JPH0712232Y2 - 自動2輪車用シート装置 - Google Patents
自動2輪車用シート装置Info
- Publication number
- JPH0712232Y2 JPH0712232Y2 JP1987171130U JP17113087U JPH0712232Y2 JP H0712232 Y2 JPH0712232 Y2 JP H0712232Y2 JP 1987171130 U JP1987171130 U JP 1987171130U JP 17113087 U JP17113087 U JP 17113087U JP H0712232 Y2 JPH0712232 Y2 JP H0712232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- occupant
- cover
- support device
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
この考案は、自動2輪車のシートにバックレスト等の乗
員後部支持装置を備えたシート装置であって、降車時に
は乗員後部支持装置をシートカバーとしても使用できる
ようにしたものに関する。 なお、本考案における乗員後部支持装置とは、乗員の上
半身後部を支持するための部材であり、小はヒップスト
ッパ程度のものから、大は乗員の腰部からさらに上方ま
でも支持するバックレストのようなものまでを含む。ま
た、前方とは自動2輪車の進行方向をいうものとする。
員後部支持装置を備えたシート装置であって、降車時に
は乗員後部支持装置をシートカバーとしても使用できる
ようにしたものに関する。 なお、本考案における乗員後部支持装置とは、乗員の上
半身後部を支持するための部材であり、小はヒップスト
ッパ程度のものから、大は乗員の腰部からさらに上方ま
でも支持するバックレストのようなものまでを含む。ま
た、前方とは自動2輪車の進行方向をいうものとする。
一般的な自動2輪車用のシートは、車体に対してヒンジ
結合により回動自在に形成されており、例えば前部にヒ
ンジを設けた前ヒンジ構造によって前方へ回動自在に構
成されている。また、長時間走行等に便利なよう、シー
ト後部にバックレストのような乗員後部支持装置を設け
たものも知られている。 さらに、乗員後部支持装置を起伏自在とし、降車時にこ
れをシート前方へ倒伏してシート上面を覆うことによ
り、雨等に対するシートカバーを兼ねるようにしたもの
も知られている。
結合により回動自在に形成されており、例えば前部にヒ
ンジを設けた前ヒンジ構造によって前方へ回動自在に構
成されている。また、長時間走行等に便利なよう、シー
ト後部にバックレストのような乗員後部支持装置を設け
たものも知られている。 さらに、乗員後部支持装置を起伏自在とし、降車時にこ
れをシート前方へ倒伏してシート上面を覆うことによ
り、雨等に対するシートカバーを兼ねるようにしたもの
も知られている。
ところで、上記シートカバー兼用の乗員後部支持装置に
よってシートの上面全体を覆うためには、乗員後部支持
装置の面積が少なくともシート上面の面積と匹敵しなけ
ればならず、装置がかなり大型化せざるを得なかった。
したがってヒップストッパ程度の大きさでは、シートの
上面全体を被覆することができなかった。また、乗員後
部支持装置をシート前方へ倒伏した場合、乗員後部支持
装置に設けられたパッド部分等の張り出し形状によって
は、この部分がシート上面の後部と接触することによ
り、前部が上方へ持ち上がった傾斜状態でシート上へ重
なるため、シートの前部までを完全に覆うことができな
くなったり、逆に乗員後部支持装置の後部とシート間を
連結する回動アームを長くする等により前部を覆うよう
にすると、シート後部に被覆できない部分が生じてしま
うことがあった。 そのうえ、乗員後部支持装置はそれ自体かなり重量があ
り、しかも乗員の体重がかかるため、単純なシートへの
取付方をしただけの場合には、取付部に対する荷重の局
部集中によってシートが損傷したり変形してしまうおそ
れがある。また、後付の場合には、取付作業中にシート
を傷つけることもあり得、さらには後付によってシート
の外観を損なうこともありうる。 そこで本考案の目的は、シートカバーとして少くともシ
ートの上面全体を覆うことができ、かつコンパクト化並
びに後付可能な乗員後部支持装置を備えたシート装置を
提供することにある。
よってシートの上面全体を覆うためには、乗員後部支持
装置の面積が少なくともシート上面の面積と匹敵しなけ
ればならず、装置がかなり大型化せざるを得なかった。
したがってヒップストッパ程度の大きさでは、シートの
上面全体を被覆することができなかった。また、乗員後
部支持装置をシート前方へ倒伏した場合、乗員後部支持
装置に設けられたパッド部分等の張り出し形状によって
は、この部分がシート上面の後部と接触することによ
り、前部が上方へ持ち上がった傾斜状態でシート上へ重
なるため、シートの前部までを完全に覆うことができな
くなったり、逆に乗員後部支持装置の後部とシート間を
連結する回動アームを長くする等により前部を覆うよう
にすると、シート後部に被覆できない部分が生じてしま
うことがあった。 そのうえ、乗員後部支持装置はそれ自体かなり重量があ
り、しかも乗員の体重がかかるため、単純なシートへの
取付方をしただけの場合には、取付部に対する荷重の局
部集中によってシートが損傷したり変形してしまうおそ
れがある。また、後付の場合には、取付作業中にシート
を傷つけることもあり得、さらには後付によってシート
の外観を損なうこともありうる。 そこで本考案の目的は、シートカバーとして少くともシ
ートの上面全体を覆うことができ、かつコンパクト化並
びに後付可能な乗員後部支持装置を備えたシート装置を
提供することにある。
本考案の自動2輪車用乗員後部支持装置は、自動2輪車
の車体上へ回動可能に取付けられたシートと、このシー
ト上に設けられて乗員の上半身後部を支持するための乗
員後部支持装置とを備えたシート装置において、 前記乗員後部支持装置は、シートの後部へ不動に取付け
られた固定部と、前記シートに対して起伏自在に設けら
れ、前方へ倒伏したとき先端部が前記シートの前端部よ
り前方に位置するよう構成された可動部と、一端を前記
可動部に他端を前記固定部にそれぞれ取付けた伸縮自在
のカバー部とを備え、前記カバー部は、前記可動部を前
方へ倒伏するとそれに伴って伸張し、少なくとも前記シ
ートの上面全体を覆うに足る大きさに変化し、前記可動
部を起立させると面積を収縮させるように変化するとと
もに、前記シートの内側に設けられたシートフレームの
周囲を垂下壁状のフレームスカート部とし、側面視でこ
のフレームスカート部の内側へ重なって前後方向へ長く
配設される補強部材を設け、この補強部材の一部をシー
トフレームへ連結し、かつ他の一部分をシート外方へ突
出する支持用突出部とし、この支持用突出部によって前
記固定部を部分的に支持した、ことを特徴とする。
の車体上へ回動可能に取付けられたシートと、このシー
ト上に設けられて乗員の上半身後部を支持するための乗
員後部支持装置とを備えたシート装置において、 前記乗員後部支持装置は、シートの後部へ不動に取付け
られた固定部と、前記シートに対して起伏自在に設けら
れ、前方へ倒伏したとき先端部が前記シートの前端部よ
り前方に位置するよう構成された可動部と、一端を前記
可動部に他端を前記固定部にそれぞれ取付けた伸縮自在
のカバー部とを備え、前記カバー部は、前記可動部を前
方へ倒伏するとそれに伴って伸張し、少なくとも前記シ
ートの上面全体を覆うに足る大きさに変化し、前記可動
部を起立させると面積を収縮させるように変化するとと
もに、前記シートの内側に設けられたシートフレームの
周囲を垂下壁状のフレームスカート部とし、側面視でこ
のフレームスカート部の内側へ重なって前後方向へ長く
配設される補強部材を設け、この補強部材の一部をシー
トフレームへ連結し、かつ他の一部分をシート外方へ突
出する支持用突出部とし、この支持用突出部によって前
記固定部を部分的に支持した、ことを特徴とする。
本考案に係るシート装置を構成する乗員後部支持装置
は、シート後部へ不動に取付けられる固定部と、これに
対し起伏自在に取付けられる可動部を備え、伸縮自在の
カバー部の一端を固定部へ、他端を可動部へ取付けてあ
る。そこで可動部をシート前方へ倒伏させるとその先端
部がシートの前端部より前方に位置し、同時に伸縮自在
のカバー部の一端が可動部に取付けられかつ他端がシー
ト後部に設けられた固定部に取付けられているので、カ
バー部は可動部の倒伏と共に伸張されてその被覆面積を
拡大し、全体として、少なくともシートの上面全体を覆
うことのできるシートカバーの状態となる。 また、可動部を起立させると、カバー部が可動部と固定
部間へ収縮し、全体として、乗員の上半身後部を支持す
る乗員後部支持装置となる。 そのうえ、シートフレームが補強部材で補強されてお
り、かつこの補強部材に設けられた支持用突出部に固定
部が部分的に支持されているため、固定部からシート側
へ加わる荷重は、補強部材を介してシートフレームの広
範囲へ分散されて受け止められるため、乗員後部支持装
着の取付けによってシートが損傷又は変形させられるお
それが著しく少なくなる。 しかも、補強部材の大部分はシート側面部の内側にあっ
て外部から見えにくいのでシートの外観を殆ど損なわな
い。
は、シート後部へ不動に取付けられる固定部と、これに
対し起伏自在に取付けられる可動部を備え、伸縮自在の
カバー部の一端を固定部へ、他端を可動部へ取付けてあ
る。そこで可動部をシート前方へ倒伏させるとその先端
部がシートの前端部より前方に位置し、同時に伸縮自在
のカバー部の一端が可動部に取付けられかつ他端がシー
ト後部に設けられた固定部に取付けられているので、カ
バー部は可動部の倒伏と共に伸張されてその被覆面積を
拡大し、全体として、少なくともシートの上面全体を覆
うことのできるシートカバーの状態となる。 また、可動部を起立させると、カバー部が可動部と固定
部間へ収縮し、全体として、乗員の上半身後部を支持す
る乗員後部支持装置となる。 そのうえ、シートフレームが補強部材で補強されてお
り、かつこの補強部材に設けられた支持用突出部に固定
部が部分的に支持されているため、固定部からシート側
へ加わる荷重は、補強部材を介してシートフレームの広
範囲へ分散されて受け止められるため、乗員後部支持装
着の取付けによってシートが損傷又は変形させられるお
それが著しく少なくなる。 しかも、補強部材の大部分はシート側面部の内側にあっ
て外部から見えにくいのでシートの外観を殆ど損なわな
い。
第1図乃至第6図に本考案の一実施例を示す。 第1図に示すように、スクータ型の自動2輪車の車体1
に形成されたシート取付部2には、シート3がヒンジ4
を回動中心として前方(図の右方)へ回動可能に取付け
られている。シート取付部2は、仮想線で示すヘルメッ
トHを収容できる収納庫2aが形成されており、その前部
にヒンジ4を設け、収納庫2aの上縁部2bでシート3の底
部を支持するようになっている。 シート3の周囲は上面から連続して下方へ折れ曲がり、
垂下壁状に周囲を囲むシート側面部3aとなっており、ま
たシート3の後部には乗員後部支持装置5が取付けられ
ている。 本実施例における乗員後部支持装置5はバケット形のヒ
ップストッパ型式のものであり、乗員の腰部より下方に
おける後部及び側部を包囲して支持できるよう構成され
ている。 この乗員後部支持装置5は、シート3の後部上に取付け
られ、シート3への取付時に、シート3に対して不動の
固定部をなす下部ボディ6と、起伏自在に取付けられた
可動部をなす上部ボディ7とを備え、両ボディ間には蛇
腹状のカバー部8が張設されている。 カバー部8は適当な防水性のプラスチック材料等からな
る伸縮可能部材であり、その一端を下部ボディ6へ、他
端を上部ボディ7へ取付けてあり、上部ボディ7の倒伏
に伴う伸張時には少なくともシート3の上面を前部はも
とより後部まで完全に覆うことができる大きさの被覆面
積を拡大形成可能となっている。下部ボディ6の下部
は、裾広がり状をなすシート側面部3aの外表面に接触状
態で支持されている。 上部ボディ7の形状は、シート3の前方へ向けて倒伏し
たとき、シート3の上面と干渉することなくスムーズに
略水平位置まで回動可能なものとなっており、倒伏状態
ではその先端部がシート3の前端部より前方に位置して
いる。 上部ボディ7には、第2図に示すように、その上端部に
チューブ状の柔軟部材9が取付けられ、その下方に適宜
なヒーターを内蔵したパッド部材からなるヒーターユニ
ット10が取付けられている。ヒーターユニット10は乗員
後部支持装置5の側部に取付けられているスイッチ11
(第1図)によって、ON-OFF操作される。このスイッチ
11には、ヒーターユニット10に通電していることを知ら
せるためのパイロットランプが、例えばスイッチ11の表
面カバー部内側に設けられている。 なお、上部ボディ7、カバー部8、柔軟部材9及びヒー
ターユニット10は、それぞれの仮想線で示す乗員のヒッ
プ部分13の側部及び後部を包むような凹状曲面に湾曲形
成されており、上部ボディ7を前方へ倒伏したとき、シ
ート3の上面の凸状湾曲面と干渉しにくい形状となって
いる。 また、柔軟部材9とヒーターユニット10の曲面は、ヒッ
プ部分13との間に空間14を形成できるようなものとされ
ている。この空間14の存在によって、ヒーターユニット
10が直接ヒップ部分13に接触せず、空気層を介して広い
範囲を均一に快適暖房できるようになっている。 さらにカバー部8を含むバケット形の乗員後部支持装置
5が乗員のヒップ部分13の後部及び側部を包囲している
ので、この部分に対する車体後方からの風を有効に防い
で保温に役立つことができる。 第3図及び第4図は、下部ボディ6と上部ボディ7の関
係を示すものであり、下部ボディ6はシート側面部3aの
左右両側略中央部まで延びる左右両側端部で上部ボディ
7の左右両側端部と回動自在に連結している。また、上
部ボディ7の左右両側端部内側にはシート表面との間に
装着金具15が介装され、この装着金具15とスイッチ11は
間に下部ボディ6を挟んだ状態でビス16によってこれら
三者が一体に連結されている。 このとき、上部ボディ7は下部ボディ6の段部6aの周囲
に回動可能な状態で取付けられる。なお、装着金具15の
先端には第3、4図に示すように、略U字状に折り曲げ
られた取付部15aが形成され、ここで後述するシートフ
レーム17のフレームスカート部17a下端縁を係合支持す
る。 第5図はシートフレーム17を表裏逆にしてその底面を示
す図であり、シートフレーム17は適当な樹脂によって製
造され、その周囲はシート3のシート側面部3aを構成す
るためその内側に垂下壁状に設けられているフレームス
カート部17aをなし、前端部には一体に植設されたボル
ト17bに対してヒンジ部材18が取付けられ、ナット17cに
よって固定されている。 さらにシートフレーム17の前半部でフレームスカート部
17a内側には、金属製等の充分な剛性を有する補強部材1
9が配設されている。この補強部材19はシートフレーム1
7に対して、前部に一体形成された取付部19aをヒンジ部
材18と共締めし、かつ、長さ方向の適宜位置をフレーム
スカート部17aと図示省略したリベット止め等の適宜手
段を用いて固着することにより、一体化されている。 補強部材19の両自由端部には、第6図に示すように、上
下の縁部がそれぞれ逆向きに折り曲げられた屈曲部19b
及び支持用突出部19cが一体に形成されている。 なお、第5図及び第6図は実際の使用状態に対して上下
が逆になっている。また、この状態においては、第6図
に示すように屈曲部19bは略U字状をなし、このU字状
部分内にシート取付部2の上縁部2b(第1図)が係合可
能となっている。 さらに、支持用突出部19cはフレームスカート部17aの下
端縁部を巻いて外側方へ延出し、続いて先端下方へ折り
曲げ返されている(なお、本図では上下逆さになってい
る)。この支持用突出部19cは下部ボディ6の端部を係
合支持する部分であり、ここで下部ボディ6が補強部材
19と接続して補強部材19側へ荷重を伝達可能になってい
る。 なお、必要により、シートフレーム17のフレームスカー
ト部17aを挟んで、適当な取付軸を介して補強部材19と
前記乗員後部支持装置5の装着金具15とが連結一体化さ
れる。 このような補強部材19を用いると、シートフレーム17に
乗員後部支持装置5を取付けても荷重をシート3及びシ
ート取付部2側へ良好に分散できるので、シートフレー
ム17が樹脂製であっても乗員後部支持装置5を後付によ
って装着使用が可能となる。 次に本実施例の作用を説明する。まず、乗員がシート3
に座っている走行状態では、第1図の実線で示すよう
に、上部ボディ7が後方へ回動して起立している。この
時、カバー部8も収縮状態にあり、乗員のヒップ部分13
を支持して前後動等を規制することにより疲労感を軽減
させると共に、腰部を保温して冷えを防いでいる。 その後、乗員が降車してシート3から離れるときは、上
部ボディ7を前方へ回動して倒す。すると、その先端部
位置がシート3の前端部よりも前方となり、シート3の
前端部を包囲する状態となる。 同時に固定部である下部ボディ6に取付けられいる蛇腹
構造のカバー部8が上部ボディ7と共に伸張されて、仮
想線で示すように被覆面積をシート3の上面全体を連続
して覆うに足る大きさに拡大し、シート3の上面を前部
から後部をまで連続して覆う。これにより少なくともシ
ート3の上面は有効に防水、防塵等される。 なお、上部ボディ7、カバー部8、柔軟部材9及びヒー
ターユニット10は凹状曲面に湾曲形成されているから、
上部ボディ7を前方へ倒伏したとき、シート3の上面の
凸状湾曲面と干渉することなく、シート3の上面を包囲
するように、上部ボディ7が第1図図示の略水平状態に
なるまで回動している。 この状態から上部ボディ7を起立させると、通常のヒッ
プストッパとなり、カバー部8は蛇腹構造のため、簡単
に折りたたまれて収縮し、体裁の良い外観となる。 このような乗員後部支持装置及びシートカバーの各状態
に変換するための操作は、単に上部ボディ7を起伏させ
るだけであるから、ワンタッチ操作によって迅速にでき
る。 さらに、ヘルメットを出し入れする場合等のためにシー
ト3を開閉しても、乗員後部支持装置5はシート3と一
体に移動するので、乗員後部支持装置5の存在がシート
3の開閉に支障を与えない。 そのうえ、フレームスカート部17aが補強部材19で補強
されており、かつその支持用突出部19cに下部ボディ6
の端部が係合することにより、下部ボディ6と補強部材
19が接続しているため、下部ボディ6及び上部ボディ7
からシート3側へ加わる荷重は、フレームスカート部17
aの広範囲で受けられるとともに、補強部材19を介して
シートフレーム17側及びシート取付部2側へ広く分散さ
れる。したがって、乗員後部支持装置を取付けることに
よってシート3が損傷又は変形されるおそれが著しく少
なくなる。 しかも補強部材19の大部分がフレームスカート部17a、
すなわちシート側面部3aの内側にあり外部から見えにく
いのでシート3の外観を殆ど損なわない。ゆえに乗員後
部支持装置であるヒップストッパ5を後付する場合に好
適である。 また、支持用突出部19c及び装着金具15の取付部15aはそ
れぞれ略U字状に屈曲して剛性があるので変形しにく
く、長期の使用が可能である。 さらに、装着金具15を上部ボディ7の左右両側端部とシ
ート3表面との間に介装したので、上部ボディ7は回動
してもシート3の表面に直接接触しないため、摺接によ
りシート3の表皮を破る等の損傷が生じるおそれもなく
なる。 第7図乃至第10図に他の実施例を示す。なお前実施例と
共通する部分には同一符号を用い、かつその部分につい
て詳細構造の説明を省略するものとする。 本実施例の乗員後部支持装置であるバックレスト20は、
前実施例と同一のシート3に対して後付使用可能に構成
され、乗員の腰部を支持できるようになっている。この
バックレスト20もその一部が起伏自在な伸縮アーム21を
なすことによってシートカバーの機能を有するものであ
る。 伸縮アーム21はその長さが伸縮可能に構成されており、
かつその上部前面にはパッド部材22が取りつけられ、後
方にはフード23が取付けられている。フード23は、バッ
クレスト20を起立させたとき伸縮アーム21の起立部分後
部とシート3の後部までの範囲を覆う形状になってお
り、このときシート3の後部周囲に不動に取りつけられ
た固定部24をも収容するようになっている。 また、フード23の内部には一端を固定部24に、他端を伸
縮アーム21へ取付けられた前実施例同様構造のカバー部
25が折りたたみ状態で収納され、後方から見えないよう
になっている。 伸縮アーム21の長さは、収縮時すなわち伸縮アーム21の
起立時には、乗員の腰部を支持できるに足る程度の高さ
を与えるものであり、このまま倒伏させた場合にはその
先端部がシート3の前端部まで達っせず、パッド部材22
がシート3の上面に接触する長さとなっている。 伸縮アーム21の伸張時には、伸縮アーム21を倒伏させる
とその先端部及びパッド部材22までもがシート3の前端
部より前方に位置するような長さとなっている。このよ
うな伸縮アーム21の伸縮構造は種々可能であるが、一例
を第9図に示す。 第9図はシート3における進行方向左側の伸縮アーム21
と固定部24等との結合部分を、第8図の矢示A方向から
示す図(但し、フレーム17は省いてある)であり、伸縮
アーム21は筒状部材21aとその内部に先端部分が摺動可
能に収容されるスライダ21bとからなり、スライダ21bの
側面には係合溝26が形成され、筒状部材21aの側部には
伸縮調節部材27が設けられている。 伸縮調節部材27は、係合溝26と係合可能な先端部(図示
省略)を有し、図の仮想線のように側方向へ引き出すと
係合溝26との係合が解かれてスライダ21bが任意長だけ
伸縮可能となる。伸縮調節部材27を戻すと、先端部が係
合溝26と係合して調節される。なお、伸縮アーム21aと
スライダ21bとの間には蛇腹上のブーツ28が設けられて
いる。 また、伸縮アーム21と固定部24は第10図に示す回動調節
機構30を介して相互に連結されている。すなわち、図中
の符号31はロック用ダイヤルであり、伸縮アーム21側に
一体回動するよう取り付けられている。32はその裏面に
形成されたロック用突起であり、33はロック用ダイヤル
31を貫いて伸縮アーム21と固定部24を同軸で連結するた
めの軸である。 但し、伸縮アーム21は固定部24に対して回動可能であ
り、ロック用ダイヤル31は軸33の軸方向へ移動可能であ
る。なお、軸33は固定部24の各先端部分を貫いて補強部
材19(第9図)へ取り付けられている。 一方、固定部24の端部には、ロック用突起32の起伏位置
にそれぞれ対応して係合溝34が形成されており、これら
の係合溝34に対して起伏いずれの位置でもロック用突起
32が係合可能となっているいる。 なお、第7図及び第8図に示す符号31aはロック用ダイ
ヤル31に設けられたキー穴であり、例えば、エンジン始
動用のキー部材でロック操作でき、これをロック状態と
すれば、ロック用ダイヤル31の抜き出しを規制して、伸
縮アーム21を起伏いずれかの状態で保持可能となってい
る。 次に、本実施例の作用を説明する。まず、第7図の実線
で示す状態は、バックレスト20の通常の使用状態を示
す。この状態からシート3を離れる場合には、前述した
ところによりまず伸縮アーム21を上方へ伸張させる。 次いで、図示しないキー部材によりロック用ダイヤル31
を解除して側方へ引出し、ロック用突起32と係合溝34の
係合を解く。すると伸縮アーム21が固定部24に対して回
動可能となるので、伸縮アーム21をフード23と共に仮想
線のように前方へ回動させて倒伏状態にする。 このとき伸縮アーム21の先端部及びパッド部材22がシー
ト3の上面と接触することなくその前端部を通過し、前
方斜め下がりの状態まで回動している。同時にカバー部
25は伸縮アーム21の回動と共に伸張されてシート3の上
面を後部から前部までの範囲で覆うよう被覆面積を拡大
する。 さらに、伸縮アーム21が所定の倒伏位置まで回動する
と、ロック用ダイヤル31のロック用突起32が別の係合溝
34と係合し、伸縮アーム21は倒伏状態で回動規制され
る。そこで再びロック用ダイヤル31をロックすれば伸縮
アーム21は倒伏状態を維持する。 この倒伏状態のときカバー部25の外表面全体等に突起等
の鋭角部分が出るようにすれば、カバー部25上に乗員以
外の者が着席できないので、いたずらされにくくなる。 このように本実施例は、可動部を伸縮アーム21としたの
で、パッド部材22が存在しても、この存在が支障となる
ことなく所定位置まで倒伏可能となる。そのため乗員後
部支持装置20が使用状態で比較的小型であるにもかかわ
らず、シートを広範囲に覆うことが容易となる。しかも
シートに対する可動部の回動中心位置を比較的自由に決
定できる。 なお、本考案は上記実施例に限定されることなく、種々
の変形や応用が可能である。例えば、カバー部は蛇腹状
に限らず、ゴム布のような伸縮部材であってもよい。
に形成されたシート取付部2には、シート3がヒンジ4
を回動中心として前方(図の右方)へ回動可能に取付け
られている。シート取付部2は、仮想線で示すヘルメッ
トHを収容できる収納庫2aが形成されており、その前部
にヒンジ4を設け、収納庫2aの上縁部2bでシート3の底
部を支持するようになっている。 シート3の周囲は上面から連続して下方へ折れ曲がり、
垂下壁状に周囲を囲むシート側面部3aとなっており、ま
たシート3の後部には乗員後部支持装置5が取付けられ
ている。 本実施例における乗員後部支持装置5はバケット形のヒ
ップストッパ型式のものであり、乗員の腰部より下方に
おける後部及び側部を包囲して支持できるよう構成され
ている。 この乗員後部支持装置5は、シート3の後部上に取付け
られ、シート3への取付時に、シート3に対して不動の
固定部をなす下部ボディ6と、起伏自在に取付けられた
可動部をなす上部ボディ7とを備え、両ボディ間には蛇
腹状のカバー部8が張設されている。 カバー部8は適当な防水性のプラスチック材料等からな
る伸縮可能部材であり、その一端を下部ボディ6へ、他
端を上部ボディ7へ取付けてあり、上部ボディ7の倒伏
に伴う伸張時には少なくともシート3の上面を前部はも
とより後部まで完全に覆うことができる大きさの被覆面
積を拡大形成可能となっている。下部ボディ6の下部
は、裾広がり状をなすシート側面部3aの外表面に接触状
態で支持されている。 上部ボディ7の形状は、シート3の前方へ向けて倒伏し
たとき、シート3の上面と干渉することなくスムーズに
略水平位置まで回動可能なものとなっており、倒伏状態
ではその先端部がシート3の前端部より前方に位置して
いる。 上部ボディ7には、第2図に示すように、その上端部に
チューブ状の柔軟部材9が取付けられ、その下方に適宜
なヒーターを内蔵したパッド部材からなるヒーターユニ
ット10が取付けられている。ヒーターユニット10は乗員
後部支持装置5の側部に取付けられているスイッチ11
(第1図)によって、ON-OFF操作される。このスイッチ
11には、ヒーターユニット10に通電していることを知ら
せるためのパイロットランプが、例えばスイッチ11の表
面カバー部内側に設けられている。 なお、上部ボディ7、カバー部8、柔軟部材9及びヒー
ターユニット10は、それぞれの仮想線で示す乗員のヒッ
プ部分13の側部及び後部を包むような凹状曲面に湾曲形
成されており、上部ボディ7を前方へ倒伏したとき、シ
ート3の上面の凸状湾曲面と干渉しにくい形状となって
いる。 また、柔軟部材9とヒーターユニット10の曲面は、ヒッ
プ部分13との間に空間14を形成できるようなものとされ
ている。この空間14の存在によって、ヒーターユニット
10が直接ヒップ部分13に接触せず、空気層を介して広い
範囲を均一に快適暖房できるようになっている。 さらにカバー部8を含むバケット形の乗員後部支持装置
5が乗員のヒップ部分13の後部及び側部を包囲している
ので、この部分に対する車体後方からの風を有効に防い
で保温に役立つことができる。 第3図及び第4図は、下部ボディ6と上部ボディ7の関
係を示すものであり、下部ボディ6はシート側面部3aの
左右両側略中央部まで延びる左右両側端部で上部ボディ
7の左右両側端部と回動自在に連結している。また、上
部ボディ7の左右両側端部内側にはシート表面との間に
装着金具15が介装され、この装着金具15とスイッチ11は
間に下部ボディ6を挟んだ状態でビス16によってこれら
三者が一体に連結されている。 このとき、上部ボディ7は下部ボディ6の段部6aの周囲
に回動可能な状態で取付けられる。なお、装着金具15の
先端には第3、4図に示すように、略U字状に折り曲げ
られた取付部15aが形成され、ここで後述するシートフ
レーム17のフレームスカート部17a下端縁を係合支持す
る。 第5図はシートフレーム17を表裏逆にしてその底面を示
す図であり、シートフレーム17は適当な樹脂によって製
造され、その周囲はシート3のシート側面部3aを構成す
るためその内側に垂下壁状に設けられているフレームス
カート部17aをなし、前端部には一体に植設されたボル
ト17bに対してヒンジ部材18が取付けられ、ナット17cに
よって固定されている。 さらにシートフレーム17の前半部でフレームスカート部
17a内側には、金属製等の充分な剛性を有する補強部材1
9が配設されている。この補強部材19はシートフレーム1
7に対して、前部に一体形成された取付部19aをヒンジ部
材18と共締めし、かつ、長さ方向の適宜位置をフレーム
スカート部17aと図示省略したリベット止め等の適宜手
段を用いて固着することにより、一体化されている。 補強部材19の両自由端部には、第6図に示すように、上
下の縁部がそれぞれ逆向きに折り曲げられた屈曲部19b
及び支持用突出部19cが一体に形成されている。 なお、第5図及び第6図は実際の使用状態に対して上下
が逆になっている。また、この状態においては、第6図
に示すように屈曲部19bは略U字状をなし、このU字状
部分内にシート取付部2の上縁部2b(第1図)が係合可
能となっている。 さらに、支持用突出部19cはフレームスカート部17aの下
端縁部を巻いて外側方へ延出し、続いて先端下方へ折り
曲げ返されている(なお、本図では上下逆さになってい
る)。この支持用突出部19cは下部ボディ6の端部を係
合支持する部分であり、ここで下部ボディ6が補強部材
19と接続して補強部材19側へ荷重を伝達可能になってい
る。 なお、必要により、シートフレーム17のフレームスカー
ト部17aを挟んで、適当な取付軸を介して補強部材19と
前記乗員後部支持装置5の装着金具15とが連結一体化さ
れる。 このような補強部材19を用いると、シートフレーム17に
乗員後部支持装置5を取付けても荷重をシート3及びシ
ート取付部2側へ良好に分散できるので、シートフレー
ム17が樹脂製であっても乗員後部支持装置5を後付によ
って装着使用が可能となる。 次に本実施例の作用を説明する。まず、乗員がシート3
に座っている走行状態では、第1図の実線で示すよう
に、上部ボディ7が後方へ回動して起立している。この
時、カバー部8も収縮状態にあり、乗員のヒップ部分13
を支持して前後動等を規制することにより疲労感を軽減
させると共に、腰部を保温して冷えを防いでいる。 その後、乗員が降車してシート3から離れるときは、上
部ボディ7を前方へ回動して倒す。すると、その先端部
位置がシート3の前端部よりも前方となり、シート3の
前端部を包囲する状態となる。 同時に固定部である下部ボディ6に取付けられいる蛇腹
構造のカバー部8が上部ボディ7と共に伸張されて、仮
想線で示すように被覆面積をシート3の上面全体を連続
して覆うに足る大きさに拡大し、シート3の上面を前部
から後部をまで連続して覆う。これにより少なくともシ
ート3の上面は有効に防水、防塵等される。 なお、上部ボディ7、カバー部8、柔軟部材9及びヒー
ターユニット10は凹状曲面に湾曲形成されているから、
上部ボディ7を前方へ倒伏したとき、シート3の上面の
凸状湾曲面と干渉することなく、シート3の上面を包囲
するように、上部ボディ7が第1図図示の略水平状態に
なるまで回動している。 この状態から上部ボディ7を起立させると、通常のヒッ
プストッパとなり、カバー部8は蛇腹構造のため、簡単
に折りたたまれて収縮し、体裁の良い外観となる。 このような乗員後部支持装置及びシートカバーの各状態
に変換するための操作は、単に上部ボディ7を起伏させ
るだけであるから、ワンタッチ操作によって迅速にでき
る。 さらに、ヘルメットを出し入れする場合等のためにシー
ト3を開閉しても、乗員後部支持装置5はシート3と一
体に移動するので、乗員後部支持装置5の存在がシート
3の開閉に支障を与えない。 そのうえ、フレームスカート部17aが補強部材19で補強
されており、かつその支持用突出部19cに下部ボディ6
の端部が係合することにより、下部ボディ6と補強部材
19が接続しているため、下部ボディ6及び上部ボディ7
からシート3側へ加わる荷重は、フレームスカート部17
aの広範囲で受けられるとともに、補強部材19を介して
シートフレーム17側及びシート取付部2側へ広く分散さ
れる。したがって、乗員後部支持装置を取付けることに
よってシート3が損傷又は変形されるおそれが著しく少
なくなる。 しかも補強部材19の大部分がフレームスカート部17a、
すなわちシート側面部3aの内側にあり外部から見えにく
いのでシート3の外観を殆ど損なわない。ゆえに乗員後
部支持装置であるヒップストッパ5を後付する場合に好
適である。 また、支持用突出部19c及び装着金具15の取付部15aはそ
れぞれ略U字状に屈曲して剛性があるので変形しにく
く、長期の使用が可能である。 さらに、装着金具15を上部ボディ7の左右両側端部とシ
ート3表面との間に介装したので、上部ボディ7は回動
してもシート3の表面に直接接触しないため、摺接によ
りシート3の表皮を破る等の損傷が生じるおそれもなく
なる。 第7図乃至第10図に他の実施例を示す。なお前実施例と
共通する部分には同一符号を用い、かつその部分につい
て詳細構造の説明を省略するものとする。 本実施例の乗員後部支持装置であるバックレスト20は、
前実施例と同一のシート3に対して後付使用可能に構成
され、乗員の腰部を支持できるようになっている。この
バックレスト20もその一部が起伏自在な伸縮アーム21を
なすことによってシートカバーの機能を有するものであ
る。 伸縮アーム21はその長さが伸縮可能に構成されており、
かつその上部前面にはパッド部材22が取りつけられ、後
方にはフード23が取付けられている。フード23は、バッ
クレスト20を起立させたとき伸縮アーム21の起立部分後
部とシート3の後部までの範囲を覆う形状になってお
り、このときシート3の後部周囲に不動に取りつけられ
た固定部24をも収容するようになっている。 また、フード23の内部には一端を固定部24に、他端を伸
縮アーム21へ取付けられた前実施例同様構造のカバー部
25が折りたたみ状態で収納され、後方から見えないよう
になっている。 伸縮アーム21の長さは、収縮時すなわち伸縮アーム21の
起立時には、乗員の腰部を支持できるに足る程度の高さ
を与えるものであり、このまま倒伏させた場合にはその
先端部がシート3の前端部まで達っせず、パッド部材22
がシート3の上面に接触する長さとなっている。 伸縮アーム21の伸張時には、伸縮アーム21を倒伏させる
とその先端部及びパッド部材22までもがシート3の前端
部より前方に位置するような長さとなっている。このよ
うな伸縮アーム21の伸縮構造は種々可能であるが、一例
を第9図に示す。 第9図はシート3における進行方向左側の伸縮アーム21
と固定部24等との結合部分を、第8図の矢示A方向から
示す図(但し、フレーム17は省いてある)であり、伸縮
アーム21は筒状部材21aとその内部に先端部分が摺動可
能に収容されるスライダ21bとからなり、スライダ21bの
側面には係合溝26が形成され、筒状部材21aの側部には
伸縮調節部材27が設けられている。 伸縮調節部材27は、係合溝26と係合可能な先端部(図示
省略)を有し、図の仮想線のように側方向へ引き出すと
係合溝26との係合が解かれてスライダ21bが任意長だけ
伸縮可能となる。伸縮調節部材27を戻すと、先端部が係
合溝26と係合して調節される。なお、伸縮アーム21aと
スライダ21bとの間には蛇腹上のブーツ28が設けられて
いる。 また、伸縮アーム21と固定部24は第10図に示す回動調節
機構30を介して相互に連結されている。すなわち、図中
の符号31はロック用ダイヤルであり、伸縮アーム21側に
一体回動するよう取り付けられている。32はその裏面に
形成されたロック用突起であり、33はロック用ダイヤル
31を貫いて伸縮アーム21と固定部24を同軸で連結するた
めの軸である。 但し、伸縮アーム21は固定部24に対して回動可能であ
り、ロック用ダイヤル31は軸33の軸方向へ移動可能であ
る。なお、軸33は固定部24の各先端部分を貫いて補強部
材19(第9図)へ取り付けられている。 一方、固定部24の端部には、ロック用突起32の起伏位置
にそれぞれ対応して係合溝34が形成されており、これら
の係合溝34に対して起伏いずれの位置でもロック用突起
32が係合可能となっているいる。 なお、第7図及び第8図に示す符号31aはロック用ダイ
ヤル31に設けられたキー穴であり、例えば、エンジン始
動用のキー部材でロック操作でき、これをロック状態と
すれば、ロック用ダイヤル31の抜き出しを規制して、伸
縮アーム21を起伏いずれかの状態で保持可能となってい
る。 次に、本実施例の作用を説明する。まず、第7図の実線
で示す状態は、バックレスト20の通常の使用状態を示
す。この状態からシート3を離れる場合には、前述した
ところによりまず伸縮アーム21を上方へ伸張させる。 次いで、図示しないキー部材によりロック用ダイヤル31
を解除して側方へ引出し、ロック用突起32と係合溝34の
係合を解く。すると伸縮アーム21が固定部24に対して回
動可能となるので、伸縮アーム21をフード23と共に仮想
線のように前方へ回動させて倒伏状態にする。 このとき伸縮アーム21の先端部及びパッド部材22がシー
ト3の上面と接触することなくその前端部を通過し、前
方斜め下がりの状態まで回動している。同時にカバー部
25は伸縮アーム21の回動と共に伸張されてシート3の上
面を後部から前部までの範囲で覆うよう被覆面積を拡大
する。 さらに、伸縮アーム21が所定の倒伏位置まで回動する
と、ロック用ダイヤル31のロック用突起32が別の係合溝
34と係合し、伸縮アーム21は倒伏状態で回動規制され
る。そこで再びロック用ダイヤル31をロックすれば伸縮
アーム21は倒伏状態を維持する。 この倒伏状態のときカバー部25の外表面全体等に突起等
の鋭角部分が出るようにすれば、カバー部25上に乗員以
外の者が着席できないので、いたずらされにくくなる。 このように本実施例は、可動部を伸縮アーム21としたの
で、パッド部材22が存在しても、この存在が支障となる
ことなく所定位置まで倒伏可能となる。そのため乗員後
部支持装置20が使用状態で比較的小型であるにもかかわ
らず、シートを広範囲に覆うことが容易となる。しかも
シートに対する可動部の回動中心位置を比較的自由に決
定できる。 なお、本考案は上記実施例に限定されることなく、種々
の変形や応用が可能である。例えば、カバー部は蛇腹状
に限らず、ゴム布のような伸縮部材であってもよい。
本考案に係る乗員後部支持装置は、乗員の上半身後部を
支持できるのみならず、降車時には少なくともシート上
面全体を覆うことができる大きさの被覆面積を有するシ
ートカバーに変換使用でき、防水、防塵等を行うことが
できる。 そのうえ、シートフレームが補強部材で補強されてお
り、かつこの補強部材により乗員後部支持装置を構成し
ている固定部を部分的に支持するため、固定部からシー
ト側へ加わる荷重を補強部材を介してシートフレーム側
へ広く分散させ、シートフレームの広範囲で受け止める
ことができる。 このため、乗員後部支持装置を取付けてもシートの損傷
又は変形させるおそれを著しく少なくできる。 しかも、補強部材の大部分がシート側面部の内側にあっ
て外部から見えにくいので、シートの外観を殆ど損なわ
ず、乗員後部支持装置を後付する場合に好適である。 そのうえ、比較的大きな被覆面積を有するシートカバー
として変換使用できるにもかかわらず、本来の乗員後部
支持装置としての使用状態ではコンパクトにすることも
可能となる。
支持できるのみならず、降車時には少なくともシート上
面全体を覆うことができる大きさの被覆面積を有するシ
ートカバーに変換使用でき、防水、防塵等を行うことが
できる。 そのうえ、シートフレームが補強部材で補強されてお
り、かつこの補強部材により乗員後部支持装置を構成し
ている固定部を部分的に支持するため、固定部からシー
ト側へ加わる荷重を補強部材を介してシートフレーム側
へ広く分散させ、シートフレームの広範囲で受け止める
ことができる。 このため、乗員後部支持装置を取付けてもシートの損傷
又は変形させるおそれを著しく少なくできる。 しかも、補強部材の大部分がシート側面部の内側にあっ
て外部から見えにくいので、シートの外観を殆ど損なわ
ず、乗員後部支持装置を後付する場合に好適である。 そのうえ、比較的大きな被覆面積を有するシートカバー
として変換使用できるにもかかわらず、本来の乗員後部
支持装置としての使用状態ではコンパクトにすることも
可能となる。
第1図乃至第6図は一実施例を示し、第1図は側面図、
第2図は縦断面図、第3図は部分斜視図、第4図は第3
図のIV-IV線沿う拡大断面図、第5図はシートフレーム
の底面図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う拡大断面図
である。 第7図乃至第10図は他の実施例を示し、第7図は側面
図、第8図は部分斜視図、第9図は一部を切り欠いて示
す要部の斜視図、第10図は要部の展開図である。
第2図は縦断面図、第3図は部分斜視図、第4図は第3
図のIV-IV線沿う拡大断面図、第5図はシートフレーム
の底面図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う拡大断面図
である。 第7図乃至第10図は他の実施例を示し、第7図は側面
図、第8図は部分斜視図、第9図は一部を切り欠いて示
す要部の斜視図、第10図は要部の展開図である。
1……車体、2……シート取付部、3……シート、5…
…ヒップストッパー(乗員後部支持装置)、6……下部
ボディ(固定部)、7……上部ボディ(可動部)、8…
…カバー部、20……バックレスト(乗員後部支持装
置)、21……伸縮アーム(可動部)、24……固定部、25
……カバー部。
…ヒップストッパー(乗員後部支持装置)、6……下部
ボディ(固定部)、7……上部ボディ(可動部)、8…
…カバー部、20……バックレスト(乗員後部支持装
置)、21……伸縮アーム(可動部)、24……固定部、25
……カバー部。
Claims (1)
- 【請求項1】自動2輪車の車体上へ回動可能に取付けら
れたシート(3)と、このシート(3)上に設けられて
乗員の上半身後部を支持するための乗員後部支持装置
(5,20)とを備えたシート装置において、 前記乗員後部支持装置(5,20)は、シート(3)の後部
へ不動に取付けられた固定部(6,24)と、 前記シート(3)に対して起伏自在に設けられ、前方へ
倒伏したとき先端部が前記シート(3)の前端部より前
方に位置するよう構成された可動部(7,21)と、 一端を前記可動部に他端を前記固定部(6,24)にそれぞ
れ取付けた伸縮自在のカバー部(8)とを備え、 前記カバー部(8)は、前記可動部(7,21)を前方へ倒
伏するとそれに伴って伸張し、少なくとも前記シート
(3)の上面全体を覆うに足る大きさに変化し、前記可
動部(7,21)を起立させると面積を収縮させるように変
化するとともに、 前記シート(3)の内側に設けられたシートフレーム
(17)の周囲を垂下壁状のフレームスカート部(17a)
とし、 側面視でこのフレームスカート部(17a)の内側へ重な
って前後方向へ長く配設される補強部材(19)を設け、 この補強部材(19)の一部をシートフレーム(17)へ連
結し、かつ他の一部分をシート外方へ突出する支持用突
出部(19c)とし、この支持用突出部(19c)によって前
記固定部(6,24)を部分的に支持した、 ことを特徴とする自動2輪車用シート装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987171130U JPH0712232Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 自動2輪車用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987171130U JPH0712232Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 自動2輪車用シート装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0174985U JPH0174985U (ja) | 1989-05-22 |
| JPH0712232Y2 true JPH0712232Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31462687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987171130U Expired - Lifetime JPH0712232Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 自動2輪車用シート装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712232Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504054B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2010-07-14 | 本田技研工業株式会社 | 二・三輪車両用シート構造 |
| JP4803772B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2011-10-26 | 健司 林 | スクーターのニーグリップバー及びニーグリップバー付スクーター |
| JP5399171B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-01-29 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のバックレスト構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58135381U (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-12 | 当麻 倖士 | 車両用背もたれ兼用雨よけカバ− |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP1987171130U patent/JPH0712232Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0174985U (ja) | 1989-05-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6311007B2 (ja) | ||
| JPH10175448A (ja) | キャブリオレ形乗用車のルーフ構造 | |
| JPH0127898B2 (ja) | ||
| JPH0712232Y2 (ja) | 自動2輪車用シート装置 | |
| JP4124202B2 (ja) | 低速走行用小型車両のルーフ装置 | |
| JPH08197957A (ja) | 格納式キャノピ | |
| JP3128169B2 (ja) | 幌付自動車の幌取付構造 | |
| JP3134116U (ja) | 折畳み式車椅子の覆い装置 | |
| JPH06106986A (ja) | 幌付自動車の幌構造 | |
| JP2000153741A (ja) | シークレットスペース配設構造 | |
| JP2587887Y2 (ja) | ミラー付コンソールボックス | |
| JP2001314276A (ja) | アームレスト | |
| JPS6114264Y2 (ja) | ||
| JPH0326014Y2 (ja) | ||
| JPH0110279Y2 (ja) | ||
| JPH0335638Y2 (ja) | ||
| JP3113300B2 (ja) | 幌型車両の幌ユニット格納構造 | |
| JPH0228984Y2 (ja) | ||
| JPH0326013Y2 (ja) | ||
| JPS6347140Y2 (ja) | ||
| JP2005329739A (ja) | 3ドアーの小型トラック | |
| JP3666487B2 (ja) | ルーフ装置付き低速走行用小型車両及び低速走行用小型車両のルーフ装置 | |
| KR890009171Y1 (ko) | 승용차용 차양막 | |
| JP2527967Y2 (ja) | 巻取式トノカバー装置の設置構造 | |
| JPS5816886Y2 (ja) | 着脱式屋根を有する自動車のサンバイザ兼用エア−フラツプ装置 |