JPH0712068A - スクロール流体機械の軸受給油装置 - Google Patents
スクロール流体機械の軸受給油装置Info
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- JPH0712068A JPH0712068A JP5150109A JP15010993A JPH0712068A JP H0712068 A JPH0712068 A JP H0712068A JP 5150109 A JP5150109 A JP 5150109A JP 15010993 A JP15010993 A JP 15010993A JP H0712068 A JPH0712068 A JP H0712068A
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- oil supply
- oil
- scroll
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/023—Lubricant distribution through a hollow driving shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/42—Pumps with cylinders or pistons
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】旋回スクロール3内のすべり軸受8、及び上・
下部すべり軸受11,12で支承されたクランクシャフ
ト9の外表面上には、冷媒ガスのスクロール圧縮に伴う
回転同期の力に対しての最適角位置に設けた軸受潤滑の
ための軸方向給油溝に冷媒の溶解した潤滑油を供給する
装置において、給油溝内に給油圧力の急激な減圧による
冷媒ガスの発泡を防止するための圧力低下抑制手段3
5,37,39を設け、軸受内に適正な油膜圧力分布を
生起させるようにした。 【効果】軸受内における冷媒ガスの発泡現象が防止でき
るので、軸受の損傷のない耐荷重性の高いスクロール流
体機械の給油装置を提供することができる。
下部すべり軸受11,12で支承されたクランクシャフ
ト9の外表面上には、冷媒ガスのスクロール圧縮に伴う
回転同期の力に対しての最適角位置に設けた軸受潤滑の
ための軸方向給油溝に冷媒の溶解した潤滑油を供給する
装置において、給油溝内に給油圧力の急激な減圧による
冷媒ガスの発泡を防止するための圧力低下抑制手段3
5,37,39を設け、軸受内に適正な油膜圧力分布を
生起させるようにした。 【効果】軸受内における冷媒ガスの発泡現象が防止でき
るので、軸受の損傷のない耐荷重性の高いスクロール流
体機械の給油装置を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍空調用などの冷媒圧
縮機,膨張機あるいは流体ポンプ等に用いられるスクロ
ール流体機械に係り、特に、その軸受給油装置に関す
る。
縮機,膨張機あるいは流体ポンプ等に用いられるスクロ
ール流体機械に係り、特に、その軸受給油装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の給油装置を備えたスクロー
ル流体機械の縦断面図を示す(特開昭57−76201 号公
報)。図5において、2は固定スクロール、3は旋回ス
クロールであり、固定スクロール2と旋回スクロール3
にはそれぞれ円板状の鏡板4,5とこれに直立して形成
された渦巻状のラップ6,7とを備え、互いに対向して
噛み合わせられ、これらは吸入ポート16及び吐出ポー
ト18を有するチャンバ1の内部に納められている。旋
回スクロール3にはその背面側に円筒状のすべり軸受8
が装着されており、このすべり軸受8はクランクシャフ
ト9のシャフト部9aの中心に対して偏心しているクラ
ンク部9bが遊嵌されている。クランクシャフト9のシ
ャフト部9aはフレーム10に装着された上部すべり軸
受11及び下部すべり軸受12によって支承されてい
る。軸受11,12への給油は、吐出圧と同じ圧力とな
っているチャンバ1の底部の高圧の圧力と、フレーム1
0,細孔32及び旋回スクロール3で形成される背圧室
25の中間の圧力との圧力差により、クランクシャフト
9内に穿設された給油路19を上昇し、給油路19に通
じる給油孔33及び26、さらに、クランクシャフト9
の外表面において軸方向に設けた給油溝34及び27に
より供給される。また、給油路19を上昇した油はクラ
ンクシャフト9の最上端の上部にある油室20へ流入
し、次いでクランク部9bの外表面に軸方向に欠設して
設けた軸受潤滑のための給油溝21に流入し、旋回スク
ロールのすべり軸受8を潤滑する。すべり軸受8を潤滑
した油はすべり軸受8の下部に一体に成形したスラスト
軸受24を、上部すべり軸受11を潤滑した油はすべり
軸受11の下部に一体に成形したスラスト軸受29をそ
れぞれ潤滑した後、背圧室25に排出される。また、上
部すべり軸受11から排出された油の一部及び下部すべ
り軸受12から排出された油の一部は排油孔31をとお
してチャンバ1に排出される。なお、各軸受に供給され
る油は冷媒ガスが溶解している冷媒混合油である。
ル流体機械の縦断面図を示す(特開昭57−76201 号公
報)。図5において、2は固定スクロール、3は旋回ス
クロールであり、固定スクロール2と旋回スクロール3
にはそれぞれ円板状の鏡板4,5とこれに直立して形成
された渦巻状のラップ6,7とを備え、互いに対向して
噛み合わせられ、これらは吸入ポート16及び吐出ポー
ト18を有するチャンバ1の内部に納められている。旋
回スクロール3にはその背面側に円筒状のすべり軸受8
が装着されており、このすべり軸受8はクランクシャフ
ト9のシャフト部9aの中心に対して偏心しているクラ
ンク部9bが遊嵌されている。クランクシャフト9のシ
ャフト部9aはフレーム10に装着された上部すべり軸
受11及び下部すべり軸受12によって支承されてい
る。軸受11,12への給油は、吐出圧と同じ圧力とな
っているチャンバ1の底部の高圧の圧力と、フレーム1
0,細孔32及び旋回スクロール3で形成される背圧室
25の中間の圧力との圧力差により、クランクシャフト
9内に穿設された給油路19を上昇し、給油路19に通
じる給油孔33及び26、さらに、クランクシャフト9
の外表面において軸方向に設けた給油溝34及び27に
より供給される。また、給油路19を上昇した油はクラ
ンクシャフト9の最上端の上部にある油室20へ流入
し、次いでクランク部9bの外表面に軸方向に欠設して
設けた軸受潤滑のための給油溝21に流入し、旋回スク
ロールのすべり軸受8を潤滑する。すべり軸受8を潤滑
した油はすべり軸受8の下部に一体に成形したスラスト
軸受24を、上部すべり軸受11を潤滑した油はすべり
軸受11の下部に一体に成形したスラスト軸受29をそ
れぞれ潤滑した後、背圧室25に排出される。また、上
部すべり軸受11から排出された油の一部及び下部すべ
り軸受12から排出された油の一部は排油孔31をとお
してチャンバ1に排出される。なお、各軸受に供給され
る油は冷媒ガスが溶解している冷媒混合油である。
【0003】クランクシャフト9はモータ13により回
転駆動される。クランクシャフト9の回転により、旋回
スクロール3はオルダムリング14とオルダムキー15
により、自転のない旋回運動をする。この運動により、
吸入ポート16から吸入したガスは旋回スクロール3と
固定スクロール2との内部で圧縮され、吐出ポート18
から吐出される。この場合、流体の圧縮作用によるガス
力がクランク部9a及びクランクシャフト9を介して各
軸受8,11,12に作用する。この場合、各軸受はク
ランクシャフトに同期して回転する一定の荷重を受け
る。このため、各軸受8,11,12に給油・潤滑する
ためのクランクシャフト9の表面に設けた軸方向溝2
1,27,34の角位置は、給油された油が速やかに負
荷面に引き込まれるように最大荷重の方向より90°程
度の進み位置に設けられている。
転駆動される。クランクシャフト9の回転により、旋回
スクロール3はオルダムリング14とオルダムキー15
により、自転のない旋回運動をする。この運動により、
吸入ポート16から吸入したガスは旋回スクロール3と
固定スクロール2との内部で圧縮され、吐出ポート18
から吐出される。この場合、流体の圧縮作用によるガス
力がクランク部9a及びクランクシャフト9を介して各
軸受8,11,12に作用する。この場合、各軸受はク
ランクシャフトに同期して回転する一定の荷重を受け
る。このため、各軸受8,11,12に給油・潤滑する
ためのクランクシャフト9の表面に設けた軸方向溝2
1,27,34の角位置は、給油された油が速やかに負
荷面に引き込まれるように最大荷重の方向より90°程
度の進み位置に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、軸
受内においてシャフト9の表面に設けられた軸方向給油
溝21,27,34に給油された高圧の油は、軸受すき
ま内で急激に開放されて減圧されるので、油中に溶解さ
れていた冷媒ガスが一挙に発泡して、低圧力帯域では油
に溶解していた冷媒ガスが発泡してそれが軸の回転に伴
って軸受内に広がり、したがって軸受は油切れと同じ状
態となり、このためすべり軸受内の油膜圧力の生成が著
しく阻害され、軸受の負荷能力が著しく低下し、軸受が
損傷を受けるという問題点があった。
受内においてシャフト9の表面に設けられた軸方向給油
溝21,27,34に給油された高圧の油は、軸受すき
ま内で急激に開放されて減圧されるので、油中に溶解さ
れていた冷媒ガスが一挙に発泡して、低圧力帯域では油
に溶解していた冷媒ガスが発泡してそれが軸の回転に伴
って軸受内に広がり、したがって軸受は油切れと同じ状
態となり、このためすべり軸受内の油膜圧力の生成が著
しく阻害され、軸受の負荷能力が著しく低下し、軸受が
損傷を受けるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、軸受内に常に適正な油膜
圧力を発生させ、軸受の損傷を防止することができるス
クロール流体機械の給油装置を提供することにある。
圧力を発生させ、軸受の損傷を防止することができるス
クロール流体機械の給油装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明は軸受潤滑のための給油溝の流路内に抵抗
部を設けること、つまり給油圧力の急激な低下による冷
媒ガスの発泡を防止するための圧力低下抑制手段を設け
たことを特徴としている。
めに、本発明は軸受潤滑のための給油溝の流路内に抵抗
部を設けること、つまり給油圧力の急激な低下による冷
媒ガスの発泡を防止するための圧力低下抑制手段を設け
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、軸受内の給油圧力の急激な低
下を抑制することができるので、軸受内での冷媒ガスの
発泡が防止され、したがって軸受内全周にわたって油が
十分に供給されて必要な油膜厚さが確保でき、軸受の損
傷を防止することができる。このため耐荷重性の高い軸
受で回転軸を支承することができる。
下を抑制することができるので、軸受内での冷媒ガスの
発泡が防止され、したがって軸受内全周にわたって油が
十分に供給されて必要な油膜厚さが確保でき、軸受の損
傷を防止することができる。このため耐荷重性の高い軸
受で回転軸を支承することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
より説明する。
より説明する。
【0009】図1及び図2において、シャフト部9aと
偏心軸であるスクロール部9bとからなるスクロールシ
ャフト9は、シャフト部9aがモータで回転駆動を受け
てスクロール部9bとこれにすべり軸受8を介して固着
されている旋回スクロール3とを固定スクロール2に対
し旋回運動をさせる。スクロールシャフト9はすべり軸
受8,上部すべり軸受11及び下部すべり軸受12によ
り支承されている。35,37,39は各すべり軸受
8,11及び12に潤滑油を供給するための軸外表面に
欠設して設けられた軸方向給油溝であり、減圧防止のた
めにくの字型に形成されている。各給油溝35,37,
39は各すべり軸受8,11,12に作用する流体力の
位置より回転方向に90°程度進んだ角位置に設けられ
ており、したがってすべり軸受8に対する給油溝35と
下部すべり軸受12に対する給油溝39とは同相角位置
にあり、軸受11に対する給油溝37は逆相角位置にあ
る。
偏心軸であるスクロール部9bとからなるスクロールシ
ャフト9は、シャフト部9aがモータで回転駆動を受け
てスクロール部9bとこれにすべり軸受8を介して固着
されている旋回スクロール3とを固定スクロール2に対
し旋回運動をさせる。スクロールシャフト9はすべり軸
受8,上部すべり軸受11及び下部すべり軸受12によ
り支承されている。35,37,39は各すべり軸受
8,11及び12に潤滑油を供給するための軸外表面に
欠設して設けられた軸方向給油溝であり、減圧防止のた
めにくの字型に形成されている。各給油溝35,37,
39は各すべり軸受8,11,12に作用する流体力の
位置より回転方向に90°程度進んだ角位置に設けられ
ており、したがってすべり軸受8に対する給油溝35と
下部すべり軸受12に対する給油溝39とは同相角位置
にあり、軸受11に対する給油溝37は逆相角位置にあ
る。
【0010】給油溝37,39への給油はクランクシャ
フト9内に穿設された給油路19から給油孔26と33
をそれぞれ通して行われる。また、旋回するすべり軸受
8に対応するクランク部の給油溝35への給油は、クラ
ンクシャフト9内の給油路19からすべり軸受8の上部
の油室20に入った油を給油溝35の上方より入れるこ
とにより行われる。この場合、油にはスクロール流体機
械のために冷媒ガスが多く溶解されており、したがって
各軸受には多量の冷媒ガスを含んだ冷媒混合油が供給さ
れる。
フト9内に穿設された給油路19から給油孔26と33
をそれぞれ通して行われる。また、旋回するすべり軸受
8に対応するクランク部の給油溝35への給油は、クラ
ンクシャフト9内の給油路19からすべり軸受8の上部
の油室20に入った油を給油溝35の上方より入れるこ
とにより行われる。この場合、油にはスクロール流体機
械のために冷媒ガスが多く溶解されており、したがって
各軸受には多量の冷媒ガスを含んだ冷媒混合油が供給さ
れる。
【0011】このような構成において、いま軸が回転
し、シャフト部9aと偏心軸であるスクロール部9bと
からなるスクロールシャフト9が、シャフト部9aでモ
ータで回転駆動を受け、スクロール部9bとこれにすべ
り軸受8を介して固着されている旋回スクロール3が固
定スクロール2に対し旋回運動をして吸入流体を圧縮す
ると、スクロールシャフト9には旋回スクロール3を介
して流体の圧縮作用による力が加わる。このため、スク
ロールシャフト9を支承しているすべり軸受8,上部す
べり軸受11及び下部すべり軸受12には荷重が加わ
る。これらの力はクランクシャフト9と同期して回転す
る一定荷重であるため、クランクシャフト9に加わる力
の角位置は変化しない。このため、これらの力の作用位
置に対し常に回転方向に90°程度進んだ角位置にある
給油溝35,37,39に対し、荷重に対応した最適な
油膜圧力を発生させるべく冷媒混合油が供給される。こ
の場合、給油溝35,37,39の油の流路がくの字状
に曲がっているので、曲がり部では油の流れに対して抵
抗部を形成しており、へリングボーン軸受と同様な効果
を示す。したがって給油溝に入った油の圧力は給油圧よ
り上昇し、このため急激な減圧による油中での冷媒ガス
の発泡が起こらない。
し、シャフト部9aと偏心軸であるスクロール部9bと
からなるスクロールシャフト9が、シャフト部9aでモ
ータで回転駆動を受け、スクロール部9bとこれにすべ
り軸受8を介して固着されている旋回スクロール3が固
定スクロール2に対し旋回運動をして吸入流体を圧縮す
ると、スクロールシャフト9には旋回スクロール3を介
して流体の圧縮作用による力が加わる。このため、スク
ロールシャフト9を支承しているすべり軸受8,上部す
べり軸受11及び下部すべり軸受12には荷重が加わ
る。これらの力はクランクシャフト9と同期して回転す
る一定荷重であるため、クランクシャフト9に加わる力
の角位置は変化しない。このため、これらの力の作用位
置に対し常に回転方向に90°程度進んだ角位置にある
給油溝35,37,39に対し、荷重に対応した最適な
油膜圧力を発生させるべく冷媒混合油が供給される。こ
の場合、給油溝35,37,39の油の流路がくの字状
に曲がっているので、曲がり部では油の流れに対して抵
抗部を形成しており、へリングボーン軸受と同様な効果
を示す。したがって給油溝に入った油の圧力は給油圧よ
り上昇し、このため急激な減圧による油中での冷媒ガス
の発泡が起こらない。
【0012】本発明によれば、クランクシャフトに設け
たくの字型給油溝によりすべり軸受内における冷媒ガス
の発泡現象が防止できるので、軸受内における油膜圧力
生成が十分に行われ軸受の耐荷重性つまり負荷能力を著
しく高める効果が得られる。図3は本発明の第二の実施
例をすべり軸受8に対し示したものである。本発明が第
一の実施例と異なるところは、クランク部9bの軸方向
の軸受潤滑用のくの字型給油溝35の代わりに、圧力を
抑制する手段として軸方向の軸受給油溝の流路に堰状の
段部41を備えた段付き給油溝40を欠設して設けたこ
とである。この場合には、給油溝40の油の流路の途中
に流路の断面積が小さくなる堰状の段部41があるの
で、給油溝40に入った混合油の流れに対して堰状の段
部41では抵抗部が形成されており、したがって給油溝
40に入った油の圧力の急激な低下がなく、このため急
激な減圧による油中での冷媒ガスの発泡が起こらない。
たくの字型給油溝によりすべり軸受内における冷媒ガス
の発泡現象が防止できるので、軸受内における油膜圧力
生成が十分に行われ軸受の耐荷重性つまり負荷能力を著
しく高める効果が得られる。図3は本発明の第二の実施
例をすべり軸受8に対し示したものである。本発明が第
一の実施例と異なるところは、クランク部9bの軸方向
の軸受潤滑用のくの字型給油溝35の代わりに、圧力を
抑制する手段として軸方向の軸受給油溝の流路に堰状の
段部41を備えた段付き給油溝40を欠設して設けたこ
とである。この場合には、給油溝40の油の流路の途中
に流路の断面積が小さくなる堰状の段部41があるの
で、給油溝40に入った混合油の流れに対して堰状の段
部41では抵抗部が形成されており、したがって給油溝
40に入った油の圧力の急激な低下がなく、このため急
激な減圧による油中での冷媒ガスの発泡が起こらない。
【0013】本発明によれば、クランクシャフトに設け
た堰状の段部41をもつ給油溝40により、すべり軸受
内における冷媒ガスの発泡現象が防止できるので、軸受
内における油膜圧力生成が十分に行われ軸受の耐荷重性
つまり負荷能力を著しく高める第一の発明と同じ効果が
得られ、さらにより簡単な構造で実現させ得るという効
果がある。
た堰状の段部41をもつ給油溝40により、すべり軸受
内における冷媒ガスの発泡現象が防止できるので、軸受
内における油膜圧力生成が十分に行われ軸受の耐荷重性
つまり負荷能力を著しく高める第一の発明と同じ効果が
得られ、さらにより簡単な構造で実現させ得るという効
果がある。
【0014】図4は本発明の第三の実施例をすべり軸受
8に対し示したものである。本発明が前述した第一の実
施例と異なるところは、クランク部9bの軸方向の軸受
潤滑用のくの字型給油溝35の代わりに、圧力を抑制す
る手段としてクランク部9bの回転に伴い給油溝がポン
プ作用が発生するように軸線に対し傾斜させた流路を有
する軸受給油溝42を欠設して設けたことである。図4
において、給油路19を介して上方から供給された混合
油は傾斜給油溝42に入るが、クランク部9bの回転と
傾斜溝42の傾斜方向にもとづき傾斜溝42内の混合油
を上方に押し出そうとするポンプ作用により、混合油が
給油溝42の下方への流入に対して抵抗作用をする。し
たがって、給油溝42に入った油の圧力の急激な低下が
なく、このため急激な減圧による油中での冷媒ガスの発
泡が起こらない。なお、上・下部すべり軸受11,12
の場合には、図5のように混合油が給油孔26,33に
より給油溝27,34の下方部から供給されるので、傾
斜溝によるポンプ作用を下方に吐出するように傾斜溝の
傾斜方向を設定する。つまり、図4の傾斜給油溝42と
は逆の方向に設定する必要がある。
8に対し示したものである。本発明が前述した第一の実
施例と異なるところは、クランク部9bの軸方向の軸受
潤滑用のくの字型給油溝35の代わりに、圧力を抑制す
る手段としてクランク部9bの回転に伴い給油溝がポン
プ作用が発生するように軸線に対し傾斜させた流路を有
する軸受給油溝42を欠設して設けたことである。図4
において、給油路19を介して上方から供給された混合
油は傾斜給油溝42に入るが、クランク部9bの回転と
傾斜溝42の傾斜方向にもとづき傾斜溝42内の混合油
を上方に押し出そうとするポンプ作用により、混合油が
給油溝42の下方への流入に対して抵抗作用をする。し
たがって、給油溝42に入った油の圧力の急激な低下が
なく、このため急激な減圧による油中での冷媒ガスの発
泡が起こらない。なお、上・下部すべり軸受11,12
の場合には、図5のように混合油が給油孔26,33に
より給油溝27,34の下方部から供給されるので、傾
斜溝によるポンプ作用を下方に吐出するように傾斜溝の
傾斜方向を設定する。つまり、図4の傾斜給油溝42と
は逆の方向に設定する必要がある。
【0015】本実施例によれば、クランクシャフトに設
けたポンプ作用を生成する傾斜給油溝42により、すべ
り軸受内における冷媒ガスの発泡現象が防止できるの
で、軸受内における油膜圧力生成が十分に行われ軸受の
耐荷重性つまり負荷能力を著しく高める第一及び第二の
発明と同じ効果が得られ、さらに簡単な構造で実現させ
得るという効果がある。
けたポンプ作用を生成する傾斜給油溝42により、すべ
り軸受内における冷媒ガスの発泡現象が防止できるの
で、軸受内における油膜圧力生成が十分に行われ軸受の
耐荷重性つまり負荷能力を著しく高める第一及び第二の
発明と同じ効果が得られ、さらに簡単な構造で実現させ
得るという効果がある。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、軸受内に発生する冷媒
ガスの発泡を防止することができるので、軸受の損傷を
防止できる耐荷重性の高い軸受を提供することができ
る。
ガスの発泡を防止することができるので、軸受の損傷を
防止できる耐荷重性の高い軸受を提供することができ
る。
【図1】本発明の給油装置の一実施例を備えたクランク
シャフト部分を拡大して示す縦断面図。
シャフト部分を拡大して示す縦断面図。
【図2】本発明の給油装置の一実施例をクランク部に適
用した場合を示す一部切開斜視図。
用した場合を示す一部切開斜視図。
【図3】本発明の給油装置の第二の実施例をクランク部
に適用した場合を示す一部切開斜視図。
に適用した場合を示す一部切開斜視図。
【図4】本発明の給油装置の第三の実施例をクランク部
に適用した場合を示す一部切開斜視図。
に適用した場合を示す一部切開斜視図。
【図5】従来のスクロール流体機械の縦断面図。
2…固定スクロール、3…旋回スクロール、8…すべり
軸受、9…クランクシャフト、11,12…上部、下部
すべり軸受、19…給油路、35,37,39…くの字
型給油溝、40…段付き給油溝。
軸受、9…クランクシャフト、11,12…上部、下部
すべり軸受、19…給油路、35,37,39…くの字
型給油溝、40…段付き給油溝。
Claims (4)
- 【請求項1】渦巻状の歯を有する固定スクロールと、前
記固定スクロールに対向し、かつ、噛み合わされた旋回
スクロールの背面に結合された円筒型のすべり軸受に遊
嵌されたクランクシャフトのクランク部と、フレームに
固着された軸受で支承された前記クランクシャフトのシ
ャフト部と、前記クランクシャフトを回転駆動する駆動
モータと、前記クランクシャフト及びクランク部の中心
部分に穿設された給油路を備え、前記クランク部の端面
空間及びシャフト部の半径方向に設けた給油孔を通して
それぞれ前記クランクシャフト内の流体力によつて生じ
る半径方向荷重の作用線に対応した角位置に設けた軸方
向給油溝に冷媒の溶解した潤滑油を供給する装置におい
て、軸受潤滑のための給油溝に、給油圧力の急激な低下
による冷媒発泡を防止するための圧力低下抑制手段を設
けたことを特徴とするスクロール流体機械の軸受給油装
置。 - 【請求項2】請求項1において、前記圧力低下抑制手段
として軸方向の軸受給油溝の流路をくの字状に設けてな
るスクロール流体機械の軸受給油装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記圧力低下抑制手段
として軸方向の軸受給油溝の流路に堰状の段部を設けた
スクロール流体機械の軸受給油装置。 - 【請求項4】請求項1において、前記圧力低下抑制手段
として軸受給油溝の流路をシャフトの回転によりポンプ
作用をする軸線に対し斜めの軸受給油溝とし、前記軸受
給油溝に連結する油溜めの環状溝を設けたスクロール流
体機械の軸受給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150109A JPH0712068A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スクロール流体機械の軸受給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150109A JPH0712068A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スクロール流体機械の軸受給油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712068A true JPH0712068A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15489693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5150109A Pending JPH0712068A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | スクロール流体機械の軸受給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712068A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150109A patent/JPH0712068A/ja active Pending
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