JPH07113100A - 洗浄液生成装置及びこれを用いた洗浄装置 - Google Patents

洗浄液生成装置及びこれを用いた洗浄装置

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JPH07113100A
JPH07113100A JP16404394A JP16404394A JPH07113100A JP H07113100 A JPH07113100 A JP H07113100A JP 16404394 A JP16404394 A JP 16404394A JP 16404394 A JP16404394 A JP 16404394A JP H07113100 A JPH07113100 A JP H07113100A
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cleaning
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acidic
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄効果の高い洗浄液を容易に生成すること
のできる洗浄液生成装置及びこれを用いた洗浄装置を提
供する。 【構成】 吸気口2aから吸引された空気は分離板3に
よって本体ケース2内の洗浄液Lと接触し、洗浄液Lに
よって油,塵埃等の混入物を除去されて排気口2bに導
かれる。また、本体ケース2内の洗浄液Lを排出管2d
から排出し、電解水生成器6から生成されたアルカリイ
オン水に各添加器7,8により界面活性剤及び消臭殺菌
剤を添加して本体ケース2内に供給することにより、本
体ケース2内の洗浄液Lが新たな洗浄液Lに交換され
る。即ち、界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗
浄力が促進されることから、空気の洗浄効果がより高ま
るとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の繁
殖が防止される。また、アルカリイオン水の効用により
長期間の使用後も油汚れが本体ケース2内に付着するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種物品または空気及
び空気浄化フィルタ等の洗浄に使用する洗浄液を生成す
る洗浄液生成装置及びこれを用いた洗浄装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば食器、器具または食材等を
洗う場合、或いは食器洗浄機等の洗浄装置に洗浄液を供
給する場合には水道水が用いられるのが一般的である。
また、特開平1−159015号公報には、洗浄装置の
例として空気を洗浄する分離装置が開示され、この分離
装置では本体ケース内の底部に収容した洗浄液に本体ケ
ース内に吸入した空気を接触させることにより、空気中
に含まれる油,塵埃等の混入物を除去するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食器等
を洗う場合、油汚れは洗剤を使用しないと落ちないし、
洗剤を使用しても落ちにくい汚れには洗浄に多大な時間
と労力を要するという問題点があった。また、食器洗浄
機等の洗浄装置では水の噴射のみで汚れを落とすように
なっているため、使用する洗浄液の量が多くなり、経済
性の面で不利であった。一方、前記分離装置の場合は本
体ケース内に一定量の洗浄液を溜めておくため、これを
定期的に交換して内部を清掃する必要がある。しかしな
がら、このような交換作業及び清掃作業は極めて面倒で
あり、特に清掃作業においては内部に付着した油汚れを
落とすのに極めて苦労するという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、洗浄効果の高い洗浄
液を容易に生成することのできる洗浄液生成装置を提供
することにある。また、他の目的とするところは、洗浄
液の交換及び清掃を容易に行うことのできる洗浄装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、一対の電極間に原水を流通
させて電気分解することにより、一方の電極側にアルカ
リイオン水を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ生成す
る電解水生成手段と、電解水生成手段の一方の電極側か
ら生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外部に供
給する洗浄液流出経路と、洗浄液流出経路のアルカリイ
オン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を
添加する添加剤混合手段とを備えた洗浄液生成装置を構
成している。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の洗浄
液生成装置において、電解水生成手段の他方の電極側か
ら生成された酸性水を中性に改質して電解水生成手段の
原水流入側に供給する電解水改質手段を備えている。
【0007】また、請求項3では、一対の電極間に原水
を流通させて電気分解することにより、一方の電極側に
アルカリイオン水または酸性水を、他方の電極側に酸性
水またはアルカリイオン水を生成する電解水生成手段
と、電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアル
カリイオン水または酸性水を洗浄液として外部に供給す
る洗浄液流出経路と、電解水生成手段の各電極の極性を
切換える切換手段と、洗浄液流出経路のアルカリイオン
水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくと
も一方を添加する添加剤混合手段とを備えた洗浄液生成
装置を構成している。
【0008】また、請求項4では、一対の電極間に原水
を流通させて電気分解することにより、一方の電極側に
アルカリイオン水を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ
生成する電解水生成手段と、電解水生成手段の一方の電
極側から生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外
部に供給する第1の洗浄液流出経路と、電解水生成手段
の他方の電極側から生成された酸性水を洗浄液として外
部に供給する第2の洗浄液流出経路と、各洗浄液流出経
路を切換える切換手段と、洗浄液流出経路のアルカリイ
オン水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少な
くとも一方を添加する添加剤混合手段とを備えた洗浄液
生成装置を構成している。
【0009】また、請求項5では、請求項3または4記
載の洗浄液生成装置において、前記切換手段によってア
ルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モードと、前記
切換手段によって酸性の洗浄液を生成する酸性水モード
と、電解水生成手段の電解電圧の印加を解除することに
より中性の洗浄液を生成する中性水モードとを任意に切
換可能なモード切換手段を備えている。
【0010】また、請求項6では、請求項1、2、3、
4または5記載の洗浄液生成装置において、前記電解水
生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のpH
値を検出するpH値検出手段と、pH値検出手段の検出
値に基づいて電解水生成手段の電解電圧または電流を制
御するpH値制御手段とを備えている。
【0011】また、請求項7では、請求項1、2、3、
4、5または6記載の洗浄液生成装置において、前記電
解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水の
pH値を検出するpH値検出手段と、pH値検出手段の
検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量を制御する添
加量制御手段とを備えている。
【0012】また、請求項8では、底部に洗浄液を収容
し、その上部に吸気口及び排気口を有する本体ケース
と、本体ケース内を吸気口側と排気口側に仕切るように
配置され、吸気口側から排気口側に流通する空気を洗浄
液に接触させる分離板と、本体ケース内の洗浄液を排出
する排出手段と、原水を電気分解してアルカリイオン水
を生成する電解水生成手段と、電解水生成手段から生成
されたアルカリイオン水を洗浄液として本体ケース内に
供給する洗浄液流出経路と、洗浄液流出経路のアルカリ
イオン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方
を添加する添加剤混合手段とを備えた洗浄装置を構成し
ている。
【0013】
【作用】請求項1の洗浄液生成装置によれば、電解水生
成手段の一方の電極側にはアルカリイオン水が、他方の
電極側には酸性水がそれぞれ生成され、一方の電極側か
ら生成されたアルカリイオン水が添加剤混合手段により
界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加され
て洗浄液となり、洗浄液流出経路を介して外部に供給さ
れる。即ち、界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では
洗浄力が促進されることから、洗浄効果の高い洗浄液が
容易に生成されるとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発
生及び雑菌の繁殖が防止される。
【0014】また、請求項2の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項1の作用に加え、電解水生成手段から生成さ
れた酸性水が電解水改質手段によって中性水となった
後、電解水生成手段の入口側に供給されることから、酸
性水が無駄にならずに原水として再利用される。
【0015】また、請求項3の洗浄液生成装置によれ
ば、切換手段により電解水生成手段の一方の電極を陰
極、他方の電極を陽極にすると、一方の電極側にはアル
カリイオン水が、他方の電極側には酸性水がそれぞれ生
成され、一方の電極側から生成されたアルカリイオン水
が添加剤混合手段により界面活性剤及び消臭殺菌剤の少
なくとも一方を添加されて洗浄液となり、洗浄液流出経
路を介して外部に供給される。即ち、界面活性剤はアル
カリ性の高いpH値では洗浄力が促進されることから、
洗浄効果の高い洗浄液が容易に生成されるとともに、消
臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の繁殖が防止され
る。また、切換手段により電解水生成手段の一方の電極
を陽極、他方の電極を陰極にすると、一方の電極側には
酸性水が、他方の電極側にはアルカリイオン水がそれぞ
れ生成され、一方の電極側から生成された酸性水が洗浄
液として洗浄液流出経路を介して外部に供給される。こ
の場合、酸性水は添加剤を混合せずとも殺菌効果を有す
る。
【0016】また、請求項4の洗浄液生成装置によれ
ば、電解水生成手段の一方の電極側にはアルカリイオン
水が、他方の電極側には酸性水がそれぞれ生成され、切
換手段により洗浄液の流出経路を第1の洗浄液流出経路
にすることにより、一方の電極側から生成されたアルカ
リイオン水が添加剤混合手段により界面活性剤及び消臭
殺菌剤の少なくとも一方を添加されて洗浄液となり、第
1の洗浄液流出経路を介して外部に供給される。即ち、
界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗浄力が促進
されることから、洗浄効果の高い洗浄液が容易に生成さ
れるとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の
繁殖が防止される。また、切換手段により洗浄液の流出
経路を第2の洗浄液流出経路にすることにより、他方の
電極側から生成された酸性水が洗浄液として第2の洗浄
液流出経路を介して外部に供給される。この場合、酸性
水は添加剤を混合せずとも殺菌効果を有する。
【0017】また、請求項5の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項3または4の作用に加え、アルカリ性の洗浄
液を生成するアルカリ水モードと、酸性の洗浄液を生成
する酸性水モードと、中性の洗浄液を生成する中性水モ
ードとが切換えられることから、必要に応じた洗浄液が
任意に選択される。
【0018】また、請求項6の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項1、2、3、4または5の作用に加え、電解
水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のp
H値が検出され、この検出値に基づいて電解水生成手段
の電解電圧または電流が制御されることから、洗浄液の
洗浄力が常に適正に保たれる。
【0019】また、請求項7の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項1、2、3、4、6または7の作用に加え、
電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水
のpH値が検出され、この検出値に基づいて添加剤混合
手段の添加量が制御されることから、洗浄液の洗浄力が
常に適正に保たれる。
【0020】また、請求項8の洗浄装置によれば、吸気
口から吸引された空気は分離板によって本体ケース内の
洗浄液と接触し、洗浄液によって油,塵埃等の混入物を
除去されて排気口に導かれる。また、本体ケース内の洗
浄液を排出手段によって排出し、電解水生成手段から生
成されたアルカリイオン水に添加剤混合手段により界面
活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加して本体
ケース内に供給することにより、本体ケース内の洗浄液
が新たな洗浄液に交換される。即ち、界面活性剤はアル
カリ性の高いpH値では洗浄力が促進されることから、
空気の洗浄効果がより高まるとともに、消臭殺菌剤によ
り悪臭の発生及び雑菌の繁殖が防止される。また、アル
カリイオン水の効用により長期間の使用後も油汚れが本
体ケース内に付着することがない。
【0021】
【実施例】図1乃至図9は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は本発明の洗浄液生成装置を備えた分離装
置の断面図、図2は分離装置の一側面除外の外観斜視
図、図3は多孔素子の分解斜視図、図4は電解水生成器
の断面図、図5は界面活性剤添加器及び消臭剤添加器の
断面図、図6及び図7は作用説明図である。
【0022】まず、分離装置の構成について説明する。
即ち、同図に示す分離装置1は、本体ケース2と、一対
の分離板3と、各分離板3を支持するブラケット4とか
ら構成され、本体ケース2内の底部には洗浄液Lが収容
されている。
【0023】本体ケース2は金属材或いはプラスチック
材等により略箱型に形成され、対向する二つの側面に横
長矩形状の吸気口2aを有し、上面には横長矩形状の排
気口2bが設けられている。また、本体ケース2の底面
にはバルブ2cを介装した排水管2dが接続されてお
り、バルブ2cを開放して汚れた洗浄液Lを適宜排出で
きるようになっている。
【0024】各分離板3は、横長矩形状の多孔素子3a
と、多孔素子3aの両面上部を覆う横長矩形状の通気板
3b,3cと、多孔素子3aの両面下部を覆う遮蔽板3
d,3eとから構成されている。多孔素子3aは図3に
示すように同一形状の格子状金網Kを複数枚積層して形
成され、多数の微細隙間を連続して有している。通気板
3b,3cは多孔性のプラスチック材やセラミック等の
通気性材或いは周知のフィルタ材からなり、通過空気の
整流の他に混入物の分離,除去を補助的に行うものであ
る。遮蔽板3d,3eは金属材或いはプラスチック材等
の非通気性材からなり、多孔素子3aの両側面に設けら
れた通気板からの吸気,排気の制限と共に、多孔素子3
a底面からの洗浄液Lの吸引を補足している。各分離板
3は互いが平行に、且つ片面側の通気板3b及び遮蔽板
3dが吸気口2aに向き合うようにその上面をブラケッ
ト4を介して本体ケース2内の上面に固着されている。
各分離板3はこの固着状態で長手方向端縁をブラケット
4と共に本体ケース2の内側面にシール材等を介して密
着され、その下端部を洗浄液L内に没入させている。ま
た、同固着状態では吸気口2aに向き合う通気板3bと
遮蔽板3dの境界線は同面の中間に位置し、一方、排気
口2bに向き合う通気板3cと遮蔽板3eの境界線は吸
気口2aの下端縁と略一致している。更に、吸気口2a
に向き合う通気板3bには内側の通気板3cよりも孔形
及び空孔率が小さいものが使用されている。
【0025】次に、上記分離装置1に備わる洗浄液生成
装置5の構成について説明する。同図に示す洗浄液生成
装置5は、電解水生成器6と、添加剤混合手段をなす界
面活性剤添加器7と、同じく消臭殺菌剤添加器8とから
なり、これらの構成によって水道水等の原水から洗浄液
を生成するようになっている。
【0026】この洗浄液生成装置5は電解水生成器6の
一方の出口側に洗浄液流出経路5aを有し、洗浄液流出
経路5aは本体ケース2の側面に接続されている。ま
た、電解水生成器6の入口側は図示しない水道管に接続
され、これにはバルブ5bが設けられている。
【0027】電解水生成器6は、図4に示すように入口
6a及び二つの出口6b,6cと、これら出入口を結ぶ
通路6dと、通路6d内に対向配置された陽極6e及び
陰極6fと、両電極間を仕切るイオン透過膜6gとから
構成され、入口6aから水道水が流入するようになって
いる。この電解水生成器6では、両電極6e,6fに電
解電圧を印加することにより、通路6dを流れる水を電
気分解して、OH- やCa2+,Mg2+,Na+ 等を多く
含んだアルカリイオン水と、H+ やClO- を多く含ん
だ酸性水を生成し、アルカリイオン水を一方の出口6b
から液体供給管路5に送り出し、酸性水を他方の出口6
cから排出するようになっている。
【0028】界面活性剤添加器7は、図5に示すように
界面活性剤Aを収容する容器7aを備え、容器7aの下
端はバルブ7bを介して電解水生成器6の一方の出口6
b側の流路に分岐接続されている。また、容器7aの上
面には蓋7cが設けられ、蓋7cを開けて界面活性剤A
の補充を行えるようになっている。界面活性剤Aにはラ
ウリル硫酸トリエタノールアミン塩、ヤシ脂肪酸トリエ
タノールアミン石鹸またはショ糖脂肪酸エステル等のカ
チオンまたはアニオン性界面活性剤が安全性も高く効果
的であり、効能に応じて5〜20wt%の水溶液として使
用する。この界面活性剤添加器7では、バルブ7bを開
いて容器7a内の界面活性剤Aを流出させることによ
り、液体供給管路5を流れる液体に界面活性剤Aを添加
することができる。
【0029】消臭殺菌剤添加器8は、図5に示すように
消臭殺菌剤Bを収容する容器8aを備え、容器8aの下
端はバルブ8bを介して電解水生成器6の一方の出口6
b側の流路に分岐接続されている。また、容器8aの上
面には蓋8cが設けられ、蓋8cを開けて消臭剤Bの補
充を行えるようになっている。消臭剤Bにはエタノー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、チアベンダゾ
ール、溶菌酵素、塩化リゾチウム、塩化ベンザルニウム
またはグルコン酸クロルヘキシジン等の消毒若しくは抗
菌剤を、フィットンチッド、ヒノキチオールまたは分解
酵素等の消臭剤に少なくとも1種類以上を配合したもの
が安全性も高く、これを効能に応じて0.01〜0.0
5wt%の水溶液として使用する。この消臭剤添加器8で
は、バルブ8bを開いて容器8a内の消臭剤Bを流出さ
せることにより、液体供給管路5を流れる液体に消臭剤
Bを添加することができる。
【0030】次に、図6及び図7を参照して上記分離装
置の作用を説明する。本実施例の分離装置1は、図8に
示すように厨房,台所等の天板Tに形成された排気孔T
aにその排気口Taを接続して使用される。尚、天板T
の排気孔Taにはファン内蔵の排気ダクトDが接続され
ている。
【0031】排気に際して排気ダクトDのファン(図示
せず)を作動させると、空気圧の関係で排気口2b側の
水位が上昇し、吸気口2a側の水位が下降する。その
際、吸気口2a側の水位が分離板3の遮蔽板3d下端よ
りも僅かに下降すると、吸気口2aから吸入された空気
の一部分が遮蔽板3dの下方を通って多孔素子3aの下
端に導かれる。
【0032】多孔素子3aが多数の微細隙間を連続して
有することから、上記空気は多孔素子3a内を細かい気
泡状態で上昇し、換言すれば多孔素子3a内が泡立った
状態となり、これに伴って多孔素子3e内の水位は内側
の遮蔽板3eの上端まで上昇し、毛細管力による相乗作
用で多孔素子3aの上端まで洗浄液Lが浸透する。この
浸透では図9に示すように、金網Kの孔及び金網間の隙
間に液体の膜が形成され、形成されない部分には孔及び
隙間周囲に洗浄液Lが付着する。
【0033】多孔素子3aの下端に導かれた空気は上記
のように気泡状態のまま多孔素子3a内を上昇し、この
上昇過程で油,塵埃,悪臭ガス等の混入物を洗浄液Lで
除去され、内側の通気板3cを通じて排気口2bに導か
れる。一方、吸気口2aから吸入された空気の他の部分
は吸気口2aに向き合う通気板3bを通じて多孔素子3
aの上部側面に導かれ、通気板3bを通過する過程で比
較的大きな混入物を捕捉されるとともに、多孔素子3a
を通過する過程で上記の水膜及び付着水に接触して油,
塵埃,悪臭ガス等の混入物を除去され、内側の通気板3
cを通じて排気口2bに導かれる。ちなみに、吸入空気
の分流割合は吸気口側の遮蔽板3dの高さや分離板3の
水没深さ等によって調整が可能である。
【0034】また、上記分離装置1では、空気から分離
した油や塵埃が本体ケース2内の洗浄液L中に残留する
ため、長期間の使用により洗浄液Lが汚れてくる。この
場合、本体ケース2のバルブ2cを開放して排水管2d
から汚れた洗浄液Lを排出し、洗浄液生成装置5の液体
供給管路5のバルブ5aを開放することにより、新たな
洗浄液Lが本体ケース2内に供給される。
【0035】洗浄液生成装置5では、電解水生成器6の
一方の電極6f(陰極)側にアルカリイオン水が、他方
の電極6e(陽極)側に酸性水がそれぞれ生成され、ア
ルカリイオン水は一方の出口6bから吐出し、界面活性
剤添加器7により界面活性剤Aを、消臭剤添加器8によ
り消臭剤Bをそれぞれ添加され、洗浄液Lとして本体ケ
ース2内に供給される。また、電解水生成器6で生成さ
れた酸性水は出口6cを介して外部に排出される。
【0036】本実施例で用いられる界面活性剤は、表面
張力を低下させるとともに、親水性を増加させ、しかも
油との乳化、即ちエマルジョン効果によって洗浄作用を
促進するものであるが、この種の界面活性剤はアルカリ
性の高いpH値では洗浄力が更に向上する性質を有して
いる。即ち、本実施例では電解水生成器6で生成された
アルカリイオン水に界面活性剤Aを添加しているので、
洗浄力の高い洗浄液Lが生成される。
【0037】このように、本実施例の洗浄液生成装置に
よれば、水道水等の原水を電気分解してアルカリイオン
水を生成し、これに界面活性剤A及び消臭殺菌剤Bを添
加するようにしたので、洗浄力の高い洗浄液Lを極めて
容易に生成することができ、しかも洗浄力の向上した分
だけ界面活性剤Aの使用量を少なくすることができるの
で、経済性及び環境衛生の面でも有利である。また、界
面活性剤A及び消臭殺菌剤Bを添加器7,8によって液
体供給管路5内に添加するようにしたので、添加量の調
整は勿論のこと、アルカリイオン水との混合を常に均一
に行うことができる。
【0038】また、前記洗浄液生成装置を用いた分離装
置1では、本体ケース2内の洗浄液Lを排水管2cから
排出し、洗浄液生成装置4によって新たな洗浄液Lを供
給するようにしたので、本体ケース2内の洗浄液Lを極
めて容易に交換することができる。この場合、アルカリ
イオン水によって洗浄液Lの泡立ちが向上し、空気の洗
浄効果を高めることができるとともに、アルカリイオン
水の効用により長期間の使用後も油汚れが本体ケース2
内に付着することがない。更に、洗浄液Lに抗菌効果を
有する消臭殺菌剤Bを添加するようにしたので、洗浄液
Lにおける雑菌,腐敗臭等の発生を確実に防止すること
ができる。
【0039】図8及び図9は本発明の第2の実施例を示
すもので、前記洗浄液生成装置を第1の実施例とは構造
の異なる分離装置に用いたものである。
【0040】同図に示す分離装置11は、本体ケース1
2と、一対の分離板13と、各分離板13を支持するブ
ラケット14と、一対の放水ヘッド15と、各放水ヘッ
ド15を支持するブラケット16とから構成され、本体
ケース12内の底部には洗浄液Lが収容されている。ま
た、同図に示す洗浄液生成装置17は、洗浄液流出経路
17aと、バルブ17bと、電解水生成器18と、界面
活性剤添加器19と、消臭殺菌剤添加器20とからな
り、これらの構成は前記実施例と同様であるため、詳細
な説明については省略する。
【0041】本体ケース12は金属材或いはプラスチッ
ク材から箱型に形成され、対向する二側面に横長矩形状
の吸気口12aを有し、その上面には横長矩形状の排気
口12bが形成されている。本体ケース2の各吸気口2
aの上端内側には横長矩形状の風向板2cが設けられて
おり、吸入空気の放水ヘッド15側への流れ込みを抑制
できるようになっている。また、本体ケース12の底面
にはバルブ12cを介装した排水管12dが接続されて
おり、バルブ12cを開放して汚れた洗浄液Lを適宜排
出できるようになっている。さらに、排水管12dのバ
ルブ上方部位には一端を放水ヘッド15の給水口15a
に接続された給水管12eが分岐接続され、この給水管
12eの途中に設けたポンプ12fにより、洗浄液Lを
放水ヘッド15に送り込めるようになっている。
【0042】各分離板13は、前記実施例と同様に同一
形状の格子状金網を複数枚積層して形成され、多数の微
細隙間を連続して有している。これら分離板13は互い
が平行に、且つ一方の面が吸気口12aに向き合うよう
にその内側面上部をブラケット14を介して本体ケース
12の内上面に固着され、この固着状態で長手方向端縁
をブラケット14と共に本体ケース12の内側面にシー
ル材等を介して密着され、その下端部を洗浄液L内に没
入している。
【0043】各放水ヘッド15は、図面に直交して延び
る横長形状を成し、その上面中央に給水口15aを下面
に複数の放水口15bを等間隔で有している。この放水
ヘッド15は放水口15bが分離板13の上端面に向き
合うようにその中間鍔部をブラケット16を介して本体
ケース12の内上面に固着されている。
【0044】本実施例の分離装置11においては、本体
ケース12の洗浄液Lが給水管12eを通じて各放水ヘ
ッド15に送り込まれ、それぞれの放水口15bから各
分離板13の上端面全体に万遍なく放出される。この放
出は図示のような霧状で行う以外に、単なる自然,自在
流下等であってもよい。各分離板13の上端面に放出さ
れた洗浄液Lは分離板13に沿って流れ落ち、この結
果、分離板13全体の微細隙間に水膜が流動的に形成さ
れる。
【0045】上記の放水状態で排気ダクトDのファンを
作動させると、吸気口12aから吸入された空気が分離
板13の吸気口側面に導かれ、分離板13を通じて排気
口12bに導かれる。吸入空気に含まれる油,塵埃,悪
臭ガス等の混入物は吸入空気が分離板13内の水膜を通
過する過程で除去される。
【0046】上記分離装置11においても、前記実施例
と同様、本体ケース12のバルブ12cを開放して排水
管12dから汚れた洗浄液Lを排出し、液体供給管路1
5のバルブ15aを開放して新たな洗浄液Lを本体ケー
ス12内に供給することにより、洗浄液Lの交換が行わ
れる。
【0047】また、図9では前記各分離板13の両面に
その下端から収容洗浄液Lの水面よりも高い位置までを
覆う遮蔽板13a,13bが設けられている。この遮蔽
板13a,13bは金属材或いはプラスチック材等の非
通気性材からなり、分離板13の吸・排気面積を制限し
ている。
【0048】この場合、前述と同様に本体ケース12の
収容洗浄液Lが給水管12eを通じて各放水ヘッド15
に送り込まれ、それぞれの放水口15bから各分離板1
3の上端面全体に万遍なく放出される。各分離板13の
上端面に放出された洗浄液Lは該分離板13に沿って流
れ落ち、この結果、分離板13全体の微細隙間に水膜が
流動的に形成される。
【0049】上記の放水状態で排気ダクトDのファンを
作動させると、空気圧の関係で排気口12b側の水位が
上昇し吸気口12a側の水位が下降する。吸気口12a
側の水位が分離板13の遮蔽板13a下端よりも僅かに
下降すると、吸気口12aから吸入された空気の一部分
の遮蔽板13aの下を回って分離板13の下端に導かれ
る。分離板13が多数の微細隙間を連続して有すること
から、上記空気は分離板3内を細かい気泡状態で上昇
し、換言すれば分離板13内が泡立った状態となり、こ
れに伴って分離板13内の水位は内側の遮蔽板bの上端
まで上昇する。
【0050】分離板13の下端に導かれた空気は上記の
ように気泡状態のまま分離板13内を上昇し、この上昇
過程で油,塵埃等の混入物を洗浄液Lで除去され排気口
12bに導かれる。一方、吸気口12aから吸入された
空気の他の部分は分離板13の上部側面に導かれ、分離
板13を通過する過程で上記の水膜に接触して油,塵埃
等の混入物を除去され排気口12bに導かれる。
【0051】本実施例の分離装置11によれば、図8に
示すように分離板13の上端面に洗浄液Lを放水して分
離板13の多数の微細隙間に水膜を流動的に形成するよ
うにした場合や、図9に示すように分離板13への放水
に加えて吸気口12aから吸入された空気の一部分を分
離板13の下端に導いて分離板3内を気泡状態で上昇さ
せるようにした場合の何れにおいても、前記第1の実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0052】以上、前記第1及び第2の実施例では洗浄
液生成装置を空気洗浄用の分離装置に用いたものを示し
たが、本発明の洗浄液生成装置は前記分離装置以外、例
えば食器洗浄機等の他の洗浄装置や流し台の水栓等にも
接続することができる。以下、洗浄液生成装置の他の実
施例について説明する。
【0053】図10及び図11は本発明の第3の実施例
を示すもので、図10は洗浄液生成装置の概略構成図で
ある。
【0054】同図に示す洗浄液生成装置21は、電解水
生成器22と、界面活性剤添加器23と、消臭殺菌剤添
加器24と、電解水生成器22に電力を供給する電源2
5と、pH値を検出するpHセンサ26と、アルカリ性
の水を中性に改質する電解水改質装置27と、制御部2
8とから構成され、電解水生成器22の一方の出口側に
洗浄液流出経路21aが形成されている。
【0055】電解水生成器22、界面活性剤添加器23
及び消臭殺菌剤添加器24は前記実施例と同様に構成さ
れ、各添加器23,24は電解水生成器22の一方の電
極22a側の流路に設けられている。また、各添加器2
3,24は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開
閉機構23a,24aによって内部の液剤の流出量をそ
れぞれ調節できるようになっている。
【0056】電源25は電解水生成器22の各電極22
a,22bに接続され、一方の電極22aが陰極に、他
方の電極22bが陽極になるように電圧を印加してい
る。また、電源25は電解電圧または電流を制御部27
からの信号によって任意に変えられるようになってい
る。
【0057】pHセンサ26は電解水生成器22の一方
の電極22a側の流路に設けられ、電解水生成器22か
ら生成されるアルカリイオン水のpH値を検出するよう
になっている。
【0058】電解水改質装置27は一端を電解水生成器
22の他方の電極22b側の出口に接続され、その他端
はポンプ27aを介して電解水生成器22の入口側に接
続されている。この電解水改質装置27は電解水生成器
22から生成された酸性水を回収し、これを中性水に改
質して再び電解水生成器22に供給するものであり、具
体的には陰イオンを除去するイオン交換体、例えば多孔
性の強塩基性陰イオン交換樹脂(4級アンモニウム基を
結合したもの)、或いは弱塩基性陰イオン交換樹脂(1
〜3級アミンを結合したもの)を用い、原水中に含まれ
る塩素イオンが反応して発生する次亜塩素酸イオン(C
lO- )、SO4 2- やNO3 等を除去して中性水を生成
するようになっている。尚、イオン交換体には前記陰イ
オン交換樹脂の代わりに活性炭を用いることも可能であ
る。
【0059】制御部28はマイクロコンピュータ等によ
って構成され、界面活性剤添加器23及び消臭殺菌剤添
加器24の各自動開閉機構23a,24a、電源25及
びpHセンサ26に接続されている。
【0060】ここで、前記洗浄液生成装置21の動作に
ついて説明する。まず、電解水生成器22の一方の電極
22a(陰極)側にはアルカリイオン水が、他方の電極
22b(陽極)側には酸性水がそれぞれ生成され、アル
カリイオン水は一方の出口から吐出し、界面活性剤添加
器23により界面活性剤を、消臭殺菌剤添加器24によ
り消臭殺菌剤をそれぞれ添加されて洗浄液となる。ま
た、電解水生成器22で生成された酸性水は他方の出口
から吐出して電解水改質装置27に流入し、電解水改質
装置27によって中性水となった後、電解水生成器22
の入口側に供給される。これにより、前記実施例では捨
て水となっていた酸性水が無駄にならずに原水(中性)
として再利用されるので、水の使用量を節減することが
できる。
【0061】次に、図11に示すフローチャートを参照
して前記制御部28の動作について説明する。まず、電
解水生成器22から生成されたアルカリイオン水はpH
センサ26によってpH値を検出され、その検出値Aが
設定値A1 よりも小さいときは(S1)、電源25の電
圧Vを微小値αだけ上昇させ(S2)、検出値Aが設定
値A1 よりも大きいときは(S3)、電源25の電圧V
を微小値αだけ低下させる(S4)。これにより、洗浄
液LのpH値が常に適正に保たれる。また、制御部28
ではpHセンサ26の検出値に基づいて界面活性剤添加
器23及び消臭殺菌剤添加器24の各自動開閉機構23
a,24aの開度を調整し、界面活性剤及び消臭殺菌剤
の添加量を制御するようにしてもよい。
【0062】図12及び図13は本発明の第4の実施例
を示すもので、図12は洗浄液生成装置の概略構成図で
ある。
【0063】同図に示す洗浄液生成装置31は、電解水
生成器32と、界面活性剤添加器33と、消臭殺菌剤添
加器34と、電解水生成器32に電力を供給する電源3
5と、pH値を検出するpHセンサ36と、制御部37
とから構成され、電解水生成器32の一方の出口側に洗
浄液流出経路31aが形成されている。
【0064】電解水生成器32、界面活性剤添加器33
及び消臭殺菌剤添加器34は前記実施例と同様に構成さ
れ、各添加器33,34は電解水生成器32の一方の電
極32a側の流路に設けられている。また、各添加器3
3,34は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開
閉機構33a,34aによって内部の液剤の流出量をそ
れぞれ調節できるようになっている。
【0065】電源35は電解水生成器32の各電極32
a,32bに接続され、一方の電極32aと他方の電極
32bの極性を任意に切換えられるように電圧を印加し
ている。また、電源35は電解電圧または電流を制御部
37からの信号によって任意に変えられるようになって
いる。
【0066】pHセンサ36は電解水生成器32の一方
の電極32a側の流路に設けられ、前記実施例と同様、
電解水生成器32から生成されるアルカリイオン水のp
H値を検出するようになっている。
【0067】制御部37はマイクロコンピュータ等によ
って構成され、界面活性剤添加器33及び消臭殺菌剤添
加器34の各自動開閉機構33a,34a、電源35及
びpHセンサ36に接続されている。また、制御部37
には操作部37aが接続され、操作部37aでは洗浄液
をアルカリ性、酸性及び中性に択一的に切換えるモード
切換が行えるようになっている。
【0068】ここで、前記洗浄液生成装置31の動作を
図13に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、電解水生成器32の一方の電極32a側で生成され
た電解水は一方の出口から吐出して洗浄液として外部に
供給され、他方の電極32b側で生成された電解水は他
方の出口を介して排出される。
【0069】その際、制御部37では、操作部37aか
らモード変更の指令があると(S10)、操作部37a
のモードがアルカリ性に設定されている場合は(S1
1)、電解水生成器32の一方の電極32aを陰極、他
方の電極32bを陽極とするように電源35の極性を切
換える(S12)。これにより、一方の電極32aで生
成されるアルカリイオン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤
が添加されてアルカリ性の洗浄液として外部に供給され
る。また、操作部37aのモードが酸性に設定されてい
る場合は(S13)、電解水生成器32の一方の電極3
2aを陽極、他方の電極32bを陰極とするように電源
35の極性を切換える(S14)。これにより、一方の
電極32aで生成される酸性水が酸性の洗浄液として外
部に供給される。この場合、添加剤(界面活性剤及び消
臭殺菌剤)は混合されない。また、操作部37aのモー
ドが中性、即ち前記ステップS11及びS13において
アルカリ性モードでも酸性モードでもない場合は、電源
35をオフにして電解水生成器32への電圧の印加を解
除する(S15)。これにより、電解水生成器32に流
入する水道水は電気分解されずに中性の洗浄液として外
部に供給される。
【0070】このようなモード変更は、例えば流し台の
水栓等に接続された洗浄液生成装置において、食器等を
洗う際にアルカリ性モードにして洗浄した後、中性モー
ドに切換えて中性の洗浄液(水道水)によりアルカリ性
の洗浄液を洗い落としたり、野菜等の食材を洗う際に酸
性モードにして酸性水によって洗浄する場合に有効であ
る(酸性水には殺菌効果がある)。尚、洗浄液のpH値
の制御、界面活性剤及び消臭殺菌剤の添加量の制御につ
いては前記実施例と同様である。
【0071】図14及び図15は本発明の第5の実施例
を示すもので、図14は洗浄液生成装置の概略構成図で
ある。
【0072】同図に示す洗浄液生成装置41は、電解水
生成器42と、界面活性剤添加器43と、消臭殺菌剤添
加器44と、電解水生成器42に電力を供給する電源4
5と、pH値を検出するpHセンサ46と、電解水の流
路を切換える電磁弁47と、同じく三方弁48と、制御
部49とから構成され、電解水生成器42の一方の出口
側には第1の洗浄液流出経路41aが、他方の出口側に
は界面活性剤添加器43及び消臭殺菌剤添加器44をバ
イパスして第1の洗浄液流出経路41aに接続する第2
の洗浄液流出経路41bがそれぞれ形成されている。
【0073】電解水生成器42、界面活性剤添加器43
及び消臭殺菌剤添加器44は前記実施例と同様に構成さ
れ、各添加器43,44は電解水生成器42の一方の電
極42a側の流路に設けられている。また、各添加器4
3,44は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開
閉機構43a,44aによって内部の液剤の流出量をそ
れぞれ調節できるようになっている。
【0074】電源45は電解水生成器42の各電極42
a,42bに接続され、一方の電極42aが陰極に、他
方の電極42bが陽極になるように電圧を印加してい
る。また、電源45は電解電圧または電流を制御部49
からの信号によって任意に変えられるようになってい
る。
【0075】pHセンサ46は電解水生成器42の一方
の電極42a側の流路に設けられ、前記実施例と同様、
電解水生成器42から生成されるアルカリイオン水のp
H値を検出するようになっている。
【0076】電磁弁47は第1の洗浄液流出経路41a
から分岐する流路に設けられ、この流路を開放すること
により電解水生成器42から生成されたアルカリイオン
水を排出するようになっている。
【0077】三方弁48は第2の洗浄液流出経路41b
に設けられ、一端側と電解水生成器42の他方の電極4
2b側の流路とを連通させることにより電解水生成器4
2から生成された酸性水を第1の洗浄液流出経路41a
に流入させ、他端側と電解水生成器42の他方の電極4
2b側の流路とを連通させることにより電解水生成器4
2から生成された酸性水を他端側から排出するようにな
っている。
【0078】制御部49はマイクロコンピュータ等によ
って構成され、界面活性剤添加器43及び消臭殺菌剤添
加器44の各自動開閉機構43a,44a、電源45、
pHセンサ46、電磁弁47及び三方弁48に接続され
ている。また、制御部49には操作部49aが接続さ
れ、操作部49aでは洗浄液をアルカリ性、酸性及び中
性に択一的に切換えるモード切換が行えるようになって
いる。
【0079】ここで、前記洗浄液生成装置41の動作を
図15に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、電解水生成器42の一方の電極42a(陰極)側に
アルカリイオン水が、他方の電極42b(陽極)側に酸
性水がそれぞれ生成され、アルカリイオン水は一方の出
口から吐出し、酸性水は他方の出口から吐出する。
【0080】その際、制御部49では、操作部49aか
らモード変更の指令があると(S20)、操作部49a
のモードがアルカリ性に設定されている場合(S2
1)、電磁弁47を閉鎖(S22)、三方弁48の一端
側を閉鎖(S23)、他端の排水側を開放する(S2
4)。これにより、電解水生成器42から生成されるア
ルカリイオン水が界面活性剤及び消臭殺菌剤を添加され
てアルカリ性の洗浄液として外部に供給され、電解水生
成器42から生成される酸性水は三方弁48を介して排
出される。また、操作部49aのモードが酸性に設定さ
れている場合には(S25)、電磁弁47を開放(S2
6)、三方弁48の一端側を開放(S27)、他端の排
水側を閉鎖する(S28)。これにより、電解水生成器
42から生成される酸性水が酸性の洗浄液として外部に
供給され、電解水生成器42から生成されるアルカリイ
オン水は電磁弁47を介して排出される。また、操作部
49aのモードが中性、即ち前記ステップS21及びS
25においてアルカリ性モードでも酸性モードでもない
場合は、電源35をオフにして電解水生成器44への電
圧の印加を解除する(S29)。これにより、電解水生
成器42に流入する水道水は電気分解されずに中性の洗
浄液として外部に供給される。尚、洗浄液のpH値の制
御、界面活性剤及び消臭殺菌剤の添加量の制御について
は前記実施例と同様である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の洗浄液
生成装置によれば、洗浄効果の高い洗浄液を極めて容易
に生成することができるので、各種物品の洗浄、或いは
洗浄装置での洗浄効果を格段に高めることができ、しか
も悪臭の発生及び雑菌の繁殖を防止することも可能であ
る。また、洗浄効果の向上した分だけ洗浄液の使用量を
節減することができるので、経済性及び環境衛生の面に
おいても有利である。
【0082】また、請求項2の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項1の効果に加え、電解水生成手段から生成さ
れた酸性水を無駄にせずに原水として再利用することが
できるので、原水の節減を図ることができる。
【0083】また、請求項3及び4の洗浄液生成装置に
よれば、請求項1の効果に加え、アルカリ性の洗浄液だ
けでなく、添加剤を混合せずとも殺菌効果のある酸性の
洗浄液も生成することができるので、食材を洗浄する場
合に好都合である。
【0084】また、請求項5の洗浄液生成装置によれ
ば、請求項3または4の効果に加え、生成される洗浄液
をアルカリ性、酸性及び中性に任意に切換えることがで
きるので、例えば物品の油汚れを落とすときはアルカリ
性の洗浄液した後、中性の洗浄液で洗い流し、食材を洗
浄する場合は酸性の洗浄液を使用するなど、それぞれの
洗浄液を必要に応じて選択することができる。
【0085】また、請求項6及び7の洗浄液生成装置に
よれば、請求項1、2、3、4または5の効果に加え、
洗浄液の洗浄力を常に適正に保つことができるので、洗
浄装置のように洗浄作業が自動化されている場合に有利
である。
【0086】また、請求項8の洗浄装置によれば、本体
ケース内の洗浄液を極めて容易に交換することができる
ので、使用者の手間を大幅に軽減することができる。ま
た、アルカリイオン水によって洗浄液の泡立ちが向上
し、空気及び空気浄化フィルタの洗浄効果を高めること
ができるとともに、長期間の使用後も油汚れが本体ケー
ス内に付着することがないので、本体ケース内の清掃作
業を極めて容易に行うことができる。更に、悪臭の発生
及び雑菌の繁殖を防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す分離装置の断面図
【図2】分離装置の一側面除外の外観斜視図
【図3】多孔素子の分解斜視図
【図4】電解水生成器の断面図
【図5】界面活性剤添加器及び消臭剤添加器の断面図
【図6】分離装置の動作説明図
【図7】多孔素子の作用説明図
【図8】本発明の第2の実施例を示す分離装置の断面図
【図9】第2の実施例の変形例を示す分離装置の断面図
【図10】本発明の第3の実施例を示す洗浄液生成装置
の概略構成図
【図11】制御部の動作を示すフローチャート
【図12】本発明の第4の実施例を示す洗浄液生成装置
の概略構成図
【図13】制御部の動作を示すフローチャート
【図14】本発明の第5の実施例を示す洗浄液生成装置
の概略構成図
【図15】制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…分離装置、2…本体ケース、2a…吸気口、2b…
排気口、2d…排水管、3…分離板、5…洗浄液生成装
置、5a…洗浄液流出経路、6…電解水生成器、6e,
6f…電極、7…界面活性剤添加器、8…消臭剤添加
器、L…洗浄液、11…分離装置、12…本体ケース、
12a…吸気口、12b…排気口、12d…排水管、1
3…分離板、17…洗浄液生成装置、17a…洗浄液流
出経路、18…電解水生成器、19…界面活性剤添加
器、20…消臭剤添加器、21…洗浄液生成装置、21
a…洗浄液流出経路、22…電解水生成器、22a,2
2b…電極、23…界面活性剤添加器、24…消臭剤添
加器、26…電解水改質装置、27…pHセンサ、28
…制御部、31…洗浄液生成装置、31a…洗浄液流出
経路、32…電解水生成器、32a,32b…電極、3
3…界面活性剤添加器、34…消臭剤添加器、36…p
Hセンサ、37…制御部、41…洗浄液生成装置、41
a…第1の洗浄液流出経路、41b…第2の洗浄液流出
経路、42…電解水生成器、42a,42b…電極、4
3…界面活性剤添加器、44…消臭剤添加器、46…p
Hセンサ、47…電磁弁、48…三方弁、49…制御
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 17/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に原水を流通させて電気分
    解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水
    を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ生成する電解水生
    成手段と、 電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリ
    イオン水を洗浄液として外部に供給する洗浄液流出経路
    と、 洗浄液流出経路のアルカリイオン水に界面活性剤及び消
    臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と
    を備えたことを特徴とする洗浄液生成装置。
  2. 【請求項2】 電解水生成手段の他方の電極側から生成
    された酸性水を中性に改質して電解水生成手段の原水流
    入側に供給する電解水改質手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の洗浄液生成装置。
  3. 【請求項3】 一対の電極間に原水を流通させて電気分
    解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水ま
    たは酸性水を、他方の電極側に酸性水またはアルカリイ
    オン水を生成する電解水生成手段と、 電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリ
    イオン水または酸性水を洗浄液として外部に供給する洗
    浄液流出経路と、 電解水生成手段の各電極の極性を切換える切換手段と、 洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面
    活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加
    剤混合手段とを備えたことを特徴とする洗浄液生成装
    置。
  4. 【請求項4】 一対の電極間に原水を流通させて電気分
    解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水
    を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ生成する電解水生
    成手段と、 電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリ
    イオン水を洗浄液として外部に供給する第1の洗浄液流
    出経路と、 電解水生成手段の他方の電極側から生成された酸性水を
    洗浄液として外部に供給する第2の洗浄液流出経路と、 各洗浄液流出経路を切換える切換手段と、 洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面
    活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加
    剤混合手段とを備えたことを特徴とする洗浄液生成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段によってアルカリ性の洗浄
    液を生成するアルカリ水モードと、前記切換手段によっ
    て酸性の洗浄液を生成する酸性水モードと、電解水生成
    手段の電解電圧の印加を解除することにより中性の洗浄
    液を生成する中性水モードとを任意に切換可能なモード
    切換手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記
    載の洗浄液生成装置。
  6. 【請求項6】 前記電解水生成手段から洗浄液流出経路
    に供給される電解水のpH値を検出するpH値検出手段
    と、 pH値検出手段の検出値に基づいて電解水生成手段の電
    解電圧または電流を制御するpH値制御手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    洗浄液生成装置。
  7. 【請求項7】 前記電解水生成手段から洗浄液流出経路
    に供給される電解水のpH値を検出するpH値検出手段
    と、 pH値検出手段の検出値に基づいて添加剤混合手段の添
    加量を制御する添加量制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5または6記載の洗浄液生
    成装置。
  8. 【請求項8】 底部に洗浄液を収容し、その上部に吸気
    口及び排気口を有する本体ケースと、 本体ケース内を吸気口側と排気口側に仕切るように配置
    され、吸気口側から排気口側に流通する空気を洗浄液に
    接触させる分離板と、 本体ケース内の洗浄液を排出する排出手段と、 原水を電気分解してアルカリイオン水を生成する電解水
    生成手段と、 電解水生成手段から生成されたアルカリイオン水を洗浄
    液として本体ケース内に供給する洗浄液流出経路と、 洗浄液流出経路のアルカリイオン水に界面活性剤及び消
    臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と
    を備えたことを特徴とする洗浄装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10296032A (ja) * 1997-04-30 1998-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加湿機能付空気清浄機
JPH1128326A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気清浄機
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KR20210075606A (ko) * 2019-12-13 2021-06-23 이화여자대학교 산학협력단 다단 병렬식 세정장치

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