JPH07117629A - ボールジョイント部構造 - Google Patents

ボールジョイント部構造

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JPH07117629A
JPH07117629A JP5270119A JP27011993A JPH07117629A JP H07117629 A JPH07117629 A JP H07117629A JP 5270119 A JP5270119 A JP 5270119A JP 27011993 A JP27011993 A JP 27011993A JP H07117629 A JPH07117629 A JP H07117629A
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ball
elastic piece
ball pin
strength
elastic
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JP5270119A
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Akira Toyama
晃 遠山
Itaru Nishikawa
至 西川
Setsuo Sakamoto
節雄 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールリテーナの弾性片に大きな荷重が繰り
返して作用した場合でも、塑性変形を抑制することによ
り、ボールピンとボールリテーナとの嵌合力を確保でき
るボールジョイント部構造を提供する。 【構成】 ボールリテーナ15の開口部15aの周縁部
には、複数の切込みが形成されることにより、前記ボー
ルピン9を押圧する複数の弾性片15c,15dが形成
され、該複数の弾性片15c,15dの内、前記ボール
ピン9から強い力を受ける弾性片15dの肉厚b2を、
他の弾性片15cの肉厚b1より厚くして、当該弾性片
15dの強度を、他の弾性片15cより強く設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの部材を回動自
在に連結するボールジョイント部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図9乃至図13に示すように自動車のワイパ装置のリン
ク機構に設けられたものがある。図9中符号1は2箇所
のワイパアームで、これらアーム1の先端部にはウイン
ドウパネル2を払拭するワイパブレード3が揺動自在に
取り付けられると共に、ワイパアーム1の基端部がピボ
ット軸4に固定されている。そして、これらピボット軸
4にピボットアーム5の一端部が固定され、このピボッ
トアーム5の他端部に、第1リンク6の両端部6aがボ
ールジョイント部A,Bを介して回動自在に連結され、
更に、一方のピボットアーム5には、モータ8に連結さ
れた第2リンク7がボールジョイント部Cを介して回動
自在に連結されている。
【0003】このボールジョイント部A,Bは、図11
乃至図13に示すような構造になっている。すなわち、
ピボットアーム5から球形状のボールピン9が突設さ
れ、このボールピン9に、第1リンク6の両端部6aに
設けられた樹脂製のボールリテーナ10が嵌合されてい
る。このボールリテーナ10は、中空の球形状を呈し、
下端部側に開口部10aが形成され、この開口部10a
から前記ボールピン9が嵌合されるようになっている。
この開口部10aの周縁部には複数の切込み10bが形
成されることにより複数の弾性片10cが形成され、こ
の弾性片10cにより、ボールピン9が押圧されるよう
になっている。
【0004】また、ピボットアーム5とボールリテーナ
10との間に、ゴム製の下側ボールリテーナシール11
が配設されて下側グリス溜り12が形成されて、この下
側グリス溜り12内にグリスが充填されるようになって
いる。
【0005】このようなワイパー装置にあっては、図1
0に示すように、モータ8の駆動により、各リンク6,
7等を介してピボットアーム5が揺動され、ピボット軸
4,ワイパアーム1を介してワイパーブレード3が揺動
されて図9に示すように範囲D,Pが払拭されることと
なる。
【0006】なお、この種のものとしては、山海堂出版
自動車工学全書10「電装品、車体装備品、エンジン部
品」第131頁等に記載されているようなものや実開昭
63ー202556号公報に記載されているものが知ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、図9に示すように降雪S等
があると、ワイパブレード3下側反転位置直前で、ワイ
パブレード3の移動が妨げられるため、ボールピン9を
介して第1リンク6に大きな圧縮力Fが作用する。この
大きな圧縮力Fにより、弾性片10cが押し広げられ、
これが何回も繰り返されるうちに塑性変形してしまい、
ボールピン9とボールリテーナ10との嵌合力が低下し
て、嵌合の外れ等が発生する虞がある。
【0008】そこで、この発明は、ボールリテーナの弾
性片に大きな荷重が繰り返して作用した場合でも、塑性
変形を抑制することにより、ボールピンとボールリテー
ナとの嵌合力を確保できるボールジョイント部構造を提
供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、請求項1に記載された発明
によれば、一方の部材から球形状のボールピンが突設さ
れ、該ボールピンに、開口部を有する中空の球形状のボ
ールリテーナが摺動可能に嵌合され、該ボールリテーナ
に前記一方の部材と略平行に他方の部材の端部が取り付
けられることにより、前記両部材が回動自在に連結され
たボールジョイント部構造において、前記ボールリテー
ナの開口部の周縁部には、複数の切込みが形成されるこ
とにより、前記ボールピンを押圧する複数の弾性片が形
成され、該複数の弾性片の内、前記ボールピンから強い
力を受ける弾性片の強度を、他の弾性片より強く設定し
たボールジョイント部構造としたことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、前記ボールピンから強い力を受ける弾性片の肉厚
を、他の弾性片より厚くして、当該弾性片の強度を、他
の弾性片より強く設定したことを特徴としている。
【0011】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、前記ボールピンから強い力を受ける弾性片の両側の
切込みを他の部分より浅くして、当該弾性片の強度を、
他の弾性片より強く設定したことを特徴としている。
【0012】
【作 用】かかる手段によれば、大きな力が作用する弾
性片の強度が他の弾性片の強度より向上しているため、
大きな力が繰り返して作用しても、従来より塑性変形し
難くなり、ボールピンとボールリテーナとの嵌合強度を
確保できる。
【0013】また、大きな力が作用する弾性片のみ強度
を向上させ、他の弾性片は従来と略同じ強度とすること
により、ボールピンとボールリテーナを嵌合させる際の
挿入力をそれ程大きくする必要なく、嵌合作業性も確保
できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】図1乃至図3は、この発明の第1実施例を
示すものである。従来と同一乃至均等な部材については
同一符号を付して説明する。
【0016】まず構成を説明すると、図中符号5は図示
省略のピボット軸に固定された「一方の部材」としての
ピボットアーム、符号6は図示省略のモータに連結され
た「他方の部材」としての第1リンクで、このピボット
アーム5と第1リンク6とが以下のようにボールジョイ
ントにより連結されている。
【0017】すなわち、そのピボットアーム5には、球
形状のボールピン9が上方に向けて突設され、このボー
ルピン9に中空の球形状のボールリテーナ15が摺動自
在に嵌合されている。このボールリテーナ15は、第1
リンク6の端部6aに取り付けられている。
【0018】このボールリテーナ15は、樹脂製で、中
空の球形状を呈し、下端部側に開口部15aが形成さ
れ、この開口部15aから前記ボールピン9が嵌合され
るようになっている。この開口部15aの周縁部には計
6箇所の切込み15bが形成されることにより5つの弾
性片15c…と1つの弾性片15dが形成され、これら
弾性片15c,15dにより、ボールピン9が押圧され
るようになっている。この1つの弾性片15dは、ボー
ルピン9から強い力Fを受けるため、肉厚b2が他の弾
性片15cの肉厚b1より厚く形成されることにより、
他の弾性片15cより強度が強く設定されている。
【0019】また、ピボットアーム5とボールリテーナ
15との間に、ゴム製の下側ボールリテーナシール11
が配設されて下側グリス溜り12が形成されて、この下
側グリス溜り12内にグリスが充填されるようになって
いる。
【0020】次に、作用について説明する。
【0021】従来と同様降雪等により、ワイパブレード
下側反転位置直前で、ワイパブレードの移動が妨げられ
ると、ボールピン9からボールリテーナ15を介して第
1リンク6に大きな圧縮力Fが作用する。
【0022】この際、この圧縮力Fが作用する弾性片1
5dが厚肉に設定されて強度が向上しているため、大き
な圧縮力Fが繰り返して作用しても、従来より塑性変形
し難くなり、ボールピン9とボールリテーナ15との嵌
合強度を確保できる。
【0023】また、大きな圧縮力Fが作用する弾性片1
5dのみ厚肉とし、他の弾性片15cは従来と略同じ肉
厚とすることにより、ボールピン9とボールリテーナ1
5を嵌合させる際の挿入力をそれ程大きくする必要な
く、作業性も確保できることとなる。
【0024】図4及び図5には、この発明の第2実施例
を示す。
【0025】この実施例は、ボールリテーナ25の形状
が第1実施例のボールリテーナ15と異なっている。
【0026】すなわち、このボールリテーナ25は、樹
脂製で、中空の球形状を呈し、下端部側に開口部25a
が形成され、この開口部25aから前記ボールピン9が
嵌合されるようになっている。この開口部25aの周縁
部には深さl1の4箇所の切込み25bと、この切込み
25bより浅い深さl2の2箇所の切込み25cが形成
されている。この2箇所の切込み25cの深さl2を浅
くすることにより、この2箇所の切込み25cの間に形
成された弾性片25dの強度が、他の弾性片25eより
向上している。この弾性片25dがボールピン9から強
い力Fを受けるようになっている。
【0027】これにより、圧縮力Fが作用する弾性片2
5dの強度が向上しているため、大きな圧縮力Fが繰り
返して作用しても、従来より塑性変形し難くなり、ボー
ルピン9とボールリテーナ25との嵌合状態における嵌
合強度を確保できる。
【0028】また、大きな圧縮力Fが作用する弾性片2
5dのみ強度を向上させ、他の弾性片25eは従来と略
同じにすることにより、ボールピン9とボールリテーナ
25を嵌合させる際の挿入力をそれ程大きくする必要な
く、作業性も確保できることとなる。
【0029】また、図6乃至図8には、この発明の第3
実施例を示す。
【0030】この実施例のワイパー装置は、図8に示す
ようなもので、図9に示すものと異なり、積雪S等があ
る場合には、ボールピン9からボールリテーナ35を介
して第1リンク6に引張り力Fが作用するようになって
いる。
【0031】従って、この実施例のボールリテーナ35
は、上記各実施例と異なり、以下のようになっている。
すなわち、このボールリテーナ35は、樹脂製で、中空
の球形状を呈し、下端部側に開口部35aが形成され、
この開口部35aから前記ボールピン9が嵌合されるよ
うになっている。この開口部35aの周縁部には深さl
1の4箇所の切込み35bと、この切込み35bより浅
い深さl2の2箇所の切込み35cが形成されると共
に、この2箇所の切込み35cの間の弾性片35dの肉
厚b2が他の弾性片35eの肉厚b1より厚く形成され
ることにより、弾性片35dの強度が他の弾性片35e
より強く設定されている。つまり、この実施例のボール
リテーナ35は、前記第1,第2実施例を複合したもの
であり、上述のように引張り力Fを受けるものであるた
め、上記各実施例と異なり、強度の強い弾性片35dが
反対位置に形成されている。
【0032】これにより、引張り力Fが作用する弾性片
35dの強度が向上しているため、大きな引張り力Fが
繰り返して作用しても、従来より塑性変形し難くなり、
ボールピン9とボールリテーナ35との嵌合状態におけ
る嵌合強度を確保できる。
【0033】また、大きな引張り力Fが作用する弾性片
35dのみ強度を向上させ、他の弾性片35eは従来と
略同じ強度にすることにより、ボールピン9とボールリ
テーナ35を嵌合させる際の挿入力をそれ程大きくする
必要なく、作業性も確保できることとなる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、大きな力が作用する弾性片の強度が他の弾性片の
強度より向上しているため、大きな力が繰り返して作用
しても、従来より塑性変形し難くなり、ボールピンとボ
ールリテーナとの嵌合強度を確保できる。
【0035】また、大きな力が作用する弾性片のみ強度
を向上させ、他の弾性片は従来と略同じ強度とすること
により、ボールピンとボールリテーナを嵌合させる際の
挿入力をそれ程大きくする必要なく、作業性も確保でき
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同第1実施例を示すボールリテーナ等の斜視図
である。
【図3】同第1実施例を示すボールリテーナ等の断面図
である。
【図4】この発明の第2実施例を示す図2に相当する斜
視図である。
【図5】同第2実施例を示す図3に相当する断面図であ
る。
【図6】この発明の第3実施例を示す図2に相当する斜
視図である。
【図7】同第3実施例を示す図3に相当する断面図であ
る。
【図8】同第3実施例を示すワイパ装置の概略図であ
る。
【図9】図9とは異なったワイパ装置の概略図である。
【図10】同ワイパ装置の動作を示す説明図である。
【図11】従来例を示す図1に相当する断面図である。
【図12】同従来例を示すボールピンとボールリテーナ
とを外した状態を示す斜視図である。
【図13】同従来例を示すボールリテーナの斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 ビボットアーム(一方の部材) 6 第1リンク(他方の部材) 9 ボールピン 15,25,35 ボールリテーナ 15a,25a,35a 開口部 15b,25b,25c,35b,35c 切込み 15c,15d,25d,25e,35d,35e 弾性片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材から球形状のボールピンが突
    設され、該ボールピンに、開口部を有する中空の球形状
    のボールリテーナが摺動可能に嵌合され、該ボールリテ
    ーナに前記一方の部材と略平行に他方の部材の端部が取
    り付けられることにより、前記両部材が回動自在に連結
    されたボールジョイント部構造において、 前記ボールリテーナの開口部の周縁部には、複数の切込
    みが形成されることにより、前記ボールピンを押圧する
    複数の弾性片が形成され、該複数の弾性片の内、前記ボ
    ールピンから強い力を受ける弾性片の強度を、他の弾性
    片より強く設定したことを特徴とするボールジョイント
    部構造。
  2. 【請求項2】 前記ボールピンから強い力を受ける弾性
    片の肉厚を、他の弾性片より厚くして、当該弾性片の強
    度を、他の弾性片より強く設定したことを特徴とする請
    求項1記載のボールジョイント部構造。
  3. 【請求項3】 前記ボールピンから強い力を受ける弾性
    片の両側の切込みを他の部分より浅くして、当該弾性片
    の強度を、他の弾性片より強く設定したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のボールジョイント部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020701A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 アスモ株式会社 ワイパ用レバー、ワイパ装置用ジョイント構造、及びワイパ用レバーの製造方法
EP4397548A1 (en) * 2023-01-06 2024-07-10 VALEO SYSTÈMES d'ESSUYAGE Ball-joint assembly for a windshield wiper module

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JP2018020701A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 アスモ株式会社 ワイパ用レバー、ワイパ装置用ジョイント構造、及びワイパ用レバーの製造方法
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