JPH0711680U - 吊戸の保持構造 - Google Patents

吊戸の保持構造

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JPH0711680U
JPH0711680U JP4236693U JP4236693U JPH0711680U JP H0711680 U JPH0711680 U JP H0711680U JP 4236693 U JP4236693 U JP 4236693U JP 4236693 U JP4236693 U JP 4236693U JP H0711680 U JPH0711680 U JP H0711680U
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door
hanging
opening
rail
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風等による吊戸のばたつきを防止できるとと
もに吊戸の開閉を円滑に行えるような吊戸の保持構造を
提供する 【構成】 戸車(20)を備えた吊戸(10)によって間仕切り
をする開口部(100)の上下の内周面には、各々上レール
(30)と下レール(40)を設けた。戸車(20)は、吊戸(10)の
厚さ方向における垂直断面において吊戸(10)の重心線よ
りも水平方向に若干離れるように設けた。上レール(30)
は戸車(20)を上レール(30)内でスライド自在となるよう
に形成し、下レール(40)は吊戸(10)下端面に設けた円柱
状のガイド突片(50)がスライド自在となるように凹溝部
(60)を備えて形成した。凹溝部(60)の内側面には、当接
片(70)をそれぞれ対向させて設け、偏荷重によってガイ
ド突片(50)といずれか一方の当接片(70)とを点接触させ
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、吊戸の保持構造、更に詳しくは、風等による吊戸のばたつきを防 止できるとともに吊戸の開閉を円滑に行えるような吊戸の保持構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、吊戸は建物の開口部に設けられ、この開口部の可動的な仕切りをなす ものである。係る吊戸の保持構造の従来例を図4及び図5に従って説明する。こ こで、図4は、従来の吊戸の保持構造を示す断面図である。図5は、従来の吊戸 の保持構造における下レール付近の詳細を示した拡大断面図である。
【0003】 吊戸110を開口部100に対して可動的に開閉させるために、開口部100 の上側内周面と下側内周面にはそれぞれ上レール130と下レール140が設け られていた。そして、開口部100のそれら上レール130及び下レール140 に対応するように吊戸110の上端部には戸車120が設けられ、下端部には下 レール140内をスライド移動するとともに吊戸の横揺れを防止するための円筒 状のガイドランナー150が設けられていた。
【0004】 さらに詳しくは、戸車120は、吊戸110の上端部であって、吊戸110の 厚さ方向における垂直断面において吊戸110の中心線上に位置する部分に設け られていた。また、ガイドランナー150は、吊戸110の下端部の、戸車12 0と対応する位置に設けられていた。 一方、下レール140は、ガイドランナー150が吊戸110の開閉方向にス ライド自在となるように上方を開口とした凹溝部160を備えて形成されていた 。そして、その凹溝部160の一組の対向した内側面には、ガイドランナー15 0の内側面と当接可能な当接片170をそれぞれ対向させて設けられ、吊戸11 0を上レール130から吊り下げた場合に、ガイドランナー150とその両側に 位置する当接片170との間に若干の隙間があくように、吊戸110が保持され るような構造となっていた。なお、下レール140は、床下地材96及び床仕上 げ材90の適宜箇所に下レール140と係合可能な下レール保持部材180を介 して設けられていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の吊戸の保持構造あっては、次のような問題点 があった。すなわち、吊戸110を上レール130から吊り下げた場合に、ガイ ドランナー150とその両側に位置する当接片170との間に若干の隙間があく ように形成されていたため、吊戸110が風を受けた場合に、吊戸110の表裏 面方向に当該隙間の分だけ横揺れが生じ、その横揺れによるばたつきによって不 快な騒音を発していた。係るガイドランナー150と当接片170との間の隙間 は、吊戸110の円滑な開閉を行う上で不可欠なものであり、吊戸110の横揺 れの防止に苦慮していた。
【0006】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたものである。すなわち、本考 案の目的は、風等による吊戸のばたつきを防止できるとともに吊戸の開閉を円滑 に行えるような吊戸の保持構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を達成するため、本考案が提供された。即ち、請求項1に記載さ れた考案は、吊戸(10)によって間仕切りをする開口部(100)の上側の内周面には 、吊戸(10)を吊戸(10)上端面に設けた戸車(20)によって吊るための上レール(30) を備えるとともに、開口部(100)の下側の内周面には、吊戸(10)を開閉する際の 吊戸(10)下端部の横揺れを防止するための下レール(40)を備え、戸車(20)は、吊 戸(10)の厚さ方向における垂直断面において吊戸(10)の重心線よりも水平方向の いずれかに若干離れるように吊戸(10)上端面に設けられ、上レール(30)は、戸車 (20)を上レール(30)内で吊戸(10)の開閉方向にスライド自在となるように形成さ れ、下レール(40)は、吊戸(10)下端面から下方に突設させたガイド突片(50)が吊 戸(10)の開閉方向にスライド自在となるように上方を開口とした凹溝部(60)を備 えて形成され、その凹溝部(60)の一組の対向した内側面には、ガイド突片(50)の 側面と当接可能な当接片(70)をそれぞれ対向させて設け、偏荷重によってガイド 突片(50)といずれか一方の当接片(70)とを当接させたことを特徴とする。
【0008】 また、請求項2に記載された考案は、請求項1に記載された考案の構成要件を すべて含むほか、ガイド突片(50)を円柱状に形成し、ガイド突片(50)の側面と当 接片(70)とを点接触可能に形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、以下のような作用を奏する。 戸車(20)は、吊戸(10)の厚さ方向における垂直断面において吊戸(10)の重心線 よりも水平方向のいずれかに若干離れるように吊戸(10)上端面に設けられている 。したがって、吊戸(10)を上レール(30)から吊り下げた場合に、吊戸(10)には、 戸車(20)付近を中心にして、戸車(20)が吊戸(10)の重心線から離れて設けられて いる方向に回転モーメントが働くこととなる。すなわち、吊戸(10)を上レール(3 0)から吊り下げた場合に、吊戸(10)のガイド突片(50)は、下レール(40)の凹溝部 (60)に備えた当接片(70)と、前記回転モーメントによる偏荷重によって当接する こととなる。よって、吊戸(10)に回転モーメントに抗する外力が働かない限り、 吊戸(10)は静止状態を維持することができ、通常の風等により吊戸(10)が横揺れ を起こしてばたつくこともない。
【0010】 吊戸(10)の開閉時には、戸車(20)は上レール(30)内をスライド移動するととも に、ガイド突片(50)は、下レール(40)の凹溝部(60)内を、当接片(70)と当接しな がらスライド移動する。 また、請求項2記載の考案にあっては、請求項1記載の考案が奏する作用を奏 する他、次のような作用を奏する。すなわち、ガイド突片(50)を円柱状に形成し たので、ガイド突片(50)の側面と当接片(70)とが点接触することとなり、係る部 分における接触抵抗が小さくなる。したがって、吊戸(10)の開閉が円滑になる。
【0011】
【実施例】
本実施例は、請求項2記載の考案に対応するものである。以下、本考案の一実 施例を図面に基づいて説明する。ここで、図1は、本実施例の全体構造を示す断 面図である。図2は、下レール付近の詳細を示した拡大断面図である。 本実施例に係る吊戸の保持構造は、図1に示すように、吊戸10によって間仕 切りをする開口部100に設けられるものである。
【0012】 開口部100の上側の内周面には、吊戸10を吊戸10上端面に設けた戸車2 0によって吊るための上レール30を備え、開口部100の下側の内周面には、 吊戸10を開閉する際の吊戸10下端部の横揺れを防止するための下レール40 を備えている。 戸車20は、従来から知られているものを使用しているが、吊戸10への取付 位置が従来のものと異なっている。すなわち、本実施例の戸車20は、吊戸10 の厚さ方向における垂直断面において、吊戸10の重心線よりも水平方向のいず れか(図1においては、向かって右側)に若干離れるように吊戸10上端面に取 り付けられている。このような位置に戸車20を取り付けたのは、後述するよう に、吊戸10を上レール30から吊り下げた場合に、吊戸10に、戸車20付近 を中心にして、戸車20が吊戸10の重心線から離れて設けられている方向(図 1においては、向かって右方向)に回転モーメントを働かせるためである。
【0013】 上レール30は、戸車20と同様に従来から知られているものを使用しており 、戸車20を上レール30内で吊戸10の開閉方向にスライド自在となるように 形成されている。そして、この上レール30は、開口部100に設けた上枠材1 6に設けられている。 下レール40は、垂直断面がほぼハット状に形成されているとともに、吊戸1 0下端面から下方に突設させた円柱状のガイド突片50が吊戸10の開閉方向に スライド自在となるように上方を開口とした凹溝部60を備えて形成され、床下 地材96及び床仕上げ材90の適宜箇所に下レール40と係合可能な下レール保 持部材80を介して設けられている。なお、ガイド突片50の外周面は、半硬質 性のゴムで覆われており、後述する当接片70との接触抵抗が少なくなるように 形成されている。
【0014】 また、その凹溝部60の一組の対向した内側面には、ガイド突片50の側面と 点接触可能な当接片70をそれぞれ対向させて設けてある。すなわち、さらに詳 しくは、凹溝部60の一組の対向した内側面には、それぞれ当接片70に形成し た固定部72を係合できるような蟻溝部82を形成してあり、当接片70のガイ ド突片50側には、当接片70と点接触可能となるような突条が形成してある。 係る固定部72及び蟻溝部82を形成したのは、当接片70を下レール40に設 ける際に、当接片70とガイド突片50との間隔を調整可能とするためである。 なお、当接片70の材質としては、硬質又は半硬質性のゴムが望ましい。
【0015】 次に、本実施例の奏する作用について説明する。 戸車20は、吊戸10の厚さ方向における垂直断面において吊戸10の重心線 よりも水平方向のいずれか(図1においては、向かって右側)に若干離れるよう に吊戸10上端面に設けられている。したがって、吊戸10を上レール30から 吊り下げた場合に、吊戸10には、戸車20付近を中心にして、戸車20が吊戸 10の重心線から離れて設けられている方向に回転モーメントが働くこととなる 。すなわち、吊戸10を上レール30から吊り下げた場合に、吊戸10のガイド 突片50は、下レール40の凹溝部60に備えた当接片70と、前記回転モーメ ントによる偏荷重によって当接することとなる。よって、吊戸10に回転モーメ ントに抗する外力が働かない限り、吊戸10は静止状態を維持することができ、 通常の風等により吊戸10が横揺れを起こしてばたつくこともない。
【0016】 吊戸10の開閉時には、戸車20は上レール30内をスライド移動するととも に、ガイド突片50は、下レール40の凹溝部60内を、当接片70と当接しな がらスライド移動する。この場合において、ガイド突片50を円柱状に形成した ので、ガイド突片50の側面と当接片70とが点接触することとなり、係る部分 における接触抵抗が小さくなる。したがって、吊戸10の開閉が円滑になる。
【0017】 次に、本実施例の奏する効果について説明する。 本実施例に係る吊戸の保持構造は上述のように構成されているので、吊戸10 の下端部に設けたガイド突片50が前記偏荷重によって当接片70と当接するこ ととなり、通常の風等により吊戸10が横揺れを起こしてばたつくこともない。 従って、係る吊戸10の横揺れによる不快な騒音の発生を防止することができる 。
【0018】 また、ガイド突片50の側面と当接片70とを点接触可能に形成したので、係 る部分における接触抵抗を小さくでき、吊戸10の開閉を円滑にすることができ る。 次に、本実施例のバリエーションについて説明する。 上記実施例にあっては、当接片70を図2に示すようなものとして説明したが 、図3に示すような形状としてもよい。すなわち、ガイド突片50の側面と当接 片70との隙間が小さくなるように形成して、当該下レール40付近の体裁をさ らに担保することができる。
【0019】 また、上記実施例に係る吊戸の保持構造を、ガイド突片50の側面と当接片7 0とを点接触可能という技術限定をしなければ、請求項1記載の考案に対応する 実施例を提供することとなる。
【0020】
【考案の効果】
以上に説明したように、請求項1乃至請求項2記載の考案によれば、風等によ る吊戸のばたつきを防止できるとともに吊戸の開閉を円滑に行えるような吊戸の 保持構造を提供することができる。 特に請求項2記載の考案は、吊戸の開閉をさらに円滑に行えるような吊戸の保 持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構造を示す断面図である。
【図2】下レール付近の詳細を示した拡大断面図であ
る。
【図3】当接片のバリエーションを示した拡大断面図で
ある。
【図4】従来の吊戸の保持構造を示す断面図である。
【図5】従来の吊戸の保持構造における下レール付近の
詳細を示した拡大断面図である。
【符号の説明】
10 吊戸 16 上
枠材 20 戸車 30 上
レール 40 下レール 50 ガ
イド突片 60 凹溝部 70 当
接片 72 固定部 80 下
レール保持部材 82 蟻溝部 90 床
仕上げ材 96 床下地材 100 開口部 110
吊戸 120 戸車 130
上レール 140 下レール 150
ガイドランナー 160 凹溝部 170
当接片 180 下レール保持部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊戸によって間仕切りをする開口部の上
    側の内周面には、吊戸を吊戸上端面に設けた戸車によっ
    て吊るための上レールを備えるとともに、開口部の下側
    の内周面には、吊戸を開閉する際の吊戸下端部の横揺れ
    を防止するための下レールを備え、戸車は、吊戸の厚さ
    方向における垂直断面において吊戸の重心線よりも水平
    方向のいずれかに若干離れるように吊戸上端面に設けら
    れ、上レールは、戸車を上レール内で吊戸の開閉方向に
    スライド自在となるように形成され、下レールは、吊戸
    下端面から下方に突設させたガイド突片が吊戸の開閉方
    向にスライド自在となるように上方を開口とした凹溝部
    を備えて形成され、その凹溝部の一組の対向した内側面
    には、ガイド突片の側面と当接可能な当接片をそれぞれ
    対向させて設け、偏荷重によってガイド突片といずれか
    一方の当接片とを当接させたことを特徴とする吊戸の保
    持構造。
  2. 【請求項2】 ガイド突片を円柱状に形成し、ガイド突
    片の側面と当接片とを点接触可能に形成したことを特徴
    とする請求項1記載の吊戸の保持構造。
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