JPH07125084A - ロービング含浸装置及びロービング配置方法 - Google Patents
ロービング含浸装置及びロービング配置方法Info
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- JPH07125084A JPH07125084A JP5300900A JP30090093A JPH07125084A JP H07125084 A JPH07125084 A JP H07125084A JP 5300900 A JP5300900 A JP 5300900A JP 30090093 A JP30090093 A JP 30090093A JP H07125084 A JPH07125084 A JP H07125084A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 連続引抜き成形法によるFRP成形体の成形
のために、成形体の成形速度に合わせて連続的にロービ
ングにマトリックスを所定量含浸させ、かつ洗浄が容易
なように構成したロービング含浸装置を提供する。 【構成】 含浸槽18の縦壁12には、貫通孔22が、
ロービング列のロービング本数より少なくない数の配置
で水平に設けられ、かつロービング列の段数よりすくな
くない段数で上下配列してある。側壁間14,15に
は、ガイド棒24が、縦壁12にほぼ平行でかつ貫通孔
22の各段に対応するよう設けてある。不要の貫通孔に
栓を施し、一方の縦壁12の貫通孔22からロービング
群を含浸槽18に導入してガイド棒24に案内させつつ
含浸槽18内の樹脂中を走行させて樹脂を各ロービング
に含浸させ次いで他方の縦壁12の貫通孔22から引き
抜く。
のために、成形体の成形速度に合わせて連続的にロービ
ングにマトリックスを所定量含浸させ、かつ洗浄が容易
なように構成したロービング含浸装置を提供する。 【構成】 含浸槽18の縦壁12には、貫通孔22が、
ロービング列のロービング本数より少なくない数の配置
で水平に設けられ、かつロービング列の段数よりすくな
くない段数で上下配列してある。側壁間14,15に
は、ガイド棒24が、縦壁12にほぼ平行でかつ貫通孔
22の各段に対応するよう設けてある。不要の貫通孔に
栓を施し、一方の縦壁12の貫通孔22からロービング
群を含浸槽18に導入してガイド棒24に案内させつつ
含浸槽18内の樹脂中を走行させて樹脂を各ロービング
に含浸させ次いで他方の縦壁12の貫通孔22から引き
抜く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロービング含浸装置に
関し、更に詳細には連続引抜き成形法によりFRP成形
体を成形するに際し、ロービングに樹脂を含浸させる装
置であって、適量の樹脂をロービングに含浸させるよう
にすると共に分解洗浄が容易なロービング含浸装置に関
するものである。
関し、更に詳細には連続引抜き成形法によりFRP成形
体を成形するに際し、ロービングに樹脂を含浸させる装
置であって、適量の樹脂をロービングに含浸させるよう
にすると共に分解洗浄が容易なロービング含浸装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ロービングとは、ガラス繊維を集束した
ストランドを任意の番手になるように引き揃えたもの
や、ガラス繊維を直接引き揃えたものであって、FRP
成形体のの引張強さを増すために使用される強化材であ
る。ロービングは、1本当たり、ガラス繊維の本数が2
000〜4000本、その重量が2000〜5000g/
kmである。ロービングに含浸させる樹脂は、一般にマト
リックスと呼称されており、ビニルエステル樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
シリコン樹脂等の熱硬化性樹脂から選ばれる任意のFR
P成形用樹脂に充填剤、硬化剤、離型剤、低収縮剤、粘
度低減剤、脱泡剤等の副資材を適宜加えたものである。
マトリックスの粘度は、一般に5〜30ポイズ(25°
C)である。
ストランドを任意の番手になるように引き揃えたもの
や、ガラス繊維を直接引き揃えたものであって、FRP
成形体のの引張強さを増すために使用される強化材であ
る。ロービングは、1本当たり、ガラス繊維の本数が2
000〜4000本、その重量が2000〜5000g/
kmである。ロービングに含浸させる樹脂は、一般にマト
リックスと呼称されており、ビニルエステル樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
シリコン樹脂等の熱硬化性樹脂から選ばれる任意のFR
P成形用樹脂に充填剤、硬化剤、離型剤、低収縮剤、粘
度低減剤、脱泡剤等の副資材を適宜加えたものである。
マトリックスの粘度は、一般に5〜30ポイズ(25°
C)である。
【0003】ところで、FRP成形体は、従来、主とし
てハンドレイアップ法又はフィラメントワインディング
(FW)法により成形されていた。ハンドレイアップ法
は、はけ、へら、ローラーなどの簡単な器具を用いて、
型の上でガラス繊維に人の手で樹脂を含浸させながら順
次必要な厚さまで積み重ね、適切な温度管理下でマトリ
ックス(樹脂)を硬化させ、硬化物を型より外し、成形
品を得る方法である。一方、FW方法は、ロービングを
1本ないし数本以上引き揃え、マトリックス(樹脂)を
含浸させながら回転するマンドレル(金型)上に規則正
しく巻き付け、所定の厚さに達した後、硬化し、金型か
ら脱型して成形する方法である。
てハンドレイアップ法又はフィラメントワインディング
(FW)法により成形されていた。ハンドレイアップ法
は、はけ、へら、ローラーなどの簡単な器具を用いて、
型の上でガラス繊維に人の手で樹脂を含浸させながら順
次必要な厚さまで積み重ね、適切な温度管理下でマトリ
ックス(樹脂)を硬化させ、硬化物を型より外し、成形
品を得る方法である。一方、FW方法は、ロービングを
1本ないし数本以上引き揃え、マトリックス(樹脂)を
含浸させながら回転するマンドレル(金型)上に規則正
しく巻き付け、所定の厚さに達した後、硬化し、金型か
ら脱型して成形する方法である。
【0004】しかし、ハンドレイアップ法は、手作業に
よる極めて労働集約的な成形方法であるため、またFW
方法は、機械化されてはいるが、成形工程と加熱工程の
2工程から構成されたバッチワイズな不連続成形方法で
あるため、いずれも、工程が複雑で、作業能率が低く、
そのため成形コストが嵩んだ。また、ハンドレイアップ
法及びFW方法のいずれも、連続成形法でないため、製
品の均一性を確保し難く、同一の特性を有する成形品を
大量に生産する方法としては適当な方法でなかった。更
には、いずれも、作業環境が悪いため、働く場として人
気がなく、必要な人手を集めて大量に生産することも実
際には困難であった。
よる極めて労働集約的な成形方法であるため、またFW
方法は、機械化されてはいるが、成形工程と加熱工程の
2工程から構成されたバッチワイズな不連続成形方法で
あるため、いずれも、工程が複雑で、作業能率が低く、
そのため成形コストが嵩んだ。また、ハンドレイアップ
法及びFW方法のいずれも、連続成形法でないため、製
品の均一性を確保し難く、同一の特性を有する成形品を
大量に生産する方法としては適当な方法でなかった。更
には、いずれも、作業環境が悪いため、働く場として人
気がなく、必要な人手を集めて大量に生産することも実
際には困難であった。
【0005】そこで、FRP成形体を連続的に成形しよ
うとする試みが、研究され、実施されている。従来のF
RP成形体の連続引抜き成形法は、図7に示すような装
置を使用して実施されている。図7を参照しながら、連
続引抜き成形法によりFRP成形体を成形する従来の成
形装置を更に詳細に説明する。FRP成形体の連続引抜
き成形法では、従来、強化材としてロービングを使用し
ており、ロービング・クリルAからロービングを引き出
し、マトリックス含浸槽B内を走行させてマトリックス
を含浸させ、次いで形造り(賦形)するフォーミングガ
イドCを通し、更にロービング構造体Dを硬化型(金
型)Eに引き込んで硬化させる。硬化した成形体Fを引
抜き装置Gにより硬化型Eから引き出している。
うとする試みが、研究され、実施されている。従来のF
RP成形体の連続引抜き成形法は、図7に示すような装
置を使用して実施されている。図7を参照しながら、連
続引抜き成形法によりFRP成形体を成形する従来の成
形装置を更に詳細に説明する。FRP成形体の連続引抜
き成形法では、従来、強化材としてロービングを使用し
ており、ロービング・クリルAからロービングを引き出
し、マトリックス含浸槽B内を走行させてマトリックス
を含浸させ、次いで形造り(賦形)するフォーミングガ
イドCを通し、更にロービング構造体Dを硬化型(金
型)Eに引き込んで硬化させる。硬化した成形体Fを引
抜き装置Gにより硬化型Eから引き出している。
【0006】FRP成形体の連続引抜き成形に適用でき
るロービング含浸装置は、今までのところ殆ど提案され
ていないのが実情で、本発明者の知る例は、特開平5−
50516号公報と、実開昭58−92022号公報に
提案されているものである。前掲特開平公報に提案され
たロービング含浸装置は、図8及び図9に示すように、
含浸槽1を備えている。含浸槽1は、多数本の補強繊維
3を集束させて通過させると共に槽内で樹脂を含浸させ
るものであって、広口状の入口側からすぼまった出口側
に向かって断面形状が漸次変化され、出口側が所定形状
となされている。円形、方形等適宜形状の入口側には繊
維挿通孔を有するパッキン11が設けられ、円形、方径
等適宜形状の出口側には絞り金型4が接続されている。
含浸槽1は、図8及び図9に示すように、多数本の補強
繊維3が分散して入口側のパッキン11を介して含浸槽
1内に導かれ、含浸槽1内を通過するうちに次第に集束
されて出口側の絞り金具4に導かれるようになされてい
る。2は、樹脂注入機であって、混合ヘッド21から注
入パイプ22を介して含浸槽1に接続されていて、樹脂
を含浸槽1に注入する。
るロービング含浸装置は、今までのところ殆ど提案され
ていないのが実情で、本発明者の知る例は、特開平5−
50516号公報と、実開昭58−92022号公報に
提案されているものである。前掲特開平公報に提案され
たロービング含浸装置は、図8及び図9に示すように、
含浸槽1を備えている。含浸槽1は、多数本の補強繊維
3を集束させて通過させると共に槽内で樹脂を含浸させ
るものであって、広口状の入口側からすぼまった出口側
に向かって断面形状が漸次変化され、出口側が所定形状
となされている。円形、方形等適宜形状の入口側には繊
維挿通孔を有するパッキン11が設けられ、円形、方径
等適宜形状の出口側には絞り金型4が接続されている。
含浸槽1は、図8及び図9に示すように、多数本の補強
繊維3が分散して入口側のパッキン11を介して含浸槽
1内に導かれ、含浸槽1内を通過するうちに次第に集束
されて出口側の絞り金具4に導かれるようになされてい
る。2は、樹脂注入機であって、混合ヘッド21から注
入パイプ22を介して含浸槽1に接続されていて、樹脂
を含浸槽1に注入する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補強繊維を出
口側で集束する場合には、前掲公報に開示されたロービ
ング含浸装置を適用できるが、補強繊維、例えばロービ
ングを数本以上並列に引き揃えて形成したロービング列
の形態を維持しつつロービングに樹脂を含浸させたい場
合には、適用できない。また、実開昭58−92022
号公報に記載の例はフープワインディング用に適用でき
るものであって、ロービング列の含浸には同じように適
用できない。
口側で集束する場合には、前掲公報に開示されたロービ
ング含浸装置を適用できるが、補強繊維、例えばロービ
ングを数本以上並列に引き揃えて形成したロービング列
の形態を維持しつつロービングに樹脂を含浸させたい場
合には、適用できない。また、実開昭58−92022
号公報に記載の例はフープワインディング用に適用でき
るものであって、ロービング列の含浸には同じように適
用できない。
【0008】ところで、連続引抜き成形において、数本
以上のロービングを並列に引き揃えて形成したロービン
グ列の形態を維持しつつ多段のロービング列からなる多
数本のロービング群に樹脂を含浸させたい場合がある。
例えば、ロービング列を数段重ね、その間にガラスマッ
トを介在させて強化材積層構造体を形成したいような場
合には、ロービング列の状態で樹脂を含浸させる必要が
ある。
以上のロービングを並列に引き揃えて形成したロービン
グ列の形態を維持しつつ多段のロービング列からなる多
数本のロービング群に樹脂を含浸させたい場合がある。
例えば、ロービング列を数段重ね、その間にガラスマッ
トを介在させて強化材積層構造体を形成したいような場
合には、ロービング列の状態で樹脂を含浸させる必要が
ある。
【0009】ロービング列に樹脂を含浸させるロービン
グ含浸装置は、ロービング列の形態を維持することが必
要であるのに加えて、次のような条件を満足する必要が
あるが、かかるロービング含浸装置は、未だ実用化され
ていないと考える。その条件とは、第1には、成形体の
成形速度に合わせてロービングにマトリックスを連続的
に含浸させることであり、かつ必要量以上にマトリック
スを含浸させると製品FRP成形体の強度が低下するの
で、必要量以上にマトリックスを含浸させないようにす
ることである。第2には、マトリックスは、ポットライ
フが短く、放置すると、層分離を起こしたり、劣化した
りする。従って、ロービング含浸工程で使用するロービ
ング含浸装置についても、作業の終了毎に洗浄して、残
存マトリックスを排除する必要がある。よって、ロービ
ング含浸装置は、分解洗浄が容易な構成であることが必
要である。第3には、1台のロービング含浸装置により
能率良く多数本、例えば数百本以上のロービングに樹脂
を含浸させることが必要である。
グ含浸装置は、ロービング列の形態を維持することが必
要であるのに加えて、次のような条件を満足する必要が
あるが、かかるロービング含浸装置は、未だ実用化され
ていないと考える。その条件とは、第1には、成形体の
成形速度に合わせてロービングにマトリックスを連続的
に含浸させることであり、かつ必要量以上にマトリック
スを含浸させると製品FRP成形体の強度が低下するの
で、必要量以上にマトリックスを含浸させないようにす
ることである。第2には、マトリックスは、ポットライ
フが短く、放置すると、層分離を起こしたり、劣化した
りする。従って、ロービング含浸工程で使用するロービ
ング含浸装置についても、作業の終了毎に洗浄して、残
存マトリックスを排除する必要がある。よって、ロービ
ング含浸装置は、分解洗浄が容易な構成であることが必
要である。第3には、1台のロービング含浸装置により
能率良く多数本、例えば数百本以上のロービングに樹脂
を含浸させることが必要である。
【0010】以上の要求に鑑み、本発明の目的は、連続
引抜き成形法によるFRP成形体の成形に使用するため
に、成形体の成形速度に合わせて連続的に多段のロービ
ング列からなる多数本のロービング群に樹脂を所定量含
浸させ、かつ洗浄が容易なように構成したロービング含
浸装置を提供することである。
引抜き成形法によるFRP成形体の成形に使用するため
に、成形体の成形速度に合わせて連続的に多段のロービ
ング列からなる多数本のロービング群に樹脂を所定量含
浸させ、かつ洗浄が容易なように構成したロービング含
浸装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに、本発明に係るロービング含浸装置は、ロービング
を並列に引き並べたロービング列の少なくとも1段を配
列してなるロービング群に樹脂を含浸させるようにした
ロービング含浸装置であって、2枚の対向する縦壁、縦
壁を繋ぐ2枚の側壁及び底壁を有して樹脂を収容する含
浸槽を備え、縦壁には、ロービングを通すための貫通孔
が、ロービング列のロービング本数より少なくない数で
離隔して水平に並べた配置で、かつその水平な列をロー
ビング列の段数よりすくなくない段数で離隔して上下に
並べた配列で設けられ、側壁間には、ガイド棒が縦壁に
ほぼ平行でかつ貫通孔の各段に対応するように上下に離
隔して設けられていることを特徴としている。
めに、本発明に係るロービング含浸装置は、ロービング
を並列に引き並べたロービング列の少なくとも1段を配
列してなるロービング群に樹脂を含浸させるようにした
ロービング含浸装置であって、2枚の対向する縦壁、縦
壁を繋ぐ2枚の側壁及び底壁を有して樹脂を収容する含
浸槽を備え、縦壁には、ロービングを通すための貫通孔
が、ロービング列のロービング本数より少なくない数で
離隔して水平に並べた配置で、かつその水平な列をロー
ビング列の段数よりすくなくない段数で離隔して上下に
並べた配列で設けられ、側壁間には、ガイド棒が縦壁に
ほぼ平行でかつ貫通孔の各段に対応するように上下に離
隔して設けられていることを特徴としている。
【0012】本発明に係るロービング含浸装置は、筒
状、板状、ブロック状を問わず、いかなる形状のFRP
成形体の連続引抜き成形にも適用できる。本発明で縦壁
に設ける貫通孔の孔径は、ロービングの走行速度、樹脂
含浸量、樹脂液面の高さに応じて異なるものであるが、
入口側の各孔径は互いに全て同一、かつ出口側の各孔径
も互いに全て同一であって、一般にはロービングの径と
同じか僅かに小さい。ここで、ロービングの径とは、ロ
ービングの自然の状態、即ち力を作用させない状態での
ロービングの太さを言う。また、出口側貫通孔は、過剰
に含浸した樹脂を絞り取る機能を有するので、その孔径
は、それも考慮して定める。
状、板状、ブロック状を問わず、いかなる形状のFRP
成形体の連続引抜き成形にも適用できる。本発明で縦壁
に設ける貫通孔の孔径は、ロービングの走行速度、樹脂
含浸量、樹脂液面の高さに応じて異なるものであるが、
入口側の各孔径は互いに全て同一、かつ出口側の各孔径
も互いに全て同一であって、一般にはロービングの径と
同じか僅かに小さい。ここで、ロービングの径とは、ロ
ービングの自然の状態、即ち力を作用させない状態での
ロービングの太さを言う。また、出口側貫通孔は、過剰
に含浸した樹脂を絞り取る機能を有するので、その孔径
は、それも考慮して定める。
【0013】縦壁を側壁及び底壁に連結するために、本
発明で使用する連結手段は、分解容易である限り特に限
定はなく、例えば植え込みボルトとそれに対応するネジ
溝が設けられた盲孔との組み合わせ、2枚の縦壁を両側
から締めつけるクランプ手段、金属バンドによる締結手
段でもよい。また、洗浄時の分解のため、ガイド棒も分
解容易な手段で側壁に固定するのが望ましい。2枚の縦
壁の間をロービングが走行する間に所定量の樹脂をロー
ビングに含浸させるため、縦壁の間隔は、樹脂の種類、
ロービングの太さ、ロービングの走行速度に応じて定め
られる。
発明で使用する連結手段は、分解容易である限り特に限
定はなく、例えば植え込みボルトとそれに対応するネジ
溝が設けられた盲孔との組み合わせ、2枚の縦壁を両側
から締めつけるクランプ手段、金属バンドによる締結手
段でもよい。また、洗浄時の分解のため、ガイド棒も分
解容易な手段で側壁に固定するのが望ましい。2枚の縦
壁の間をロービングが走行する間に所定量の樹脂をロー
ビングに含浸させるため、縦壁の間隔は、樹脂の種類、
ロービングの太さ、ロービングの走行速度に応じて定め
られる。
【0014】本発明の望ましい実施態様では、縦壁は合
成樹脂製の板材で形成され、ガイド棒は丸棒で形成され
ていることを特徴としている。
成樹脂製の板材で形成され、ガイド棒は丸棒で形成され
ていることを特徴としている。
【0015】本発明で縦壁に使用する合成樹脂製板の材
質は、特に限定はないが、ロービングを毛羽立たせない
ためには、ポリエチレン、テフロン等の低摩擦性で平滑
な面を形成する材質を使用する。また、ロービングが貫
通孔を貫通する際に、そのガラス繊維が合成樹脂製縦壁
と擦り合うと、静電気が発生して含浸槽内の樹脂(可燃
性物質)を着火させると言う安全上の問題が発生した
り、静電気のためガラス繊維が毛羽立ちし易いと言う問
題もある。よって、更に望ましくは、静電気の帯電防止
機能を有する材質を使用する。
質は、特に限定はないが、ロービングを毛羽立たせない
ためには、ポリエチレン、テフロン等の低摩擦性で平滑
な面を形成する材質を使用する。また、ロービングが貫
通孔を貫通する際に、そのガラス繊維が合成樹脂製縦壁
と擦り合うと、静電気が発生して含浸槽内の樹脂(可燃
性物質)を着火させると言う安全上の問題が発生した
り、静電気のためガラス繊維が毛羽立ちし易いと言う問
題もある。よって、更に望ましくは、静電気の帯電防止
機能を有する材質を使用する。
【0016】本発明の更に望ましい実施態様では、貫通
孔の各段数に対して、複数本のガイド棒が設けられて、
かつガイド棒が相互に高低差を有するようにしたことを
特徴としている。
孔の各段数に対して、複数本のガイド棒が設けられて、
かつガイド棒が相互に高低差を有するようにしたことを
特徴としている。
【0017】本発明の更に望ましい実施態様では、側壁
の一方にはガイド棒の一端を嵌入する盲孔が設けてあ
り、ガイド棒の他端側には、1段毎のガイド棒を貫通さ
せる貫通孔をガイド棒の配列に応じて備え、かつガイド
棒の1段毎に積み重ね自在な止め部材が、少なくともガ
イド棒の段数だけ積み重ねられていて、ガイド棒は、そ
の一端が盲孔に嵌入し、他端が止め部材の貫通孔に貫通
して、含浸槽内に保持され、かつガイド棒の他端側の側
壁は、脱着自在に含浸槽に取り付けられていることを特
徴としている。本発明の更に望ましい実施態様では、含
浸槽は、その縦壁、側壁及び底壁が互いに分解容易な手
段により結合されてなることを特徴としている。
の一方にはガイド棒の一端を嵌入する盲孔が設けてあ
り、ガイド棒の他端側には、1段毎のガイド棒を貫通さ
せる貫通孔をガイド棒の配列に応じて備え、かつガイド
棒の1段毎に積み重ね自在な止め部材が、少なくともガ
イド棒の段数だけ積み重ねられていて、ガイド棒は、そ
の一端が盲孔に嵌入し、他端が止め部材の貫通孔に貫通
して、含浸槽内に保持され、かつガイド棒の他端側の側
壁は、脱着自在に含浸槽に取り付けられていることを特
徴としている。本発明の更に望ましい実施態様では、含
浸槽は、その縦壁、側壁及び底壁が互いに分解容易な手
段により結合されてなることを特徴としている。
【0018】止め部材の形態は、積み重ね易く、かつ積
み重ねが崩れ難い形状である限り、特に限定はないが、
例えば実施例で説明するような″く″字を横にしたよう
な形状でも良い。また、積み重ねられた止め部材は、適
当な固定手段により、全体として含浸槽に固定される。
固定手段としては、両縦壁に嵌合溝に設け、止め部材の
両端部をそこに嵌入させるようにしても良く、或いは通
しボルトで止め部材全体を含浸槽に固定するようにする
こともできる。また、ガイド棒の他端側の側壁の脱着自
在な取り付け手段は、通常のものであって、例えばフラ
ンジ結合、埋め込みボルト、クランプ等を使用した手段
を挙げることができる。
み重ねが崩れ難い形状である限り、特に限定はないが、
例えば実施例で説明するような″く″字を横にしたよう
な形状でも良い。また、積み重ねられた止め部材は、適
当な固定手段により、全体として含浸槽に固定される。
固定手段としては、両縦壁に嵌合溝に設け、止め部材の
両端部をそこに嵌入させるようにしても良く、或いは通
しボルトで止め部材全体を含浸槽に固定するようにする
こともできる。また、ガイド棒の他端側の側壁の脱着自
在な取り付け手段は、通常のものであって、例えばフラ
ンジ結合、埋め込みボルト、クランプ等を使用した手段
を挙げることができる。
【0019】ロービング含浸装置に多数のロービングを
多段で配置する方法として、本発明に係る方法は、ロー
ビングを並列に引き並べたロービング列の少なくとも1
段を配列してなるロービング群に樹脂を含浸させるよう
にしたロービング含浸装置であって、樹脂を収容する含
浸槽を備え、含浸槽が、底壁と、底壁に連結した2個の
対向する縦壁と、該縦壁を繋ぐ対向した第1側壁と第2
側壁とから形成され、縦壁にはロービングを通すための
貫通孔が、ロービング列のロービング本数より少なくな
い数で離隔して水平に並べた配置で、かつその水平な列
をロービング列の段数よりすくなくない段数で離隔して
上下に並べた配列で設けられ、第1側壁にはガイド棒の
一端を嵌入する盲孔が設けてある、ロービング含浸装置
を使用してロービングに樹脂を含浸させる際に、第2側
壁を含浸槽から取り外す工程と、最下段に配列するガイ
ド棒の各々の一端を第1側壁の対応する盲孔に嵌入し、
かつそれらガイド棒の各々の他端を止め部材の貫通孔に
通した後、該止め部材を含浸槽の底壁上に置き、更に最
下段のガイド棒に案内させて走行するロービング列をそ
の対応する入口貫通孔に通し、最下段のガイド棒による
案内に合わせて縦壁間に配置し、対応する出口貫通孔に
通して最下段のロービング列を含浸槽内に配置する工程
と、次いで、最下段の一つ上の段である第2段のガイド
棒の各々の一端を第1側壁の対応する盲孔に嵌入し、か
つそれらガイド棒の各々の他端を別の止め部材の貫通孔
に通した後、該別の止め部材を前記最下段の止め部材上
に積み重ね、更に第2段のガイド棒に案内させて走行す
るロービング列をその対応する入口貫通孔に通し、第2
段のガイド棒による案内に合わせて縦壁間に配置し、対
応する出口貫通孔に通して第2段のロービング列を含浸
槽内に配置する工程と、以下同様にして、各段毎にガイ
ド棒を含浸槽内に設置し、更にそれらガイド棒に対応す
るロービング列を配置する作業を所要の段数まで行う工
程と、続いて、第2側壁を含浸槽に取り付ける工程とを
有することを特徴としている。
多段で配置する方法として、本発明に係る方法は、ロー
ビングを並列に引き並べたロービング列の少なくとも1
段を配列してなるロービング群に樹脂を含浸させるよう
にしたロービング含浸装置であって、樹脂を収容する含
浸槽を備え、含浸槽が、底壁と、底壁に連結した2個の
対向する縦壁と、該縦壁を繋ぐ対向した第1側壁と第2
側壁とから形成され、縦壁にはロービングを通すための
貫通孔が、ロービング列のロービング本数より少なくな
い数で離隔して水平に並べた配置で、かつその水平な列
をロービング列の段数よりすくなくない段数で離隔して
上下に並べた配列で設けられ、第1側壁にはガイド棒の
一端を嵌入する盲孔が設けてある、ロービング含浸装置
を使用してロービングに樹脂を含浸させる際に、第2側
壁を含浸槽から取り外す工程と、最下段に配列するガイ
ド棒の各々の一端を第1側壁の対応する盲孔に嵌入し、
かつそれらガイド棒の各々の他端を止め部材の貫通孔に
通した後、該止め部材を含浸槽の底壁上に置き、更に最
下段のガイド棒に案内させて走行するロービング列をそ
の対応する入口貫通孔に通し、最下段のガイド棒による
案内に合わせて縦壁間に配置し、対応する出口貫通孔に
通して最下段のロービング列を含浸槽内に配置する工程
と、次いで、最下段の一つ上の段である第2段のガイド
棒の各々の一端を第1側壁の対応する盲孔に嵌入し、か
つそれらガイド棒の各々の他端を別の止め部材の貫通孔
に通した後、該別の止め部材を前記最下段の止め部材上
に積み重ね、更に第2段のガイド棒に案内させて走行す
るロービング列をその対応する入口貫通孔に通し、第2
段のガイド棒による案内に合わせて縦壁間に配置し、対
応する出口貫通孔に通して第2段のロービング列を含浸
槽内に配置する工程と、以下同様にして、各段毎にガイ
ド棒を含浸槽内に設置し、更にそれらガイド棒に対応す
るロービング列を配置する作業を所要の段数まで行う工
程と、続いて、第2側壁を含浸槽に取り付ける工程とを
有することを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1の発明では、不要の貫通孔にはプラグ
等により栓を施し、一方の縦壁の貫通孔からロービング
を各々含浸槽に導入してガイド棒に案内させつつ含浸槽
内の樹脂中を走行させて樹脂をロービングに含浸させ、
次いで他方の縦壁の貫通孔から引き抜く。ロービングの
引抜き速度をFRP成形体の連続引抜き成形の速度に合
わせることにより、FRP成形体の成形速度に合わせて
ロービングに樹脂を含浸させることができる。ロービン
グにはガイド棒によりある程度の緊張が与えられている
ので、過剰の樹脂がロービングに含浸するのが防止さ
れ、かつ縦壁に設けたロービング出口の貫通孔によりロ
ービングに含浸した過剰の樹脂を絞り取るようになって
いる。更には、ロービングの太さ、ロービングの走行速
度、樹脂の性状に応じて、出口側貫通孔の孔径、液面の
位置を定めることにより、所望の含浸率で、各ロービン
グに均一に樹脂を含浸させることができる。
等により栓を施し、一方の縦壁の貫通孔からロービング
を各々含浸槽に導入してガイド棒に案内させつつ含浸槽
内の樹脂中を走行させて樹脂をロービングに含浸させ、
次いで他方の縦壁の貫通孔から引き抜く。ロービングの
引抜き速度をFRP成形体の連続引抜き成形の速度に合
わせることにより、FRP成形体の成形速度に合わせて
ロービングに樹脂を含浸させることができる。ロービン
グにはガイド棒によりある程度の緊張が与えられている
ので、過剰の樹脂がロービングに含浸するのが防止さ
れ、かつ縦壁に設けたロービング出口の貫通孔によりロ
ービングに含浸した過剰の樹脂を絞り取るようになって
いる。更には、ロービングの太さ、ロービングの走行速
度、樹脂の性状に応じて、出口側貫通孔の孔径、液面の
位置を定めることにより、所望の含浸率で、各ロービン
グに均一に樹脂を含浸させることができる。
【0021】請求項2の発明では、縦壁が合成樹脂製の
板材で形成されており、ガイド棒が丸棒で形成されてい
るので、合成樹脂の平滑性と、ガイド棒の形状により、
貫通孔とガイド棒を通過するロービングに毛羽立ちが発
生し難い。
板材で形成されており、ガイド棒が丸棒で形成されてい
るので、合成樹脂の平滑性と、ガイド棒の形状により、
貫通孔とガイド棒を通過するロービングに毛羽立ちが発
生し難い。
【0022】請求項3の発明では、1段につき高低差を
設けて複数本のガイド棒を設け、その上にロービング列
を走行させることにより、必要な緊張を与えて、樹脂含
浸量を調節することができる。
設けて複数本のガイド棒を設け、その上にロービング列
を走行させることにより、必要な緊張を与えて、樹脂含
浸量を調節することができる。
【0023】請求項4の発明では、第1側壁の盲孔と止
め部材とを使用してガイド棒を1段毎に配置し、かつガ
イド棒の案内に合わせてロービング列を1段毎に配列で
きるように含浸槽が構成されているので、ロービングの
本数が多い場合でも、ロービングを極めて簡単に配列で
きる、ロービング含浸装置を実現できる。請求項5の発
明では、縦壁が分解容易な手段で側壁及び底壁に連結さ
れているので、洗浄に際し容易に分解可能であり、
め部材とを使用してガイド棒を1段毎に配置し、かつガ
イド棒の案内に合わせてロービング列を1段毎に配列で
きるように含浸槽が構成されているので、ロービングの
本数が多い場合でも、ロービングを極めて簡単に配列で
きる、ロービング含浸装置を実現できる。請求項5の発
明では、縦壁が分解容易な手段で側壁及び底壁に連結さ
れているので、洗浄に際し容易に分解可能であり、
【0024】請求項6の発明では、第1側壁の盲孔と止
め部材とを使用してガイド棒を1段毎に配置し、かつガ
イド棒の案内に合わせてロービング列を1段毎に配列し
ているので、ロービングの本数が多い場合でも、ロービ
ングを極めて簡単に配列できる、ロービング配列方法を
実現できる。。
め部材とを使用してガイド棒を1段毎に配置し、かつガ
イド棒の案内に合わせてロービング列を1段毎に配列し
ているので、ロービングの本数が多い場合でも、ロービ
ングを極めて簡単に配列できる、ロービング配列方法を
実現できる。。
【0025】
【実施例】以下に、添付図面を参照して実施例に基づき
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るロー
ビング含浸装置の一実施例の構成を示す部分破断斜視
図、図2は図1の線X−Xでの断面図、図3(a)はガ
イド棒の構成を示す側面図、図3(b)は図3(a)の
矢視Y−Yでの正面図である。本実施例のロービング含
浸装置(以下、簡単に装置と略称する)10は、ロービ
ングを並列に引き並べたロービング列の少なくとも1段
からなるロービング群にマトリックスを含浸させるため
の装置である。ロービング群は、通常、上下に数段にな
るように配列されたロービング列からなる。
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るロー
ビング含浸装置の一実施例の構成を示す部分破断斜視
図、図2は図1の線X−Xでの断面図、図3(a)はガ
イド棒の構成を示す側面図、図3(b)は図3(a)の
矢視Y−Yでの正面図である。本実施例のロービング含
浸装置(以下、簡単に装置と略称する)10は、ロービ
ングを並列に引き並べたロービング列の少なくとも1段
からなるロービング群にマトリックスを含浸させるため
の装置である。ロービング群は、通常、上下に数段にな
るように配列されたロービング列からなる。
【0026】装置10は、ポリエチレン製の板材で形成
した2枚の対向する縦壁12、12と、縦壁12、12
を連結した2枚の対向する側壁、即ち第1側壁14と第
2側壁15と、底壁16とからなる含浸槽18を備えて
いる。ネジ溝を備えた盲孔(図示せず)を縦壁12の端
部に設け、植え込みボルト20を盲孔に螺合させて第1
側壁14及び第2側壁15並びに底壁16を縦壁12に
結合することにより、含浸槽18が組み立てられてい
る。尚、壁と壁との間からのマトリックス漏れを防止す
るために、縦壁12の端部近傍に溝を設け、そこに側壁
14、15の縁部を嵌合させ、溝に沿ってボルト止めす
るのが望ましい。また、底壁16の端部近傍にも溝を設
け、そこに側壁14、15の縁部を嵌合させ、溝に沿っ
てボルト止めするようにする。
した2枚の対向する縦壁12、12と、縦壁12、12
を連結した2枚の対向する側壁、即ち第1側壁14と第
2側壁15と、底壁16とからなる含浸槽18を備えて
いる。ネジ溝を備えた盲孔(図示せず)を縦壁12の端
部に設け、植え込みボルト20を盲孔に螺合させて第1
側壁14及び第2側壁15並びに底壁16を縦壁12に
結合することにより、含浸槽18が組み立てられてい
る。尚、壁と壁との間からのマトリックス漏れを防止す
るために、縦壁12の端部近傍に溝を設け、そこに側壁
14、15の縁部を嵌合させ、溝に沿ってボルト止めす
るのが望ましい。また、底壁16の端部近傍にも溝を設
け、そこに側壁14、15の縁部を嵌合させ、溝に沿っ
てボルト止めするようにする。
【0027】縦壁12、12には、ロービングを通すた
めの貫通孔22が、水平に配置された貫通孔22の列を
上下に多段に並べた配列で多数設けてある。貫通孔22
の水平な列は、ロービング列のロービング本数より少な
くない数で等間隔で離隔して形成され、その水平に並ん
だ列が、ロービング列の段数よりすくなくない段数で離
隔して上下に配列されている。図1では、1列当たり8
個の等間隔に並んだ貫通孔22が上下に等間隔で6段配
列されているが、これは単なる例示であって、狭い間隔
で多数の貫通孔22を設け、ロービング群の配列に応じ
て不要な貫通孔22をプラグで栓をするのが実際的であ
る。
めの貫通孔22が、水平に配置された貫通孔22の列を
上下に多段に並べた配列で多数設けてある。貫通孔22
の水平な列は、ロービング列のロービング本数より少な
くない数で等間隔で離隔して形成され、その水平に並ん
だ列が、ロービング列の段数よりすくなくない段数で離
隔して上下に配列されている。図1では、1列当たり8
個の等間隔に並んだ貫通孔22が上下に等間隔で6段配
列されているが、これは単なる例示であって、狭い間隔
で多数の貫通孔22を設け、ロービング群の配列に応じ
て不要な貫通孔22をプラグで栓をするのが実際的であ
る。
【0028】貫通孔22の孔径は、ロービングの太さ、
ロービングの走行速度、マトリックスの性状、マトリッ
クス含浸量等により異なるが、例えば、ロービングのフ
ィラメント径が23μm 、フィラメントの本数が400
0本、ロービングの走行速度が15cm/min、マトリック
スの粘度が約20ポイズ、FRP成形体のガラス含量
(体積含有率)が約50%であるとすると、入口側の貫
通孔の孔径は3mm〜4mm、出口側の貫通孔の孔径は2mm
〜3mmである。
ロービングの走行速度、マトリックスの性状、マトリッ
クス含浸量等により異なるが、例えば、ロービングのフ
ィラメント径が23μm 、フィラメントの本数が400
0本、ロービングの走行速度が15cm/min、マトリック
スの粘度が約20ポイズ、FRP成形体のガラス含量
(体積含有率)が約50%であるとすると、入口側の貫
通孔の孔径は3mm〜4mm、出口側の貫通孔の孔径は2mm
〜3mmである。
【0029】第1側壁14と第2側壁15間には、縦壁
12にほぼ平行に延在する3本のガイド棒24A、24
B、24Cからなるガイド棒の組が、貫通孔22の各段
に対応して上下に離隔して6段設けてある。本実施例で
は、図2に示すように、中央のガイド棒24Bが高い位
置に、両側のガイド棒24A、24Cがそれより低く、
かつ対応する貫通孔22よりも低い位置に設けてある。
図2のガイド棒の位置は、単なる例示であって、ガイド
棒24A、24Cの位置を対応する貫通孔22の位置と
同じ位置にすることも、また貫通孔22の位置よりも高
くすることもできる。更には、貫通孔22の段数をガイ
ド棒24の組の数より多くし、必要に応じて異なる貫通
孔22の列をガイド棒24の組に対応させるようにして
もよい。
12にほぼ平行に延在する3本のガイド棒24A、24
B、24Cからなるガイド棒の組が、貫通孔22の各段
に対応して上下に離隔して6段設けてある。本実施例で
は、図2に示すように、中央のガイド棒24Bが高い位
置に、両側のガイド棒24A、24Cがそれより低く、
かつ対応する貫通孔22よりも低い位置に設けてある。
図2のガイド棒の位置は、単なる例示であって、ガイド
棒24A、24Cの位置を対応する貫通孔22の位置と
同じ位置にすることも、また貫通孔22の位置よりも高
くすることもできる。更には、貫通孔22の段数をガイ
ド棒24の組の数より多くし、必要に応じて異なる貫通
孔22の列をガイド棒24の組に対応させるようにして
もよい。
【0030】図3(a)及び(b)に示すように、ガイ
ド棒24はみがき鋼製或いはステンレス鋼製の丸棒で形
成されており、その両端部が小径部26、26となって
いる。第1側壁14には、図4(b)に示すように、ガ
イド棒24の配置に合致する位置にガイド棒24の一端
(図3(a)の小径部26)を嵌入させる盲孔状に設け
た嵌入孔27が設けてある。ガイド棒24は、各ガイド
棒24の一端が第1側壁14の嵌入孔27に嵌入し、各
ガイド棒24の他端が止め金具25の貫通孔29に貫通
することにより、含浸槽18内に設置される。尚、図4
(b)では、簡単のため3段に積み重ねた止め金具25
と、下から3段目のガイド棒24A、24B及び24C
のみを示してある。
ド棒24はみがき鋼製或いはステンレス鋼製の丸棒で形
成されており、その両端部が小径部26、26となって
いる。第1側壁14には、図4(b)に示すように、ガ
イド棒24の配置に合致する位置にガイド棒24の一端
(図3(a)の小径部26)を嵌入させる盲孔状に設け
た嵌入孔27が設けてある。ガイド棒24は、各ガイド
棒24の一端が第1側壁14の嵌入孔27に嵌入し、各
ガイド棒24の他端が止め金具25の貫通孔29に貫通
することにより、含浸槽18内に設置される。尚、図4
(b)では、簡単のため3段に積み重ねた止め金具25
と、下から3段目のガイド棒24A、24B及び24C
のみを示してある。
【0031】止め金具25は、ガイド棒24の端部を支
持することにより、第1側壁14と協働してガイド棒2
4を含浸槽18内に保持する止め部材であって、金属製
である。止め金具25は、1段のガイド棒毎に一個設け
られ、各段の止め金具25は、図4(a)に示すよう
に、1段のガイド棒24の配置と同じ配置で貫通孔29
を備え、各々″く″字を横にした同じ形状で比較的肉厚
に形成されている。それらは、図4(b)に示すように
積み重なって、ガイド棒24の支持体を構成している。
持することにより、第1側壁14と協働してガイド棒2
4を含浸槽18内に保持する止め部材であって、金属製
である。止め金具25は、1段のガイド棒毎に一個設け
られ、各段の止め金具25は、図4(a)に示すよう
に、1段のガイド棒24の配置と同じ配置で貫通孔29
を備え、各々″く″字を横にした同じ形状で比較的肉厚
に形成されている。それらは、図4(b)に示すように
積み重なって、ガイド棒24の支持体を構成している。
【0032】積み重ねられた止め金具25は、適当な固
定手段により、全体として含浸槽18に固定される。固
定手段としては、両縦壁18に嵌合溝に設け、止め金具
25の両端部をそこに嵌入させるようにしても良く、或
いは通しボルトで止め金具25全体を含浸槽18に固定
するようにすることもできる。図示していないが、止め
金具25が重ね積むときに積み易く、また崩れ難いよう
に、例えば山脈状に隆起した凸部とそれに嵌合する溝状
の凹部をそれぞれ止め金具25の底部と上部に設けて、
積み重ねるとき相互に嵌合させる。以上の構成により、
ガイド棒24を含浸槽18内に簡単に装着し、かつ取り
外すことができる。
定手段により、全体として含浸槽18に固定される。固
定手段としては、両縦壁18に嵌合溝に設け、止め金具
25の両端部をそこに嵌入させるようにしても良く、或
いは通しボルトで止め金具25全体を含浸槽18に固定
するようにすることもできる。図示していないが、止め
金具25が重ね積むときに積み易く、また崩れ難いよう
に、例えば山脈状に隆起した凸部とそれに嵌合する溝状
の凹部をそれぞれ止め金具25の底部と上部に設けて、
積み重ねるとき相互に嵌合させる。以上の構成により、
ガイド棒24を含浸槽18内に簡単に装着し、かつ取り
外すことができる。
【0033】以下に、図4と図5を参照しながら、図1
に示す装置10を使用して、ロービングにマトリックス
を含浸させる方法を説明する。予め、第2側壁15を含
浸槽18から取り外して置き、先ず、不要の貫通孔22
にはプラグ栓等で閉塞し、貫通孔22の数をロービング
群のロービング数に合わせる。但し、図5では、全ての
貫通孔22にロービングを貫通させるものとしている。
次に、最下段に配列するガイド棒24A1 、24B1 及
び24C1 の各々の一端を第1側壁14の対応する嵌入
孔27に嵌入し、かつガイド棒24A1 、24B1 及び
24C1 の各々の他端を止め金具25の貫通孔29に通
した後、該止め金具25を含浸槽の底壁上に置く。
に示す装置10を使用して、ロービングにマトリックス
を含浸させる方法を説明する。予め、第2側壁15を含
浸槽18から取り外して置き、先ず、不要の貫通孔22
にはプラグ栓等で閉塞し、貫通孔22の数をロービング
群のロービング数に合わせる。但し、図5では、全ての
貫通孔22にロービングを貫通させるものとしている。
次に、最下段に配列するガイド棒24A1 、24B1 及
び24C1 の各々の一端を第1側壁14の対応する嵌入
孔27に嵌入し、かつガイド棒24A1 、24B1 及び
24C1 の各々の他端を止め金具25の貫通孔29に通
した後、該止め金具25を含浸槽の底壁上に置く。
【0034】次いで、最下段のガイド棒24A1 、24
B1 及び24C1 に案内させて走行させるロービング列
R1 をその対応する入口貫通孔22A1 に通し、最下段
のガイド棒24A1 、24B1 及び24C1 による案内
に合わせて両縦壁12、12間に配置し、更に対応する
出口貫通孔22B1 に通して最下段のロービング列R1
を含浸槽内に配置する。図5では、ガイド棒24A、2
4B及び24Cは、ロービング列Rがガイド棒24Aの
下、ガイド棒24Bの上、更にガイド棒24Cの下を通
るように案内している。
B1 及び24C1 に案内させて走行させるロービング列
R1 をその対応する入口貫通孔22A1 に通し、最下段
のガイド棒24A1 、24B1 及び24C1 による案内
に合わせて両縦壁12、12間に配置し、更に対応する
出口貫通孔22B1 に通して最下段のロービング列R1
を含浸槽内に配置する。図5では、ガイド棒24A、2
4B及び24Cは、ロービング列Rがガイド棒24Aの
下、ガイド棒24Bの上、更にガイド棒24Cの下を通
るように案内している。
【0035】次いで、最下段の一つ上の段である第2段
のガイド棒24A2 、24B2 及び24C2 の各々の一
端を第1側壁14の対応する嵌入孔27に嵌入し、かつ
それらガイド棒24A2 、24B2 及び24C2 の各々
の他端を別の止め金具25の貫通孔29に通した後、該
別の止め金具25を最下段の止め金具25上に積み重ね
る。次に、第2段のガイド棒に案内させて走行させるロ
ービング列R2 をその対応する入口貫通孔22A2 に通
し、第2段のガイド棒24A2 、24B2 及び24C2
による案内に合わせて両縦壁12、12の間に配置し、
更に対応する出口貫通孔22B2 に通して第2段のロー
ビング列R2 を含浸槽内に配置する。以下同様にして、
各段毎にガイド棒24を含浸槽18内に設置し、更にそ
れらガイド棒24に対応するロービング列Rを配置する
作業を所要の段数まで行う。
のガイド棒24A2 、24B2 及び24C2 の各々の一
端を第1側壁14の対応する嵌入孔27に嵌入し、かつ
それらガイド棒24A2 、24B2 及び24C2 の各々
の他端を別の止め金具25の貫通孔29に通した後、該
別の止め金具25を最下段の止め金具25上に積み重ね
る。次に、第2段のガイド棒に案内させて走行させるロ
ービング列R2 をその対応する入口貫通孔22A2 に通
し、第2段のガイド棒24A2 、24B2 及び24C2
による案内に合わせて両縦壁12、12の間に配置し、
更に対応する出口貫通孔22B2 に通して第2段のロー
ビング列R2 を含浸槽内に配置する。以下同様にして、
各段毎にガイド棒24を含浸槽18内に設置し、更にそ
れらガイド棒24に対応するロービング列Rを配置する
作業を所要の段数まで行う。
【0036】最後に、第2側壁15を取り付けると、ロ
ービングの含浸槽内への配置が完了する。次いで、ロー
ビングを引っ張って緊張させ、続いて、含浸槽18に所
定配合のマトリックスMを図示の液面Lまで収容すると
共にガイド棒24に案内させつつ徐々にロービングRを
引出す。ロービングRは、装置10を通過する間、ガイ
ド棒24により緊張を維持しつつマトリックスM中を一
定の速度で走行することにより、所定量のマトリックス
を含浸させることができる。また、出口側貫通孔22B
で過剰のマトリックスを絞り取らせることにより、各ロ
ービングRについて、含浸するマトリックス量を一定量
に制御できる。
ービングの含浸槽内への配置が完了する。次いで、ロー
ビングを引っ張って緊張させ、続いて、含浸槽18に所
定配合のマトリックスMを図示の液面Lまで収容すると
共にガイド棒24に案内させつつ徐々にロービングRを
引出す。ロービングRは、装置10を通過する間、ガイ
ド棒24により緊張を維持しつつマトリックスM中を一
定の速度で走行することにより、所定量のマトリックス
を含浸させることができる。また、出口側貫通孔22B
で過剰のマトリックスを絞り取らせることにより、各ロ
ービングRについて、含浸するマトリックス量を一定量
に制御できる。
【0037】ロービングの走行速度、ロービングの種
類、マトリックスの性状に応じて、出口側貫通孔22B
の孔径、液面の位置を定めることにより、所望の含浸率
で、各ロービングに均一に、かつ1本のロービングの長
さ方向に均等にマトリックスを含浸させることができ
る。
類、マトリックスの性状に応じて、出口側貫通孔22B
の孔径、液面の位置を定めることにより、所望の含浸率
で、各ロービングに均一に、かつ1本のロービングの長
さ方向に均等にマトリックスを含浸させることができ
る。
【0038】本実施例では、含浸槽18の下には受槽3
0、更にその下には貯槽32が設けてある。樹脂排出管
34が、含浸槽18の底壁16に接続され、開閉弁36
を介して貯槽32に連通しており、含浸槽18内のマト
リックスを貯槽32に排出することができる。受槽30
は、含浸槽18の貫通孔等から漏出したマトリックスを
受け、開閉弁38を備えた樹脂出口管40を介して貯槽
32に漏出したマトリックスを流下させる。尚、貯槽3
2に溜まった樹脂は、外部に排出されるか、適当な手段
で含浸槽18にリサイクルされる。更に、開閉弁42を
備えた樹脂供給管44が、含浸槽18の縦壁及び側壁の
いずれかの適所に接続されており、それを介してマトリ
ックスが含浸槽18に供給される。
0、更にその下には貯槽32が設けてある。樹脂排出管
34が、含浸槽18の底壁16に接続され、開閉弁36
を介して貯槽32に連通しており、含浸槽18内のマト
リックスを貯槽32に排出することができる。受槽30
は、含浸槽18の貫通孔等から漏出したマトリックスを
受け、開閉弁38を備えた樹脂出口管40を介して貯槽
32に漏出したマトリックスを流下させる。尚、貯槽3
2に溜まった樹脂は、外部に排出されるか、適当な手段
で含浸槽18にリサイクルされる。更に、開閉弁42を
備えた樹脂供給管44が、含浸槽18の縦壁及び側壁の
いずれかの適所に接続されており、それを介してマトリ
ックスが含浸槽18に供給される。
【0039】マトリックスの供給方法は、これに限ら
ず、含浸槽18の下部の数箇所、特に下部隅部近傍から
マトリックスを導入し、含浸槽18の上部のオーバーフ
ロー孔からオーバーフローさせることにより、含浸槽1
8内でマトリックスが滞留してゲル化したり硬化したり
するのを防止するようにすることもできる。また、本実
施例では、図示していないが、更には含浸槽18に液面
制御装置を設け、マトリックスMの液面Lが常に一定に
なるようにマトリックスを供給するのが望ましい。
ず、含浸槽18の下部の数箇所、特に下部隅部近傍から
マトリックスを導入し、含浸槽18の上部のオーバーフ
ロー孔からオーバーフローさせることにより、含浸槽1
8内でマトリックスが滞留してゲル化したり硬化したり
するのを防止するようにすることもできる。また、本実
施例では、図示していないが、更には含浸槽18に液面
制御装置を設け、マトリックスMの液面Lが常に一定に
なるようにマトリックスを供給するのが望ましい。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、縦壁が分解容
易な手段で側壁及び底壁に結合されているので、洗浄に
際し容易に分解可能であり、またロービングにはガイド
棒により適度の緊張が与えられているので、過剰の樹脂
がロービングに含浸するのを防止し、かつ縦壁に設けた
ロービング出口側貫通孔によりロービングに含浸した過
剰の樹脂を絞り取るようになっている。よって、ロービ
ングの走行速度、ロービングの種類、樹脂の性状に応じ
て、出口側貫通孔の孔径、液面の位置を定めることによ
り、所望の含浸率で、各ロービングに均一に、かつ1本
のロービングの長さ方向に均等に樹脂を含浸させること
ができる。
易な手段で側壁及び底壁に結合されているので、洗浄に
際し容易に分解可能であり、またロービングにはガイド
棒により適度の緊張が与えられているので、過剰の樹脂
がロービングに含浸するのを防止し、かつ縦壁に設けた
ロービング出口側貫通孔によりロービングに含浸した過
剰の樹脂を絞り取るようになっている。よって、ロービ
ングの走行速度、ロービングの種類、樹脂の性状に応じ
て、出口側貫通孔の孔径、液面の位置を定めることによ
り、所望の含浸率で、各ロービングに均一に、かつ1本
のロービングの長さ方向に均等に樹脂を含浸させること
ができる。
【0041】更に、請求項1の発明によれば、単純なシ
ステムでかつ簡単な構造でありながら、1台のロービン
グ含浸装置により、多数本、例えば数百本から数千本の
ロービング群に樹脂を含浸させることができるので、樹
脂含浸作業の能率が極めて高い。換言すれば、従来のロ
ービング含浸装置では、1台当たり処理できるロービン
グ本数は、100本から200本程度に限られていた
が、本ロービング含浸装置は、従来のロービング含浸装
置より遙に多いロービング本数を処理できる。更に言え
ば、本ロービング含浸装置は、ロービングを多段で走行
させているので、同じ本数のロービングに樹脂を含浸さ
せる場合、ロービング含浸装置の設置に必要とされる敷
地が従来のものより少なくても済む。
ステムでかつ簡単な構造でありながら、1台のロービン
グ含浸装置により、多数本、例えば数百本から数千本の
ロービング群に樹脂を含浸させることができるので、樹
脂含浸作業の能率が極めて高い。換言すれば、従来のロ
ービング含浸装置では、1台当たり処理できるロービン
グ本数は、100本から200本程度に限られていた
が、本ロービング含浸装置は、従来のロービング含浸装
置より遙に多いロービング本数を処理できる。更に言え
ば、本ロービング含浸装置は、ロービングを多段で走行
させているので、同じ本数のロービングに樹脂を含浸さ
せる場合、ロービング含浸装置の設置に必要とされる敷
地が従来のものより少なくても済む。
【0042】また、1台のロービング含浸装置で処理で
きるロービングの本数が多いので、1本当たり無駄にな
る樹脂量が相対的に少なくなり、従って1本当たりのロ
ービングに対する樹脂必要量が従来より小さくて済むの
で、経済的である。また、従来の含浸装置のように含浸
槽内でロービングの走行方向をガイド棒により鋭角に方
向転換していないので、引抜きの際の引張力が小さくて
済む。尚、本発明に係るロービング含浸装置は、連続引
抜き成形法のみならずフィラメントワインディング(F
W)法でも使用できるのは勿論である。
きるロービングの本数が多いので、1本当たり無駄にな
る樹脂量が相対的に少なくなり、従って1本当たりのロ
ービングに対する樹脂必要量が従来より小さくて済むの
で、経済的である。また、従来の含浸装置のように含浸
槽内でロービングの走行方向をガイド棒により鋭角に方
向転換していないので、引抜きの際の引張力が小さくて
済む。尚、本発明に係るロービング含浸装置は、連続引
抜き成形法のみならずフィラメントワインディング(F
W)法でも使用できるのは勿論である。
【0043】請求項2の発明によれば、縦壁が合成樹脂
製の板材で形成されており、ガイド棒が丸棒で形成され
ているので、合成樹脂の平滑性とガイド棒の形状によ
り、貫通孔とガイド棒を通過するロービングに毛羽立ち
が発生し難い。請求項3の発明によれば、ガイド棒に高
低差を設けることにより、適宜な緊張を与えて樹脂含浸
量を調整することができる。
製の板材で形成されており、ガイド棒が丸棒で形成され
ているので、合成樹脂の平滑性とガイド棒の形状によ
り、貫通孔とガイド棒を通過するロービングに毛羽立ち
が発生し難い。請求項3の発明によれば、ガイド棒に高
低差を設けることにより、適宜な緊張を与えて樹脂含浸
量を調整することができる。
【0044】請求項5の発明によれば、縦壁、側壁が分
解可能なため、残った樹脂を容易に洗浄することがで
き、ロービング含浸槽内に残った樹脂が層分離を起こし
たり、劣化したりするのを防ぐことができる。請求項4
及び6の発明によれば、ガイド棒とロービング列を下か
ら1段づつ配置して行くので、多数本のロービング群を
比較的簡単にロービング含浸装置内に配置することがで
きる。
解可能なため、残った樹脂を容易に洗浄することがで
き、ロービング含浸槽内に残った樹脂が層分離を起こし
たり、劣化したりするのを防ぐことができる。請求項4
及び6の発明によれば、ガイド棒とロービング列を下か
ら1段づつ配置して行くので、多数本のロービング群を
比較的簡単にロービング含浸装置内に配置することがで
きる。
【図1】本発明に係るロービング含浸装置の一実施例の
構成を示す部分破断斜視図である。
構成を示す部分破断斜視図である。
【図2】図1の線X−Xでの断面図である。
【図3】図3(a)はガイド棒の構成を示す側面図、図
3(b)は図3(a)の矢視Y−Yでの正面図である。
3(b)は図3(a)の矢視Y−Yでの正面図である。
【図4】図4(a)は止め金具の正面図、図4(b)は
止め金具を使用してガイド棒を取り付ける方法を説明す
る斜視図である。
止め金具を使用してガイド棒を取り付ける方法を説明す
る斜視図である。
【図5】ロービング含浸装置の使用方法を説明する断面
図である。
図である。
【図6】含浸槽から樹脂を回収する系統を説明する模式
図である。
図である。
【図7】連続引抜き成形法の実施装置の一例を示す配置
図である。
図である。
【図8】特開平5−50516号の図1である。
【図9】特開平5−50516号の図2である(図1の
矢視Z−Z)。
矢視Z−Z)。
10 本発明に係るロービング含浸装置の実施例 12 縦壁 14、15 側壁 16 底壁 18 含浸槽 20 植え込みボルト 22 貫通孔 24 ガイド棒 25 止め金具 26 ガイド棒の端部小径部 27 第1側壁の嵌入孔 29 貫通孔 30 受槽 32 貯槽 34 樹脂排出管 36、38、42 開閉弁 40 樹脂出口管 44 樹脂供給管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 70/06 // B29K 105:08
Claims (6)
- 【請求項1】 ロービングを並列に引き並べたロービン
グ列の少なくとも1段を配列してなるロービング群に樹
脂を含浸させるようにしたロービング含浸装置であっ
て、2枚の対向する縦壁、縦壁を繋ぐ2枚の側壁及び底
壁を有して樹脂を収容する含浸槽を備え、 縦壁には、ロービングを通すための貫通孔が、ロービン
グ列のロービング本数より少なくない数で離隔して水平
に並べた配置で、かつその水平な列をロービング列の段
数よりすくなくない段数で離隔して上下に並べた配列で
設けられ、 側壁間には、ガイド棒が縦壁にほぼ平行でかつ貫通孔の
各段に対応するように上下に離隔して設けられているこ
とを特徴とするロービング含浸装置。 - 【請求項2】 前記縦壁は合成樹脂製の板材で形成さ
れ、前記ガイド棒は丸棒で形成されていることを特徴と
する請求項1に記載のロービング含浸装置。 - 【請求項3】 前記貫通孔の各段に対して、前記ガイド
棒が複数本設けられ、かつ各ガイド棒が相互に高低差を
有するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記
載のロービング含浸装置。 - 【請求項4】 前記側壁の一方には前記ガイド棒の一端
を嵌入する盲孔が設けてあり、ガイド棒の他端側には、
1段毎のガイド棒を貫通させる貫通孔をガイド棒の配列
に応じて備え、かつガイド棒の1段毎に積み重ね自在な
止め部材が、少なくともガイド棒の段数だけ積み重ねら
れていて、ガイド棒は、その一端が盲孔に嵌入し、他端
が止め部材の貫通孔に貫通して、含浸槽内に保持され、 かつガイド棒の他端側の側壁は、脱着自在に含浸槽に取
り付けられていることを特徴とする請求項1から3のう
ちのいずれか1項に記載のロービング含浸装置。 - 【請求項5】 前記含浸槽は、その縦壁、側壁及び底壁
が互いに分解容易な手段により結合されてなることを特
徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の
ロービング含浸装置。 - 【請求項6】 ロービングを並列に引き並べたロービン
グ列の少なくとも1段を配列してなるロービング群に樹
脂を含浸させるようにしたロービング含浸装置であっ
て、樹脂を収容する含浸槽を備え、含浸槽が、底壁と、
底壁に連結した2個の対向する縦壁と、該縦壁を繋ぐ対
向した第1側壁と第2側壁とから形成され、縦壁にはロ
ービングを通すための貫通孔が、ロービング列のロービ
ング本数より少なくない数で離隔して水平に並べた配置
で、かつその水平な列をロービング列の段数よりすくな
くない段数で離隔して上下に並べた配列で設けられ、第
1側壁にはガイド棒の一端を嵌入する盲孔が設けてあ
る、ロービング含浸装置を使用してロービングに樹脂を
含浸させる際に、 第2側壁を含浸槽から取り外す工程と、 最下段に配列するガイド棒の各々の一端を第1側壁の対
応する盲孔に嵌入し、かつそれらガイド棒の各々の他端
を止め部材の貫通孔に通した後、該止め部材を含浸槽の
底壁上に置き、更に最下段のガイド棒に案内させて走行
するロービング列をその対応する入口貫通孔に通し、最
下段のガイド棒による案内に合わせて縦壁間に配置し、
対応する出口貫通孔に通して最下段のロービング列を含
浸槽内に配置する工程と、 次いで、最下段の一つ上の段である第2段のガイド棒の
各々の一端を第1側壁の対応する盲孔に嵌入し、かつそ
れらガイド棒の各々の他端を別の止め部材の貫通孔に通
した後、該別の止め部材を前記最下段の止め部材上に積
み重ね、更に第2段のガイド棒に案内させて走行するロ
ービング列をその対応する入口貫通孔に通し、第2段の
ガイド棒による案内に合わせて縦壁間に配置し、対応す
る出口貫通孔に通して第2段のロービング列を含浸槽内
に配置する工程と、 以下同様にして、各段毎にガイド棒を含浸槽内に設置
し、更にそれらガイド棒に対応するロービング列を配置
する作業を所要の段数まで行う工程と、 続いて、第2側壁を含浸槽に取り付ける工程とを有する
ことを特徴とするロービング含浸装置にロービングを配
置する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300900A JPH07125084A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ロービング含浸装置及びロービング配置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300900A JPH07125084A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ロービング含浸装置及びロービング配置方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07125084A true JPH07125084A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17890483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5300900A Pending JPH07125084A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ロービング含浸装置及びロービング配置方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07125084A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006015565A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 長繊維強化樹脂成形材料の製造方法およびその製造装置 |
| JP2017007266A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 学校法人日本大学 | 繊維強化ポリアミド複合材料の引抜製造装置及び引抜製造方法 |
| CN108454138A (zh) * | 2018-02-23 | 2018-08-28 | 重庆国际复合材料股份有限公司 | 一种浸胶模具 |
| KR102365711B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2022-02-21 | 재단법인 한국탄소산업진흥원 | 탄소섬유 복합재 제조 금형 |
| CN114714633A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-08 | 成都金洹科科技有限公司 | 一种散热器绝缘膜的自动贴膜工艺 |
| KR20250023015A (ko) * | 2023-08-09 | 2025-02-18 | 주식회사 피에스지글로벌 | Frp 보강근 제조방법 및 제조장치 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP5300900A patent/JPH07125084A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006015565A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 長繊維強化樹脂成形材料の製造方法およびその製造装置 |
| JP2017007266A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 学校法人日本大学 | 繊維強化ポリアミド複合材料の引抜製造装置及び引抜製造方法 |
| CN108454138A (zh) * | 2018-02-23 | 2018-08-28 | 重庆国际复合材料股份有限公司 | 一种浸胶模具 |
| KR102365711B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2022-02-21 | 재단법인 한국탄소산업진흥원 | 탄소섬유 복합재 제조 금형 |
| CN114714633A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-08 | 成都金洹科科技有限公司 | 一种散热器绝缘膜的自动贴膜工艺 |
| KR20250023015A (ko) * | 2023-08-09 | 2025-02-18 | 주식회사 피에스지글로벌 | Frp 보강근 제조방법 및 제조장치 |
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