JPH07116343B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07116343B2 JPH07116343B2 JP2757286A JP2757286A JPH07116343B2 JP H07116343 B2 JPH07116343 B2 JP H07116343B2 JP 2757286 A JP2757286 A JP 2757286A JP 2757286 A JP2757286 A JP 2757286A JP H07116343 B2 JPH07116343 B2 JP H07116343B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- examples
- nylon
- parts
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、低摩擦性および耐摩耗性に優れ、かつ耐熱性
と剛性の良好な、摺動部材に適した樹脂組成物に関す
る。
と剛性の良好な、摺動部材に適した樹脂組成物に関す
る。
b.従来の技術 ポリテトラメチレンアジパミド樹脂(以下ナイロン4,6
と言う)は、優れた耐熱性、強靱性、耐薬品性を有する
ことから、構造材料として各種用途への実用化が期待さ
れている。とくに他のエンジニアリング樹脂と比較し
て、自己潤滑性に著しく優れているため、軸受部品や歯
車部品または耐摩耗性を要求される機械部品などの摺動
部品への実用化が期待される。
と言う)は、優れた耐熱性、強靱性、耐薬品性を有する
ことから、構造材料として各種用途への実用化が期待さ
れている。とくに他のエンジニアリング樹脂と比較し
て、自己潤滑性に著しく優れているため、軸受部品や歯
車部品または耐摩耗性を要求される機械部品などの摺動
部品への実用化が期待される。
最近、プラスチック摺動部材は、非潤滑系で苛酷な荷重
下、激しい摩耗を受けるベアリング、雰囲気温度の高い
条件下に使用されるプッシングまたは肉厚の薄い摺動部
品などの分野に用途が拡大しており、この用途分野の拡
大に伴ない、プラスチック摺動部材に対する要求性能も
厳しいものになってきている。
下、激しい摩耗を受けるベアリング、雰囲気温度の高い
条件下に使用されるプッシングまたは肉厚の薄い摺動部
品などの分野に用途が拡大しており、この用途分野の拡
大に伴ない、プラスチック摺動部材に対する要求性能も
厳しいものになってきている。
一般に、軸受けなどの摺動部品にプラスチックを適用す
る場合には、動摩擦係数が小さく、限界PV値が高く、摩
耗量が少なく、しかも相手材料を傷めないという摺動特
性以外に、剛性や耐クリープ性などの機械的性質および
熱変形温度や連続使用温度などの耐熱性の優れた材料を
使用することが望ましい。
る場合には、動摩擦係数が小さく、限界PV値が高く、摩
耗量が少なく、しかも相手材料を傷めないという摺動特
性以外に、剛性や耐クリープ性などの機械的性質および
熱変形温度や連続使用温度などの耐熱性の優れた材料を
使用することが望ましい。
上記の限界PV値とは、摩擦摩耗試験において、樹脂が溶
融あるいは著しい摩耗を生じ始める時の面圧(P)と摩
擦速度(V)の積であり、この値が高いほど、高荷重、
高速での苛酷な条件での使用に耐え得る。
融あるいは著しい摩耗を生じ始める時の面圧(P)と摩
擦速度(V)の積であり、この値が高いほど、高荷重、
高速での苛酷な条件での使用に耐え得る。
ナイロン4,6は、ポリアミド樹脂のなかでも極めて良好
な機械的性質、耐熱性を有する。
な機械的性質、耐熱性を有する。
c.発明が解決しようとする問題点 しかし、ナイロン4,6単独では、上記の摺動部品に要求
される低摩擦性、耐摩耗性などの摺動特性を充分には満
足し得ないのが現状であり、摺動特性の改良が望まれて
いた。
される低摩擦性、耐摩耗性などの摺動特性を充分には満
足し得ないのが現状であり、摺動特性の改良が望まれて
いた。
本発明者らは、ナイロン4,6の上記摺動特性を改良する
ために鋭意検討した結果、ナイロン4,6に特定の平均粒
子径の粉末状ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を配
合することにより、低摩擦性および耐摩耗性が著しく改
良されることを見い出し、かかる知見に基づいて本発明
に到達した。
ために鋭意検討した結果、ナイロン4,6に特定の平均粒
子径の粉末状ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を配
合することにより、低摩擦性および耐摩耗性が著しく改
良されることを見い出し、かかる知見に基づいて本発明
に到達した。
d.問題点を解決するための手段 本発明は、ポリテトラメチレンアジパミド60〜98重量部
に対し、平均粒子径が15μm以下の粉末状ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)40〜2重量部を含有することを
特徴とする樹脂組成物を提供するものである。
に対し、平均粒子径が15μm以下の粉末状ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)40〜2重量部を含有することを
特徴とする樹脂組成物を提供するものである。
上記ナイロン4,6は、下記式 NH−(CH2)4−NH−CO−(CH2)4−CO で示される繰返し構造単位から実質的になるポリアミド
である。
である。
このナイロン4,6の製造法については、特開昭56−14930
号、同56−149431号、同58−83029号、特公昭和60−288
43号などに述べられている方法を挙げることができる。
また、本発明の樹脂組成物を得るためには、最低1.5好
ましくは2.5〜5.0の相対粘度(ηreL;30℃、97%硫酸
中、濃度10-2g/mlで測定)を有するナイロン4,6を使用
するのが有利である。
号、同56−149431号、同58−83029号、特公昭和60−288
43号などに述べられている方法を挙げることができる。
また、本発明の樹脂組成物を得るためには、最低1.5好
ましくは2.5〜5.0の相対粘度(ηreL;30℃、97%硫酸
中、濃度10-2g/mlで測定)を有するナイロン4,6を使用
するのが有利である。
本発明に用いる粉末状PTFEの平均粒子径は15μm以下、
好ましくは10μm以下である。平気粒子径の下限にとく
に制限はない。PTFEの平均粒子径が15μmを超えると、
本発明の組成物から作製した成形品表面が粗密になり好
ましくない。
好ましくは10μm以下である。平気粒子径の下限にとく
に制限はない。PTFEの平均粒子径が15μmを超えると、
本発明の組成物から作製した成形品表面が粗密になり好
ましくない。
PTFEの配合量は、添加効果および剛性分散性の点からナ
イロン4,6との組成物中2〜40重量%、好ましくは5〜3
0重量%である。PTFEの配合量が2重量%未満では動摩
擦係数および比摩耗量の改善効果が不充分であり、かつ
限界PV値を充分に向上させることができず、一方、配合
量が40重量%を超えると機械的強度、熱変形温度が低下
する傾向にあり好ましくない。
イロン4,6との組成物中2〜40重量%、好ましくは5〜3
0重量%である。PTFEの配合量が2重量%未満では動摩
擦係数および比摩耗量の改善効果が不充分であり、かつ
限界PV値を充分に向上させることができず、一方、配合
量が40重量%を超えると機械的強度、熱変形温度が低下
する傾向にあり好ましくない。
PTFEの配合方法は特に制限するものではないが、例えば
ヘンシェルミキサー、タンブラーなどで混合し、そして
さらにバッチニーダー、バンバリーミキサー、単軸また
は2軸スクリュー押出機で溶融混合する方法を挙げるこ
とができる。またその他の方法として単に射出成形機内
で溶融混合しながら直接成形する方法も可能である。
ヘンシェルミキサー、タンブラーなどで混合し、そして
さらにバッチニーダー、バンバリーミキサー、単軸また
は2軸スクリュー押出機で溶融混合する方法を挙げるこ
とができる。またその他の方法として単に射出成形機内
で溶融混合しながら直接成形する方法も可能である。
本発明の組成物にさらに充填剤を加えると、一段と優れ
た剛性および高い限界PV値、熱変形温度を有する樹脂組
成物が得られる。
た剛性および高い限界PV値、熱変形温度を有する樹脂組
成物が得られる。
無機充填剤としては、ゴムまたはプラスチックスの補強
充填剤として周知のものが使用される。固体であれば形
状はとくに制限されず、粉末、繊維状粉末、繊維、ウィ
スカー、バルーンなどの形をとり得るが、本発明の樹脂
組成物の優れた低摩擦性および耐摩耗性を維持しつつ充
分な補強効果を得るためには、粉末状もしくはウィスカ
ー状のものが好ましい。かかる充填剤としては、具体的
には、クレー、焼成クレー、タルク、カタルボ、シリ
カ、アルミナ、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、
アスベスト、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシ
ム、アルミノ硅酸ナトリウム、硅酸マグネシウム、水酸
化アルミニウム、水酸化カルシウム、硫酸バリウム、カ
リウム明バン、ナトリウム明バン、鉄明バン、シラスバ
ルーン、ガラスバルーン、カーボンブラック、コークス
ブリーズ、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、硼酸、硼砂、
硼酸亜鉛、金属粉、金属ウィスカー、マイカ、グラファ
イト、酸化チタン、チタン酸カリウムウィスカー、炭素
繊維、ガラス繊維、ガラス繊維粉末、ガラスビーズ、炭
酸カルシウム、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、酸化鉄
などが挙げられる。これらの中でとくに好ましいのはチ
タン酸塩であり、特にそのウィスカーが好ましく、なか
でも摺動特性、補強効果のバランスの点からチタン酸カ
リウムウィスカーが特に好ましい。なお、ガラス繊維
は、摺動特定の点であまり好ましくものではない。かか
る充填剤は、本発明の効果をさらに高めるために、各種
の表面処理がなされたものであってもよい。またこれら
は1種または2種以上で使用される。
充填剤として周知のものが使用される。固体であれば形
状はとくに制限されず、粉末、繊維状粉末、繊維、ウィ
スカー、バルーンなどの形をとり得るが、本発明の樹脂
組成物の優れた低摩擦性および耐摩耗性を維持しつつ充
分な補強効果を得るためには、粉末状もしくはウィスカ
ー状のものが好ましい。かかる充填剤としては、具体的
には、クレー、焼成クレー、タルク、カタルボ、シリ
カ、アルミナ、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、
アスベスト、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシ
ム、アルミノ硅酸ナトリウム、硅酸マグネシウム、水酸
化アルミニウム、水酸化カルシウム、硫酸バリウム、カ
リウム明バン、ナトリウム明バン、鉄明バン、シラスバ
ルーン、ガラスバルーン、カーボンブラック、コークス
ブリーズ、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、硼酸、硼砂、
硼酸亜鉛、金属粉、金属ウィスカー、マイカ、グラファ
イト、酸化チタン、チタン酸カリウムウィスカー、炭素
繊維、ガラス繊維、ガラス繊維粉末、ガラスビーズ、炭
酸カルシウム、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、酸化鉄
などが挙げられる。これらの中でとくに好ましいのはチ
タン酸塩であり、特にそのウィスカーが好ましく、なか
でも摺動特性、補強効果のバランスの点からチタン酸カ
リウムウィスカーが特に好ましい。なお、ガラス繊維
は、摺動特定の点であまり好ましくものではない。かか
る充填剤は、本発明の効果をさらに高めるために、各種
の表面処理がなされたものであってもよい。またこれら
は1種または2種以上で使用される。
樹脂組成物中の充填剤の含有率は、本発明の樹脂組成物
100重量部に対して通常60重量部以下であり、好ましく
は5〜60重量部、さらに好ましくは10〜40重量部であ
る。この範囲にあると充填剤の添加目的が達成される。
100重量部に対して通常60重量部以下であり、好ましく
は5〜60重量部、さらに好ましくは10〜40重量部であ
る。この範囲にあると充填剤の添加目的が達成される。
充填剤の配合方法はとくに制限するものではなく、上記
PTFEと同様な配合方法を挙げることができる。
PTFEと同様な配合方法を挙げることができる。
さらに要求される性能に応じて、他の既知の重合体、た
とえばポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合
体、アクリルゴム、エチレン−プロピレン重合体、EPD
M、スチレン−ブタジエンブロック重合体、スチレン−
ブタジエン−スチレンブロック重合体、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンラジアルテレブロック重合体、ポリプ
ロピレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、ポリカーボネート、PET、PBT、ポリアセ
タール、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリス
ルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソプレ
ン、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレ
ン、PPS樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、PPO樹脂、
スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、ゴム変性PPO樹脂、スチレン−
マレイミド系共重合体、ゴム変性スチレン−マレイミド
系共重合体などと本発明の樹脂組成物とを適宜ブレンド
して用いてもよい。
とえばポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合
体、アクリルゴム、エチレン−プロピレン重合体、EPD
M、スチレン−ブタジエンブロック重合体、スチレン−
ブタジエン−スチレンブロック重合体、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンラジアルテレブロック重合体、ポリプ
ロピレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、ポリカーボネート、PET、PBT、ポリアセ
タール、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリス
ルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイソプレ
ン、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレ
ン、PPS樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、PPO樹脂、
スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、ゴム変性PPO樹脂、スチレン−
マレイミド系共重合体、ゴム変性スチレン−マレイミド
系共重合体などと本発明の樹脂組成物とを適宜ブレンド
して用いてもよい。
これら重合体は1種または2種以上で使用することがで
きる。
きる。
その他必要に応じて、二硫化モリブデン、シリコンオイ
ルなどの潤滑剤、顔料、難燃剤、老化防止剤、安定剤、
帯電防止剤などを添加することができる。
ルなどの潤滑剤、顔料、難燃剤、老化防止剤、安定剤、
帯電防止剤などを添加することができる。
本発明の樹脂組成物は、優れた摺動特性を有することか
らプッシング、ベアリング、スクープ、スリッピング、
ガイドレール、シール材、スイッチ部品、ギア、カムな
どの各種摺動部品を提供することができる。
らプッシング、ベアリング、スクープ、スリッピング、
ガイドレール、シール材、スイッチ部品、ギア、カムな
どの各種摺動部品を提供することができる。
e.実施例 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例によって得られた樹脂組成物は下記
の試験方法によって評価した。
の試験方法によって評価した。
試験方法 引張強さ:ASTM D638引張速度50mm/分 熱変形温度(HDT):ASTM D648荷重18.6Kg 摩擦摩耗試験は、鈴木式摩擦摩耗試験機を使用し、相
手材としては円筒状の鋼を用い、摩擦速度(V)30cm/
秒、荷重(P)10Kg/cm2の条件で動摩擦係数を求めた。
手材としては円筒状の鋼を用い、摩擦速度(V)30cm/
秒、荷重(P)10Kg/cm2の条件で動摩擦係数を求めた。
上記条件で連続運転し、摩擦距離10Kmに達した時の単位
距離、単位重量当りの摩耗量を比摩耗量とした。相手材
比摩耗量についても同様に定義した。
距離、単位重量当りの摩耗量を比摩耗量とした。相手材
比摩耗量についても同様に定義した。
限界PV値は摩擦速度30cm/秒を一定として荷重を変化さ
せて溶融あるいは著しい摩耗が生じる時点を判定した。
せて溶融あるいは著しい摩耗が生じる時点を判定した。
実施例1〜4 相対粘度3.56(30℃、97%硫酸中、濃度10-2g/mlで測
定)のナイロン4,6と平均粒子径4μmの粉末状ポリテ
トラフルオロエチレン〔旭硝子(株)L169〕を、表−1
に示した配合処方で、タンブラー内で混合し、次に押出
機を用いて溶融混合しペレット化した。このペレットよ
り、成形温度300℃、金型温度80℃の条件で成形し、上
記の試験方法によりその物性を評価した。
定)のナイロン4,6と平均粒子径4μmの粉末状ポリテ
トラフルオロエチレン〔旭硝子(株)L169〕を、表−1
に示した配合処方で、タンブラー内で混合し、次に押出
機を用いて溶融混合しペレット化した。このペレットよ
り、成形温度300℃、金型温度80℃の条件で成形し、上
記の試験方法によりその物性を評価した。
その結果、実施例1〜4の樹脂組成物は、本発明の目的
とする摺動特性、耐熱性および剛性を有するものが得ら
れた。
とする摺動特性、耐熱性および剛性を有するものが得ら
れた。
実施例5〜8 実施例1〜4の樹脂組成物100重量部に対し、アミノシ
ラン処理をしたチタン酸カリウムウィスカー(大塚化学
薬品(株)、ティスモD101、平均繊維長14μm、アスペ
クト比14)を20重量部配合した場合の成形品の物性を、
表−1に実施例5〜8として示した。
ラン処理をしたチタン酸カリウムウィスカー(大塚化学
薬品(株)、ティスモD101、平均繊維長14μm、アスペ
クト比14)を20重量部配合した場合の成形品の物性を、
表−1に実施例5〜8として示した。
チタン酸カリウムウィスカーの添加により、実施例1〜
4の樹脂組成物は、その優れた低摩擦性、低摩耗性を維
持しつつ、引張り強さ、熱変形温度が向上し、かつ限界
PV値が高くなることがわかる。
4の樹脂組成物は、その優れた低摩擦性、低摩耗性を維
持しつつ、引張り強さ、熱変形温度が向上し、かつ限界
PV値が高くなることがわかる。
比較例1〜3 表−2に示した配合処方にしたがって各成分を配合して
得た樹脂組成物を、実施例と同様に、ペレット化および
射出成形してテストピースを作製し、その物性を評価し
た。その結果を表−2に示す。
得た樹脂組成物を、実施例と同様に、ペレット化および
射出成形してテストピースを作製し、その物性を評価し
た。その結果を表−2に示す。
その結果、比較例1は、ナイロン4,6単独の物性を示す
もので、実施例1〜4に比べて、剛性および耐熱性はや
や優れているものの、動摩擦係数および比摩耗量、相手
材比摩耗量が大きい。また限界PV値も実施例に比べ著し
く劣る。
もので、実施例1〜4に比べて、剛性および耐熱性はや
や優れているものの、動摩擦係数および比摩耗量、相手
材比摩耗量が大きい。また限界PV値も実施例に比べ著し
く劣る。
また比較例2、3は、各成分の配合比が本発明の範囲外
にある樹脂組成物の成形品の物性を示したものである。
この結果を実施例1〜4と比較すると、PTFEの配合量が
2重量%未満であると、目的とする摺動特性の改良が不
充分であり、一方40重量%を超えると剛性の低下が著し
く好ましくないことを示している。
にある樹脂組成物の成形品の物性を示したものである。
この結果を実施例1〜4と比較すると、PTFEの配合量が
2重量%未満であると、目的とする摺動特性の改良が不
充分であり、一方40重量%を超えると剛性の低下が著し
く好ましくないことを示している。
比較例4〜7 ナイロン4,6の代わりにナイロン6およびナイロン6,6を
用い、表−2に示す配合処方にしたがって、実施例と同
様にペレット化、射出成形してテストピースを作製し、
その物性を評価した。その結果を表−2に示す。
用い、表−2に示す配合処方にしたがって、実施例と同
様にペレット化、射出成形してテストピースを作製し、
その物性を評価した。その結果を表−2に示す。
比較例4、6は、PTFEのみを配合した場合、比較例5、
7はさらに充填剤としてチタン酸カリウムウィスカーを
配合した場合の物性を示す。
7はさらに充填剤としてチタン酸カリウムウィスカーを
配合した場合の物性を示す。
その結果、各比較例は、ナイロン4,6を用いた実施例3
および実施例7に比べると、相手材比摩耗量はわずかに
減少しているが、他の摺動特性は通り、機械的強度も低
下している。特に限界PV値の低下は著しく、ナイロン4,
6を用いることにより、初めて良好な摺動特性が得られ
ることがわかる。
および実施例7に比べると、相手材比摩耗量はわずかに
減少しているが、他の摺動特性は通り、機械的強度も低
下している。特に限界PV値の低下は著しく、ナイロン4,
6を用いることにより、初めて良好な摺動特性が得られ
ることがわかる。
比較例8〜11 表−3に示す配合処方にしたがって、実施例と同様にペ
レット化、射出成形してテストピースを作製し、その物
性を評価した。その結果を表−3に示す。
レット化、射出成形してテストピースを作製し、その物
性を評価した。その結果を表−3に示す。
その結果、比較例8、9は、実施例1と比べて耐熱性お
よび限界PV値において劣ることがわかる。比較例10、11
を実施例2と比べてみても同様である。
よび限界PV値において劣ることがわかる。比較例10、11
を実施例2と比べてみても同様である。
f.発明の効果 以上の実施例に示したように、本発明の樹脂組成物は、
特定の平均粒子径を有する粉末状PTFEを特定量配合する
ことにより、ナイロンの優れた摺動特性をさらに著しく
改善したものである。また実施例5〜8に示したよう
に、チタン酸カリウムウィスカーを併用すると、低摩擦
性、耐摩耗性に加えて、高い限界PV値、機械的強度を有
する樹脂組成物が得られる。
特定の平均粒子径を有する粉末状PTFEを特定量配合する
ことにより、ナイロンの優れた摺動特性をさらに著しく
改善したものである。また実施例5〜8に示したよう
に、チタン酸カリウムウィスカーを併用すると、低摩擦
性、耐摩耗性に加えて、高い限界PV値、機械的強度を有
する樹脂組成物が得られる。
さらにまた、特に苛酷な条件下で使用される摺動部材に
は、一般に限界PV値が2000Kg/cm2・cm/sec以上のものが
要求されるが、比較例4〜7に示したように、ナイロン
4,6の代わりにナイロン6、ナイロン6,6などの他の脂肪
族ポリアミドを用いた場合には、1400〜2000程度であ
り、この要求物性を満足できなかった。
は、一般に限界PV値が2000Kg/cm2・cm/sec以上のものが
要求されるが、比較例4〜7に示したように、ナイロン
4,6の代わりにナイロン6、ナイロン6,6などの他の脂肪
族ポリアミドを用いた場合には、1400〜2000程度であ
り、この要求物性を満足できなかった。
しかし、本発明の樹脂組成物は、ナイロン4,6を用いる
ことにより、1800〜2600程度の限界PV値が得られ、苛酷
な条件下においても充分に使用できるものである。
ことにより、1800〜2600程度の限界PV値が得られ、苛酷
な条件下においても充分に使用できるものである。
本発明の樹脂組成物は優れた摺動特性を有し、かつ、優
れた耐熱性、強靱性、耐薬品性を有することから、摺動
部材を中心とした各種用途に有用であり、特にベアリン
グ、スイッチ、ギアなどの各種部品を提供できるので、
産業上の利用価値は極めて大きい。
れた耐熱性、強靱性、耐薬品性を有することから、摺動
部材を中心とした各種用途に有用であり、特にベアリン
グ、スイッチ、ギアなどの各種部品を提供できるので、
産業上の利用価値は極めて大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 文夫 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 木村 慎一 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−75948(JP,A) 特開 昭48−93862(JP,A) 特開 昭60−44544(JP,A) 特開 昭60−258251(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ポリテトラメチレンアジパミド60〜98重量
部に対し、平均粒子径が15μm以下の粉末状ポリテトラ
フルオロエチレン40〜2重量部を含有することを特徴と
する摺動特性を改善した樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2757286A JPH07116343B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2757286A JPH07116343B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62185747A JPS62185747A (ja) | 1987-08-14 |
| JPH07116343B2 true JPH07116343B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12224719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2757286A Expired - Lifetime JPH07116343B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07116343B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD503407S1 (en) | 1996-06-05 | 2005-03-29 | Sega Corporation | Portion of an electronic display with a computer generated image |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2667074A1 (fr) * | 1990-09-21 | 1992-03-27 | Bando Chemical Ind | Compositions a base de resine polyamide. |
| JP2002327430A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Yurtec Corp | 地盤補強工法、その地盤補強工法により形成される地盤構造体、及びその地盤補強工法と地盤構造体に適した杭頭部設置用のかご状部材 |
| JP4321590B2 (ja) | 2004-11-22 | 2009-08-26 | 宇部興産株式会社 | ガラス繊維含有ポリアミド樹脂組成物 |
| US20130289531A1 (en) * | 2012-03-31 | 2013-10-31 | Cordis Corporation | Lubricious medical tubing |
| JP2015129243A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリアミド組成物及び成形品 |
| EP3848419A4 (en) | 2018-09-07 | 2022-06-01 | Kuraray Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
| CN109294696B (zh) * | 2018-09-17 | 2024-05-03 | 浙江长盛滑动轴承股份有限公司 | 自润滑材料、汽车座椅调角器自润滑轴承及其制造方法 |
| CN114990729A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-09-02 | 广州明晖新材料有限公司 | 一种耐磨损尼龙丝及其制备方法 |
| WO2024014544A1 (ja) | 2022-07-15 | 2024-01-18 | 旭化成株式会社 | 繊維強化ポリアミド樹脂組成物、成形体、摺動部材、ギア、ウォームホイール、及び熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
| CN115477840A (zh) * | 2022-10-11 | 2022-12-16 | 江西金石三维智能制造科技有限公司 | 一种打印机用阻燃尼龙材料组合物及其制备方法 |
| CN117683348B (zh) * | 2024-01-30 | 2024-04-09 | 广州傲群刷业科技有限公司 | 一种耐磨工业刷毛材料及其生产工艺 |
| CN118290935B (zh) * | 2024-04-29 | 2024-11-29 | 滨州中科催化技术有限公司 | 一种改良型尼龙66粒子及其制备方法 |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP2757286A patent/JPH07116343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD503407S1 (en) | 1996-06-05 | 2005-03-29 | Sega Corporation | Portion of an electronic display with a computer generated image |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62185747A (ja) | 1987-08-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4563495A (en) | Resinous composition for sliding members | |
| US5304422A (en) | Low friction polyamide, polyethylene, P.T.F.E. resin | |
| JPS62185747A (ja) | 樹脂組成物 | |
| CA2046761A1 (en) | Polyarylene sulfide resin molding composition | |
| JPH01247458A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
| JPH0735476B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
| EP0760384A1 (en) | Polyarylene sulfide resin composition with esters composed of polybasic aliphatic carboxylic acids and monohydric aliphatic alcohols | |
| JPH0543751B2 (ja) | ||
| JP2555584B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
| JPS61185566A (ja) | 摺動部材用樹脂組成物 | |
| JP2961311B1 (ja) | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物及びその成形体 | |
| KR101476502B1 (ko) | 도장성이 뛰어난 열가소성 수지 조성물 | |
| JP3135299B2 (ja) | 樹脂成形体 | |
| JP3331639B2 (ja) | ポリテトラメチレンアジパミド樹脂組成物 | |
| JPH05239345A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
| JP2912153B2 (ja) | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物及びその製造方法 | |
| JP3235239B2 (ja) | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 | |
| JPH0578574A (ja) | 摺動性改良ポリアリーレンサルフアイド樹脂組成物 | |
| JP2009286956A (ja) | ポリエーテル芳香族ケトン樹脂組成物及びその成形体 | |
| JPH0689252B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
| JPH06116495A (ja) | ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 | |
| EP0463238A1 (en) | Polyamide composition and its use | |
| JP6872155B1 (ja) | 摺動部品用ポリアミド樹脂組成物、及び摺動部品 | |
| JP7587209B2 (ja) | 摺動部品用ポリアミド樹脂組成物、及び摺動部品 | |
| JPH04239057A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |