
の螺状溝を右旋回方向に形成し、直線進行方向Zに対し
てアーム100を左回動させる場合には、ボールスクリ
ューもしくはボールネジ45の螺状溝を左旋回方向にす
ればよい。
【0065】成形機が型開き動作を開始した後に、取り
出しヘッドは、早期に可動型と固定型の間に入り込み、
その後可動型の直線運動に追従する動作をすることがで
きる。そして、型開き動作中でも、成形品の取り出し動
作ができ、射出成形のサイクルの中の取り出し時間を短
くすることができ、生産能力が増大する。1本のボール
スクリューで回転運動と直進運動の動力を得ることがで
きるために、構造がシンプルで信頼性が高い。
【0066】従来の方式では、円筒カムとカムフォロワ
ーにおける圧力角の問題があるために、型開きの早期に
取り出しヘッドを型内に入り込ませるようなカムとする
ことが難しい。これに対して、本発明の実施例では、非
常に早期に取り出しヘッドを型内に入り込ませることが
できる。上述したように、円筒カムとカムフォロワーに
おける圧力角が小さくて圧力角の制約がなく、第1方向
の移動が微小量であっても、取り出しアームのスイング
を大きく振るようにすることができるので、取り出しア
ームのスイングをする直動区間を短くとることができる
からである。
【0067】また、図6ないし図8で示した従来例のよ
うに、ベアリングを必要とせず、しかもボールスクリュ
ーの回転に関わらずナットを常に一定の角度に保つよう
にするためのスライダとそのスライダガイドを必要とし
ない。したがって、その分取り出しロボットの構造を簡
単化でき、軽量化と小型化が図れる。
【0068】ところで、本発明は上記実施例に限定され
ない。たとえば、本発明は、対象物としては、成形品に
限らず、他の分野の物を取り出すのに適用することがで
きる。第1のガイド手段は、ボールスクリューもしくは
ボールネジに限らず、他のものを適用することができ
る。また、第2のガイド手段を構成している円筒カムの
カム溝の形状は任意に設定することができる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来必要であったベアリングを用いる必要がなく、構造を
簡単化して軽量化することができ、成形品のような対象
物を、短い時間でハンドリングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの好適な実施例と成形機を示
す図。
【図2】図1の成形機とロボットの側面図。
【図3】図1と図2の実施例における動作例を示すフロ
ー図。
【図4】従来のロボットを示す図。
【図5】図4の従来例に用いられるカムの形状を示す
図。
【図6】別の従来のロボットを示す側面図。
【図7】図6の従来のロボットの正面図。
【図8】図6の従来のロボットにおけるカムの形状を示
す図。
【符号の説明】
2 可動型 4 固定型 10 成形機 12 可動盤 14 固定盤 16 キャビティー 20 制御装置 40 モータ 45 ボールスクリュー(第1のガイド手段) 54 カムフォロワー(第2のガイド手段) 60 位置センサ 60a 円筒カム(第2のガイド手段) 62 ガイド溝 90 取り出しロボット 92 移動手段 100 取り出しアーム 104 取り出しヘッド 130 駆動手段 F 成形品(対象物) A,B ポジション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体にある対象物を、上記移動体から
    取り出す取り出し方法であり、 上記移動体にある対象物を保持する保持手段を第1方向
    のガイド手段に対してかみ合わせて設定して、上記移動
    体の動作に関連して上記第1方向のガイド手段を回転す
    ることにより、上記保持手段を上記第1方向に直線移動
    するとともに、 上記保持手段を、上記第1方向のガイド手段の回転にと
    もない第2方向に回転移動することにより、上記対象物
    を上記移動体から取り出すことを特徴とする、対象物の
    取り出し方法。
  2. 【請求項2】 対象物を備える移動可能な移動体から、
    上記対象物を取り出すロボットであり、 上記移動体にある対象物を保持する保持手段と、 上記保持手段を移動することにより上記対象物を上記移
    動体から取り出すための移動手段と、を備え、 上記移動手段は、 上記保持手段がかみ合わせて設定され、上記移動体の動
    作に関連して回転することにより、上記保持手段を上記
    第1方向に直線移動する第1のガイド手段と、 上記保持手段を、上記第1方向のガイド手段の回転にと
    もない第2方向に回転移動する第2のガイド手段と、を
    備えることを特徴とする、対象物の取り出しロボット。
  3. 【請求項3】 前記第1のガイド手段は、ボールスクリ
    ューであり、前記保持手段はナットを有し、このボール
    スクリューとナットがかみ合っている、請求項2に記載
    の、対象物の取り出しロボット。
  4. 【請求項4】 前記第2のガイド手段は、カムとそのカ
    ムにかみ合うカムフォロワーである、請求項2に記載
    の、対象物の取り出しロボット。
  5. 【請求項5】 前記移動体は、成形機の可動型である、
    請求項2ないし4のいずれかに記載の、対象物の取り出
    しロボット。
JP19509793A 1993-05-10 1993-07-12 対象物の取り出し方法と取り出しロボット Pending JPH0724752A (ja)

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US08/234,949 US5513970A (en) 1993-05-10 1994-04-28 Robot for ejection of an object from between two bodies
MYPI94001145A MY110973A (en) 1993-05-10 1994-05-07 Robot
TW083104176A TW252943B (ja) 1993-05-10 1994-05-09
DE69421112T DE69421112T2 (de) 1993-05-10 1994-05-10 Roboter
EP94401036A EP0624448B1 (en) 1993-05-10 1994-05-10 Robot

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0882560A3 (en) * 1997-06-05 1999-04-07 Johnson & Johnson Vision Products, Inc. Method for rapid robotic handling of small mold parts

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