JPH0711280A - 食品加工機械用グリース組成物 - Google Patents
食品加工機械用グリース組成物Info
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- JPH0711280A JPH0711280A JP17993193A JP17993193A JPH0711280A JP H0711280 A JPH0711280 A JP H0711280A JP 17993193 A JP17993193 A JP 17993193A JP 17993193 A JP17993193 A JP 17993193A JP H0711280 A JPH0711280 A JP H0711280A
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- Japan
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- composition
- grease
- grease composition
- food processing
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品衛生上安全性が高く、しかも潤滑性能に
優れた食品加工機械用グリース組成物の提供。 【構成】 スクアランおよび/またはスクアレンを基油
と、これに人体に無害なリン酸塩化合物とで構成され、
リン酸塩化合物の配合量が10〜80重量%であるクリース
組成物。
優れた食品加工機械用グリース組成物の提供。 【構成】 スクアランおよび/またはスクアレンを基油
と、これに人体に無害なリン酸塩化合物とで構成され、
リン酸塩化合物の配合量が10〜80重量%であるクリース
組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な食品加工機械用グ
リ−ス組成物に関し、更に詳しくは、熱・酸化安定性お
よび潤滑性に優れ、しかも食品衛生上安全性が極めて高
いが故に、食品加工機械には勿論、、医薬品製造機械な
どにも潤滑剤として使用可能なグリ−ス組成物に関する
ものである。
リ−ス組成物に関し、更に詳しくは、熱・酸化安定性お
よび潤滑性に優れ、しかも食品衛生上安全性が極めて高
いが故に、食品加工機械には勿論、、医薬品製造機械な
どにも潤滑剤として使用可能なグリ−ス組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】農産物、畜産物、水産物、その他の原材
料を食品に加工する際しては、精選、分級、摩砕、混
合、焙焼、加熱、発酵、煮沸、乾燥、冷凍などの工程に
おいては種々の食品加工機械が使用されている。例え
ば、農産物加工業では、茶の葉の採取機械乃至器具、精
米麦機械、製粉機械、酒、醤油、味噌などの醸造機械、
製麺機械、製パン機械、製菓機械、果汁、ジャム、漬物
などの加工機械などが使用され、畜産加工業では、牛乳
加工機械、チ−ズやバタ−などを製造するための乳製品
製造機械、ハムやソ−セ−ジなどを製造するための食肉
加工機械などが使用され、水産物加工業では、魚肉加工
機械、海草加工機械などが使用されている。この外、食
品添加物、天然フレ−バ−、医薬品などを製造するに際
しては、例えば真空薄膜蒸発機や混練機などが使用され
ている。
料を食品に加工する際しては、精選、分級、摩砕、混
合、焙焼、加熱、発酵、煮沸、乾燥、冷凍などの工程に
おいては種々の食品加工機械が使用されている。例え
ば、農産物加工業では、茶の葉の採取機械乃至器具、精
米麦機械、製粉機械、酒、醤油、味噌などの醸造機械、
製麺機械、製パン機械、製菓機械、果汁、ジャム、漬物
などの加工機械などが使用され、畜産加工業では、牛乳
加工機械、チ−ズやバタ−などを製造するための乳製品
製造機械、ハムやソ−セ−ジなどを製造するための食肉
加工機械などが使用され、水産物加工業では、魚肉加工
機械、海草加工機械などが使用されている。この外、食
品添加物、天然フレ−バ−、医薬品などを製造するに際
しては、例えば真空薄膜蒸発機や混練機などが使用され
ている。
【0003】従来、これらの食品加工機械の潤滑剤に
は、鉱油系のグリ−スが広く使用されてきた。鉱油系の
グリ−スは、精製鉱油からなる基油に、リチウム石鹸、
カルシウム石鹸、ナトリウム石鹸などの金属石鹸、シリ
カゲルなどの無機化合物またはウレア化合物などの有機
化合物を増ちょう剤として混合したもので、半固体また
は固体状を呈している。食品加工機械に限らず一般に潤
滑剤を必要とする機械においては、回転部乃至摺動部に
注入された潤滑剤が、機械の運転中に注入部位の周囲に
飛散するのを完全に防止するのが難しく、このため、食
品加工機械に上記のような鉱油系グリースを使用するこ
とは、加工食品への鉱油系グリースの混入を避けること
ができない点で、食品衛生上好ましくない。食品衛生上
の問題を配慮した潤滑剤としては、食品又は食品添加剤
として使用が許可させている物質だけを構成成分に使用
した潤滑剤が知られている。例えば、(1) 食品衛生法で
使用が許可されている脂肪酸グリセライド、脂肪酸、シ
リコ−ン樹脂および2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシトルエンから構成される低公害型工業用潤滑油
(特開昭51-84803号公報)、(2) 炭素数5〜21の飽和脂
肪酸グリセリドを基油とし、これに炭素数12〜22の脂肪
酸を配合した食品加工機械用潤滑油(特開平2-209995号
公報)、(3) 食用油脂と天然ワックスとのエステル基交
換反応を行って得られた高粘度油脂組成物(特開昭57-6
7694号公報)、(4) ポリグリセリンの脂肪酸エステルと
グリセリンの混合物で構成されるグリース状油脂組成物
(特開平4-314792号)などがその例である。しかしなが
ら、前記(1) 及び(2) の潤滑剤は、常温で液状であるの
でグリ−スとして使用できず、このため、使用箇所が制
約されてしまう不都合がある。前記(3) の油脂組成物
は、(1) 及び(2) の潤滑剤よりも粘稠ではあるものの、
大豆油とかナタネ油を使用している関係で、熱安定性乃
至は酸化安定性に欠ける難点がある。そして、前記(4)
のグリース状油脂組成物は、グリース状態ではあるが、
滴点、熱・酸化安定性、耐荷重性および耐水性が、鉱油
系グリースに劣る欠点がある。
は、鉱油系のグリ−スが広く使用されてきた。鉱油系の
グリ−スは、精製鉱油からなる基油に、リチウム石鹸、
カルシウム石鹸、ナトリウム石鹸などの金属石鹸、シリ
カゲルなどの無機化合物またはウレア化合物などの有機
化合物を増ちょう剤として混合したもので、半固体また
は固体状を呈している。食品加工機械に限らず一般に潤
滑剤を必要とする機械においては、回転部乃至摺動部に
注入された潤滑剤が、機械の運転中に注入部位の周囲に
飛散するのを完全に防止するのが難しく、このため、食
品加工機械に上記のような鉱油系グリースを使用するこ
とは、加工食品への鉱油系グリースの混入を避けること
ができない点で、食品衛生上好ましくない。食品衛生上
の問題を配慮した潤滑剤としては、食品又は食品添加剤
として使用が許可させている物質だけを構成成分に使用
した潤滑剤が知られている。例えば、(1) 食品衛生法で
使用が許可されている脂肪酸グリセライド、脂肪酸、シ
リコ−ン樹脂および2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシトルエンから構成される低公害型工業用潤滑油
(特開昭51-84803号公報)、(2) 炭素数5〜21の飽和脂
肪酸グリセリドを基油とし、これに炭素数12〜22の脂肪
酸を配合した食品加工機械用潤滑油(特開平2-209995号
公報)、(3) 食用油脂と天然ワックスとのエステル基交
換反応を行って得られた高粘度油脂組成物(特開昭57-6
7694号公報)、(4) ポリグリセリンの脂肪酸エステルと
グリセリンの混合物で構成されるグリース状油脂組成物
(特開平4-314792号)などがその例である。しかしなが
ら、前記(1) 及び(2) の潤滑剤は、常温で液状であるの
でグリ−スとして使用できず、このため、使用箇所が制
約されてしまう不都合がある。前記(3) の油脂組成物
は、(1) 及び(2) の潤滑剤よりも粘稠ではあるものの、
大豆油とかナタネ油を使用している関係で、熱安定性乃
至は酸化安定性に欠ける難点がある。そして、前記(4)
のグリース状油脂組成物は、グリース状態ではあるが、
滴点、熱・酸化安定性、耐荷重性および耐水性が、鉱油
系グリースに劣る欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような実情に
鑑みて、本発明は、食品衛生上安全性が高く、しかも、
高い滴点を有していることに加えて、熱・酸化安定性、
耐摩耗性、耐荷重性および耐水性に優れた食品加工機械
用グリ−ス組成物を提供することを目的とする。
鑑みて、本発明は、食品衛生上安全性が高く、しかも、
高い滴点を有していることに加えて、熱・酸化安定性、
耐摩耗性、耐荷重性および耐水性に優れた食品加工機械
用グリ−ス組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の目
的を達成すべく研究を重ねた結果、スクアランおよび/
またはスクアレンを基油とし、これにある種のリン酸塩
化合物を特定量配合してなるグリース組成物により、そ
の目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明に係る食品加工機械用グリ−
ス組成物は、スクアランおよび/またはスクアレンを基
油とし、これに (1)第2リン酸カルシウム (2)第3リン酸カルシウムおよび (3)ポリリン酸ナトリウム からなる群から選ばれるリン酸塩化合物の1種または2
種以上を、組成物全量基準で10〜80重量%配合してなる
ことを特徴とする。
的を達成すべく研究を重ねた結果、スクアランおよび/
またはスクアレンを基油とし、これにある種のリン酸塩
化合物を特定量配合してなるグリース組成物により、そ
の目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明に係る食品加工機械用グリ−
ス組成物は、スクアランおよび/またはスクアレンを基
油とし、これに (1)第2リン酸カルシウム (2)第3リン酸カルシウムおよび (3)ポリリン酸ナトリウム からなる群から選ばれるリン酸塩化合物の1種または2
種以上を、組成物全量基準で10〜80重量%配合してなる
ことを特徴とする。
【0006】本発明の基油としては、人体に対して無毒
であって、化粧品原料品目にも選ばれているスクアラン
およびスクアレンの何れもが使用可能である。しかし、
スクアレンに比べてスクアランの方が熱安定性および酸
化安定性に優れているので、基油の構成はスクアラン単
独であることが好ましく、スクアレンとスクアランを混
合使用する場合でも、その混合物中の50容量%以上がス
クアランで占められていることが好ましい。スクアレン
は、2,6,10,15,19,23−ヘキサメチル−
2,6,10,14,18,22−テトラコサヘキサエ
ン(化学式C30H50)という不飽和炭化水素を主成分と
する無色透明、無味無臭の液体であり、一方、スクアラ
ンは、2,6,10,15,19,23−ヘキサメチル
テトラコサン(化学式C30H62)という飽和炭化水素を
主成分とする無色透明、無味無臭の液体である。スクア
レンはアイザメ、ユメザメなどの深海産のサメの肝油中
に多量に含まれており、その他オリーブ油などの植物
油、イースト、動物の肝臓、人の皮質などにも含まれて
おり、一般には、深海産のサメ肝油やオリーブ油などの
植物油を減圧分別蒸留して分離精製することで得ること
ができる。一方、スクアランは、水素化触媒の存在する
高温、高圧条件下に、スクアレンを水素添加する方法で
製造することができる外、イソフィトール合成の原料と
して入手可能なゲラニルアセトン(このものはイソプレ
ンから合成される)と、天然ガスを分解してアセチレン
を製造する際に副生する1,3−ブタジインとの反応生
成物を、水素添加分解することによっても製造すること
ができる。
であって、化粧品原料品目にも選ばれているスクアラン
およびスクアレンの何れもが使用可能である。しかし、
スクアレンに比べてスクアランの方が熱安定性および酸
化安定性に優れているので、基油の構成はスクアラン単
独であることが好ましく、スクアレンとスクアランを混
合使用する場合でも、その混合物中の50容量%以上がス
クアランで占められていることが好ましい。スクアレン
は、2,6,10,15,19,23−ヘキサメチル−
2,6,10,14,18,22−テトラコサヘキサエ
ン(化学式C30H50)という不飽和炭化水素を主成分と
する無色透明、無味無臭の液体であり、一方、スクアラ
ンは、2,6,10,15,19,23−ヘキサメチル
テトラコサン(化学式C30H62)という飽和炭化水素を
主成分とする無色透明、無味無臭の液体である。スクア
レンはアイザメ、ユメザメなどの深海産のサメの肝油中
に多量に含まれており、その他オリーブ油などの植物
油、イースト、動物の肝臓、人の皮質などにも含まれて
おり、一般には、深海産のサメ肝油やオリーブ油などの
植物油を減圧分別蒸留して分離精製することで得ること
ができる。一方、スクアランは、水素化触媒の存在する
高温、高圧条件下に、スクアレンを水素添加する方法で
製造することができる外、イソフィトール合成の原料と
して入手可能なゲラニルアセトン(このものはイソプレ
ンから合成される)と、天然ガスを分解してアセチレン
を製造する際に副生する1,3−ブタジインとの反応生
成物を、水素添加分解することによっても製造すること
ができる。
【0007】上記の基油に配合される本発明のリン酸塩
化合物には、食品添加物として認可され、人体に対して
無毒な第2リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウムお
よびポリリン酸ナトリウムの1種または2種以上を選ぶ
ことができるが、機械の回転部または摺動部に対する腐
食性が少なく、稠度が高く、耐水性に優れたグリース組
成物を得る上では、リン酸塩化合物として第3リン酸カ
ルシウムを単独で使用するか、第2リン酸カルシウムお
よび/又はポリリン酸ナトリウムと混合使用する場合で
も、その混合物の50重量%以上は第3リン酸カルシウム
で占められていることが好ましい。第2リン酸カルシウ
ムはリン酸−水素カルシウムとも呼ばれ、CaHPO4
またはこれに結晶水がついた形の化学式で表される。第
3リン酸カルシウムは単にリン酸カルシウムまたはリン
酸三カルシウムとも呼ばれ、Ca3 (PO4 )2 または
これに結晶水がついた形の化学式で表される。また、ポ
リリン酸ナトリウムは、例えば、リン酸を十分量の水酸
化ナトリウムと加熱反応させるか、あるいはリン酸ナト
リウムを加熱、脱水することによって得られるところ
の、種々の縮合リン酸ナトリウムの混合物である。本発
明で使用するポリリン酸ナトリウムにあっては、リン酸
の重合度に格別な限定はないが、重合度2〜10、特に2
〜6のポリリン酸ナトリウムの使用が好ましい。
化合物には、食品添加物として認可され、人体に対して
無毒な第2リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウムお
よびポリリン酸ナトリウムの1種または2種以上を選ぶ
ことができるが、機械の回転部または摺動部に対する腐
食性が少なく、稠度が高く、耐水性に優れたグリース組
成物を得る上では、リン酸塩化合物として第3リン酸カ
ルシウムを単独で使用するか、第2リン酸カルシウムお
よび/又はポリリン酸ナトリウムと混合使用する場合で
も、その混合物の50重量%以上は第3リン酸カルシウム
で占められていることが好ましい。第2リン酸カルシウ
ムはリン酸−水素カルシウムとも呼ばれ、CaHPO4
またはこれに結晶水がついた形の化学式で表される。第
3リン酸カルシウムは単にリン酸カルシウムまたはリン
酸三カルシウムとも呼ばれ、Ca3 (PO4 )2 または
これに結晶水がついた形の化学式で表される。また、ポ
リリン酸ナトリウムは、例えば、リン酸を十分量の水酸
化ナトリウムと加熱反応させるか、あるいはリン酸ナト
リウムを加熱、脱水することによって得られるところ
の、種々の縮合リン酸ナトリウムの混合物である。本発
明で使用するポリリン酸ナトリウムにあっては、リン酸
の重合度に格別な限定はないが、重合度2〜10、特に2
〜6のポリリン酸ナトリウムの使用が好ましい。
【0008】本発明の食品加工機械用グリース組成物に
おいて、リン酸塩化合物の配合量は組成物全量基準で10
〜80重量%、好ましくは20〜70重量%の範囲にある。こ
の配合量は使用するリン酸塩化合物の種類を加味して、
上記の範囲内で適宜選択することが好ましく、例えば、
リン酸塩化合物として第2リン酸カルシウムを単独使用
する場合、その配合量は45〜65重量%の範囲で、第3リ
ン酸カルシウムを単独使用する場合は、25〜45重量%の
範囲で、ポリリン酸ナトリウムを単独使用する場合は、
50〜70重量%の範囲で選ばれる。何れの場合とも、配合
量が所定に範囲を下回ると、最終的に得られる組成物に
グリース状態を保持させることが難しく、たとえグリー
ス状態が保持できても、滴点が低下する不都合がある。
逆に、配合量が所定の範囲を上回った場合には、リン酸
塩化合物を基油に均質に分散させることができないた
め、最終的に得られる組成物の潤滑性能に問題が生じる
ため好ましくない。本発明のグリース組成物は、基油に
所定量のリン酸塩化合物を混合し、撹拌装置を用いて良
く混和するだけで簡単に製造することができる。
おいて、リン酸塩化合物の配合量は組成物全量基準で10
〜80重量%、好ましくは20〜70重量%の範囲にある。こ
の配合量は使用するリン酸塩化合物の種類を加味して、
上記の範囲内で適宜選択することが好ましく、例えば、
リン酸塩化合物として第2リン酸カルシウムを単独使用
する場合、その配合量は45〜65重量%の範囲で、第3リ
ン酸カルシウムを単独使用する場合は、25〜45重量%の
範囲で、ポリリン酸ナトリウムを単独使用する場合は、
50〜70重量%の範囲で選ばれる。何れの場合とも、配合
量が所定に範囲を下回ると、最終的に得られる組成物に
グリース状態を保持させることが難しく、たとえグリー
ス状態が保持できても、滴点が低下する不都合がある。
逆に、配合量が所定の範囲を上回った場合には、リン酸
塩化合物を基油に均質に分散させることができないた
め、最終的に得られる組成物の潤滑性能に問題が生じる
ため好ましくない。本発明のグリース組成物は、基油に
所定量のリン酸塩化合物を混合し、撹拌装置を用いて良
く混和するだけで簡単に製造することができる。
【0009】本発明のグリース組成物には、公知の食品
加工機械用潤滑剤に通常使用さている各種添加剤の1種
または2種以上を、必要に応じて添加することができ、
そうした添加剤の典型例を例示すると、例えば、抗酸化
剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸の脂肪酸
エステル、トコフェロール類、2,6−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシトルエン、2,6−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシアニソールなどを、錆止め兼油性剤とし
ては、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸などの脂
肪酸、ソルビタンモノオレエートなどのソルビタン脂肪
酸エステルなどを挙げることができる。これら添加剤の
添加量は、合計で組成物全量の20重量%以下、好ましく
は10重量%以下であるのが通常である。
加工機械用潤滑剤に通常使用さている各種添加剤の1種
または2種以上を、必要に応じて添加することができ、
そうした添加剤の典型例を例示すると、例えば、抗酸化
剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸の脂肪酸
エステル、トコフェロール類、2,6−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシトルエン、2,6−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシアニソールなどを、錆止め兼油性剤とし
ては、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸などの脂
肪酸、ソルビタンモノオレエートなどのソルビタン脂肪
酸エステルなどを挙げることができる。これら添加剤の
添加量は、合計で組成物全量の20重量%以下、好ましく
は10重量%以下であるのが通常である。
【0010】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。 実施例1〜9および比較例1〜2 スクアランおよび/またはスクアレンと、リン酸塩化合
物を、表1に示す重量部でビーカーにとり、90℃に加熱
して各成分が完全に均一に混和するまで撹拌を続けた。
その後室温で3時間以上放置し、本発明に係るグリース
組成物を得た。また比較のため、ポリグリセリンの脂肪
酸エステルとグリセリンとスクワランの3成分からなる
グリース組成物並びにスクワランと植物性ワックスの2
成文からなるグリース組成物を調製した。本発明のグリ
ース組成物および比較のグリース組成物について、下記
の性能評価試験を行った。試験結果を表1に示す。 (1)稠度 JIS K 2220 5.3に規定される稠度試験方
法に準拠し、60回混和稠度を測定した。 (2)滴点 JIS K 2220 5.4に規定される滴点試験方
法に準拠し、加熱速度は毎分2℃で、その滴点(℃)を
求めた。 (3)水洗耐水度 JIS K 2220 5.12に規定される水洗耐水
度試験方法に準拠し、38℃、1時間後の水洗耐水度
(%)を求めた。 (4)離油度 JIS K 2220 5.7に規定される離油度試験
方法に準拠し、60℃、24時間後の離油度を求めた。 (5)酸化安定性度 JIS K 2220 5.8に規定される「酸化安定
度試験方法」に従い、酸化安定性を測定した。この試験
は、試料を酸素封入下(酸素圧7.7kgf/cm2 )のボンベ
中で99℃に加熱し、一定時間毎に圧力降下を記録して10
0 時間後の酸素圧の減少(単位kgf /cm2 )を測定する
ものであり、この値が小さいほど酸化安定性に優れるこ
とを示す。 (6)潤滑性 ASTM D 2596−87に規定される「Measurem
ent of Extreme-Pressure Properties of Lubricating
Grease(Four-ball Method)」に準じて、荷重40kgf /cm
2 、回転数1200rpm で試験を行い、30分後の摩耗痕径を
測定した。単位はmmで表され、この値が小さいほど耐摩
耗性に優れることを示す。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。 実施例1〜9および比較例1〜2 スクアランおよび/またはスクアレンと、リン酸塩化合
物を、表1に示す重量部でビーカーにとり、90℃に加熱
して各成分が完全に均一に混和するまで撹拌を続けた。
その後室温で3時間以上放置し、本発明に係るグリース
組成物を得た。また比較のため、ポリグリセリンの脂肪
酸エステルとグリセリンとスクワランの3成分からなる
グリース組成物並びにスクワランと植物性ワックスの2
成文からなるグリース組成物を調製した。本発明のグリ
ース組成物および比較のグリース組成物について、下記
の性能評価試験を行った。試験結果を表1に示す。 (1)稠度 JIS K 2220 5.3に規定される稠度試験方
法に準拠し、60回混和稠度を測定した。 (2)滴点 JIS K 2220 5.4に規定される滴点試験方
法に準拠し、加熱速度は毎分2℃で、その滴点(℃)を
求めた。 (3)水洗耐水度 JIS K 2220 5.12に規定される水洗耐水
度試験方法に準拠し、38℃、1時間後の水洗耐水度
(%)を求めた。 (4)離油度 JIS K 2220 5.7に規定される離油度試験
方法に準拠し、60℃、24時間後の離油度を求めた。 (5)酸化安定性度 JIS K 2220 5.8に規定される「酸化安定
度試験方法」に従い、酸化安定性を測定した。この試験
は、試料を酸素封入下(酸素圧7.7kgf/cm2 )のボンベ
中で99℃に加熱し、一定時間毎に圧力降下を記録して10
0 時間後の酸素圧の減少(単位kgf /cm2 )を測定する
ものであり、この値が小さいほど酸化安定性に優れるこ
とを示す。 (6)潤滑性 ASTM D 2596−87に規定される「Measurem
ent of Extreme-Pressure Properties of Lubricating
Grease(Four-ball Method)」に準じて、荷重40kgf /cm
2 、回転数1200rpm で試験を行い、30分後の摩耗痕径を
測定した。単位はmmで表され、この値が小さいほど耐摩
耗性に優れることを示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1に示した試験結果からも明らかなとお
り、人体に対して無毒なスクアランおよび/またはスク
アレンと、リン酸塩化合物とで構成される本発明のグリ
ース組成物は、比較例のグリース組成物に比較して、滴
点が著しく高いばかりでなく、耐水性および耐摩耗性に
も優れ、その他の評価項目に於いても、本発明のグリ−
ス組成物は、比較のグリ−ス組成物に優るとも劣らない
性状を備えている。
り、人体に対して無毒なスクアランおよび/またはスク
アレンと、リン酸塩化合物とで構成される本発明のグリ
ース組成物は、比較例のグリース組成物に比較して、滴
点が著しく高いばかりでなく、耐水性および耐摩耗性に
も優れ、その他の評価項目に於いても、本発明のグリ−
ス組成物は、比較のグリ−ス組成物に優るとも劣らない
性状を備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 10:04 30:10 40:06 50:10
Claims (1)
- 【請求項1】 スクアランおよび/またはスクアレンを
基油とし、これに (1)第2リン酸カルシウム (2)第3リン酸カルシウムおよび (3)ポリリン酸ナトリウム らなる群から選ばれるリン酸塩化合物の1種もしくは2
種以上を組成物全量基準で10〜80重量%配合してなる食
品加工機械用グリース組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17993193A JP3001751B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 食品加工機械用グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17993193A JP3001751B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 食品加工機械用グリース組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711280A true JPH0711280A (ja) | 1995-01-13 |
| JP3001751B2 JP3001751B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=16074439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17993193A Expired - Lifetime JP3001751B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 食品加工機械用グリース組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3001751B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6346289B1 (en) * | 1998-02-04 | 2002-02-12 | Taiyo Kagaku Co., Ltd. | Fat solidifying agent, fats, and foods |
| JP2007321042A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Kyodo Yushi Co Ltd | グリース組成物 |
| JP2008223491A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Denso Corp | エンジン始動用トルク伝達装置 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP17993193A patent/JP3001751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6346289B1 (en) * | 1998-02-04 | 2002-02-12 | Taiyo Kagaku Co., Ltd. | Fat solidifying agent, fats, and foods |
| JP2007321042A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Kyodo Yushi Co Ltd | グリース組成物 |
| JP2008223491A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Denso Corp | エンジン始動用トルク伝達装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3001751B2 (ja) | 2000-01-24 |
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