JPH0711296A - 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物 - Google Patents

金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH0711296A
JPH0711296A JP18565693A JP18565693A JPH0711296A JP H0711296 A JPH0711296 A JP H0711296A JP 18565693 A JP18565693 A JP 18565693A JP 18565693 A JP18565693 A JP 18565693A JP H0711296 A JPH0711296 A JP H0711296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent composition
degreasing
crystalline silicate
plastics
degreasing detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18565693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3555899B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nagamori
弘之 永森
Mikio Sakaguchi
阪口  美喜夫
Hiroyuki Matsuda
弘之 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP18565693A priority Critical patent/JP3555899B2/ja
Publication of JPH0711296A publication Critical patent/JPH0711296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3555899B2 publication Critical patent/JP3555899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】無水物の一般式としてxM2 O・ySiO2
zM' O(式中、MはNa及び/又はKを示し、M' は
Ca及び/又はMgを示し、y/x=0.5〜4.0、
z/x=0〜1.0である。)で表される結晶性珪酸塩
及び/又はその水和物、および界面活性剤を必須成分と
して含有してなる金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組
成物。 【効果】本発明の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組
成物は、従来の脱脂洗浄剤組成物では困難であった高い
脱脂洗浄性とスタミナ性を維持する。さらに、従来の有
機および無機ビルダーの全てまたは一部と置き換えるこ
とにより、昨今問題となっている河川および湖沼等の富
栄養化および生態学上も問題となり得る有機化合物の使
用を低減あるいは使用することなく、低CODおよび良
好な排水処理性が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用金属及びプラスチ
ックス材料の脱脂洗浄剤組成物に関する。更に詳しく
は、アルカリ洗浄に際して金属及びプラスチックス材料
表面に付着した汚れ成分を効果的に除去する脱脂洗浄剤
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】従来よ
り、金属やプラスチックス材料を脱脂、洗浄するために
は溶剤洗浄、アルカリ洗浄、酸洗浄等の種々の方法が用
いられている。その中で、アルカリ型洗浄剤は、酸の中
和、油脂類の鹸化および電気伝導性を有する等の性質か
ら動植物性油脂、鉱物油、ワックス、グリース、タンパ
ク質及びカーボン等の強力な汚れの洗浄剤として工業的
に有用な手段として用いられている。また、その利用さ
れる工業分野としては、金属、金属−プラスチックス、
ガラス等の脱脂洗浄分野であり、該分野において幅広く
使用されている。本発明で目的とする、金属やプラスチ
ックス材料表面の脱脂、洗浄は、メッキ、塗装等の前処
理として不可欠であり、その良し悪しは、メッキ、塗装
等の成否を支配する重要な因子となっている。金属やプ
ラスチックス材料の洗浄剤組成物としては、アルカリ剤
等の各種ビルダーと界面活性剤とからなるものが主流で
あり、汚れ中の遊離脂肪酸や酸性成分を鹸化し、中和す
る以外に汚れの脱脂液中への分散性を高めるとともに、
長期間液の劣化がなく安定に使用できることが望まれ
る。また、洗浄方法には浸漬洗浄、スプレー洗浄、電解
洗浄、ブラシ洗浄等、又はこれらを組み合わせた方法が
あり、これらの方法を用いて洗浄処理される。
【0003】しかしながら、従来のアルカリ型脱脂洗浄
剤は、未だ種々の問題点を有しており、十分満足のゆく
ものではなかった。特に、工業用水中及び/または汚れ
成分から混入蓄積する硬水成分であるカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオンに
よる界面活性剤の性能の低下、汚れ成分の吸着および汚
れの劣化等による洗浄性の低下、洗浄液のスタミナ性の
低下等の改良が熱望されている。特に昨今、上記問題点
を改良するために効果のあるリン酸塩は、河川及び湖沼
の富栄養化の問題があり、法的規制が強くなってきてい
ること、NTA、EDTA等の有機キレート剤は、CO
Dを高くすること、生態学上への悪影響の懸念があるこ
と等により、できるだけ使用しない方向での改良が特に
望まれる。
【0004】このような要求に対応すべく、例えば特公
昭62−53600号公報、特開平2−110197号
公報及び特公平4−50393号公報に、特定の界面活
性剤、有機酸塩、水溶性高分子を使用して、従来の洗浄
剤組成物に添加配合することによって上記要求を満足さ
せようという技術が開示されている。しかしながら、前
記の従来の技術では、環境に対する影響、廃水処理性に
対する低減等を満足する状態で、前記界面活性剤の性能
の低下及びスタミナ性の低下等の改良を十分に行なえる
とは言い難く、上記種々の特性を向上させた脱脂洗浄剤
組成物の開発が待たれている。また、珪酸塩類の中の珪
酸アルカリ金属塩は、無機ビルダーとして主に脱脂洗浄
液のpH値を高くする目的であるアルカリ剤として使用
されている(界面活性剤便覧、西・今井・笠、第624
頁、1960、産業図書)。また、工業的に用いられる
脱脂洗浄剤組成物中の珪酸アルカリ金属塩の使用に関す
る前記の特許公報等には、水溶性アルカリ剤としての珪
酸アルカリ金属塩の使用についての記述は多く見受けら
れるが、耐水溶性に優れ、かつイオン交換能をも有する
結晶性珪酸アルカリ金属塩の記述については触れられて
いない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な技術的背景と前記の要望を満足し得る金属・プラスチ
ックス用脱脂洗浄剤組成物について鋭意検討を重ねた結
果、ある特定の組成からなる結晶性の珪酸塩化合物が高
いアルカリ能とカチオン交換能を有することを見いだ
し、該結晶性珪酸塩及び/又はその水和物、および界面
活性剤を必須成分として含有させることにより、該目的
が達成された脱脂洗浄剤組成物を提供することが可能で
あることを見いだし、本発明を完成させるに到った。
【0006】即ち、本発明の要旨は、無水物の一般式と
して xM2 O・ySiO2 ・zM' O (式中、MはNa及び/又はKを示し、M' はCa及び
/又はMgを示し、y/x=0.5〜4.0、z/x=
0〜1.0である。)で表される結晶性珪酸塩および/
またはその水和物、および界面活性剤を必須成分として
含有してなる金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物
に関する。
【0007】本発明における結晶性珪酸塩は、無水物で
の組成が、一般式xM2 O・ySiO2 ・zM’Oで表
される。ここでMはNa及び/又はKを示し、M’はC
a及び/又はMgを示す。また、y/xは0.5〜4.
0であり、好ましくは0.5〜1.9であり、さらに好
ましくは1.0〜1.9である。y/xが0.5未満で
は耐水溶性が不十分であり、4.0を超えると、イオン
交換能が低くなり、金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤
組成物としての使用に適さない。z/xは0〜1.0で
あり、好ましくは0.005〜1.0であり、更に好ま
しくは0.01〜0.6である。z/xが1.0を超え
るとイオン交換能が低く、金属・プラスチックス用脱脂
洗浄剤組成物としての使用に適さない。x、y、zは前
記のy/xおよびz/xに示されるような関係であれ
ば、特に限定されるものではない。K/Naはカチオン
交換速度を高める観点から通常0〜8.0であり、好ま
しくは0.01〜8.0である。Mg/Caはカチオン
交換容量を高める観点から通常0〜10であり、好まし
くは0.02〜10である。
【0008】このような本発明における結晶性珪酸塩と
して、種々の態様があるが好適なものを例示すると次の
ようなものが挙げられる。前記の一般式において、y/
x=0.5〜1.9、z/x=0.005〜1.0、M
2 O中のK/Na=0.01〜8.0、M’O中のMg
/Ca=0〜10で表される、カチオン交換容量が20
0〜600CaCO3 mg/gである結晶性珪酸塩
【0009】また、本発明における結晶性珪酸塩は、水
和物であってもよく、この場合の水和量はH2 Oのモル
量換算として通常0〜20モル%である。
【0010】本発明における結晶性珪酸塩は、合成によ
り得られるものであって、前記一般式に示されるように
2 O、SiO2 、M' Oの三成分よりなっている。従
って、本発明における結晶性珪酸塩を製造するには、そ
の原料として各成分に対応する物質が必要になるが、本
発明においては特に限定されることなく公知の化合物が
適宜用いられる。例えば、M2 O成分、M' O成分とし
ては、各々の当該元素の単独あるいは複合の酸化物、水
酸化物、塩類、当該元素含有鉱物が用いられる。具体的
には例えば、M2 O成分の原料としては、NaOH,K
OH,Na2 CO3 ,K2 CO3 ,Na2 SO4 等が、
M' O成分の原料としては、CaCO3,Ca(OH)
2 、MgCO3 ,Mg(OH)2 ,MgO,ドロマイト
等が挙げられる。SiO2 成分としては珪石,珪砂,ク
リストバライト石,カオリン,タルク,溶融シリカ,珪
酸ソーダ等が用いられる。
【0011】本発明においては、これらの原料成分を目
的とする結晶性珪酸塩のx、y、zとなるように所定の
量比で混合し、通常300〜1300℃、好ましくは5
00〜1000℃、さらに好ましくは600〜900℃
の範囲で焼成して結晶化させる方法、及び同様に混合
後、一旦1100℃〜1600℃で溶融してガラス化物
を得た後焼成する方法、更に溶融後水ガラス化し焼成す
る方法が例示される。加熱時間は通常0.1〜24時間
である。このような焼成は通常、電気炉、ガス炉等の加
熱炉で行うことができる。また、焼成後、必要に応じて
粉砕し所定の粒度に調製される。粉砕機としては例えば
ボールミル、ローラーミル等を用いてなされる。このよ
うな製造方法により、前述のような構造上の特徴を有す
る本発明における結晶性珪酸塩を得ることができる。
【0012】また、本発明における結晶性珪酸塩の水和
物を調製するには、公知の方法により容易に行うことが
でき、特に制限されるものではない。例えば、前記のよ
うにして得られた結晶性珪酸塩の無水物をイオン交換水
に懸濁して水和させ、乾燥せしめて粉末化する方法が挙
げられる。
【0013】このようにして得られた本発明における結
晶性珪酸塩またはその水和物は、一般に用いられる有機
キレート剤と同等または、それ以上の特性が必要である
という観点から、カチオン交換容量として少なくとも2
00CaCO3 mg/g以上、好ましくは200〜60
0CaCO3 mg/gを有するものである。本発明にお
いてカチオン交換容量とは、実施例で示す後述の測定方
法により得られるカチオン交換能の値をいう。但し、5
00CaCO3 mg/g以上の場合は塩化カルシウム溶
液の量を200mlにして測定した値である。
【0014】本発明において耐水溶性とは、結晶性珪酸
塩の水中での安定性を意味する。従って耐水溶性に劣る
とは、水中での結晶性珪酸塩の安定性が悪く水中でのS
i溶出量が増大することを意味する。一方、耐水溶性に
優れるとは、結晶性珪酸塩の水中での安定性が高く、水
中でのSi溶出量が非常に少ないことをいう。本発明に
おける結晶性珪酸塩において、水へのSi溶出量はSi
2 換算で通常120mg/g以下であり、好ましくは
90mg/g以下、より好ましくは60mg/g以下で
あり、ほとんどが実質的に水に不溶である。なお、本発
明において実質的に水に不溶であるとは、試料2gをイ
オン交換水100g中に加え、25℃で30分攪拌した
場合におけるSi溶出量がSiO2 換算で通常120m
g/gより少ないものをいう。
【0015】本発明に用いる結晶性珪酸塩は、金属・プ
ラスチックス用脱脂洗浄剤組成物として幅広く用いら
れ、優れたCa、Mg等のカチオン捕捉能およびアルカ
リ度調整能、更にpHの緩衝効果を発現する。その結
果、本発明に用いる結晶性珪酸塩を配合したアルカリ性
の脱脂洗浄剤は優れた脱脂及び洗浄性能を有する。本発
明の脱脂洗浄剤組成物に用いる結晶性珪酸塩の配合量
は、特に限定されないが、組成物中に通常5〜95重量
%、好ましくは20〜85重量%である。5重量%未満
であると十分な脱脂及び洗浄性能を発現せず、95重量
%を越えると界面活性剤及びその他の添加剤の配合量が
少なくなり、乳化及び分散性が不良となる。
【0016】また、本発明で用いられる界面活性剤とし
ては、ノニオン型界面活性剤、アニオン型界面活性剤、
カチオン型界面活性剤及び両性界面活性剤のいずれでも
よく、例えば以下のものが挙げられる。
【0017】(1)例えば、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸モノ−,ジ−エステル等のノニオ
ン型界面活性剤、(2)例えば、高級アルコール硫酸ナ
トリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナ
トリウム、アルキルナフタレンスルフォン酸ナトリウ
ム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナト
リウム、β−ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物
のナトリウム塩等のアニオン型界面活性剤、(3)例え
ば、アルキルアミンアセテート、アルキルアミン塩酸
塩、第4級アンモニウム塩等のカチオン型界面活性剤、
(4)例えば、アルキルジメチルアミンオキサイド、ア
ルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウ
ムベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。この内、
(1)のノニオン型界面活性剤としては、次の一般式: R1 −O−(CH2 CH2 O)n −(CH2 CH2 CH
2 O)m H (式中、R1 はH、炭素数1〜18の直鎖脂肪族炭化水
素基、炭素数1〜12の分岐鎖脂肪族炭化水素基または
アルキル基の炭素数が1〜12のアルキルフェニル基を
示し、nは0〜60、mは0〜60で且つn+mは1よ
り大きい数を示す。)で表されるものが好ましい。
【0018】これらの具体例としては、例えば、ポリオ
キシエチレンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンパルミチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチ
ルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチ
レントリルエーテル、ポリオキシエチレンキシレニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンデシルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレ
ン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマ
ー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンデシルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンドデシルフェニルエー
テル、ポリオキシプロピレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシプロピレンノニルフェニルエーテル、ポ
リオキシプロピレンデシルフェニルエーテル、ポリオキ
シプロピレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシプ
ロピレンブチルエーテル等が挙げられる。
【0019】上記の界面活性剤成分の脱脂洗浄剤組成物
における配合量は、特に限定されないが、通常0.1〜
50重量%であり、好ましくは1〜30重量%である。
また、本発明の脱脂洗浄剤組成物は、前記の結晶性珪酸
塩、および界面活性剤を含むのみで著しい効果が得られ
るが、更に無機ビルダー、有機ビルダーを含有させる
か、これらを併用することにより相乗効果を得ることが
できる。本発明に用いることができる無機ビルダー及び
有機ビルダーを、以下に例示する。
【0020】無機ビルダー;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム等の強アルカリ剤;硫酸、
塩酸、硝酸、リン酸、トリポリリン酸、ホウ酸、珪酸等
の無機酸のアルカリ金属塩;アンモニウム塩、低級アミ
ン塩等;炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが用いられ
る。これらは通常、脱脂洗浄剤組成物に対して5〜90
重量%程度を添加して用いられる。
【0021】有機ビルダー;グリシン、ニトリロ三酢
酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)ジ
エチレントリアミン五酢酸(DTPA)等のアミノカル
ボン酸類;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、
粘液酸等のオキシカルボン酸類のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、低級アミン塩等が用いられる。これらは通
常、脱脂洗浄剤組成物に対して0.5〜15重量%程度
を添加して用いられる。これらの無機ビルダーおよび有
機ビルダーは金属やプラスチックス材料の種類、汚れ成
分の種類等により必要に応じて、単独で又は2種以上を
組み合わせて使用することができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例、比較例および試験例等により
本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実
施例等によりなんら限定されるものではない。尚、本実
施例及び比較例における測定値は、次に示す方法により
測定した。
【0023】(1)カチオン交換能 試料0.1gを精秤し、塩化カルシウム水溶液(濃度は
CaCO3 として500ppm)100ml中に加え、
25℃で60分間撹拌した後、孔サイズ0.2μmのメ
ンブランフィルター(アドバンテック社、ニトロセルロ
ース製)を用いて濾過を行い、その濾液10ml中に含
まれるCa量をEDTA滴定により測定した。その値より試料
のカルシウムイオン交換容量(カチオン交換容量)を求
めた。
【0024】(2)Si溶出量 試料2gをイオン交換水100g中に加え、25℃で3
0分間攪拌する。その後遠心分離を行い、その上澄みを
孔サイズ0.2μmのメンブランフィルターを用いて濾
過する。濾液中のSi濃度をプラズマ発光分析(IP
C)により測定し、SiO2 換算でSiの溶出量を求め
た。
【0025】(3)アルカリ能 試料1gを精秤し、イオン交換水1000mlに懸濁し
撹拌しながら、0.25規定の塩酸を10ml滴下した
際に、懸濁液のpHが9.0〜12.0を示すようなも
のをアルカリ能が良好であると判定し、pHが9.0未
満の場合に、アルカリ能が不十分であると判定した。
【0026】実施例1 2号珪酸ソーダ(SiO2 / Na2 O=2.5)100
重量部に水酸化ナトリウム4.2重量部を加え、ホモミ
キサーにより、撹拌を行い水酸化ナトリウムを溶解し
た。ここに、微粉砕した無水炭酸カルシウム10重量部
を加え、ホモミキサーを用いて混合した。混合物をニッ
ケル製坩堝に適量採り、700℃の温度で、空気中1時
間焼成し、急冷後得られた焼成体を粉砕して、本発明に
用いられる結晶性珪酸塩粉体1を得た。この粉体のカチ
オン交換能は251CaCO3 mg/gと高く、かつSi溶
出量は、21.5SiO2 mg/gであり耐水溶性に優れた
ものであった。また、得られた焼成体の粉末X線(Cu
Kα)回折パターンは、d=3.95±0.1Aに主回
折ピークを示し、焼成前の混合物とは異なる新規な結晶
構造を示す物質であった。
【0027】実施例2〜8 実施例1において無水炭酸カルシウムの添加量を変える
ことにより、表1に示す組成となるようにした以外は実
施例1と同様にして本発明に用いられる結晶性珪酸塩粉
体2〜8を得た。得られた粉体についてカチオン交換能
及びSi溶出量を測定し、その結果を表1に示したが、
本発明に用いられる結晶性珪酸塩粉体1と同様にカチオ
ン交換能及び耐水溶性に共に優れたものであった。ま
た、得られた焼成体の粉末X線(CuKα)回折パター
ンは、d=4.17〜2.05Aに主回折ピークを示
し、それぞれ焼成前の混合物とは異なる新規な結晶構造
を示す物質であった。
【0028】実施例9〜11 実施例1における無水炭酸カルシウムの代わりに無水炭
酸マグネシウムを用いるか、無水炭酸カルシウム及び無
水炭酸マグネシウムを同時に用いて、表2に示す組成と
なるようにした以外は実施例1と同様にして本発明に用
いられる結晶性珪酸塩粉体9〜11を得た。得られた粉
体についてカチオン交換能及びSi溶出量を測定し、そ
の結果を表2に示したが、本発明に用いられる結晶性珪
酸塩粉体1と同様にカチオン交換能及び耐水溶性に共に
優れたものであった。また、得られた焼成体の粉末X線
(CuKα)回折パターンは、d=4.17〜2.05
Aに主回折ピークを示し、それぞれ焼成前の混合物とは
異なる新規な結晶構造を示す物質であった。
【0029】実施例12〜14 実施例1において2号珪酸ソーダの代わりに、325メ
ッシュパスの珪石粉と水酸化ナトリウム及び/または水
酸化カリウムを用い、無水炭酸カルシウムまたは無水炭
酸マグネシウムを用いて、表2に示す組成となるように
した以外は実施例1と同様にして本発明に用いられる結
晶性珪酸塩粉体12〜14を得た。得られた粉体につい
てカチオン交換能及びSi溶出量を測定し、その結果を
表2に示したが、本発明に用いられる結晶性珪酸塩粉体
1と同様にカチオン交換能及び耐水溶性に共に優れたも
のであった。また、得られた焼成体の粉末X線(CuK
α)回折パターンは、d=4.17〜2.05Aに主回
折ピークを示し、それぞれ焼成前の混合物とは異なる新
規な結晶構造を示す物質であった。
【0030】実施例15、16 実施例7、14で得られた無水物10gを500mlの
イオン交換水中に1時間分散させ、0.2μmのメンブ
ランフィルターで濾過し、フィルター上の残渣を100
℃で16時間乾燥させ、それぞれ実施例7、14で得ら
れたものの水和物である本発明に用いられる結晶性珪酸
塩粉体15、16を得た。得られた粉体についてカチオ
ン交換能及びSi溶出量を測定し、その結果を表1およ
び表2に示したが、本発明に用いられる結晶性珪酸塩粉
体1と同様にカチオン交換能及び耐水溶性に共に優れた
ものであった。また、得られた焼成体の粉末X線(Cu
Kα)回折パターンは、d=10.40〜3.98Aに
主回折ピークを示し、それぞれ焼成前の混合物とは異な
る新規な結晶構造を示す物質であった。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】比較例1 2号珪酸ソーダ100重量部に水酸化ナトリウム1.9
重量部を加え、ホモミキサーを用いて水酸化ナトリウム
を溶解した。これを、ニッケル製坩堝に適量採り、70
0℃の温度で、空気中1時間焼成した。急冷後、粉砕を
行い比較粉体1を得た。この粉体のカチオン交換能は、
142CaCO3 mg/gと低い値であった。また、Si溶
出量は、3.8SiO2 mg/gであった。
【0034】比較例2 2号珪酸ソーダ100重量部に水酸化ナトリウム28重
量部を加え、ホモミキサーを用いて水酸化ナトリウムを
溶解した。これを、ニッケル製坩堝に適量採り、700
℃の温度で、空気中1時間焼成した。急冷後、粉砕を行
い比較粉体2を得た。この粉体のカチオン交換能は91
CaCO3 mg/gと低く、Si溶出量は、171SiO2
mg/gと耐水溶性に劣るものであった。
【0035】比較例3 2号珪酸ソーダの粉末を比較粉体3とした。この粉体の
カチオン交換能は、59CaCO3 mg/gと低く、全量水
ガラス状に溶解するため耐水溶性に劣るものであった。
【0036】比較例4 メタ珪酸ソーダの粉末を比較粉体4とした。この粉体の
カチオン交換能は、0CaCO3 mg/gと全くなく、全量
水ガラス状に溶解するため耐水溶性に劣るものであっ
た。
【0037】
【表3】
【0038】脱脂洗浄剤組成物の調製例 前記の実施例で得られた結晶性珪酸塩粉末を用いた、本
発明の脱脂洗浄剤組成物の調製例(A〜O)を表4に示
す。また、前記の比較例で得られた比較粉体を用いた、
比較用脱脂洗浄剤組成物の調製例(P〜Y)を表5に示
す。界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルフォン
酸ナトリウム(a)、ポリオキシエチレン(3.0)ア
ルキル(C12〜C16)エーテル硫酸ナトリウム(b)、
ポリオキシエチレン(8.0)ノニルフェニルエーテル
(c)を用いた。また、その他の無機ビルダーとして、
常用される水酸化ナトリウム(I)、トリポリリン酸ナ
トリウム(II)、有機ビルダーとしてニトリロ三酢酸
(III)、エチレンジアミン四酢酸(IV)を用いた。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】試験例1(脱脂洗浄性能試験) トリクロロエチレン溶剤により脱脂したステンレスパイ
プに潤滑剤0.2gをパイプ表面に均一付着させ、60
℃で2時間保温放置したものをテストピースとし、表
4、表5に示す脱脂洗浄剤組成物を用い、下記テスト条
件で浸漬洗浄した。その後、テストピースを流水中で3
0秒間水洗し、温風乾燥を施した。上記により処理され
たテストピース表面の残留油分をトリクロロエチレン溶
剤により抽出し、その抽出油の重量を測定し、次式によ
り脱脂率を求め評価した。この結果を表6、表7に示
す。 脱脂率(%)=(テスト前付着量−テスト後付着量)/
テスト前付着量×100 (テスト条件) ステンレスパイプ:SUS 304TPD 潤滑剤:鉱物油+合成エステル 脱脂洗浄剤濃度:15°DH硬水を用いて、脱脂洗浄剤
組成物の4重量%液を調製し、評価に用いた。 脱脂洗浄液温度:50℃ 洗浄時間:10分 脱脂洗浄液撹拌:400rpm
【0042】試験例2(スタミナ性能試験) 試験例1の脱脂洗浄性能試験において、パイプ処理数5
0本及び100本目の脱脂率からスタミナ性能を評価し
た。
【0043】試験例3(排水処理性能試験) 試験例1で調製した液と同様の使用前の脱脂洗浄液を、
更に100倍に希釈したもの1000mlを処理液と
し、塩化第2鉄を用いた凝集沈澱法により処理した。 〔排水処理法〕上記100倍希釈品にHClを添加し、
pH=5に調整した後、塩化第二鉄を添加し、水酸化カ
ルシウムを添加し、pH=7にした後、濾過し、得られ
た濾液のCOD値を測定し、これを排水処理後のCOD
濃度(ppm)として示し、評価した。この結果を表
6、表7に示す。
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】表6、表7の各試験結果に示されるよう
に、本発明の脱脂洗浄剤組成物は、脱脂洗浄性、スタミ
ナ性、排水処理性等のいずれの特性も満足し、優れた性
能が得られた。一方、比較用脱脂洗浄剤組成物に見られ
るように、従来の組成物では、上記要求特性を同時に満
足する性能を得ることが難しいことが判明した。
【0047】
【発明の効果】本発明の金属・プラスチックス用脱脂洗
浄剤組成物は、従来の脱脂洗浄剤組成物では困難であっ
た高い脱脂洗浄性とスタミナ性を維持する。さらに、従
来の有機および無機ビルダーの全てまたは一部と置き換
えることにより、昨今問題となっている河川および湖沼
等の富栄養化および生態学上も問題となり得る有機化合
物の使用を低減あるいは使用することなく、低CODお
よび良好な排水処理性が達成される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無水物の一般式としてxM2 O・ySi
    2 ・zM' O(式中、MはNa及び/又はKを示し、
    M' はCa及び/又はMgを示し、y/x=0.5〜
    4.0、z/x=0〜1.0である。)で表される結晶
    性珪酸塩及び/又はその水和物、および界面活性剤を必
    須成分として含有してなる金属・プラスチックス用脱脂
    洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一般式において、結晶
    性珪酸塩がy/x=0.5〜1.9、z/x=0.00
    5〜1.0、M2 O中のK/Na=0.01〜8.0、
    M’O中のMg/Ca=0〜10で表される請求項1記
    載の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 結晶性珪酸塩のカチオン交換容量が20
    0〜600CaCO3 mg/gである請求項1又は2記
    載の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 結晶性珪酸塩の水へのSi溶出量がSi
    2 換算で120mg/g以下である請求項1、2又は
    3記載の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 結晶性珪酸塩が酸に対する緩衝作用であ
    るアルカリ能を有するものである請求項1〜4いずれか
    に記載の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 結晶性珪酸塩および/またはその水和物
    を5〜95重量%、および界面活性剤を0.1〜50重
    量%配合することを特徴とする請求項1〜5いずれかに
    記載の金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物。
JP18565693A 1993-06-28 1993-06-28 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物 Expired - Fee Related JP3555899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18565693A JP3555899B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18565693A JP3555899B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0711296A true JPH0711296A (ja) 1995-01-13
JP3555899B2 JP3555899B2 (ja) 2004-08-18

Family

ID=16174581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18565693A Expired - Fee Related JP3555899B2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3555899B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768260B1 (ko) * 2006-05-12 2007-10-17 주식회사 휴나 목재 절삭용 수계 세정제 조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768260B1 (ko) * 2006-05-12 2007-10-17 주식회사 휴나 목재 절삭용 수계 세정제 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP3555899B2 (ja) 2004-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100529189C (zh) 不锈钢清洗剂
JPS61166896A (ja) 高められたしみ除去性を有する洗濯洗剤組成物
JP4069443B2 (ja) アルミニウムまたはアルミニウム合金を含む金属表面のスケール洗浄剤及びそれを用いたアルミニウムまたはアルミニウム合金を含む金属表面のスケール洗浄方法
CA1148437A (en) Method for retarding gelation of bicarbonate-carbonate-silicate crutcher slurries
JPS5920754B2 (ja) 工業用金属洗浄剤
JPH05239438A (ja) 多目的水あか防止剤/除去剤
JPH0119958B2 (ja)
US3769223A (en) Detergent formulations
JP2001064700A (ja) Al基金属材用洗浄剤および洗浄方法
EP0257514A2 (en) Zeolite built detergent compositions
EP1967512A2 (en) Solid detergent composition and process to prepare the same
JP2616847B2 (ja) 金属加工品用アルカリ洗浄剤用添加剤およびこれを含有する金属加工品用アルカリ洗浄剤組成物
JPH0711296A (ja) 金属・プラスチックス用脱脂洗浄剤組成物
JP3219562B2 (ja) 繊維精練剤
KR20000063424A (ko) 천연규사를 주재로한 방청제조성물
EP2231531B1 (en) Builder system for a detergent composition
KR100361704B1 (ko) 맥반석과 규석을 이용한 금속관의 청정제 제법
RU2054034C1 (ru) Моющая композиция для очистки металлической поверхности
JP2813167B2 (ja) 硬質表面用漂白剤組成物
KR100243547B1 (ko) 청관제조성물 및 이를 이용한 방청제 및 청관제의 제조방법
SU536221A1 (ru) Моющее средство дл очистки металлической поверхности
CN118745371B (zh) 一种含改性微晶颗粒的硬表面清洁乳
JPS6314037B2 (ja)
US5023018A (en) Use of polyhydroxyalkylamine-N,N-dicarboxylic acids and their salts as builders in detergents and cleaning agents
JPH0570795A (ja) 洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040506

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040510

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees