JPH07122018A - 磁気ディスク及びその製造方法 - Google Patents

磁気ディスク及びその製造方法

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JPH07122018A
JPH07122018A JP28869793A JP28869793A JPH07122018A JP H07122018 A JPH07122018 A JP H07122018A JP 28869793 A JP28869793 A JP 28869793A JP 28869793 A JP28869793 A JP 28869793A JP H07122018 A JPH07122018 A JP H07122018A
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Japan
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magnetic
head
magnetic disk
track
film
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JP28869793A
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Noboru Kawai
登 川合
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度で且つヘッドの走行性の良好な磁気デ
ィスクを提供する。 【構成】 非磁性基板4上に同心円状又は螺旋状のトラ
ック部1を形成し、トラック1の間に非磁性膜の非トラ
ック部2を形成した磁気ディスクにおいて、トラック部
1より突出した断面矩形の非磁性体の突状部3をその表
面積の総和が非磁性基板4の表面積の1/102〜1/
105の割合で非トラック部2に均一に分布するように
設けた磁気ディスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスクに係り、特
にその磁性膜をトラック毎に分離した高密度磁気ディス
ク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクの記録密度向上の一
手段として、磁気ディスクの磁性膜をトラックごとに分
離する方法が特開昭62−256225号公報(公知例
1)や米国特許4912585号(公知例2)等に開示
されている。この方法によれば、磁気ヘッドが位置ずれ
を起こした場合に信号雑音比(S/N)が均一な磁性膜
より有利となるため、トラック密度を大きくして記録密
度を上げることができるのである。
【0003】一方、磁気ヘッドの磁気ディスクへの吸着
を防止して、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの走行性
を改善する方法として、磁気ディスクの表面に凹凸を形
成する方法が行われている。例えば本願出願人は先に、
エッチングを利用して凹凸を形成する方法を特開平3−
173917号公報(公知例3)において提案した。こ
の方法によれば、磁気ヘッドの走行信頼性は極めて高い
ものとなる。また、これら2つの特性、すなわち記録密
度の向上と磁気ヘッドの走行信頼性の向上とを満たす方
法として、磁性膜をトラックごとに非磁性膜で分離し、
かつ非磁性膜は磁性膜より突出させ凹凸を形成する方法
が、例えば特開平1−279421号公報(公知例4)
や特開平4−89616号公報(公知例5)に開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知例1及び公知例2はヘッドの走行信頼性に関して十分
な配慮がなされていなく、また公知例3は記録密度の向
上、特にヘッドの位置ずれに関して有効な手段が取られ
ていない。そして、公知例4及び公知例5は記録密度の
向上と磁気ヘッドの走行信頼性の向上という両特性を満
たすものとされているが、ヘッドの走行信頼性に深く関
わるヘッドと接触する突出部の面積が規定されておら
ず、ヘッドの走行信頼性に対して磁気ディスクの構成が
不十分である。本発明の目的は、記録密度が高く、ヘッ
ドの走行信頼性の極めて良好な磁気ディスクを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「非
磁性基板上に直接又は下地層を介して、同心円状又は螺
旋状のトラック部を磁性体薄膜で形成し、それぞれのト
ラックの間に非磁性膜の非トラック部が形成された磁気
ディスクにおいて、該トラック部より突出した断面矩形
の非磁性体の突状部をその表面積の総和が該非磁性基板
の表面積の1/102〜1/105の割合で該非トラック
部に均一に分布するように設けたことを特徴とする磁気
ディスク。」を提供するものであり、
【0006】請求項2に係る発明は、「該磁性体薄膜の
該トラック部と該突状部を含む該非トラック部の表面を
覆って保護膜が形成されたことを特徴とする請求項1記
載の磁気ディスク。」を提供するものであり、
【0007】請求項3に係る発明は、「少なくとも該非
磁性基板の該非トラック部となるべき領域に非磁性体の
突状部を形成する第1の工程と、該非磁性基板の該トラ
ック部となるべき領域に磁性薄膜を形成する第2の工程
とからなることを特徴とする請求項1記載の磁気ディス
クの製造方法。」を提供するものである。
【0008】
【作用】上記本発明の構成によれば、同心円状又は螺旋
状の磁性体薄膜トラック部を設けることにより、ヘッド
の位置ずれが生じた際の信号雑音比の劣化が少なくな
る。これは、磁性体薄膜をトラック毎に分離すること
で、磁性体薄膜が連続均一に形成されている場合に比
べ、隣接する記録信号トラック間の磁気的相互作用が小
さくなるため、トラック間の間隔を小さくしても記録信
号の減磁が起こりにくく、隣接する記録トラックの影響
による再生ノイズが小さくなるからである。従って、ヘ
ッドが位置ずれを起こした際の信号雑音比の低下を、磁
性体薄膜を連続均一に形成されている場合に比べて少な
くでき、よりトラック間隔の小さい高記録密度の磁気デ
ィスクが可能となる。
【0009】また、ヘッドの走行信頼性は、ヘッドと磁
気ディスクが実際に接触する面積に深く関わり、この接
触面積によりヘッドと磁気ディスクの摩擦力は大きく影
響を受けるが、非磁性体の突状部をその表面積の総和が
非磁性基板の表面積の1/102〜1/105の割合とな
るように形成することによってヘッドの高い走行信頼性
が得られるのである。更にまた、この突状部は、非トラ
ック部のみに限定して設けられるため、磁性薄膜が形成
されたトラック部は、一様な面とされるため再生信号エ
ラーの発生確率が高くなることがない。すなわち、先に
公知例3として示した磁気ディスクのように、磁性薄膜
が形成された面に一様に突状部が形成されている場合に
は、その突状部が磁性体薄膜トラック部にあると該突状
部の部分においてヘッドとの間隔が近くなり、レベルの
高すぎる再生信号が得られて再生信号エラーとなる確率
が高くなるが、本発明の構成では、このような問題を生
ずることもない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明に係る磁気ディスクの部分
拡大図であり、図2は、図1におけるA−B断面を模式
的に示す拡大断面図である。また、図3乃至図13は、
本発明に係る磁気ディスクの各製造工程における磁気デ
ィスクの断面を模式的に示す図である。以下のようにし
て本発明の実施例である磁気ディスクを製造した。同心
円状に分離された磁性体薄膜トラック部1と磁性体薄膜
トラック間の非トラック部2の一部に形成された突状部
3は、次のようにして作製した。先ず、その表面が鏡面
研磨された(平均粗さRa0.001μm以下)ソーダ
石灰ガラス基板4にネガ型フォトレジスト層5(東京応
化工業社製、ONNR−20)をスピンコート法により
0.4μm塗布形成する(図3)。次いで、フォトマス
ク6を通して紫外線を露光する(図4)。ここで、フォ
トマスク6には複数の開口部6aが形成さており、これ
ら複数の開口部6aは後に形成されるべき非トラック部
2に均一に分布するとともに、その面積の総和は、磁気
ディスクの記録再生部(磁性体薄膜トラック部1及び非
トラック部2)の面積の1/103となるようにした。
【0011】現像により未露光のフォトレジストを除去
した(図5)後、露出したガラス基板面をCF4 ガスで
ドライエッチングを行い(図6)、ウェット法でパター
ン状のフォトレジスト5を除去して磁気ディスク記録再
生部に対する面積比が1/103 、高さ0.100μm
の断面矩形の突起4aを有するガラス基板4を得た(図
7)。そして、断面矩形の突起4aを有するガラス基板
4の凹凸表面上に、スパッタ法により厚さ0.045μ
mのCr膜を下地層7として、厚さ0.07μmのCo
CrTaPt合金膜を磁性層8として順次形成する。そ
の後、磁性層8上にポジ型フォトレジスト層9(東京応
化工業社製、TSMR−V3)をスピンコート法により
0.5μm塗布形成する(図8)。そして、同心円状の
幅2μm、トラックピッチ4μmの開口部10aを有す
るフォトマスク10を、開口部10aが突起4aと重な
るように位置を合わせ、フォトマスク10を通して紫外
線を露光する(図9)。次いで、現像で露光したフォト
レジストを除去した(図10)後、Arガスでドライエ
ッチングを行い露出した磁性膜を除去し(図11)、ウ
ェット法で同心円状のレジスト9を除去して、分離した
磁性層8を形成する(図12)。ここで、ガラス基板4
表面上に形成した突起4aの高さと磁性層8の厚さによ
り、突起4aは分離した磁性層8の表面より0.03μ
m突出し、突起4aは非磁性体である断面矩形の構造と
なる。またこの際、突起4aの高さと磁性層8の厚さを
考慮すれば、磁性層8の表面からの突出量は自由にコン
トロール出来るものである。
【0012】これらの凹凸表面上にスパッタ法により厚
さ0.025μmのカーボン保護膜11を形成し、次い
でこの保護膜11上に厚さ0.003μmの潤滑層12
(モンテカチーニ社製、フォンブリンAM2001)を
塗布することによって(図13)、図1及び図2のよう
な本発明の実施例である磁気ディスクを得た。また、上
記フォトマスク6及び10は、例えば表面にCr薄膜、
ポジ型フォトレジスト膜を順次形成した石英ガラス基板
を回転し、このフォトレジスト膜上に上記フォトマスク
6及び10のパターン状の開口部にのみ照射されるよう
に信号変調したレーザビームを照射した後に、露光部の
フォトレジスト膜を溶解除去し、露出したCr薄膜をエ
ッチング除去することによって形成することができる。
【0013】次に、上記実施例とその特性を比較すべき
二つの比較例(比較例1,比較例2)について説明す
る。 (比較例1)断面構造が図14であるような比較例1の
磁気ディスクを作製した。その作製方法は、以下のよう
である。非磁性基板である表面が鏡面研磨された(平均
粗さRa0.001μm以下)ソ−ダ石灰ガラス基板1
3の表面にスパッタ法により厚さ0.045μmのCr
膜を下地層14として、厚さ0.07μmのCoCrT
aPt合金膜を磁性層15として、厚さ0.025μm
のカーボン膜を保護膜16として順次形成する。次いで
保護膜16上に、厚さ0.001μmの潤滑層17(モ
ンテカチーニ社製、フォンブリンAM2001)を塗布
することにより比較例1を作製した。
【0014】(比較例2)断面構造が図15であるよう
な比較例2の磁気ディスクを作製した。その作製方法は
図16(a)乃至図16(g)に示されるように、非磁
性基板である表面が鏡面研磨された(平均粗さRa0.
001μm以下)ソーダ石灰ガラス基板18上にポジ型
フォトレジスト層19(東京応化工業社製、TSMR−
V3)をスピンコート法により0.5μm塗布形成する
(図16a)。そして、同心円状の幅2μm、トラック
ピッチ4μmの開口部(20a)を有するフォトマスク
20を通して紫外線を露光し(図16b)、現像で露光
したフォトレジストを除去した(図16c)後、露出し
たガラス基板面をCF4 ガスでドライエッチングを行
い、深さ0.145μmの同心円状の溝18bを形成し
た(図16d)。この基板上に、厚さ0.045μmの
Cr膜を下地層21として、厚さ0.07μmのCoC
rTaPt合金膜を磁性層22としてスパッタ法により
形成した(図16e)後、ウェット法で同心円状のレジ
ストを除去した。その際、同心円状のレジストパターン
上のCr下地層と磁性層はレジストと同時に除去される
(図16f)。これによりガラス基板18表面に、同心
円状に形成された溝18bの内部にCr下地層21と磁
性層22が形成され、磁性層22より0.03μm突出
した非トラック部18aが形成された。この円板上に、
スパッタ法により厚さ0.025μmのカーボン膜を保
護膜24として形成した後、厚さ0.001μmの潤滑
層25(モンテカチーニ社製、フォンブリンAM200
1)を塗布することにより比較例2を作製した。
【0015】次に、本発明の実施例の磁気ディスクと比
較例1,比較例2の磁気ディスクとについての記録再生
特性及び磁気ヘッドの走行性の評価結果について説明す
る。 (a)記録再生特性の評価 上記実施例及び比較例1,2の磁気ディスクにつき、薄
膜磁気ヘッドと組合せて磁気ディスク装置を構成し、以
下のようにして記録再生特性の評価を行った。先ず、実
施例及び比較例2のディスクを円周状に分離した磁性膜
トラックの中心がスピンドル回転軸の中心に合うよう固
定し、ディスクを回転させ、トラック幅3μmの薄膜磁
気ヘッドのトラック中心がディスク磁性膜トラックの中
心に合うようヘッドを位置決めし、3.5MHzの信号
の記録を行った。次に、これに隣接する磁性膜トラック
の中心が磁気ヘッドのトラックの中心と合うようヘッド
を位置決めし、5MHzの信号の記録を行う。この後、
再度3.5MHzの信号を記録したトラックにヘッドを
移動させ、再生出力,S/Nを測定した。
【0016】また更に、ヘッドが位置ずれを起こした場
合の測定として、次のような測定を行った。上述したよ
うに、3.5MHzの信号を再生測定した後、隣接する
5MHzの信号を記録したトラック側に0.5μmヘッ
ドを移動し、3.5MHzの信号の再生出力とS/Nを
測定した。また、比較例1についてはディスクを回転ス
ピンドルに固定して回転させ、実施例及び比較例2の記
録再生特性の測定で使用したヘッドを用い、3.5MH
zの信号を記録し、トラックピッチが4μmとなるよう
隣接部にヘッドを移動し、5MHzの信号の記録を行っ
た。尚ここで、トラックピッチを4μmとしたのは、実
施例及び比較例2とトラックピッチを合わせ、比較する
ためである。5MHzの信号を記録した後、3.5MH
zで記録したトラックに再度ヘッドを移動し、その再生
出力とS/Nを測定した。また、ヘッドの位置ずれを起
こした場合の測定として、隣接する5MHzの信号を記
録したトラック側に0.5μmヘッドを移動させ、3.
5MHzの信号の再生出力とS/Nを測定した。
【0017】以上の測定結果をまとめると表1となっ
た。表1の結果から明らかなように、分離した磁性膜ト
ラックを有する実施例及び比較例2はヘッドの位置ずれ
に対して、出力及びS/Nの劣化がほとんど観察されな
かったが、連続した均一の磁性膜を有する比較例1はヘ
ッドが位置ずれをした場合、出力,S/Nとも劣化をし
た。このように分離した磁性膜トラックを有する場合、
分離した磁性膜トラックの幅より大きいトラック幅のヘ
ッドを用いることにより、ヘッドの位置ずれに対して記
録再生特性の劣化が少なく、記録密度を高くする場合に
有利であることが分かる。
【0018】尚、分離したトラック幅,トラックピッ
チ,ヘッドのトラック幅により、ヘッドが位置ずれを起
こした場合の記録再生特性は影響を受けるが、それらを
適宜選択することにより、位置ずれ量にもよるが上記の
ようにヘッドの位置ずれに対して有効であり、分離した
磁性膜を有する磁気記録媒体は磁性膜トラック間の磁気
的相互作用が少ないため、記録密度を高くすることに適
している。
【表1】
【0019】(b)磁気ヘッドの走行性評価 上記実施例及び比較例1,2の磁気ディスクにつき、磁
気ヘッドの磁気ディスクに対するヘッド圧2.9g/m
2、 線速度6.4m/secとして、Al23−Ti
Cヘッドを使用して50000回までのCSS(コンタ
クト・スタート・ストップ)テストを行い、第2表の結
果を得た。
【表2】
【0020】第2表の結果から明らかなように、比較例
1及び比較例2はCSSテスト初期の静摩擦係数及び動
摩擦係数が高く、CSS500回までにヘッドとディス
クの吸着現象が発生し、磁気ヘッドの走行性は良くな
い。これに対し、実施例のように分離した磁性体薄膜表
面より突出した断面矩形の非磁性体の突状部3を有し、
かつその突状部3の表面積の総和がが非磁性基板の表面
積の1/103 の割合で均一に分布している磁気ディス
クは、CSSテスト初期及び50000回後の静摩擦係
数及び動摩擦係数が低く、極めて良好なヘッド走行信頼
性を有することが分かる。
【0021】尚、非磁性基板の表面積に対する突状部3
の面積の総和の比率と磁気ヘッドの走行性との関係を見
るために、当該比率のみを変えて上述した実施例と同様
に作成した磁気ディスクについてその平均動摩擦係数と
CSSの回数との関係について評価した。その結果を、
図17(a),(b)に示す。同図(a)において、非
磁性基板の表面積に対する突状部3の面積の総和の比率
が、□印でプロットした曲線は、2.2×10-3、+印
でプロットした曲線は、9.2×10-3、◇印でプロッ
トした曲線は、3.3×10-2、△印でプロットした曲
線は、6.5×10-2、であることをそれぞれ示す。ま
た同様に、同図(b)において、□印でプロットした曲
線は、8.8×10-6、+印でプロットした曲線は、
3.0×10-5、◇印でプロットした曲線は、1.1×
10-4、△印でプロットした曲線は、2.8×10-4
であることをそれぞれ示す。
【0022】同図(a)から分かるように、当該比率
が、3.3×10-2(◇印)、6.5×10-2(△印)
である磁気ディスクの平均動摩擦係数は、その初期値も
0.6又は0.9と大きく、CSS回数が増えるに従っ
て急激に増加している。これに対して、当該比率が2.
2×10-3(□印)、9.2×10-3(+印)である磁
気ディスクの平均動摩擦係数は、その初期値において
0.2又は0.4と比較的小さく30000回のCSS
の過程においてほぼ一定の値を示しており、ヘッドの走
行性が良好であることが分かる。また、同図(b)を参
照すると、当該比率が、2.8×10-4(△印)である
磁気ディスクの平均動摩擦係数はその初期値及び300
00回のCSS過程の何れにおいても0.2乃至0.1
5程度の小さな値を示すが、当該比率が更に小さくなる
と平均動摩擦係数は逆に増加し始め、当該比率が8.8
×10-6(□印)である磁気ディスクの平均動摩擦係数
は、15000回のCSS回数を越えたあたりから0.
4を越え、ヘッドの走行性が悪化し始めることが分か
る。従って、非磁性基板の表面積に対する突状部3の面
積の総和の比率は、大略1/102〜1/105の範囲に
おいて、ヘッドの走行性は良好なものであることが分か
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報が記録されるべきトラック部は、同心円状又は螺旋
状の磁性体薄膜で形成され、そのトラック間の非トラッ
ク部に、該トラック部より突出した断面矩形の非磁性体
の突状部を有し、かつその突状部の表面積の総和が非磁
性基板の表面積の1/102〜1/105の割合で均一に
分布した磁気ディスクであるため、従来にない優れた磁
気ヘッドの走行信頼性と、ヘッドの位置ずれに対して再
生出力やS/Nを損なうことなく、高い記録密度の磁気
ディスクが得られる。また、特にヘッドの低浮上化に対
応して、非磁性基板に表面粗さの小さい基板を使用した
場合には、磁気記録媒体の最表面に断面矩形の突状部が
形成されているので、磁気ヘッドの走行を繰り返しても
その走行性は初期とほとんど変わらずに優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスクの実施例を模式的に示す
部分拡大図である。
【図2】図1におけるA−B断面を模式的に示す拡大断
面図である。
【図3】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図4】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図5】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図6】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図7】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図8】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図9】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の説
明図である。
【図10】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の
説明図である。
【図11】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の
説明図である。
【図12】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の
説明図である。
【図13】本発明の磁気ディスクの実施例の製造工程の
説明図である。
【図14】本発明の磁気ディスクの実施例と比較すべき
第1の比較例を模式的に示す拡大断面図である。
【図15】本発明の磁気ディスクの実施例と比較すべき
第2の比較例を模式的に示す拡大断面図である。
【図16】第2の比較例の製造工程の説明図である。
【図17】平均動摩擦係数とCSSの回数との関係をプ
ロットしたグラフである。
【符号の説明】
1 トラック部 2 非トラック部 3 突状部 4 ソーダ石灰ガラス基板 5 ネガ型フォトレジスト層 6 フォトマスク 7 下地層 8 磁性層 9 ポジ型フォトレジスト層 10 フォトマスク 11 保護膜 12 潤滑層 13 ソ−ダ石灰ガラス基板 14 下地層 15 磁性層 16 保護膜 17 潤滑層 18 ソーダ石灰ガラス基板 19 ポジ型フォトレジスト層 20 フォトマスク 21 下地層 22 磁性層 24 保護膜 25 潤滑層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性基板上に直接又は下地層を介して、
    同心円状又は螺旋状のトラック部を磁性体薄膜で形成
    し、それぞれのトラックの間に非磁性膜の非トラック部
    が形成された磁気ディスクにおいて、 該トラック部より突出した断面矩形の非磁性体の突状部
    をその表面積の総和が該非磁性基板の表面積の1/10
    2〜1/105の割合で該非トラック部に均一に分布する
    ように設けたことを特徴とする磁気ディスク。
  2. 【請求項2】該磁性体薄膜の該トラック部と該突状部を
    含む該非トラック部の表面を覆って保護膜が形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク。
  3. 【請求項3】少なくとも該非磁性基板の該非トラック部
    となるべき領域に非磁性体の突状部を形成する第1の工
    程と、 該非磁性基板の該トラック部となるべき領域に磁性薄膜
    を形成する第2の工程とからなることを特徴とする請求
    項1記載の磁気ディスクの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099189A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Hitachi Ltd ドット構造体、磁気記録媒体およびそれらの製造方法
US8482880B2 (en) 2010-10-19 2013-07-09 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Patterned structure in a storage media

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