JPH07119815A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の油圧制御装置Info
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- JPH07119815A JPH07119815A JP28736693A JP28736693A JPH07119815A JP H07119815 A JPH07119815 A JP H07119815A JP 28736693 A JP28736693 A JP 28736693A JP 28736693 A JP28736693 A JP 28736693A JP H07119815 A JPH07119815 A JP H07119815A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変速機構における動力伝達経路を形成する摩
擦要素に供給する変速時の作動油圧を、当該変速機への
入力トルクと、変速前後における変速機構の入力回転数
の変化量とに基づいて制御するようにした自動変速機に
おいて、上記変速機構の入力回転数の変化量をより一層
正確に予測し、もって変速時における作動油圧を適切に
制御し得るようにすることを目的とする。 【構成】 出力回転数センサ35によって検出される自
動変速機20の出力回転数と変速後における変速段のギ
ヤ比とに基づいて変速終了回転数を予測する。そして、
その変速終了回転数とタービン回転数センサ34によっ
て検出される変速前のタービン回転数とに基づいて変速
前後におけるタービン回転数の変化量を設定するように
する。
擦要素に供給する変速時の作動油圧を、当該変速機への
入力トルクと、変速前後における変速機構の入力回転数
の変化量とに基づいて制御するようにした自動変速機に
おいて、上記変速機構の入力回転数の変化量をより一層
正確に予測し、もって変速時における作動油圧を適切に
制御し得るようにすることを目的とする。 【構成】 出力回転数センサ35によって検出される自
動変速機20の出力回転数と変速後における変速段のギ
ヤ比とに基づいて変速終了回転数を予測する。そして、
その変速終了回転数とタービン回転数センサ34によっ
て検出される変速前のタービン回転数とに基づいて変速
前後におけるタービン回転数の変化量を設定するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機の油圧制御
装置、特に変速時における摩擦要素締結用の作動油圧
を、変速機への入力トルクと、変速前後における変速機
の入力回転数の変化量とに基づいて制御するようにした
ものに関する。
装置、特に変速時における摩擦要素締結用の作動油圧
を、変速機への入力トルクと、変速前後における変速機
の入力回転数の変化量とに基づいて制御するようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などに搭載される自動変速機は、
トルクコンバータを介してエンジン出力トルクが入力さ
れる変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選択的
締結によって切り換えることにより、変速段を運転状態
に応じて自動的に切り換えるように構成したもので、こ
の種の自動変速機には、上記摩擦要素を締結するための
ライン圧を生成する油圧制御回路が備えられる。その場
合に、この油圧制御回路によって生成されるライン圧が
摩擦要素への入力トルクに対して低過ぎると、該摩擦要
素のトルク容量が不足して、所要のトルクを確実に伝達
することができないことになる。逆に、上記ライン圧が
摩擦要素への入力トルクに対して高すぎると、該摩擦要
素の締結時に所謂変速ショックが発生すると共に、オイ
ルポンプを駆動するためのトルクが必要以上に大きくな
ってエンジン出力を徒に消費することになる。
トルクコンバータを介してエンジン出力トルクが入力さ
れる変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選択的
締結によって切り換えることにより、変速段を運転状態
に応じて自動的に切り換えるように構成したもので、こ
の種の自動変速機には、上記摩擦要素を締結するための
ライン圧を生成する油圧制御回路が備えられる。その場
合に、この油圧制御回路によって生成されるライン圧が
摩擦要素への入力トルクに対して低過ぎると、該摩擦要
素のトルク容量が不足して、所要のトルクを確実に伝達
することができないことになる。逆に、上記ライン圧が
摩擦要素への入力トルクに対して高すぎると、該摩擦要
素の締結時に所謂変速ショックが発生すると共に、オイ
ルポンプを駆動するためのトルクが必要以上に大きくな
ってエンジン出力を徒に消費することになる。
【0003】これに対しては、例えば特開平4−337
158号公報に開示されているように、通常時のライン
圧を自動変速機への入力トルクに応じて設定すると共
に、変速時においては、変速前後における変速機構の入
力回転数、即ちタービン回転数の変化量に基づいて上記
ライン圧を補正することが考えられている。
158号公報に開示されているように、通常時のライン
圧を自動変速機への入力トルクに応じて設定すると共
に、変速時においては、変速前後における変速機構の入
力回転数、即ちタービン回転数の変化量に基づいて上記
ライン圧を補正することが考えられている。
【0004】これによれば、通常時におけるライン圧が
摩擦要素の入力トルクに適切に対応することになって、
該摩擦要素の所要のトルク容量を確保しつつエンジン出
力のポンプ駆動損失を効果的に低減することが可能とな
ると共に、変速時においては、変速機構の回転変化に起
因する慣性モーメントが適切に吸収されることになっ
て、良好な変速フィーリングが得られることが期待され
る。
摩擦要素の入力トルクに適切に対応することになって、
該摩擦要素の所要のトルク容量を確保しつつエンジン出
力のポンプ駆動損失を効果的に低減することが可能とな
ると共に、変速時においては、変速機構の回転変化に起
因する慣性モーメントが適切に吸収されることになっ
て、良好な変速フィーリングが得られることが期待され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術においても、次のように解決すべき課
題が残されている。
報記載の従来技術においても、次のように解決すべき課
題が残されている。
【0006】つまり、上記公報記載の従来技術において
は、変速前後におけるタービン回転数Ntの変化量ΔN
tを、次の関係式を用いて算出すると共に、この変化
量ΔNtに基づいて変速時におけるライン圧を補正制御
するようになっている。
は、変速前後におけるタービン回転数Ntの変化量ΔN
tを、次の関係式を用いて算出すると共に、この変化
量ΔNtに基づいて変速時におけるライン圧を補正制御
するようになっている。
【0007】 ΔNt=Nts(Gs/Ge−1) … ここで、Ntsは変速判定時におけるタービン回転数、
Gsは変速前のギヤ比、Geは変速後のギヤ比を示す。
Gsは変速前のギヤ比、Geは変速後のギヤ比を示す。
【0008】ところで、この種の自動変速機における変
速制御の形態として所謂トルクディマンド変速がある。
これはアクセルペダルの踏込時などにおいて、エンジン
負荷の増大に伴って運転状態が変速パターンを構成する
シフトダウンラインを通過したときに、変速段をダウン
シフトするように行われる。
速制御の形態として所謂トルクディマンド変速がある。
これはアクセルペダルの踏込時などにおいて、エンジン
負荷の増大に伴って運転状態が変速パターンを構成する
シフトダウンラインを通過したときに、変速段をダウン
シフトするように行われる。
【0009】その場合に、当該自動車がエンジン出力に
よって駆動される正駆動状態におけるトルクディマンド
変速に際して、図13の実線で示すように、タービン回
転数Ntが変速開始回転数Nts1から変速終了回転数
Nteに変化するものとすると、当該自動車が車体の慣
性で走行する惰性走行時におけるトルクディマンド変速
に際しては、タービン回転数Ntは、図の破線で示すよ
うに例えばアイドル回転数Nts0(<Nts1)から
上記変速終了回転数Nteへと変化することになる。
よって駆動される正駆動状態におけるトルクディマンド
変速に際して、図13の実線で示すように、タービン回
転数Ntが変速開始回転数Nts1から変速終了回転数
Nteに変化するものとすると、当該自動車が車体の慣
性で走行する惰性走行時におけるトルクディマンド変速
に際しては、タービン回転数Ntは、図の破線で示すよ
うに例えばアイドル回転数Nts0(<Nts1)から
上記変速終了回転数Nteへと変化することになる。
【0010】しかしながら、上記関係式のNtsの値
にアイドル回転数Nts0を代入してタービン回転数変
化量ΔNtを予測すれば、その予測値ΔNt(p)が示
す変速終了回転数Nte’は図の鎖線で示すような値と
なる。つまり、上記変化量ΔNtの予測値ΔNt(p)
は実際値ΔNt(r)よりも小さな値に計算されること
になる。したがって、上記予測値ΔNt(p)に基づい
て補正した変速時のライン圧が要求油圧に対応しなくな
って、大きなショックが発生するなど変速フィーリング
が悪化することになるのである。
にアイドル回転数Nts0を代入してタービン回転数変
化量ΔNtを予測すれば、その予測値ΔNt(p)が示
す変速終了回転数Nte’は図の鎖線で示すような値と
なる。つまり、上記変化量ΔNtの予測値ΔNt(p)
は実際値ΔNt(r)よりも小さな値に計算されること
になる。したがって、上記予測値ΔNt(p)に基づい
て補正した変速時のライン圧が要求油圧に対応しなくな
って、大きなショックが発生するなど変速フィーリング
が悪化することになるのである。
【0011】この発明は、変速機構における動力伝達経
路を形成する摩擦要素に供給する変速時の作動油圧を、
当該変速機への入力トルクと、変速前後における変速機
構の入力回転数の変化量とに基づいて制御するようにし
た自動変速機における上記の問題に対処するもので、上
記変速機構の入力回転数の変化量をより一層正確に予測
し、もって変速時における作動油圧を適切に制御し得る
ようにすることを目的とする。
路を形成する摩擦要素に供給する変速時の作動油圧を、
当該変速機への入力トルクと、変速前後における変速機
構の入力回転数の変化量とに基づいて制御するようにし
た自動変速機における上記の問題に対処するもので、上
記変速機構の入力回転数の変化量をより一層正確に予測
し、もって変速時における作動油圧を適切に制御し得る
ようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明は、変速機構
における動力伝達経路を形成する摩擦要素に供給する変
速時の作動油圧を、当該変速機への入力トルクと、変速
前後における変速機構の入力回転数の変化量とに基づい
て制御するようにした自動変速機において、当該変速機
の出力回転数と変速後における変速段のギヤ比とに基づ
いて変速終了回転数を予測する変速終了回転数予測手段
と、該予測手段で予測された変速終了回転数と変速前の
入力回転数とに基づいて上記入力回転数の変化量を設定
する入力回転数変化量設定手段とを設けたことを特徴と
する。
における動力伝達経路を形成する摩擦要素に供給する変
速時の作動油圧を、当該変速機への入力トルクと、変速
前後における変速機構の入力回転数の変化量とに基づい
て制御するようにした自動変速機において、当該変速機
の出力回転数と変速後における変速段のギヤ比とに基づ
いて変速終了回転数を予測する変速終了回転数予測手段
と、該予測手段で予測された変速終了回転数と変速前の
入力回転数とに基づいて上記入力回転数の変化量を設定
する入力回転数変化量設定手段とを設けたことを特徴と
する。
【0013】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
る。
【0014】すなわち、当該変速機の出力回転数と変速
後における変速段のギヤ比とに基づいて変速終了回転数
を予測すると共に、予測した変速終了回転数と変速前の
入力回転数とに基づいて変速前後における変速機構の入
力回転数の変化量を設定するようにしているので、惰性
走行状態からの変速時においても上記入力回転数の変化
量が精度よく求められることになり、これによって要求
油圧に適切に対応した作動油圧が設定されることになっ
て、ショックの少ない良好な変速動作が行われることに
なる。
後における変速段のギヤ比とに基づいて変速終了回転数
を予測すると共に、予測した変速終了回転数と変速前の
入力回転数とに基づいて変速前後における変速機構の入
力回転数の変化量を設定するようにしているので、惰性
走行状態からの変速時においても上記入力回転数の変化
量が精度よく求められることになり、これによって要求
油圧に適切に対応した作動油圧が設定されることになっ
て、ショックの少ない良好な変速動作が行われることに
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0016】図1に示すように、この実施例に係るエン
ジン10には、吸気通路11に、上流側から吸入空気量
を検出するエアフローセンサ12と、自動的に開閉制御
される第1スロットルバルブ13と、運転者の操作によ
って開閉制御される第2スロットルバルブ14とが配設
されていると共に、各気筒毎に燃料噴射弁15…15
と、点火プラグ16…16とが配設されている。また、
このエンジン10と共にパワーユニットを構成する自動
変速機20は、エンジン10の出力軸17に連結された
トルクコンバータ21と、その出力トルク(タービント
ルク)が入力される変速機構22と、複数の摩擦要素
(図示せず)に選択的にライン圧を供給することにより
上記変速機構22の変速比(変速段)を切り換える油圧
制御回路23とで構成されている。
ジン10には、吸気通路11に、上流側から吸入空気量
を検出するエアフローセンサ12と、自動的に開閉制御
される第1スロットルバルブ13と、運転者の操作によ
って開閉制御される第2スロットルバルブ14とが配設
されていると共に、各気筒毎に燃料噴射弁15…15
と、点火プラグ16…16とが配設されている。また、
このエンジン10と共にパワーユニットを構成する自動
変速機20は、エンジン10の出力軸17に連結された
トルクコンバータ21と、その出力トルク(タービント
ルク)が入力される変速機構22と、複数の摩擦要素
(図示せず)に選択的にライン圧を供給することにより
上記変速機構22の変速比(変速段)を切り換える油圧
制御回路23とで構成されている。
【0017】さらに、上記エンジン10及び自動変速機
20に対する各種の制御のためのコントロールユニット
30が備えられ、該コントロールユニット30に、上記
エンジン10からは、吸気通路11におけるエアフロー
センサ12からの信号と、第2スロットルバルブ14の
開度を検出するスロットル開度センサ31からの信号
と、エンジン出力軸17の回転数を検出するエンジン回
転数センサ32からの信号と、冷却水の温度を検出する
水温センサ33からの信号とが入力され、また、自動変
速機20からは、トルクコンバータ21の出力回転数
(タービン回転数)を検出するタービン回転数センサ3
4からの信号と、変速機構22の出力回転数を検出する
出力回転数センサ35からの信号と、作動油の温度を検
出する油温センサ36からの信号とが入力される。
20に対する各種の制御のためのコントロールユニット
30が備えられ、該コントロールユニット30に、上記
エンジン10からは、吸気通路11におけるエアフロー
センサ12からの信号と、第2スロットルバルブ14の
開度を検出するスロットル開度センサ31からの信号
と、エンジン出力軸17の回転数を検出するエンジン回
転数センサ32からの信号と、冷却水の温度を検出する
水温センサ33からの信号とが入力され、また、自動変
速機20からは、トルクコンバータ21の出力回転数
(タービン回転数)を検出するタービン回転数センサ3
4からの信号と、変速機構22の出力回転数を検出する
出力回転数センサ35からの信号と、作動油の温度を検
出する油温センサ36からの信号とが入力される。
【0018】そして、コントロールユニット30は、上
記各入力信号に基づいて、エンジン10における燃料噴
射弁15…15による燃料噴射制御と、点火プラグ16
…16に対する点火制御と、第1スロットルバルブ13
に対するスロットル制御とを行い、また、自動変速機2
0に対しては、上記油圧制御回路23に備えられたソレ
ノイドバルブ24…24による変速制御と、同じく油圧
制御回路23に備えられたデューティソレノイドバルブ
25によるライン圧制御とを行うようになっている。
記各入力信号に基づいて、エンジン10における燃料噴
射弁15…15による燃料噴射制御と、点火プラグ16
…16に対する点火制御と、第1スロットルバルブ13
に対するスロットル制御とを行い、また、自動変速機2
0に対しては、上記油圧制御回路23に備えられたソレ
ノイドバルブ24…24による変速制御と、同じく油圧
制御回路23に備えられたデューティソレノイドバルブ
25によるライン圧制御とを行うようになっている。
【0019】ここで、上記油圧制御回路23のうちライ
ン圧制御に関連する部分の構成を説明する。
ン圧制御に関連する部分の構成を説明する。
【0020】図2に示すように、油圧制御回路23に
は、ライン圧制御用として、オイルポンプ41から吐出
される作動油の圧力を所定のライン圧に調整するレギュ
レータバルブ42と、該レギュレータバルブ42に制御
圧を供給するスロットルモデュレータバルブ43とが備
えられている。このスロットルモデュレータバルブ43
には、上記オイルポンプ41から作動油が吐出されるメ
インライン44から該作動油を一定圧に減圧するレデュ
ーシングバルブ45を介して導かれた一定圧ライン46
が接続され、また、該スロットルモデュレータバルブ4
3から上記レギュレータバルブ42の一端に設けられた
増圧ポート42aに増圧ライン47が導かれていると共
に、上記一定圧ライン46から分岐されたパイロットラ
イン48がスロットルモデュレータバルブ43の一端の
制御ポート43aに接続されている。
は、ライン圧制御用として、オイルポンプ41から吐出
される作動油の圧力を所定のライン圧に調整するレギュ
レータバルブ42と、該レギュレータバルブ42に制御
圧を供給するスロットルモデュレータバルブ43とが備
えられている。このスロットルモデュレータバルブ43
には、上記オイルポンプ41から作動油が吐出されるメ
インライン44から該作動油を一定圧に減圧するレデュ
ーシングバルブ45を介して導かれた一定圧ライン46
が接続され、また、該スロットルモデュレータバルブ4
3から上記レギュレータバルブ42の一端に設けられた
増圧ポート42aに増圧ライン47が導かれていると共
に、上記一定圧ライン46から分岐されたパイロットラ
イン48がスロットルモデュレータバルブ43の一端の
制御ポート43aに接続されている。
【0021】そして、このパイロットライン48に、図
1に示したライン圧制御用のデューティソレノイドバル
ブ25が設置され、該デューティソレノイドバルブ25
のデューティ率(1ON,OFFサイクル中のON時間
比率)に応じたパイロット圧が上記スロットルモデュレ
ータバルブ43の制御ポート43aに導入されることに
より、上記ライン46から供給された一定圧が該パイロ
ット圧ないし上記デューティ率に応じた圧力に調整さ
れ、この油圧がライン47によりレギュレータバルブ4
2の増圧ポート42aに供給されるようになっている。
したがって、このレギュレータバルブ42によって圧力
が調整されるライン圧は上記デューティ率に応じた圧力
となる。
1に示したライン圧制御用のデューティソレノイドバル
ブ25が設置され、該デューティソレノイドバルブ25
のデューティ率(1ON,OFFサイクル中のON時間
比率)に応じたパイロット圧が上記スロットルモデュレ
ータバルブ43の制御ポート43aに導入されることに
より、上記ライン46から供給された一定圧が該パイロ
ット圧ないし上記デューティ率に応じた圧力に調整さ
れ、この油圧がライン47によりレギュレータバルブ4
2の増圧ポート42aに供給されるようになっている。
したがって、このレギュレータバルブ42によって圧力
が調整されるライン圧は上記デューティ率に応じた圧力
となる。
【0022】次に、上記コントロールユニット30が行
うライン圧制御を図3に示すフローチャートを参照して
説明する。
うライン圧制御を図3に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0023】すなわち、コントロールユニット30は、
ステップS1で図1に示す各センサ12,31〜36か
らの信号がそれぞれ示す吸入空気量、第2スロットルバ
ルブ14の開度、エンジン回転数、冷却水温、タービン
回転数、変速機構22の出力回転数、作動油の油温を入
力する。次いで、ステップS2で、上記エンジン回転数
Neに対するタービン回転数Ntの比、すなわちトルク
コンバータ21の速度比e(=Nt/Ne)の値によっ
て現在の自動車の駆動状態が正駆動状態(e<1)であ
るか逆駆動状態(e>1)であるか、つまり当該自動車
がエンジン10の出力によって駆動されている状態か、
慣性によって走行している状態かを判定する。
ステップS1で図1に示す各センサ12,31〜36か
らの信号がそれぞれ示す吸入空気量、第2スロットルバ
ルブ14の開度、エンジン回転数、冷却水温、タービン
回転数、変速機構22の出力回転数、作動油の油温を入
力する。次いで、ステップS2で、上記エンジン回転数
Neに対するタービン回転数Ntの比、すなわちトルク
コンバータ21の速度比e(=Nt/Ne)の値によっ
て現在の自動車の駆動状態が正駆動状態(e<1)であ
るか逆駆動状態(e>1)であるか、つまり当該自動車
がエンジン10の出力によって駆動されている状態か、
慣性によって走行している状態かを判定する。
【0024】そして、正駆動状態にある場合には、ステ
ップS3〜S6で、エンジン10の出力トルクTe及び
トルクコンバータ21の出力トルク(タービントルク)
Ttを順次算出し、また、逆駆動状態にある場合には、
ステップS7で自動変速機20の変速機構22に出力側
から入力される逆駆動トルクTrを算出する。
ップS3〜S6で、エンジン10の出力トルクTe及び
トルクコンバータ21の出力トルク(タービントルク)
Ttを順次算出し、また、逆駆動状態にある場合には、
ステップS7で自動変速機20の変速機構22に出力側
から入力される逆駆動トルクTrを算出する。
【0025】その場合に、正駆動状態でのエンジントル
クTeは、図4に示すように点火時期Igについての2
次関数として近似することができ、これを式で示せば次
の近似式となる。
クTeは、図4に示すように点火時期Igについての2
次関数として近似することができ、これを式で示せば次
の近似式となる。
【0026】 Te=−A・(Ig−B)2 +C … ここで、A,B,Cはエンジン10の運転状態に応じて
変化する係数であって、図5(a),(b),(c)に
示すように、それぞれエンジン回転数Neと空気充填効
率Ceとをパラメータとするマップとして予め設定され
ている。そこで、上記ステップS3においては、まず、
エンジン回転数Neと吸入空気量Qとから現時点の空気
充填効率Ce1を求めると共に、この空気充填効率Ce
1と現時点のエンジン回転数Ne1とを用いて上記各マ
ップから現時点のエンジン10の運転状態に対応した係
数A1,B1,C1を求める。そして、これらの係数A
1,B1,C1と現時点の点火時期Igとを上記式に
代入することによりエンジントルクTeを算出する。こ
れにより、実際のエンジントルクが精度よく推定される
ことになる。
変化する係数であって、図5(a),(b),(c)に
示すように、それぞれエンジン回転数Neと空気充填効
率Ceとをパラメータとするマップとして予め設定され
ている。そこで、上記ステップS3においては、まず、
エンジン回転数Neと吸入空気量Qとから現時点の空気
充填効率Ce1を求めると共に、この空気充填効率Ce
1と現時点のエンジン回転数Ne1とを用いて上記各マ
ップから現時点のエンジン10の運転状態に対応した係
数A1,B1,C1を求める。そして、これらの係数A
1,B1,C1と現時点の点火時期Igとを上記式に
代入することによりエンジントルクTeを算出する。こ
れにより、実際のエンジントルクが精度よく推定される
ことになる。
【0027】次に、ステップS4においては、シフトダ
ウン変速か否かを判定して、シフトダウン変速ではない
と判定したときにはステップS5に進んで、トルクコン
バータ21の現時点での速度比eに基づいて、図6のト
ルク増大特性を示すマップからトルク増大比t(=Tt
/Te)を求め、このトルク増大比tと上記ステップS
3で求めたエンジントルクTeとを、次の関係式に代
入することによりタービントルクTtを求める。
ウン変速か否かを判定して、シフトダウン変速ではない
と判定したときにはステップS5に進んで、トルクコン
バータ21の現時点での速度比eに基づいて、図6のト
ルク増大特性を示すマップからトルク増大比t(=Tt
/Te)を求め、このトルク増大比tと上記ステップS
3で求めたエンジントルクTeとを、次の関係式に代
入することによりタービントルクTtを求める。
【0028】 Tt=Te・t … 一方、上記ステップS4においてシフトダウン変速であ
ると判定したときには、上記トルク増大比tとエンジン
トルクTeとを、次の関係式に代入することによりタ
ービントルクTtを求める。
ると判定したときには、上記トルク増大比tとエンジン
トルクTeとを、次の関係式に代入することによりタ
ービントルクTtを求める。
【0029】 Tt=(Te−Idω/dt)・t … ここで、Iは慣性モーメント、ωは角速度を示し、した
がって上記式の右辺の第2項は回転変化によるトルク
の変化を示すことになる。
がって上記式の右辺の第2項は回転変化によるトルク
の変化を示すことになる。
【0030】また、ステップS7においては、車速に対
応する変速機構22の出力回転数Noと、変速段とから
自動変速機20の変速機構22に出力側から入力される
逆駆動トルクTrを算出する。
応する変速機構22の出力回転数Noと、変速段とから
自動変速機20の変速機構22に出力側から入力される
逆駆動トルクTrを算出する。
【0031】このようにして、ライン圧の設定の基礎と
なるタービントルクTt及び逆駆動トルクTrが正しく
算出されることになる。
なるタービントルクTt及び逆駆動トルクTrが正しく
算出されることになる。
【0032】次に、コントロールユニット30は、ステ
ップS8で、変速段と上記のようにして求めたタービン
トルクTtもしくは逆駆動トルクTrとから必要ライン
圧Pnを算出する。この必要ライン圧Pnは、各変速段
毎に、一定のタービントルクTtもしくは逆駆動トルク
Trに対して最も高いライン圧が必要とされる摩擦要素
について、図7に示すように、そのライン圧と、タービ
ントルクTtもしくは逆駆動トルクTrとの間の比例定
数K1〜K4,Krを予め算出しておき、現在の変速段
についての比例定数を上記タービントルクTtに乗算す
ることにより求められる。
ップS8で、変速段と上記のようにして求めたタービン
トルクTtもしくは逆駆動トルクTrとから必要ライン
圧Pnを算出する。この必要ライン圧Pnは、各変速段
毎に、一定のタービントルクTtもしくは逆駆動トルク
Trに対して最も高いライン圧が必要とされる摩擦要素
について、図7に示すように、そのライン圧と、タービ
ントルクTtもしくは逆駆動トルクTrとの間の比例定
数K1〜K4,Krを予め算出しておき、現在の変速段
についての比例定数を上記タービントルクTtに乗算す
ることにより求められる。
【0033】そして、コントロールユニット30は、ス
テップS9で、上記の必要ライン圧Pnをエンジン回転
数Neに応じて修正し、ベースライン圧Pbを求める。
このライン圧の修正は、エンジン回転数Neが低い場合
には、オイルポンプの吐出量が不足するため、所定の目
標ライン圧に対応する制御量を出力してもその目標ライ
ン圧が得られないという実情に対して、予めエンジン回
転数Neが低い場合には、必要ライン圧Pnを高めに修
正し、この修正したライン圧をベースライン圧Pbとす
るものである。具体的には、図8に示すエンジン回転数
Neと必要ライン圧Pnとをパラメータとするマップに
現時点のエンジン回転数Ne1及び必要ライン圧Pn1
を当てはめ、現時点でのベースライン圧Pb1を求め
る。
テップS9で、上記の必要ライン圧Pnをエンジン回転
数Neに応じて修正し、ベースライン圧Pbを求める。
このライン圧の修正は、エンジン回転数Neが低い場合
には、オイルポンプの吐出量が不足するため、所定の目
標ライン圧に対応する制御量を出力してもその目標ライ
ン圧が得られないという実情に対して、予めエンジン回
転数Neが低い場合には、必要ライン圧Pnを高めに修
正し、この修正したライン圧をベースライン圧Pbとす
るものである。具体的には、図8に示すエンジン回転数
Neと必要ライン圧Pnとをパラメータとするマップに
現時点のエンジン回転数Ne1及び必要ライン圧Pn1
を当てはめ、現時点でのベースライン圧Pb1を求め
る。
【0034】以上のようにして、摩擦要素が所定の入力
トルクを伝達するのに必要なベースライン圧Pbが、過
不足のない必要最小限の値として求められることにな
る。
トルクを伝達するのに必要なベースライン圧Pbが、過
不足のない必要最小限の値として求められることにな
る。
【0035】次に、コントロールユニット30は、ステ
ップS10で、自動変速機20の変速段を切り換えるシ
フトフラグFsがセットされたか否かを判定し、シフト
フラグFsがセットされていないときには、上記ステッ
プS10からステップS11を直ちに実行し、上記ベー
スライン圧Pbをそのまま目標ライン圧Poとすると共
に、ステップS12で、この目標ライン圧Poに対応す
るデューティソレノイドバルブ25のデューティ率Dを
演算する。その場合に、同一デューティ率Dに対して得
られるライン圧は作動油の油温によって異なるので、図
9に示すように、油温をパラメータとして予め設定され
たマップから、そのときの油温に応じて目標ライン圧P
oに対応するデューティ率Dを求める。
ップS10で、自動変速機20の変速段を切り換えるシ
フトフラグFsがセットされたか否かを判定し、シフト
フラグFsがセットされていないときには、上記ステッ
プS10からステップS11を直ちに実行し、上記ベー
スライン圧Pbをそのまま目標ライン圧Poとすると共
に、ステップS12で、この目標ライン圧Poに対応す
るデューティソレノイドバルブ25のデューティ率Dを
演算する。その場合に、同一デューティ率Dに対して得
られるライン圧は作動油の油温によって異なるので、図
9に示すように、油温をパラメータとして予め設定され
たマップから、そのときの油温に応じて目標ライン圧P
oに対応するデューティ率Dを求める。
【0036】そして、コントロールユニット30は、ス
テップS13で、上記のようにして設定されたデューテ
ィ率Dのデューティ信号を上記デューティソレノイドバ
ルブ25に出力する。これにより、図2に示す油圧制御
回路23のレギュレータバルブ42により、そのときの
摩擦要素の入力トルクに対して精度よく対応したライン
圧が生成されることになる。
テップS13で、上記のようにして設定されたデューテ
ィ率Dのデューティ信号を上記デューティソレノイドバ
ルブ25に出力する。これにより、図2に示す油圧制御
回路23のレギュレータバルブ42により、そのときの
摩擦要素の入力トルクに対して精度よく対応したライン
圧が生成されることになる。
【0037】一方、コントロールユニット30は、上記
ステップS10においてシフトフラグFsがセットされ
たと判定したときには、ステップS14に移って変速前
後におけるタービン回転数Ntの変化量ΔNtを演算す
る。
ステップS10においてシフトフラグFsがセットされ
たと判定したときには、ステップS14に移って変速前
後におけるタービン回転数Ntの変化量ΔNtを演算す
る。
【0038】つまり、コントロールユニット30は、現
時点のタービン回転数Ntsと出力回転数Nosとを取
り込み、これを次の関係式に代入して、その計算結果
をタービン回転数変化量ΔNtとするのである。
時点のタービン回転数Ntsと出力回転数Nosとを取
り込み、これを次の関係式に代入して、その計算結果
をタービン回転数変化量ΔNtとするのである。
【0039】 ΔNt=Nos・Ge−Nts … ここで、Geは変速後の変速段のギヤ比を示す。
【0040】したがって、当該自動車の惰性走行時にエ
ンジン回転数Neないしタービン回転数Ntがアイドル
回転数に低下していたとしても、出力回転数Noは当該
自動車の車速を反映することから、変速時におけるター
ビン回転数Ntの変化が精度よく予測されることにな
る。
ンジン回転数Neないしタービン回転数Ntがアイドル
回転数に低下していたとしても、出力回転数Noは当該
自動車の車速を反映することから、変速時におけるター
ビン回転数Ntの変化が精度よく予測されることにな
る。
【0041】次に、コントロールユニット30はステッ
プS15を実行し、変速信号がシフトアップ信号である
かシフトダウン信号であるかを判定する。そして、シフ
トアップ信号であるときにはステップS16で、シフト
ダウン信号であるときにはステップS17で、それぞれ
変速時の増加ライン圧ΔPを算出する。
プS15を実行し、変速信号がシフトアップ信号である
かシフトダウン信号であるかを判定する。そして、シフ
トアップ信号であるときにはステップS16で、シフト
ダウン信号であるときにはステップS17で、それぞれ
変速時の増加ライン圧ΔPを算出する。
【0042】つまり、シフトアップ時には、上記タービ
ン回転数変化量ΔNtに基づいて図10のマップから変
速時増加ライン圧ΔPが設定される一方において、シフ
トダウン時には、上記タービン回転数変化量ΔNtに基
づいて図11のマップから変速時増加ライン圧ΔPが設
定されることになる。その場合に、シフトアップ時のマ
ップでは、上記タービン回転数変化量ΔNが大きくなる
ほど増加ライン圧ΔPも大きくなり、シフトダウン時の
マップでは、タービン回転数変化量ΔNが小さくなるほ
ど増加ライン圧ΔPが大きくなるように設定されてい
る。これは、シフトアップ時には、タービン回転数変化
量ΔNtが大きくなると、摩擦要素が吸収しなければな
らない慣性モーメントが大きくなるため、一定の時間で
変速動作を完了させるためには、ライン圧を高くしてそ
の摩擦要素のトルク容量を大きくしなければならないか
らである。また、シフトダウン時には、上記慣性モーメ
ントはエンジンと摩擦要素とで分担して吸収されるが、
タービン回転数変化量ΔNtが小さいときは、エンジン
回転数の上昇量も少ないため、上記慣性モーメントの摩
擦要素で受け持つ割合が大きくなるからである。
ン回転数変化量ΔNtに基づいて図10のマップから変
速時増加ライン圧ΔPが設定される一方において、シフ
トダウン時には、上記タービン回転数変化量ΔNtに基
づいて図11のマップから変速時増加ライン圧ΔPが設
定されることになる。その場合に、シフトアップ時のマ
ップでは、上記タービン回転数変化量ΔNが大きくなる
ほど増加ライン圧ΔPも大きくなり、シフトダウン時の
マップでは、タービン回転数変化量ΔNが小さくなるほ
ど増加ライン圧ΔPが大きくなるように設定されてい
る。これは、シフトアップ時には、タービン回転数変化
量ΔNtが大きくなると、摩擦要素が吸収しなければな
らない慣性モーメントが大きくなるため、一定の時間で
変速動作を完了させるためには、ライン圧を高くしてそ
の摩擦要素のトルク容量を大きくしなければならないか
らである。また、シフトダウン時には、上記慣性モーメ
ントはエンジンと摩擦要素とで分担して吸収されるが、
タービン回転数変化量ΔNtが小さいときは、エンジン
回転数の上昇量も少ないため、上記慣性モーメントの摩
擦要素で受け持つ割合が大きくなるからである。
【0043】そして、シフトアップ時においては、コン
トロールユニット30は、ステップS11で、この変速
時増加ライン圧ΔPを上記ステップS9で求めたベース
ライン圧Pbに加算することにより目標ライン圧Poを
求めると共に、前述の非変速時の場合と同様に、ステッ
プS12,S13に従って、デューティ率Dの算出及び
デューティ信号の出力の各動作を行う。
トロールユニット30は、ステップS11で、この変速
時増加ライン圧ΔPを上記ステップS9で求めたベース
ライン圧Pbに加算することにより目標ライン圧Poを
求めると共に、前述の非変速時の場合と同様に、ステッ
プS12,S13に従って、デューティ率Dの算出及び
デューティ信号の出力の各動作を行う。
【0044】また、シフトダウン時においては、コント
ロールユニット30は、ステップS11で、上記変速時
増加ライン圧ΔPを上記ステップS9で求めたベースラ
イン圧Pbに加算することにより目標ライン圧Poを求
めると共に、この場合においても、ステップS12,S
13に従って、デューティ率Dの算出及びデューティ信
号の出力の各動作を行う。
ロールユニット30は、ステップS11で、上記変速時
増加ライン圧ΔPを上記ステップS9で求めたベースラ
イン圧Pbに加算することにより目標ライン圧Poを求
めると共に、この場合においても、ステップS12,S
13に従って、デューティ率Dの算出及びデューティ信
号の出力の各動作を行う。
【0045】その場合において、惰性走行状態からのシ
フトダウン変速時においては、従来においては図11に
示すようにタービン回転数変化量ΔNtの計算値ΔNt
1が実際値ΔNt(r)よりも小さな値となり、それに
伴って変速時増加ライン圧ΔPの設定値ΔP1が大きな
値に設定されることから、図12の矢印(ア)で示すよ
うに変速時のライン圧も要求油圧に対して高めに制御さ
れることになるのである。
フトダウン変速時においては、従来においては図11に
示すようにタービン回転数変化量ΔNtの計算値ΔNt
1が実際値ΔNt(r)よりも小さな値となり、それに
伴って変速時増加ライン圧ΔPの設定値ΔP1が大きな
値に設定されることから、図12の矢印(ア)で示すよ
うに変速時のライン圧も要求油圧に対して高めに制御さ
れることになるのである。
【0046】しかし、この実施例においては、タービン
回転数変化量ΔNtの計算値ΔNt2が実際値ΔNt
(r)とほぼ一致することになる。したがって、変速時
増加ライン圧ΔPの設定値ΔP2が要求値にほぼ等しい
値に設定されることになって、図12の矢印(イ)で示
すように変速時のライン圧も要求油圧を適切に反映した
適正な値に制御されることになる。これにより、変速時
にライン圧が高すぎることによる変速ショックが回避さ
れることになる。
回転数変化量ΔNtの計算値ΔNt2が実際値ΔNt
(r)とほぼ一致することになる。したがって、変速時
増加ライン圧ΔPの設定値ΔP2が要求値にほぼ等しい
値に設定されることになって、図12の矢印(イ)で示
すように変速時のライン圧も要求油圧を適切に反映した
適正な値に制御されることになる。これにより、変速時
にライン圧が高すぎることによる変速ショックが回避さ
れることになる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、変速機構
における動力伝達経路を形成する摩擦要素に供給する変
速時の作動油圧を、当該変速機への入力トルクと、変速
前後における変速機構の入力回転数の変化量とに基づい
て制御するようにした自動変速機において、当該変速機
の出力回転数と変速後における変速段のギヤ比とに基づ
いて変速終了回転数を予測すると共に、予測した変速終
了回転数と変速前の入力回転数とに基づいて上記入力回
転数の変化量を設定するようにしているので、惰性走行
状態からの変速時においても上記入力回転数の変化量が
精度よく求められることになり、これによって要求油圧
に適切に対応した作動油圧が設定されることになって、
ショックの少ない良好な変速動作が行われることにな
る。
における動力伝達経路を形成する摩擦要素に供給する変
速時の作動油圧を、当該変速機への入力トルクと、変速
前後における変速機構の入力回転数の変化量とに基づい
て制御するようにした自動変速機において、当該変速機
の出力回転数と変速後における変速段のギヤ比とに基づ
いて変速終了回転数を予測すると共に、予測した変速終
了回転数と変速前の入力回転数とに基づいて上記入力回
転数の変化量を設定するようにしているので、惰性走行
状態からの変速時においても上記入力回転数の変化量が
精度よく求められることになり、これによって要求油圧
に適切に対応した作動油圧が設定されることになって、
ショックの少ない良好な変速動作が行われることにな
る。
【図1】 実施例の制御システムを示すシステム図であ
る。
る。
【図2】 油圧制御回路の要部を示す回路図である。
【図3】 ライン圧制御の動作を示すフローチャート図
である。
である。
【図4】 エンジントルクの点火時期に対する特性図で
ある。
ある。
【図5】 エンジントルクの近似式における各係数を求
めるマップである。
めるマップである。
【図6】 トルクコンバータのトルク増大比特性のマッ
プである。
プである。
【図7】 ライン圧補正係数のマップである。
【図8】 ベースライン圧を求めるマップである。
【図9】 デューティ率を求めるマップである。
【図10】 シフトアップ時における変速時増加ライン
圧を求めるマップである。
圧を求めるマップである。
【図11】 シフトダウン時における変速時増加ライン
圧を求めるマップである。
圧を求めるマップである。
【図12】 実施例の作用を示すタイムチャート図であ
る。
る。
【図13】 従来の問題点を示すタイムチャート図であ
る。
る。
20 自動変速機 22 変速機構 30 コントロールユニット 34 タービン回転数センサ 35 出力回転数センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 変速機構における動力伝達経路を形成す
る摩擦要素に供給する変速時の作動油圧を、当該変速機
への入力トルクと、変速前後における変速機構の入力回
転数の変化量とに基づいて制御するようにした自動変速
機の油圧制御装置であって、当該変速機の出力回転数と
変速後における変速段のギヤ比とに基づいて変速終了回
転数を予測する変速終了回転数予測手段と、該予測手段
で予測された変速終了回転数と変速前の入力回転数とに
基づいて上記入力回転数の変化量を設定する入力回転数
変化量設定手段とが設けられていることを特徴とする自
動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28736693A JPH07119815A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28736693A JPH07119815A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119815A true JPH07119815A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17716436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28736693A Pending JPH07119815A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119815A (ja) |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP28736693A patent/JPH07119815A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |