JPH07122224B2 - インクジェット染色用布帛の製造方法及びインクジェット染色方法 - Google Patents
インクジェット染色用布帛の製造方法及びインクジェット染色方法Info
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- JPH07122224B2 JPH07122224B2 JP3-518020A JP51802091A JPH07122224B2 JP H07122224 B2 JPH07122224 B2 JP H07122224B2 JP 51802091 A JP51802091 A JP 51802091A JP H07122224 B2 JPH07122224 B2 JP H07122224B2
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Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はインクジェット染色法に関し、布帛にインクの
滲みがなく、鮮明かつシャープな画像を付与するため
の、インクジェット用布帛の製造方法に関するものであ
る。
滲みがなく、鮮明かつシャープな画像を付与するため
の、インクジェット用布帛の製造方法に関するものであ
る。
背景技術
従来、布帛に図柄を形成する方法として、手捺染、ロー
ラ捺染、スクリーン捺染、転写捺染などが使用されてい
るが、いずれもあらかじめ図柄を形成したスクリーン、
彫刻ローラ、転写紙等を用意して行う方法である。しか
しながら、近年紙の印写分野ではインクジェットによる
印写方式が発達し、既に実用化されている。インクジェ
ット方式による図柄形成は、図柄読取機やコンピュータ
と組合わせることにより、時間と費用をかけることなく
作製可能である点で、繊維分野においても、注目を集
め、そのまま布帛類に適用する試みがなされている。
ラ捺染、スクリーン捺染、転写捺染などが使用されてい
るが、いずれもあらかじめ図柄を形成したスクリーン、
彫刻ローラ、転写紙等を用意して行う方法である。しか
しながら、近年紙の印写分野ではインクジェットによる
印写方式が発達し、既に実用化されている。インクジェ
ット方式による図柄形成は、図柄読取機やコンピュータ
と組合わせることにより、時間と費用をかけることなく
作製可能である点で、繊維分野においても、注目を集
め、そのまま布帛類に適用する試みがなされている。
この方法においては、布帛に繊細な画像を得るために滲
み防止が最も重要な課題となる。たとえば、下記の方法
が提案されている。
み防止が最も重要な課題となる。たとえば、下記の方法
が提案されている。
(1) 布帛に滲み防止のための前処理を行なう方法。
(2) インクに滲み防止のための添加剤を添加する方
法。
法。
(3) 前処理とインク添加剤の両者を用いる方法。
しかしながら、上記(2)や(3)のようにインクに滲
み防止のための添加剤を用いる方法は、滲み防止の効果
が大きくても、インク粘度の増大、粘着性アップ、不溶
成分の増大などから、インクの吐出性および信頼性の低
下を招くのである。
み防止のための添加剤を用いる方法は、滲み防止の効果
が大きくても、インク粘度の増大、粘着性アップ、不溶
成分の増大などから、インクの吐出性および信頼性の低
下を招くのである。
上記(1)の布帛の前処理については、インクの移動を
防ぐための撥水処理(特開昭60−99081)や、布帛の保
水性向上を目的とした水溶性高分子の処理(特開昭61−
55277、USP4,702,742)等がある。
防ぐための撥水処理(特開昭60−99081)や、布帛の保
水性向上を目的とした水溶性高分子の処理(特開昭61−
55277、USP4,702,742)等がある。
しかし、単に水溶性高分子水溶液を付与したのみでは、
インク1滴1滴の滲みは小さくなっても、短時間で吸収
しきれないため、他の色部分との境界で2色のインクが
接すると、滲みが発生し、シャープな得柄が得られない
のである。
インク1滴1滴の滲みは小さくなっても、短時間で吸収
しきれないため、他の色部分との境界で2色のインクが
接すると、滲みが発生し、シャープな得柄が得られない
のである。
そこで、さらに吸水性、保水性をあげるため、布帛中の
水溶性高分子の表面積が大きくなる処理方法が検討され
ている。特開平2−112489には、油中に微粒子状の水溶
性高分子を分散または乳化させた処理液を用いることが
記載されており、その前処理方法では水溶性高分子が微
粒子で布帛に付与されているので表面積が大きく、イン
クの滲みを良く止める事ができる。しかしながら、乾燥
後の布帛は水溶性高分子の微粒子をまぶした状態である
ため、水溶性高分子が布帛から脱落しやすく、滲み防止
の安定性を欠く。また、油系であるため、前処理装置の
洗浄が不便であった。本発明者らはこれらの問題点を解
決するため、種々鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
水溶性高分子の表面積が大きくなる処理方法が検討され
ている。特開平2−112489には、油中に微粒子状の水溶
性高分子を分散または乳化させた処理液を用いることが
記載されており、その前処理方法では水溶性高分子が微
粒子で布帛に付与されているので表面積が大きく、イン
クの滲みを良く止める事ができる。しかしながら、乾燥
後の布帛は水溶性高分子の微粒子をまぶした状態である
ため、水溶性高分子が布帛から脱落しやすく、滲み防止
の安定性を欠く。また、油系であるため、前処理装置の
洗浄が不便であった。本発明者らはこれらの問題点を解
決するため、種々鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
発明の開示
本発明では、水溶性高分子の水溶液に、水不溶性溶剤
を、分散、または乳化させたO/W型エマルジョン液を付
与し、乾燥した布帛にインクジェット染色することによ
り、鮮明で高品位の画像を実現する。すなわち、本発明
は、水系高分子溶液に水不溶性溶剤を分散または乳化さ
せてなる水系処理液を、布帛に付与し、乾燥させること
を特徴とするインクジェット染色用布帛の製造方法、及
びかかる方法で得られたインクジェット染色用布帛を用
いてインクジェットプリントを行い、発色工程を経た
後、布帛を洗浄することにより前処理剤を除去すること
を特徴とするインクジェット染色方法に関する。
を、分散、または乳化させたO/W型エマルジョン液を付
与し、乾燥した布帛にインクジェット染色することによ
り、鮮明で高品位の画像を実現する。すなわち、本発明
は、水系高分子溶液に水不溶性溶剤を分散または乳化さ
せてなる水系処理液を、布帛に付与し、乾燥させること
を特徴とするインクジェット染色用布帛の製造方法、及
びかかる方法で得られたインクジェット染色用布帛を用
いてインクジェットプリントを行い、発色工程を経た
後、布帛を洗浄することにより前処理剤を除去すること
を特徴とするインクジェット染色方法に関する。
図面の簡単な説明
第1図は実施例1で得た本発明法らよるインクジェット
染色用布帛の、第2図は比較例2で得られた布帛の表面
の状態をそれぞれ示す顕微鏡写真である。
染色用布帛の、第2図は比較例2で得られた布帛の表面
の状態をそれぞれ示す顕微鏡写真である。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、水溶性高分子が繊維間隙に毛羽状の橋かけ状
態で多数存在する布帛が、インクジェット染色の作業
性、均染性、滲み防止に極めて優れていることを究明し
て完成されたものである。かかる布帛は、水溶性高分子
の水溶液中に水不溶性溶剤を分散または乳化させたO/W
型エマルジョンを処理液として使用することにより得ら
れる。
態で多数存在する布帛が、インクジェット染色の作業
性、均染性、滲み防止に極めて優れていることを究明し
て完成されたものである。かかる布帛は、水溶性高分子
の水溶液中に水不溶性溶剤を分散または乳化させたO/W
型エマルジョンを処理液として使用することにより得ら
れる。
単に水溶性高分子が溶解してなる水溶液は、布帛に付与
して乾燥すると、乾燥工程において表面から水分が蒸発
するにしたがい粘度が増加して体積は減り、徐々に繊維
を引き寄せながら繊維束内部へ後退し、ついには繊維同
志を接着するかたちで繊維間隙を充填する固形物とな
る。このような状態の布帛は繊維の接着による硬化が大
きく、歪んだり、凹凸ができやすい問題がある。さらに
インクが付与された時に、同様の凹凸や歪みの発生が大
きくなり、均一にインクジェット染色することが難し
い。何よりも、インクが付与された時に水溶性高分子が
インクを吸収するより速く、束に固まった繊維表面にイ
ンクが拡散し、糸間を走っていくために多量の水溶性高
分子を付与しても滲みが止まりにくく、満足のいく品位
が得られなかった。
して乾燥すると、乾燥工程において表面から水分が蒸発
するにしたがい粘度が増加して体積は減り、徐々に繊維
を引き寄せながら繊維束内部へ後退し、ついには繊維同
志を接着するかたちで繊維間隙を充填する固形物とな
る。このような状態の布帛は繊維の接着による硬化が大
きく、歪んだり、凹凸ができやすい問題がある。さらに
インクが付与された時に、同様の凹凸や歪みの発生が大
きくなり、均一にインクジェット染色することが難し
い。何よりも、インクが付与された時に水溶性高分子が
インクを吸収するより速く、束に固まった繊維表面にイ
ンクが拡散し、糸間を走っていくために多量の水溶性高
分子を付与しても滲みが止まりにくく、満足のいく品位
が得られなかった。
これに対し、本発明は水溶性高分子水溶液に水不溶性溶
剤を分散または乳化させたO/W型エマルジョン処理液を
用いたことにより、このエマルジョンが、乾燥工程で水
溶性高分子被膜を荒らし流動性を失わせるという作用を
し、最終的に繊維間隙に多数の毛羽状の橋掛け状物を形
成する。事実、この前処理布帛を電子顕微鏡で観察する
と、乾燥した前処理剤が繊維間隙に一部が繊維に付着し
た長さ数ミクロンから数十ミクロンの毛羽状の橋掛け状
態として、多数確認される。
剤を分散または乳化させたO/W型エマルジョン処理液を
用いたことにより、このエマルジョンが、乾燥工程で水
溶性高分子被膜を荒らし流動性を失わせるという作用を
し、最終的に繊維間隙に多数の毛羽状の橋掛け状物を形
成する。事実、この前処理布帛を電子顕微鏡で観察する
と、乾燥した前処理剤が繊維間隙に一部が繊維に付着し
た長さ数ミクロンから数十ミクロンの毛羽状の橋掛け状
態として、多数確認される。
本発明の処理布帛では、乾燥した水溶性高分子の表面積
が非常に大きいため水溶性高分子が溶けやすく、しか
も、毛羽状であるために連続被膜とは異なり、インクが
表面にたまることなく布帛内部に吸収されやすいという
特徴を有する。また、乾燥した水溶性高分子は繊維間隙
に広く分散しているため、インクジェットインクを吸収
すると布帛構造内部で均一な色糊となり非常に均染性が
高い。
が非常に大きいため水溶性高分子が溶けやすく、しか
も、毛羽状であるために連続被膜とは異なり、インクが
表面にたまることなく布帛内部に吸収されやすいという
特徴を有する。また、乾燥した水溶性高分子は繊維間隙
に広く分散しているため、インクジェットインクを吸収
すると布帛構造内部で均一な色糊となり非常に均染性が
高い。
かかる特徴が、布帛上に付与されたインクを非常にすば
やく吸収、増粘させ、滲み防止効果を著しく高める優れ
た効果を発揮する。そのうえ、水溶性高分子による繊維
同志の接着が少ないため、風合が柔らかく扱いやすいと
いう特徴を有する。しかも、水溶性高分子は、溶液状態
で付与されるため、乾燥後、微小な毛羽状細片ではあっ
ても繊維から脱落しにくいという特徴も発揮する。
やく吸収、増粘させ、滲み防止効果を著しく高める優れ
た効果を発揮する。そのうえ、水溶性高分子による繊維
同志の接着が少ないため、風合が柔らかく扱いやすいと
いう特徴を有する。しかも、水溶性高分子は、溶液状態
で付与されるため、乾燥後、微小な毛羽状細片ではあっ
ても繊維から脱落しにくいという特徴も発揮する。
かかる特徴は、W/O型エマルジョンでは得られない。す
なわち、前述したように油中に水溶性高分子を分散また
は乳化させた液は、水溶性高分子は溶解しておらず、微
粒子として油中に分散、または、溶解しない程度の少量
の水と共に、油中に乳化されているので布帛への接着が
ほとんどなく、乾燥後、繊維表面に残留した微粒子は、
布帛から脱落することが多い。さらに、素材や染料にあ
わせて使用する水溶性高分子によっては、処理液自体の
安定性が悪く、粒子が沈降しやすいため布帛へのムラ付
きの原因となり、プリントの均染性、滲み防止の安定性
を下げる欠点があるものである。
なわち、前述したように油中に水溶性高分子を分散また
は乳化させた液は、水溶性高分子は溶解しておらず、微
粒子として油中に分散、または、溶解しない程度の少量
の水と共に、油中に乳化されているので布帛への接着が
ほとんどなく、乾燥後、繊維表面に残留した微粒子は、
布帛から脱落することが多い。さらに、素材や染料にあ
わせて使用する水溶性高分子によっては、処理液自体の
安定性が悪く、粒子が沈降しやすいため布帛へのムラ付
きの原因となり、プリントの均染性、滲み防止の安定性
を下げる欠点があるものである。
すなわち本発明は、水溶性高分子水溶液を連続相とし
て、その液中に5%以上の水不溶性溶剤が分散または乳
化した、O/W型エマルジョンの処理液を用いる点に特徴
を有するものであり、これによって初めて滲み防止性を
著しく改善することができたものである。
て、その液中に5%以上の水不溶性溶剤が分散または乳
化した、O/W型エマルジョンの処理液を用いる点に特徴
を有するものであり、これによって初めて滲み防止性を
著しく改善することができたものである。
第1図は、後述する実施例1で得た本発明のインクジェ
ット染色用布帛の表面を顕微鏡で拡大して観察したもの
で、この図から水溶性高分子の微小な毛羽状の橋掛け状
物を有する繊維の形状が明確に確認される。これに対
し、第2図では、比較例2で得た、水溶性高分子水溶液
で処理して乾燥させた布帛の表面は、該水溶性高分子に
よって繊維同志が接着されている状態が示されている。
ット染色用布帛の表面を顕微鏡で拡大して観察したもの
で、この図から水溶性高分子の微小な毛羽状の橋掛け状
物を有する繊維の形状が明確に確認される。これに対
し、第2図では、比較例2で得た、水溶性高分子水溶液
で処理して乾燥させた布帛の表面は、該水溶性高分子に
よって繊維同志が接着されている状態が示されている。
本発明で言う水溶性高分子とは、天然糊剤(半合成糊料
を含む)および合成糊剤があげられ、天然糊剤では生で
んぷん、可溶化でんぷん等のでんぷん系、ローカストビ
ーン、グアー、タマリンド等のガム系、アルギン酸ソー
ダ等の海藻系、また、半合成糊剤として、メチルセルロ
ース、ヒドキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等のセルロース系、がある。
を含む)および合成糊剤があげられ、天然糊剤では生で
んぷん、可溶化でんぷん等のでんぷん系、ローカストビ
ーン、グアー、タマリンド等のガム系、アルギン酸ソー
ダ等の海藻系、また、半合成糊剤として、メチルセルロ
ース、ヒドキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等のセルロース系、がある。
合成糊剤ではポリビニルアルコール、ポリビニルメチル
エーテル等のビニル系、ポリアクリル酸、ポリメタアク
リル酸、ポリアクリル酸塩、ポリメタアクリル酸塩、ポ
リアクリルアマイド等のアクリル系、マレイン酸共重合
物としてたとえばスチロール、酢酸ビニールとの共重合
物、その他ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサ
イド等があげられる。
エーテル等のビニル系、ポリアクリル酸、ポリメタアク
リル酸、ポリアクリル酸塩、ポリメタアクリル酸塩、ポ
リアクリルアマイド等のアクリル系、マレイン酸共重合
物としてたとえばスチロール、酢酸ビニールとの共重合
物、その他ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサ
イド等があげられる。
これらの水溶性高分子は使用する染料インクに対して染
着性阻害などの問題が起きない組み合わせで用いれば良
い。染着性阻害が少なく特に好ましいものとしては、カ
ルボキシメチルセルロース(以下CMCと略称する)や、
アルギン酸ソーダなどがあげられる。
着性阻害などの問題が起きない組み合わせで用いれば良
い。染着性阻害が少なく特に好ましいものとしては、カ
ルボキシメチルセルロース(以下CMCと略称する)や、
アルギン酸ソーダなどがあげられる。
水溶性高分子の量は滲み防止性の面から処理液中に1.0
〜20%含有するのが好ましく、2.0〜10%が最も好まし
く用いられる。20%以上になると、布帛内部への前処理
液の浸透が悪くなり、連続層を形成して滲み防止性が低
下する。また脱糊性が著しく不良になり、経済性の点か
らも好ましくない。1.0%以下ではインクを吸収できず
滲み防止効果が小さい。
〜20%含有するのが好ましく、2.0〜10%が最も好まし
く用いられる。20%以上になると、布帛内部への前処理
液の浸透が悪くなり、連続層を形成して滲み防止性が低
下する。また脱糊性が著しく不良になり、経済性の点か
らも好ましくない。1.0%以下ではインクを吸収できず
滲み防止効果が小さい。
また、水溶性高分子が溶解し、O/W型のエマルジョンが
生成するためには、水は、処理液中30%以上含有するの
が望ましい。さらに、好ましくは、30%〜79%が良い。
生成するためには、水は、処理液中30%以上含有するの
が望ましい。さらに、好ましくは、30%〜79%が良い。
本発明で言う水不溶性溶剤とは、水および水溶性高分子
を実質的に溶解しない、常温で液体のものであり、ヘプ
タン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカ
ン、トリデカン、ケロシン、ミネラルターペン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、石油ベンジンのような脂肪族
または芳香族の炭化水素類、トリクロルエチレン、テト
ラクロロエチレン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロルエタン、ジクロルプロパン、ジクロル
ブタン、クロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類、リン酸トリブチル、リン酸ジオクチル、フタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルのような可塑剤等が好まし
い。中でも、臭気が少なくかつ、沸点が250℃以下の炭
化水素が、乾燥後布帛上での残存がなく好ましく用いら
れ、たとえば脂肪族炭化水素系の、ミネラルターペン、
灯油等がある。これらを単独、あるいは二種以上配合し
て用いてもよい。
を実質的に溶解しない、常温で液体のものであり、ヘプ
タン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカ
ン、トリデカン、ケロシン、ミネラルターペン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、石油ベンジンのような脂肪族
または芳香族の炭化水素類、トリクロルエチレン、テト
ラクロロエチレン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロルエタン、ジクロルプロパン、ジクロル
ブタン、クロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類、リン酸トリブチル、リン酸ジオクチル、フタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルのような可塑剤等が好まし
い。中でも、臭気が少なくかつ、沸点が250℃以下の炭
化水素が、乾燥後布帛上での残存がなく好ましく用いら
れ、たとえば脂肪族炭化水素系の、ミネラルターペン、
灯油等がある。これらを単独、あるいは二種以上配合し
て用いてもよい。
この水不溶性溶剤の処理液中の含有量は、水溶性高分子
の橋かけ状薄片状態を得るためには、5%以上必要であ
る。また、70%以上では、エマルジョンとして、水中に
安定に分散、乳化するのは難しい。また、相対的に水分
量が減るため、水溶性高分子による粘度が高くなり、布
帛への付与が困難になる。
の橋かけ状薄片状態を得るためには、5%以上必要であ
る。また、70%以上では、エマルジョンとして、水中に
安定に分散、乳化するのは難しい。また、相対的に水分
量が減るため、水溶性高分子による粘度が高くなり、布
帛への付与が困難になる。
したがって、滲み防止効果と、前処理剤の分散、乳化の
安定性から、水不溶性溶剤は、処理液中に20%〜60%と
するものである。また、乾燥後の水溶性高分子の表面積
を増やし、かつ、布帛内部に不連続に分散させて、高品
位な滲み防止効果を得るためには、前処理液中の乾燥固
形分と水不溶性溶剤は、重量比にして、1/2.5〜1/20で
あることが望ましい。ただし、本発明でいう乾燥固形分
とは、前処理液中に含まれる物質のうち、乾燥後に固体
として残る成分を指す。
安定性から、水不溶性溶剤は、処理液中に20%〜60%と
するものである。また、乾燥後の水溶性高分子の表面積
を増やし、かつ、布帛内部に不連続に分散させて、高品
位な滲み防止効果を得るためには、前処理液中の乾燥固
形分と水不溶性溶剤は、重量比にして、1/2.5〜1/20で
あることが望ましい。ただし、本発明でいう乾燥固形分
とは、前処理液中に含まれる物質のうち、乾燥後に固体
として残る成分を指す。
本発明では、水溶液中に水不溶性溶剤を安定に乳化する
ため、界面活性剤を添加するのが良い。ここで界面活性
剤とは、O/W型エマルジョンをつくるものならば特に限
定されないが、非イオン系で高HLBのものが好ましく、
次のものがあげられる。ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、多価アルコールの
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、等である。
ため、界面活性剤を添加するのが良い。ここで界面活性
剤とは、O/W型エマルジョンをつくるものならば特に限
定されないが、非イオン系で高HLBのものが好ましく、
次のものがあげられる。ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、多価アルコールの
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、等である。
高HLBの界面活性剤を主体にして低HLBのものを併用する
と、エマルジョンの安定性がより良好となる。
と、エマルジョンの安定性がより良好となる。
使用量としては処理液中に0.1〜10%、より好ましくは
0.5〜4%である。
0.5〜4%である。
また、処理液には、対象とする布帛および染料によって
は染着性向上のため、塩類、酸化防止剤、還元防止剤、
均染剤等を添加しても良い。
は染着性向上のため、塩類、酸化防止剤、還元防止剤、
均染剤等を添加しても良い。
以上まとめると、本発明における前処理液の基本的な組
成を重量で示せば(以下同)次のとおりである。
成を重量で示せば(以下同)次のとおりである。
水溶性高分子 1〜20%
水不溶性溶剤 5〜70%
界面活性剤 0.1〜10%水 30〜90%
100%
例えば好ましい組成としては、次のようなものがあげら
れる。
れる。
CMC 3〜 7%
ターペン 30〜60%
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 1%水 32〜66%
100
作り方としては、使用する水の一部で水溶性高分子を溶
解しておき、残りの水と水不溶性溶剤を界面活性剤で乳
化したO/Wエマルジョンに、先の水溶性高分子水溶液を
混合して得るのが、簡単であるが、特にこれに限定され
るものではない。
解しておき、残りの水と水不溶性溶剤を界面活性剤で乳
化したO/Wエマルジョンに、先の水溶性高分子水溶液を
混合して得るのが、簡単であるが、特にこれに限定され
るものではない。
本発明の付与方法としては、パッド法、プリント法、コ
ーティング法などいずれを用いてもよいが、処理液の粘
度が高いことから、プリント法や、コーティング法で付
与した後、マングル等で加圧し、布帛内部になじませる
方法が特に好ましく使用される。
ーティング法などいずれを用いてもよいが、処理液の粘
度が高いことから、プリント法や、コーティング法で付
与した後、マングル等で加圧し、布帛内部になじませる
方法が特に好ましく使用される。
前処理剤の布帛への付与量は、布帛の構造や素材、イン
ク付与量により加減すれば良いが、ピックアップとし
て、繊維重量に対して50〜300%付与すれば良い。
ク付与量により加減すれば良いが、ピックアップとし
て、繊維重量に対して50〜300%付与すれば良い。
布帛はその後、常法で加熱乾燥すればよい。
本発明で言うインクジェットとは、インクをノズルから
吐出させ、吐出した液を液滴化して、制御し、利用する
ものであり、その方法としては (1) 連続吐出方式(偏向型、発散型) (2) オンデマンド型(圧力パルス式、バブルジェッ
ト式、静電吐出式) に分類され、いずれの方法を用いてもよい。
吐出させ、吐出した液を液滴化して、制御し、利用する
ものであり、その方法としては (1) 連続吐出方式(偏向型、発散型) (2) オンデマンド型(圧力パルス式、バブルジェッ
ト式、静電吐出式) に分類され、いずれの方法を用いてもよい。
その後、プリント布帛は、発色工程、ソーピング工程等
を経るのが一般的である。発色工程において、染料は水
溶性高分子から、繊維へ移行、染着される。その後ソー
ピング工程で水溶性高分子などの前処理剤は布帛から除
去される。これらは通常公知の設備、方法でよい。
を経るのが一般的である。発色工程において、染料は水
溶性高分子から、繊維へ移行、染着される。その後ソー
ピング工程で水溶性高分子などの前処理剤は布帛から除
去される。これらは通常公知の設備、方法でよい。
かくして得られるインクジェット染色用布帛の効果は、
次のとおりである。
次のとおりである。
本発明の製造方法で得られるインクジェット染色用布帛
は、水主媒体のインクに接触すると、布帛中の水溶性高
分子が瞬時に水を吸収増粘し滲み防止を達成するため、
水主媒体のインク系であれば分散染料のような水不溶性
染料が分散されたインクおよび、反応性染料、酸性染料
などのような水溶性染料インクでも適用可能である。
は、水主媒体のインクに接触すると、布帛中の水溶性高
分子が瞬時に水を吸収増粘し滲み防止を達成するため、
水主媒体のインク系であれば分散染料のような水不溶性
染料が分散されたインクおよび、反応性染料、酸性染料
などのような水溶性染料インクでも適用可能である。
また、適応素材も合成繊維(ポリエステル、ナイロン、
アクリル等)、天然植物繊維(木綿、麻等)、動物繊維
(絹、羊毛等)を選ばず利用でき、合理的、かつ汎用的
な方法である。さらに布帛構造も特に限定されず、織
物、編物、不織布などを使用することができる。
アクリル等)、天然植物繊維(木綿、麻等)、動物繊維
(絹、羊毛等)を選ばず利用でき、合理的、かつ汎用的
な方法である。さらに布帛構造も特に限定されず、織
物、編物、不織布などを使用することができる。
本発明の主な効果を簡単にまとめると次ぎの通りであ
る。
る。
(1) 同一量の水溶性高分子を単なる水溶液として付
与する場合に比べ、滲み防止効果が極めて高い。
与する場合に比べ、滲み防止効果が極めて高い。
(2) W/O型エマルジョン処理液による前処理布帛の
ように、水溶性高分子の微粒子が布帛から脱落すること
がなく扱いやすい。
ように、水溶性高分子の微粒子が布帛から脱落すること
がなく扱いやすい。
(3) W/O型エマルジョンに比べると、水系であるた
め、水で簡単に流すことができ、装置の洗浄が容易であ
る。
め、水で簡単に流すことができ、装置の洗浄が容易であ
る。
インクジェットプリント、発色後は、洗浄工程で、布帛
から前処理剤を除去するため、プリント布帛の風合、品
位を損なうことがない。
から前処理剤を除去するため、プリント布帛の風合、品
位を損なうことがない。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、何
等これに限定されるものではない。
等これに限定されるものではない。
実施例 1
水溶性高分子としてカルボキシメチルセルロース(以下
CMCと略す)、水不溶性溶剤としてミネラルターペンを
用い、下記の組成で、前処理液を調製した。
CMCと略す)、水不溶性溶剤としてミネラルターペンを
用い、下記の組成で、前処理液を調製した。
ファインガム MC−8 5%
(CMC 第一工業製薬社製)
水 63%
ミネラルスピリットA 30%
(ミネラルターペン:日本石油社製)
ノニポール100 2%
(界面活性剤ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル HLB 13.3:三洋化成工業社製) 水で溶解した水溶性高分子に界面活性剤を加え、ミネラ
ルターペンを、少しずつ添加しながら、撹拌すると、O/
W型エマルジョンが生成した。
ル HLB 13.3:三洋化成工業社製) 水で溶解した水溶性高分子に界面活性剤を加え、ミネラ
ルターペンを、少しずつ添加しながら、撹拌すると、O/
W型エマルジョンが生成した。
この前処理液を、絹織物(羽二重)に、付与し、通常の
マングルで絞り(絞り率:60%)、テンターで乾燥し、
インクジェット染色用前処理布を得た。
マングルで絞り(絞り率:60%)、テンターで乾燥し、
インクジェット染色用前処理布を得た。
この前処理布帛は柔らかく、白く失透している特徴があ
った。これにより、後に示す比較例2と比べて、水溶性
高分子のつき方が異なることが明らかである。
った。これにより、後に示す比較例2と比べて、水溶性
高分子のつき方が異なることが明らかである。
前処理布の風合いを測定するためにカンチレバー法(JI
S L1096)により剛軟度を測った。その結果を第1表に
示す。数字が大きいほど布帛が固いことを示す。
S L1096)により剛軟度を測った。その結果を第1表に
示す。数字が大きいほど布帛が固いことを示す。
次に下記に示すインクジェット条件で前処理布にプリン
トした。
トした。
インクジェット方式:オンデマンド型
ノズル径:75ミクロン
印加電圧:60V
駆動周波数:4000Hz
解像度:8ドット/mm
インク
レマゾール ターコイズブルー G リキッド
(反応性染料 ヘキスト社製)
シバクロン レッド 6B リキッド
(反応性染料 チバガイギー社製)
各々を下記の組成で、調製したものをインクとした。
反応性染料 30%
エチレングリコール 20%
イオン交換水 50%
プリント後、布帛は飽和水蒸気100℃で15分間スチーミ
ングして染料を固着し、ついで、水洗および60℃でソー
ピングを行って前処理剤と非固着染料を除去した後、乾
燥した。
ングして染料を固着し、ついで、水洗および60℃でソー
ピングを行って前処理剤と非固着染料を除去した後、乾
燥した。
このプリントサンプルについて、インクの二色打ちと一
色打ちの境界における、滲み長さを測定した。ここで言
う滲みとは、二色打ちの色の隣り合った一色打ちの色へ
の移動距離(mm)を測定したものである。数字が小さい
ほど滲みが小さいことを示す。また、プリント全体の品
位を目視により判定した。サンプルは滲みが良く止まっ
ており、画像の歪みもなく美しいプリントが得られた。
その結果を第1表に示す。また、水溶性高分子は布帛か
ら全て除去されているため、布帛の風合は、何等悪化し
ていなかった。
色打ちの境界における、滲み長さを測定した。ここで言
う滲みとは、二色打ちの色の隣り合った一色打ちの色へ
の移動距離(mm)を測定したものである。数字が小さい
ほど滲みが小さいことを示す。また、プリント全体の品
位を目視により判定した。サンプルは滲みが良く止まっ
ており、画像の歪みもなく美しいプリントが得られた。
その結果を第1表に示す。また、水溶性高分子は布帛か
ら全て除去されているため、布帛の風合は、何等悪化し
ていなかった。
実施例 2
同様にして、アルギン酸ソーダを水に溶解し、下記の組
成で、O/Wエマルジョンが得られた。
成で、O/Wエマルジョンが得られた。
スノーアルギン M 3%
(アルギン酸ソーダ 富士化学工業社製)
トリクロロ酢酸ソーダ 5%
水 45%
ミネラルスピリットA 45%
(日本石油社製)
ノニポール100 2%
(界面活性剤 三洋化成工業社製)
これを綿織物(ブロード)に、実施例1と同じ条件で処
理し、プリントサンプルを得た。プリント画像は滲みが
良く止まっており、色むらが無く、品位良好であった。
結果を第1表に示す。
理し、プリントサンプルを得た。プリント画像は滲みが
良く止まっており、色むらが無く、品位良好であった。
結果を第1表に示す。
実施例 3
同様にして、アルギン酸ソーダを水に溶解し、下記の組
成で、O/Wエマルジョンが得られた。
成で、O/Wエマルジョンが得られた。
スノーアルギン M 3%
(アルギン酸ソーダ 富士化学工業社製)
水 35%
ミネラルスピリットA 60%
(日本石油社製)
ノニポール100 2%
(界面活性剤 三洋化成工業社製)
これをナイロンジャージ(厚地)に、プリント法により
付与した。ピックアップは、100%であった。実施例1
と同じ条件で処理し、プリントサンプルを得た。プリン
ト画像は滲みが良く止まっていた。また、布帛の内部に
良く染料が浸透しているため、布帛を引き伸ばしても、
未染着部分が表面にあらわれることがなかった。結果を
第2表に示す。
付与した。ピックアップは、100%であった。実施例1
と同じ条件で処理し、プリントサンプルを得た。プリン
ト画像は滲みが良く止まっていた。また、布帛の内部に
良く染料が浸透しているため、布帛を引き伸ばしても、
未染着部分が表面にあらわれることがなかった。結果を
第2表に示す。
実施例 4
同様にして、CMCを水に溶解し、下記の組成で、O/Wエマ
ルジョンが得られた。
ルジョンが得られた。
ファインガム SP−1 8%
(CMC 第一工業製薬社製)
水 71%
ミネラルスピリットA 20%
(日本石油社製)
ノニポール100 1%
(界面活性剤 三洋化学工業社製)
これをナイロントリコット(薄地)に、実施例1と同じ
条件で処理し、プリントサンプルを得た。プリント画像
は滲みが良く止まっており、均染性が良く濃色に染まっ
ていた。結果を第2表に示す。
条件で処理し、プリントサンプルを得た。プリント画像
は滲みが良く止まっており、均染性が良く濃色に染まっ
ていた。結果を第2表に示す。
実施例 5
同様にして、CMCを水に溶解し、下記の組成で、O/Wエマ
ルジョンが得られた。
ルジョンが得られた。
ファインガム MC−8 5%
(CMC 第一工業製薬社製)
水 44%
ミネラルスピリットA 50%
(日本石油社製)
ノニポール100 1%
(界面活性剤 三洋化成工業社製)
これをポリエステルツイルに、コーティング付与した。
塗布量は40g/m2であった。以降、実施例1と同じ条件で
乾燥処理して、インクジェットプリントサンプルを得
た。
塗布量は40g/m2であった。以降、実施例1と同じ条件で
乾燥処理して、インクジェットプリントサンプルを得
た。
ただし、インクジェットインクは、下記の組成の分散染
料インクを用いた。
料インクを用いた。
インク
C.I.ディスパース イエロー 42
C.I.ディスパース ブルー 56
(分散染料)
各々を下記の組成で、調製したものをインクとした。
分散染料 10%
1.4ブタンジオール 20%
イオン交換水 70%
プリント後、布帛は加熱水蒸気170℃で7分間のスチー
ミング処理をして染料を固着し、ついで、水洗および80
℃で通常の還元洗浄を行った後、乾燥した。
ミング処理をして染料を固着し、ついで、水洗および80
℃で通常の還元洗浄を行った後、乾燥した。
プリント画像は滲みが良く止まっており、均染性が良く
濃色に染まっていた。その結果を第2表に示す。
濃色に染まっていた。その結果を第2表に示す。
比較例 1及び2
未処理の絹羽二重を比較例1のサンプルとする。
また、下記の組成で水溶液を調製し絹羽二重に付与し
て、比較例2のサンプルとする。
て、比較例2のサンプルとする。
ファインガム MC−8 5%
水 93%
ノニポール100 2%
(界面活性剤)
それぞれ、実施例と同じ条件で、インクジェットプリン
トを施した。その結果を第1表に示す。
トを施した。その結果を第1表に示す。
比較例1(未処理)のプリント画像は非常に滲んでい
た。比較例2のサンプルは、固く糊づけされ布が歪んだ
状態であったため、画像がやや歪んでいた。また、イン
ク付与量の多い部分でやや滲んでおり、実施例1に比
べ、品位の落ちるプリントになっていた。
た。比較例2のサンプルは、固く糊づけされ布が歪んだ
状態であったため、画像がやや歪んでいた。また、イン
ク付与量の多い部分でやや滲んでおり、実施例1に比
べ、品位の落ちるプリントになっていた。
比較例3
下記の組成で油中に水溶性高分子の分散した処理液を作
成した。CMCは、あらかじめ、ジェットミルで粉砕した
ものを用いた。
成した。CMCは、あらかじめ、ジェットミルで粉砕した
ものを用いた。
ミネラルスピリットA 91.1%
ソルビタンモノオレエート 2.1%
(界面活性剤)
ファインガム MC−8 5.0%
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
(界面活性剤) 1.8%
この前処理布帛は、柔らかかったが、白い粉が布帛から
落ちる状態だった。実施例と同じ条件で、インクジェッ
トプリントを施した。その結果を第1表に示す。プリン
トの滲み防止性は比較例2に比べると多少良いが、部分
的に滲みが大きいところがあり、均染性に欠けていた。
落ちる状態だった。実施例と同じ条件で、インクジェッ
トプリントを施した。その結果を第1表に示す。プリン
トの滲み防止性は比較例2に比べると多少良いが、部分
的に滲みが大きいところがあり、均染性に欠けていた。
比較例 4及び5
未処理の綿ブロードを比較例4のサンプルとする。ま
た、下記の組成で水溶液を調製し綿ブロードに付与し
て、比較例5のサンプルとする。
た、下記の組成で水溶液を調製し綿ブロードに付与し
て、比較例5のサンプルとする。
スノーアルギン M 5%
水 90%
トリクロロ酢酸ソーダ 5%
それぞれ、実施例と同じ条件で、インクジェットプリン
トを施した。その結果を第1表に示す。
トを施した。その結果を第1表に示す。
比較例4(未処理)のプリント画像は滲んでいた。比較
例5のサンプルは、固く糊づけされた状態であり、画像
がやや歪んでいた。また、インク付与量の多い部分で滲
んでおり、実施例2に比べ、品位の落ちるプリントにな
っていた。
例5のサンプルは、固く糊づけされた状態であり、画像
がやや歪んでいた。また、インク付与量の多い部分で滲
んでおり、実施例2に比べ、品位の落ちるプリントにな
っていた。
比較例 6
下記の組成で水溶液を調製し絹羽二重に付与した。
ファインガム MC−8 5%
水 90%
ミネラルスピリットA 3%
ノニポール100 2%
実施例と同じ条件で、インクジェットプリントを施し
た。その結果を第1表に示す。
た。その結果を第1表に示す。
プリント画像はインク付与量の多い部分でやや滲んでお
り、比較例2とほとんど変わらない状態であった。
り、比較例2とほとんど変わらない状態であった。
産業上の利用可能性
本発明による滲み防止効果によって、捺染分野において
も、紙の印刷分野と同様にインクジェットプリンターの
利用が可能になる。したがって、図柄読取機やコンピュ
ーターによる図柄形成が応用でき、従来の手捺染、ロー
ラ捺染、スクリーン捺染、転写捺染などに比べ、図柄形
成のコストが飛躍的に下がり、少量多品種の捺染に極め
て有利である。
も、紙の印刷分野と同様にインクジェットプリンターの
利用が可能になる。したがって、図柄読取機やコンピュ
ーターによる図柄形成が応用でき、従来の手捺染、ロー
ラ捺染、スクリーン捺染、転写捺染などに比べ、図柄形
成のコストが飛躍的に下がり、少量多品種の捺染に極め
て有利である。
Claims (5)
- 【請求項1】水系高分子溶液に水不溶性溶剤を分散また
は乳化させてなり、該水不溶性溶剤の含有量が該水系処
理液に対して20〜60重量%である水系処理液を、布帛に
付与し、乾燥させることを特徴とするインクジェット染
色用布帛の製造方法。 - 【請求項2】水の含有量が該水系処理液に対して30〜79
重量%であることを特徴とする請求項1に記載のインク
ジェット染色用布帛の製造方法。 - 【請求項3】水溶性高分子の含有量が該水系処理液に対
して1.0〜20重量%であることを特徴とする請求項1に
記載のインクジェット染色用布帛の製造方法。 - 【請求項4】該水系処理液中の乾燥固形分の含有量が水
不溶性溶剤の重量に対して1/2.5〜1/20であることを特
徴とする請求項1に記載のインクジェット染色用布帛の
製造方法。 - 【請求項5】請求項1〜4記載のインクジェット染色用
布帛を用いてインクジェットプリントを行い、発色工程
を経た後、布帛を洗浄することにより前処理剤を除去す
ることを特徴とするインクジェット染色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-518020A JPH07122224B2 (ja) | 1990-11-19 | 1991-11-18 | インクジェット染色用布帛の製造方法及びインクジェット染色方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-313721 | 1990-11-19 | ||
| JP31372190 | 1990-11-19 | ||
| JP3-518020A JPH07122224B2 (ja) | 1990-11-19 | 1991-11-18 | インクジェット染色用布帛の製造方法及びインクジェット染色方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO1992008840A1 JPWO1992008840A1 (ja) | 1992-12-03 |
| JPH07122224B1 JPH07122224B1 (ja) | 1995-12-25 |
| JPH07122224B2 true JPH07122224B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=26567679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3-518020A Expired - Lifetime JPH07122224B2 (ja) | 1990-11-19 | 1991-11-18 | インクジェット染色用布帛の製造方法及びインクジェット染色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07122224B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0284593A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-26 | Toray Ind Inc | インクジェット用布帛の製造方法 |
| JP2803105B2 (ja) * | 1988-10-06 | 1998-09-24 | 東レ株式会社 | インクジェット用布帛およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3-518020A patent/JPH07122224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07122224B1 (ja) | 1995-12-25 |
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