JPH07112483A - 真空積層成形方法及び装置 - Google Patents

真空積層成形方法及び装置

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JPH07112483A
JPH07112483A JP5262566A JP26256693A JPH07112483A JP H07112483 A JPH07112483 A JP H07112483A JP 5262566 A JP5262566 A JP 5262566A JP 26256693 A JP26256693 A JP 26256693A JP H07112483 A JPH07112483 A JP H07112483A
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JP
Japan
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decorative sheet
chamber
base material
peripheral wall
laminated
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JP5262566A
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English (en)
Inventor
Noboru Araki
荒木  登
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧シートを積層すべき基材が大きく湾曲し
ているものや高さもしくは深さの大なる外形を持つ立体
成形品であっても、柄伸びや破断等の成形不良を生じさ
せることなく化粧シートを基材に適正に接着積層できる
真空積層成形方法及び装置を提供すること。 【構成】 化粧シートSを基材Wに対向配置する際に、
該化粧シートSを延伸させることなく前記基材Wの断面
外形に相似させるようにアーチ状にその形を整え、この
形を整えられた状態の化粧シートSにより第1のチャン
バー20と第2のチャンバー30とを気密的に区画する
ようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵柄模様等が施された
化粧シートを基材(成形品)の外表面に接着積層するた
めの真空積層成形方法及び装置に係り、特に、半円筒状
曲面を持つパネルや箱型状のTVキャビネットのように
大きく湾曲しているものや高さもしくは深さの大なる外
形を持つ立体成形品に化粧シートを沿わせて接着積層す
るのに好適な真空積層成形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】木目模様等が施された熱可塑性の合成樹
脂製の化粧シートを基材の外表面に接着積層するにあた
っては、従来、図7及び図8に示される如くの真空積層
成形(OVL)装置が用いられている。図示例の真空積
層成形装置60は、例えば、特開平4−288214号
公報等に所載のものと同様に、下側チャンバー70と上
側チャンバー80とを備えている。下側チャンバー70
は、積層すべき化粧シートSの周縁部が載せられる対接
周壁部71と化粧シートSが積層される基材Wを保持す
るための治具74が固定された置台75を受ける底壁7
2とを有する、上面が開口した角箱形状とされている。
また、上側チャンバー80は、前記下側チャンバーの対
接周壁部71の上面に前記化粧シートSの周縁部を介し
て対接せしめられる対接周壁部81と幾つかのヒーター
85が固定された天壁82とを有する、下面が開口した
角箱形状とされている。なお、上記置台75には化粧シ
ートSを基材W側に吸引するための多数の吸引孔が開穿
されている。
【0003】かかる装置60においては、下側チャンバ
ー70内の治具74に基材Wを取り付け、化粧シートS
を水平面上に展開して下側チャンバー70の上面開口を
覆うように対接周壁部71上に載せてその周縁部を適宜
の手段で固定したもとで、下側チャンバー70と上側チ
ャンバー80とを、間に化粧シートSを挟むように閉じ
合わせて、化粧シートSにより下側チャンバー70と上
側チャンバー80とを気密的に区画し、次いで、ヒータ
ー85により化粧シートSを加熱軟化させるとともに、
下側チャンバー70内と上側チャンバー80内とを真空
吸引により均等に減圧し(図7)、続いて、基材Wを前
記置台75、治具74と共に上昇させて上側チャンバー
80内に押し込む(図8)。
【0004】それにより、化粧シートSが基材Wの外表
面に沿うように引き延ばされて上側チャンバー80内に
入り込む。その後は、上側チャンバー80に対する真空
吸引を停止し、それに代えて圧空供給を行って上側チャ
ンバー80内を加圧するとともに、下側チャンバー70
に対する真空吸引を継続して置台75の吸引孔を通じて
化粧シートSを基材W側に引き寄せ、両チャンバー7
0、80間の差圧により化粧シートSを基材Wの外表面
に接着積層するようにされる。なお、上述の説明からも
明らかなように、真空積層成形方法(装置)とは化粧シ
ートSを真空吸引するだけでなく、必要に応じて圧空供
給により化粧シートを加圧することを包含している方法
(装置)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如くの従来の真空積層成形方法においては、化粧シー
トSを一平面(水平面)上に展開して、言い換えれば、
一平面に沿った平坦な形で下側チャンバー70に配置す
るようにされているので、特に、基材Wが深絞り成形
品、半円筒状曲面を持つパネル、箱型状のTVキャビネ
ット等のように、大きく湾曲しているものや高さもしく
は深さ(図7のH)の大なる外形を持つ立体成形品であ
る場合には、積層成形時における化粧シートの延伸率が
極めて大きくなって、化粧シートに施された絵柄模様等
が著しく引き伸ば(柄伸び)されたり化粧シートが破断
したりするなどの成形不良が発生する。なお、前述した
図8のものでは、化粧シートSの延伸率は基材Wの下端
側程大きくなり、基材Wの下部付近において極度な柄伸
びや化粧シートの破断等の成形不良が発生し易い。
【0006】そのため、従来の真空積層成形方法及び装
置では、化粧シートを適正に接着積層し得る基材の寸法
形状が極めて狭い範囲に制限されてしまうという問題が
あった。かかる点に鑑み本発明は、化粧シートを積層す
べき基材が大きく湾曲しているものや高さもしくは深さ
の大なる外形を持つ立体成形品であっても、柄伸びや破
断等の成形不良を生じさせることなく化粧シートを基材
に適正に接着積層できる真空積層成形方法及びこの方法
を実施するための真空積層成形装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る真空積層成形方法は、積層すべき化粧
シートをそれが積層される基材に対向配置するととも
に、該化粧シートにより前記基材側に第1のチャンバー
を、反対側に第2のチャンバーを互いに気密的に区画
し、それら両チャンバー間に差圧を生じさせることによ
り、前記化粧シートを前記基材の外表面に密着積層する
ようになす基本構成のもとにおいて、前記化粧シートを
前記基材に対向配置する際に、該化粧シートを延伸させ
ることなく前記基材の断面外形に相似させるようにアー
チ状にその形を整え、この形を整えられた状態の化粧シ
ートにより前記第1のチャンバーと第2のチャンバーと
を気密的に区画するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、本発明に係る真空積層成形装置は、
積層すべき化粧シートの周縁部を受ける対接周壁部を有
し、内部に前記化粧シートが積層される基材が配される
第1のチャンバーと、この第1のチャンバーの対接周壁
部に前記化粧シートの周縁部を介して嵌合せしめられる
対接周壁部を有する第2のチャンバーと、を備え、前記
第1のチャンバーと第2のチャンバーとにおける対接周
壁部の嵌合面が前記基材の断面外形に相似する形状とさ
れていて、前記第1のチャンバーの対接周壁部と第2の
チャンバーの対接周壁部とで前記化粧シートの周縁部を
挟持するようにされていることを特徴としている。
【0009】本発明に係る真空積層成形方法及び装置の
特徴部分が効果的に生かされるのは、基材の縦断面外形
もしくは横断面外形が、凸状、凹状、円弧もしくは半円
状、半長円状、門型状もしくは矩形状、「く」字状もし
くは三角形状、台形状、等であるものが挙げられる。具
体的には、TV、ラジオ、空調機、AV機器、OA機器
等のキャビネット(筐体)、各種のパネルや容器、、家
具、バンパー等の車両内外装品、等である。なお、図6
には、上記したもののうち、車両のバンパー(A)、T
Vキャビネット(B)、車両内装品(C)、パネル
(D)が示されている。
【0010】
【作 用】本発明に係る真空積層成形方法及び装置にお
いては、例えば、予め第1のチャンバーと第2のチャン
バーとにおけるそれぞれの対接周壁部の嵌合面を化粧シ
ートを積層すべき基材の断面外形に相似する形状に作製
しておき、それらの対接周壁部の一方の嵌合面上に化粧
シートを延伸させることなく沿わせる。それにより、化
粧シートは基材の断面外形に相似するようにアーチ状に
その形が整えられる。
【0011】そして、この状態で、第1のチャンバーに
対して第2のチャンバーを閉じ合わせ、第1のチャンバ
ーの対接周壁部と第2のチャンバーの対接周壁部とで化
粧シートの周縁部を挟持する。それにより、化粧シート
が基材に対向配置されるとともに、該化粧シートにより
第1のチャンバーと第2のチャンバーとが気密的に区画
される。
【0012】続いて、従来のものと同様に、第1のチャ
ンバー及び第2のチャンバーに対して、真空吸引を行う
とともに必要応じて圧空供給を行うことにより両チャン
バー間に差圧を生じさせ、それによって、前記化粧シー
トを前記基材の外表面に接着積層するようになす。この
ように、化粧シートを積層成形前に基材の断面外形に相
似させるようにアーチ状にその形を整えておくことによ
り、基材が大きく湾曲しているものや高さもしくは深さ
の大なる外形を持つ立体成形品であっても、積層成形時
における化粧シートの延伸率を小さく抑えることができ
るので、柄伸びや破断等の成形不良を生じさせることな
く化粧シートを基材に適正に接着積層することが可能と
なる。
【0013】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発明に係る
真空積層成形装置の一実施例を示している。図示例の真
空積層成形装置10は、図中の符号Wで示される断面コ
の字状の基材に、図2に示される如くにロール状に巻か
れた化粧シートSを所定長ずつ繰り出して接着積層する
ようにしたもので、前述した図7及び図8に示される従
来のものと同様に、下側チャンバー20と上側チャンバ
ー30とを備えている。
【0014】下側チャンバー20は、凸部40aを有す
る置台40を受ける底壁21と、積層すべき化粧シート
Sの周縁部を受ける対接周壁部22とを有する、上面が
開口した角箱形状とされている。ここで、上記対接周壁
部22は、断面倒立L字形の左右一対の受壁部23、2
3と、この受壁部23、23の上面から上方に突出する
突出壁部25Aを有する前後一対の嵌合壁部25、25
とからなっており、前記嵌合壁部25、25の上面及び
側面が下側嵌合面25aとされ、この下側嵌合面25a
が上記した基材Wの断面外形に相似するようになってい
る。
【0015】また、上記した置台40には化粧シートS
を基材W側に吸引するための多数の吸引孔29が開穿さ
れており、その凸部40aには基材Wを保持するための
治具42が固定されていて、該置台40と治具42と基
材Wは、下側チャンバー20の下方に配されたシリンダ
51により一体的に鉛直方向に昇降せしめられるように
なっている。なお、嵌合壁部25、25の内面には、上
記置台40が上昇せしめられたときそれを受け止める係
合凸部27が突設されている。
【0016】一方、上側チャンバー30は、天壁31
と、下側チャンバー20の対接周壁部22の上面に化粧
シートSの周縁部を介して対接せしめられる対接周壁部
32とを有する、下面が開口した角箱形状とされてい
る。ここで、上記対接周壁部32は、左右一対の受壁部
33、33と、上方に凹む凹部35Aを有する前後一対
の嵌合壁部35、35とからなっており、前記嵌合壁部
35、35の下面及び側面が上側嵌合面35aとされ、
この上側嵌合面35aが上記した基材Wの断面外形に相
似するようになっている。
【0017】なお、上側チャンバー30の天壁31及び
対接周壁部32の内面にはそれぞれ幾つかのヒーター5
7が取り付けられている。また、上側チャンバー30
は、その上方に配されたシリンダ53により、下側チャ
ンバー20に対して接近−離隔する方向(鉛直方向)に
昇降せしめられるようになっている。そして、上記した
下側チャンバー20と上側チャンバー30内には、導管
45、46を通じて選択的に図示されていない真空源及
び圧空源による真空吸引及び圧空供給が行えるようにな
っている。
【0018】このような構成のもとで、化粧シートSの
積層成形を行うにあたっては、図2に示される如くに、
外表面に接着剤を塗工した基材Wを下側チャンバー20
内の治具42に取り付け、ロール状に巻かれた化粧シー
トSを、下側チャンバー20の前後左右に一対づつ設け
られた送りローラ36、37により、延伸させることな
く所定長ずつ繰り出して、下側チャンバー20における
嵌合壁部25の下側嵌合面25a上に沿わせる。それに
より、化粧シートSは基材Wの断面外形に相似するよう
にアーチ状にその形が整えられる。
【0019】そして、この状態で、上側のシリンダ53
を作動させてそのピストンロッド54を突き出させるこ
とにより、下側チャンバー20に対して上側チャンバー
30を下降させて閉じ合わせ、下側チャンバー20の対
接周壁部22と上側チャンバー30の対接周壁部32と
で化粧シートSの周縁部を挟持する。それにより、化粧
シートSが基材Wに対向配置されるとともに、該化粧シ
ートSにより下側チャンバー20と上側チャンバー30
とが気密的に区画される。
【0020】次に、ヒーター57により化粧シートSを
加熱軟化させるとともに、下側チャンバー20内と上側
チャンバー30内とを真空吸引により均等に減圧し、さ
らに、下側のシリンダ51を作動させてそのピストンロ
ッド52を突き出させることにより、基材Wを前記置台
40、治具42と共に上昇させる。この場合、置台40
が一定距離上昇せしめられると、該置台40が受壁部2
3の上辺部下面と嵌合壁部25に突設された係合凸部2
7とに衝接して停止せしめられる(図3)。このときに
は、化粧シートSは基材Wの外表面から略均等に僅かに
離隔した状態で保持されている。
【0021】その後、上側チャンバー30に対する真空
吸引を停止し、それに代えて圧空供給を行って上側チャ
ンバー30内を加圧するとともに、下側チャンバー20
に対する真空吸引を継続し、置台42の吸引孔29を通
じて化粧シートSを基材W側に引き寄せ、両チャンバー
20、30間の差圧により化粧シートSを基材Wの外表
面に接着積層する(図4、図5)。
【0022】この場合、化粧シートSは上述のように積
層成形前に基材Wの断面外形に相似するようにアーチ状
にその形が整えられているので、積層成形時には、該化
粧シートの延伸率が小さく抑えられる。そのため、柄伸
びや破断等の成形不良を生じさせることなく化粧シート
を基材に適正に接着積層することが可能となる。このよ
うな効果を確認すべく、本実施例の真空積層成形装置1
0を用いた場合と、前述した図7及び図8に示される如
くの従来の装置を用いた場合とを、下記の条件のもとで
比較実験した。
【0023】使用した化粧シート:可塑剤量20重量
部のポリ塩化ビニル(PVC)シートダンブリング品
(0.20mm厚)。 使用した接着剤:1液硬化型ポリウレタン系(基材W
にスプレー塗布)。 使用した基材:ポリウレタン樹脂製で上記した実施例
で使用したものと同一形状(断面コの字状)、絞り深さ
300mm。 使用した治具:シリコーン樹脂型取り品。 (1) 成形条件A:化粧シートSの表面温度100°
C、予熱30秒、加圧力3kgf/立方センチメートル
で25秒。 (2) 成形条件B:化粧シートSの表面温度150°C、
予熱30秒、加圧力3kgf/立方センチメートルで2
5秒。
【0024】このような条件下においては、上記した従
来例のものでは、成形条件Aでは、柄伸び、成形シワが
発生し、成形条件Bでは、シート破断、柄伸びが発生
し、事実上化粧シートSの成形加飾が不可能であった
が、本発明の実施例のものでは、化粧シートSが破断す
ることもなく、柄伸びや成形シワの発生も抑えられて、
適正に積層成形できた。
【0025】なお、基材Wの材料は、特に限定されず、
ABS、ポリスチレン、ポリプロピレン、PVC等の合
成樹脂、陶磁器等のセラミックス、木材等を使用でき
る。また、化粧シートSの材料としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル−塩化ビニル
共重合体、ポリフッ化ビニル、ポリビニルブチラール、
ポリフッ化ビニリデン等のビニル重合体、ポリスチレ
ン、アクリルスチレン、ABS等のスチレン系樹脂、ポ
リメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
アクリロニトリル等のアクリル樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィ
ン、酢酸セルロース、ニトロセルロース等のセルローズ
誘導体、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフ
タレート−イフフタレート共重合体、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリアクリレート等のポリエステル樹脂、
ブタジエン、クロロプレンゴム、シリコンゴム等のゴム
系樹脂、ビニロン、ポレビニルアルコール等のポリビニ
ルアルコール系樹脂、ポリカボート等が挙げられ、厚さ
は、20〜200μm程度であってよく、特に成形適性
の点から20〜70μmであることが望ましい。
【0026】化粧シートSは、また、意匠性の賦与のた
めに、シートに着色、各種模様印刷、エンボス加工、金
属蒸着等が施こされてもよい。さらに、化粧シートSと
積層基材Wとの接着性の向上のために、シート表面にコ
ロナ放電処理、公知の各種プライマ塗工等が行われても
よい。また、接着剤は、積層化粧シート側に塗ってもあ
るいは基材W側に塗ってもいずれでも良い。
【0027】さらに、化粧シートSは転写シートでもよ
く、その場合には化粧シートの転写層側を積層基材側に
向き合うように積層し、積層後、不要となる離型シート
のみを剥がして除去する。転写シートの構成としては離
型シート上に転写層を形成したものであり、離型シート
としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン等のポリオレフィン等の合成樹脂シート、紙、不織布
等に、さらに、必要に応じて離型層たるポリオレフィ
ン、メラミン、シリコン樹脂等を形成した公知のものを
用い、転写層としては、離型シート側から順に、剥離
層、絵柄模様層、金属蒸着層等の装飾層、接着剤層を形
成したもので、この内、剥離層、接着剤層は場合によっ
ては省くこともある。また、接着剤層は基材W側に塗工
しておくこともできるのは積層化粧シートの場合と同じ
である。剥離層、絵柄インキ、接着剤等に使用する樹脂
ビヒクルは、アクリル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル、エポキシ、ウレタン等の公知のもの
を、また、顔料、蒸着金属層も公知のものを用いればよ
い。また、治具の材料としては金属、熱硬化性樹脂、木
材等を使用できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明による真空積層成形方法及び装置によれば、化粧シー
トを積層すべき基材が大きく湾曲しているものや高さも
しくは深さの大なる外形を持つ立体成形品であっても、
柄伸びや破断等の成形不良を生じさせることなく化粧シ
ートを基材に適正に接着積層できるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空積層成形装置の一実施例を示
す概略斜視図。
【図2】本発明による真空積層成形方法における一工程
を示す横方向の断面図。
【図3】本発明による真空積層成形方法における他の一
工程を示す横方向の断面図。
【図4】本発明による真空積層成形方法におけるさらに
別の一工程を示す横方向の断面図。
【図5】本発明による真空積層成形方法におけるさらに
別の一工程を示す縦方向の断面図。
【図6】本発明による真空積層成形方法によって化粧シ
ートを接着積層するのに好適な製品を示す図。
【図7】従来の真空積層成形装置の一例を示す横方向の
断面図。
【図8】本発明による真空積層成形方法における一工程
を示す横方向の断面図。
【符号の説明】
10 真空積層成形装置 20 下側チャンバー 22 対接周壁部 25a 下側嵌合面 30 上側チャンバー 32 対接周壁部 35a 上側嵌合面 40 置台 42 治具 57 シート加熱用ヒータ S 化粧シート W 基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層すべき化粧シートをそれが積層され
    る基材に対向配置するとともに、該化粧シートにより前
    記基材側に第1のチャンバーを、反対側に第2のチャン
    バーを互いに気密的に区画し、それら両チャンバー間に
    差圧を生じさせることにより、前記化粧シートを前記基
    材の外表面に接着積層するようにした真空積層成形方法
    において、 前記化粧シートを前記基材に対向配置する際に、該化粧
    シートを延伸させることなく前記基材の断面外形に相似
    させるようにアーチ状にその形を整え、この形を整えら
    れた状態の化粧シートにより前記第1のチャンバーと第
    2のチャンバーとを気密的に区画するようにしたことを
    特徴とする真空積層成形方法。
  2. 【請求項2】 積層すべき化粧シートの周縁部を受ける
    対接周壁部を有し、内部に前記化粧シートが積層される
    基材が配される第1のチャンバーと、この第1のチャン
    バーの対接周壁部に前記化粧シートの周縁部を介して嵌
    合せしめられる対接周壁部を有する第2のチャンバー
    と、を備え、 前記第1のチャンバーと第2のチャンバーとにおける対
    接周壁部の嵌合面が前記基材の断面外形に相似する形状
    とされていて、前記第1のチャンバーの対接周壁部と前
    記第2のチャンバーの対接周壁部とで前記化粧シートの
    周縁部を挟持するようにされていることを特徴とする、
    請求項1記載の方法を実施するための真空積層成形装
    置。
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