JPH07113169A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

Info

Publication number
JPH07113169A
JPH07113169A JP5255696A JP25569693A JPH07113169A JP H07113169 A JPH07113169 A JP H07113169A JP 5255696 A JP5255696 A JP 5255696A JP 25569693 A JP25569693 A JP 25569693A JP H07113169 A JPH07113169 A JP H07113169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film forming
collimator
thin film
forming apparatus
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5255696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Ito
弘基 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5255696A priority Critical patent/JPH07113169A/ja
Publication of JPH07113169A publication Critical patent/JPH07113169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 きわめて高いアスペクト比の微細コンタクト
ホールの底部に配線膜の穴埋めを行うことができるよう
にする。 【構成】 蒸発源21を蒸着粒子14が成膜用基板9へ
指向性をもって噴出される構成とした。蒸着粒子14が
成膜用基板9の成膜面と略直交する方向に沿って飛行し
て成膜用基板9に到達する。したがって、きわめて高い
アスペクト比の微細コンタクトホールであっても、その
底部に配線膜の穴埋めを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSIの超高集積化を
実現する上で重要な高いアスペクト比のコンタクトホー
ルもしくはスルーホールを有するサブミクロンサイズの
半導体配線膜を形成する際に用いる薄膜形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの集積化が進むにつれて、設計ル
ールは64MビットDRAM以降ではハーフミクロン以
下になってきた。また、半導体配線に設けられるコンタ
クトホールのアスペクト比(深さに対する穴径の比)は
2以上となり、マイグレーションによる断線に対して一
層高い信頼性が要求されている。従来では、この種の配
線を形成するに当たってマグネトロン型スパッタ法を用
いた薄膜形成装置を使用していたが、この装置では段差
被覆性を高めるにも限度があった。
【0003】従来のマグネトロンが多スパッタ法を用い
た薄膜形成装置を図11ないし図13によって説明す
る。図11はJournal of Vacuum Science and Technolo
gy A.Volume 3,No2,1985に示された従来のスパッタ型薄
膜形成装置を模式的に示す概略構成図、図12は従来の
スパッタ型薄膜形成装置によって薄膜を形成している状
態を示す構成図、図13は従来のスパッタ型薄膜形成装
置によってコンタクトホールにアルミニウムを蒸着した
状態を示す断面図で、同図はセミコンジャパン88テク
ニカルシンポジウム予稿集に示されたものである。
【0004】これらの図において、1は真空槽で、この
真空槽1は、排気装置2およびガス導入装置3に連通さ
れており、その内部にターゲットホルダ4および基板ホ
ルダ5が設けられている。前記ターゲットホルダ4は内
部に磁石6が収納され、蒸着粒子を発生させる蒸発源と
なるターゲット7が取付けられている。このターゲット
7はチタン等の蒸着材料によって形成されている。この
ターゲット7の近傍に設けられた符号8で示すものはシ
ャッターである。また、前記基板ホルダ5は、成膜用の
基板9を保持すると共に、基板9の主面と直交する軸回
りに回転させる構造になっている。
【0005】このように構成された従来の薄膜形成装置
によって基板9に薄膜を形成するには、先ず真空槽1内
を排気装置2によって減圧させ、所定圧力に達した後に
アルゴンガス導入装置3によって真空槽1内に窒素ガス
およびアルゴン等のガスを導入する。そして、基板9に
直流もしくは高周波電圧を印加する。
【0006】このようにすると、ターゲット7と基板9
との間にプラズマが形成される。このとき、ターゲット
ホルダ4内の磁石6は、プラズマ中の電子を螺旋回転さ
せてプラズマ生成を促進する。このプラズマ中で生成さ
れるアルゴンイオンは、バイアス電圧によって加速さ
れ、シャッター8が開いている状態ではターゲット7に
衝突してターゲット材料をスパッタする。そして、基板
9上に窒素ガス雰囲気中でチタン蒸着材料が付着し、窒
化チタン配線用バリア膜が形成されることになる。
【0007】次に、基板9に図12および図13に示す
ようにコンタクトホール10が形成されている場合につ
いて説明する。図に示すコンタクトホール10は穴径が
約0.5μm、深さ寸法が約2μmでアスペクト比が約
4のものである。図12では理解しやすいようにコンタ
クトホール10を誇張して描いてある。また、図13に
おいて符号11、12、13はそれぞれチタン、窒化チ
タンおよびアルミニウム合金によって蒸着形成された配
線密着層、配線バリア層および配線層である。
【0008】図12に示すようにプラズマが形成されて
ターゲット7から蒸着粒子14がスパッタされると、こ
の蒸着粒子14は、真空槽1に導入されたガス圧ではガ
ス粒子と衝突を繰り返しランダムな方向へ散乱される。
このように散乱された蒸着粒子11は直進性が低いので
微細なコンタクトホール10には入り難い。すなわち、
図13に示すように、コンタクトホール10の孔壁面お
よび底面は、コンタクトホール10の開口縁部に薄膜が
オーバーハングするように成長して影になる関係から、
コンタクトホール以外の平坦部に較べて膜厚が薄くなっ
てしまう。
【0009】このため、コンタクトホール10での穴埋
めおよび段差被覆性は低くなる。従来のマグネトロン型
スパッタ法を用いた薄膜形成装置では、このような不具
合を解決するために図14に示すように基板9の前方に
コリメータを配置したものもある。
【0010】図14は成膜用基板の前方にコリメータが
配置された従来のスパッタ型薄膜形成装置の一部を拡大
して示す構成図で、同図において前記図11ないし図1
3で説明したものと同一もしくは同等部材については、
同一符号を付し詳細な説明は省略する。図14に示した
手法はコリメーションスパッタ法と呼ばれるもので、同
図において15はハニカム状の多孔板である。この多孔
板15は、基板9の主面と平行な仕切り16によって正
面視ハニカム状に形成され、蒸着粒子用通路17が多数
形成されており、ターゲット7と基板9との間に配置さ
れている。
【0011】この多孔板15を用いると、蒸着粒子用通
路17にターゲット7側から進入した蒸着粒子14のう
ち直進性が低いものは仕切り16の壁面に付着すること
になる。このため、基板9へは直進性の高い蒸着粒子1
4のみが付着することになるので、図11および図12
で示した装置よりは多少穴埋めおよび段差被覆性が高く
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うにコリメーションスパッタ法によって超LSIの微細
配線膜を形成したとしても、コンタクトホール10のア
スペクト比が5以上になるような場合では段差被覆でき
なくなったり、底部に配線用バリア膜の穴埋めができな
くなるという問題があった。これを図15によって説明
する。
【0013】図15は各成膜法によるボトムカバレッジ
率(基板の表面膜厚に対するコンタクトの底部に蒸着さ
れる膜厚の比)のアスペクト比依存性を示すグラフであ
る。同図に示したように、スパッタ法ではアスペクト比
が3以上になるとボトムカバレッジ率が10%以下とな
り、段差被覆性は限界になる。また、コリメーションス
パッタ法はアスペクト比が4以上になるとボトムカバレ
ッジ率が10%以下となっている。これに対してイオン
ビーム法はアスペクト比が5の場合でもボトムカバレッ
ジ率は50%程度ある。
【0014】従来では、アスペクト比が10以上の細い
穴に対応できる薄膜形成装置あるいは、アスペクト比5
以上の穴に100%程度の段差被覆性が得られる薄膜形
成装置が要請されていた。
【0015】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、きわめて高いアスペクト比の微
細コンタクトホールの底部に配線膜の穴埋めを行うこと
のできる薄膜形成装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る薄膜形
成装置は、成膜用粒子が放出される蒸発源を成膜用粒子
が成膜用基板へ指向性をもって噴出される構成としたも
のである。
【0017】第2の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発源
と成膜用基板との間に配置されるコリメータを、前記基
板の成膜面に対して直交する方向に延びる面を有する筒
体を粒子流の中心部を中心として同軸上に多数配置して
形成し、各筒体の間に粒子通路を設けたものである。
【0018】第3の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発源
と成膜用基板との間に配置されるコリメータを、その主
面が成膜用基板の成膜面に対して直交する板材を粒子流
の中心部を中心として放射状に多数配置して形成し、各
板材の間に粒子通路を設けたものである。
【0019】第4の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発源
と成膜用基板との間に配置されるコリメータの粒子通路
形成用仕切りを、粒子流の中心部に外側部より多く設け
たものである。
【0020】第5の発明に係る薄膜形成装置は、前記第
2ないし第4の発明に係る薄膜形成装置のうちいずれか
一つにおいて、蒸発源を成膜用粒子が成膜用基板へ指向
性をもって噴出される構成としたものである。
【0021】
【作用】第1〜第3および第5の発明によれば、成膜用
粒子が成膜用基板の成膜面と略直交する方向に沿って飛
行して成膜用基板に到達する。
【0022】第4の発明によれば、粒子流における比較
的粒子密度の高い部位により多くの仕切りが存在するよ
うになるので、成膜用基板に到達する成膜用粒子の分布
は基板の全域にわたって略均一になる。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。図1は第1の発明に係る薄膜形成装置の要部を
示す構成図である。同図において前記図11ないし図1
4で説明したものと同一もしくは同等部材については、
同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0024】図1において、符号21は分子線エピタキ
シー(MBE)装置によって構成された蒸発源である。
22は蒸着する材料を充填したるつぼ、23は前記るつ
ぼ22を加熱するフィラメントである。この蒸発源21
は、成膜用粒子としての蒸着粒子を14を指向性をもっ
て噴出させるように構成されており、蒸着粒子14の噴
出方向を成膜用基板9に向けた状態で不図示の真空槽に
支持固定されている。この真空槽は、不図示の排気装置
に連通されて所定の真空度に保持される構造のものが用
いられる。また、基板ホルダ5は、基板9を回転させる
と共に加熱することができるように構成されている。さ
らに、基板9としては例えば半導体ウエハである。
【0025】なお、この蒸発源21としては、イオン化
機構を有する分子線エピタキシー(MBE)装置や、電
子ビーム(EB)型蒸発源、イオン化機構を有する電子
ビーム(EB)型蒸発源、イオンプレーティング装置、
クラスターイオンビーム(ICB)装置等の蒸着粒子が
指向性をもって噴出されるものを採用することができ
る。
【0026】次に動作について説明する。先ず、排気装
置によって真空槽を高真空に排気し、所定の真空度に保
持する。そして、この真空槽内に配置された基板9を基
板ホルダ5によって回転させると共に所定温度に加熱す
る。しかる後、蒸発源21のフィラメント23に通電し
てるつぼ22を加熱し、この蒸発源21から蒸気粒子1
4を噴出させる。
【0027】蒸発源21から噴出された蒸気粒子14は
高真空中を基板9へ向けて進み、噴出方向前方に位置す
るコリメータ15に入る。このとき、ほとんどの蒸気粒
子14は高真空中を直進するが、一部は真空槽中の残留
ガス粒子、導入ガス粒子または他の蒸気粒子14等と衝
突散乱しビームの直進性が低下する。この散乱して進行
方向が基板2に対して斜めになった蒸気粒子14は、コ
リメータ15に入ったときにその仕切り16の壁面に付
着してこれにトラップされる。すなわち、コリメータ1
5を通過して基板9に到達する蒸気粒子14はビームの
指向性が揃ったものだけとなる。
【0028】したがって、このようにビームの指向性が
揃った蒸気粒子14が基板9に到達して成膜されるた
め、きわめて細い穴でも埋め込みが可能になる。なお、
成膜工程中に真空槽内にガス導入手段(図示せず)によ
り酸素、窒素ガスもしくは酸素、窒素元素を含むガスを
導入して蒸着粒子14と化合させて化合物薄膜を形成す
ることも可能である。
【0029】実施例2.第2の発明を図2によって詳細
に説明する。図2は第2の発明の薄膜形成装置に使用す
るコリメータの斜視図である。本実施例では、前記図1
で示した薄膜形成装置のコリメータを図2に示すコリメ
ータに代えた場合について説明する。
【0030】図2において、符号31で示すコリメータ
は、径の異なる円筒体31a〜31eを同軸上に配置し
て形成されている。各円筒体31a〜31eは、内周面
および外周面が軸線方向と平行に形成されている。ま
た、各円筒体どうしの間隔は略一定になっている。32
は各円筒体どうしを連結する薄板からなる連結板であ
る。すなわち、中央の円筒体31aの中空部と、各円筒
体どうしの間に粒子通路が形成されている。そして、こ
のように形成されたコリメータ31は、軸心部を粒子流
の中心部に位置づけて真空槽に取付けられる。
【0031】このコリメータ31を使用して成膜を行う
場合、図1に示した蒸発源[分子線エピタキシー(MB
E)装置、イオン化機構を有する分子線エピタキシー
(EMB)装置、電子ビーム(EB)型蒸発源、イオン
化機構を有する電子ビーム(EB)型蒸発源、イオンプ
レーティング装置、クラスターイオンビーム(ICB)
装置等]からの直進性の高いビームは、軸対称であり、
蒸発源の中心軸から外側に広がりながら一部粒子どうし
の散乱を受けるため、本実施例の同心円状(軸対称)の
コリメータ31を用いれば、粒子流の外側に散乱された
蒸着粒子のみをコリメータ31に付着させてトラップす
ることができる。
【0032】すなわち、基板へ向けて直進する蒸着粒子
はコリメータ31を通過する。したがって、蒸発源の構
造に起因してビームの直進性が向上するばかりでなく、
コリメータ31によって粒子流の外側へ向かう蒸気粒子
がトラップされてビームの指向性がさらに揃う関係か
ら、きわめて細い穴でも埋め込みが可能になる。
【0033】また、本実施例のコリメータ31を使用す
ると、コリメータ31に付着する蒸着粒子が減少するた
め、コリメータ31の交換周期を伸ばすことができる。
その上、コリメータ31からの膜剥離によるダストも減
少する。
【0034】実施例3.前記実施例2ではコリメータを
形成するに当たり円筒体を用いたが、図3に示すように
正面視4角形の筒体を用いることもできる。図3は第2
の発明の薄膜形成装置に使用するコリメータの他の実施
例を示す正面図である。同図に符号33で示すコリメー
タは、開口寸法の異なる正面視4角形状の角筒33a〜
33eを同軸上に配置して形成されている。そして、各
各筒どうしの間に粒子通路が形成されている。なお、角
筒どうしは薄板からなる連結板34によって連結されて
いる。このように形成しても前記実施例2と同等の効果
が得られる。
【0035】実施例4.また、コリメータとしては図4
に示すように正面視8角形の筒体を用いることもでき
る。図4は第2の発明の薄膜形成装置に使用するコリメ
ータの他の実施例を示す斜視図である。同図に符号35
で示すコリメータは、開口寸法の異なる正面視正8角形
状の筒体35a〜35dを同軸上に配置して形成されて
いる。そして、各筒体の頂部どうしがこのコリメータ3
5の中心から放射状に延びる薄板からなる連結板36に
よって連結されている。
【0036】このように形成されたコリメータ35を図
1に示した薄膜形成装置に使用すると、粒子流からなる
ビームの外側に散乱された蒸着粒子の他に、ビームの周
方向に沿うように散乱された蒸着粒子をも付着させてト
ラップすることができる。このため、より一層ビームの
直進性が向上する。なお、複数の筒体を同軸上に配置し
てコリメータを形成する場合、筒体の正面形状(角の数
や連結板の位置等)は前記実施例に限定されることはな
く、適宜変更することができる。
【0037】実施例5.第3の発明を図5によって詳細
に説明する。図5は第3の発明の薄膜形成装置に使用す
るコリメータの斜視図である。本実施例では、前記図1
で示した薄膜形成装置のコリメータを図5に示すコリメ
ータに代えた場合について説明する。
【0038】図5に符号41で示すコリメータは、円筒
体42の内方に薄板からなる仕切板43を多数配置して
形成されている。仕切板43は、その主面が不図示の成
膜用基板の成膜面に対して直交するように形成されてお
り、円筒体42の中心から放射状に延ばされて延設端が
円筒体42に連結されている。このように形成されたコ
リメータ41では、円筒体42と仕切板43とによって
囲まれた空間が粒子通路になる。そして、このコリメー
タ41は、円筒体42の中心を粒子流からなるビームの
中心部に位置づけて真空槽に取付けられる。
【0039】次に動作について説明する。図1に示した
薄膜形成装置の蒸発源からの直進性の高いビームは、軸
対称であり、蒸発源の中心軸から外側に広がりながら一
部粒子同士の散乱を受ける。そして、図5に示したコリ
メータ41に蒸着粒子が入ると、粒子流からなるビーム
の円周方向に沿う方向に散乱された蒸着粒子のみが仕切
板43に付着してこれによりトラップされる。
【0040】すなわち、基板へ向けて直進する蒸着粒子
はコリメー41を通過する。したがって、蒸発源の構造
に起因してビームの直進性が向上するばかりでなく、粒
子流の円周方向に沿う方向へ向かう蒸気粒子がコリメー
タ41によってトラップされてビームの指向性がさらに
揃う関係から、きわめて細い穴でも埋め込みが可能にな
る。
【0041】実施例6.上述したようにビームの中心部
から放射状に仕切板を設けてコリメータを形成するに当
たっては、図6に示したように中心部に円筒体を設けて
もよい。図6は第3の発明の薄膜形成装置に使用するコ
リメータの他の実施例を示す斜視図である。同図におい
て前記図5で説明したものと同一もしくは同等部材につ
いては、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0042】図6中に符号44で示すコリメータは、中
心部に径の異なる円筒体44a,44bが同軸上に設け
られている。そして、中央の円筒体44aの中空部と、
両円筒体どうしの間の空間とにも粒子通路が形成されて
いる。
【0043】このように構成されたコリメータ44を使
用すると、粒子流からなるビームの円周方向に沿う方向
へ散乱された蒸着粒子の他に、ビームの外側へ散乱され
た蒸着粒子もトラップされる。このため、ビームの直進
性をより一層向上させることができる。
【0044】実施例7.第4の発明に係る薄膜形成装置
を図7によって詳細に説明する。図7は第4の発明の薄
膜形成装置に使用するコリメータの斜視図である。本実
施例では、前記図1で示した薄膜形成装置のコリメータ
を図7に示すコリメータに代えた場合について説明す
る。
【0045】図7に符号51で示すコリメータは、径の
異なる円筒体51a〜51eを同軸上に配置すると共
に、中心に近くなるほど隣り合う筒体どうしの間隔が狭
くなるようにして形成されている。各円筒体51a〜5
1eは、内周面および外周面が軸線方向と平行に形成さ
れている。52は各円筒体どうしを連結する薄板からな
る連結板である。すなわち、中央の円筒体51aの中空
部と、各円筒体どうしの間に粒子通路が形成されてい
る。
【0046】そして、このように形成されたコリメータ
51は、軸心部を粒子流の中心部に位置づけて真空槽に
取付けられる。このように構成すると、コリメータ51
における粒子通路形成用仕切り(円筒体51a〜51e
および連結板52)が粒子流からなるビームの中心部に
外側部より多く配置されることになる。
【0047】次に動作について説明する。図1に示した
薄膜形成装置の蒸発源からの直進性の高いビームは、軸
対称であり、しかも中心に近いほど蒸着粒子密度が高い
ため、粒子流中に本実施例のコリメータ51を配置する
ことによって、成膜用基板に形成される薄膜の厚みが基
板全域にわたって略均一になる。これは、ビームの中心
部を流れる蒸着粒子がその部分に多く配置された仕切り
に付着して減少し、ビームの実質的な蒸着粒子密度が中
心部と外周部とで略等しくなるからである。このコリメ
ータ51によってビームの直進性が向上するのは、図2
に示した実施例の場合と同じである。
【0048】したがって、このようにコリメータ51を
構成すると、ビームの指向性がより一層向上してきわめ
て細い穴でも埋め込みが可能になると共に、基板の中心
部と外側部とで膜厚が等しくなる。
【0049】実施例8.前記図7に示した例では円筒体
によってコリメータを形成したが、図8に示すように角
筒体によって形成することもできる。図8は第4の発明
の薄膜形成装置に使用するコリメータの他の実施例を示
す正面図である。
【0050】図8中に符号53で示すコリメータは、開
口寸法の異なる正面視4角形状の角筒体53a〜53g
を同軸上に配置すると共に、中心に近くなるほど配置が
密になるようにして形成されている。54は各角筒体ど
うしを連結するための薄板からなる連結板である。すな
わち、中央の角筒体53aの中空部と、各角筒体どうし
の間に粒子通路が形成されている。このようにコリメー
タ53を構成しても粒子通路形成用仕切りが粒子流から
なるビームの中心部に外側部より多く配置されるから、
前記実施例7と同等の効果が得られる。
【0051】実施例9.また、第4の発明の薄膜形成装
置に使用するコリメータは図9に示すように形成するこ
ともできる。図9は第4の発明の薄膜形成装置に使用す
るコリメータの他の実施例を示す正面図である。
【0052】同図中に符号55で示すコリメータは、開
口寸法の異なる正面視4角形状の角筒体55a〜55c
を同軸上に配置すると共に、中央の角筒体55aの内方
にさらに開口寸法の小さな角筒体56を多数配置して形
成されている。57は薄板からなる連結板である。
【0053】このようにコリメータ55を構成しても粒
子通路形成用仕切りが粒子流からなるビームの中心部に
外側部より多く配置されるから、前記実施例7と同等の
効果が得られる。
【0054】実施例10.さらに、第4の発明の薄膜形
成装置に使用するコリメータは図10に示すように形成
することもできる。図10は第4の発明の薄膜形成装置
に使用するコリメータの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【0055】同図中に符号58で示すコリメータは、肉
厚のある平板59に開口径の異なる正面視円形の穴6
0,61を多数穿設して形成されている。開口径が大き
い方の穴60は平板59の外側部に形成され、開口径が
小さい方の穴61は平板59の中央部に形成されてい
る。すなわち、これらの穴60,61内が粒子通路とな
り、平板59における穴60,61どうしの間となる部
分によって粒子通路形成用仕切りが構成される。
【0056】このようにコリメータ58を構成しても粒
子通路形成用仕切りが粒子流からなるビームの中心部に
外側部より多く配置されるから、前記実施例7と同等の
効果が得られる。なお、図10では構造を理解し易いよ
うに穴どうしの間隔を広くして描いてある。実際には、
通路断面積を大きく確保するために粒子通路形成用仕切
りとなる部分は図10より薄く形成することが望まし
い。
【0057】また、前記実施例1〜実施例10によって
説明したように蒸着粒子の噴出方向に指向性をもたせた
蒸発源21と、コリメータ15,31,33,35,4
1,44,51,53,55,58とを用いた薄膜形成
装置を使用した場合、図15中にコリメーションイオン
ビーム法として示したように、アスペクト比が7であっ
てボトムカバレッジ率は80%以上になった。このこと
からも、きわめて細い穴でも埋め込みが可能になること
が分かる。
【0058】実施例11.なお、上述した各実施例では
図2〜図10に示したコリメータを図1に示した薄膜形
成装置に流用した例について説明したが、図14に示し
た薄膜形成装置のコリメータに代えて用いることもでき
る。このようにしてもビームの直進性をより一層向上さ
せることができるので、前記実施例と同等の効果が得ら
れる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る薄
膜形成装置は、成膜用粒子が放出される蒸発源を成膜用
粒子が成膜用基板へ指向性をもって噴出される構成とし
たものであり、第2の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発
源と成膜用基板との間に配置されるコリメータを、前記
基板の成膜面に対して直交する方向に延びる面を有する
筒体を粒子流の中心部を中心として同軸上に多数配置し
て形成し、各筒体の間に粒子通路を設けたものであり、
第3の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発源と成膜用基板
との間に配置されるコリメータを、その主面が成膜用基
板の成膜面に対して直交する板材を粒子流の中心部を中
心として放射状に多数配置して形成し、各板材の間に粒
子通路を設けたものであるため、成膜用粒子が成膜用基
板の成膜面と略直交する方向に沿って飛行して成膜用基
板に到達する。
【0060】したがって、きわめて高いアスペクト比の
微細コンタクトホールであっても、その底部に配線膜の
穴埋めを行うことができる。
【0061】第4の発明に係る薄膜形成装置は、蒸発源
と成膜用基板との間に配置されるコリメータの粒子通路
形成用仕切りを、粒子流の中心部に外側部より多く設け
たため、粒子流における比較的粒子密度の高い部位によ
り多くの仕切りが存在するようになるので、成膜用基板
に到達する成膜用粒子の分布は基板の全域にわたって略
均一になる。
【0062】したがって、成膜用基板に形成される薄膜
は基板の全域にわたって略均一になるから、高品質な薄
膜を形成することができる。
【0063】第5の発明に係る薄膜形成装置は、前記第
2〜第4の発明に係る薄膜形成装置のうちいずれか一つ
において、蒸発源を成膜用粒子が成膜用基板へ指向性を
もって噴出される構成としたため、コリメータに入る成
膜用粒子の直進性が向上することになるから、微細コン
タクトホールをより一層確実に穴埋めすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る薄膜形成装置の要部を示す構
成図である。
【図2】第2の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの斜視図である。
【図3】第2の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの他の実施例を示す正面図である。
【図4】第2の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの他の実施例を示す斜視図である。
【図5】第3の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの斜視図である。
【図6】第3の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの他の実施例を示す斜視図である。
【図7】第4の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの斜視図である。
【図8】第4の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの他の実施例を示す正面図である。
【図9】第4の発明の薄膜形成装置に使用するコリメー
タの他の実施例を示す正面図である。
【図10】第4の発明の薄膜形成装置に使用するコリメ
ータの他の実施例を示す斜視図である。
【図11】従来のスパッタ型薄膜形成装置を模式的に示
す概略構成図である。
【図12】従来のスパッタ型薄膜形成装置によって薄膜
を形成している状態を示す構成図である。
【図13】従来のスパッタ型薄膜形成装置によってコン
タクトホールにアルミニウムを蒸着した状態を示す断面
図である。
【図14】成膜用基板の前方にコリメータが配置された
従来のスパッタ型薄膜形成装置の一部を拡大して示す構
成図である。
【図15】各成膜法によるボトムカバレッジ率のアスペ
クト比依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
9 成膜用基板 14 蒸着粒子 15 コリメータ 21 蒸発源 31 コリメータ 33 コリメータ 35 コリメータ 41 コリメータ 44 コリメータ 51 コリメータ 53 コリメータ 55 コリメータ 58 コリメータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発源から放出された成膜用粒子をコリ
    メータに通し、成膜用基板の成膜面に対して略直交する
    方向にのみ流す薄膜形成装置において、前記蒸発源を成
    膜用粒子が成膜用基板へ指向性をもって噴出される構成
    としたことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 蒸発源から放出された成膜用粒子をコリ
    メータに通し、成膜用基板の成膜面に対して略直交する
    方向にのみ流す薄膜形成装置において、前記コリメータ
    を、成膜用基板の成膜面に対して直交する方向に延びる
    面を有する筒体を粒子流の中心部を中心として同軸上に
    多数配置して形成し、各筒体の間に粒子通路を設けたこ
    とを特徴とする薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 蒸発源から放出された成膜用粒子をコリ
    メータに通し、成膜用基板の成膜面に対して略直交する
    方向にのみ流す薄膜形成装置において、前記コリメータ
    を、その主面が成膜用基板の成膜面に対して直交する板
    材を粒子流の中心部を中心として放射状に多数配置して
    形成し、各板材の間に粒子通路を設けたことを特徴とす
    る薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 蒸発源から放出された成膜用粒子をコリ
    メータに通し、成膜用基板の成膜面に対して略直交する
    方向にのみ流す薄膜形成装置において、前記コリメータ
    の粒子通路形成用仕切りを、粒子流の中心部に外側部よ
    り多く設けたことを特徴とする薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4記載の薄膜形成
    装置のうちいずれか一つにおいて、蒸発源を成膜用粒子
    が成膜用基板へ指向性をもって噴出される構成としたこ
    とを特徴とする薄膜形成装置。
JP5255696A 1993-10-13 1993-10-13 薄膜形成装置 Pending JPH07113169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5255696A JPH07113169A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 薄膜形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5255696A JPH07113169A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 薄膜形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07113169A true JPH07113169A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17282372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5255696A Pending JPH07113169A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 薄膜形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113169A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203963A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002353451A (ja) * 2001-05-22 2002-12-06 Fuji Electric Co Ltd 超接合半導体素子の製造方法
JP2007247070A (ja) * 2007-06-22 2007-09-27 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 陽極酸化ポーラスアルミナ複合体の製造方法
US9017636B2 (en) 2003-06-30 2015-04-28 Fujitsu Limited Manufacturing method of semiconductor device
CN106929804A (zh) * 2017-04-26 2017-07-07 昆山国显光电有限公司 蒸镀源以及蒸镀设备
KR20180106896A (ko) * 2017-03-17 2018-10-01 가부시끼가이샤 도시바 콜리메이터 및 처리 장치
JP2019196507A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社アルバック スパッタリング装置及びコリメータ
JP2020128587A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 株式会社アルバック スパッタリング装置
JP2025009986A (ja) * 2023-06-29 2025-01-20 安徽熙泰智能科技有限公司 薄膜沈着装置およびその沈着方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203963A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002353451A (ja) * 2001-05-22 2002-12-06 Fuji Electric Co Ltd 超接合半導体素子の製造方法
US9017636B2 (en) 2003-06-30 2015-04-28 Fujitsu Limited Manufacturing method of semiconductor device
US9564589B2 (en) 2003-06-30 2017-02-07 Fujitsu Limited Forming method and forming apparatus of carbon nanotubes
JP2007247070A (ja) * 2007-06-22 2007-09-27 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 陽極酸化ポーラスアルミナ複合体の製造方法
KR20180106896A (ko) * 2017-03-17 2018-10-01 가부시끼가이샤 도시바 콜리메이터 및 처리 장치
JP2018154880A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社東芝 コリメータおよび処理装置
CN106929804A (zh) * 2017-04-26 2017-07-07 昆山国显光电有限公司 蒸镀源以及蒸镀设备
JP2019196507A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社アルバック スパッタリング装置及びコリメータ
JP2020128587A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 株式会社アルバック スパッタリング装置
JP2025009986A (ja) * 2023-06-29 2025-01-20 安徽熙泰智能科技有限公司 薄膜沈着装置およびその沈着方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5811820A (en) Parallel ion optics and apparatus for high current low energy ion beams
TW503470B (en) Sputtering apparatus and film forming method
US4724060A (en) Sputtering apparatus with film forming directivity
US5525158A (en) Thin film deposition apparatus
EP1184483A2 (en) Thin-film formation system and thin-film formation process
US5650052A (en) Variable cell size collimator
US20160064175A1 (en) Structured targets for x-ray generation
JP2019012695A (ja) X線ソース
JPH07113169A (ja) 薄膜形成装置
JPH07150344A (ja) 自浄式コリメータ
JPH04124264A (ja) 基体上に物質層を堆積する方法と装置
JPH08296040A (ja) マグネトロンスパッタリング装置
US6696107B2 (en) Nanostructures
JPH09143709A (ja) 遠距離スパッタ装置
US5919345A (en) Uniform film thickness deposition of sputtered materials
JP2501828B2 (ja) 薄膜蒸着装置
JPH0765166B2 (ja) 揮発性クラスタを使用した薄膜の被着方法および装置
JP2008214709A (ja) マグネトロンスパッタ装置
JPS59174508A (ja) 超硬質カ−ボン膜の製造法
JP4164154B2 (ja) イオン化スパッタリング装置
JPH02175864A (ja) 薄膜形成装置およびこれを用いた薄膜形成方法
JPH0794412A (ja) 薄膜形成装置
JPH08293470A (ja) 成膜装置および成膜方法
US20070158178A1 (en) Method and apparatus for deposition of low-k dielectric materials
JPH11185693A (ja) 成膜装置