JPH07124849A - 工作機械における工具取付位置の補正装置およびその補正方法 - Google Patents

工作機械における工具取付位置の補正装置およびその補正方法

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JPH07124849A
JPH07124849A JP27227793A JP27227793A JPH07124849A JP H07124849 A JPH07124849 A JP H07124849A JP 27227793 A JP27227793 A JP 27227793A JP 27227793 A JP27227793 A JP 27227793A JP H07124849 A JPH07124849 A JP H07124849A
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JP
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tool
work
spindle
correction data
size
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JP27227793A
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Masahiro Shoji
雅広 小路
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工作機械における加工精度の向上を図る。 【構成】所定の工具3が選択されると、補正データHに
基づいて選択した工具3が装着された主軸2が、ワーク
WKが所望の寸法に至るまでの所定のテスト用の寸法に
加工される位置Pに位置決めされ、最初のテスト加工が
行われる。つぎに、所定の工具3によりワークWKがテ
スト用寸法に加工された後に、タッチセンサ4を主軸2
に装着し、この主軸2が、タッチセンサ4がワークに接
触するまで移動される。つぎに、タッチセンサ4がワー
クWKに接触したことを検出した時点の検出位置Pに基
づいてワークWKの寸法が演算される。つぎに、演算さ
れたワーク寸法とテスト用寸法との偏差に基づいて補正
データHが更新される。つぎに、更新された補正データ
H´に基づいて選択した所定の工具3が装着された主軸
2が、ワークWKが所望の寸法に加工される位置に位置
決めされ、最終的な仕上げ加工がなされる。そして、更
新された補正データH´が、次回の加工作業において同
じ所定の工具3が選択された際に、使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械における工具取
付位置の補正装置およびその補正方法に関し、特に加工
作業中に発生する工具取付位置の誤差を除去して加工作
業を精度よく行うことができる補正装置および補正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械への工具の取付けは以下
のように行われていた。すなわち、複数の工具のそれぞ
れに設けられたメモリ(ID素子と呼ばれている)のそ
れぞれに、工作機械の主軸の位置(工具取付位置)を補
正する補正データを記憶しておく。そして、行おうとす
る加工作業に適合した工具を、これら複数の工具の中か
ら選択し、この選択した工具を主軸に装着する。そし
て、この選択した工具のメモリから補正データを読み出
して、この読み出された補正データに基づいて選択した
工具が装着された主軸を、ワークが所望の寸法に加工さ
れる位置に位置決めするようにしている。
【0003】ここで、上記補正データは加工作業前の段
取り時において取得される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
具の段取り時に所得した補正データを使用して工具の位
置決めを行い、加工作業を行ったとしても、所望の寸法
(所定の仕上公差)に精度よくワークを加工することが
できない場合がある。
【0005】すなわち、加工精度は、図5に示すような
誤差δ1〜δ5に影響を受けるとともに、工具(バイト)
3の刃先の摩耗、工作機械の各部の熱変位、取り代によ
る工具3のたわみ等のその他の誤差δ6に影響を受け
る。ここで、 δ1:工作機械の基準取付位置と工具3の実際の取付位
置との間の誤差 δ2:工具3の傾斜 δ3:工具3の中心と工具3の刃先位置との間の距離の
誤差 δ4:工作機械の位置決め誤差 δ5:テーブル回転時の振れ である。しかも、こうした誤差δ1〜δ6は、実際に工作
機械が稼働している加工作業中に発生し変動することが
多い。
【0006】したがって、従来技術にあっては段取り時
の補正データをそのまま使用しているため、加工作業中
に発生、変動する上記誤差δ1〜δ6を除去することがで
きずに、加工を精度よく行うことができないこととなっ
ていた。
【0007】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、加工作業中に上記誤差δ1〜δ6を捕らえ、こ
れにより補正データをさらに更新して使用することで、
加工作業を精度よく行わせることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、複数の工具のそれぞれに対応して工作機械
の主軸の位置を補正する補正データを記憶しておき、加
工作業に応じて前記複数の工具の中から所定の工具を選
択し、該選択した工具を前記主軸に装着するとともに、
前記選択した工具に対応する前記補正データに基づいて
前記選択した工具が装着された主軸を、ワークが所望の
寸法に加工される位置に位置決めする工作機械におい
て、前記ワークに接触したことを検出するとともに、前
記主軸に装着自在のタッチセンサと、前記主軸の移動位
置を検出する位置検出手段とを具え、さらに、前記所定
の工具が選択された際に、前記補正データに基づいて前
記選択した工具が装着された主軸を、前記ワークが前記
所望の寸法に至るまでの所定のテスト用の寸法に加工さ
れる位置に位置決めし、前記所定の工具により前記ワー
クを前記テスト用寸法に加工した後に、前記タッチセン
サを前記主軸に装着し、該主軸を前記タッチセンサが前
記ワークに接触するまで移動させ、前記タッチセンサが
前記ワークに接触したことを検出した時点の前記位置検
出手段の出力に基づいて前記ワークの寸法を演算し、前
記演算したワーク寸法と前記テスト用寸法との偏差に基
づいて前記補正データを更新し、前記更新された補正デ
ータに基づいて前記選択した工具が装着された主軸を、
前記ワークが前記所望の寸法に加工される位置に位置決
めし、前記ワークを所望の寸法に加工させる、制御手段
を具え、前記更新された補正データを記憶しておき、次
回の加工作業において前記所定の工具が選択された際
に、前記記憶された更新データを使用するようにしてい
る。
【0009】
【作用】かかる構成によれば、所定の工具が選択される
と、補正データに基づいて選択した工具が装着された主
軸が、ワークが所望の寸法に至るまでの所定のテスト用
の寸法に加工される位置に位置決めされ、最初のテスト
加工が行われる。つぎに、所定の工具によりワークがテ
スト用寸法に加工された後に、タッチセンサを主軸に装
着し、この主軸が、タッチセンサがワークに接触するま
で移動される。つぎに、タッチセンサがワークに接触し
たことを検出した時点の検出位置に基づいてワークの寸
法が演算される。つぎに、演算されたワーク寸法とテス
ト用寸法との偏差に基づいて補正データが更新される。
つぎに、更新された補正データに基づいて選択した所定
の工具が装着された主軸が、ワークが所望の寸法に加工
される位置に位置決めされ、最終的な仕上げ加工がなさ
れる。そして、更新された補正データが、次回の加工作
業において同じ所定の工具が選択された際に、使用され
る。
【0010】以上のように、加工作業中に補正データが
さらに修正、更新され、この更新された補正データを使
用して仕上げ加工がなされるので、加工を精度よく行う
ことができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明に係る工作機械に
おける工具取付位置の補正装置およびその補正方法の実
施例について説明する。
【0012】図1は実施例の全体構成を示すブロック図
である。
【0013】同図に示すように、この実施例装置は、大
きくは、図示せぬ公知のATC(自動工具交換装置)に
よってマガジンに格納されている複数種類の工具3、3
´…の中から作業に適合した工具3を選択し、これを工
作機械1の主軸2に装着して旋削加工作業を行う工作機
械1と、この工作機械1を駆動制御するコントローラで
あるNC装置7とから構成されている。
【0014】工作機械1は、工具(バイト)3が装着さ
れた主軸2が水平方向に移動自在となっており(垂直方
向にも移動可能となっている)、また、ワークWKはテ
ーブル5上に載置されており、このテーブル5は回転自
在となっている。
【0015】よって、所定位置に主軸2が位置決めされ
ると、その位置に固定された工具3は、テーブル5の回
転に応じて回転するワークWKを、工具3の取付位置、
つまりは主軸2の移動位置に応じた所定の寸法に旋削加
工することができる。たとえば、旋削加工によりワーク
WKに所定の直径の穴を形成することができる。
【0016】ここで、主軸2には、水平方向軸Xの移動
位置P(X軸座標位置)を検出するセンサ(たとえば、
インダクトシン、リニアスケールが使用される)が設け
られており、この主軸2の検出位置PはNC装置7に加
えられる。
【0017】また、上記マガジンに格納される工具3、
3´…の中には、ワークWKに接触したことを検出する
センサ部と、一般的なバイト等の工具3、3´と同様
に、主軸2に装着する部材であるシャンク部とを有した
タッチセンサ4が含まれている。したがって、このタッ
チセンサ4はバイト等の工具3、3´と同様にATCに
よって自動的に主軸2に装着され、また自動的に主軸2
から脱着される。
【0018】同図1の破線の囲み部分で示すように、主
軸2にタッチセンサ4が装着され、主軸2が矢印Bない
しはB´に示されるように所要に移動されると、タッチ
センサ4の球形状の先端部4aがワークWKに接触す
る。この接触した時点でタッチセンサ4のセンサ部は、
接触したことを示すトリガ信号(スキップ信号)Tを出
力し、これをNC装置7に加える。
【0019】タッチセンサ4を除く上記マガジンに格納
される複数種類の工具3、3´…のそれぞれは、後述す
る補正値Hを示す補正データH等を記憶するメモリ(い
わゆるID素子)を有している。
【0020】この補正データHは、加工作業前の段取り
時に、従来技術と同様にして取得されており、上記メモ
リに記憶、格納されている。NC装置7は後述するよう
にして補正データHを更新し、この更新したデータH´
により工具3、3´のメモリを書き換える処理を行う。
【0021】ここで、上記タッチセンサ4のセンサ部の
検出原理について図2を用いて説明する。
【0022】すなわち、同図2から明かなように、タッ
チセンサ4が矢印E方向に移動されて、先端部4aがワ
ークWKの壁面に接触すると、これに応じてスタイラス
8が傾動する。すると、接触子8bが傾斜して、接触子
8bがスイッチ9の接点9a、9bに接触する。この時
点で回路10が閉路、つまりスイッチ9がオンされる。
回路10が閉路されると、コイルが付勢されてアンプ1
1を介して上記トリガ信号TがNC装置7に加えられ
る。
【0023】さて、図4は、工作機械1が行う加工作業
の工程を順を追って示したものである。なお、この実施
例では、最終的には目標値Dp2(=φ315(0〜+
0.025の公差))の直径の穴を旋削加工する場合を
想定している(図4(e))。すなわち、まず、穴径が
φ300のワークWKが素材としてテーブル5上に載置
され(同図(a))、荒加工用の工具3´が使用され、
ワークWKが荒加工用の目標値である直径Dp0(=φ3
14.5)となるように旋削される(同図(b))。
【0024】つぎに、仕上げ用の工具3に装着し直さ
れ、テストカットの目標値である直径Dp1(=φ31
4.75)となるよう、ワークWKが旋削される(同図
(c))。このように中仕上げ工程を終えたら、最終的
な目標値である直径Dp2(=φ315.0125)とな
るよう、ワークWKが旋削される(同図(d))。この
ように仕上げ工程が終了すると、最終的に所望の寸法の
完成品が得られる(同図(e))。
【0025】ここで、実施例では、上記中仕上工程(同
図(c))と仕上げ工程(同図(d))との間で、工具
3のメモリに記憶された補正データHの内容を更新する
処理を行い、この更新された補正データH´を使用して
仕上げ工程を行うようにしている。
【0026】以下、この更新処理を含む上記中仕上げ工
程以降の処理について図6および図7を併せ参照して説
明する。
【0027】すなわち、NCコントローラ7内のCPU
では、中仕上げ加工工程(以下テストカット工程とい
う)に移行された際に、図6に示すプログラムが起動さ
れて、まず、仕上げ用の工具3の選定がなされる(ステ
ップ101)。すると、工具3が上記マガジンから取り
出されて、主軸2に装着される。このとき、工具3のメ
モリから補正データHが読み出される(ステップ10
2)。
【0028】そして、補正データH(=0.5mm)に
基づいて選択した工具3が装着された主軸2をX軸方向
に所要に移動させ、穴径を上記テストカット時の目標値
Dp1にする位置に位置決めする(ステップ103)。し
かるのち、テーブル5が回転され、テストカット(図4
(c))が行われる(ステップ104)。
【0029】このようにしてテストカットがなされる
と、タッチセンサ4による穴径Dの計測(ステップ10
5)および工具補正値Hの修正(ステップ106)がな
される。これらの処理は図7に示される。
【0030】すなわち、上記工具3が主軸2から脱着さ
れるとともに、マガジンからタッチセンサ4が取り出さ
れて、これが主軸2に装着される(ステップ201)。
そして、タッチセンサ4の先端部4aがワークWKに接
触するまで、主軸2が移動される(ステップ202〜2
04)。
【0031】ここで、ワークWKの内壁にタッチセンサ
4の先端部4aが接触する様子を、それぞれ上面図およ
び側面断面図にて示した図3の(a)、(b)並びに前
出した図2を併せ参照して説明する。
【0032】まず、NC装置7は、スタイラス8の中心
8aを、ワークWK中心から50mmだけ半径方向に離
間した位置に位置させて(図2参照)、「この位置より
移動速度30mm/minで13mmだけ(図2矢印E
参照)移動せよ」とのコマンドを与える(ステップ20
2)。すると、タッチセンサ4はB方向に移動され、位
置センサ6から出力される位置信号PをNC装置7は逐
次取り込む(ステップ203;図3(b)参照)。
【0033】やがて、先端部4aが上記コマンドに示さ
れる13mmよりも手前の位置でワークWK内壁に接触
する(ステップ204;図2参照)。
【0034】このようにして先端部4aがワークWK内
壁に接触すると、スイッチ9がオンされトリガ信号Tが
NC装置7に入力される。この結果、NC装置7内部に
おいて上記トリガ信号Tは上記コマンドを別のつぎのコ
マンドにスキップさせるスキップ信号として作用する
(ステップ205)。
【0035】スキップ信号Tがオンされると、このとき
の位置センサ6の出力が座標位置Pとしてメモリのアド
レス#1に記憶される(ステップ206)。
【0036】つぎに、2点の位置が検出されたか否かが
判断される。すなわち、最初は、タッチセンサ4がB方
向に移動され、ワークWKのF点の位置Pが検出、記憶
されることとなり、いまだ対向側の点Gが検出、記憶さ
れていない場合には(ステップ207の判断NO;図3
(a)、(b)参照)、手順はステップ203に移行さ
れて、上述したのと同様の処理が実行されてタッチセン
サ4を反対側のX軸マイナス方向であるB´方向に移動
させ同様の処理が実行され、ワークWKのG点の位置P
´がメモリのアドレス#2に記憶される(図3(a)、
(b)参照)。このようにしてワークWKの直径方向の
2点F、Gの位置が検出、記憶されると(ステップ20
7の判断YES)、つぎに、この直径方向に対して直交
する直径方向の2点I、Jの位置を検出すべく、図3
(c)に示すごとくテーブル5によりワークWKが90
°回転される(ステップ208)。
【0037】以下、上記ステップ203〜ステップ20
7と同様の処理が実行され(ステップ209〜ステップ
213)、最終的にワークWKの直径方向の2点F、G
およびこの直径方向に対して直交する直径方向の2点
I、Jの位置の合計4点の位置が検出される。点Iの座
標位置はメモリのアドレス#3に記憶され、点Jの座標
位置はメモリのアドレス#4に記憶される(ステップ2
13の判断YES;図3(c)、(d)参照)。
【0038】こうして、ワークWKの4点の位置が求め
られると、メモリからこれら4点の位置が読み出され
て、各直径方向ごとに直径D、D´が演算される。
【0039】すなわち、ここで、タッチセンサ4の先端
部の直径がR(=5mm)であるととすると、2点F、
Gについての直径Dは、図3(b)から明かなように、
D=#1に記憶された位置データ(P)−#2に記憶さ
れた 位置データ(P´)+R(=5mm)−S …(1) のようにして求められる。ここで、Sは所定の修正変数
である。
【0040】同様にして2点I、Jについての直径D´
は、 D=#3のデータ−#4のデータ+R−S …(2) と求められる(ステップ214)。
【0041】こうして各直径D、D´が演算されると、
つぎにこれらの平均値Daが、 Da=(D+D´)/2 …(3) と求められる(ステップ215)。こうして得られた
(3)式の直径Daがテストカット工程における実際の
ワークWKの穴径であり、上記テストカット工程におけ
る目標値Dp1に対する偏差が、 Dp1(=φ314.75)−Da(=φ314.73)=Q (=0.02mm) …(4) と求められ、得られたQが補正値Hを修正するための修
正値とされる(ステップ216)。
【0042】つぎに現在使用している工具3が原点Kに
対してマイナス側かプラス側であるかが判断される(ス
テップ217)。そして、テストカット工程で使用した
補正値Hが読み出され、たとえば上記ステップ217に
おいて工具3が原点Kに対してマイナス側に位置されて
いるとすると、この補正値Hに対して上記(4)式の修
正値Qを使用して以下の修正、 H(=0.5mm)−Q(=0.02mm)=H´(0.48mm) …(5) がなされ、新たな補正値H´が求められる。上記(5)
式は、工具3は原点Kに対してマイナス側であるので加
工径を0.02mm大きくするには、修正前補正値H
(=0.5mm)から0.02mm差し引く必要がある
ということを意味している。新たな補正値H´は所定の
メモリに記憶される(ステップ219)。
【0043】以上のようにして新たな補正値H´が求め
られると、タッチセンサ4は主軸から脱着され、マガジ
ンに格納され(ステップ220)、手順は図6のステッ
プ107に移行される。
【0044】そして、修正された補正データH´がメモ
リから読みされる(ステップ107)。そして、テスト
カット工程時に使用した工具3が再びマガジンから取り
出されて、主軸2に装着され、上記修正データH´(=
0.48mm)に基づいて工具3が装着された主軸2を
X軸方向に所要に移動させ、穴径を仕上げ工程における
目標値Dp2にする位置に位置決めする(ステップ10
8)。しかるのち、テーブル5が回転され、仕上げ工程
(図4(d))が行われる。ここで、工具3について
は、修正前の補正値Hに対して、加工作業中に発生、変
動した種々の誤差δ1〜δ6の影響を除去する修正がなさ
れた補正値H´を使用しての位置決めがなされている。
したがって、精度よく仕上げ加工を行うことができる
(ステップ109)。
【0045】こうして、加工作業が終了すると、上記補
正データH´によって工具3のメモリ(ID素子)の補
正データが書き換え、更新される。
【0046】したがって、次回に同じ工具3を使用して
加工作業を行う場合は、上記更新データH´を使用し
て、より精度よくワークWKを加工することができるよ
うになる。
【0047】なお、同じワークWKを連続して加工する
際には、一度更新されたデータH´をさらに更新するこ
とはせずに、最初に得られた更新データH´をそのまま
使用して仕上げ加工を行うようにしてもよい。たとえ
ば、2回目の同一ワークの加工作業時には図6のMに示
すようにステップ107から開始させ、テストカット工
程を経ることなく前回の更新データH´を使用して仕上
げ加工を行うようにすることができる。
【0048】なお実施例では所定直径の穴を形成する旋
削加工について説明したが、本発明としては所定寸法に
ワークを加工するあらゆる加工作業に適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工作業中に発生、変動する誤差を捕らえ、これにより
補正データをさらに更新して工具を工作機械に取り付け
るようにしたので、加工の精度が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる工作機械における工具取
付位置の補正装置およびその補正方法の実施例の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示すタッチセンサの検出原理を示
す図である。
【図3】図3(a)ないし(d)は図1に示すタッチセ
ンサがワークの内壁に接触する様子を示す図である。
【図4】図4(a)ないし(e)は実施例における加工
工程を示す図である。
【図5】図5は加工精度に影響を与える誤差を説明する
ために用いた図である。
【図6】図6は、図1に示すNC装置のCPUで行われ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は図6のステップ105およびステップ1
06について詳しく説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 工作機械 2 主軸 3 工具 4 タッチセンサ 7 NC装置 WK ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工具のそれぞれに対応して工
    作機械の主軸の位置を補正する補正データを記憶してお
    き、加工作業に応じて前記複数の工具の中から所定の工
    具を選択し、該選択した工具を前記主軸に装着するとと
    もに、前記選択した工具に対応する前記補正データに基
    づいて前記選択した工具が装着された主軸を、ワークが
    所望の寸法に加工される位置に位置決めする工作機械に
    おいて、 前記ワークに接触したことを検出するとともに、前記主
    軸に装着自在のタッチセンサと、 前記主軸の移動位置を検出する位置検出手段とを具え、
    さらに、 前記所定の工具が選択された際に、前記補正データに基
    づいて前記選択した工具が装着された主軸を、前記ワー
    クが前記所望の寸法に至るまでの所定のテスト用の寸法
    に加工される位置に位置決めし、 前記所定の工具により前記ワークを前記テスト用寸法に
    加工した後に、前記タッチセンサを前記主軸に装着し、
    該主軸を前記タッチセンサが前記ワークに接触するまで
    移動させ、 前記タッチセンサが前記ワークに接触したことを検出し
    た時点の前記位置検出手段の出力に基づいて前記ワーク
    の寸法を演算し、 前記演算したワーク寸法と前記テスト用寸法との偏差に
    基づいて前記補正データを更新し、 前記更新された補正データに基づいて前記選択した工具
    が装着された主軸を、前記ワークが前記所望の寸法に加
    工される位置に位置決めし、前記ワークを所望の寸法に
    加工させる、 制御手段を具え、前記更新された補正データを記憶して
    おき、次回の加工作業において前記所定の工具が選択さ
    れた際に、前記記憶された更新データを使用するように
    した工作機械における工具取付位置の補正装置。
  2. 【請求項2】 前記補正データは、工具に設けられ
    たメモリに記憶されるものであり、前記更新された補正
    データは、加工作業終了後に当該メモリに記憶される請
    求項1記載の工作機械における工具取付位置の補正装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の工具のそれぞれに対応して工
    作機械の主軸の位置を補正する補正データを記憶してお
    き、加工作業に応じて前記複数の工具の中から所定の工
    具を選択し、該選択した工具を前記主軸に装着するとと
    もに、前記選択した工具に対応する前記補正データに基
    づいて前記選択した工具が装着された主軸を、ワークが
    所望の寸法に加工される位置に位置決めする工作機械に
    おいて、 前記所定の工具が選択された際に、前記補正データに基
    づいて前記選択した工具が装着された主軸を、前記ワー
    クが前記所望の寸法に至るまでの所定のテスト用の寸法
    に加工される位置に位置決めする第1の位置決め行程
    と、 前記所定の工具により前記ワークを前記テスト用寸法に
    加工した後に、タッチセンサを前記主軸に装着し、該主
    軸を前記タッチセンサが前記ワークに接触するまで移動
    させるタッチセンサ移動行程と、 前記タッチセンサが前記ワークに接触したことを検出し
    た時点の前記主軸の位置に基づいて前記ワークの寸法を
    演算するワーク寸法演算行程と、 前記演算したワーク寸法と前記テスト用寸法との偏差に
    基づいて前記補正データを更新する補正データ更新行程
    と、 前記更新された補正データに基づいて前記選択した工具
    が装着された主軸を、前記ワークが前記所望の寸法に加
    工される位置に位置決めする第2の位置決め行程と、 加工作業終了後に、前記更新された補正データを記憶す
    る記憶行程とを具え、次回の加工作業において前記所定
    の工具が選択された際に、前記記憶された更新データを
    使用するようにした工作機械における工具取付位置の補
    正方法。
JP27227793A 1993-10-29 1993-10-29 工作機械における工具取付位置の補正装置およびその補正方法 Pending JPH07124849A (ja)

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