JPH0711469B2 - 車輌診断装置 - Google Patents

車輌診断装置

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JPH0711469B2
JPH0711469B2 JP63046333A JP4633388A JPH0711469B2 JP H0711469 B2 JPH0711469 B2 JP H0711469B2 JP 63046333 A JP63046333 A JP 63046333A JP 4633388 A JP4633388 A JP 4633388A JP H0711469 B2 JPH0711469 B2 JP H0711469B2
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正則 坂本
邦宏 阿部
知也 小林
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車輌側の電子制御装置の入出力データを読み
取ることによりセンサ類、アクチュエータ類などの動作
状況を診断する車輌診断装置に関する。
[従来の技術] 近年、車輌に搭載されているエンジンは、空燃比などを
電子的に制御して、快適なドライバビリティの現出、排
気ガスの浄化、省燃費、エンジン出力の向上などが図ら
れている。
エンジン状態を検出する各種センサ類からの出力信号、
あるいは、インジェクタなどの各種アクチュエータ類に
対する出力信号が正確でないとエンジンを的確に制御す
ることが困難となり、ドライバビリティの低下、排気エ
ミッション、燃費の悪化、および、エンジンの出力低下
を招く。
最近の電子制御系には、特開昭59−61740号公報などに
開示されているような自己診断機能が備えられており、
制御系内部、センサ類、アクチュエータ類、あるいは、
スイッチ類などの制御システム中に異常が発生した場
合、チェックランプの点滅コードにより故障内容、およ
び、故障箇所を知らせるとともに、このときのトラブル
データをバックアップRAMなどの記憶手段に一時格納し
ておき、その後のトラブルシューテイングの際に上記ト
ラブルデータをバックアップRAMから読み出し、故障原
因、あるいは、故障内容を確認するようになっている。
ところで、一般に、自己診断モードには、いわゆる、デ
ィーラ用自己診断(Dチェック)モードと、ユーザ用自
己診断(Uチェック)モードとがある。
Dチェックモードは、予め設定された運転条件下で車輌
を走行させたときに自己診断を行うものであり、そのと
きに、全てのセンサ類、スイッチ類のON/OFF、および、
アクチュエータ類の動作状況を診断する。
また、Uチェックモードは、任意の運転条件下で車輌を
走行させたときに現れるシステム異常を診断するもので
ある。
そして、上記両自己診断モードの少なくとも一方でシス
テム異常が確認された場合、その故障箇所、故障内容を
示すトラブルデータがバックアップRAMなどの記憶手段
の特定のアドレスに別々に格納され、且つ、Uチェック
モードで自己診断が確認された場合は、インストルメン
トパネルなどに配設されたUチェックランプを点灯させ
てドライバに異常を知らせ、また、Dチェックモードで
自己診断が確認された場合、制御装置に設けられたDチ
ェックランプにて点滅コードを表示する。
なお、通常走行時は、Uチェックモードのみが接続され
ており、トラブルシューティングの際にUチェックモー
ドで検出したシステム異常が再現されない場合、Dチェ
ックモードを接続し特定された運転条件下で走行しなが
らシステム異常を検査する。
また、ディーラのサービスステーションなどには、トラ
ブルシューティングの際に上記両自己診断モードの一方
で検出されたトラブルデータを上記記憶手段から読み出
し、コード化してディスプレイ上に表示する車輌診断装
置(いわゆるハンドコンピュータ)が装備されている。
なお、この車輌診断装置は、例えば特開昭58−12848号
公報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来、トラブルシューティングの際、上記車
輌診断装置を用いて上記記憶手段に格納されているトラ
ブルデータを読み出す場合、まず、車輌側の電子制御装
置の自己診断モードがどちらに設定されているかを確認
し、次いで、該当する自己診断モードのトラブルデータ
を読み出すべく、この自己診断モードに対応するコード
を車輌診断装置に入力していた。
しかし、上記電子制御装置はインストルメントパネル等
の内部に収納されているものが多く、この電子制御装置
の自己診断モードがどちらに設定されているかを確認す
る作業は極めて困難で、また、車輌診断装置に、上記電
子制御装置の自己診断モードに対応するコードをいちい
ち入力する作業も極めて煩雑であり、本来の診断作業を
行う上での障害になる。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、車輌側の
電子制御装置の自己診断モードの設定状況を確認するこ
となく、且つ、その自己診断モードに対応するコードを
車輌診断装置にいちいち入力する必要がなく、簡単な操
作で該当する自己診断モードのトラブルデータを読み出
すことができて、診断作業を迅速、且つ、正確に行うこ
とが可能な車輌診断装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明は、車輌に搭載された電子制御装置に、複数の自
己診断モードを有する自己診断手段と、上記自己診断手
段の自己診断モードを切換えるモード切換え手段と、上
記自己診断手段で検出したトラブルデータを記憶する記
憶手段とを有し、また上記電子制御装置に接続してこの
電子制御装置の入出力データを診断する車輌診断装置本
体の制御部には、上記電子制御装置の自己診断手段から
出力されるトラブルデータの該当する自己診断モードを
判別する自己診断モード判別手段と、上記自己診断モー
ド判別手段で判別したトラブルデータをコード化するデ
ータコード変換手段と、上記データコード変換手段で変
換されたトラブルコードを表示するディスプレイ部とが
設けられているものである。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図(a)は車輌の
外観図、第1図(b)は車輌の電子制御装置に接続され
る車輌診断装置の外観図、第2図はトラブルコード表示
時の車輌診断装置の概略図、第3図は車輌の電子制御装
置および車輌診断装置のブロック回路図、第4図は記憶
手段に格納される自己診断モードごとのトラブルデータ
を示す図、第5図は車輌の電子制御装置および車輌診断
装置の機能ブロック図、第6図(a)はモード別トラブ
ルコードを読み出す手順を示すフローチャート、第6図
(b)は車輌側の電子制御装置における診断モード別出
力手順を示すフローチャートである。
<システム構成> 図中の符号1は自動車などの車輌、2はこの車輌1に搭
載されて空燃比制御などを行う電子制御装置(以下「車
載ECU」)であり、この車載ECU2には、中央処理装置(C
PU)3と、RAM4aと、バックアップRAM(不揮発メモリ)
4bと、ROM5と、入力インタフェース6と、出力インタフ
ェース7とがバスライン8を介して接続されている。
また、上記入力インタフェース6に、冷却水温センサ9
の水温信号TW、O2センサ10の空燃比フィードバック信号
O2、吸入管負圧センサ11の吸入空気量信号Q、車速セン
サ13の車速信号S、スロットル開度センサ15のスロット
ル開度信号Trθ、エンジン回転数センサ17の回転数信号
Nなどの各センサ信号と、エアコンスイッチSW1のエア
コン動作信号AC、アイドルスイッチSW2のアイドル動作
信号ID、ニュートラルスイッチSW3のニュートラル動作
信号NTなどの各スイッチ信号が各々入力される。
上記車載ECU2では、上記各種信号、上記ROM5に格納され
ているプログラムに従ってデータ処理し、上記RAM4aに
いったん格納した後、上記CPU3で、この格納されている
データに基づき種々の演算処理を行い、この演算処理さ
れたデータに基づき、上記出力インタフェース7、駆動
回路18を介して、キックダウンソレノイド12、フューエ
ルポンプリレー14、キャニスタパージソレノイド19、EG
Rアクチュエータ20、アイドル制御アクチュエータ21、
イグニッションコイル22、および、インジェクタ23へ制
御信号を出力する。
また、上記車載ECU2の各動作部に定電圧を供給する定電
圧回路16が電源リレー43のリレー接点43aを介してバッ
テリBVに接続されている。また、上記電源リレー43の励
磁コイル43bがイグニッションスイッチ45のイグニッシ
ョン端子IGを介して上記バッテリBVに接続自在にされて
いる。
一方、上記車載ECU2には、自己診断機能が組み込まれて
いる。この自己診断機能には、前記従来技術の項で説明
したごとく、ディーラ用自己診断(Dチェック)モード
と、ユーザ用自己診断(Uチェック)モードとがある。
上記Dチェックモードでシステム中の異常が検出された
場合、故障部位、故障内容に対応するトラブルデータを
上記車載ECU2のROM5から読み出し、上記バックアップRA
M4bの所定アドレス、例えば、アドレス0100以下に格納
し(第4図参照)、その格納されたトラブルデータに基
づき上記CPU3がトラブルデータをコード化して、上記車
載ECU2に設けられたDチェックランプ23aに点滅コード
を表示する。
また、Uチェックモードでシステム中の異常が検出され
た場合、故障部位、故障内容に対応するトラブルデータ
を前述と同様に、上記車載ECU2のROM5から読み出し、上
記バックアップRAM4bの所定アドレス、例えば、アドレ
ス0001以下に格納するとともに(第4図参照)、車輌1
のインストルメントパネルなどに設けられたUチェック
ランプ23bを点灯させてドライバにシステム異常を警告
する。
また、上記入力インタフェース6の入力端子pにテスト
モード端子Te1が接続されているとともに、この入力端
子pには、定電圧源Vccが抵抗R1を介して接続されてい
る。また、上記テストモード端子Te1に接続自在な他の
テストモード端子Te2がアースされている。
上記両テストモード端子Te1,Te2を接続すると、上記定
電圧源Vccの電圧がアースされ、上記入力端子pにはL
信号が入力される。一方、この両テストモード端子Te1,
Te2を切離すと、上記入力端子pに上記定電圧源Vccから
の電圧であるH信号が入力される。
上記入力インタフェース6に設けられた入力端子pにL
信号が入力されると、上記自己診断モードがDチェック
モードに固定され、また、この入力端子pにH信号が入
力されると、この自己診断モードはUチェックモードに
固定される。
なお、通常運転時はUチェックモードが固定されてお
り、Dチェックモードはディーラにおけるトラブルシュ
ーティングの際に使用される。
また、上記車載ECU2には外部接続用コネクタ24が設けら
れており、この外部接続用コネクタ24に、車輌診断装置
25の車輌診断装置本体25aに設けられた入出力コネクタ2
6が、アダプタハーネス27を介して接続される。
この車輌診断装置25はディーラのサービスステーション
などに備えてあるもので、内部には制御部28、電源回路
29などが設けられ、また、外部にはインジケータ部30、
液晶ディスプレイ部31、キーボード32などが設けられて
いる。さらに、上記制御部28には接続コネクタ33を介し
て外部から着脱自在なメモリカートリッジ34が接続され
ている。
上記制御部28には、互いにバスライン35を介して接続す
るCPU36、RAM37、周波数カウンタなどからなるタイマ3
8、I/Oポート39、上記CPU36に接続する他のI/Oポート40
が設けられている。
このI/Oポート40の入力側に、上記各種スイッチ類の出
力信号が上記車載ECU2の出力インタフェース7を経て入
力される。また、上記他方のI/Oポート39の入力側に
は、上記キーボード32のモード選択信号と、上記車載EC
U2の出力インタフェース7から上記駆動回路18へ出力さ
れる各種制御信号、および、上記各種センサ類の出力信
号とが入力される。
さらに、上記I/Oポート40の出力側に上記インジケータ
部30が接続され、また、上記I/Oポート39の出力側が上
記車載ECU2の入力インタフェース6と上記液晶ディスプ
レイ部31とに接続されている。
上記インジケータ部30は、二行に分けて配列された発光
ダイオード(LED)D1〜D10で構成されている。また、上
記液晶ディスプレイ部31は、図においては一行14個づつ
の二行に分けて配列された液晶セルで構成されている。
上記各発光ダイオードD1〜D10は、特定箇所の発光ダイ
オードの点灯(あるいは点滅)によりスイッチ類、セン
サ類などの入出力状態、すなわち、動作状態を確認する
ものである。
また、上記ディスプレイ部31には、各センサ類、アクチ
ュエータ類の出力電圧、パネル幅などを物理量変換して
得られた計測値と、そのセンサ類、アクチュエータ類の
識別記号(略称)と、指定コードが表示される(第1図
(b)参照)。
また、トラブルコードを指定した場合には、上記ディス
プレイ部31上に、“DIAG CODE"の表示と、指定コード
(例えば、F0B)、トラブルコード(例えば、24)、お
よび、故障箇所の識別記号(例えば、ISC)が表示され
る(第2図参照)。
また、上記メモリカートリッジ34は、車種ごとに異なる
上記車載ECU2のプログラムに対し、車輌診断装置本体25
a自体が互換性を有するように、接続コネクタ33を介し
て選択的に接続できるようにしたものであり、内部に、
その車種のプログラムに応じた診断プログラムおよび固
定データを記憶するROM41が収納されている。
固定データとしては、自己診断モード時に使用するモー
ド別(Dチェックモード、あるいは、Uチェックモー
ド)のトラブルデータに対応する識別記号(略称)など
がある。
また、上記タイマ38には同期信号を出力するクロックパ
ルス発振素子42が設けられている。
さらに、上記制御部28に接続する上記電源回路29が、前
記車輌1の電源BVに電源スイッチSW4を介して接続され
ている。
<機能構成> 次に、自己診断モード時の上記車載ECU2、および、車輌
診断装置25の機能構成を第5図に基づいて説明する。
(車載ECU2の機能構成) 車載ECU2には、データ演算手段51、自己診断モード切換
え手段52、自己診断手段53,データ選択手段54、記憶手
段の一例であるバックアツプRAM4b、駆動手段としての
駆動回路18が設けられている。
データ演算手段51では、各センサ類、各スイッチ類の出
力信号を取り入れ、データ処理した後、各アクチュエー
タ類に対する出力を演算し、駆動回路18を介して各アク
チュエータ類の動作を制御する。
自己診断モード切換え手段52では、自己診断手段53の自
己診断モードをテストモード端子Te1,Te2の接離操作に
より切換えるものであり、この両テステモード端子Te1,
Te2を切離すと、入力インタフェース5の入力ポートp
にH信号が入力され、上記自己診断手段53へUチェック
モードで自己診断を行うべきモード選択信号を出力す
る。また、上記テストモード端子Te1,Te2接続すると、
上記入力インタフェース6の入力ポートpにL信号が入
力され、上記自己診断手段53へDチェックモードで自己
診断を行うべきモード選択信号を出力する。
また、自己診断手段53では、上記自己診断モード切換え
手段52からのモード選択信号に応じて、二種類の自己診
断モードのうちから一方を選択し、上記各センサ類、各
スイッチ類からの出力信号、および、各アクチュエータ
類への制御信号を取り入れ、システム中の異常を検知し
た場合、その故障部位に対応するトラブルデータを上記
車載ECU2のROM5から読み出し、バックアップRAM4bの所
定アドレスにいったん格納し、現自己診断モードがUチ
ェックモードであればUチェックランプ23bに信号を出
力してドライバに異常を警告する。また、現運転モード
がDチェックモードであればDチェックランプ23aに点
滅コードを表示し、故障箇所、故障内容を知らせる。
データ選択手段54では、車輌診断装置25の制御部28から
のデータ伝送要求信号TXに従い、伝送するデータが上記
データ演算手段51の入出力データが、上記自己診断手段
53のトラブルデータかを選択し、その選択した側から該
当データを取り入れて、上記制御部28側へ伝送する。
(車輌診断装置25の機能構成) 車輌診断装置25の制御手段28には、キーボード解釈手段
61、データ通信手段62、データ演算手段63、表示駆動手
段64、自己診断モード判別手段65、データ・コード変換
手段66が設けられている。
キーボード解釈手段61では、キーボード32に入力された
診断モードを解釈する。
データ通信手段62では、上記キーボード解釈手段61で解
釈された診断モードに対応したデータ伝送を上記車載EC
U2へ要求し、且つ、上記車載ECU2から出力される要求信
号に応じたデータを受信する。
データ演算手段63は、通常の車輌診断モードを実行する
際に使用するもので、上記データ通信手段52で受信され
た通常の診断モードのデータを演算し、物理量変換して
表示駆動手段64に出力する。
自己診断モード判別手段65では、上記車載ECU2の自己診
断手段53で実行している自己診断モードがUチェックモ
ードか、Dチェックモードかを判別する。
データ・コード変換手段66では、上記自己診断モード判
別手段手65で判別した自己診断モードに対応するデータ
プログラムをROM41に格納されている複数のテーブル中
から読み出して固定し、上記トラブルデータに対応する
コード、および、その故障箇所、故障内容を表示する識
別記号(略称)を上記テーブル中から検索し、上記表示
駆動手段64へ出力し、この表示駆動手段64からディスプ
レイ部31へ出力表示する。
<車輌診断手順> 次に、車輌診断手順を第6図のフローチャートに従って
説明する。
まず、車輌診断装置本体25aに、車種に対応するメモリ
カートリッジ34を装着し、且つ、入出力コネクタ26を車
載ECU2の外部接続用コネクタ24にアダプタハーネス27を
介して接続した後、電源スイッチSW4をONする(ステッ
プ101)。すると、制御部28がイニシャライズされる
(ステップ102)。
次いで、データ通信手段62から車載ECU2に対し、機種コ
ード伝送要求信号が出力される(ステップ103)。な
お、この機種コードは上記車載ECU2のROM5に予め記憶さ
れている。
そして、上記データ通信手段62にて上記車載ECU2から出
力される機種コードが受信できたかどうかが判定され
(ステップ104)、受信できた場合、ステップ105へ進
み、また、受信できない場合、上記ステップ104を繰り
返す。
ステップ105では機種を識別し、この機種コードを上記
制御部28に設けられたRAM37の所定アドレスに格納す
る。同時に、メモリカートリッジ34のROM41に記憶され
ている機種に対応したプログラムを有する複数のテーブ
ル中から、該当する機種のテーブルを選択固定し、以
後、このテーブルに記憶されているプログラムに従って
車輌診断作業が実行される(ステップ106)。
次いで、キーボード32に所望診断モードを入力する。な
お、通常の車輌診断モードは実車状態で行う。
例えば、通常の車輌診断モードである冷却水温を計測す
る場合、F→0→7→ENTと入力する。また、自己診断
モードを要求する場合、F→B→0→ENTと入力する
(ステップ107)。
すると、制御部28に設けられたCPU36で上記診断モード
が読取られ、RAM37の所定アドレスに一時格納される
(ステップ108)。
その後、キーボード解釈手段61で上記RAM37に格納され
ているモードが読み出され、内容解釈される(ステップ
109)。
そして、データ通信手段62から車載ECU2へ要求モードに
対応したデータ伝送要求信号TXを出力する(ステップ11
0)。すると、この車載ECU2が上記要求モードに従った
プログラムを実行する(ステップ111)。
(車載ECUプログラム) 第6図(b)に示すように、車載ECU2のデータ選択手段
54で、上記制御部28のデータ通信手段62からのデータ伝
送要求信号TXが受信されると(ステップ201)、この要
求モードが通常の車輌診断モードか、自己診断モードか
が判断される(ステップ202)。
通常の車輌診断モード要求の場合、ステップ203へ進
み、また、自己診断モード要求の場合、ステップ204へ
進む。
通常の診断モード要求の場合、上記データ選択手段54で
は、データ演算手段51に入力されるスイッチ類からの出
力データ、あるいは、このデータ演算手段51からアクチ
ュエータ類へ出力する出力データから、上記車輌診断モ
ード要求に対応したデータを選択して取り入れる(ステ
ップ203)。
一方、ステップ202で自己診断モード要求と判定されて
ステップ204へ進むと、上記データ選択手段54では、自
己診断手段53からバックアップRAM4bに格納されている
そのときの車載ECU2が固定する自己診断モード(Uチェ
ックモードあるいはDチェックモード)に基づくトラブ
ルデータを読み出す。
そして、上記ステップ203、あるいは、ステップ204で取
り入れたデータ信号RXを上記制御部28へ伝送する(ステ
ップ205)。
(制御部プログラム) そして、上記車載ECUプログラムから制御プログラムへ
復帰し、制御部28のデータ通信手段62に伝送要求モード
に対応したデータが受信されてRAM37に一時格納される
と(ステップ112)、このデータが通常の車輌診断モー
ドに対応したデータか、自己診断モードに対応したデー
タかが判断される(ステップ113)。
通常の車輌診断モードに対応したデータの場合、ステッ
プ114へ進み、また、自己診断モードに対応したデータ
の場合、ステップ115へ進む。
車輌診断モードに対応したデータは、データ演算手段63
で演算され、物理量変換(2進数データを10進数に変換
して数値データに変換)され(ステップ114)、その物
理量変換された値を表示駆動手段64を介してディスプレ
イ部31へ出力する。
すると、このディスプレイ部31に、上記演算結果に基づ
く数値表示(例えば、+14 degC)、識別記号(例え
ば、TW:冷却水温の略称)、コード(例えば、F07)が表
示される(ステップ116、第1図(b)参照)。
一方、上記ステップ113で自己診断モードと判定された
場合、ステップ115では、上記自己診断モードに基づく
トラブルデータが、Uチェックモードか、Dチェックモ
ードかを特定するため、上記車載ECU2の自己診断手段53
にモード判別データの伝送を要求する(ステップ11
5)。
そして、データ通信手段62で、モード判別データが受信
されると(ステップ117)、自己診断モード判別手段65
が自己診断モードを特定し、上記ROM41に記憶されてい
るモード別テーブルから該当するテーブルを選択し固定
する(ステップ118)。
すなわち、二つのテストモード端子Te1,Te2が接続され
ている場合、上記自己診断モード切換え手段52では、上
記自己診断手段53へDチェックモードで自己診断を行う
べきモード選択信号を出力しており、一方、上記両テス
トモード端子Te1,Te2が切り離されている場合、Uチェ
ックモードで自己診断を行うべきモード選択信号が上記
自己診断手段53へ出力されている。よって、上記自己診
断モード判別手段65では、上記自己診断手段53に入力さ
れているモード選択信号から現在の自己診断モードを判
別する。
そして、上記データ通信手段62に受信されたトラブルデ
ータに基づき、データ・コード変換手段66で上記ステッ
プ118で選択されたテーブルから、上記トラブルデータ
に対応するコード、および、識別記号(略称)が検索さ
れ(ステップ119)、ディスプレイ部31上にトラブルコ
ード、および、そのトラブルコードに対応する識別記号
(略称)が表示される(ステップ120)。
すなわち、第2図に示すように、ディスプレイ部31上に
は、自己診断モードを知らせる“DIAG CODE"と、トラブ
ルコード(24)と、そのトラブルコードに示された故障
箇所あるいは故障内容を示す識別記号(ISC:アイドルス
ピードコントロールバルブの略称)が表示される。
作業者は、上記ディスプレイ部31に表示されたトラブル
コード、および、識別記号を確認することにより、例え
ば、“ISC"の識別記号が表示されている場合には、アイ
ドルスピードコントロールバルブへ出力する制御信号が
異常であることを容易に認識することができる。
このように、本発明は、テストモード端子Te1,Te2の接
続状態を確認することなく、車輌診断装置25を車載ECU2
に接続することにより、この車輌診断装置25の制御部28
にて、上記車載ECU2の自己診断モードに対応したモード
別テーブルが自動的に選択されるので、診断作業を効率
よく、且つ、正確に行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、車輌診断装置本体
の制御部にて、車輌側の電子制御装置の自己診断モード
を自動的に検知するので、車輌側の電子制御装置の自己
診断モードの設定状況を確認することなく、且つ、その
自己診断モードに対応するコードを車輌診断装置にいち
いち入力する必要がなく、簡単な操作で該当する自己診
断モードのトラブルデータを読み出すことができて、診
断作業を迅速、且つ、正確に行うことができるなど優れ
た効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図(a)は車輌の
外観図、第1図(b)は車輌の電子制御装置に接続され
る車輌診断装置の外観図、第2図はトラブルコード表示
時の車輌診断装置の概略図、第3図は車輌の電子制御装
置および車輌診断装置のブロック回路図、第4図は記憶
手段に格納される自己診断モードごとのトラブルデータ
を示す図、第5図は車輌の電子制御装置および車輌診断
装置の機能ブロック図、第6図(a)はモード別トラブ
ルコードを読み出す手順を示すフローチャート、第6図
(b)は車輌側の電子制御装置における診断モード別出
力手順を示すフローチャートである。 1…車輌、2…電子制御装置、4b…記憶手段、25…車輌
診断装置、25a…車輌診断装置本体、28…制御部、31…
ディスプレイ部、52…自己診断モード切換え手段、53…
自己診断手段、65…自己診断モード判別手段、66…デー
タコード変換手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌に搭載された電子制御装置に、 複数の自己診断モードを有する自己診断手段と、 上記自己診断手段の自己診断モードを切換えるモード切
    換え手段と、 上記自己診断手段で検出したトラブルデータを記憶する
    記憶手段とが設けられ、 また上記電子制御装置に接続してこの電子制御装置の入
    出力データを診断する車輌診断装置本体の制御部には、 上記電子制御装置の自己診断手段から出力されるトラブ
    ルデータの該当する自己診断モードを判別する自己診断
    モード判別手段と、 上記自己診断モード判別手段で判別したトラブルデータ
    をコード化するデータコード変換手段と、 上記データコード変換手段で変換されたトラブルコード
    を表示するディスプレイ部とが設けられていることを特
    徴とする車輌診断装置。
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