JPH07123224B2 - レベルシフタ回路 - Google Patents

レベルシフタ回路

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JPH07123224B2
JPH07123224B2 JP3298807A JP29880791A JPH07123224B2 JP H07123224 B2 JPH07123224 B2 JP H07123224B2 JP 3298807 A JP3298807 A JP 3298807A JP 29880791 A JP29880791 A JP 29880791A JP H07123224 B2 JPH07123224 B2 JP H07123224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイポーラCMOS
(以下「BiCMOS」と記す)論理回路に関し、特に
CMOS入力バッファに対するBiCMOS ECLで
使用するのに十分に適合し、その性能を著しく向上させ
る新規なレベルシフタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、双方の利点を利用するために同じ
半導体チップにおいてCMOSおよびバイポーラデバイ
スの双方を実装し、いわゆるBiCMOS技術に連がる
新しい回路が開発されてきた。例えば、純粋のCMOS
メモリ以上の高速を達成し、かつ純粋のバイポーラメモ
リ以上に電力消費を低くするために、益々スタティック
ランダムアクセスメモリ(SRAM)がこれらのBiC
MOS技術を用いるようになった。その結果(例えばE
CLタイプのような)バイポーラデバイスとCMOSデ
バイスの双方とが同じチップに形成される。主要な問題
点は、ECL回路における高および低電圧レベルがCM
OS回路におけるものと異なることである。例えば、典
型的なECL回路はそれぞれ約−0.9および−1.7
ボルトである標準的な高および低電圧で動作し、一方典
型的なCMOS回路はそれぞれ約−0.4および−4.
1ボルトである高および低電圧で動作する。その結果、
ECL回路の出力をCMOS回路の入力に結合するため
に、論理レベルを変えるために変換回路が通常採用され
ている。例えば、BiCMOSの独立型のSRAMチッ
プの殆んどはECLと互換性の入力電圧とCMOSと互
換性の出力電圧を備えた入力バッファあるいはレシーバ
を必要とする。事実、入力バッファはBiCMOS S
RAMにおいて益々頻繁に用いられ、かつそれらの全体
性能に対して不可欠である。さらに(1Mbから4Mb
およびそれ以上の)高密度BiCMOSSRAMは、E
CL電源レベルに耐えることのできないことが多いサブ
ミクロンのゲート長を備えたCMOSトランジスタを必
要とする。例えばECL100Kのファミリにおいて
は、付与される標準電源電圧はVee=−4.5Vおよび
cc=0Vである。そのような電源電圧があれば、いわ
ゆるホットエレクトロン効果が発生し、そのため好まし
くないスレッショルド電圧(VT)シフトを発生させ
る。これらの全ての理由のために、バイポーラ回路に対
して用いられるものより低い電源電圧を提供する電源に
より、電力を高密度BiCMOS SRAMに供給する
必要がある。
【0003】従来の入力バッファは、三段、即ちECL
レシーバ、ECL−CMOSレベルシフタおよび出力ド
ライバから構成される。残念ながらこの従来のタイプの
回路では、電流は一定に流れることによって永久的に電
力を消費させる。別の問題は、ECL電圧は例えば温度
のような環境条件の変化に対して敏感で、かつ該変化と
共にドリフトする傾向がある。ECL回路に対する高レ
ベルと低レベルとの間のスイングは、ただの0.8ボル
トであるので、1ボルトの数十分の1の変化でも、回路
の正しい動作に対して有害な性能およびノイズマージン
問題を発生させうる。
【0004】さらに別の問題は、レベルシフタ段によっ
て発生するレベル変換は伝播遅れを導入し、これは入力
バッファの性能に悪影響を与えることである。レベルシ
フタ段で使用されるトランジスタの数は、性能と、集積
回路において入力バッファを実行するに要するチップス
ペースとに対して直接のインパクトを有している。
【0005】従来技術のこれら深刻な問題に対する最近
の一時的な解決法は、(1)1989年8月のIEEE
Journal of Solid State C
ircuitsの1021〜1026頁において発表さ
れているTamba他の論文「An 8ns 256k
BiCMOS RAM」に記載されている。この論文
によれば、特にその図8において、ECL標準入力信号
をCMOSタイプの出力信号に変換する二段入力バッフ
ァが開示されている。この二段入力バッファは、本特許
出願の図1において参照番号10で示されている。
【0006】図1を参照すれば、入力バッファ10の第
一段11は、入力エミッタファロワ回路12と、電流ス
イッチ回路13および能動プルダウン回路14とによっ
て形成されている。入力エミッタファロワ回路12は、
NPNトランジスタQ1と電流源I0 とからなる。電流
スイッチ回路13は、差動形態で接続され、かつ電流源
1 (Q4/R3)によって供給を受けるNPNトラン
ジスタQ2とQ3とから形成されている。NPNトラン
ジスタQ2とQ3とは、それぞれ抵抗R1とR2とによ
って負荷される。トランジスタQ2のベースはトランジ
スタQ1のエミッタによって駆動され、一方トランジス
タQ3のベースは基準電圧VRに接続されている。入力
エミッタファロワ回路12と電流スイッチ回路13と
は、前述のECLレシーバを適正に形成する。11Aで
示すECLレシーバは、それぞれVcc(典型的には接
地)およびVee(例えば100K ECLファミリに対
しては−4.5V)である第1と第2の供給電圧との間
でバイアスされる。ECLレシーバ11Aの役割は、入
力信号Vinを増幅することである。増幅された信号V
AおよびVBは、それぞれECLレシーバのノードAお
よびBにおいて得られる。能動プルダウン回路14は、
それぞれバイポーラNPNトランジスタと、エミッタ負
荷としてのNFETからなる終端インピーダンスとから
構成される2個のエミッタファロワ回路とからなる。こ
れらのデバイスは、第1と第2のエミッタファロワ回路
に対してそれぞれQ5、QN1およびQ6,QN2で示
されている。トランジスタQ5とQ6のベース電極は、
それぞれ電流スイッチ回路13のノードAとBとに接続
されている。能動プルタウン回路14は、前記第1の供
給電圧Vccと第3の供給電圧Vt(例えばVt=−2
V)との間に接続されている。第1段11は、第2段を
駆動する2個の出力信号S1およびS2を供給する。
【0007】第2段15は、ECL−CMOSレベルシ
フタ回路16とブースタ回路17とを含む。ブースタ回
路17は、2個のNPNバイポーラトランジスタQ7と
Q8とを含み、入力バッファ10の駆動出力段を形成す
る。レベルシフタ回路16の上部分には、一対のPFE
T QP1とQP2並びに一対のNFET QN3およ
びQN4が図1に示すように結合され、トランジスタQ
7のベースを駆動する。PFET QP1とQP2と
は、能動プルダウン回路14によって供給される信号S
1およびS2によってそれぞれ駆動される。デバイスQ
P2およびQN4の共通のノードは、出力トランジスタ
Q7のベースに接続されている。同様に、回路16の下
部分は、図1に示すように結合された3個のNEFT
QN5,QN6およびQN7並びに1個のPFET Q
P3とを含んでいる。PFET QP3のゲート電極は
信号S1によって駆動される。NFET QN6および
QN7の共通ノードによって供給される信号は、出力ト
ランジスタQ8のベースを駆動する。NFET QN7
のドレインとNFET QN6のゲート電極とは、出力
トランジスタQ7およびQ8の共通ノード19、即ち、
いわゆる入力バッファ10の回路出力ノードに接続され
ている。ECL標準の回路入力信号Vinが、入力バッフ
ァ10の端子18に供給されると、入力バッファは、前
記回路出力ノードに結合された端子19においてMOS
/CMOSタイプの回路出力信号Voutを発生する。
【0008】ノードAにおける電流スイッチの出力信号
VAが低いとき(信号VBが高いとき)、NFET Q
N2はトランジスタQ6の電流を遮断し、一方トランジ
スタQ5とNFET QN1とは導通する。このよう
に、能動プルダウン回路14は、前述の従来のECL−
CMOSレベルシフタ回路の電力の半分のみを消費させ
る。
【0009】図1の回路バッファ10は、回路出力信号
の一相(Vout )のみ発生させるので、単相タイプであ
る。しかしながら、相補位相(以下「NOT Vout
と記す)が必要とされる場合、第2段15は、図2にお
いて示すように15′で示す複製回路によって二重化す
る必要がある。
【0010】図2を参照すれば、図1に示す二段入力バ
ッファ10は、端子19および19′においてVout
NOT Vout (注「NOT Vout は図2のVout
上にバーを引いた記号を意味する。)回路出力信号を同
時に供給する、10′で示す二相式として概略図示され
ている。構成要素総数(count)を設定すべく実行
するに必要な各種回路を示すために入力バッファ10が
使用されている。図2の入力バッファ10′は、7個の
回路ブロックからなり、ECLレシーバから前記(回路
12と13)並びに第3の供給電圧発生器(Vt発生
器)を排除すれば、要素総数は、6バイポーラトランジ
スタと18のFETデバイスとである。
【0011】要約すれば、本明細書で開示の特定の能動
プルダウン回路14のため、入力バッファ10が消費す
るDC電流は減少する。さらにレベルシフタ16と出力
ドライバ17とは、1個の単一回路に組み合わされる
(バイポーラブースタを備えたECL−CMOSレベル
シフタ)ので、入力バッファ10は、従来の回路におけ
る三段の代りに二段で形成される。その結果、前記入力
バッファ10に対しても一層高速で、かつより密度の高
い集積化が達成される。例えば、10mWの電力消費に
おいて1.8ns以下の伝播遅延時間が発生する。しか
しながら、図1に示す入力バッファ10は、それが後述
するように前述の問題に対する極部分的な解決法のみを
提供するので、依然として若干の重大な不都合を有して
いる。まず、静止状態においてはトランジスタQ5ある
いはQ6は導通していて供給電圧Vccから電流が引き込
まれるので、能動プルダウン回路14は、従来の回路に
おけるよりも少ないものの依然として過剰の電力を消費
させる。さらに、プルダウン回路14は、その実現のた
めに数個の構成要素を必要とする(図2から明らかな)
特定のVt基準電圧発生器を必要とする。入力バッファ
10は、従来の三段の入力バッファと比較すると二段構
造であるので比較的に密度の高い回路であるが、図2の
二相式では第二段15の必要な複製によって、集積密度
に関しては単相式の利点を著しく低下させる。
【0012】さらに、図1に示す入力バッファ10は、
特に、出力トランジスタQ8の制御を遅速させるレベル
シフタ回路16の下部分の二レベル構造のため比較的遅
い。最後に、能動プルダウン回路14は、1Vbe(約
0.8VであるトランジスタQ5またはQ6のベース/
エミッタの電圧低下)だけ第一段の出力信号S1および
S2をシフトさせるので、低増幅作用のみが生ずる。そ
の結果、後続の回路即ちレベルシフタ回路16におい
て、より多くのデバイスが必要とされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主要
な目的は、静止状態において実質的に電力消費の無いB
iCMOSレベルシフタ回路を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、能動プルダウン回路
に対する特定の電圧発生器を必要としないBiCMOS
レベルシフタ回路を提供することである。
【0015】本発明のさらに別の目的は、高い信号増幅
に対して大きい電圧シフトを示すBiCMOSレベルシ
フタ回路を提供することである。
【0016】さらに別の本発明の目的は、遅延を最小に
し、集積密度を最大にするために内部レベルの数を低減
したBiCMOSレベルシフタ回路を提供することであ
る。本発明の別の目的は、CMOS入力バッファに対す
るECLで使用するように十分適合したBiCMOSレ
ベルシフタ回路を提供することである。
【0017】さらに別の本発明の目的は、電力消費を低
減し、性能を向上させた、CMOS入力バッファに対す
るECLを提供することである。
【0018】本発明のさらに別の目的は、主として二相
式において集積密度を増して論理回路ブロックの数を減
少させたCMOS入力バッファに対するECLを提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらおよびそ
の他の目的は、新規のレベルシフタ回路と、CMOS入
力バッファに対するBiCMOS ECLを形成するた
めに他の回路と組合せたものとによって達成される。
【0020】本発明によれば、エミッタファロワー形態
に取り付けられた第1と第2のNPNバイポーラトラン
ジスタを備え、かつそれぞれのエミッタの負荷が第1と
第2の供給電圧の間で接続された2個の枝路を形成して
いる新規なBiCMOSレベルシフタ回路が開示されて
いる。差動入力信号が、それぞれのベース電極に供給さ
れる。前記第1と第2のバイポーラトランジスタのエミ
ッタ負荷は、間に共通ノードを備えた電圧源とスイッチ
とを含む。この共通ノードは、電圧源の第1の極と、ス
イッチの第1の接点とによって形成されている。スイッ
チの第2の接点は、第2の供給電圧に結合されている。
スイッチの共通の点は、レベルシフタ回路の1個の主出
力端子を構成し、従って前記入力信号のそれぞれの電位
に応じてスイッチの第2の接点を介して前記の共通ノー
ドあるいは前記第2の供給電圧に接続されている。前記
入力信号の差動構造のため、スイッチは反対方向に動作
する。
【0021】各枝路におけるレベルシフタ回路の好適実
施例によれば、電圧源はPFETから構成され、スイッ
チは直列に接続されたPFETとNFETとから構成さ
れ、前記NFETのゲート電極は他方の枝路の前記共通
ノードの電位によって制御される。さらに、各枝路にお
いて、電圧源を形成するPFETのゲート電極は、スイ
ッチを形成するFETデバイスの共通ノードに接続され
ている。スイッチを形成するPFETデバイスのゲート
電極は、第2の供給電圧に接続されている。
【0022】そして、前記FETデバイスに下記式が適
用され、 K(N1)xK(P2)/K(P1)xK(P4)=1
及び K(N2)xK(P1)/K(P2)xK(P3)=1 ただし、 K=μWCox/2L であり、ここで、F
ETデバイスに対して、μはキャリア移動度,Coxは
ゲート酸化物のキャパシタンス、Wはデバイスの幅及び
Lはデバイスの長さである。
【0023】さらに本発明によれば、電流スイッチを備
えて、直列に接続されたエミッタファロワを含み、EC
L入力信号(Vin)に応答して電流スイッチ出力ノード
において2個の差動出力信号を供給する従来のECLレ
シーバと、前述のレベルシフタ回路と、レベルシフタ回
路の出力ノードに接続され、CMOSレベルにおいて1
N PHASE(VOUT)回路出力信号ととOUT
OF PHASE(NOT VOUT(VOUTの上に
バーを引いた記号を意味する。))回路出力信号とを供
給する2個のBiCMOS出力ドパイバとを含む、CM
OS入力バッファに対する改良ECLも開示されてい
る。
【0024】最後に、新規のレベルシフタ回路を含むC
MOS入力バッファに対する新しいBiCMOS EC
Lが開示さている。このECLは、既存の解法と比較し
て遅延を短く、DC電力散逸を低減する。本発明の特徴
と考えられる新規な特徴が特許請求の範囲に記載されて
いる。しかしながら本発明自体並びに本発明のその他の
目的や利点は、添付図面と関連して読めば図示の好適実
施例の以下の詳細説明を参照することにより最良に理解
しうる。
【0025】
【実施例】本発明の新規なレベルシフタ回路を図3の
(A)において20で示す。図3の(A)を参照すれ
ば、回路20は、それぞれエミッタファロワ形態で取り
付けられることによって、第1と第2の供給電圧、それ
ぞれVccとVeeとの間に接続された2個の枝路を形成し
ている2個のバイポーラNPNトランジスタT1とT2
とを基本的に含む。各枝路において、エミッタ負荷は直
列の3個のFETデバイスから構成され、相互交差結合
の接続が、枝路の間で達成される。第1の枝路におい
て、NFET N1と共に2個のPFET P1とP3
とが、トランジスタT1のエミッタと直列に接続され、
ノードC、EおよびGを形成する。同様に、第2の枝路
においては、PFET P2とP4がNFET N2と
共にトランジスタT2のエミッタ負荷を形成し、ノード
D、FおよびHを形成する。信号VAとVBとが、トラ
ンジスタT1およびT2のベース電極を駆動する。前記
信号は、図1の回路12、13によって形成されたレシ
ーバ11Aのような従来のECLレシーバから発生する
ものと想定する。レシーバ11AのノードAおよびBに
おける電位に応じて可変ドレイン電流が前記枝路を流れ
る。希望するラッチ作用を達成するために、NFET
N1とN2のゲート電極が、それぞれノードFおよびE
に接続されている。レベルシフタ回路20の出力信号
が、それぞれ左右の枝路におけるノードE、Gおよび
F、Hにおいて得られる。出力端子21、22および2
3、24は、それぞれこれらのノードに接続されてい
る。PFET P3およびP4は、共通ゲート形態に接
続され、従ってそれらのゲート電極でなく、それらのソ
ース領域によって制御される。PFET P1およびP
2の役割は、レシーバ11AのそれぞれノードAおよび
Bにおける電位に対してノードEおよびFにおいて所望
の電圧シフトを提供することである。例えば、左側枝路
即ち第1の枝路において発生する電圧シフトは、例えば
約2VのVbe(T1)+Vgs(P1)とに等しい。FE
Tデバイスの対、N1−P3とN2−P4とは、後述す
るように主としてスイッチとして動作する。
【0026】前記回路の動作をノードAおよびBの一方
の遷移について示し、他方は対称的に分布することによ
り導き出すことができる。ノードAにおける電位が上昇
すると想定すると、ノードCが追従し、PFET P1
とP3とが導通状態とされるので、ノードEおよびGに
おける電位も上昇する。ここでNFET N2が導通す
ることによって(PFET P4がオンであるので)ノ
ードHおよびFをプルダウンし、NFET N1を遮断
する。一方、ノードBにおける電位が低下し、ノード
D、FおよびHにおける電位降下を加速させる。
【0027】図3の(B)は、この遷移の後の静止状態
における図3の(A)の回路を示す。回路20′におい
ては、デバイスP3およびN2は、それらのドレインソ
ース電圧が無視するほどであるので表示されていない。
遷移の終了時、第1の枝路における電流は、NFET
N1の低いVgsによって制限され、第2の枝路における
電流もPFET P2およびP4の低いVgsおよびVds
によって制限される。静止状態におけるDC電流の典型
的な値は20〜50μAの範囲である。
【0028】図3の(C)は、本発明のレベルシフタ回
路の基本原理を明らかにしている。回路20”におい
て、PFET P1およびP2は、それぞれVgs(P
1)とVgs(P2)に等しい電圧源25および26によ
って表わされている。FETデバイスN1、P3および
P4、N2は、それぞれ27、28で示すスイッチによ
って表わされている。電圧源25の一方の極とスイッチ
27の第1の接点との間に形成されたノードEは、電圧
源とスイッチとの間の共通のノードと称される。同様の
ことがノードFにも適用される。スイッチ27と28と
の他方の接点が、第2の供給電圧Veeに接続されてい
る。接続間ラインは、ノードIと称される。スイッチの
位置は、ノードAおよびBにおける電位から直接導出さ
れた、前記共通ノードにおける電位によって主として決
められる。ノードAが高レベルでノードBが低レベルの
とき、ノードFにおける電位はNFET N1を遮断す
るに十分低く、従ってスイッチ27は、PFET P3
がオンであるので、ノードE(および端子21)を端子
22に短絡する。その結果、出力端子21/22での電
位が高く、(Vbe(T1)+Vgs(P1))を差し引い
たノードAにおける電位と等しい。端子23における電
位は低い。スイッチ28は、端子24を前記の第2の供
給電圧Veeに接続する。図3の(C)において、スイッ
チ27と28とは、図3の(B)に示す静止状態に応じ
て位置決めされる。
【0029】回路の良好な動作とその適正化とについて
全体的に以下考察する。まず、その差動構造に従って、
諸デバイスに対称性を適用する。従って、各枝路におけ
る対応するデバイスは同一でなければならない。換言す
れば、それらは同じ寸法でなければならず、記号的には
例えばP1≡P2、P3≡P4およびN1≡N2であ
る。その後、動作をさらに最適化すればよい。極性条件
にかかわらず、PFETP1およびP2のVgsを等し
く、例えば信号VAおよびVBとすることが望ましい。
このように、ノードGおよびHにおける出力信号は、ノ
ードAおよびBにおいて発生した入力信号から一定のD
C降下を引いたものにそれぞれ等しい。その点に関して
満足させるべき関係を提供する大体の理由を以下に詳記
する。
【0030】ノードAが高レベルでノードBが低レベル
のとき、図3の(A)に示すレベルシフタ回路20は、
図3の(B)に概略図示する回路20の簡単な形になる
ものと想定する。さらに、全てのデバイスが、それ程差
異のないPFETおよびNFETのスレッショルド(V
T)で飽和するものと想定すると、Vgs(P1)=Vgs
(P2)を保証するためにFETデバイスによって満足
すべき特定の条件は、以下のように計算することにより
図3の(B)の回路から決めることができる。第1の枝
路において、デバイスP1とN1とを流れる電流はそれ
ぞれ、 Ids(P1)=K(P1)(Vgs(P1)−VT(P1))2 (1) Ids(N1)=K(N1)(Vgs(N1)−VT(N1))2 (2) である。
【0031】第2の枝路において、デバイスP2とP4
とを流れる電流はそれぞれ、 Ids(P2)=K(P2)(Vgs(P2)−VT(P2))2 (3) Ids(P4)=K(P4)(Vgs(P4)−VT(P4))2 (4) ここで K=μWCox/2L であり、 所定のFETデバイスに対して、μはキャリヤの移動
度、Coxは酸化ゲートキャパシタンス、Wはデバイス
の幅、LはFETデバイス長さである。
【0032】例えば K(P1)=μP ・Cox・W(P1)/2L(P1),K(N1)=μN ・C ox・W(N1)/2L(N1),………… Ids(P1)=Ids(N1)であり、Ids(P
2)=Ids(P4)であるので、前記の式(1)から
(4)までを組み合わせることにより最終的に以下の式
が得られる。
【0033】 (5) K(N1)xK(P2)/K(P1)xK(P4)=1 ノードAが低レベルで、ノードBが高レベルのとき、デ
バイスP1、P2、P3およびN2の間で同等の関係を
設定することができる。
【0034】 (6) K(N2)xK(P1)/K(P2)xK(P3)=1 前述のように、回路20は対称形の回路であるので、2
個の枝路における対応のデバイスは同一に構成されてい
る。そのため式(5)と(6)は以下のように簡略化し
うる。
【0035】 (7) K(N1)=K(P4) (8) K(N2)=K(P3) PFETおよびNFETに対してCoxとLとが同じで
あり、かつ電子とホールとの間のキャリヤ移動度比μN
/μP が約2.5に等しいものと想定すれば、PとNの
デバイスの間で大体の寸法比が得られる。
【0036】例えばK(N1)=K(P4)は、 μN W(N1)=μP W(P4) と書き換えることができ、また W(N1)/W(P4)=μP/μN=1/2.5 および同様に W(N2)/W(P3)=1/2.5 と書き換えることができる。
【0037】要約すれば、図3の(A)に示すレベルシ
フタ回路の動作を向上させるには、本FETデバイス間
の前記の寸法比を採用することが推奨される。
【0038】本発明による新規なレベルシフタ回路を含
む、CMOS入力バッファに対するECLを図4の
(A)に示す。
【0039】図4の(A)を参照すれば、入力バッファ
30は、図1に示すECLレシーバ11Aと、図3の
(A)に示すレベルシフタ回路20と、各出力端子3
2,32′において真(1N PHASE)回路出力信
号VOUTと相補(OUT OFPHASE)回路出力
信号NOT VOUT(注:図4の(A)のVOUTの
上にバーを引いた記号と対応する)とを送るために2個
のBiCMOS出力ドライバ31、31′とを含む。
【0040】ECLレシーバ11Aとレベルシフタ回路
20とは、何ら修正を施すことなく使用できる。しかし
ながら、これらの回路は、電圧レベルを調整するための
追加のダイオードを設けることができる。図4の(A)
に示すように、ダイオードD1は、電圧スイングあるい
は抵抗R1とR2とを増加させることにより、バイポー
ラトランジスタQ2およびQ3の飽和を阻止する。別の
追加のダイオードD2が、レベルシフタ回路のNFET
N1およびN2の共通ノードに接続され、出力ドライ
バ31および31′に供給される信号を中心付けしてい
る。
【0041】入力デバイスのゲート電極が標準と同じノ
ードに結合されるのではなくて、入力バッファの性能を
さらに向上させるためにレベルシフタ回路の2個のノー
ドに接続されている以外は、出力ドライバ31および3
1′は比較的従来型のBiCMOS回路である。例え
ば、出力ドライバ31は、数個のFETデバイスによっ
て駆動される2個のバイポーラトランジスタT9および
T10を含む。上方のトランジスタ19はNFET N
3とPFET P5とにより駆動される。該NFET
N3は、そのゲートがノードF(信号V1)に接続され
ており、該PFET P5は、そのゲート電極がノード
B(信号VB)に接続されている。他方、底部のトラン
ジスタT10はNFET N4とNFET N5とによ
り駆動される。該NFET N4は、そのゲート電極が
ノードH(信号V2)に接続されており、該NFET
N5は、そのゲート電極が回路の共通の出力ノードOU
Tに、次いで回路の出力端子32とに接続されている。
出力ドライバ31′は、同一のハードウエア構成を有し
ているが、PFET P5′は、ノードAの電位(信号
VA)によって駆動され、NFET N3′とN4′と
のゲート電極は、ノードE(信号V1′)とG(信号V
2′)とに接続されている。図4の(A)の入力バッフ
ァは、FETデバイスがECL電圧供給に耐え、従って
端子32および32′において大きいスイング信号を送
ることのできるような技術に対してよく適している。
【0042】入力バッファ30は二相式である。レベル
シフタ回路20は、第1の枝路においてはノードAから
Eまで、第2の枝路においてはBからFまで約2Vの大
きな電圧シフトを発生させる。その結果、出力ドライバ
31と31′とにおいては必要とされる増幅はより小さ
い。例えば、出力ドライバ31においては、それぞれノ
ードFとHとにおいて発生した信号V1とV2とは直接
NFET N3とN4とを駆動することができる。最終
的に、この構成は、図4の(A)から明らかなようにデ
バイスの数を減少させ、かつ出力トランジスタに対する
伝播の遅れを最小にする。
【0043】図4の(B)は、33で指示する図4の
(A)に示す出力ドライバ31の変形を示す。2個の回
路間の主要な差異は、電力供給とPFET P5のゲー
ト電極の接続とにある。図4の(B)に示す回路におい
ては、PFET P5のゲート電極は、もはやノードB
に接続されているのではなくて、ノードHに接続されて
いる。2個の出力ドライバ31および31′を組み込ん
だ入力バッファ30と同様に、2個の出力ドライバ33
と33′とを組み込んだ入力バッファ30′(図示せ
ず)は、CMOSデバイスがECLの電力供給レベルに
耐ええないような用途に対して適している。それは、入
力バッファ30と比較してより小さいスイング信号を送
ることができる。図4の(B)から明らかなように、出
力ドライバ33は追加の電源Vddを使用する必要があ
る。しかしながらこの電源は内部CMOS回路ブロック
用のチップにおいて既に使用されたものと同じである。
CMOS回路ブロックは、常にVdd電源を用いるので、
該Vdd電源は追加の電源と考えることができない。
【0044】図5は、入力バッファ30/30′の概略
的な機能ブロック線図を示す。双方の場合において、
(依然としてECLレシーバ11Aを除外した)構成要
素の総数は、6個のバイポーラトランジスタと14個の
FETデバイスである。図1の回路を参照すれば、入力
バッファ30/30′はVt発生器、例えばほぼ10個
のFETデバイスの必要性を排除するので、利得は諸デ
バイスの数に関して比較的重要である。
【0045】図6の(A)は、図4の(A)に示す入力
バッファ30の種々のノード/端子における(単位がボ
ルトの電圧対単位がナノ秒の時間との)波形を示す。曲
線34は、−0.9Vから−1.7Vへの下降遷移にお
ける入力信号Vinを示す。曲線35と36とは、それぞ
れノードAおよびBにおける波形と、点37における交
差とを示す。曲線38と39とは、それぞれノードGと
Hにおける波形と、点40における交差とを示す。2個
の交差点37と40との間の遅延dtは、レベルシフタ
回路20の有効性を示している。図6の(A)から明ら
かなように、この遅延は約150psである。出力信号
VOUTとNOT VOUTとは、点43でそれぞれ交
差する曲41と42とによって示されている。出力信号
の電圧スイングdVは、入力信号のスイングdVよりは
るかに(約ファクタ2だけ)大きい。また、一方におい
てノードAとBとの間の電圧差と、他方においてノード
GとHとの間の電圧差は、前述した最適化のため概ね同
一である。さらに、点37と40との間の座標の差は、
約2Vの最終シフトが得られたことを示している。最後
に、図6の(A)から、回路出力信号VOUTとNOT
VOUTとを表わす曲線41と42とは、点43で示
す例えば−2.3Vのような平均値の周りで極めて対称
的であることも明らかである。
【0046】同様に、入力バッファ30′のための波形
が図6の(B)に示されている。図6の(B)におい
て、対応する曲線はダッシュ符号を付して示してある。
また図6の(B)から、この場合回路出力電圧スイング
dV′が、図6の(A)に示す出力電圧スイングdVよ
り低いことが明らかである。
【0047】図4の(A)に示す入力バッファ30は、
図1に示す従来の方法と対比しうる。遅延並びに平均電
流は、同じ入力スイング(−0.9V/−1.7V)並
びに動作周波数(50mHz)とに対して以下の表に要
約されている。
【0048】 表 回路 遅延 全体電流 出力レベル 電源 (AC+DC) (Vee) 図1の入力 1.8ns 2.2mA -0.4V/-4.1V -4.5V バッファ 図4の(A)の 1.4ns 0.8mA -0.4V/-4.1V -4.5V 入力バッファ 前記の数字は、本発明による入力バッファ30の方がよ
り速く、一方消費電流は、図1に示す到達水準の解法に
対して2より大きい数で除されていることを示されてい
る。このようにして得られる低電力消費は、主として静
止状態で極めて低いDC電流(20〜50μA)がレベ
ルシフタ回路を流れていることによる。性能の向上は、
レベルシフタ回路のPFETの常に正のオーバドライブ
電圧のためである。さらに、この新規なレベルシフタ
は、その構造にわたって何ら基準電圧を必要とせず、か
つ最小の回路複製で真の出力信号と相補出力信号とを同
時に提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のCMOS入力バッファに対する先発
の単相ECLを示す図。
【図2】図1に示す入力バッファを二相式で実行した概
略機能ブロック線図。
【図3】(A)は、本発明による基本的なレベルシフタ
回路の構成を示し、(B)は、ノードAが高レベルでノ
ードBが低レベルのときの図3の(A)に示すレベルシ
フタ回路の等価電気回路を示し、(C)は、ノードAが
高レベルでノードBが低レベルのときの図3の(A)に
示すレベルシフタ回路の基本原理を示す図。
【図4】(A)は、従来のレシーバと、本発明によるレ
ベルシフタ回路と、大きな出力電圧スイングを送るため
の第1のタイプの2個の出力ドライバとを含むCMOS
入力バッファに対する二相ECLを示し、(B)は、低
減した出力電圧スイングに適合した場合の第2のタイプ
の出力ドライバを示す図。
【図5】双方のタイプの出力ドライバを含む本発明によ
る入力バッファの概略的な機能ブロック線図。
【図6】(A)と(B)とは、本発明による入力バッフ
ァの各種ノード/端子における波形を示す図。
【符号の説明】
25,26 電圧源 27,28 スイッチ 20 レベルシフタ回路 30,30′ 入力バッファ 31,31′,33 出力ドライバ T1,T2,T9,T10 バイポーラNPNトラン
ジスタ N1,N2,N3,N3′,N4,N4′,N5
NFET P1,P2,P3,P4,P5,P5′
PFET D1,D2 ダイオード
フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・ジラール フランス共和国91100 コルベイユ−エッ ソーヌ、リュー・ドーフィーヌ 71番地、 バーティマン・ア2 (72)発明者 ミシェル・グランギヨー フランス共和国91370、ヴェリエール−ル −ビュイソン、アレ・デ・フレージエ 18 番地 (56)参考文献 特開 平2−179028(JP,A)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2の供給電圧(Vcc,Vee)と、 第1と第2の差動入力信号(VA,VB)と、 エミッタフォロア構成に接続され、前記第1の入力信号
    (VA)によって駆動され、そのコレクタが前記第1の
    供給電圧(Vcc)に結合されている第1のバイポーラト
    ランジスタ(T1)と、 第1導電型の第1のFETデバイス(P1)と、 前記第1導電型の第2のFETデバイス(P3)と、 前記第1導電型とは逆の第2導電型の第3のFETデバ
    イス(N1)とを備え、 前記第1,第2および第3のFETデバイスが、前記第
    1のバイポーラトランジスタ(T1)のエミッタと前記
    第2の供給電圧(Vee)との間で直列に接続されて第1
    の枝路を形成し、 エミッタフォロワ構成に接続され、前記第2の入力信号
    (VB)によって駆動され、そのコレクタが前記第1の
    供給電圧(Vcc)に結合されている第2のバイポーラト
    ランジスタ(T2)と、 前記第1導電型の第4のFETデバイス(P2)と、 前記第1導電型の第5のFETデバイス(P4)と、 前記第2導電型の第6のFETデバイス(N2)とを備
    え、 前記第4、第5および第6のFETデバイスが、前記第
    2のバイポーラトランジスタ(T2)のエミッタと前記
    第2の供給電圧(Vee)との間で直列に接続されて第2
    の枝路を形成し、 前記第1の枝路において、 前記第1と第2のFETデバイスの共通ノード(E)で
    ある第1の共通ノードが、前記第6のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 前記第2と第3のFETデバイスの共通ノード(G)で
    ある第2の共通ノードが、前記第1のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 第1の対の出力信号(V1’,V2’)が前記第1と第
    2のノード(E,G)において得られ、 前記第2の枝路において、 前記第4と第5のFETデバイスの共通ノード(F)で
    ある第3の共通ノードが前記第3のFETデバイスのゲ
    ート電極に接続され、 前記第5と第6のFETデバイスの共通ノード(H)で
    ある第4の共通ノードが、前記第4のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 第2の対の出力信号(V1,V2)が前記第3と第4の
    ノード(F,H)において得られ、 前記FETデバイスに下記式が適用され、 K(N1)xK(P2)/K(P1)xK(P4)=1
    及び K(N2)xK(P1)/K(P2)xK(P3)=1 ただし、 K=μWCox/2L であり、ここで、F
    ETデバイスに対して、μはキャリア移動度,Coxは
    ゲート酸化物のキャパシタンス、Wはデバイスの幅及び
    Lはデバイスの長さであることを特徴とするレベルシフ
    タ回路。
  2. 【請求項2】前記第1と第2のバイポーラトランジスタ
    がNPNタイプであり、前記第1,第2,第4および第
    5のFETデバイスがPFET(P1,P3,P4,P
    5)であり、前記第3と第6のFETデバイスがNFE
    T(N1,N2)である請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】前記第2と第5のFETデバイスのゲート
    電極が前記第2の供給電圧(Vee)に接続されている請
    求項2に記載の回路。
  4. 【請求項4】前記の2つの枝路における対応するFET
    デバイス、即ち第1と第4、第2と第5、および第3と
    第6のFETデバイス(P1,P2;P3,P4;N
    1,N2)が同一の寸法である請求項2又は3に記載の
    回路。
  5. 【請求項5】 W(N1)/W(P4)=W(N2)/W(P3)=1/2.5 の関係が成立する請求項4に記載の回路。
  6. 【請求項6】電流スイッチ(13)を駆動するECL標
    準で入力信号VINを受信するエミッタフォロワ(1
    2)から基本的に構成され、それらの双方の回路が第1
    と第2の差動信号(VA,VB)を供給する標準ECL
    レシーバ(11A)を形成する第1段を含む種類の入力
    バッファ回路において、 第1と第2の供給電圧(Vcc,Vee)と、 レベルシフト回路とを含み、 該レベルシフタ回路は、 エミッタフォロア構成に接続され、前記第1の入力信号
    (VA)によって駆動され、そのコレクタが前記第1の
    供給電圧(Vcc)に結合されている第1のバイポーラト
    ランジスタ(T1)と、 第1導電型の第1のFETデバイス(P1)と、 前記第1導電型の第2のFETデバイス(P3)と、 前記第1導電型とは逆の第2導電型の第3の導電性タイ
    プの第3のFETデバイス(N1)とを含み、 前記第1,第2および第3のFETデバイスが、前記第
    1のバイポーラトランジスタ(T1)のエミッタと前記
    第2の供給電圧(Vee)との間で直列に接続されて第1
    の枝路を形成し、 前記レベルシフト回路は更に、 エミッタフォロワ構成に接続され、前記第2の入力信号
    (VB)によって駆動され、そのコレクタが前記第1の
    供給電圧(Vcc)に結合されている第2のバイポーラト
    ランジスタ(T2)と、 前記第1導電型の第4のFETデバイス(P2)と、 前記第1導電型の第5のFETデバイス(P4)と、 前記第2導電型の第6のFETデバイス(N2)とを含
    み、 前記第4、第5および第6のFETデバイスが、前記第
    2のバイポーラトランジスタ(T2)のエミッタと前記
    第2の供給電圧(Vee)との間で直列に接続されて第2
    の枝路を形成し、 前記第1の枝路において、 前記第1と第2のFETデバイスの共通ノード(E)で
    ある第1の共通ノードが、前記第6のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 前記第2と第3のFETデバイスの共通ノード(G)で
    ある第2の共通ノードが、前記第1のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 第1の対の出力信号(V1’,V2’)が前記第1と第
    2のノード(E,G)において得られ、 前記第2の枝路において、 前記第4と第5のFETデバイスの共通ノード(F)で
    ある第3の共通ノードが、前記第3のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 前記第5と第6のFETデバイスの共通ノード(H)で
    ある第4の共通ノードが、前記第4のFETデバイスの
    ゲート電極に接続され、 第2の対の出力信号(V1,V2)が前記第3と第4の
    ノード(F,H)において得られ、 前記入力バッファ回路は更に、 前記第2の対の出力信号の少なくとも1個の信号によっ
    て駆動される第1の出力ドライバ(31)を含み、 前記FETデバイスに下記式が適用され、 K(N1)xK(P2)/K(P1)xK(P4)=1
    及び K(N2)xK(P1)/K(P2)xK(P3)=1 ただし、 K=μWCox/2L であり、ここで、F
    ETデバイスに対して、μはキャリア移動度,Coxは
    ゲート酸化物のキャパシタンス、Wはデバイスの幅及び
    Lはデバイスの長さであることを特徴とする入力バッフ
    ァ回路。
  7. 【請求項7】前記第1と第2のバイポーラトランジスタ
    はNPNタイプであり、前記第1,第2,第4および第
    5のFETデバイスはPFET(P1,P3,P4,P
    5)であり、前記第3と第6のFETデバイスはNFE
    T(N1,N2)である請求項6に記載の回路。
  8. 【請求項8】前記第2と第5のFETデバイスのゲート
    電極が前記第2の供給電圧に接続されている請求項7に
    記載の回路。
  9. 【請求項9】前記枝路における対応のFETデバイス、
    即ち第1と第4、第2と第5および第3と第6のFET
    デバイス(P1,P2;P3,P4;N1,N2)が同
    一の寸法である請求項6、7又は8に記載の回路。
  10. 【請求項10】 W(N1)/W(P4)=W(N2)/W(P3)=1/2.5 の関係が成立する請求項9に記載の回路。
  11. 【請求項11】前記第1の出力ドライバ(31)は、間
    に共通の回路出力ノード(OUT)を結合して直列に前
    記第1と第2の供給電圧(Vcc,Vee)の間に接続され
    た第1と第2の出力バイポーラNPNトランジスタ(T
    9,T10)を含み、 第1の出力トランジスタ(T9)のベース電極が一対の
    FETデバイスの共通ノードに結合され、該一対のFE
    Tデバイスは、前記第2の信号(VB)によって駆動さ
    れるPFET(P5)と、前記第2の対の出力信号から
    の一方の出力信号(V1)によって駆動されるNFET
    (N3)とから成り、 前記第2の出力バイポーラNPNトランジスタ(T1
    0)のベース電極は、直列に接続された2つのNFET
    (N4,N5)の共通ノードに結合され、 一方のNFET(N4)のドレイン領域と他方のNFE
    T(N5)のゲート電極とが回路出力ノード(OUT)
    に接続され、 前記一方のNFET(N4)のゲート電極が前記第2の
    対の出力信号の他方の出力信号(V2)によって駆動さ
    れる請求項7、8、9又は10に記載の回路。
  12. 【請求項12】前記第3と第6のNFET(N1,N
    2)との間に形成された共通ノードと、前記第2の供給
    電圧(Vee)との間に挿入された信号中心付けダイオー
    ド(D2)をさらに含む請求項7、8、9、10又は1
    1に記載の回路。
  13. 【請求項13】前記入力エミッタフォロワ回路(12)
    のエミッタと直列に挿入された飽和排斥ダイオード(D
    1)をさらに含む請求項12に記載の回路。
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