JPH071233A - ネジ山のバリ除去装置 - Google Patents

ネジ山のバリ除去装置

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Publication number
JPH071233A
JPH071233A JP5168687A JP16868793A JPH071233A JP H071233 A JPH071233 A JP H071233A JP 5168687 A JP5168687 A JP 5168687A JP 16868793 A JP16868793 A JP 16868793A JP H071233 A JPH071233 A JP H071233A
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JP
Japan
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pipe
flap wheel
mounting frame
bevel
grinding body
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Pending
Application number
JP5168687A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Takara
哲哉 高良
Haruhiko Kinoshita
晴彦 木下
Akinari Hayashi
明成 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
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Publication of JPH071233A publication Critical patent/JPH071233A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプに形成されたベベルおよびランナウト
のバリ除去装置を提供する。 【構成】 エアシリンダ10b のシリンダロッド100bによ
って取付枠6bをパイプ14の方向に押し付ける。フラップ
ホイール4bとパイプ14のベベルbとの位置を合わせ、ス
タイラスローラ5bと取付枠6bとの間の距離を制御機構9b
によって制御し、フラップホイール4bおよびスタイラス
ローラ5bをパイプ14と当接させる。スタイラスローラ5b
と取付枠6bとの間の距離を制御機構9bによって制御する
ことにより、フラップホール4bのパイプ14への切込量が
常に一定値に調整される。エアシリンダ10b およびスプ
リング11b 、11c の作用により、フラップホイール4bお
よびスタイラスローラ5bはパイプ14の曲がり等に依る振
れ回りに追従することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ネジ山のバリ除去装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管等の管体の端部に形成される雄ネジ
(以下、「ネジ」という)は、通常チェザーのような工
具を使用したネジ切り装置によってネジ切り加工され
る。このチェザーによって鋼管端部にネジ切り加工が行
われると、ネジ切り加工が施こされた管体(以下、「パ
イプ」という)のネジ山、特に、ベベルおよび不完全ネ
ジ山部にバリが発生する。バリは、カップリング等雌ネ
ジと締結するときにネジ谷部に倒れ込み、ネジ部をかじ
らせるため除去する必要がある。図8から図10は、端
部にネジ山が形成されたパイプの1例を示す側面図、図
11は図10のネジ山のバリを示す側面図である。図8
から図11において、14はパイプ、bはベベル、Lは完
全ネジ山、Bは不完全ネジ山、20はバリ、そして、lは
メタルシールを、各々示す。不完全ネジ山とは、ネジ山
の溝が浅く、完全なネジ山が形成されていない部分をい
う(以下、不完全ネジ山を「ランナウト」という)。ま
た、ランナウトBよりも更にパイプの中央側は、ネジの
形成されていない圧延肌部(以下、「黒皮部」という)
が構成されている。更に、図8および図9中のbは、パ
イプ端部のネジ下ベベル(以下、「端部ネジ下ベベル」
という)を、図10中のbは、パイプ端部以外のネジ下
ベベル(以下、「端部以外ネジ下ベベル」という)を、
各々示している。
【0003】従来、ネジ山に発生したバリの除去におい
ては、除去すべきバリ以外の部分を疵つけないように作
業を行うことが非常に難しいので、ほとんどが手作業で
あった。従って、作業能率が悪かった。
【0004】手作業を用いず、しかも、ネジ山を疵つけ
ることなく、効率的にバリを除去するための装置とし
て、特開平3-22854 号公報に、回動させたパイプに、回
転研削体を接触させて、ネジ山のバリを除去するバリ除
去装置が提案されている。図12に示すように、この従
来のバリ除去装置は、パイプ14をその軸線を中心として
回動させるターニングローラ124 と、パイプ14のベベル
bと接触することにより、ベベルbに付着するバリを除
去する回転研削体117 と、回転研削体117 を揺動自在に
吊下する支持台110 と、支持台110 を摺動自在に載置
し、パイプ14の端面に当接するタッチローラ711 を有す
るスライドベース111 と、スライドベース111 を 摺動
自在に載置する基台311 と、回転研削体117 の摩耗量に
応じて回転研削体117 のベベルbに対する接触圧を制御
するための制御装置とからなっている。回転研削体117
の研削部は、放射方向に弾性のある素材で形成されてい
る。回転研削体117 の研削部を、上記のような素材で形
成した理由は、放射方向に弾性がないと、ベベルbのネ
ジ山端部に対する回転研削体117 の接触圧の最適値が極
めて狭くなり、長期にわたって安定したバリ除去を行う
ことが困難になるためである(以下、「先行技術」とい
う)。
【0005】先行技術によって、例えば、(2+7/8 )
インチの外径を有するパイプ14のバリを除去する場合に
は、回転研削体117 の摩耗度を、研削したパイプの本数
または他の手段から推定し、推定した摩耗度に応じて制
御装置のエアシリンダ119 の押付圧力を、1.05から1.45
kg/cm2まで0.04kg/cm2単位で、研削したパイプ所定本数
毎に段階的に変化させる。これにより、回転研削体117
を常に適正な接触圧でパイプに接触させることができ、
長期にわたって削り残しのないバリ除去を効率的に行う
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】放射方向に弾性を有す
る研削工具(例えばフラップホイール)の軸受が受ける
研削反力は1〜3kgf と非常に小さいこと。また、切込
量が3mm以上になると工具がウェーブ回転することを我
々は認識した。以上の知見より、先行技術には次に示す
ような問題がある。
【0007】 エアシリンダの圧力コントロールを0.
04kg/cm2単位に制御できたとしても、エアシリンダの摺
動抵抗(最低作動圧)を考慮すると、シリンダ面積×0.
04kg/cm2単位の押付コントロールに依り研削反力(1〜
3kg)を得ることは困難。
【0008】 支点中心でスイングする機構で押付力
をコントロールするには、スイング角に依り重心移動が
起こり、その位置を保持することが困難。且つ、被加工
物(パイプ)の振れ回りに追従してスイング角が変わる
ことを考慮すると、スイング角別にエア圧力をコントロ
ールする必要があり、これも極めて困難と言える。
【0009】 バリ取りを行うベベル幅に対し、幅広
の工具を用い、オシレーション研削すると、切込量1〜
3mmの範囲内でもベベル部に隣接する完全ネジ山の山頂
を削ることになり、極めて重大な問題である。
【0010】 図8および図9に示す端部ネジ下ベベ
ルのバリ除去しか行えず、図10に示す端部以外ネジ下
ベベル、および、図8から図10に示すランナウトのバ
リ除去ができない。
【0011】従って、この発明の目的は、上記の問題点
を解決し、端部ネジ下ベベル、端部以外ネジ下ベベルお
よびランナウトのバリ除去を、迅速且つ確実に行うこと
ができるネジ山のバリ除去装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】我々は、研削部が放射方
向に弾性のある素材で形成された回転研削体として知ら
れるフラップホイールを用い、常に良好な状態でネジ山
のバリ除去を行うことができる装置を開発すべく鋭意研
究を重ねた。その結果、下記の知見を得た。
【0013】例えば、4250回転/min の高速回転時にお
ける直径が、147.3mm のフラップホイールの場合におい
て、その切込量が3.5mm 以上となると、パイプと接触し
ている以外の箇所において、フラップホイールにウェー
ブ現象が発生し、バリ除去加工のための正常な研削が困
難になる。図13はフラップホイールの切込量を説明す
る概略側面図である。図13にrで示すように、フラッ
プホイールの切込量とは、バリ除去加工用の所望の高速
回転時にフラップホイール4をパイプ14と接触させたと
きに、フラップホイール4の半径が減少した量を示す数
値である(以下、「切込量」という)。
【0014】また、例えば、3610回転/min の高速回転
時における直径が150mm で、JIS R6001で規定されてい
る粒度#80 (80番)のサンドペーパを用いた25mmの幅を
有するフラップホイール、および、4250回転/min の高
速回転時における直径が150mm で、JIS R 6001で規定さ
れている粒度#180(180 番)のサンドペーパを用いた25
mmの幅を有するフラップホイールの各々において、切込
量別の反力は図14および図15に示すように、半径方
向・円周方向共に1〜3kgf と軽微であり、且つ、切込
量が多くなると反力も増加する。
【0015】このように、高速回転するフラップホイー
ルによってパイプを研削してネジ山のバリ除去加工を実
施するにあたっては、この切込量を適性値に制御するこ
とが必要である。
【0016】この発明は上述の知見に基づいてなされた
ものである。この発明のネジ山のバリ除去装置は、端部
に雄ネジ山が形成されたパイプをその軸線を中心として
回動させるためのパイプ回動機構と、その軸線が前記パ
イプの軸線と実質的に平行になるように、前記パイプの
研削すべき雄ネジ山と接触して配置された回転研削体
と、前記パイプの外周面の前記回転研削体と同位相の位
置に、その軸線が前記パイプの軸線と実質的に平行にな
るように、前記パイプの外周面と接触して配置された、
前記回転研削体の切込量を制御するためのスタイラスロ
ーラと、前記回転研削体および前記スタイラスローラを
支持するための取付枠と、前記取付枠を前記パイプに向
けて押し付けて、前記回転研削体に前記パイプに対する
押付力を付与するための押付け機構と、前記取付枠を前
記パイプの軸線方向に移動させることにより前記回転研
削体および前記スタイラスローラを前記パイプの軸線方
向に移動させるための移動機構とからなり、前記回転研
削体は、中心部の全周に亘って斜め放射方向に複数のサ
ンドペーパが取り付けられたフラップホイールであるこ
とに特徴を有するものである。
【0017】
【作用】パイプを研削するときの所望の高速回転時のフ
ラップホイールの直径を予め測定する。フラップホイー
ルの摩耗に応じて、スタイラスローラの制御機構によっ
てスタイラスローラとフラップホイールとの相対位置が
自動的に補正されてフラップホイールの切込量が調整さ
れる。これにより、フラップホイールは常に所望の切込
量でパイプと接触することができ、多本数のパイプのバ
リ除去を、フラップホイールを交換することなく実施す
ることができる。
【0018】フラップホイールの切込量の調整は、研削
パイプ本数の増加によるフラップホイールの摩耗度に応
じて、徐々にスタイラスローラと取付枠との間の距離を
減少して、フラップホイールをパイプに接近させること
により実施される。
【0019】ランナウト研削機構およびベベル研削機構
を設けることにより、1本のパイプに対して、ランナウ
トおよびベベルのバリを同時に除去することができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて説明する。図1はこの発明のバリ除去装置の1
実施態様を示す側面図、図2はパイプを回動するための
機構を示す正面図、図3および図4はランナウトを研削
するための機構を示す概略側面図、図5および図6はベ
ベルを研削するための機構を示す概略側面図、図7はフ
ラップホイールの構造を説明する概略側面図である。な
お、図3および図5はバリ除去加工前、そして、図4お
よび図6はバリ除去加工中の状態を、各々示している。
【0021】図1に示すように、この発明のバリ除去装
置は、パイプを回動するための機構1と、パイプのネジ
山を研削しバリを除去するための機構とからなってい
る。本実施例においては、パイプのネジ山を研削しバリ
を除去するための機構として、パイプの下方にランナウ
トを研削するための機構2が、そして、パイプの上方に
ベベルを研削するための機構3が、各々配置されてい
る。
【0022】まず、パイプを回動させるための機構1に
ついて説明する。図1および図2において、15,15 はパ
イプ14を下方から保持し、そして、回動させるための2
つのターニングローラ、16はターニングローラ15,15 の
上方に設けられたクランプである。図2中の16a は上方
に待機した状態のクランプを示す。パイプ14は、その軸
線を水平にして、ターニングローラ15,15 の上に、ネジ
山が形成された端部14a を避けて載置される。ターニン
グローラ15,15 の上に載置されたパイプ14は、クランプ
16によって上方から押さえらせ、そして、ターニングロ
ーラ15,15によって回動する。なお、参考のためパイプ
14よりも大径のパイプ14b を図2中に示している。
【0023】次に、ランナウトを研削するための機構2
について説明する。図1、図3および図4に示すよう
に、パイプ14の下方には、フラップホイール4aおよびス
タイラスローラ5aを取り付けるための取付枠6aが水平に
設けられている。取付枠6aの両端部には、下方に向けた
垂直のガイドロッド66a,66a が設けられている。更に、
取付枠6aには、ガイドロッド66a,66a の内側に、ガイド
ロッド66a,66a よりも全長の短い、下方に向けた垂直の
スプリングガイドロッド67a,67a が設けられている。ガ
イドロッド66a,66a の各々には、スライドブッシュ12a,
12a を介して基枠13a が摺動可能(バリ取位置補正用)
に水平に嵌挿されている。基枠13a の上部には、エアシ
リンダ10a (本体102aおよびシリンダロッド100a)を垂
直にして設けられている。シリンダロッド100aの上端に
は、枠101aが固着されている。枠101aの両端部は、スプ
リングガイドロッド67a,67a に、摺動可能に嵌挿されて
いる。そして、スプリングガイドロッド67a,67a には、
取付枠6aと枠101aとの間に、スプリング11a,11a が嵌め
込まれている。
【0024】図1、図3、図4に示すように、NCサー
ボモータ17a は基枠13a に取り付けられており、NCサ
ーボモータ17a は、基枠13a を図3に矢印で示すパイプ
14の軸線方向に移動させる移動機構(駆動モータ17a )
を構成している。基枠13a は、コラム18に取り付けられ
ており、コラム18も移動可能となっている。
【0025】フラップホイール4aは、その駆動源のスピ
ンドルモータ8aとの間に設けられた軸受7aによって取付
枠6aの上部に取り付けられている。スタイラスローラ5a
は、スタイラスローラ5aと取付枠6aとの間の距離を制御
(切込量補正)するための制御機構9aによって取付枠6a
の上部に、フラップホイール4aと近接して取り付けられ
ている。フラップホイール4aおよびスタイラスローラ5a
の軸線は、パイプ14の軸線と平行である。そして、図4
に示すように、バリ除去加工時には、フラップホイール
4aおよびスタイラスローラ5aは、パイプ14の外周面と同
位相で接触可能である。
【0026】バリ除去加工時には、エアシリンダ10a お
よびスプリング11a からなる押付け機構の作用により、
取付枠6aはパイプ14の方向に押付けられる。これによ
り、押付力を付与されたフラップホイール4aは、所定の
切込量でパイプ14に押し付けられる。
【0027】スタイラスローラ5aも、エアシリンダ10a
およびスプリング11a の作用により、パイプ14に押し付
けられ、パイプ14と同一の周速度で回動する。そして、
取付枠6aとスタイラスローラ5aとの間の距離は、制御機
構9aによって制御可能であり、フラップホイール4aの摩
耗に応じて、取付枠6aとスタイラスローラ5aとの間の距
離が減少する。
【0028】フラップホイール4aおよびスタイラスロー
ラ5aは、エアシリンダ10a およびスプリング11a の作用
により、常にパイプ14に向かって押し付けられ、この作
用により、フラップホイール4aおよびスタイラスローラ
5aは、パイプ14の曲がり等に依る振れ回りに追従するこ
とができる。
【0029】図7はフラップホイールの構造を説明する
概略側面図である。図7に示すように、フラップホイー
ル4は、中心部4dと、中心部4dの全周に亘って斜め放射
方向に取り付けられた複数のサンドペーパ4cとからなっ
ている。なお、フラップホイール4aにおいては、サンド
ペーパ4cの各々に、フラップホイールの径方向に、図示
しないスリットが設けられており、更に、隣接するサン
ドペーパ4cの前記スリットは、フラップホイール4aの幅
方向に互い違いにずれている。
【0030】バリ除去加工時には、フラップホイール4a
は、パイプ14のランナウトBと接触するように配置さ
れ、スタイラスローラ5aは、ランナウトBよりも更にパ
イプ14の中央側の直近の黒皮部と接触するように配置さ
れる。そして、フラップホイール4aの幅は、ランナウト
Bの加工幅と同じ寸法に形成されている。
【0031】次に、ベベルを研削するための機構3につ
いて説明する。ベベル研削機構の原理および構成は、上
記に述べたランナウト研削機構と実質的に同じである。
図1、図5および図6に示すように、パイプ14の上方に
は、フラップホイール4bおよびスタイラスローラ5bを取
り付けるための取付枠6bが水平に設けられている。取付
枠6bの両端部には、上方に向けた垂直のガイドロッド66
b,66b が設けられている。更に、取付枠6bには、ガイド
ロッド66b,66b の内側に、ガイドロッド66b,66b よりも
全長の短い、上方に向けた垂直のスプリングガイドロッ
ド67b,67b が設けられている。ガイドロッド66b,66b の
各々には、スライドブッシュ12b,12b を介して基枠13b
が摺動可能(バリ取位置補正用)に水平に嵌挿されてい
る。ガイドロッド66b,66b の各々の上部は、基枠13b の
上方に突出しており、その突出部には、スプリング11c
が嵌め込まれている。19はスプリング止めである。基枠
13b の上部には、そのシリンダロッド100bを基枠13b に
摺動可能に貫通させた、エアシリンダ10b (本体102bお
よびシリンダロッド100b)を垂直にして設けられてい
る。シリンダロッド100bの先端には、枠101bが固着され
ている。枠101bの両端部は、スプリングガイドロッド67
b,67b に、摺動可能に嵌挿されている。そして、スプリ
ングガイドロッド67b,67b には、取付枠6bと枠101bとの
間に、スプリング11b,11b が嵌め込まれている。
【0032】図1に示すように、NCサーボモータ17b
は基枠13b に取り付けられており、NCサーボモータ17
b は、基枠13b を図5に矢印で示すパイプ14の軸線方向
に移動させる移動機構(駆動モータ17b )を構成してい
る。基枠13b は、コラム18に取り付けられている。
【0033】フラップホイール4bは、その駆動源のスピ
ンドルモータ8bとの間に設けられた軸受7bによって取付
枠6bの下部に取り付けられている。スタイラスローラ5b
は、スタイラスローラ5bと取付枠6bとの間の距離を制御
するための(切込量補正)制御機構9bによって取付枠6b
の下部に、フラップホイール4bに近接して取り付けられ
ている。フラップホイール4bおよびスタイラスローラ5b
の軸線は、パイプ14の軸線と平行である。そして、図6
に示すように、バリ除去加工時においては、フラップホ
イール4bおよびスタイラスローラ5bは、パイプ14の外周
面と同位相で接触可能である。
【0034】バリ除去加工時においては、エアシリンダ
10b およびスプリング11b,11c からなる押付け機構の作
用により、取付枠6bはパイプ14の方向に押付けられる。
これにより、押付力を付与されたフラップホイール4b
は、所定の切込量でパイプ14に押し付けられる。
【0035】スタイラスローラ5bも、エアシリンダ10b
およびスプリング11b,11c の作用により、パイプ14に押
し付けられ、パイプ14と同一の周速度で回動する。ま
た、取付枠6bとスタイラスローラ5bとの間の距離は、制
御機構9bによって制御可能であり、フラップホイール4b
の摩耗に応じて、取付枠6bとスタイラスローラ5bとの間
の距離が減少する。
【0036】フラップホイール4bおよびスタイラスロー
ラ5bは、エアシリンダ10b およびスプリング11b,11c の
作用により、常にパイプ14に向かって押し付けられ、こ
の作用により、フラップホイール4bおよびスタイラスロ
ーラ5bは、パイプ14の曲がり等に依る振れ回りに追従す
ることができる。
【0037】図5および図6に示すように、フラップホ
イール4bの外周面には、フラップホイール4bが加工時の
所定の回転数で回転したときに、パイプ14のベベルbの
テーパ角度と同一となるように角度が調整されたテーパ
が形成されている。また、フラップホイール4bにおいて
は、サンドペーパにスリットが設けられていない。そし
て、フラップホイール4bの幅は、ベベルbの加工幅と同
じ寸法に形成されている。
【0038】バリ除去加工時には、フラップホイール4b
は、パイプ14のベベルbと接触するように配置され、そ
して、スタイラスローラ5bは、完全ネジ山と接触するよ
うに配置される。
【0049】本実施例においては、ランナウト研削機構
2をパイプの下方に、ベベル研削機構3をパイプの上方
に、各々配置したので、1本のパイプに対して、ベベル
およびランナウトのバリ除去を同時に実施することがで
きる。ただし、その配置位置は、パイプの上下に特に限
ることはなく、パイプの周方向のいずれでもよい。更
に、ベベル、ランナウトのうちのいずれかの研削機構の
みを配置してもよい。
【0040】フラップホイール4の摩耗量はパイプの材
質等によって決まっているので、研削したパイプの本数
が増加するごとに、制御機構9によって、取付枠6とス
タイラスローラ5との間の距離を徐々に減少することに
よって、フラップホイール4は、その摩耗に関わらず、
常に一定の所望の切込量を確保することができる。この
ような、フラップホイールの切込量の調整は、所望の高
速回転時のフラップホイールの直径、加工時間、およ
び、パイプの外径等のデータによるNC制御(数値制
御)によって行なわれる。
【0041】回動するパイプの周速は、1〜5m/minと
し、好ましくは、2〜4m/minとする。バリ除去に要す
るパイプの回転量は約1.1 回転(約400 °)程度であ
る。周速を1〜5m/minとした理由は、1m/min未満で
は削り過ぎ、5m/min超では削り不足が発生することに
よる。
【0042】フラップホイールの回転数は、その外径に
より3000〜8000rpm の範囲が好ましい。回転数が3000〜
8000rpm の範囲が好ましい理由は、一定の遠心力(研削
時の押し付け抗力)を得るためであり、周速2000〜4000
m/minに該当する。
【0043】次に、図1〜図6に示す本発明の装置を使
用し、表1に示す、実施条件によって、パイプのバリ除
去を行った。サンドペーパ粗さは、ベベルでは、JIS R
6001で規定されている粒度#120 (120番) 、#180 (180
番) とし、ランナウトでは、#40 (40番) とした。ラン
ナウトの粒度を粗くしたのは、幅広のため真押付力が低
下していると推定したためである。その結果、ランナウ
トおよびベベルに対してフラップホイールを常に一定の
所望の切込量によって接触させることができ、ネジ山を
疵つけることなくバリを除去することができた。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パイプの端部ネジ下ベベル、端部以外ネジ下ベベル
およびランナウトのバリ除去を、ネジ山を疵つけること
なく、効率良く実施することができ、かくして、工業上
有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のネジ山のバリ除去装置の1実施態様
を示す側面図である。
【図2】この発明のネジ山のバリ除去装置のパイプを回
動するための機構を示す正面図である。
【図3】この発明のネジ山のバリ除去装置のランナウト
を研削するための機構を示す概略側面図である。
【図4】この発明のネジ山のバリ除去装置のランナウト
を研削するための機構を示す概略側面図である。
【図5】この発明のネジ山のバリ除去装置のベベルを研
削するための機構を示す概略側面図である。
【図6】この発明のネジ山のバリ除去装置のベベルを研
削するための機構を示す概略側面図である。
【図7】フラップホイールの構造を説明する概略側面図
である。
【図8】端部にネジ山が形成されたパイプを示す側面図
である。
【図9】端部にネジ山が形成されたパイプを示す側面図
である。
【図10】端部にネジ山が形成されたパイプを示す側面
図である。
【図11】図10のネジ山のバリを示す側面図である。
【図12】従来のネジ山のバリ除去装置の1例を示す側
面図である。
【図13】フラップホイールの切込量を説明する概略側
面図である。
【図14】フラップホイールの反力を説明する概略側面
図である。
【図15】フラップホイールの切込量と反力との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 パイプ回動機構 2 ランナウト研削機構 3 ベベル研削機構 4,4a,4b フラップホイール 4c サンドペーパ 4d 中心部 5,5a,5b スタイラスローラ 6,6a,6b 取付枠 66a,66b ガイドロッド 67a,67b スプリングガイドロッド 7a,7b 軸受 8a,8b スピンドルモータ 9,9a,9b 制御機構 10a,10b エアシリンダ 100a,100b シリンダロッド 101a,101b 枠 102a,102b 本体 11a,11b,11c スプリング 12a,12b スライドブッシュ 13a,13b 基枠 14 ,14b パイプ 14a パイプの端部 15 ターニングローラ 16 16a クランプ 17a,17b NCサーボモータ 18 コラム 19 スプリング止め 20 バリ 110 支持台 111 スライドベース 117 回転研削体 119 エアシリンダ 124 ターニングローラ 711 タッチローラ 311 基台 l メタルシール b ベベル L 完全ネジ山 B ランナウト r 切込量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 明成 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に雄ネジ山が形成されたパイプをそ
    の軸線を中心として回動させるためのパイプ回動機構
    と、 その軸線が前記パイプの軸線と実質的に平行になるよう
    に、前記パイプの研削すべき雄ネジ山と接触して配置さ
    れた回転研削体と、 前記パイプの外周面の前記回転研削体と同位相の位置
    に、その軸線が前記パイプの軸線と実質的に平行になる
    ように、前記パイプの外周面と接触して配置された、前
    記回転研削体の切込量を制御するためのスタイラスロー
    ラと、 前記回転研削体および前記スタイラスローラを支持する
    ための取付枠と、 前記取付枠を前記パイプに向けて押し付けて、前記回転
    研削体に前記パイプに対する押付力を付与するための押
    付け機構と、 前記取付枠を前記パイプの軸線方向に移動させることに
    より前記回転研削体および前記スタイラスローラを前記
    パイプの軸線方向に移動させるための移動機構とからな
    り、 前記回転研削体は、中心部の全周に亘って斜め放射方向
    に複数のサンドペーパが取り付けられたフラップホイー
    ルであることを特徴とするネジ山のバリ除去装置。
JP5168687A 1993-06-15 1993-06-15 ネジ山のバリ除去装置 Pending JPH071233A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009022571A1 (ja) * 2007-08-10 2009-02-19 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 管のねじ継手部のバリ除去方法及び装置
CN119820015A (zh) * 2025-02-14 2025-04-15 扬州嘉恒机械制造有限公司 一种具有毛刺去除功能的螺纹铣削加工设备
CN120307401A (zh) * 2025-04-24 2025-07-15 郭翠翠 一种竹制品生产用边角切割设备

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