JPH0712265B2 - 海底内雑海藻等の除去装置 - Google Patents

海底内雑海藻等の除去装置

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JPH0712265B2
JPH0712265B2 JP7103193A JP7103193A JPH0712265B2 JP H0712265 B2 JPH0712265 B2 JP H0712265B2 JP 7103193 A JP7103193 A JP 7103193A JP 7103193 A JP7103193 A JP 7103193A JP H0712265 B2 JPH0712265 B2 JP H0712265B2
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  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海草特に昆布の育成に
障害となる貝、藻等を魚礁や岩肌から除去するのに用い
て好適な海底内雑海藻等の除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に昆布漁は、海流に乗って流れ着い
た胞種が魚礁や岩肌に付着し、成長した昆布を2年後に
採取するものであり、収穫期終了後は魚礁や岩肌に付着
している貝殻や藻等(以下雑海藻等という)を除去して
胞種が付着し易いようにする必要がある。
【0003】このため、従来雑海藻等を除去する方法と
して、自航式船にチェーンを取り付けて海底を引きずる
方法、火薬により岩を水中爆破して新しい岩肌を形成す
る方法、油圧ショベルを作業台船に搭載し、バケットの
爪で岩肌を掻き撫でる方法が行われている。
【0004】また、特願平1−318638号の出願に
より、回転装置の先端に取着した鍋底形のドラムに金属
ブラシを放射状に突設した魚礁清掃機が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうちチェーンを曳行する方法にあっては、曳行
船が小型の場合にはチェーンが岩に引掛かって曳行不能
になることが度々起り、作業能率が低いという欠点があ
り、逆に大型の曳行船の場合には浅瀬の多い昆布魚礁で
は使用範囲が限定されるという欠点がある。
【0006】また、火薬を用いる方法は大規模の作業に
は費用が嵩むと共に、危険性が伴うという欠点がある。
更に、バケットの爪を用いる方法は手探りで行うため十
分な除去作業を行えないし、作業能率も悪いという欠点
がある。
【0007】更に、魚礁清掃機にあっては、岩盤に当っ
た金属ブラシが根曲りしてしまうために十分な除去効果
を発揮できないという欠点、及びバケットの爪による方
法と同様に手探りで行うために、凹凸のある岩肌を確実
に掻き払うことができないという欠点がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑み
なされたもので、魚礁及び岩に引っ掛かることなくこれ
らの表面を掻き払うことができ、雑海藻等を確実に除去
することができる海底内雑海藻等の除去装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明は、作業機のアーム先端に回動
可能に軸支され、内側に液密のモータ室が形成されてい
るバケットと、前記モータ室内に位置して該バケットに
設けられ、駆動軸を該バケットの外側に突出させた駆動
モータと、前記駆動軸の先端に取着され、該駆動モータ
により回転駆動されるチェーン支持体と、周方向に離間
して各基端側が該チェーン支持体に係着され、先端側が
自由端になった複数本の旋回チェーンを有する雑海藻等
除去チェーン部とから構成し、前記バケットの回動時に
該バケットの先端が描く弧状軌跡より外周側に前記各旋
回チェーンの自由端側が位置するように該旋回チェーン
の長さを設定したものからなる。
【0010】
【作用】バケットを回動し、その先端を魚礁、岩盤に当
接させてバケットの高さを位置決めする。この状態でバ
ケットを回転して雑海藻等除去チェーン部を下向きに
し、駆動モータにより雑海藻等除去チェーン部を回転さ
せる。
【0011】チェーン部に絡み付いた雑海藻は、チェー
ン部を逆回転することにより解きほぐして除去する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0013】図において、1は作業機としての油圧ショ
ベルを示し、該油圧ショベル1はショベル本体2と、該
ショベル本体2のフロントを構成し、基端側がショベル
本体2に軸支されたブーム3と、該ブーム3の先端に軸
支されたアーム4とから構成してある。
【0014】5は前記アーム4の先端に軸支されたバケ
ットを示す。6は該バケット5を構成するバケット本体
を示し、該バケット本体6は左、右の側板6A、6A
と、略U字状に形成され、幅方向両端が該各側板6Aに
溶接手段により固着された底板6Bと、該底板6Bの先
端に突設された複数の爪6C、6C、・・・(図中は1
個のみ示す)とから構成してあり、底板6Bの最下部に
は軸挿通穴7が開口形成してある。8は該バケット本体
6内の上部側に設けられた密閉板を示し、該密閉板8と
バケット本体6とによってバケット5内には液密のモー
タ室9が形成してある。
【0015】そして上述の構成からなるバケット5は底
板6Bの後部外面に固着した取付ブラケット10を介し
てアーム4に軸支され、また、リンク11、11を介し
てバケットシリンダ12によって回動可能になってい
る。
【0016】13は回転駆動装置を示し、該回転駆動装
置13は油圧モータ14と該油圧モータ14の出力軸1
4Aにスプライン結合された駆動軸15と、内側フラン
ジ16A及び外側フランジ16Bを有する円筒体からな
り、ラジアル軸受17、17を介して駆動軸15に外嵌
されると共に、ボルトを介して油圧モータ14に締着さ
れた支持筒16とから構成してある。
【0017】そして、回転駆動装置13はバケット本体
6内に固着した支持板18に内側フランジ16Aを締着
し、バケット本体6の底板6Bにシール部材19を介し
て外側フランジ16Bを締着することにより、油圧モー
タ14をモータ室9内に位置させ、支持筒16の先端側
を軸挿通穴7を介して外側に突出させた状態でバケット
5に取着されている。
【0018】20は前記駆動軸15の先端側に取着され
たチェーン取付部を示し、該チェーン取付部20は駆動
軸15にキー結合され、ナット20Aにより駆動軸15
に締着された円板状の接続部材20Bと、該接続部材2
0Bにボルト止めされたチェーン回転盤20Cと、該チ
ェーン回転盤20Cの下面に周方向に離間して突設され
た5個のチェーン掛止具20D、20D、・・・とから
構成されている。
【0019】更に、21は前記チェーン取付部20に吊
設された雑海藻等除去チェーン部を示し、該雑海藻等除
去チェーン部21は基端側が前記各チェーン掛止具20
Dに係着され、先端側が自由端となった5本の旋回チェ
ーン21A、21A、・・・と、該各旋回チェーン21
Aの長手方向中間部を互いに連結する中間連結チェーン
21B、21B、・・・と、各旋回チェーン21Aの先
端側に係脱可能に係合され、各旋回チェーン21Bを互
いに連結する先端側連結チェーン21C、21C、・・
・と、各旋回チェーン21Aの先端に係着された重錘2
1Dとから構成してある。
【0020】ここで、各旋回チェーン21Aの長さL
は、バケット5を回転させたときに爪6Cが描く弧状軌
跡より400〜500mm以上外周側に旋回チェーン2
1Aの自由端側が位置するように設定してある。(図1
参照)。
【0021】なお、図3に示すように、中間連結チェー
ン21Bより下方に位置して各旋回チェーン21Aに重
錘21Dに代えて二又用チェーン22Aを連結した雑海
藻等除去チェーン部22に構成してもよい。
【0022】本実施例装置は上述の如く構成されるが、
次にその作動について説明する。
【0023】作業時には、アーム4に実施例装置を装着
した油圧ショベル1を図4に示すように走行台車Aに搭
載するか、或は図5に示すように作業台船Bの甲板上に
搭載して作業現場まで移動する。
【0024】作業開始に際しては、まず海底内の状況を
調べ、平滑な岩盤の状態であれば各旋回チェーン21A
に重錘21Dと先端側連結チェーン21Cを取付けた雑
海藻等除去チェーン21をチェーン取付部20に接続す
る。他方、岩盤が凹凸の激しい状態であれば、二又用チ
ェーン22Aを取付けた雑海藻等除去チェーン22をチ
ェーン取付部20に接続する。
【0025】しかる後、ブーム3、アーム4を俯仰動
し、また、バケットシリンダ12を作動してバケット5
を回転して爪6Cを下向きの状態にし、魚礁や岩盤に当
接させることによりバケット5を位置決めする。
【0026】次に、爪6Cが上向きの状態になるように
バケット5を逆転させ、雑海藻等除去チェーン部21を
図4及び図5に示すように吊子げた状態にした後、油圧
モータ14を駆動して該チェーン部21を回転させる。
これにより、各旋回チェーン21Aが雑海藻を搦め捕る
と共に、貝殻を岩から剥し取り或は破砕する。
【0027】この際、各旋回チェーン21Aに先端側連
結チェーン21Cを連結し、重錘21Dを設けておくこ
とにより、旋回チェーン21Aが遠心力によって浮き上
がるのを防止でき、各旋回チェーン21Aは岩肌、魚礁
の表面を確実に掻き払うことができる。
【0028】また、各旋回チェーン21Aに二又用チェ
ーン22Aを取付けた雑海藻等除去チェーン部22を用
いた場合には、岩盤の凹陥部内も掻き払うことができ
る。
【0029】雑海藻等除去チェーン部21、22に絡み
付いた雑海藻は該チェーン部21、22を逆回転させる
ことにより、解きほぐして除去する。この時、特に空中
で逆回転させることにより容易に除去できる。
【0030】本実施例装置は上述した如くであって、油
圧モータ14をバケット5の内側に液密に設けたモータ
室9に格納したから、潤滑油等の漏洩による海水の汚染
を防止できると共に、海水による油圧モータ14の発錆
を防止できる。
【0031】また、旋回チェーン21Aの先端側がバケ
ット5の爪6Cが描く弧状軌跡の半径Rより400〜5
00mm以上外周側に位置するように、旋回チェーン2
1Aの長さLを設定してあるから、作業中にチェーン取
付部20が魚礁や岩盤に衝突する事態を防止できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。
【0033】(イ)バケットに駆動モータと該駆動モー
タにより回転駆動する雑海藻等除去チェーン部を設けた
から、バケットによって雑海藻等除去チェーン部の位置
決めが可能になり、旋回チェーンは魚礁、岩盤の表面を
確実に掻き払って雑海藻等を効率良く除去できる。
【0034】(ロ)変形自在な旋回チェーンを用いたか
ら、旋回チェーンが魚礁や岩盤に引っ掛かることがな
く、除去作業を円滑に行うことができる。。
【0035】(ハ)雑海藻等除去チェーン部に絡み付い
た雑海藻は該チェーン部を逆回転することにより容易に
除去できるから、作業性に優れている。
【0036】(ニ)駆動モータはバケット内に設けた液
密のモータ室内に配置したから、潤滑油等による海水の
汚染を防止できるし、逆に海水による駆動モータの発錆
を防止でき、耐久性のある装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る海底内雑海藻等の除去装
置の全体構成図である。
【図2】実施例装置を構成する駆動装置の縦断面図であ
る。
【図3】二又用チェーンを用いた雑海藻等除去チェーン
部の部分拡大図である。
【図4】実施例装置を用いた作業状態を示す説明図であ
る。
【図5】実施例装置を用いた他の作業状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
4 アーム 5 バケット 9 モータ室 14 油圧モータ 15 駆動軸 20 チェーン取付部 21 雑海藻等除去チェーン部 21A 旋回チェーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機のアーム先端に回動可能に軸支さ
    れ、内側に液密のモータ室が形成されているバケット
    と、前記モータ室内に位置して該バケットに設けられ、
    駆動軸を該バケットの外側に突出させた駆動モータと、
    前記駆動軸の先端に取着され、該駆動モータにより回転
    駆動されるチェーン支持体と、周方向に離間して各基端
    側が該チェーン支持体に係着され、先端側が自由端にな
    った複数本の旋回チェーンを有する雑海藻等除去チェー
    ン部とから構成し、前記バケットの回動時に該バケット
    の先端が描く弧状軌跡より外周側に前記各旋回チェーン
    の自由端側が位置するように該旋回チェーンの長さを設
    定してある海底内雑海藻等の除去装置。
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JPH0817642B2 (ja) * 1993-09-28 1996-02-28 釧石工業株式会社 海底の清掃方法
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