JPH07116773A - 精密鋳造用鋳型の製造方法 - Google Patents

精密鋳造用鋳型の製造方法

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JPH07116773A
JPH07116773A JP5262572A JP26257293A JPH07116773A JP H07116773 A JPH07116773 A JP H07116773A JP 5262572 A JP5262572 A JP 5262572A JP 26257293 A JP26257293 A JP 26257293A JP H07116773 A JPH07116773 A JP H07116773A
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JP
Japan
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mold
parts
mullite
casting mold
silica
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Withdrawn
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JP5262572A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Watanabe
潔 渡辺
Shigeaki Yamamuro
繁昭 山室
Hirofumi Furukawa
洋文 古河
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳型の変形及び鋳型の割れを減少乃至防止で
きる。また鋳型の高温での耐変形性、耐割れ性を向上で
きる。さらに鋳型の高温での軟化変形及び割れを減少乃
至防止できる。 【構成】 水素イオン濃度指数が2.5乃至4.5でア
ルミナ含有量が10乃至11重量%のアルミナゾル40
乃至70部と、水素イオン濃度指数が2乃至4でシリカ
含有量が20乃至21重量%のシリカゾル60乃至30
部とからなる混合バインダ100部に対して、フィラと
して粒径が44μm以下のムライト粉末を100部乃至
200部及びムライト繊維を5乃至20部配合したスラ
リと、スタッコ材として粒径0.1乃至0.3mm及び
0.5乃至1.0mmのムライト粒子とを組み合わせ
て、鋳型を製作した後、この鋳型を1200℃で焼成し
て、精密鋳造用鋳型を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密鋳造用セラミック
鋳型、特に高温で軟化、変形しやすい比較的大型の精密
鋳造用鋳型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精密鋳造用セラミックス鋳型は、一般に
ワックス模型をバインダとセラミック粉末(フィラ)と
よりなるスラリ中へ浸漬して、スラリを付着させ(ディ
ッピング)、その後、セラミック粒子を同スラリに付着
させ(サンディングあるいはスタッコイング)、この工
程を約7乃至10数回繰り返して、所定厚さのセラミッ
ク層を形成する。
【0003】その後、ワックスを溶出し、所定温度(一
般に1000℃前後)に加熱・焼成して、高温状態の鋳
型に溶鋼を注湯するようにしている。またバインダに
は、シリカゾル(コロイダルシリカあるいはエチルシリ
ケート)、スラリ中のセラミック(フィラ)には、ジル
コン粉末、スタッコ用セラミックには、ジルコン粒子あ
るいはムライト粒子が一般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記製造方法により製
造される精密鋳造用セラミックス鋳型の厚さは、約7乃
至10数mmであり、しかも鋳込み時の鋳型温度が10
00℃前後で、鋳込み時には、鋳型がさらに加熱され
て、鋳物との接触面近傍では、1400℃以上に加熱さ
れ、鋳型の肉厚中心部でも、1200℃以上に加熱され
る。
【0005】シリカゾルをバインダとした鋳型では、バ
インダとしてのシリカが軟化、変形しやすいため、溶鋼
の静圧により鋳型が変形して、寸法精度上に問題が生じ
る。特に大型の精密鋳造品になる程、鋳型の変形量が大
きくなって、単に寸法精度だけでなく、鋳型が破損する
という問題もある。本発明は前記の問題点に鑑み提案す
るものであり、その目的とする処は、鋳型の変形及び鋳
型の割れを減少乃至防止できる。また鋳型の高温での耐
変形性、耐割れ性を向上できる。さらに鋳型の高温での
軟化変形及び割れを減少乃至防止できる精密鋳造用鋳型
の製造方法を提供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の精密鋳造用鋳型の製造方法は、水素イオ
ン濃度指数が2.5乃至4.5でアルミナ含有量が10
乃至11重量%のアルミナゾル40乃至70部と、水素
イオン濃度指数が2乃至4でシリカ含有量が20乃至2
1重量%のシリカゾル60乃至30部とからなる混合バ
インダ100部に対して、フィラとして粒径が44μm
以下のムライト粉末を100部乃至200部及びムライ
ト繊維を5乃至20部配合したスラリと、スタッコ材と
して粒径0.1乃至0.3mm及び0.5乃至1.0m
mのムライト粒子とを組み合わせて鋳型を製作した後、
この鋳型を1200℃で焼成することを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本発明の精密鋳造用鋳型の製造方法は、アルミ
ナゾルとシリカゾルとを混合してバインダとし、このバ
インダを用いたセラミックスラリ及びスタッコ材により
造型した鋳型を1200℃以上で1時間以上加熱し、バ
インダ中のアルミナとシリカとを反応させて、ムライト
(3Al2 3 ・2SiO2 )に変化させる。このムラ
イトは、シリカに比べると、高温での軟化が小さい上
に、高温での強度が大きく、そのため、鋳型の変形及び
鋳型の割れが減少乃至防止される。
【0008】またアルミナゾル中のアルミナ及びシリカ
ゾル中のシリカの大きさは、数十nm(ナノメートル)
乃至数百nmの微粒子であり、比表面積が大きく、その
ため、1200℃以上で比較的短時間(約1時間)加熱
すれば、鋳型の焼成と同時に上記反応が進行し、高温で
軟化、変形しやすいシリカの一部がムライトに変化して
おり、鋳型の高温での耐変形性、耐割れ性が向上する。
【0009】またアスベクト比(粒子あるいは繊維の長
さと直径との比)の大きなムライト繊維を配合してお
り、鋳型の強度、即ち、鋳型の変形しようとするときの
抵抗が大きくなって、鋳型の高温での軟化変形及び割れ
が減少乃至防止される。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の精密鋳造用鋳型の製造方法
の第1実施例を説明する。アルミナを約10wt.%含
有し、水素イオン濃度指数(pH)が約3.5のアルミ
ナゾルと、シリカを約20wt.%含有し、水素イオン
濃度指数が約3.0のシリカゾルとを図1の割合で配合
したバインダ100部に対して、粒径が44μm(ミク
ロンメートル)以下のムライト粉末を120部、さらに
直径が5μmで長さが約2乃至5mmのムライト繊維を
10部配合して得た混合スラリに、130×130×1
0mmのワックスを浸漬し(ディッピング)、その後、
粒径が0.1乃至0.3mmのムライト粒子を付着させ
て、乾燥させた後、さらに同様の工程を1回繰り返し、
その後、さらに前記スラリに浸漬し、その後、粒径が
0.5乃至1.0mmのムライト粒子を付着させて、乾
燥する工程を6回繰り返して、鋳型を製作した。
【0011】その後、この鋳型を約170℃に加熱し
て、ワックスを流出し、鋳型を大気雰囲気の電気炉中で
1300℃まで加熱し、1300℃に1時間保持した
後、冷却した。この鋳型から幅20mm、長さ120m
mの試験片(厚さ約8mm)を製作し、この試験片を大
気雰囲気の電気炉中で図4に示すように支点間距離10
0mmの支点4上に設置して、1500℃で1時間保持
した後、冷却し、最大変形量(たわみ量)を測定した。
【0012】各条件でのたわみ量を図1に示す。これに
より、アルミナゾル量とシリカゾル量とがある範囲のと
き、たわみ量が小さくなり、アルミナゾルが多過ぎて
も、あるいはシリカゾルが多過ぎても、たわみ量が増大
する。即ち、1300℃の焼成で、アルミナゾルの配合
割合が多いと(アルミナが多いと)、焼成後、ムライト
とアルミナとが存在しているが、アルミナの焼結温度が
高いため、粒子間の結合力が小さくて、高温での変形が
大きくなる。一方、アルミナゾルが少ないと(アルミナ
が相対的に少ないと)、ムライトの反応後の過剰のシリ
カが多く存在することになり、シリカが高温で変形しや
すいために変形が大きくなる。
【0013】厳密な意味での適正なアルミナゾルとシリ
カゾルとの配合割合の決定は困難であるが、変形量の観
点から、本発明では、アルミナゾルが40部乃至70
部、シリカゾルが60部乃至30部になるアルミナゾル
とシリカゾルとの混合割合が好ましい範囲としている。
またシリカゾルには、各種の水素イオン濃度指数のもの
もあるが、使用したアルミナゾルの水素イオン濃度指数
は、約3.5で酸性であり、これにアルカリ性のシリカ
ゾルを混合すると、ゾルが急激にゲル化する。従って本
実施例では、水素イオン濃度指数が約3の酸性のシリカ
ゾルを使用している。
【0014】アルミナとシリカとの反応によるムライト
(3Al2 3 ・2SiO2 )化率は、加熱温度とその
温度での保持時間により決まる。アルミナゾル中のアル
ミナの大きさは、数十乃至100nmであるため、比較
低温且つ短時間でムライト化する。ムライト化の開始温
度は、約1200℃であり、1300℃で1時間加熱
(焼成)することにより、大半が反応して、ムライトに
変化することを確認した。本実施例での焼成温度を13
00℃にしているが、本発明の鋳型の焼成温度は、少な
くとも1200℃以上であることが必要である。
【0015】(第2実施例)第1実施例と同様に、アル
ミナを約10wt.%含有し、水素イオン濃度指数(p
H)が約3.5のアルミナゾル50部と、シリカを約2
0wt.%含有し、水素イオン濃度指数が約3.0のシ
リカゾル50部とを配合したバインダ100部に対し
て、粒径が44μm以下のムライト粉末、及び直径が5
μmで長さが約2乃至5mmのムライト繊維とを各種の
割合に配合したスラリに、第1実施例と同一の130×
130×10mmのワックスを浸漬し(デイッピン
グ)、ワックスへのスラリの付着状況を評価した。
【0016】ムライト繊維を配合しない場合の、即ち、
バインダ中にムライト粉末だけを配合した場合の、ムラ
イト粉末の配合割合の適正値(ワックスへのスラリの付
着性を目視により評価した)は、アルミナゾルとシリカ
ゾルとの混合バインダ100部に対して、ムライト粉末
量150部乃至300部が良好であったが、ムライト繊
維を配合することにより、その分、ムライト粉末量を減
少させる必要がある。本発明では、バインダ100部に
対して、ムライト粉末100乃至200部、ムライト繊
維5乃至20部を適正な配合割合スラリにしている。即
ち、ムライト繊維を配合することにより、高温での鋳型
の変形が抑制されるが、その効果は、ムライト繊維の配
合割合が5部以上(バインダ量に対して)で認められ、
また図2に示すようにムライト繊維の配合割合がある程
度多くなると、スラリの付着性(スラリの粘性)の観点
から、ムライト粉末配合割合を減少させる必要があり、
そのため、逆に鋳型の緻密性が低下して、高温での鋳型
強度(3点曲げ強度)が減少することになる。
【0017】このような観点から、前述のようにバイン
ダ100部に対するムライト繊維の配合割合の適正値
は、5乃至20部であり、またこのときのムライト粉末
の配合割合は、スラリの粘性及びワックスなどへの付着
性の点から、バインダ100部に対して200部乃至1
00部が適正範囲である。 (第3実施例)第1実施例及び第2実施例と同一のアル
ミナゾル50部とシリカゾル50部とを配合したバイン
ダ100部に対して、ムライト粉末120部及びムライ
ト繊維10部を配合したスラリと、第1回目(初層目)
及び第2回目(2層目)用スタッコ材として粒径が0.
1乃至0.3mmの粒子から構成されるムライト粒子、
第3回目(3層目)から第8回目(8層目)のスタッコ
材として粒径0.5乃至1.0mmのムライト粒子を使
用して、図3に示す形状の鋳物用鋳型を製作し、この鋳
型を1300℃で1時間焼成した後、1620℃のSC
S13(18Cr−8Niステンレス鋳鋼)を鋳造し
た。その際の鋳物の最大肉厚(mm)を図5に示した。
【0018】またシリカゾル単独をバインダとし、フィ
ラ材としてジルコン粉末、スタッコ材としてムライト粒
子を使用し、ムライト繊維を配合しない従来の鋳型によ
り、鋳物を鋳造した。その際の鋳物の最大肉厚(mm)
を図5に示した。本発明での鋳型の変形量は、従来の鋳
型の変形量に比べて顕著に減少しており、比較的大型の
精密鋳造品において寸法精度の向上が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の精密鋳造用鋳型の製造方法は前
記のようにアルミナゾルとシリカゾルとを混合してバイ
ンダとし、このバインダを用いたセラミックスラリ及び
スタッコ材により造型した鋳型を1200℃以上で1時
間以上加熱し、バインダ中のアルミナとシリカとを反応
させて、ムライトに変化させる。このムライトは、シリ
カに比べると、高温での軟化が小さい上に、高温での強
度が大きく、そのため、鋳型の変形及び鋳型の割れを減
少乃至防止できる。
【0020】またアルミナゾル中のアルミナ及びシリカ
ゾル中のシリカの大きさは、数十nm乃至数百nmの微
粒子であり、比表面積が大きく、そのため、1200℃
以上で比較的短時間(約1時間)加熱すれば、鋳型の焼
成と同時に上記反応が進行し、高温で軟化、変形しやす
いシリカの一部がムライトに変化しており、鋳型の高温
での耐変形性、耐割れ性を向上できる。
【0021】またアスベクト比(粒子あるいは繊維の長
さと直径との比)の大きなムライト繊維を配合してお
り、鋳型の強度、即ち、鋳型の変形しようとするときの
抵抗を大きくできて、鋳型の高温での軟化変形及び割れ
を減少乃至防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精密鋳造用鋳型の製造方法で得られた
鋳型(試験片)のたわみ量の測定結果を示す説明図であ
る。
【図2】上記鋳型の3点曲げ強度とたわみ量との測定結
果を示す説明図である。
【図3】鋳物用鋳型の一例を示す説明図である。
【図4】上記鋳型のたわみ量の測定要領を示す説明図で
ある。
【図5】鋳物の最大肉厚を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素イオン濃度指数が2.5乃至4.5
    でアルミナ含有量が10乃至11重量%のアルミナゾル
    40乃至70部と、水素イオン濃度指数が2乃至4でシ
    リカ含有量が20乃至21重量%のシリカゾル60乃至
    30部とからなる混合バインダ100部に対して、フィ
    ラとして粒径が44μm以下のムライト粉末を100部
    乃至200部及びムライト繊維を5乃至20部配合した
    スラリと、スタッコ材として粒径0.1乃至0.3mm
    及び0.5乃至1.0mmのムライト粒子とを組み合わ
    せて鋳型を製作した後、この鋳型を1200℃で焼成す
    ることを特徴とした精密鋳造用鋳型の製造方法。
JP5262572A 1993-10-20 1993-10-20 精密鋳造用鋳型の製造方法 Withdrawn JPH07116773A (ja)

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