JPH07112978A - 過酸化脂質が関与する疾患の治療剤および予防剤 - Google Patents
過酸化脂質が関与する疾患の治療剤および予防剤Info
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- JPH07112978A JPH07112978A JP25664293A JP25664293A JPH07112978A JP H07112978 A JPH07112978 A JP H07112978A JP 25664293 A JP25664293 A JP 25664293A JP 25664293 A JP25664293 A JP 25664293A JP H07112978 A JPH07112978 A JP H07112978A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 一般式(1)で表される1,2−ジチオール
−3−チオン誘導体、その製造法ならびに当該化合物を
有効成分として含有する過酸化脂質が関与する疾患の治
療剤および予防剤。 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、Z
はヒドロキシル基またはヒドロキシスルホニルオキシ基
を表し、R1はアルキル基、またはハロゲン、OH、C
N、低級アルコキシ等の置換基を有していてもよいフェ
ニル基を表す) 【効果】 過酸化脂質生成抑制作用を有することから、
過酸化脂質の関与する疾患の治療剤および予防剤として
有用である。
−3−チオン誘導体、その製造法ならびに当該化合物を
有効成分として含有する過酸化脂質が関与する疾患の治
療剤および予防剤。 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、Z
はヒドロキシル基またはヒドロキシスルホニルオキシ基
を表し、R1はアルキル基、またはハロゲン、OH、C
N、低級アルコキシ等の置換基を有していてもよいフェ
ニル基を表す) 【効果】 過酸化脂質生成抑制作用を有することから、
過酸化脂質の関与する疾患の治療剤および予防剤として
有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規1,2−ジチオー
ル−3−チオン誘導体、その製造法ならびにそれら化合
物を有効成分として含有する過酸化脂質が関与する疾患
の治療剤および予防剤に関するものである。
ル−3−チオン誘導体、その製造法ならびにそれら化合
物を有効成分として含有する過酸化脂質が関与する疾患
の治療剤および予防剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、過酸化脂質が種々の疾患と密接に
関連していることが明らかになりつつある。例えば、動
脈硬化、肺疾患、消化器官疾患、肝疾患、心疾患、脳血
管障害、炎症、自己免疫疾患、ショック、播種性血管内
凝固症候群、皮膚疾患、眼疾患、糖尿病、癌、腎疾患、
鉄過敏症、膵炎、抗生物質や制癌剤の毒性などが関連疾
患として挙げられ、これらは活性酸素種や種々のフリー
ラジカルによる脂質過酸化反応が病態の発現や悪化に関
与していると考えられている。心疾患に関しては、心筋
梗塞などの虚血性心疾患が近年急速に増加している。そ
の治療法として、再灌流療法が広く施行されるようにな
り、有効な結果が得られている。一方、本治療法により
血流の再開が得られても、心室細動などの重症不整脈、
出血性梗塞、no−reflow phenomeno
nなどの新しい傷害、いわゆる再灌流傷害の生じること
が報告されている(J.Clin.Invest.,7
6,1713,1985)。この再灌流傷害の機序とし
ては、活性酸素および過酸化脂質の関与が考えられてい
る。また再灌流傷害は、心臓手術時や臓器移植時におい
ても生じると考えられ、現在関心が寄せられている。
関連していることが明らかになりつつある。例えば、動
脈硬化、肺疾患、消化器官疾患、肝疾患、心疾患、脳血
管障害、炎症、自己免疫疾患、ショック、播種性血管内
凝固症候群、皮膚疾患、眼疾患、糖尿病、癌、腎疾患、
鉄過敏症、膵炎、抗生物質や制癌剤の毒性などが関連疾
患として挙げられ、これらは活性酸素種や種々のフリー
ラジカルによる脂質過酸化反応が病態の発現や悪化に関
与していると考えられている。心疾患に関しては、心筋
梗塞などの虚血性心疾患が近年急速に増加している。そ
の治療法として、再灌流療法が広く施行されるようにな
り、有効な結果が得られている。一方、本治療法により
血流の再開が得られても、心室細動などの重症不整脈、
出血性梗塞、no−reflow phenomeno
nなどの新しい傷害、いわゆる再灌流傷害の生じること
が報告されている(J.Clin.Invest.,7
6,1713,1985)。この再灌流傷害の機序とし
ては、活性酸素および過酸化脂質の関与が考えられてい
る。また再灌流傷害は、心臓手術時や臓器移植時におい
ても生じると考えられ、現在関心が寄せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、過酸
化脂質が関与する疾患の治療および予防に有用である新
規医薬品を提供することである。
化脂質が関与する疾患の治療および予防に有用である新
規医薬品を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
疾患の治療および予防に対して有効に作用する薬物の開
発を目的に、過酸化脂質生成抑制作用を有する化合物の
研究を重ねた結果、本発明の新規化合物またはその塩が
優れた効果を有し、医薬品として有用であることを見い
だし、本発明を完成させた。すなわち、本発明は一般式
(1)[化10]
疾患の治療および予防に対して有効に作用する薬物の開
発を目的に、過酸化脂質生成抑制作用を有する化合物の
研究を重ねた結果、本発明の新規化合物またはその塩が
優れた効果を有し、医薬品として有用であることを見い
だし、本発明を完成させた。すなわち、本発明は一般式
(1)[化10]
【0005】
【化10】 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、Z
はヒドロキシル基またはヒドロキシスルホニルオキシ基
を表し、R1はアルキル基または一般式(2)[化1
1]
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、Z
はヒドロキシル基またはヒドロキシスルホニルオキシ基
を表し、R1はアルキル基または一般式(2)[化1
1]
【0006】
【化11】 (式中、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロ
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であ
る。)で示される化合物またはその塩、およびそれらの
化合物またはその塩を有効成分とする過酸化脂質が関与
する疾患の治療剤および予防剤によって達成される。
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であ
る。)で示される化合物またはその塩、およびそれらの
化合物またはその塩を有効成分とする過酸化脂質が関与
する疾患の治療剤および予防剤によって達成される。
【0007】なお、Arzneimittel−For
sch,13,2,130(1963)には、ヒドロキ
シフェニル基またはヒドロキシスルホニルオキシフェニ
ル基を有する1,2−ジチオール−3−チオン誘導体と
して、5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジチ
オール−3−チオンおよび5−(4−ヒドロキシスルホ
ニルオキシフェニル)−1,2−ジチオール−3−チオ
ンが記載されているが、これらの化合物は本発明の化合
物とは異なるものであり、またこれらは単に代謝物とし
てのみ記載されているだけである。
sch,13,2,130(1963)には、ヒドロキ
シフェニル基またはヒドロキシスルホニルオキシフェニ
ル基を有する1,2−ジチオール−3−チオン誘導体と
して、5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジチ
オール−3−チオンおよび5−(4−ヒドロキシスルホ
ニルオキシフェニル)−1,2−ジチオール−3−チオ
ンが記載されているが、これらの化合物は本発明の化合
物とは異なるものであり、またこれらは単に代謝物とし
てのみ記載されているだけである。
【0008】次に一般式(1)で示される本発明化合物
について説明を加える。ハロゲン原子としては、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを挙げるこ
とができる。低級アルキル基とは、炭素数1から4まで
のアルキル基などであり、例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基など
を挙げることができる。アルキル基とは、炭素数1から
9までの直鎖状、分岐鎖状および環状のアルキル基など
であり、例えば先に説明した低級アルキル基のほか、ペ
ンチル基、イソペンチル基、tert−ペンチル基、ネ
オペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、イソヘプチ
ル基、4−メチルシクロヘキシル基、オクチル基、イソ
オクチル基、ノニル基、イソノニル基などを挙げること
ができる。低級アルコキシ基とは、炭素数1から4まで
のアルコキシ基などであり、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、アリルオキシ
基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ
基、tert−ブトキシ基などを挙げることができる。
低級アルコキシカルボニル基の低級アルコキシ部として
は、前記低級アルコキシ基と同様の炭素数1から4まで
の低級アルコキシ部などを挙げることができる。本発明
化合物を表−1[表1]から表−8[表23]に具体的
に例示するが、本発明がそれらのみに限定されることが
ないのはいうまでもない。
について説明を加える。ハロゲン原子としては、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを挙げるこ
とができる。低級アルキル基とは、炭素数1から4まで
のアルキル基などであり、例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基など
を挙げることができる。アルキル基とは、炭素数1から
9までの直鎖状、分岐鎖状および環状のアルキル基など
であり、例えば先に説明した低級アルキル基のほか、ペ
ンチル基、イソペンチル基、tert−ペンチル基、ネ
オペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、イソヘプチ
ル基、4−メチルシクロヘキシル基、オクチル基、イソ
オクチル基、ノニル基、イソノニル基などを挙げること
ができる。低級アルコキシ基とは、炭素数1から4まで
のアルコキシ基などであり、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、アリルオキシ
基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ
基、tert−ブトキシ基などを挙げることができる。
低級アルコキシカルボニル基の低級アルコキシ部として
は、前記低級アルコキシ基と同様の炭素数1から4まで
の低級アルコキシ部などを挙げることができる。本発明
化合物を表−1[表1]から表−8[表23]に具体的
に例示するが、本発明がそれらのみに限定されることが
ないのはいうまでもない。
【0009】
【表1】表−1 ──────────────────────────────────── 化合物 R1 Z 番号 ──────────────────────────────────── 1 CH3 OH 2 C2H5 OH 3 n−C3H7 OH 4 iso−C3H7 OH 5 n−C4H9 OH 6 iso−C4H9 OH 7 sec−C4H9 OH 8 tert−C4H9 OH 9 n−C5H11 OH 10 iso−C5H11 OH 11 neo−C5H11 OH 12 tert−C5H11 OH 13 cyclopentyl OH 14 n−C6H13 OH 15 iso−C6H13 OH 16 cyclohexyl OH 17 n−C7H15 OH
【0010】
【表2】 18 iso−C7H15 OH 19 4−methylcyclohexyl OH 20 n−C8H17 OH 21 iso−C8H17 OH 22 n−C9H19 OH 23 iso−C9H19 OH 24 CH3 OSO3H 25 C2H5 OSO3H 26 n−C3H7 OSO3H 27 iso−C3H7 OSO3H 28 n−C4H9 OSO3H 29 iso−C4H9 OSO3H 30 sec−C4H9 OSO3H 31 tert−C4H9 OSO3H 32 n−C5H11 OSO3H 33 iso−C5H11 OSO3H 34 neo−C5H11 OSO3H 35 tert−C5H11 OSO3H 36 cyclopentyl OSO3H 37 n−C6H13 OSO3H 38 iso−C6H13 OSO3H 39 cyclohexyl OSO3H 40 n−C7H15 OSO3H 41 iso−C7H15 OSO3H 42 4−methylcyclohexyl OSO3H 43 n−C8H17 OSO3H 44 iso−C8H17 OSO3H
【0011】
【表3】 45 n−C9H19 OSO3H 46 iso−C9H19 OSO3H ────────────────────────────────────
【0012】
【表4】表−2 ──────────────────────────────────── 化合物 R1 X Z 番号 ──────────────────────────────────── 1 CH3 H 2−OH 2 C2H5 H 2−OH 3 n−C3H7 H 2−OH 4 n−C6H13 H 2−OH 5 n−C9H19 H 2−OH 6 CH3 4−OH 2−OH 7 n−C3H7 4−OH 2−OH 8 n−C6H13 4−OH 2−OH 9 CH3 4−Cl 2−OH 10 n−C3H7 4−Cl 2−OH 11 n−C6H13 4−Cl 2−OH 12 CH3 4−CH3 2−OH 13 n−C3H7 4−CH3 2−OH 14 n−C6H13 4−CH3 2−OH 15 CH3 H 3−OH 16 C2H5 H 3−OH 17 n−C3H7 H 3−OH
【0013】
【表5】 18 n−C6H13 H 3−OH 19 n−C9H19 H 3−OH 20 CH3 4−OH 3−OH 21 n−C3H7 4−OH 3−OH 22 n−C6H13 4−OH 3−OH 23 CH3 5−OH 3−OH 24 n−C3H7 5−OH 3−OH 25 n−C6H13 5−OH 3−OH 26 CH3 4−F 3−OH 27 n−C3H7 4−F 3−OH 28 n−C6H13 4−F 3−OH 29 CH3 4−Cl 3−OH 30 n−C3H7 4−Cl 3−OH 31 n−C6H13 4−Cl 3−OH 32 CH3 4−Br 3−OH 33 n−C3H7 4−Br 3−OH 34 n−C6H13 4−Br 3−OH 35 CH3 4−I 3−OH 36 n−C3H7 4−I 3−OH 37 n−C6H13 4−I 3−OH 38 CH3 4−CH3 3−OH 39 n−C3H7 4−CH3 3−OH 40 n−C6H13 4−CH3 3−OH 41 CH3 4−C2H5 3−OH 42 n−C3H7 4−C2H5 3−OH 43 n−C6H13 4−C2H5 3−OH 44 CH3 3−F 4−OH
【0014】
【表6】 45 n−C3H7 3−F 4−OH 46 n−C6H13 3−F 4−OH 47 CH3 3−Cl 4−OH 48 n−C3H7 3−Cl 4−OH 49 n−C6H13 3−Cl 4−OH 50 CH3 3−Br 4−OH 51 n−C3H7 3−Br 4−OH 52 n−C6H13 3−Br 4−OH 53 CH3 3−I 4−OH 54 n−C3H7 3−I 4−OH 55 n−C6H13 3−I 4−OH 56 CH3 3−CH3 4−OH 57 n−C3H7 3−CH3 4−OH 58 n−C6H13 3−CH3 4−OH 59 CH3 3−C2H5 4−OH 60 n−C3H7 3−C2H5 4−OH 61 n−C6H13 3−C2H5 4−OH 62 CH3 H 2−OSO3H 63 C2H5 H 2−OSO3H 64 n−C3H7 H 2−OSO3H 65 n−C6H13 H 2−OSO3H 66 n−C9H19 H 2−OSO3H 67 CH3 4−Cl 2−OSO3H 68 n−C3H7 4−Cl 2−OSO3H 69 n−C6H13 4−Cl 2−OSO3H 70 CH3 4−CH3 2−OSO3H 71 n−C3H7 4−CH3 2−OSO3H
【0015】
【表7】 72 n−C6H13 4−CH3 2−OSO3H 73 CH3 H 3−OSO3H 74 C2H5 H 3−OSO3H 75 n−C3H7 H 3−OSO3H 76 n−C6H13 H 3−OSO3H 77 n−C9H19 H 3−OSO3H 78 CH3 4−Cl 3−OSO3H 79 n−C3H7 4−Cl 3−OSO3H 80 n−C6H13 4−Cl 3−OSO3H 81 CH3 4−CH3 3−OSO3H 82 n−C3H7 4−CH3 3−OSO3H 83 n−C6H13 4−CH3 3−OSO3H 84 CH3 3−Cl 4−OSO3H 85 n−C3H7 3−Cl 4−OSO3H 86 n−C6H13 3−Cl 4−OSO3H 87 CH3 3−CH3 4−OSO3H 88 n−C3H7 3−CH3 4−OSO3H 89 n−C6H13 3−CH3 4−OSO3H ────────────────────────────────────
【0016】
【表8】表−3 ──────────────────────────────────── 化合物 R1 X Y 番号 ──────────────────────────────────── 1 CH3 2−OH 6−OH 2 n−C3H7 2−OH 6−OH 3 n−C6H13 2−OH 6−OH 4 CH3 3−OH 5−OH 5 n−C3H7 3−OH 5−OH 6 n−C6H13 3−OH 5−OH 7 CH3 2−F 6−F 8 n−C3H7 2−F 6−F 9 n−C6H13 2−F 6−F 10 CH3 3−F 5−F 11 n−C3H7 3−F 5−F 12 n−C6H13 3−F 5−F 13 CH3 2−Cl 6−Cl 14 n−C3H7 2−Cl 6−Cl 15 n−C6H13 2−Cl 6−Cl 16 CH3 3−Cl 5−Cl 17 n−C3H7 3−Cl 5−Cl
【0017】
【表9】 18 n−C6H13 3−Cl 5−Cl 19 CH3 2−Br 6−Br 20 n−C3H7 2−Br 6−Br 21 n−C6H13 2−Br 6−Br 22 CH3 3−Br 5−Br 23 n−C3H7 3−Br 5−Br 24 n−C6H13 3−Br 5−Br 25 CH3 2−I 6−I 26 n−C3H7 2−I 6−I 27 n−C6H13 2−I 6−I 28 CH3 3−I 5−I 29 n−C3H7 3−I 5−I 30 n−C6H13 3−I 5−I 31 CH3 2−CH3 6−CH3 32 n−C3H7 2−CH3 6−CH3 33 n−C6H13 2−CH3 6−CH3 34 CH3 3−CH3 5−CH3 35 n−C3H7 3−CH3 5−CH3 36 n−C6H13 3−CH3 5−CH3 37 CH3 3−C2H5 5−C2H5 38 n−C3H7 3−C2H5 5−C2H5 39 n−C6H13 3−C2H5 5−C2H5 40 CH3 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 41 n−C3H7 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 42 n−C6H13 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 43 CH3 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 44 n−C3H7 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7)
【0018】
【表10】 45 n−C6H13 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 46 CH3 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 47 n−C3H7 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 48 n−C6H13 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 49 CH3 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 50 n−C3H7 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 51 n−C6H13 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 52 CH3 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 53 n−C3H7 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 54 n−C6H13 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 55 CH3 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 56 n−C3H7 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 57 n−C6H13 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) ────────────────────────────────────
【0019】
【表11】表−4 ──────────────────────────────────── 化合物 R1 X Y 番号 ──────────────────────────────────── 1 CH3 2−Cl 6−Cl 2 n−C3H7 2−Cl 6−Cl 3 n−C6H13 2−Cl 6−Cl 4 CH3 3−Cl 5−Cl 5 n−C3H7 3−Cl 5−Cl 6 n−C6H13 3−Cl 5−Cl 7 CH3 2−CH3 6−CH3 8 n−C3H7 2−CH3 6−CH3 9 n−C6H13 2−CH3 6−CH3 10 CH3 3−CH3 5−CH3 11 n−C3H7 3−CH3 5−CH3 12 n−C6H13 3−CH3 5−CH3 ────────────────────────────────────
【0020】
【表12】表−5 ──────────────────────────────────── 化合物 R2 R3 Z 番号 ──────────────────────────────────── 1 H H 2−OH 2 4−OH H 2−OH 3 4−F H 2−OH 4 4−Cl H 2−OH 5 3−Cl 4−Cl 2−OH 6 4−CH3 H 2−OH 7 3−CH3 4−CH3 2−OH 8 4−CH3O H 2−OH 9 H H 2−OSO3H 10 4−OH H 2−OSO3H 11 4−F H 2−OSO3H 12 4−Cl H 2−OSO3H 13 3−Cl 4−Cl 2−OSO3H 14 4−CH3 H 2−OSO3H 15 3−CH3 4−CH3 2−OSO3H 16 4−CH3O H 2−OSO3H 17 H H 3−OH
【0021】
【表13】 18 4−OH H 3−OH 19 4−F H 3−OH 20 4−Cl H 3−OH 21 3−Cl 4−Cl 3−OH 22 4−CH3 H 3−OH 23 3−CH3 4−CH3 3−OH 24 4−CH3O H 3−OH 25 H H 3−OSO3H 26 4−OH H 3−OSO3H 27 4−F H 3−OSO3H 28 4−Cl H 3−OSO3H 29 3−Cl 4−Cl 3−OSO3H 30 4−CH3 H 3−OSO3H 31 3−CH3 4−CH3 3−OSO3H 32 4−CH3O H 3−OSO3H 33 H H 4−OH 34 4−OH H 4−OH 35 4−F H 4−OH 36 4−Cl H 4−OH 37 3−Cl 4−Cl 4−OH 38 4−Br H 4−OH 39 4−I H 4−OH 40 4−NO2 H 4−OH 41 4−CN H 4−OH 42 4−CH3CO H 4−OH 43 4−CH3 H 4−OH 44 3−CH3 4−CH3 4−OH
【0022】
【表14】 45 4−C2H5 H 4−OH 46 4−CH3O H 4−OH 47 3−CH3O 4−CH3O 4−OH 48 4−C2H5O H 4−OH 49 4−CH3OCO H 4−OH 50 4−C2H5OCO H 4−OH 51 H H 4−OSO3H 52 4−OH H 4−OSO3H 53 4−F H 4−OSO3H 54 4−Cl H 4−OSO3H 55 3−Cl 4−Cl 4−OSO3H 56 4−Br H 4−OSO3H 57 4−I H 4−OSO3H 58 4−NO2 H 4−OSO3H 59 4−CN H 4−OSO3H 60 4−CH3CO H 4−OSO3H 61 4−CH3 H 4−OSO3H 62 3−CH3 4−CH3 4−OSO3H 63 4−C2H5 H 4−OSO3H 64 4−CH3O H 4−OSO3H 65 3−CH3O 4−CH3O 4−OSO3H 66 4−C2H5O H 4−OSO3H 67 4−CH3OCO H 4−OSO3H 68 4−C2H5OCO H 4−OSO3H ────────────────────────────────────
【0023】
【表15】表−6 ──────────────────────────────────── 化合物 R2 X Z 番号 ──────────────────────────────────── 1 H 4−OH 2−OH 2 4−OH 4−OH 2−OH 3 4−F 4−OH 2−OH 4 4−Cl 4−OH 2−OH 5 4−CH3 4−OH 2−OH 6 4−CH3O 4−OH 2−OH 7 H 4−Cl 2−OH 8 4−OH 4−Cl 2−OH 9 4−F 4−Cl 2−OH 10 4−Cl 4−Cl 2−OH 11 4−CH3 4−Cl 2−OH 12 4−CH3O 4−Cl 2−OH 13 H 4−CH3 2−OH 14 4−OH 4−CH3 2−OH 15 4−F 4−CH3 2−OH 16 4−Cl 4−CH3 2−OH 17 4−CH3 4−CH3 2−OH
【0024】
【表16】 18 4−CH3O 4−CH3 2−OH 19 H 4−OH 3−OH 20 4−OH 4−OH 3−OH 21 4−F 4−OH 3−OH 22 4−Cl 4−OH 3−OH 23 4−CH3 4−OH 3−OH 24 4−CH3O 4−OH 3−OH 25 H 5−OH 3−OH 26 4−OH 5−OH 3−OH 27 4−F 5−OH 3−OH 28 4−Cl 5−OH 3−OH 29 4−CH3 5−OH 3−OH 30 4−CH3O 5−OH 3−OH 31 H 4−Cl 3−OH 32 4−OH 4−Cl 3−OH 33 4−F 4−Cl 3−OH 34 4−Cl 4−Cl 3−OH 35 4−CH3 4−Cl 3−OH 36 4−CH3O 4−Cl 3−OH 37 H 4−CH3 3−OH 38 4−OH 4−CH3 3−OH 39 4−F 4−CH3 3−OH 40 4−Cl 4−CH3 3−OH 41 4−CH3 4−CH3 3−OH 42 4−CH3O 4−CH3 3−OH 43 H 3−Cl 4−OH 44 4−OH 3−Cl 4−OH
【0025】
【表17】 45 4−F 3−Cl 4−OH 46 4−Cl 3−Cl 4−OH 47 4−CH3 3−Cl 4−OH 48 4−CH3O 3−Cl 4−OH 49 H 3−CH3 4−OH 50 4−OH 3−CH3 4−OH 51 4−F 3−CH3 4−OH 52 4−Cl 3−CH3 4−OH 53 4−CH3 3−CH3 4−OH 54 4−CH3O 3−CH3 4−OH 55 H 4−Cl 2−OSO3H 56 4−OH 4−Cl 2−OSO3H 57 4−F 4−Cl 2−OSO3H 58 4−Cl 4−Cl 2−OSO3H 59 4−CH3 4−Cl 2−OSO3H 60 4−CH3O 4−Cl 2−OSO3H 61 H 4−CH3 2−OSO3H 62 4−OH 4−CH3 2−OSO3H 63 4−F 4−CH3 2−OSO3H 64 4−Cl 4−CH3 2−OSO3H 65 4−CH3 4−CH3 2−OSO3H 66 4−CH3O 4−CH3 2−OSO3H 67 H 4−Cl 3−OSO3H 68 4−OH 4−Cl 3−OSO3H 69 4−F 4−Cl 3−OSO3H 70 4−Cl 4−Cl 3−OSO3H 71 4−CH3 4−Cl 3−OSO3H
【0026】
【表18】 72 4−CH3O 4−Cl 3−OSO3H 73 H 4−CH3 3−OSO3H 74 4−OH 4−CH3 3−OSO3H 75 4−F 4−CH3 3−OSO3H 76 4−Cl 4−CH3 3−OSO3H 77 4−CH3 4−CH3 3−OSO3H 78 4−CH3O 4−CH3 3−OSO3H 79 H 3−Cl 4−OSO3H 80 4−OH 3−Cl 4−OSO3H 81 4−F 3−Cl 4−OSO3H 82 4−Cl 3−Cl 4−OSO3H 83 4−CH3 3−Cl 4−OSO3H 84 4−CH3O 3−Cl 4−OSO3H 85 H 3−CH3 4−OSO3H 86 4−OH 3−CH3 4−OSO3H 87 4−F 3−CH3 4−OSO3H 88 4−Cl 3−CH3 4−OSO3H 89 4−CH3 3−CH3 4−OSO3H 90 4−CH3O 3−CH3 4−OSO3H ────────────────────────────────────
【0027】
【表19】表−7 ──────────────────────────────────── 化合物 R2 X Y 番号 ──────────────────────────────────── 1 H 2−OH 6−OH 2 4−OH 2−OH 6−OH 3 4−Cl 2−OH 6−OH 4 4−CH3 2−OH 6−OH 5 4−CH3O 2−OH 6−OH 6 H 3−OH 5−OH 7 4−OH 3−OH 5−OH 8 4−Cl 3−OH 5−OH 9 4−CH3 3−OH 5−OH 10 4−CH3O 3−OH 5−OH 11 H 2−Cl 6−Cl 12 4−OH 2−Cl 6−Cl 13 4−Cl 2−Cl 6−Cl 14 4−CH3 2−Cl 6−Cl 15 4−CH3O 2−Cl 6−Cl 16 H 3−Cl 5−Cl 17 4−OH 3−Cl 5−Cl
【0028】
【表20】 18 4−Cl 3−Cl 5−Cl 19 4−CH3 3−Cl 5−Cl 20 4−CH3O 3−Cl 5−Cl 21 H 2−CH3 6−CH3 22 4−OH 2−CH3 6−CH3 23 4−Cl 2−CH3 6−CH3 24 4−CH3 2−CH3 6−CH3 25 4−CH3O 2−CH3 6−CH3 26 H 3−CH3 5−CH3 27 4−OH 3−CH3 5−CH3 28 4−Cl 3−CH3 5−CH3 29 4−CH3 3−CH3 5−CH3 30 4−CH3O 3−CH3 5−CH3 31 H 3−C2H5 5−C2H5 32 4−Cl 3−C2H5 5−C2H5 33 4−CH3 3−C2H5 5−C2H5 34 H 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 35 4−Cl 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 36 4−CH3 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 37 H 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 38 4−Cl 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 39 4−CH3 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 40 H 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 41 4−Cl 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 42 4−CH3 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 43 H 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 44 4−Cl 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9)
【0029】
【表21】 45 4−CH3 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 46 H 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 47 4−Cl 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 48 4−CH3 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 49 H 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 50 4−Cl 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 51 4−CH3 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) ────────────────────────────────────
【0030】
【表22】表−8 ──────────────────────────────────── 化合物 R2 X Y 番号 ──────────────────────────────────── 1 H 2−Cl 6−Cl 2 4−OH 2−Cl 6−Cl 3 4−Cl 2−Cl 6−Cl 4 4−CH3 2−Cl 6−Cl 5 4−CH3O 2−Cl 6−Cl 6 H 3−Cl 5−Cl 7 4−OH 3−Cl 5−Cl 8 4−Cl 3−Cl 5−Cl 9 4−CH3 3−Cl 5−Cl 10 4−CH3O 3−Cl 5−Cl 11 H 2−CH3 6−CH3 12 4−OH 2−CH3 6−CH3 13 4−Cl 2−CH3 6−CH3 14 4−CH3 2−CH3 6−CH3 15 4−CH3O 2−CH3 6−CH3 16 H 3−CH3 5−CH3 17 4−OH 3−CH3 5−CH3
【0031】
【表23】 18 4−Cl 3−CH3 5−CH3 19 4−CH3 3−CH3 5−CH3 20 4−CH3O 3−CH3 5−CH3 21 H 3−C2H5 5−C2H5 22 4−Cl 3−C2H5 5−C2H5 23 4−CH3 3−C2H5 5−C2H5 24 H 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 25 4−Cl 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 26 4−CH3 3−(n−C3H7) 5−(n−C3H7) 27 H 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 28 4−Cl 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 29 4−CH3 3−(iso−C3H7) 5−(iso−C3H7) 30 H 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 31 4−Cl 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 32 4−CH3 3−(n−C4H9) 5−(n−C4H9) 33 H 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 34 4−Cl 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 35 4−CH3 3−(iso−C4H9) 5−(iso−C4H9) 36 H 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 37 4−Cl 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 38 4−CH3 3−(sec−C4H9) 5−(sec−C4H9) 39 H 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 40 4−Cl 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) 41 4−CH3 3−(tert−C4H9) 5−(tert−C4H9) ────────────────────────────────────
【0032】また、一般式(1)の化合物の塩として
は、薬学的に許容されるものであればよく、例えばリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウ
ムなどの無機塩類、アンモニア、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、ピペリジン、モルホリンなどの有機ア
ミン類あるいはアミノ酸類との塩などが挙げられる。
は、薬学的に許容されるものであればよく、例えばリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウ
ムなどの無機塩類、アンモニア、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、ピペリジン、モルホリンなどの有機ア
ミン類あるいはアミノ酸類との塩などが挙げられる。
【0033】次に本発明の化合物の代表的な製造法を以
下に示す。一般式(1)で示される化合物のうち、Zが
ヒドロキシル基である化合物は、例えば以下に示すよう
に、[製造工程1]または[製造工程2]などのいずれ
かの方法により一般式(3)[化12]
下に示す。一般式(1)で示される化合物のうち、Zが
ヒドロキシル基である化合物は、例えば以下に示すよう
に、[製造工程1]または[製造工程2]などのいずれ
かの方法により一般式(3)[化12]
【0034】
【化12】 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、R
1はアルキル基または一般式(2)[化13]
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、R
1はアルキル基または一般式(2)[化13]
【0035】
【化13】 (式中、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロ
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であり、
R4は低級アルキル基を表す。)で示される化合物を製
造し、これをたとえば[製造工程3]などの方法により
酸加水分解することにより製造できる。 [製造工程1] 一般式(5)[化14]
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であり、
R4は低級アルキル基を表す。)で示される化合物を製
造し、これをたとえば[製造工程3]などの方法により
酸加水分解することにより製造できる。 [製造工程1] 一般式(5)[化14]
【0036】
【化14】 (式中、X、Y、R1およびR4は前記と同義。)で示さ
れるケトンを適当な塩基存在下、二硫化炭素および一般
式(6)[化15]
れるケトンを適当な塩基存在下、二硫化炭素および一般
式(6)[化15]
【0037】
【化15】 (式中、R5は炭素数1から4までの低級アルキル基、
W1はハロゲン原子、あるいは硫酸またはスルホン酸の
エステル残基を表す。)または一般式(7)[化16]
W1はハロゲン原子、あるいは硫酸またはスルホン酸の
エステル残基を表す。)または一般式(7)[化16]
【0038】
【化16】 (式中、W1は前記と同義、Vは炭素数2から4までの
アルキレン基を表す。)で示される化合物と反応させ、
一般式(8)[化17]
アルキレン基を表す。)で示される化合物と反応させ、
一般式(8)[化17]
【0039】
【化17】 (式中、X、Y、R1およびR4は前記と同義、R6は、
炭素数1から4までの低級アルキル基またはR6同士連
結した炭素数2から4までのアルキレン基を表す。)で
示される化合物を先ず製造する。次にこれを五硫化リン
と反応させることにより一般式(3)の化合物を製造で
きる。第1段階の反応は、通常ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの溶媒中で行われる。反応温度は−20℃か
ら100℃であり、反応時間は数時間から24時間であ
る。また、用いる適当な塩基としては、水素化ナトリウ
ムやナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
トリウムtert−アミロキシドなどの金属アルコラー
トなどを挙げることができる。第2段階の反応は、通常
五硫化リンに対して不活性な有機溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジンまたはクロロベンゼ
ンなどの溶媒を使用し、室温から200℃の温度で実施
される。反応時間は、数十分から12時間である。本反
応に用いる五硫化リンは、ケトンに対して、1から5倍
モル程度、好ましくは、1から3倍モルである。なお一
般式(5)で示される化合物は、たとえば酸クロリドと
Grignard試薬との反応により製造できる。 [製造工程2] 一般式(9)[化18]
炭素数1から4までの低級アルキル基またはR6同士連
結した炭素数2から4までのアルキレン基を表す。)で
示される化合物を先ず製造する。次にこれを五硫化リン
と反応させることにより一般式(3)の化合物を製造で
きる。第1段階の反応は、通常ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの溶媒中で行われる。反応温度は−20℃か
ら100℃であり、反応時間は数時間から24時間であ
る。また、用いる適当な塩基としては、水素化ナトリウ
ムやナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
トリウムtert−アミロキシドなどの金属アルコラー
トなどを挙げることができる。第2段階の反応は、通常
五硫化リンに対して不活性な有機溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジンまたはクロロベンゼ
ンなどの溶媒を使用し、室温から200℃の温度で実施
される。反応時間は、数十分から12時間である。本反
応に用いる五硫化リンは、ケトンに対して、1から5倍
モル程度、好ましくは、1から3倍モルである。なお一
般式(5)で示される化合物は、たとえば酸クロリドと
Grignard試薬との反応により製造できる。 [製造工程2] 一般式(9)[化18]
【0040】
【化18】 (式中、X、Y、R1およびR4は前記と同義、R7は炭
素数1から4までの低級アルキル基を表す。)で示され
る3−オキソエステルを、チオネート化剤、例えば五硫
化リンまたはローソン試薬(すなわち2,4−ビス(4
−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホ
スフエタン−2,4−ジスルフィド)により環化させる
ことによって一般式(3)の化合物を製造できる。本反
応に用いるチオネート化剤は、3−オキソエステルに対
して、1から5倍モル程度、好ましくは、1から3倍モ
ルである。なお五硫化リンとローソン試薬を任意の比で
同時に用いてもよく、また反応混合物中に粉末硫黄を加
えてもよい。用いる粉末硫黄は、3−オキソエステルに
対して0.5から5倍モル程度である。反応に用いる溶
媒としては、チオネート化剤に対して不活性な有機溶
媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンま
たはクロロベンゼンなどの溶媒を使用し、室温から20
0℃の温度で実施される。反応時間は、数十分から12
時間である 一般式(9)の3−オキソエステルは、一般式(10)
[化19]
素数1から4までの低級アルキル基を表す。)で示され
る3−オキソエステルを、チオネート化剤、例えば五硫
化リンまたはローソン試薬(すなわち2,4−ビス(4
−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホ
スフエタン−2,4−ジスルフィド)により環化させる
ことによって一般式(3)の化合物を製造できる。本反
応に用いるチオネート化剤は、3−オキソエステルに対
して、1から5倍モル程度、好ましくは、1から3倍モ
ルである。なお五硫化リンとローソン試薬を任意の比で
同時に用いてもよく、また反応混合物中に粉末硫黄を加
えてもよい。用いる粉末硫黄は、3−オキソエステルに
対して0.5から5倍モル程度である。反応に用いる溶
媒としては、チオネート化剤に対して不活性な有機溶
媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンま
たはクロロベンゼンなどの溶媒を使用し、室温から20
0℃の温度で実施される。反応時間は、数十分から12
時間である 一般式(9)の3−オキソエステルは、一般式(10)
[化19]
【0041】
【化19】 (式中、R1およびR7は前記と同義。)で示される3−
オキソエステルと一般式(11)[化20]
オキソエステルと一般式(11)[化20]
【0042】
【化20】 (式中、X、YおよびR4は前記と同義、W2はハロゲン
原子、あるいは硫酸またはスルホン酸のエステル残基を
表す。)で示される化合物とを適当な塩基存在下、反応
させることによって製造できる。反応は、アセトン、ジ
エチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの溶媒中行われる。反応温度は−10℃から
溶媒の沸点までであり、反応時間は数時間から48時間
である。また、用いる適当な塩基としては、水素化ナト
リウム、ナトリウムメトキシドやナトリウムエトキシド
などの金属アルコラート、炭酸ナトリウムや炭酸カリウ
ムなどのアルカリ金属炭酸塩、ヨウ化ナトリウムやヨウ
化カリウムなどのアルカリ金属ヨウ化物を挙げることが
できる。
原子、あるいは硫酸またはスルホン酸のエステル残基を
表す。)で示される化合物とを適当な塩基存在下、反応
させることによって製造できる。反応は、アセトン、ジ
エチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの溶媒中行われる。反応温度は−10℃から
溶媒の沸点までであり、反応時間は数時間から48時間
である。また、用いる適当な塩基としては、水素化ナト
リウム、ナトリウムメトキシドやナトリウムエトキシド
などの金属アルコラート、炭酸ナトリウムや炭酸カリウ
ムなどのアルカリ金属炭酸塩、ヨウ化ナトリウムやヨウ
化カリウムなどのアルカリ金属ヨウ化物を挙げることが
できる。
【0043】一般式(10)で表される3−オキソエス
テルは、例えば、J.Org.Chem.,43,20
87(1978)およびJ.Chem.Soc.,24
07(1963)に記載の方法、クライゼン縮合の通常
の条件などによって製造できる。
テルは、例えば、J.Org.Chem.,43,20
87(1978)およびJ.Chem.Soc.,24
07(1963)に記載の方法、クライゼン縮合の通常
の条件などによって製造できる。
【0044】[製造工程3]一般式(3)で示される化
合物の酸加水分解に用いる試薬としては、臭化水素、ヨ
ウ化水素、赤リン、トリフルオロ酢酸、塩酸、ピリジン
塩酸塩、ピリジン臭化水素酸塩、三塩化ホウ素、三臭化
ホウ素、三ヨウ化ホウ素、、塩化アルミニウム、臭化ア
ルミニウム、ヨウ化マグネシウムエーテレート、ヨウ化
リチウムなどが挙げられる。反応は、無溶媒もしくは
水、無水酢酸、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン、コリ
ジン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、−10℃か
ら250℃の温度で、反応時間数十分から10時間で実
施される。一般式(1)で示される化合物のうち、Zが
ヒドロキシスルホニルオキシ基である化合物は、例えば
[製造工程3]などの方法により一般式(4)[化2
1]
合物の酸加水分解に用いる試薬としては、臭化水素、ヨ
ウ化水素、赤リン、トリフルオロ酢酸、塩酸、ピリジン
塩酸塩、ピリジン臭化水素酸塩、三塩化ホウ素、三臭化
ホウ素、三ヨウ化ホウ素、、塩化アルミニウム、臭化ア
ルミニウム、ヨウ化マグネシウムエーテレート、ヨウ化
リチウムなどが挙げられる。反応は、無溶媒もしくは
水、無水酢酸、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン、コリ
ジン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、−10℃か
ら250℃の温度で、反応時間数十分から10時間で実
施される。一般式(1)で示される化合物のうち、Zが
ヒドロキシスルホニルオキシ基である化合物は、例えば
[製造工程3]などの方法により一般式(4)[化2
1]
【0045】
【化21】 (式中、X、YおよびR1は前記と同義。)で示される
化合物を製造し、これを例えば[製造工程4]などの方
法により硫酸エステル化することにより製造できる。
化合物を製造し、これを例えば[製造工程4]などの方
法により硫酸エステル化することにより製造できる。
【0046】[製造工程4]一般式(4)で示される化
合物の硫酸エステル化に用いる試薬としては、三酸化硫
黄または三酸化硫黄錯体などが挙げられる。三酸化硫黄
錯体は、エーテル、アミン、スルフィドなどのルイス酸
との錯体で、N,N−ジメチルホルムアミド・三酸化硫
黄錯体、ジオキサン・三酸化硫黄錯体、ピリジン・三酸
化硫黄錯体、トリエチルアミン・三酸化硫黄錯体、トリ
メチルアミン・三酸化硫黄錯体などが挙げられる。反応
は、第3級アミン、アルカリ金属、アルカリ土類金属も
しくはこれらの有機酸塩等の塩基存在下に行うことが望
ましいが、第3級アミン・三酸化硫黄錯体を使用すると
きは塩基を必要としない。一般式(4)で示される化合
物に対して用いられる三酸化硫黄または三酸化硫黄錯体
の量は、1.5から5モル等量、好ましくは2.0から
3.5モル等量である。また塩基を用いる場合は、一般
式(4)で示される化合物に対して1.5から5モル等
量、好ましくは2.0から3.5モル等量使用する。溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−ブチ
ルアルコール、iso−ブチルアルコール、tert−
ブチルアルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンな
どを挙げることができる。反応温度は、0℃から溶媒の
沸点の範囲で、反応時間は数分から10時間である。
合物の硫酸エステル化に用いる試薬としては、三酸化硫
黄または三酸化硫黄錯体などが挙げられる。三酸化硫黄
錯体は、エーテル、アミン、スルフィドなどのルイス酸
との錯体で、N,N−ジメチルホルムアミド・三酸化硫
黄錯体、ジオキサン・三酸化硫黄錯体、ピリジン・三酸
化硫黄錯体、トリエチルアミン・三酸化硫黄錯体、トリ
メチルアミン・三酸化硫黄錯体などが挙げられる。反応
は、第3級アミン、アルカリ金属、アルカリ土類金属も
しくはこれらの有機酸塩等の塩基存在下に行うことが望
ましいが、第3級アミン・三酸化硫黄錯体を使用すると
きは塩基を必要としない。一般式(4)で示される化合
物に対して用いられる三酸化硫黄または三酸化硫黄錯体
の量は、1.5から5モル等量、好ましくは2.0から
3.5モル等量である。また塩基を用いる場合は、一般
式(4)で示される化合物に対して1.5から5モル等
量、好ましくは2.0から3.5モル等量使用する。溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−ブチ
ルアルコール、iso−ブチルアルコール、tert−
ブチルアルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンな
どを挙げることができる。反応温度は、0℃から溶媒の
沸点の範囲で、反応時間は数分から10時間である。
【0047】このようにして得られた本発明の一般式
(1)の化合物は、再結晶法やカラムクロマトグラフィ
−などの常法により単離精製することができる。また、
本発明の一般式(1)で表される化合物は、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ア
ルミニウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の金属炭酸塩、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、ピペリジン、モルホリン等の有機アミン類、水
酸化アンモニウム、アンモニアまたはイオン交換樹脂と
常法処理することにより塩として製造することができ
る。
(1)の化合物は、再結晶法やカラムクロマトグラフィ
−などの常法により単離精製することができる。また、
本発明の一般式(1)で表される化合物は、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ア
ルミニウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の金属炭酸塩、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、ピペリジン、モルホリン等の有機アミン類、水
酸化アンモニウム、アンモニアまたはイオン交換樹脂と
常法処理することにより塩として製造することができ
る。
【0048】本発明の一般式(1)で表される化合物ま
たはその塩は、通常用いられる製剤用担体、賦形剤、そ
の他の添加剤を用いて、錠剤、顆粒剤、散剤、懸濁剤、
カプセル剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射
剤、座剤、輸液用等張液等の非経口投与剤として投与で
きる。例えば、錠剤とする場合、吸着剤としては、結晶
性セルロ−ス、軽質無水ケイ酸等を用い、賦形剤として
は、トウモロコシデンプン、乳糖、燐酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム等が用いられる。また、注射剤
を調製する場合には必要により、pH調節剤、緩衝剤、
安定化剤、保存剤、可溶化剤等を添加し、調製投与され
る。投与量は、投与ル−ト、患者の体重、年齢、症状等
により適時調製される。例えば、心筋梗塞発症患者にお
いては、緊急入院直後より、閉塞冠動脈再開通の術前、
術中及び術後数時間にわたり、連続的に静脈内に持続注
入し、緊急度に応じて頻回の単回投与を組合せることが
好ましい。単回投与は、成人1回当り、0.1から50
0mg、持続投与は毎分0.1から100mgの割合で
投与される。
たはその塩は、通常用いられる製剤用担体、賦形剤、そ
の他の添加剤を用いて、錠剤、顆粒剤、散剤、懸濁剤、
カプセル剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射
剤、座剤、輸液用等張液等の非経口投与剤として投与で
きる。例えば、錠剤とする場合、吸着剤としては、結晶
性セルロ−ス、軽質無水ケイ酸等を用い、賦形剤として
は、トウモロコシデンプン、乳糖、燐酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム等が用いられる。また、注射剤
を調製する場合には必要により、pH調節剤、緩衝剤、
安定化剤、保存剤、可溶化剤等を添加し、調製投与され
る。投与量は、投与ル−ト、患者の体重、年齢、症状等
により適時調製される。例えば、心筋梗塞発症患者にお
いては、緊急入院直後より、閉塞冠動脈再開通の術前、
術中及び術後数時間にわたり、連続的に静脈内に持続注
入し、緊急度に応じて頻回の単回投与を組合せることが
好ましい。単回投与は、成人1回当り、0.1から50
0mg、持続投与は毎分0.1から100mgの割合で
投与される。
【0049】
【実施例】以下に、本発明の製造例および評価例を記載
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 製造例1 4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチル−1,2
−ジチオール−3−チオンの製造(表−1の化合物番号
1の化合物) (1)1,1−ビス(メチルチオ)−2−(4−メトキ
シベンジル)−1−ブテン−3−オンの合成 tert−アミルアルコール9.90gと水素化ナトリ
ウム(約60%、油性)4.49gから調製したナトリ
ウムtert−アミロキシドのベンゼン(60ml)溶
液中に、二硫化炭素4.27gと4−(4−メトキシフ
ェニル)−2−ブタノン10.00gの混合物を、5〜
10℃で1.2時間かけて適下した。5時間室温にて攪
拌した後、反応混合物を0〜5℃に保ち、ヨウ化メチル
16.24gを1時間かけて適下した。室温で2.5時
間攪拌後、水100mlを加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮残渣をカラム精製し、目的物11.37gを
得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.14(3H,s) 2.32(3H,
s) 2.36(3H,s) 3.78(3H,
s) 3.90(2H,s) 6.82(2H,
d) 7.07(2H,d) (2)4−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 加熱還流した五硫化リン8.06gのo−キシレン(8
0ml)懸濁液中に、1,1−ビス(メチルチオ)−2
−(4−メトキシベンジル)−1−ブテン−3−オン
4.37gのo−キシレン(12ml)溶液を滴下し
た。15分間還流し、室温まで冷却後ジエチルエーテル
50mlを加えた。減圧濾過により不溶物を除き、濾液
を水、1%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、
濃縮残渣をカラム精製して、目的物3.17gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.45(3H,s) 3.77(3H,
s) 4.04(2H,s) 6.80(2H,
d) 7.12(2H,d) (3)4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩5.00g中に、4
−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−1,2−ジ
チオール−3−チオン1.00gを加え、同温度で1時
間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えエーテ
ルにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を濃縮乾固す
ることにより、目的物0.64gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.48(3H,s) 3.97(2H,
s) 6.69(2H,d) 6.99(2H,
d)
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 製造例1 4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチル−1,2
−ジチオール−3−チオンの製造(表−1の化合物番号
1の化合物) (1)1,1−ビス(メチルチオ)−2−(4−メトキ
シベンジル)−1−ブテン−3−オンの合成 tert−アミルアルコール9.90gと水素化ナトリ
ウム(約60%、油性)4.49gから調製したナトリ
ウムtert−アミロキシドのベンゼン(60ml)溶
液中に、二硫化炭素4.27gと4−(4−メトキシフ
ェニル)−2−ブタノン10.00gの混合物を、5〜
10℃で1.2時間かけて適下した。5時間室温にて攪
拌した後、反応混合物を0〜5℃に保ち、ヨウ化メチル
16.24gを1時間かけて適下した。室温で2.5時
間攪拌後、水100mlを加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮残渣をカラム精製し、目的物11.37gを
得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.14(3H,s) 2.32(3H,
s) 2.36(3H,s) 3.78(3H,
s) 3.90(2H,s) 6.82(2H,
d) 7.07(2H,d) (2)4−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 加熱還流した五硫化リン8.06gのo−キシレン(8
0ml)懸濁液中に、1,1−ビス(メチルチオ)−2
−(4−メトキシベンジル)−1−ブテン−3−オン
4.37gのo−キシレン(12ml)溶液を滴下し
た。15分間還流し、室温まで冷却後ジエチルエーテル
50mlを加えた。減圧濾過により不溶物を除き、濾液
を水、1%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、
濃縮残渣をカラム精製して、目的物3.17gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.45(3H,s) 3.77(3H,
s) 4.04(2H,s) 6.80(2H,
d) 7.12(2H,d) (3)4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩5.00g中に、4
−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−1,2−ジ
チオール−3−チオン1.00gを加え、同温度で1時
間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えエーテ
ルにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を濃縮乾固す
ることにより、目的物0.64gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 2.48(3H,s) 3.97(2H,
s) 6.69(2H,d) 6.99(2H,
d)
【0050】製造例2 5−ヘキシル−4−(4−ヒドロキシベンジル)−1,
2−ジチオール−3−チオンの製造(表−1の化合物番
号14の化合物) (1)3−オキソノナン酸エチルの合成 以下のようにJ.Org.Chem.,43,2087
(1978)記載の方法で合成した。メルドラム酸2
2.49gの塩化メチレン(25ml)溶液に、0℃で
エナント酸クロリド25.00gを5分かけて、ピリジ
ン24.19gを30分かけて滴下した。同温度で1時
間、室温で2時間攪拌した後、反応混合物を0.5N塩
酸、水の順にて洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮乾固して得た固体をエタノール350
mlに溶解した。このエタノール溶液を3時間還流した
後、反応混合物の濃縮残渣をカラム精製して、目的物2
1.44gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.88(3H,t) 1.24−1.36
(9H,m) 1.56−1.68(2H,m) 2.53(2H,
t) 3.43(2H,s) 4.20(2H,
q) (2)2−(4−メトキシベンジル)−3−オキソノナ
ン酸エチルの合成 水素化ナトリウム(約60%、油性)4.00gのDM
F(200ml)懸濁液中に氷冷下、3−オキソノナン
酸エチル18.02gのDMF(50ml)溶液を滴下
した。室温で40分攪拌後、同温度で4−メトキシベン
ジルクロリド14.09gのDMF(20ml)溶液を
滴下した。80℃で6時間攪拌した後、DMFを留去
し、残渣をクロロホルムに溶解させた。このクロロホル
ム溶液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
残渣をカラム精製して、目的物12.12gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.86(3H,t) 1.12−1.28
(11H,m) 2.19(1H,t) 3.14(2H,
t) 3.75(2H,d) 3.77(3H,
s) 4.13(2H,q) 6.78(2H,
d) 7.02(2H,d) (3)5−ヘキシル−4−(4−メトキシベンジル)−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 還流した五硫化リン12.60gのピリジン(20m
l)懸濁液中に、2−(4−メトキシベンジル)−3−
オキソノナン酸エチル12.12gのピリジン(10m
l)溶液を滴下した。同温度で2時間攪拌した後、反応
混合物を室温に戻し水中に注いだ。クロロホルムで抽出
後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮残渣
をカラム精製して目的物2.65gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.87(3H,t) 1.21−1.36
(6H,m) 1.57−1.64(2H,m) 2.79(2H,
t) 3.77(3H,s) 4.06(2H,
s) 6.79(2H,d) 7.10(2H,
d) (4)5−ヘキシル−4−(4−ヒドロキシベンジル)
−1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩30.00g中に、
5−ヘキシル−4−(4−メトキシベンジル)−1,2
−ジチオール−3−チオン4.50gを加え、同温度で
5時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えク
ロロホルムにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で
洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層の濃縮
残渣をカラム精製した後、再結晶(ヘキサン/酢酸エチ
ル)して、目的物3.50gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.88(3H,t) 1.29(6H,
m) 1.61(2H,m) 2.78(2H,
t) 4.05(2H,s) 4.74(1H,
s) 6.72(2H,d) 7.05(2H,
d)
2−ジチオール−3−チオンの製造(表−1の化合物番
号14の化合物) (1)3−オキソノナン酸エチルの合成 以下のようにJ.Org.Chem.,43,2087
(1978)記載の方法で合成した。メルドラム酸2
2.49gの塩化メチレン(25ml)溶液に、0℃で
エナント酸クロリド25.00gを5分かけて、ピリジ
ン24.19gを30分かけて滴下した。同温度で1時
間、室温で2時間攪拌した後、反応混合物を0.5N塩
酸、水の順にて洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮乾固して得た固体をエタノール350
mlに溶解した。このエタノール溶液を3時間還流した
後、反応混合物の濃縮残渣をカラム精製して、目的物2
1.44gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.88(3H,t) 1.24−1.36
(9H,m) 1.56−1.68(2H,m) 2.53(2H,
t) 3.43(2H,s) 4.20(2H,
q) (2)2−(4−メトキシベンジル)−3−オキソノナ
ン酸エチルの合成 水素化ナトリウム(約60%、油性)4.00gのDM
F(200ml)懸濁液中に氷冷下、3−オキソノナン
酸エチル18.02gのDMF(50ml)溶液を滴下
した。室温で40分攪拌後、同温度で4−メトキシベン
ジルクロリド14.09gのDMF(20ml)溶液を
滴下した。80℃で6時間攪拌した後、DMFを留去
し、残渣をクロロホルムに溶解させた。このクロロホル
ム溶液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
残渣をカラム精製して、目的物12.12gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.86(3H,t) 1.12−1.28
(11H,m) 2.19(1H,t) 3.14(2H,
t) 3.75(2H,d) 3.77(3H,
s) 4.13(2H,q) 6.78(2H,
d) 7.02(2H,d) (3)5−ヘキシル−4−(4−メトキシベンジル)−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 還流した五硫化リン12.60gのピリジン(20m
l)懸濁液中に、2−(4−メトキシベンジル)−3−
オキソノナン酸エチル12.12gのピリジン(10m
l)溶液を滴下した。同温度で2時間攪拌した後、反応
混合物を室温に戻し水中に注いだ。クロロホルムで抽出
後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮残渣
をカラム精製して目的物2.65gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.87(3H,t) 1.21−1.36
(6H,m) 1.57−1.64(2H,m) 2.79(2H,
t) 3.77(3H,s) 4.06(2H,
s) 6.79(2H,d) 7.10(2H,
d) (4)5−ヘキシル−4−(4−ヒドロキシベンジル)
−1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩30.00g中に、
5−ヘキシル−4−(4−メトキシベンジル)−1,2
−ジチオール−3−チオン4.50gを加え、同温度で
5時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えク
ロロホルムにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で
洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層の濃縮
残渣をカラム精製した後、再結晶(ヘキサン/酢酸エチ
ル)して、目的物3.50gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 0.88(3H,t) 1.29(6H,
m) 1.61(2H,m) 2.78(2H,
t) 4.05(2H,s) 4.74(1H,
s) 6.72(2H,d) 7.05(2H,
d)
【0051】製造例3 4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−フェニル−1,
2−ジチオール−3−チオンの製造(表−5の化合物番
号33の化合物) (1)2−(4−メトキシベンジル)ベンゾイル酢酸エ
チルの合成 水素化ナトリウム(約60%、油性)2.00gのDM
F(50ml)溶液に、氷冷下、ベンゾイル酢酸エチル
10.00gおよび4−メトキシベンジルクロリド7m
lを加えた。室温で3時間攪拌した後、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、濃縮残渣を
カラム精製して目的物14.00gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 1.12(3H,t) 3.25−3.28
(2H,m) 3.75(3H,s) 4.06−4.13
(2H,m) 4.58(1H,t) 6.79(2H,
d) 7.14(2H,d) 7.42−7.46
(2H,m) 7.54ー7.57(1H,m) 7.94−7.96
(2H,m) (2)4−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 還流した五硫化リン14.00gのピリジン(200m
l)懸濁液中に、2−(4−メトキシベンジル)ベンゾ
イル酢酸エチル14.00gを滴下した。同温度で6時
間攪拌した後、反応混合物をカラムにより予備精製し
た。つぎに、得た油状物を酢酸エチルに溶解し、2N塩
酸および水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮残渣をカラム精製して目的物6.20g
を得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 3.75(3H,s) 4.00(2H,
s) 6.72(2H,d) 6.91(2H,
d) 7.34−7.37(2H,m) 7.43−7.53
(3H,m) (3)4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−フェニル
−1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩7.00g中に、4
−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1,2−
ジチオール−3−チオン2.00gを加え、同温度で6
時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えクロ
ロホルムにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層の濃縮残
渣をカラム精製して、目的物1.70gを得た。 1H NMR(DMSO−d6,δ) 3.93(2H,s) 6.62(2H,
d) 6.77(2H,d) 7.42(2H,
m) 7.51(3H,m) 8.82(1H,
s)
2−ジチオール−3−チオンの製造(表−5の化合物番
号33の化合物) (1)2−(4−メトキシベンジル)ベンゾイル酢酸エ
チルの合成 水素化ナトリウム(約60%、油性)2.00gのDM
F(50ml)溶液に、氷冷下、ベンゾイル酢酸エチル
10.00gおよび4−メトキシベンジルクロリド7m
lを加えた。室温で3時間攪拌した後、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、濃縮残渣を
カラム精製して目的物14.00gを得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 1.12(3H,t) 3.25−3.28
(2H,m) 3.75(3H,s) 4.06−4.13
(2H,m) 4.58(1H,t) 6.79(2H,
d) 7.14(2H,d) 7.42−7.46
(2H,m) 7.54ー7.57(1H,m) 7.94−7.96
(2H,m) (2)4−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−
1,2−ジチオール−3−チオンの合成 還流した五硫化リン14.00gのピリジン(200m
l)懸濁液中に、2−(4−メトキシベンジル)ベンゾ
イル酢酸エチル14.00gを滴下した。同温度で6時
間攪拌した後、反応混合物をカラムにより予備精製し
た。つぎに、得た油状物を酢酸エチルに溶解し、2N塩
酸および水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮残渣をカラム精製して目的物6.20g
を得た。 1H NMR(CDCl3,δ) 3.75(3H,s) 4.00(2H,
s) 6.72(2H,d) 6.91(2H,
d) 7.34−7.37(2H,m) 7.43−7.53
(3H,m) (3)4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−フェニル
−1,2−ジチオール−3−チオンの合成 200℃で溶融したピリジン塩酸塩7.00g中に、4
−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1,2−
ジチオール−3−チオン2.00gを加え、同温度で6
時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、水を加えクロ
ロホルムにて抽出した。続いて有機層を飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層の濃縮残
渣をカラム精製して、目的物1.70gを得た。 1H NMR(DMSO−d6,δ) 3.93(2H,s) 6.62(2H,
d) 6.77(2H,d) 7.42(2H,
m) 7.51(3H,m) 8.82(1H,
s)
【0052】製造例4 4−(4−ヒドロキシスルホニルオキシベンジル)−5
−フェニル−1,2−ジチオール−3−チオン トリメ
チルアンモニウムの製造(表−5の化合物番号51の化
合物のトリメチルアンモニウム塩) 4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−フェニル−1,
2−ジチオール−3−チオン790mgおよび三酸化硫
黄トリメチルアミン錯塩500mgのDMF(5ml)
溶液を60℃で4時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物を濃縮して得た残渣をエタノール−エーテルでスラッ
ジングして、目的物760mgを得た。 1H NMR(DMSO−d6,δ) 2.84(9H,s) 3.97(2H,
s) 6.86(2H,d) 7.07(2H,
d) 7.44(2H,m) 7.53(3H,
m)
−フェニル−1,2−ジチオール−3−チオン トリメ
チルアンモニウムの製造(表−5の化合物番号51の化
合物のトリメチルアンモニウム塩) 4−(4−ヒドロキシベンジル)−5−フェニル−1,
2−ジチオール−3−チオン790mgおよび三酸化硫
黄トリメチルアミン錯塩500mgのDMF(5ml)
溶液を60℃で4時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物を濃縮して得た残渣をエタノール−エーテルでスラッ
ジングして、目的物760mgを得た。 1H NMR(DMSO−d6,δ) 2.84(9H,s) 3.97(2H,
s) 6.86(2H,d) 7.07(2H,
d) 7.44(2H,m) 7.53(3H,
m)
【0053】評価例1 過酸化脂質生成抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜10週令)を用いペント
バルビタール麻酔下に脱血し、脳を摘出した。氷冷下に
リン酸緩衝液にて脳組織をホモジナイズし、5%ホモジ
ネートを37℃で60分インキュベートした後、生成し
たマロンジアルデヒド(MDA)の量をチオバルビツー
ル酸法により535nmにおける吸光度を測定した。こ
のMDA量(a)およびコントロール値(b)(試験薬
物を加えないときのMDA量)から、過酸化脂質生成抑
制率を下式により求めた。 過酸化脂質生成抑制率(%)=100×(b−a)/b 被験化合物はインキュベーション前に添加した。 成績: 表−9[表24]にラット脳ホモジネートにお
ける過酸化脂質生成に対する抑制作用を示した。表−9
中のいずれの化合物も過酸化脂質の生成を高い抑制率で
抑制した。
バルビタール麻酔下に脱血し、脳を摘出した。氷冷下に
リン酸緩衝液にて脳組織をホモジナイズし、5%ホモジ
ネートを37℃で60分インキュベートした後、生成し
たマロンジアルデヒド(MDA)の量をチオバルビツー
ル酸法により535nmにおける吸光度を測定した。こ
のMDA量(a)およびコントロール値(b)(試験薬
物を加えないときのMDA量)から、過酸化脂質生成抑
制率を下式により求めた。 過酸化脂質生成抑制率(%)=100×(b−a)/b 被験化合物はインキュベーション前に添加した。 成績: 表−9[表24]にラット脳ホモジネートにお
ける過酸化脂質生成に対する抑制作用を示した。表−9
中のいずれの化合物も過酸化脂質の生成を高い抑制率で
抑制した。
【0054】
【表24】 表−9 ラット脳ホモジネートにおける過酸化脂質生成に対する抑制作用 ───────────────────── 製造例の番号 抑制率(%) ───────────────────── 1 100 4 100 ───────────────────── 各化合物の濃度は10-4M、実験例数はn=2
【0055】評価例2 再灌流性不整脈抑制作用 方法: 雄性SDラット(8〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を5分間結紮し、10分間再灌流を行った。標
準四肢第II誘導心電図を記録し、心室性不整脈の発生
を調べた。被験化合物は、冠動脈閉塞5分前に静脈内投
与した。また、Arzneimittel−Forsc
h,13,2,130(1963)に記載の式(12)
[化22]
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を5分間結紮し、10分間再灌流を行った。標
準四肢第II誘導心電図を記録し、心室性不整脈の発生
を調べた。被験化合物は、冠動脈閉塞5分前に静脈内投
与した。また、Arzneimittel−Forsc
h,13,2,130(1963)に記載の式(12)
[化22]
【0056】
【化22】 で示される5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−
ジチオール−3−チオンおよび式(13)[化23]
ジチオール−3−チオンおよび式(13)[化23]
【0057】
【化23】 で示される5−(4−ヒドロキシスルホニルオキシフェ
ニル)−1,2−ジチオール−3−チオンのトリメチル
アンモニウム塩についても同様の評価を行った。 成績: 左冠動脈前下行枝を5分間結紮し再灌流した後
に、心室性の期外収縮、頻脈(VT)、細動(VF)等
の不整脈が発生する。表−10[表25]に対照群及び
被験化合物投与群の心室細動の発生率及び死亡率を示し
た。式(12)の化合物および式(13)の化合物は、
心室細動の発生率を抑制せず、死亡率を減少させなかっ
た。一方、製造例の番号が1の化合物は、心室細動の発
生率を抑制し死亡率を減少させた。
ニル)−1,2−ジチオール−3−チオンのトリメチル
アンモニウム塩についても同様の評価を行った。 成績: 左冠動脈前下行枝を5分間結紮し再灌流した後
に、心室性の期外収縮、頻脈(VT)、細動(VF)等
の不整脈が発生する。表−10[表25]に対照群及び
被験化合物投与群の心室細動の発生率及び死亡率を示し
た。式(12)の化合物および式(13)の化合物は、
心室細動の発生率を抑制せず、死亡率を減少させなかっ
た。一方、製造例の番号が1の化合物は、心室細動の発
生率を抑制し死亡率を減少させた。
【0058】
【表25】 表−10 ラット冠動脈閉塞−再灌流における心室性不整脈に及ぼす影響 ─────────────────────────────────── 製造例 投与量 心室細動発生率 死亡率 の番号 (mg/kg) 心室細動 死亡数/実験例数(%) 発生個体数/実験例数(%) ─────────────────────────────────── 対照群 63/93(67.7) 57/93(61.3) 1 1.0 2/6 (33.3) 2/6 (33.3) 式(12) の化合物 3.0 2/2(100.0) 2/2(100.0) 式(13) の化合物 1.0 4/6 (66.7) 4/6 (66.7) ───────────────────────────────────
【0059】評価例3 虚血再灌流後の心筋細胞内酵素
の逸脱抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を20分間結紮し、2時間再灌流を行った。実
験終了時、心臓を摘出し左心室を分離した。左心室をホ
モジナイズし、心室内に残存するクレアチンホスホキナ
ーゼの活性を測定した。被験化合物は冠動脈閉塞5分前
に静脈内投与した。表−11[表26]には、左心室に
おける非虚血領域と虚血再灌流領域に残存するクレアチ
ンホスホキナーゼ(CPK)活性の差を示した。 成績: 製造例の番号が1の化合物は、虚血再灌流によ
る心筋細胞からクレアチンホスホキナーゼの逸脱を抑制
し、死亡率を減少させた。
の逸脱抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を20分間結紮し、2時間再灌流を行った。実
験終了時、心臓を摘出し左心室を分離した。左心室をホ
モジナイズし、心室内に残存するクレアチンホスホキナ
ーゼの活性を測定した。被験化合物は冠動脈閉塞5分前
に静脈内投与した。表−11[表26]には、左心室に
おける非虚血領域と虚血再灌流領域に残存するクレアチ
ンホスホキナーゼ(CPK)活性の差を示した。 成績: 製造例の番号が1の化合物は、虚血再灌流によ
る心筋細胞からクレアチンホスホキナーゼの逸脱を抑制
し、死亡率を減少させた。
【0060】
【表26】 表−11 ──────────────────────────────────── 製造例 投与量 CPK活性(U/mg protein) 死亡率 の番号 (mg/kg) 非虚血領域−虚血再灌流領域 (%) ──────────────────────────────────── 対照群 1.33±0.16(n=45) 53.1 1 1.0 0.45±0.26(n=7) 41.7 ──────────────────────────────────── 表中の値は、平均値±標準誤差を示す。nは実験例数を
示す。
示す。
【0061】
【発明の効果】本発明の一般式(1)で表される化合物
またはその塩は、過酸化脂質生成抑制作用を有すること
から、過酸化脂質の関与する疾患の治療剤および予防剤
として有用である。
またはその塩は、過酸化脂質生成抑制作用を有すること
から、過酸化脂質の関与する疾患の治療剤および予防剤
として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/385 ABX 9454−4C ACD 9454−4C ACJ 9454−4C ACS 9454−4C ACV 9454−4C ADA 9454−4C ADN 9454−4C (72)発明者 兼松 昭仁 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 逆井 一也 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 森 光宏 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 菅原 達朗 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 湯浅 周 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 河合 浩一 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(1)[化1] 【化1】 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、Z
はヒドロキシル基またはヒドロキシスルホニルオキシ基
を表し、R1はアルキル基または一般式(2)[化2] 【化2】 (式中、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロ
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であ
る。)で示される化合物またはその塩。 - 【請求項2】 一般式(1)において、Zがヒドロキシ
ル基であり、かつR 1がアルキル基である請求項1記載
の化合物またはその塩。 - 【請求項3】 一般式(1)において、Zがヒドロキシ
ル基であり、かつR 1が一般式(2)[化3] 【化3】 (式中、R2、R3は前記に同じである。)で表される基
である請求項1記載の化合物またはその塩。 - 【請求項4】 一般式(1)において、Zがヒドロキシ
スルホニルオキシ基である請求項1記載の化合物または
その塩。 - 【請求項5】 一般式(3)[化4] 【化4】 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、R
4は低級アルキル基を表し、R1はアルキル基または一般
式(2)[化5] 【化5】 (式中、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロ
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であ
る。)で示される化合物を、酸加水分解することを特徴
とする一般式(1)[化6] 【化6】 (式中、X、Y、R1は前記に同じ。Zはヒドロキシル
基である。)で示される化合物の製造法。 - 【請求項6】 一般式(4)[化7] 【化7】 (式中、X、Yはそれぞれ独立して水素原子、ヒドロキ
シル基、ハロゲン原子または低級アルキル基を表し、R
1はアルキル基または一般式(2)[化8] 【化8】 (式中、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子、ヒドロ
キシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセチ
ル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表す。)で表される基であ
る。)で示される化合物を、三酸化硫黄または三酸化硫
黄錯体で処理することを特徴とする一般式(1)[化
9] 【化9】 (式中、X、Y、R1は前記に同じ。Zはヒドロキシス
ルホニルオキシ基である。)で示される化合物の製造
法。 - 【請求項7】 請求項1から請求項4に記載の化合物ま
たはその塩より選ばれたものを有効成分として含有する
過酸化脂質の関与する疾患の治療剤および予防剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25664293A JPH07112978A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 過酸化脂質が関与する疾患の治療剤および予防剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25664293A JPH07112978A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 過酸化脂質が関与する疾患の治療剤および予防剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112978A true JPH07112978A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17295445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25664293A Pending JPH07112978A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 過酸化脂質が関与する疾患の治療剤および予防剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112978A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001009118A3 (en) * | 1999-07-29 | 2001-11-22 | Prendergast Patrick T | Dithiolthione compounds for the treatment of neurological disorders and for memory enhancement |
| WO2003028715A3 (en) * | 2001-10-02 | 2003-12-04 | Cephalon Inc | Methods using 1, 2-dithiol-3-thiones and their derivatives and metabolites for inhibiting angiogenesis |
| EP1645288A1 (en) * | 2004-10-07 | 2006-04-12 | CTG Pharma S.r.l. | New nuclear transcription factors regulators |
| WO2010016681A3 (en) * | 2008-08-04 | 2010-06-03 | Snu R&Db Foundation | Pharmaceutical composition containing 1,2-dithiolthione derivative for preventing or treating disease caused by overexpression of lxr-alpha |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP25664293A patent/JPH07112978A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001009118A3 (en) * | 1999-07-29 | 2001-11-22 | Prendergast Patrick T | Dithiolthione compounds for the treatment of neurological disorders and for memory enhancement |
| WO2003028715A3 (en) * | 2001-10-02 | 2003-12-04 | Cephalon Inc | Methods using 1, 2-dithiol-3-thiones and their derivatives and metabolites for inhibiting angiogenesis |
| EP1645288A1 (en) * | 2004-10-07 | 2006-04-12 | CTG Pharma S.r.l. | New nuclear transcription factors regulators |
| WO2006037623A3 (en) * | 2004-10-07 | 2007-07-19 | Ctg Pharma S R L | New nuclear transcription factors regulators |
| WO2010016681A3 (en) * | 2008-08-04 | 2010-06-03 | Snu R&Db Foundation | Pharmaceutical composition containing 1,2-dithiolthione derivative for preventing or treating disease caused by overexpression of lxr-alpha |
| US20110152524A1 (en) * | 2008-08-04 | 2011-06-23 | Snu R&Db Foundation | Pharmaceutical composition containing 1,2-dithiolthione derivative for preventing or treating disease caused by overexpression of lxr-alpha |
| US9370504B2 (en) | 2008-08-04 | 2016-06-21 | Snu R&Db Foundation | Pharmaceutical composition containing 1,2-dithiolthione derivative for preventing or treating disease caused by overexpression of LXR-α |
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